JP5258672B2 - 無線通信装置、無線通信方法、プログラム、及び集積回路 - Google Patents

無線通信装置、無線通信方法、プログラム、及び集積回路 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信装置に関し、特に、電波伝搬環境の変動に応じてアンテナの指向特性を変化させる可変指向特性アンテナ装置を有する無線通信装置に関するものである。
情報端末を相互に接続するネットワーク形態の中で、無線通信装置には、有線通信と比較して、端末の可搬性や配置の自由度に優れていること、有線ケーブルを省くことによる軽量化を図れることなどの利点がある。そのため、従来用途であったパーソナルコンピュータでのデータ伝送に利用されるだけでなく、現在では多くの家電製品にも搭載されて映像や音声の伝送に利用されるようになっている。
一方で無線通信装置は、上記の利点を有する反面、空間に電磁波を放射して通信を行うため、伝送特性の劣化が問題となる場合がある。具体的には、多数の反射物が設置されているような空間では、物体に反射して到来する電波(遅延波)が引き起こすフェージングの影響を受ける。また、送信装置と受信装置とが離れて設置されている環境では、受信信号の強度が十分でないことに起因する受信誤りの影響を受ける。
そこで、上記の影響の軽減策のひとつとして、送受信アンテナの指向特性を電波伝搬環境に応じて制御し、伝送を安定化させる方法がある。それを可能とする技術としては、特許文献1に挙げられたスマートアンテナ技術がある。
特許文献1に記載のスマートアンテナは、複数のアンテナ素子の入出力信号に対する重み付けを変えることで、アンテナの指向特性を信号処理演算によって変化させるものである。特許文献1に記載のスマートアンテナにおいては、全てのアンテナ構成を走査して最適構成を決定する。
特開2004−15800号公報
特許文献1には、全てのアンテナ構成、つまり受信信号の重み付け演算により得られる指向特性を走査することにより、スマートアンテナの最適構成を決定する方法が開示されている。そして、この方法によれば、最適な伝送特性を示すアンテナ構成を確実に選択することが可能である。
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、全てのアンテナ構成を走査するのに多くの時間を要する。その結果、電波伝搬環境の変動に対するアンテナ構成の追随性が低下する。また、走査中はアンテナ構成を頻繁に切り替える必要があるので、アンテナ構成の切替に起因する受信信号の急激な変動が伝送特性に悪影響を及ぼすことが懸念される。
これに対し、各アンテナ指向特性での通信を順次試行し、予め定められた閾値を上回る通信性能を実現できる指向特性を選択すれば、走査の時間を短縮することが可能である。しかしながら、無線通信装置において適切な閾値を一意に決定することは難しい。つまり、閾値の設定によっては、全てのアンテナ指向特性を走査することになる場合や、適切でないアンテナ指向特性を選択してしまう場合がある。
図12は、無線通信装置間のスループットの実測値と、受信側無線通信装置での受信信号強度(Received Signal Strength Indicator;以下、「RSSI」という。)との関係をプロットしたものである。
なお、図12中の点線1201は、送信側無線通信装置を比較的性能が低い中央処理装置(Central Processing Unit;以下、CPUという。)を持つパーソナルコンピュータ(Personal Computer;以下、PCという。)とした場合の挙動である。図12中の実線1202は、送信側無線通信装置を比較的性能が高いCPUを持つPCとした場合の挙動である。図12中の破線1203は、送信側無線通信装置を組み込み機器とした場合の挙動である。一方、受信側無線通信装置の性能は、一定としている。
図12に示すように、通信性能は、受信側無線通信装置だけでなく、通信相手である送信側無線通信装置のスペックによっても大きく変化する。しかしながら、無線通信を行う機器間で相手装置のスペックを把握することは容易なことではなく、上記閾値を用いてアンテナ指向特性を決定する方法では、閾値の決定方法が課題となる。
そこで、本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、指向特性を選択する基準となる閾値を、通信環境に合わせて適切に調整することのできる無線通信装置を得ることを目的とする。
本発明に係る無線通信装置は、外部装置と無線通信を行う。具体的には、指向特性を変更可能なアンテナと、前記アンテナの指向特性を示す複数の指向特性パターン、及び電波伝搬環境の状態を示す第1の電波伝搬環境パラメータに応じたスループットの期待値である複数の閾値を記憶する記憶部と、前記複数の指向特性パターンから選択された指向特性パターンに基づいて、前記アンテナの指向特性を変更するコントローラとを備える。そして、前記コントローラは、特定の前記指向特性パターンを用いて前記第1の電波伝搬環境パラメータを測定し、前記記憶部に記憶されている前記複数の閾値のうち、測定した前記第1の電波伝搬環境パラメータに対応する閾値を特定する閾値特定部と、前記複数の指向特性パターンを順次切り替えて通信を試行し、試行した指向特性パターンにおける前記第1の電波伝搬環境パラメータと異なる第2の電波伝搬環境パラメータを測定し、前記第2の電波伝搬環境パラメータの測定値から算出される現実のスループットが前記閾値を上回る前記指向特性パターンを選択する指向特性パターン選択部と、前記指向特性パターン選択部によって試行された前記指向特性パターンの数である試行回数に応じて、前記閾値特定部によって特定された前記閾値を変更する閾値調整部とを備える。
上記構成とすることにより、アンテナ指向特性選択時の情報を学習して閾値を調整し、次回のアンテナ指向特性選択時に利用することができる。その結果、無線通信装置の設置環境、及び相手端末に適応した可変指向特性アンテナの制御が可能となる。
一実施形態として、前記閾値調整部は、前記試行回数が予め定められた第1の値以上である場合に前記閾値を減少させ、前記試行回数が予め定められた第2の値以下である場合に前記閾値を増加させてもよい。
また、前記指向特性パターン選択部は、前記指向特性パターンを選択する処理毎に、前記閾値特定部によって測定された前記第1の電波伝搬環境パラメータの測定値と、前記指向特性パターンを選択するまでの前記試行回数とを対応付けて試行実績として前記記憶部に記憶させておく。そして、前記閾値調整部は、前記記憶部に記憶されている前記試行実績が予め定められた所定の基準に合致する場合に、前記閾値を変更してもよい。これにより、突発的且つ一時的な電波伝搬環境の変化によって閾値が変動するのを防止することができる。
一実施形態として、前記閾値調整部は、前記第1の電波伝搬環境パラメータの測定値が同一である複数の前記試行実績について、前記試行回数が連続して所定の値以下である場合に、前記所定の基準に合致すると判断して前記閾値を増加させてもよい。
また、前記指向特性パターン選択部は、全ての前記指向特性パターンのスループットが前記閾値以下である場合に、前記複数の指向特性パターンのうちの最も高いスループットを実現する前記指向特性パターンを選択してもよい。これにより、現在の電波伝搬環境に最も適応した指向特性パターンを選択することができる。
また、前記第1の電波伝搬環境パラメータは、前記アンテナの受信信号強度であってもよい。受信信号強度は、指向特性パターンの違いによって比較的変動しにくいパラメータであるので、第1の電波伝搬環境パラメータとして適している。
また、前記閾値特定部は、前記複数の指向特性パターンのうちの最も指向性の弱い指向特性パターンを用いて前記アンテナの受信信号強度を測定してもよい。これにより、さらに、指向特性パターンの違いによるばらつきを排除することができる。
また、前記第2の電波伝搬環境パラメータは、前記アンテナで受信されるパケットのパケット誤り率であってもよい。パケット誤り率は、指向特性パターンの違いにより大きく異なるので、第2の電波伝搬環境パラメータとして適している。
また、前記指向特性パターン選択部は、前記アンテナのS/N比と無線通信の通信速度とに基づいて前記パケット誤り率を算出してもよい。パケット誤り率は、上記の方法で算出してもよいし、受信パケット総数と、そのうちのエラーパケット数とを直接カウントしてもよい。
また、前記コントローラは、電波伝搬環境の変動を常時監視している。そして、当該電波伝搬環境の変動幅が予め定められた許容範囲を超えたことを契機として、指向特性パターンを選択する処理を開始してもよい。例えば、相手端末との間に障害物が出現/消滅した場合等に、電波伝搬環境が大きく変動する。
また、前記閾値調整部は、前記閾値を増加させる処理と前記閾値を減少させる処理とを所定の回数だけ交互に実施した場合に、前記閾値を変更する処理を所定の期間だけ中止してもよい。これにより、無線通信装置の処理速度が向上する。
また、該無線通信装置は、複数の前記アンテナを備える。そして、前記指向特性パターンは、前記複数のアンテナそれぞれの指向特性の組み合わせを示してもよい。これにより、あらゆる電波伝搬環境の変動に適切に対応可能な無線通信装置を得ることができる。
本発明に係る無線通信方法は、指向特性を変更可能なアンテナと、アンテナの指向特性を示す複数の指向特性パターン、及び電波伝搬環境の状態を示す第1の電波伝搬環境パラメータに応じたスループットの期待値である複数の閾値を記憶する記憶部とを備える無線通信装置が、外部装置と無線通信を行う方法である。具体的には、特定の前記指向特性パターンを用いて前記第1の電波伝搬環境パラメータを測定し、前記記憶部に記憶されている前記複数の閾値のうち、測定した前記第1の電波伝搬環境パラメータに対応する閾値を特定する閾値特定ステップと、前記複数の指向特性パターンを順次切り替えて通信を試行し、試行した指向特性パターンにおける前記第1の電波伝搬環境パラメータと異なる第2の電波伝搬環境パラメータを測定し、前記第2の電波伝搬環境パラメータの測定値から算出される現実のスループットが前記閾値を上回る前記指向特性パターンを選択し、選択された前記指向特性パターンで前記アンテナに無線通信を行わせる指向特性パターン選択ステップと、前記指向特性パターン選択ステップによって試行された前記指向特性パターンの数である試行回数に応じて、前記閾値特定ステップによって特定された前記閾値を変更する閾値調整ステップとを含む。
本発明に係るプログラムは、指向特性を変更可能なアンテナと、アンテナの指向特性を示す複数の指向特性パターン、及び電波伝搬環境の状態を示す第1の電波伝搬環境パラメータに応じたスループットの期待値である複数の閾値を記憶する記憶部とを備えるコンピュータに、外部装置と無線通信を行わせる。具体的には、特定の前記指向特性パターンを用いて前記第1の電波伝搬環境パラメータを測定し、前記記憶部に記憶されている前記複数の閾値のうち、測定した前記第1の電波伝搬環境パラメータに対応する閾値を特定する閾値特定ステップと、前記複数の指向特性パターンを順次切り替えて通信を試行し、試行した指向特性パターンにおける前記第1の電波伝搬環境パラメータと異なる第2の電波伝搬環境パラメータを測定し、前記第2の電波伝搬環境パラメータの測定値から算出される現実のスループットが前記閾値を上回る前記指向特性パターンを選択し、選択された前記指向特性パターンで前記アンテナに無線通信を行わせる指向特性パターン選択ステップと、前記指向特性パターン選択ステップによって試行された前記指向特性パターンの数である試行回数に応じて、前記閾値特定ステップによって特定された前記閾値を変更する閾値調整ステップとを含む。
本発明に係る集積回路は、指向特性を変更可能なアンテナと、アンテナの指向特性を示す複数の指向特性パターン、及び電波伝搬環境の状態を示す第1の電波伝搬環境パラメータに応じたスループットの期待値である複数の閾値を記憶する記憶部とを備える無線通信装置に、外部装置と無線通信を行わせる。具体的には、特定の前記指向特性パターンを用いて前記第1の電波伝搬環境パラメータを測定し、前記記憶部に記憶されている前記複数の閾値のうち、測定した前記第1の電波伝搬環境パラメータに対応する閾値を特定する閾値特定部と、前記複数の指向特性パターンを順次切り替えて通信を試行し、試行した指向特性パターンにおける前記第1の電波伝搬環境パラメータと異なる第2の電波伝搬環境パラメータを測定し、前記第2の電波伝搬環境パラメータの測定値から算出される現実のスループットが前記閾値を上回る前記指向特性パターンを選択し、選択された前記指向特性パターンで前記アンテナに無線通信を行わせる指向特性パターン選択部と、前記指向特性パターン選択部によって試行された前記指向特性パターンの数である試行回数に応じて、前記閾値特定部によって特定された前記閾値を変更する閾値調整部とを含む。
なお、本発明は、無線通信装置として実現できるだけでなく、無線通信装置の機能を実現する集積回路として実現したり、そのような機能をコンピュータに実行させるプログラムとして実現したりすることもできる。そして、そのようなプログラムは、CD−ROM等の記録媒体及びインターネット等の伝送媒体を介して流通させることができるのは言うまでもない。
本発明により、より通信性能が良好なアンテナ指向特性を選択することが可能であり、かつ、アンテナ指向特性を選択するまでの要する時間を短縮できる。その結果、電波伝搬環境の変動に対するアンテナ指向特性切替の追随性を向上させることが可能である。さらに、アンテナ指向特性選択時の情報を学習して閾値を調整し、次回のアンテナ指向特性選択時に利用することができる。その結果、無線通信装置の設置環境、及び相手端末に適応した可変指向特性アンテナの制御が可能となる。
本発明の実施の形態1における無線通信装置の構成図である。 本発明の実施の形態1における可変指向特性アンテナ装置が取り得る合成指向特性図である。 本発明の実施の形態1におけるアンテナ指向特性選択方法のフローチャートである。 本発明の実施の形態1における閾値を求める関数fの初期値である。 本発明の実施の形態1における閾値調整処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態1における閾値調整の具体例1である。 本発明の実施の形態1における閾値調整の具体例2である。 本発明の実施の形態1における閾値調整の具体例3である。 本発明の実施の形態2における閾値調整処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態2における過去のアンテナ指向特性選択の状況の具体例1である。 本発明の実施の形態2における過去のアンテナ指向特性選択の状況の具体例2である。 無線通信装置間で実測したRSSIとスループットとの関係を表すグラフである。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における無線通信装置100の構成図である。無線通信装置100は、可変指向特性アンテナ装置110と、高周波処理回路121、122、123と、記憶部130と、コントローラ140と、ベースバンド処理回路150と、MAC(Media Access Control)処理回路160とを主に備える。
可変指向特性アンテナ装置110は、可変指向特性アンテナ素子(以下「アンテナ」と表記する)111、112、113と、アンテナ111、112、113それぞれの指向特性を制御する指向特性コントローラ114、115、116とで構成される。なお、図1では、3本のアンテナ111、112、113を備えた例を示したが、本発明はこれに限定されない。すなわち、アンテナ111のみであってもよいし、さらに多くのアンテナを備えてもよい。また、指向特性コントローラ114、115、116は、アンテナ111、112、113と1対1に対応している。
高周波処理回路121、122、123は、アンテナ111、112、113で受信した高周波信号をベースバンド信号に変換してベースバンド処理回路150に出力する。また、ベースバンド処理回路150から受け取ったベースバンド信号を高周波信号に変換してアンテナ111、112、113に送信させる。なお、高周波処理回路121、122、123は、アンテナ111、112、113と1対1に対応している。
記憶部130は、指向特性パターンテーブル131、閾値テーブル132、及びその他の制御情報等を備える。この記憶部130には、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、その他のあらゆる記憶手段を採用することができる。
指向特性パターンテーブル131は、図2に示されるように、アンテナ111、112、113の指向特性の組み合わせを示す複数(8種類)の指向特性パターンPa〜Phを保持している。なお、実際には、指向特性パターンテーブル131には、指向特性そのものではなく、図2の指向特性Pa〜Phを実現するために、各指向特性コントローラ114、115、116に出力される制御信号Sa〜Shに関するデータが記憶されている。
また、図2における指向特性パターンPa〜Phは、アンテナ111、112、113それぞれが形成する指向特性を合成した合成指向特性を表している。ただし、指向特性パターンテーブル131にはアンテナ111、112、113個々の指向特性を格納しておき、コントローラ140が各アンテナ111、112、113の指向特性を別々に選択するようにしてもよい。
閾値テーブル132は、無線通信装置100のスループット(典型的には、「伝送レート」を指す。以下同じ。)の期待値である複数の閾値を記憶する。実施の形態1に係る閾値テーブル132の一例を図4に示す。図4に示される閾値テーブル132には、アンテナ111、112、113の受信信号強度(第1の電波伝搬環境パラメータ)に応じた閾値が保持されている。実際には、閾値テーブル132には、図4に示される関係を規定する関数f(RSSI0)を保持している。
コントローラ140は、高周波処理回路121、122、123、ベースバンド処理回路150、及びMAC処理回路160等から取得した情報に基づいて、指向特性パターンテーブル131に記憶されている指向特性パターンを選択し、指向特性コントローラ114、115、116に通知する。具体的には、閾値特定部141、指向特性パターン選択部142、及び閾値調整部143で構成される。
閾値特定部141は、アンテナ111、112、113の受信信号強度を測定する。そして、図4を参照して、当該測定結果に対応する閾値を特定する。このとき、アンテナ111、112、113に設定される指向特性パターンは特に限定されないが、例えば、最も指向性の弱い指向特性パターンPaを用いて受信信号強度を測定してもよい。
指向特性パターン選択部142は、複数の指向特性パターンPa〜Phを順次切り替えて通信を試行し、試行した指向特性パターンにおけるパケット誤り率(Packet Error Ratio:PER)を測定する。次に、測定したパケット誤り率から現実のスループットを算出する。そして、算出したスループットが閾値特定部141で特定された閾値を上回った場合に、対応する指向特性パターンを選択する。
閾値調整部143は、指向特性パターン選択部142によって試行された指向特性パターンの数である試行回数に応じて、閾値特定部141で特定された閾値を変更する。より具体的には、閾値調整部143は、試行回数が8回(第1の値)である場合に閾値を減少させ、試行回数が1回(第2の値)である場合に閾値を増加させる。
ベースバンド処理回路150は、例えば、パケット誤り率、又はアンテナ111、112、113の信号電力対雑音電力比(Signal power to Noise power Ratio:SNR)を算出し、コントローラ140に通知する。MAC処理回路160は、例えば、受信したパケットのヘッダ部に含まれる通信速度をコントローラに通知する。
図3は、本発明の実施の形態1における無線通信装置100の動作を示すフローチャートである。本フローチャートを使用して、実施の形態1におけるアンテナ指向特性選択方法について説明を行う。
まず、コントローラ140は、高周波処理回路121、122、123、ベースバンド処理回路150、MAC処理回路160から入力される電波伝搬環境または通信性能に関するパラメータに基づいて、電波伝搬環境の変動を判断する。そして、コントローラ140は、アンテナ指向特性の切替が必要となる電波伝搬環境の変動があったと判断すれば、新たなアンテナ指向特性の選択処理を開始する。
一例として、コントローラ140は、アンテナ111、112、113の受信信号強度を常時監視する。そして、アンテナ111、112、113のうちの少なくとも1つについて、受信信号強度の変動幅が予め定められた許容範囲を超えたことを契機として、図3に示す処理を開始する。または、受信するパケットのヘッダに含まれる通信速度が変化したことを契機として図3の処理を開始してもよい。
次に、閾値特定部141は、図2に示される指向特性パターンPa〜Phのうちから受信信号強度を測定するための指向特性パターンを選択する。例えば、最も指向性の弱い指向特性パターンPaを選択する。そして、閾値特定部141は、図2に示される指向特性パターンテーブル131から指向特性パターンPaを示す制御信号Saを読み出し、指向特性コントローラ114、115、116に通知する(S101)。
続いて、閾値特定部141は、高周波処理回路121、122、123、ベースバンド処理回路150、及びMAC処理回路160からパケットを受信した際に測定できる第1の電波伝搬環境パラメータを得る。実施の形態1では、第1の電波伝搬環境パラメータを、3つのアンテナ111、112、113それぞれで測定される受信信号強度RSSI1、RSSI2、RSSI3のうち、いずれか一つを選択したもの(以降、RSSI0と表す。)としている。
閾値特定部141は、得られたRSSI0を関数fに入力し、関数出力f(RSSI0)を通信性能の閾値として得る(S102)。ここで閾値が、「現在の電波伝搬環境で、取り得る全ての指向特性パターンPa〜Phのうち最良のものを選択した場合に、得られる通信性能」に一致していれば、最良の指向特性パターンをより速く選択できる。しかしながら、コントローラ140は、無線通信装置100が置かれた電波伝搬環境や通信相手となる無線通信装置に関する情報がわからないため、初期値として図4に示す閾値を求める関数fを持っておく。図4によれば、RSSI0が−70dBmであれば、閾値特定部141は、閾値として40Mbpsを得る。
次に、指向特性パターン選択部142は、最初に通信を試行する指向特性パターンを指向特性パターンテーブル131から選択する。ここで、最初に通信を試行する指向特性パターンは、最適な指向特性パターンの候補とされるものの中の任意のものでよい。実施の形態1では、指向特性パターンテーブル131の中の指向特性パターン全てを候補とし、最初に通信を試行する指向特性パターンとして指向特性パターンPeを選択する。
指向特性パターン選択部142は、指向特性パターンPeを実現するように、指向特性パターンテーブル131から制御信号Seを読み出し、指向特性コントローラ114、115、116に出力する。制御信号Seが入力された指向特性コントローラ114、115、116は、指向特性パターンPeを実現するようにアンテナ111、112、113を制御する(S103)。
その後、無線通信装置100は、通信相手の無線通信端末との間でパケットを送受信する。そして、指向特性パターン選択部142は、高周波処理回路121、122、123、ベースバンド処理回路150、及びMAC処理回路160からパケットを受信した際に測定できる第2の電波伝搬環境パラメータを取得する。
第2の電波伝搬環境パラメータは、例えば、受信パケットのパケット誤り率である。このパケット誤り率は、単位時間当たりに受信したパケット総数と、そのうちのエラーパケット数とを実際にカウントして、(パケット誤り率)=(エラーパケット数)/(パケット総数)で算出することができる。また、アンテナ111、112、113のSNRを測定し、SNRの測定結果、及び受信パケットのヘッダ部に格納されている通信速度に基づいてパケット誤り率を算出することもできる。
指向特性パターン選択部142は、得られたパケット誤り率を関数gに入力し、関数出力g(PER)を指向特性Peで通信を行った場合の現実の通信性能(ここでは、現実のスループット)として得る(S104)。具体的には、通信速度にパケット誤り率の補数(1−PER)を乗ずることにより、スループットを算出することができる。
ここで、指向特性パターン選択部142は、通信を試行した指向特性パターンの数である試行回数をカウントする(S105)。なお、試行回数は、図3の処理開始時にリセット(=0)となり、その後ステップS105で1ずつ増加する値である。
そして、指向特性パターン選択部142は、現実のスループットと閾値特定部141によって特定された閾値とを比較する(S106)。指向特性パターン選択部142は、現実のスループットが閾値である40Mbps以上であれば(S106でYes)、現在の電波伝搬環境において指向特性パターンPeによって最高の通信性能が得られるものと判断する。そして、指向特性パターンPeを所望の指向特性パターンとして選択し、指向特性パターンをPeのまま切り替えることなく、以降の通信を継続する。さらに、閾値調整処理S107に移行する。閾値調整処理S107の詳細は後で述べる。
一方、現実のスループットが閾値の40Mbps未満であれば(S106でNo)、指向特性パターン選択部142は、指向特性パターンPeでは現在の電波伝搬環境において最高の通信性能が得られないと判断して、指向特性パターン選択処理を続ける。
指向特性パターン選択処理を続ける場合、指向特性パターン選択部142は、候補として抽出した指向特性パターンPa〜Phの全てで通信を試行したかを判定する(S108)。通信を試行していない指向特性パターンがあると(S108でNo)、指向特性パターン選択部142は、次の指向特性パターンを選択する。
例えば、指向特性パターン選択部142は、指向特性パターンPfを実現するように、指向特性パターンテーブル131から制御信号Sfを読み出し、指向特性コントローラ114、115、116に出力する。制御信号Sfが入力された指向特性コントローラ114、115、116は、指向特性Pfを実現するようにアンテナ111、112、113を制御する(S109)。その後、指向特性パターン選択部142は、S104〜S106の処理を繰り返す。
一方、指向特性パターン選択部142は、候補として抽出した全ての指向特性パターンPa〜Phでの通信試行を終了している場合(S108でYes)には、これまでに通信を試行した全ての指向特性パターンPa〜Phで得られた現実のスループットを比較し、最大のスループットが得られた指向特性パターンを最適な指向特性パターンとして決定する。
そして、指向特性パターン選択部142は、該当の指向特性パターンを実現するように、指向特性パターンテーブル131から該当の制御信号を読み出し、指向特性コントローラ114、115、116に出力する。制御信号が入力された指向特性コントローラ114、115、116は、最大のスループットが得られた指向特性パターンを実現するようにアンテナ111、112、113を制御する(S110)。その後、閾値調整処理S107に移行する。
図5は、図3における閾値調整処理S107の詳細を記したフローチャートである。まず、閾値調整部143は、S102の処理でカウントした試行回数を判定する(S201)。
試行回数が「8」(第1の値)である場合(S201で「8」)、閾値調整部143は、閾値の値が実際の最高の通信性能より高いために、8つ全ての指向特性パターンで通信を試行しても選択が終了しなかったものと判断する。そして、閾値特定部141で特定された閾値f(RSSI0)、つまり、測定されたRSSI0(=−70dBm)に対応する閾値(=40Mbps)を調整する。実施の形態1においては、閾値を一定量(2Mbps)だけ減少させる(S202)。
図6〜図8は、図4の閾値を求める関数f(RSSI0)の値を減少させる場合の具体例である。S202での処理の結果、閾値調整部143は、f(−70)を40Mbpsから38Mbpsへと減少させる。ここで、図6に示すように、図4のf(−70)のみを2Mbps減少させてもよい。また、図7に示すように、図4に示す関数f(RSSI0)を点線の連続関数とみなして、f(−70)を2Mbps減少させ、かつ、減少後も連続関数となるように前後の関数f(RSSI0)の値を減少させてもよい。さらに、図8に示すように、f(−70)だけでなく関数f(RSSI0)全体を2Mbps減少させてもよい。もちろん、これ以外の関数f(RSSI0)の調整方法も可能である。
一方、試行回数が「1」(第2の値)である場合(S201で「1」)、閾値調整部143は、閾値の値が実際の最高の通信性能より低いために試行が早く終了したものと判断する。そして、閾値特定部141で特定された閾値f(RSSI0)を一定量、例えば2Mbps増加させる(S203)。
また、試行回数が「2〜7」の場合(S201で「その他」)、閾値調整部143は、閾値特定部141で特定された閾値f(RSSI0)の値を変更せずに処理を終了する。コントローラ140は、上記方法による閾値調整処理S107が終了すると、指向特性パターン選択処理を終了する。上記方法により調整された閾値を求める関数f(RSSI0)は、次回の指向特性パターン選択処理時に使用される。
図1の構成において、指向特性コントローラ114、115、116、コントローラ140、及び指向特性パターンテーブル131は、それぞれハードウエアにより実現してもよいし、ソフトウエアにより実現してもよい。また、アンテナ111、112、113の指向特性を変化させる方法についても問わない。さらに、上記の例において、無線通信装置100の通信相手となる無線通信装置が複数存在する場合、閾値を求める関数を相手装置毎に複数持つことももちろん可能である。
以上、かかる方法によれば、より通信性能が良好な指向特性パターンを選択することが可能である。また、指向特性パターンを選択するまでの要する時間を短縮できる。その結果、電波伝搬環境の変動に対するアンテナ指向特性の追随性を向上させることが可能である。
さらに、指向特性パターン選択処理時の情報を学習して閾値を調整し、それを繰り返すことで、閾値が「現在の電波伝搬環境で、取り得る全てのアンテナ指向特性のうち最良のものを選択した場合に、得られる通信性能」に近づく。その結果、無線通信装置100の設置環境、相手端末に適応したアンテナ111、112、113の制御を行うことが可能となる。つまり、本発明の方法により指向特性パターンを選択する無線通信装置100では、データを安定して伝送することが可能となる。
なお、実施の形態1においては、閾値の増加幅及び減少幅を一定としたが、これに限ることなく、例えば、常に一定割合(例えば「現在の閾値の3%だけ増加/減少させる」等)だけ増減させてもよい。また、状況に応じて増減幅を可変にしてもよい。
さらには、所定の条件の場合には、閾値調整処理(図3のS107)を所定の期間だけ中止してもよい。例えば、閾値調整処理において、閾値を増加させる処理と減少させる処理とが所定の回数交互に発生するような場合に、当該処理を中止すればよい。
(実施の形態2)
実施の形態2は、実施の形態1の閾値調整処理の変形例である。実施の形態1との相違点は、指向特性パターン選択処理を行うごとに、RSSI0の測定値と試行回数とを対応付けて蓄積し、その蓄積結果に応じて閾値調整処理を行う点である。
まず、指向特性パターン選択部142は、閾値調整処理に進む前に、閾値特定部141で測定されたRSSI0と、図3のS105でカウントした試行回数とを対応付けて、試行実績として記憶部130に蓄積する。なお、図示は省略するが、試行実績を蓄積するテーブルを試行実績テーブルと表記する。
図10及び図11は、記憶部130に蓄積されている試行実績テーブルの具体例を示す図である。図10に示されるように、指向特性パターン選択処理(図3の処理)を1回行う毎に、RSSI0の測定値と試行回数とを対応付けて時系列に蓄積する。
次に、図9は、実施の形態2における閾値調整処理(図3のS107)の詳細を記したフローチャートである。
閾値調整部143は、S105でカウントした試行回数を判定する(S301)。試行回数が「8」、もしくは「2〜7」である場合(S301で「8」もしくは「その他」)の処理は図5と同様であるので、説明は省略する。
一方、試行回数が「1」である場合(S301で「1」)、閾値調整部143は、試行実績テーブルに基づいて、閾値特定部141で測定されたRSSI0の値(実施の形態1と同様に−70dBmと例とする。)における過去の試行回数を判定する(S303)。具体的には、RSSI0=−70dBmである場合について、試行回数=1の試行実績が何回連続しているかを判定する。
例えば、図10に示すような過去の指向特性パターン選択処理の状況があった場合、現在の連続回数は2である(S303でNo)。この場合、閾値調整部143は、閾値の調整を行わない。一方、図11に示すような過去の指向特性パターン選択処理の状況があった場合、連続回数が5に到達したので(S303でYes)、閾値f(−70)の値を2Mbps増加させる(S304)。その後、連続回数(図11の右列)を0にリセットし(S305)、閾値調整処理を終了する。
上記構成によれば、ある程度の長さを持つ期間内における電波伝搬環境の変化に基づいて閾値を調整することができる。その結果、突発的且つ一時的な電波伝搬環境の変化によって閾値が変動するのを防止することができる。これにより、より適切な閾値を得ることができる。
なお、実施の形態2においては、閾値を増加させる場合にのみ試行実績を利用する例を示したが、これに限ることなく、試行実績に応じて閾値を減少されられることは言うまでもない。つまり、図9のS302において、RSSI0が同一の複数の試行実績について、試行回数が連続して所定の値(例えば、8)以上となる場合に、閾値を減少させればよい。
また、図10及び図11に示す例では、RSSI0=−70dBmの場合についてのみ説明したが、他の測定値についても同様である。また、上記のように、試行回数=1が何回連続しているのかをRSSI0の測定値毎に積算する例に限定されない。例えば、RSSI0の測定結果に拘らず、直近の5回の試行実績について上記の判定を行ってもよい。
なお、本発明は、無線通信装置として実現できるだけでなく、無線通信装置の機能を実現する集積回路として実現したり、そのような機能をコンピュータに実行させるプログラムとして実現したりすることもできる。
また、集積回路化の手法はLSI(Large Scale Integration)に限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサで実現してもよいし、LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
また、プログラムデータは、記録媒体を介して記憶装置内に導入されてもよいし、記録媒体上から直接実行されてもよい。なお、記録媒体は、ROM、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ、フレキシブルディスクやハードディスク等の磁気ディスクメモリ、CD−ROMやDVDやBD等の光ディスクやSDカード等のメモリカード等の記録媒体をいう。また、記録媒体は、電話回線や搬送路等の通信媒体も含む概念である。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
本発明にかかるアンテナ指向特性制御方法を備えた無線通信装置は、電波伝搬環境の変動に追随して素早くアンテナ制御を行うことでデータを高速かつ安定して送信することが可能であり、従来のテキストや静止画などのデータに留まらず、動画や音声のストリームなどリアルタイム性が要求される画像やデータを転送する機器に対して有用である。
100 無線通信装置
110 可変指向特性アンテナ装置
111,112,113 アンテナ
114,115,116 指向特性コントローラ
121,122,123 高周波処理回路
130 記憶部
131 指向特性パターンテーブル
132 閾値テーブル
140 コントローラ
141 閾値特定部
142 指向特性パターン選択部
143 閾値調整部
150 ベースバンド処理回路
160 MAC処理回路
1201 点線
1202 実線
1203 破線

Claims (15)

  1. 外部装置と無線通信を行う無線通信装置であって、
    指向特性を変更可能なアンテナと、
    前記アンテナの指向特性を示す複数の指向特性パターン、及び電波伝搬環境の状態を示す第1の電波伝搬環境パラメータに応じたスループットの期待値である複数の閾値を記憶する記憶部と、
    前記複数の指向特性パターンから選択された指向特性パターンに基づいて、前記アンテナの指向特性を変更するコントローラとを備え、
    前記コントローラは、
    特定の前記指向特性パターンを用いて前記第1の電波伝搬環境パラメータを測定し、前記記憶部に記憶されている前記複数の閾値のうち、測定した前記第1の電波伝搬環境パラメータに対応する閾値を特定する閾値特定部と、
    前記複数の指向特性パターンを順次切り替えて通信を試行し、試行した指向特性パターンにおける前記第1の電波伝搬環境パラメータと異なる第2の電波伝搬環境パラメータを測定し、前記第2の電波伝搬環境パラメータの測定値から算出される現実のスループットが前記閾値を上回る前記指向特性パターンを選択する指向特性パターン選択部と、
    前記指向特性パターン選択部によって試行された前記指向特性パターンの数である試行回数に応じて、前記閾値特定部によって特定された前記閾値を変更する閾値調整部とを備える
    無線通信装置。
  2. 前記閾値調整部は、前記試行回数が予め定められた第1の値以上である場合に前記閾値を減少させ、前記試行回数が予め定められた第2の値以下である場合に前記閾値を増加させる
    請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記指向特性パターン選択部は、前記指向特性パターンを選択する処理毎に、前記閾値特定部によって測定された前記第1の電波伝搬環境パラメータの測定値と、前記指向特性パターンを選択するまでの前記試行回数とを対応付けて試行実績として前記記憶部に記憶させておき、
    前記閾値調整部は、前記記憶部に記憶されている前記試行実績が予め定められた所定の基準に合致する場合に、前記閾値を変更する
    請求項1に記載の無線通信装置。
  4. 前記閾値調整部は、前記第1の電波伝搬環境パラメータの測定値が同一である複数の前記試行実績について、前記試行回数が連続して所定の値以下である場合に、前記所定の基準に合致すると判断して前記閾値を増加させる
    請求項3に記載の無線通信装置。
  5. 前記指向特性パターン選択部は、全ての前記指向特性パターンのスループットが前記閾値以下である場合に、前記複数の指向特性パターンのうちの最も高いスループットを実現する前記指向特性パターンを選択する
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  6. 前記第1の電波伝搬環境パラメータは、前記アンテナの受信信号強度である
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  7. 前記閾値特定部は、前記複数の指向特性パターンのうちの最も指向性の弱い指向特性パターンを用いて前記アンテナの受信信号強度を測定する
    請求項6に記載の無線通信装置。
  8. 前記第2の電波伝搬環境パラメータは、前記アンテナで受信されるパケットのパケット誤り率である
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  9. 前記指向特性パターン選択部は、前記アンテナのS/N比と無線通信の通信速度とに基づいて前記パケット誤り率を算出する
    請求項8に記載の無線通信装置。
  10. 前記コントローラは、電波伝搬環境の変動を常時監視しており、当該電波伝搬環境の変動幅が予め定められた許容範囲を超えたことを契機として、指向特性パターンを選択する処理を開始する
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  11. 前記閾値調整部は、前記閾値を増加させる処理と前記閾値を減少させる処理とを所定の回数だけ交互に実施した場合に、前記閾値を変更する処理を所定の期間だけ中止する
    請求項1〜10のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  12. 該無線通信装置は、複数の前記アンテナを備え、
    前記指向特性パターンは、前記複数のアンテナそれぞれの指向特性の組み合わせを示す
    請求項1〜11のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  13. 指向特性を変更可能なアンテナと、アンテナの指向特性を示す複数の指向特性パターン、及び電波伝搬環境の状態を示す第1の電波伝搬環境パラメータに応じたスループットの期待値である複数の閾値を記憶する記憶部とを備える無線通信装置が、外部装置と無線通信を行う無線通信方法であって、
    特定の前記指向特性パターンを用いて前記第1の電波伝搬環境パラメータを測定し、前記記憶部に記憶されている前記複数の閾値のうち、測定した前記第1の電波伝搬環境パラメータに対応する閾値を特定する閾値特定ステップと、
    前記複数の指向特性パターンを順次切り替えて通信を試行し、試行した指向特性パターンにおける前記第1の電波伝搬環境パラメータと異なる第2の電波伝搬環境パラメータを測定し、前記第2の電波伝搬環境パラメータの測定値から算出される現実のスループットが前記閾値を上回る前記指向特性パターンを選択し、選択された前記指向特性パターンで前記アンテナに無線通信を行わせる指向特性パターン選択ステップと、
    前記指向特性パターン選択ステップによって試行された前記指向特性パターンの数である試行回数に応じて、前記閾値特定ステップによって特定された前記閾値を変更する閾値調整ステップとを含む
    無線通信方法。
  14. 指向特性を変更可能なアンテナと、アンテナの指向特性を示す複数の指向特性パターン、及び電波伝搬環境の状態を示す第1の電波伝搬環境パラメータに応じたスループットの期待値である複数の閾値を記憶する記憶部とを備えるコンピュータに、外部装置と無線通信を行わせるプログラムであって、
    特定の前記指向特性パターンを用いて前記第1の電波伝搬環境パラメータを測定し、前記記憶部に記憶されている前記複数の閾値のうち、測定した前記第1の電波伝搬環境パラメータに対応する閾値を特定する閾値特定ステップと、
    前記複数の指向特性パターンを順次切り替えて通信を試行し、試行した指向特性パターンにおける前記第1の電波伝搬環境パラメータと異なる第2の電波伝搬環境パラメータを測定し、前記第2の電波伝搬環境パラメータの測定値から算出される現実のスループットが前記閾値を上回る前記指向特性パターンを選択し、選択された前記指向特性パターンで前記アンテナに無線通信を行わせる指向特性パターン選択ステップと、
    前記指向特性パターン選択ステップによって試行された前記指向特性パターンの数である試行回数に応じて、前記閾値特定ステップによって特定された前記閾値を変更する閾値調整ステップとを含む
    プログラム。
  15. 指向特性を変更可能なアンテナと、アンテナの指向特性を示す複数の指向特性パターン、及び電波伝搬環境の状態を示す第1の電波伝搬環境パラメータに応じたスループットの期待値である複数の閾値を記憶する記憶部とを備える無線通信装置に、外部装置と無線通信を行わせる集積回路であって、
    特定の前記指向特性パターンを用いて前記第1の電波伝搬環境パラメータを測定し、前記記憶部に記憶されている前記複数の閾値のうち、測定した前記第1の電波伝搬環境パラメータに対応する閾値を特定する閾値特定部と、
    前記複数の指向特性パターンを順次切り替えて通信を試行し、試行した指向特性パターンにおける前記第1の電波伝搬環境パラメータと異なる第2の電波伝搬環境パラメータを測定し、前記第2の電波伝搬環境パラメータの測定値から算出される現実のスループットが前記閾値を上回る前記指向特性パターンを選択し、選択された前記指向特性パターンで前記アンテナに無線通信を行わせる指向特性パターン選択部と、
    前記指向特性パターン選択部によって試行された前記指向特性パターンの数である試行回数に応じて、前記閾値特定部によって特定された前記閾値を変更する閾値調整部とを含む
    集積回路。
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