JP4059871B2 - 異常検出方法およびそれを利用した基地局装置 - Google Patents

異常検出方法およびそれを利用した基地局装置 Download PDF

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Description

本発明は、異常検出技術に関し、特に装置に対する異常を検出する異常検出方法およびそれを利用した基地局装置に関する。
簡易型携帯電話システムのような無線通信システムにおいて基地局装置が故障した場合、当該基地局装置を介した端末装置のアクセスが不可能になるので、一般的に、通信事業者にとって基地局装置には長期の故障が許されない。そのため、基地局装置は、高い耐久性と自己診断機能を必要とする。特に、自己診断機能によって故障を早期に検出できれば、通信事業者は、基地局装置の交換等の手段によって、基地局装置の長期の故障を防止できる。装置の故障を検出する方法、特に複数のアンテナの異常を検出する方法としては、従来よりVSWR(Voltage Standing Wave Ratio)法が実行されている。VSWR法では、各アンテナからの反射波を検出し、検出した信号をDCに電圧に変換して反射波のレベルを検出する。さらに、反射波のレベルの値が所定のレベルを超えた場合に、アンテナの異常として検出する(例えば、特許文献1参照。)。
特開平9−83418号公報
VSWR法を実行するために、基地局装置は、通信機能を実行するための回路に加えて、VSWR法を実行するための回路を備える必要がある。そのため、回路のサイズが大きくなり、消費電力も増加する。また、基地局装置のコストも増加する。VSWR法は、一般的に送信回路の異常を検出するための方法であり、受信回路の異常を検出できない。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、回路規模の増加を抑えつつ、高精度に装置の異常を検出する異常検出方法およびそれを利用した基地局装置を提供することにある。
本発明のある態様は、基地局装置である。この装置は、通信対象の端末装置に所定のチャネルを割り当て、かつ端末装置に割り当てたチャネルとは別のチャネルを制御信号に割り当てる制御部と、所定のチャネルを割り当てた端末装置と通信しつつ、端末装置に割り当てたチャネルとは別のチャネルが割り当てられた制御信号を定期的に送信する通信部と、通信部を介して、端末装置に割り当てたチャネルおよび制御信号に割り当てたチャネルとは別のチャネルによって、他の基地局装置から制御信号を定期的に受けつけ、当該受けつけた制御信号の品質を測定する測定部と、測定した制御信号の品質にもとづいて、通信部の異常を検出する検出部とを備える。
「チャネル」とは、基地局装置と端末装置などの無線装置間で通信を行うために設定される無線通信路のことをいい、具体的には、FDMA(Frequency Division Multiple Access)の場合は特定の周波数帯域を指し、TDMA(Time Division Multiple Access)の場合は特定のタイムスロットまたはスロットを指し、CDMA(Code Division Multiple Access)の場合は特定の符号系列を指し、SDMA(Space Division Multiple Access)の場合には、特定の空間あるいはパスを指す。ここでは、これらのうちの任意ものとする。
以上の装置により、他の基地局装置から受信した制御信号を使用して通信部の異常を検出するので、通信に使用するための機能で処理でき、装置の規模の増大を抑えられる。また、定期的に制御信号を受信できるので、検出処理を高速に実行できる。また、制御信号に割り当てたチャネルは、端末装置に割り当てたチャネルとは別のため、干渉の影響を小さくできる。
測定部は、受けつけた制御信号の品質として、受けつけた制御信号の強度を測定し、検出部は、測定した制御信号の強度が予め定めたしきい値以下である場合に、通信部の異常を検出したとしてもよい。通信部は、複数のアンテナを含んでおり、測定部は、受けつけた制御信号の品質として、複数のアンテナでそれぞれ受信した制御信号の強度を測定し、検出部は、複数のアンテナでそれぞれ受信した制御信号の強度の相対的な関係にもとづいて、通信部の異常を検出してもよい。
「相対的な関係」とは、複数のアンテナでそれぞれ受信した制御信号の強度のうちの少なくともひとつを基準に設定し、当該基準にもとづいた関係を意味する。
検出部は、複数のアンテナのうちのふたつでそれぞれ受信した制御信号の強度の差違を計算し、当該計算した差違が予め定めたしきい値よりも大きい場合に、複数のアンテナのうちのふたつでそれぞれ受信した制御信号の強度の中で、小さい方の強度に対応したアンテナが含まれた通信部の一部の異常を検出したとしてもよい。検出部は、複数のアンテナのうちのふたつでそれぞれ受信した制御信号の強度の差違を計算し、当該計算した差違が予め定めたしきい値よりも大きい場合に、複数のアンテナのうちのふたつでそれぞれ受信した制御信号の強度の中で、大きい方の強度に対応したアンテナが含まれた通信部の一部の正常を検出したとしてもよい。
「ふたつ」は、複数のアンテナでそれぞれ受信した制御信号の強度のうち、任意のふたつを示すが、所定の規則にもとづいて選択されたふたつ、例えば最大値と最小値であってもよい。
「通信部の一部」とは、通信部に含まれた機能のうち、アンテナと直接または間接に関連した部分を示す。
検出部は、複数のアンテナでそれぞれ受信した制御信号の強度の中で、最大の強度と最小の強度を選択し、複数のアンテナでそれぞれ受信した制御信号の強度が、選択した最大の強度から第1の範囲内の値であり、かつ選択した最小の強度から第2の範囲外の値である場合に当該制御信号の強度に対応したアンテナが含まれた通信部の一部の正常を検出したとしてもよい。検出部は、検出処理を実行している間に、通信部が新たな端末装置からチャネルの割当要求を受けつければ、当該検出処理を中止してもよい。
「第1の範囲」、「第2の範囲」とは、予め規定された領域であり、これらの大きさは任意のものでよい。
「チャネルの割当要求」とは、端末装置が基地局装置にチャネルの割当てを要求する際に送信する信号であり、例えば、端末装置が基地局装置に新規に接続を要求する場合や、スリープ状態の端末装置が復帰する場合に送信される。
本発明の別の態様は、異常検出方法である。この方法は、通信対象の端末装置に割り当てた所定のチャネルと、端末装置に割り当てたチャネルとは別のチャネルであって、かつ制御信号に割り当てたチャネルとは別のチャネルによって、他の基地局装置から制御信号を定期的に受けつけ、当該受けつけた制御信号の品質を測定し、測定した制御信号の品質にもとづいて、端末装置と通信するための機能の異常を検出する。
本発明のさらに別の態様も、異常検出方法である。この方法は、通信対象の端末装置に所定のチャネルを割り当て、かつ端末装置に割り当てたチャネルとは別のチャネルを制御信号に割り当てるステップと、所定のチャネルを割り当てた端末装置と通信しつつ、端末装置に割り当てたチャネルとは別のチャネルが割り当てられた制御信号を定期的に送信するステップと、送信するステップを介して、端末装置に割り当てたチャネルおよび制御信号に割り当てたチャネルとは別のチャネルによって、他の基地局装置から制御信号を定期的に受けつけ、当該受けつけた制御信号の品質を測定するステップと、測定した制御信号の品質にもとづいて、端末装置と通信するための機能の異常を検出するステップとを備える。
測定するステップは、受けつけた制御信号の品質として、受けつけた制御信号の強度を測定し、検出するステップは、測定した制御信号の強度が予め定めたしきい値以下である場合に、端末装置と通信するための機能の異常を検出したとしてもよい。測定するステップは、受けつけた制御信号の品質として、複数のアンテナでそれぞれ受信した制御信号の強度を測定し、検出するステップは、複数のアンテナでそれぞれ受信した制御信号の強度の相対的な関係にもとづいて、端末装置と通信するための機能の異常を検出してもよい。測定するステップは、受けつけた制御信号の品質として、複数のアンテナでそれぞれ受信した制御信号の強度を測定し、検出するステップは、複数のアンテナでそれぞれ受信した制御信号の強度が予め定めたしきい値よりも大きい場合に、複数のアンテナでそれぞれ受信した制御信号の強度の相対的な関係にもとづいて、端末装置と通信するための機能の異常を検出してもよい。検出するステップは、複数のアンテナのうちのふたつでそれぞれ受信した制御信号の強度の差違を計算し、当該計算した差違が予め定めたしきい値よりも大きい場合に、複数のアンテナのうちのふたつでそれぞれ受信した制御信号の強度の中で、小さい方の強度に対応したアンテナが含まれた通信部の一部の異常を検出したとしてもよい。
検出するステップは、複数のアンテナのうちのふたつでそれぞれ受信した制御信号の強度の差違を計算し、当該計算した差違が予め定めたしきい値よりも大きい場合に、複数のアンテナのうちのふたつでそれぞれ受信した制御信号の強度の中で、大きい方の強度に対応したアンテナが含まれた端末装置と通信するための機能の一部の正常を検出したとしてもよい。検出するステップは、複数のアンテナでそれぞれ受信した制御信号の強度の中で、最大の強度と最小の強度を選択し、複数のアンテナでそれぞれ受信した制御信号の強度が、選択した最大の強度から第1の範囲内の値であり、かつ選択した最小の強度から第2の範囲外の値である場合に当該制御信号の強度に対応したアンテナが含まれた端末装置と通信するための機能の一部の正常を検出したとしてもよい。検出するステップは、検出処理を実行している間に、送信するステップが新たな端末装置からチャネルの割当要求を受けつければ、当該検出処理を中止してもよい。
本発明のさらに別の態様は、プログラムである。このプログラムは、通信対象の端末装置に所定のチャネルを割り当て、かつ端末装置に割り当てたチャネルとは別のチャネルを制御信号に割り当て、当該割り当てたチャネルの情報をメモリに記憶するステップと、無線ネットワークを介して、所定のチャネルを割り当てた端末装置と通信しつつ、端末装置に割り当てたチャネルとは別のチャネルが割り当てられた制御信号を定期的に送信するステップと、端末装置に割り当てたチャネルおよび制御信号に割り当てたチャネルとは別のチャネルによって、無線ネットワークを介して、他の基地局装置から制御信号を定期的に受けつけ、当該受けつけた制御信号の品質を測定して、メモリに記憶するステップと、記憶した制御信号の品質にもとづいて、端末装置と通信するための機能の異常を検出するステップとをコンピュータに実行させる。
測定してメモリに記憶するステップは、受けつけた制御信号の品質として、受けつけた制御信号の強度を測定し、検出するステップは、測定した制御信号の強度が予め定めたしきい値以下である場合に、端末装置と通信するための機能の異常を検出したとしてもよい。測定してメモリに記憶するステップは、受けつけた制御信号の品質として、複数のアンテナでそれぞれ受信した制御信号の強度を測定し、検出するステップは、複数のアンテナでそれぞれ受信した制御信号の強度の相対的な関係にもとづいて、端末装置と通信するための機能の異常を検出してもよい。測定してメモリに記憶するステップは、受けつけた制御信号の品質として、複数のアンテナでそれぞれ受信した制御信号の強度を測定し、検出するステップは、複数のアンテナでそれぞれ受信した制御信号の強度が予め定めたしきい値よりも大きい場合に、複数のアンテナでそれぞれ受信した制御信号の強度の相対的な関係にもとづいて、端末装置と通信するための機能の異常を検出してもよい。検出するステップは、複数のアンテナのうちのふたつでそれぞれ受信した制御信号の強度の差違を計算し、当該計算した差違が予め定めたしきい値よりも大きい場合に、複数のアンテナのうちのふたつでそれぞれ受信した制御信号の強度の中で、小さい方の強度に対応したアンテナが含まれた通信部の一部の異常を検出したとしてもよい。
検出するステップは、複数のアンテナのうちのふたつでそれぞれ受信した制御信号の強度の差違を計算し、当該計算した差違が予め定めたしきい値よりも大きい場合に、複数のアンテナのうちのふたつでそれぞれ受信した制御信号の強度の中で、大きい方の強度に対応したアンテナが含まれた端末装置と通信するための機能の一部の正常を検出したとしてもよい。検出するステップは、複数のアンテナでそれぞれ受信した制御信号の強度の中で、最大の強度と最小の強度を選択し、複数のアンテナでそれぞれ受信した制御信号の強度が、選択した最大の強度から第1の範囲内の値であり、かつ選択した最小の強度から第2の範囲外の値である場合に当該制御信号の強度に対応したアンテナが含まれた端末装置と通信するための機能の一部の正常を検出したとしてもよい。検出するステップは、検出処理を実行している間に、送信するステップが新たな端末装置からチャネルの割当要求を受けつければ、当該検出処理を中止してもよい。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、回路規模の増加を抑えつつ、高精度に装置の異常を検出できる。
(実施例1)
本発明を具体的に説明する前に、概要を述べる。本発明の実施例1は、簡易型携帯電話システムの基地局装置に関する。簡易型携帯電話システムは、ひとつのフレーム内に複数のタイムスロットを配置し、タイムスロットを使用して、基地局装置と端末装置間の通信を実行する。さらに、基地局装置は、当該タイムスロットを使用して、端末装置への制御情報を定期的に送信する。なお、制御信号の送信には、端末装置との通信に使用される周波数とは別の周波数を使用する。このような、基地局装置は、通信事業者によって所定の距離の間隔ごとに設置されており、一般的にひとつの基地局装置は、他の基地局装置から送信された制御信号を受信できる。
実施例に係る基地局装置は、他の基地局装置から送信された制御信号を受信し、受信した制御信号にもとづいて、装置の異常を検出する。基地局装置は、受信した制御信号の強度を測定し、測定した強度が予め定めたしきい値より小さければ、装置の異常を検出したとする。また、本実施例に係る基地局装置は複数のアンテナを備えており、異常の検出精度を高めるために、複数のアンテナでそれぞれ受信した制御信号の強度を相対的に比較して、装置の異常を検出する。すなわち、複数の制御信号の強度のうち、ふたつの値を選択し、それらの値の差異が予め定めたしきい値よりも大きければ、小さい方の値に対応したアンテナを異常と判定する。異常の検出処理に関して、後者の相対的な検出処理を実行することによって、基地局装置間の距離が検出結果に及ぼす影響を小さくできる。
なお、基地局装置は一般的に高所に設置されるので、他の基地局装置から送信された制御信号は、フェージング等の影響を受けにくい。また、制御信号の送信には、通信に使用される信号の周波数とは別の周波数を使用するので、干渉の影響を受けにくい。また、制御信号は、定期的に送信されるので、基地局装置は異常の検出処理のためのデータを短い期間で収集できる。
図1は、実施例1に係る通信システム100の構成を示す。通信システム100は、基地局装置10と総称される第1基地局装置10a、第2基地局装置10b、端末装置26、ネットワーク24、監視センタ210を含み、また基地局装置10はアンテナ22を含み、端末装置26はアンテナ34を含む。
基地局装置10は、有線側にネットワーク24を接続し、無線側に端末装置26を接続する。このような構成によって、基地局装置10は、ネットワーク24と端末装置26との間で通信される信号を中継する。また、TDMA/TDDによって複数の端末装置26を接続し、さらにひとつのタイムスロットで複数の端末装置26に対して制御信号を報知する。図示のごとく、複数の基地局装置10を所定の距離だけ隔てて設置する。そのため、例えば、第1基地局装置10aは他の基地局装置10である第2基地局装置10bからの制御信号を受信できる。また、詳細は後述するが、基地局装置10は、他の基地局装置10から送信された制御信号を受信し、受信した信号にもとづいて基地局装置10の異常を検出する。さらに、基地局装置10は、装置の異常を検出した場合に、ネットワーク24を介して、監視センタ210にその旨を通知する。
ネットワーク24はデータや音声などの情報を伝送する。ネットワーク24は基地局装置10の他に、図示しない交換機も接続する。監視センタ210はネットワーク24に接続されており、基地局装置10が異常を検出した場合に基地局装置10からその旨の通知を受けつけ、通信事業者が所定の処理を施す。所定の処理は、通知の内容を表示して通信システム100の管理者に警告するなど、通信システム100の管理者が当該基地局装置10に対して所定の対策を施せるような処理であればよい。
端末装置26は、ユーザによって使用される通信装置であり、基地局装置10に接続される。図の端末装置26は、第1基地局装置10aに接続されているが、ハンドオーバーによって第2基地局装置10bに接続される場合もある。ここでは、ひとつの端末装置26を示しているが、これに限らず複数の端末装置26が基地局装置10に接続されてもよい。なお、基地局装置10と端末装置26との間の無線通信を実行するために、基地局装置10と端末装置26はそれぞれアンテナ22とアンテナ34を備える。
図2は、第1基地局装置10aの構成を示す。第1基地局装置10aは、アンテナ22と総称される第1アンテナ22a、第2アンテナ22b、第Nアンテナ22n、無線部12、信号処理部14、モデム部16、ベースバンド部18、制御部20、検出部212を含む。また、無線部12は、第1無線部12a、第2無線部12b、第N無線部12nを含む。また、信号として、無線部制御信号318、モデム部制御信号320、ベースバンド部制御信号322、信号処理部制御信号330、検出用受信信号340、検出結果信号342を含む。
ベースバンド部18は、ネットワーク24とのインターフェースであり、通信システム100で伝送の対象となる情報信号の送受信処理を行う。また、誤り訂正や自動再送処理がなされてもよいが、ここでは説明を省略する。
モデム部16は、変調処理として、π/4シフトQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)の変調方式によって、送信すべき情報信号を変調する。また、復調処理として、受信信号を復調して、送信された情報信号を再生する。なお、変調処理および復調処理を実行する際に必要な指示は、制御部20からモデム部制御信号320によってなされる。
信号処理部14は、アダプティブアレイアンテナによる送受信処理に必要な信号処理を行う。ここで、アダプティブアレイ信号処理に関しては、後述する。信号処理部14は、制御部20によるチャネルの割当てにもとづいて、少なくともひとつの端末装置26と通信しつつ、当該端末装置26に割り当てたチャネルとは別のチャネルが割り当てられた制御信号を定期的に送信する。ここで、制御信号に含まれる情報の内容は、任意のものでかまわないが、一般的に端末装置26との通信を実行する際に端末装置26に通知しておくべき内容、例えば、基地局装置10の識別番号を含む。
無線部12は、信号処理部14、モデム部16、ベースバンド部18で処理されるベースバンドの信号と無線周波数の信号間の周波数変換処理、増幅処理、ADまたはDA変換処理等を行う。
アンテナ22は、無線周波数の信号を送受信処理する。アンテナの指向性は任意でよく、アンテナ22のアンテナ数は複数、ここではNとされる。
制御部20は、無線部12、信号処理部14、モデム部16、ベースバンド部18のタイミングやチャネル配置を制御する。制御部20は、チャネル配置を次のように実行する。ここで、ひとつのチャネルは、ひとつのタイムスロットに対応する。複数のタイムスロットでひとつのフレームを構成し、さらに複数のフレームが連続的に配置される。ここで、ひとつのフレームは、8つのタイムスロットで構成されており、8つのタイムスロットのうちの4つが上り回線用のタイムスロットとして使用され、残りの4つが下り回線用のタイムスロットとして使用される。通常、制御部20は、ひとつの端末装置26と通信する際に、上り回線用のタイムスロットと下り回線用のタイムスロットのひとつずつを端末装置26に割り当てる。さらに、端末装置26に割り当てたタイムスロットとは別のタイムスロットを制御信号に割り当てる。
検出部212は、他の基地局装置10から受信した制御信号にもとづいて、基地局装置10自体の異常を検出する。すなわち、検出部212は、制御部20において端末装置26に割り当てたタイムスロットおよび送信すべき制御信号に割り当てたタイムスロットとは別のタイムスロットによって、他の基地局装置10から送信された制御信号を定期的に受けつける。その際、当該制御信号は、複数のアンテナ22を介して受けつけられる。なお、受けつけた制御信号は、無線周波数を有していてもよいが、無線部12によって中間周波数、ベースバンドに変換されていてもよく、さらにデジタル信号に変換されていてもよく、ここでは検出用受信信号340と示す。検出部212は、受けつけた制御信号の品質として、受信した制御信号の強度を測定する。
検出部212は、測定した制御信号の品質にもとづいて、無線部12等の通信機能の異常を検出する。具体的には、検出部212は、測定した制御信号の強度を予め定めたしきい値と比較し、当該強度がしきい値よりも大きい場合に、複数の制御信号の強度の相対的な関係にもとづいて、通信機能の異常を検出する。すなわち、検出部212は、複数の制御信号の強度のうち、ふたつの制御信号の強度の差違を計算し、当該計算した差違が予め定めたしきい値よりも大きい場合に、ふたつの制御信号の強度の中で、小さい方の強度に対応したアンテナ22が含まれた通信機能の一部の異常を検出したとする。例えば、第1アンテナ22aで受信した制御信号の強度が、前述の小さい方の強度に相当すれば、第1アンテナ22aおよび第1アンテナ22aに接続された無線部12の一部の異常を検出したとする。
なお、複数の制御信号の強度の相対的な関係にもとづく、通信機能の異常の検出は次の通りであってもよい。検出部212は、複数の制御信号の強度のうち、ふたつの制御信号の強度の差違を計算し、当該計算した差違が予め定めたしきい値よりも大きい場合に、ふたつの制御信号の強度の中で、大きい方の強度に対応したアンテナ22が含まれた通信機能の一部の正常を検出したとする。以上の処理の結果、検出部212が異常を検出すれば、検出結果信号342として出力する。さらに、検出部212は、前述の検出処理を実行している間に、基地局装置10が新たな端末装置26からチャネルの割当要求を受けつければ、当該検出処理を中止する。すなわち、端末装置26に対する処理を優先する。
図3は、フレームフォーマットを示す。これは簡易型携帯電話システムのフレームフォーマットである。前述のごとく、ひとつのフレームは、「第1タイムスロット」から「第4タイムスロット」で示した4つの上り回線用のタイムスロットと、「第5タイムスロット」から「第8タイムスロット」で示した4つの上り回線用のタイムスロットを含む。なお、それぞれのタイムスロットは、端末装置26や制御信号に割り当てられる。また、図では、ひとつのフレームをタイムスロットの連続した配置によって示したが、実際は時間的にタイムスロットが連続するものの、制御信号に割り当てたタイムスロットは、端末装置26に割り当てたタイムスロットとは別の周波数に配置される。
さらに、ひとつのタイムスロットのデータ構造も併せて示す。タイムスロットの先頭から4シンボルの間に、タイミング同期に使用するためのプリアンブルが、それに続く8シンボルの間に、ユニークワードが配置されている。プリアンブルとユニークワードは、基地局装置10や端末装置26にとって既知であるため、後述するトレーニング信号としても使用できる。本実施例では、説明の簡略化のために図3に示した簡易型携帯電話システムのフレームフォーマットを対象にして説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
図4は、第1無線部12aの構成を示す。第1無線部12aは、スイッチ部36、受信部38、送信部40を含む。さらに、受信部38は、周波数変換部42、直交検波部44、AGC(Automatic Gain Control)46、AD変換部48を含み、送信部40は、増幅部50、周波数変換部52、直交変調部54、DA変換部56を含む。また、信号として、デジタル受信信号300と総称される第1デジタル受信信号300a、デジタル送信信号302と総称される第1デジタル送信信号302aを含む。
スイッチ部36は、無線部制御信号318の指示にもとづいて、受信部38と送信部40に対する信号の入出力を切りかえる。
受信部38の周波数変換部42と送信部40の周波数変換部52は、無線周波数の信号とひとつまたは複数の中間周波数の信号間の周波数変換を行う。
直交検波部44は、中間周波数の信号から直交検波によって、ベースバンドのアナログ信号を生成する。なお、一般的にベースバンドの信号は同相成分と直交成分のふたつの成分を含んでいるので、ふたつの信号線によって示されるべきであるが、ここでは図の明瞭性からベースバンド信号をひとつの信号線によって示す。以下も同様である。一方、直交変調部54は、ベースバンドのアナログ信号から直交変調によって、中間周波数の信号を生成する。
AGC46は、ベースバンドのアナログ信号の振幅をAD変換部48のダイナミックレンジ内の振幅にするために、利得を自動的に制御する。
AD変換部48は、ベースバンドのアナログ信号をデジタル信号に変換し、DA変換部56は、ベースバンドのデジタル信号をアナログ信号に変換する。ここで、AD変換部48から出力されるデジタル信号をデジタル受信信号300、DA変換部56に入力されるデジタル信号をデジタル送信信号302とする。
増幅部50は、送信すべき無線周波数の信号を増幅する。
図5は、検出部212の構成を示す。検出部212は、測定部214、第1比較部216、強度差導出部218、第2比較部220、判定部222を含む。
測定部214は、検出用受信信号340を入力して、検出用受信信号340の品質を測定する。ここで、検出用受信信号340は、複数のアンテナ22で受信した制御信号に対応するので、アンテナ22の数に応じた成分を含む。また、前述のごとく、検出用受信信号340の周波数帯は任意のものでよく、例えば、図4に示した周波数変換部42や直交検波部44からの出力信号に相当する。ここで、測定部214は、複数の制御信号に対する品質として、受信RSSI値を測定する。
第1比較部216は、測定部214で測定した複数の受信RSSI値を入力し、それらを予め定めたしきい値と比較する。しきい値以下の受信RSSI値が存在すれば、その旨をアンテナ22に通知する。また、しきい値よりも大きな値の受信RSSI値に関しては、強度差導出部218に出力する。
強度差導出部218は、測定部214で測定した複数の受信RSSI値のうち、第1比較部216から入力された受信RSSI値に対して、正常あるいは異常か未判定の受信RSSI値の中での最大値と最小値を選択する。さらに、最大値と最小値の差を計算する。第2比較部220は、強度差導出部218で計算した差を予め定めたしきい値と比較する。計算した差がしきい値よりも小さければ、最小値に対応した制御信号を受信したアンテナ22が含まれた通信機能に対して、正常であるとの判定を行う。一方、計算した差がしきい値以上であれば、最小値に対応した制御信号を受信したアンテナ22が含まれた通信機能に対して、異常であるとの判定を行う。異常を検出すれば、その旨を判定部222に通知する。さらに、未判定の受信RSSI値に対して、強度差導出部218と第2比較部220は以上の処理を繰り返し実行する。
判定部222は、第1比較部216と第2比較部220が異常を検出した場合に、第1比較部216と第2比較部220からその旨を受けつけ、最終的に対応した通信機能の異常を判定する。例えば、第1アンテナ22aおよび第1アンテナ22aに接続された無線部12の一部の異常を判定する。その結果は、検出結果信号342として出力される。
図6は、信号処理部14の構成を示す。信号処理部14は、参照信号生成部72、受信ウエイトベクトル計算部70、合成部68、受信応答ベクトル計算部200、送信ウエイトベクトル計算部76、分離部74を含む。さらに、合成部68は、乗算部78と総称される第1乗算部78a、第2乗算部78b、第N乗算部78n、加算部80を含み、分離部74は、乗算部82と総称される第1乗算部82a、第2乗算部82b、第N乗算部82nを含む。
また、信号として、合成信号304、分離前信号306、受信ウエイトベクトル308と総称される第1受信ウエイトベクトル308a、第2受信ウエイトベクトル308b、第N受信ウエイトベクトル308n、送信ウエイトベクトル310と総称される第1送信ウエイトベクトル310a、第2送信ウエイトベクトル310b、第N送信ウエイトベクトル310n、参照信号312、受信応答ベクトル402を含む。
参照信号生成部72は、図2に示したプリアンブル信号を記憶しており、トレーニング期間中は、記憶したプリアンブル信号を参照信号312として出力し、トレーニング終了後は、合成信号304を判定して判定した信号を参照信号312として出力する。なお、トレーニング期間の終了は、図示しない制御部20からの信号処理部制御信号330によって通知されるものとする。
受信ウエイトベクトル計算部70は、デジタル受信信号300の重み付けに必要な受信ウエイトベクトル308を、RLS(Recursive Least Squares)アルゴリズムやLMS(Least Mean Squares)アルゴリズムなどの適応アルゴリズムによって計算する。なお、適応アルゴリズムの演算は、デジタル受信信号300、合成信号304、参照信号312にもとづいてなされる。例えば、LMSアルゴリズムは次のように示される。
Figure 0004059871
ここで、Wは受信ウエイトベクトル308、μは忘却係数、uは、デジタル受信信号300、eは符号間干渉を示した誤差、すなわち合成信号304と参照信号312との間の誤差を示す。
乗算部78は、デジタル受信信号300を受信ウエイトベクトル308で重み付けする。加算部80は、乗算部78からの出力を加算して、合成信号304を出力する。
受信応答ベクトル計算部200は、送信信号に対する受信信号の受信応答特性として受信応答ベクトル402を計算する。ここでは、説明の便宜のため端末装置26の数を2とするが、そのうち第1の端末装置26が通信対象であり、第2の端末装置26は通信対象でなく干渉源に相当する。そのため、第2の端末装置に関する信号は、図示しない別の信号処理部14から入力されているものとする。なお、干渉源としての第2の端末装置26を考慮しない場合は、以下の説明から第2の端末装置26に関連する項を削除してもよい。また、説明の便宜のためにアンテナ22の数を4とする。デジタル受信信号300に対応した入力信号ベクトルX(t)は、次のように示される。
Figure 0004059871
ここで、Srxi(t)は、i番目の端末装置26が送信した信号を示す。さらに、X(t)は、前述のごとく入力信号ベクトルであり、デジタル受信信号300のそれぞれをRXj(t)とすれば、次のように示される。なお、jは図示しないアンテナ22の番号であり、Tは行列の転置を示す。
Figure 0004059871
また、Hiは受信応答ベクトル402であり、j番目のアンテナ22で受信されたi番目の端末装置26からの信号の応答係数をhijで示せば、Hiは次のように示される。
Figure 0004059871
さらに、N(t)は雑音ベクトルであり、j番目のアンテナ22で受信された信号、すなわちj番目のデジタル受信信号300に含まれた雑音をnj(t)で示せば、N(t)は次のように示される。
Figure 0004059871
ここで、信号処理部14においてアダプティブアレイが正常に動作していれば、複数の端末装置26からの信号を分離できるので、前述のSrxi(t)はすべて既知の信号になる。なお、この条件に関係なく、トレーニング信号の期間においても、前述のSrxi(t)はすべて既知の信号になる。これらを利用すれば、受信応答ベクトル402は以下の通りに導出できる。
第1の端末装置26からの信号Srx1(t)にもとづいて、アンサンブル平均を計算すれば、次のように示される。
Figure 0004059871
ここで、Eはアンサンブル平均を示すが、ここではアンサンブル平均の処理を時間平均の処理におきかえるものとする。時間平均の処理が十分長い期間実行されれば、次のようになる。
Figure 0004059871
これは、Srx1(t)とSrx2(t)の間に相関がなく、さらにSrx1(t)とN(t)の間に相関がないためである。以上のように受信応答ベクトル402に対応したH1は、次のように示される。
Figure 0004059871
送信ウエイトベクトル計算部76は、分離前信号306の重み付けに必要な送信ウエイトベクトル310を、受信応答特性である受信ウエイトベクトル308や受信応答ベクトル402から推定する。送信ウエイトベクトル310の推定方法は、任意とするが、最も簡易な方法として、受信ウエイトベクトル308をそのまま使用すればよい。あるいは、受信処理と送信処理の時間差で生じる伝搬環境のドップラー周波数変動を考慮して、従来の技術によって、受信ウエイトベクトル308あるいは受信応答ベクトル402を補正してもよい。ここでは説明の簡略化のため、送信ウエイトベクトル310の推定に受信応答ベクトル402を使用するものとするが、図示しない信号線によって入力した受信ウエイトベクトル308を使用してもよい。
複数の端末装置26のそれぞれに対応した受信応答ベクトル402は、受信応答ベクトル計算部200で既に導出されている。受信応答ベクトル402に対して前述のような推定を行って、受信応答ベクトル402に対する予測値が以下のように示される。
Figure 0004059871
ここでも受信応答ベクトル計算部200の説明と同様にアンテナ22の数を4とした。なお、qは、q番目の端末装置26を示し、1番目の端末装置26以外は、1番目の端末装置26に対して干渉源となるべき端末装置26に相当する。また、iは時刻である。第1の端末装置26に対する送信ウエイトベクトル310は、次のように示される。
Figure 0004059871
ここで、qは2以上とする。さらに、拘束条件として、以下の条件c1)、c2)を課す。
Figure 0004059871
なお、送信ウエイトベクトル310の推定はこれに限られず、疑似相関値を使用する方法やビームを所定の端末装置26に向ける方法によってなされてもよい。特に、疑似相関値を使用する方法に関しては、例えば、文献:T.Ohgane, Y.Ogawa, and K.Itoh, Proc.VTC‘97, vol.2, pp.725−729, May 1997等に記載されている。
乗算部82は、分離前信号306を送信ウエイトベクトル310で重み付けし、デジタル送信信号302を出力する。
この構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリのロードされた予約管理機能のあるプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
図7は、検出部212による異常検出処理の手順を示すフローチャートである。検出部212は、測定した複数の制御信号の受信RSSI値に対して、絶対強度による判定を行い(S10)、それに続いて、相対強度による判定を行う(S12)。すなわち、異常の検出を2段階で実行する。なお、絶対強度による判定と相対強度による判定の詳細は、後述する。
図8は、絶対強度による判定処理の手順を示すフローチャートである。図8に示したフローチャートは、図7の絶対強度による判定に相当する。制御部20によってフレーム同期が確立していれば(S20のY)、測定部214は、アンテナ22を単位にして、検出用受信信号340から受信RSSI値を取得する(S22)。ここで、アンテナ22の識別番号を「x」で示し、初期値として「x=1」とする(S24)。なお、「x」の最大値は、アンテナ22の数である。第1比較部216は、x番目のアンテナ22に対して、受信RSSI値がしきい値よりも大きければ(S26のY)、x番目のアンテナ22を正常と判定する(S28)。
また、x番目のアンテナ22に対して、受信RSSI値がしきい値よりも大きくなければ(S26のN)、x番目のアンテナ22を異常と判定する(S30)。また、その結果を判定部222に出力する。すべてのアンテナ22に対して以上の処理を終了していなければ(S32のN)、xに1増加して(S34)、ステップ26からの処理を繰り返し実行する。一方、すべてのアンテナ22に対して以上の処理を終了していれば(S32のY)、あるいは制御部20によってフレーム同期が確立していなければ(S20のN)、処理を終了する。
図9は、相対強度による判定処理の手順を示すフローチャートである。図9に示したフローチャートは、図7の相対強度による判定に相当する。強度差導出部218は、第1比較部216から受信RSSI値を受けつける(S40)。なお、強度差導出部218が受けつける受信RSSI値は、第1比較部216において異常と判定されなかったものだけであってもよい。強度差導出部218は、異常と判定されなかったアンテナ22に対する受信RSSI値のうち、最大値と最小値を選択し、それらの差を計算する(S42)。
第2比較部220は、差がしきい値より大きければ(S44のY)、最小値に対応したアンテナ22および通信機能の一部を異常と判定する(S46)。また、その結果を判定部222に出力する。未判定のアンテナ22に対応した受信RSSI値がふたつ以上あれば(S48のY)、強度差導出部218と第2比較部220は、ステップ42からの処理を繰り返し実行する。一方、第2比較部220は、差がしきい値より大きくなければ(S44のN)、あるいは未判定のアンテナ22に対応した受信RSSI値がふたつ以上なければ(S48のN)、対応したアンテナ22および通信機能の一部を正常と判定する(S50)。
図10は、相対強度による判定処理の手順を示すフローチャートである。図10は、図9と同様に、図7の相対強度による判定に相当する。図10の判定処理は、図9の判定処理と判定方法が異なる。強度差導出部218は、第1比較部216から受信RSSI値を受けつける(S60)。なお、強度差導出部218が受けつける受信RSSI値は、第1比較部216において異常と判定されなかったものだけであってもよい。強度差導出部218は、異常と判定されなかったアンテナ22に対する受信RSSI値のうち、最大値と最小値を選択し、それらの差を計算する(S62)。
第2比較部220は、差がしきい値より大きければ(S64のY)、最大値に対応したアンテナ22および通信機能の一部を正常と判定する(S66)。また、その結果を判定部222に出力する。未判定のアンテナ22に対応した受信RSSI値がふたつ以上あれば(S68のY)、強度差導出部218と第2比較部220は、ステップ62からの処理を繰り返し実行する。一方、第2比較部220は、差がしきい値より大きくなければ(S64のN)、あるいは未判定のアンテナ22に対応した受信RSSI値がふたつ以上なければ(S68のN)、対応したアンテナ22および通信機能の一部を正常と判定する(S70)。その結果、判定されなかったアンテナ22および通信機能の一部を異常と判定する。
受信RSSI値のうち最大値と最小値を選択し、それらの差をしきい値と比較する点で、図9と図10の検出方法は同一であるが、差がしきい値より大きい場合に、図9は異常なアンテナ22を検出し、図10は正常なアンテナ22を検出する点で異なる。すなわち、図9では最大値の受信RSSI値を基準にし、図10では最小値の受信RSSI値を基準にしている。
図11は、検出部212による異常検出処理の手順を示すフローチャートである。これは、基地局装置10が端末装置26からチャネル割当要求を受信した場合に相当する。制御部20が割り当てたチャネルに空きチャネルがあり(S80のY)、すなわちひとつのフレームの中に使用していないタイムスロットがあり、端末装置26から新規のチャネル割当要求がなければ(S82のN)、検出部212は、前述した検出処理を実行する(S84)。また、制御部20が割り当てたチャネルに空きチャネルがなく(S80のN)、あるいは端末装置26から新規のチャネル割当要求があれば(S82のY)、検出部212は、前述した検出処理を中止する(S86)。
本実施例では、異常検出の処理のために所定のタイムスロットを使用する。他のタイムスロットが使用されていなければ、端末装置26からのチャネル割当要求に対して、他のタイムスロットを割り当てるので、異常検出の処理を継続する。一方、他のタイムスロットが使用されていれば、端末装置26からのチャネル割当要求に対して、異常検出の処理を中断して、異常検出の処理のために使用していたタイムスロットを当該端末装置26に割り当てる。このように、異常検出の処理よりも端末装置26の通信を優先するので、本実施例によって、端末装置26の新規接続は妨害されない。
以上の構成による検出部212の動作を説明する。測定部214は、複数のアンテナ22にそれぞれ対応した複数の受信RSSI値を測定する。ここで、アンテナ22の数は4であるとし、第1アンテナ22aに対応した受信RSSI値を第1受信RSSI値と定義する。同様に、第2受信RSSI値から第4受信RSSI値も定義する。第1比較部216は、第1受信RSSI値から第4受信RSSI値をしきい値と比較する。ここで、第4受信RSSI値がしきい値よりも大きくないので、第4アンテナ22dおよびそれに対応した通信機能が異常であると判定する。
強度差導出部218は、第1受信RSSI値から第3受信RSSI値のうち、最大値の第1受信RSSI値と最小値の第3受信RSSI値を選択し、それらの差を計算する。第2比較部220は、差がしきい値よりも大きいので、第3アンテナ22cおよびそれに対応した通信機能が異常であると判定する。また、強度差導出部218は、第1受信RSSI値と第2受信RSSI値のうち、最大値の第1受信RSSI値と最小値の第2受信RSSI値を選択し、それらの差を計算する。第2比較部220は、差がしきい値以下であるので、第1アンテナ22aと第2アンテナ22bおよびそれらに対応した通信機能が正常であると判定する。
本発明の実施例によれば、定期的に送信された制御信号を使用するので、短い期間で異常を検出できる。また、高所に設置された基地局装置からの制御信号を使用するので、安定した信号を使用でき、統計処理を行う場合であっても、その期間を短くできる。また、高所に設置された基地局装置からの制御信号を使用するので、安定した信号を使用でき、高精度に異常を検出できる。また、追加の回路が不要であり、コストの増加を抑えられる。また、追加の回路が不要であり、サイズの増加を抑えられる。また、追加の回路が不要であり、消費電力の増加を抑えられる。また、追加の回路が不要であり、基地局装置自体の性能を低下させない。また、受信回路の異常も検出できる。また、検出処理よりも新たに接続を要求する端末装置に対する処理を優先するので、新たに接続を要求する端末装置に影響を与えない。また、絶対強度による判定に加えて、相対強度による判定を実行するので、基地局装置間の距離の影響を考慮でき、検出精度を向上できる。
(実施例2)
本発明の実施例2は、実施例1と同様に、簡易型携帯電話システムの基地局装置における異常の検出処理に関する。実施例2に係る基地局装置は、実施例1と同様に、他の基地局装置から送信された制御信号を受信し、受信した制御信号にもとづいて、装置の異常を検出する。しかしながら、異常を検出する際の判定処理が実施例1と異なる。基地局装置は、受信した制御信号の強度を測定し、測定した強度が予め定めたしきい値より小さければ、装置の異常を検出したとする。また、本実施例に係る基地局装置は、異常の検出精度を高めるために、複数のアンテナでそれぞれ受信した制御信号の強度を相対的に比較して、装置の異常を検出する。
すなわち、複数の制御信号の強度のうち、最大値と最小値を選択し、複数の制御信号の強度をこれらの最大値と最小値と比較して、異常を検出する。すなわち、最大値に近く、最小値から離れている場合に正常であると判定し、その逆の場合に異常であると判定する。異常の検出処理において、固定した基準を設けて判定を実行するので、処理の精度が高くなる。また、基準には、複数の制御信号の強度のうちで最も離れた値のふたつを選択するので、ノイズ等に対する余裕が大きくなり、処理の精度が高くなる。
実施例2に係る基地局装置10、第1無線部12a、信号処理部14は、それぞれ図2の基地局装置10、図4の第1無線部12a、図6の信号処理部14と同じタイプに係る。そのため、これらの説明を省略する。
図12は、実施例2に係る検出部212の構成を示す。検出部212は、図5の検出部212に対して選択部224を付加したものである。
選択部224は、測定部214で測定した複数の受信RSSI値のうち、第1比較部216から入力された受信RSSI値に対して、最大値と最小値を選択する。これらを基準値として強度差導出部218に出力する。
強度差導出部218は、測定部214で測定した複数の受信RSSI値のうち、第1比較部216から入力された受信RSSI値に対して、前述の最大値と最小値との差をそれぞれ計算する。すなわち、判定対象の受信RSSI値に対して、最大値と最小値とのふたつの差をそれぞれ計算する。強度差導出部218は、計算したふたつの差を予め定めたしきい値と比較する。計算した差のうちの最大値との差が第1のしきい値より小さく、かつ計算した差のうちの最小値との差が第2のしきい値よりも大きければ、当該受信RSSI値に対応したアンテナ22が含まれた通信機能に対して、正常であるとの判定を行う。一方、上記の条件が成り立たない場合は、当該受信RSSI値に対応したアンテナ22が含まれた通信機能に対して、異常であるとの判定を行う。異常を検出すれば、その旨を判定部222に通知する。さらに、未判定の受信RSSI値に対して、強度差導出部218と判定部222は以上の処理を繰り返し実行する。
実施例2では、基準値として最も値の離れた最大値と最小値を選択するので、ノイズ等に対する余裕が大きくなり、さらに基準値としての最大値と最小値を固定して判断するので、誤検出が少なくなる。そのため、検出精度を向上できる。
図13は、検出部212による異常検出処理の手順を示すフローチャートである。図13に示したフローチャートは、図7の相対強度による判定に相当する。強度差導出部218と選択部224は、第1比較部216から受信RSSI値を受けつける(S100)。なお、強度差導出部218と選択部224が受けつける受信RSSI値は、第1比較部216において異常と判定されなかったものだけであってもよい。選択部224は、異常と判定されなかったアンテナ22に対する受信RSSI値のうち、最大値と最小値を選択し(S102)、それらを基準値として強度差導出部218に出力する。ここで、アンテナ22の識別番号を「x」で示し、初期値として「x=1」とする(S104)。
強度差導出部218と第2比較部220は、x番目のアンテナ22に対応した受信RSSI値に対して、受信RSSI値と最大値の差が第1のしきい値よりも小さく、かつ受信RSSI値と最小値の差が第2のしきい値よりも大きければ(S106のY)、x番目のアンテナ22および通信機能の一部を正常と判定する(S108)。一方、強度差導出部218と第2比較部220は、x番目のアンテナ22に対応した受信RSSI値に対して、受信RSSI値と最大値の差が第1のしきい値よりも小さくなく、あるいは受信RSSI値と最小値の差が第2のしきい値よりも大きくなければ(S106のN)、x番目のアンテナ22および通信機能の一部を異常と判定する(S110)。すべてのアンテナ22に対して以上の処理を終了していなければ(S112のN)、xに1増加して(S114)、ステップ106からの処理を繰り返し実行する。一方、すべてのアンテナ22に対して以上の処理を終了していれば(S112のY)、処理を終了する。
以上の構成による検出部212の動作を説明する。測定部214は、複数のアンテナ22にそれぞれ対応した複数の受信RSSI値を測定する。ここで、アンテナ22の数は4であるとし、第1アンテナ22aに対応した受信RSSI値を第1受信RSSI値と定義する。同様に、第2受信RSSI値から第4受信RSSI値も定義する。第1比較部216は、第1受信RSSI値から第4受信RSSI値をしきい値と比較する。ここで、第4受信RSSI値がしきい値よりも大きくなかったので、第4アンテナ22dおよびそれに対応した通信機能が異常であると判定する。
選択部224は、第1受信RSSI値から第3受信RSSI値のうち、最大値の第1受信RSSI値と最小値の第3受信RSSI値を選択し、それらを強度差導出部218に出力する。強度差導出部218と第2比較部220は、判定対象として第1受信RSSI値を選択し、第1受信RSSI値に対して、最大値との差が第1のしきい値よりも小さく、最小値との差が第2のしきい値よりも大きいので、第1アンテナ22aおよびそれに対応した通信機能が正常であると判定する。強度差導出部218と第2比較部220は、判定対象として第2受信RSSI値を選択し、第2受信RSSI値に対して、最大値との差が第1のしきい値よりも小さく、最小値との差が第2のしきい値よりも大きいので、第2アンテナ22bおよびそれに対応した通信機能が正常であると判定する。さらに、強度差導出部218と第2比較部220は、判定対象として第3受信RSSI値を選択し、第3受信RSSI値に対して、最大値との差が第1のしきい値よりも大きく、最小値との差が第2のしきい値よりも小さいので、第3アンテナ22cおよびそれに対応した通信機能が異常であると判定する。
本発明の実施例によれば、最大値と最小値を基に選択し、当該選択した基準にもとづいて異常を検出するので、検出精度を向上できる。また、検出処理を通じて固定の基準を設けるので、検出精度を向上できる。また、最大値と最小値を基準に選択するので、ノイズに対する余裕を大きくできる。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本発明の実施例1と2において、通信システム100を簡易型携帯電話システムとした。しかしながらこれに限らず例えば、携帯電話システム、第3世代携帯電話システム、FWA(Fixed Wireless Access)システムであってもよい。本変形例によれば、さまざまな通信システム100に本発明を適用できる。つまり、基地局装置10が所定のチャネルを制御信号に割り当てていればよい。
本発明の実施例1と2において、測定部214は、制御信号の品質として制御信号の強度を測定している。しかしながらこれに限らず例えば、測定部214は、制御信号の品質として誤り率やEVM(Error Vector Magnitude)を測定してもよい。本変形例によれば、制御信号の品質をさらに詳細に測定できる。つまり、通信に影響を及ぼす品質が取得できればよい。
本発明の実施例1と2において、検出部212は、絶対強度による判定と相対強度による判定を連続して実行している。しかしながらこれに限らず例えば、絶対強度による判定と相対強度による判定のうちのいずれかを実行してもよい。前者の場合、検出部212は、測定した制御信号の強度を予め定めたしきい値と比較し、当該強度がしきい値以下である場合に、基地局装置10の通信機能の異常を検出する。後者の場合は、複数の制御信号の強度の相対的な関係にもとづいて、基地局装置10の通信機能の異常を検出する。本変形例によれば、処理を簡略にできる。つまり、基地局装置10の通信機能の異常が検出できればよい。
本発明の実施例1と2において、基地局装置10は、信号処理部14によってアダプティブアレイ処理を実行している。しかしながらこれに限らず例えば、基地局装置10は、複数のアンテナ22を備えてダイバーシチ処理を実行してもよい。本変形例によれば、様々な基地局装置10に対して本発明を適用できる。つまり、複数のアンテナ22を備えていればよい。
本発明の実施例1と2の組合せも有効である。当該組合せによれば、実施例1と2の効果を得られる。
実施例1に係る通信システムの構成を示す図である。 図1の第1基地局装置の構成を示す図である。 実施例1に係るフレームフォーマットを示す図である。 図2の第1無線部の構成を示す図である。 図2の検出部の構成を示す図である。 図2の信号処理部の構成を示す図である。 図5の検出部による異常検出処理の手順を示すフローチャートである。 図7の絶対強度による判定処理の手順を示すフローチャートである。 図7の相対強度による判定処理の手順を示すフローチャートである。 図7の相対強度による判定処理の手順を示すフローチャートである。 図5の検出部による異常検出処理の手順を示すフローチャートである。 実施例2に係る検出部の構成を示す図である。 図12の検出部による異常検出処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10 基地局装置、 12 無線部、 14 信号処理部、 16 モデム部、 18 ベースバンド部、 20 制御部、 22 アンテナ、 24 ネットワーク、 26 端末装置、 34 アンテナ、 36 スイッチ部、 38 受信部、 40 送信部、 42 周波数変換部、 44 直交検波部、 46 AGC、 48 AD変換部、 50 増幅部、 52 周波数変換部、 54 直交変調部、 56 DA変換部、 68 合成部、 70 受信ウエイトベクトル計算部、 72 参照信号生成部、 74 分離部、 76 送信ウエイトベクトル計算部、 78 乗算部、 80 加算部、 82 乗算部、 100 通信システム、 200 受信応答ベクトル計算部、 210 監視センタ。

Claims (2)

  1. 通信対象の端末装置に所定のチャネルを割り当て、かつ前記端末装置に割り当てたチャネルとは別のチャネルを制御信号に割り当てる制御部と、
    複数のアンテナを含み、所定のチャネルを割り当てた端末装置と通信しつつ、前記端末装置に割り当てたチャネルとは別のチャネルが割り当てられた制御信号を定期的に送信する通信部と、
    前記通信部を介して、前記端末装置に割り当てたチャネルおよび前記制御信号に割り当てたチャネルとは別のチャネルによって、他の基地局装置から制御信号を前記複数のアンテナでそれぞれ定期的に受けつけ、当該受けつけた制御信号の品質を測定する測定部と、
    前記複数のアンテナでそれぞれ受信した制御信号の強度の中で、最大の強度と最小の強度を選択し、前記複数のアンテナでそれぞれ受信した制御信号の強度が、選択した最大の強度から第1の範囲内の値であり、かつ選択した最小の強度から第2の範囲外の値であれば、当該制御信号の強度に対応したアンテナが含まれた前記通信部の一部の正常を検出したとする検出部と、
    を備えることを特徴とする基地局装置。
  2. 通信対象の端末装置に所定のチャネルを割り当て、かつ前記端末装置に割り当てたチャネルとは別のチャネルを制御信号に割り当てる制御部と、
    複数のアンテナを含み、所定のチャネルを割り当てた端末装置と通信しつつ、前記端末装置に割り当てたチャネルとは別のチャネルが割り当てられた制御信号を定期的に送信する通信部と、
    前記通信部を介して、前記端末装置に割り当てたチャネルおよび前記制御信号に割り当てたチャネルとは別のチャネルによって、他の基地局装置から制御信号を前記複数のアンテナでそれぞれ定期的に受けつけ、当該受けつけた制御信号の品質を測定する測定部と、
    前記複数のアンテナでそれぞれ受信した制御信号の強度が予め定めたしきい値よりも大きい場合に、前記複数のアンテナでそれぞれ受信した制御信号の強度の中で、最大の強度と最小の強度を選択し、前記複数のアンテナでそれぞれ受信した制御信号の強度が、選択した最大の強度から第1の範囲内の値であり、かつ選択した最小の強度から第2の範囲外の値であれば、当該制御信号の強度に対応したアンテナが含まれた前記通信部の一部の正常を検出したとする検出部と、
    を備えることを特徴とする基地局装置。
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