JP4057994B2 - 固形粉末化粧料 - Google Patents

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本発明は、さらさらしたパウダーライクな使用感で、しかも十分な強度を有するスティック状固形粉末化粧料に関する。
スティック状の化粧料としては、ワックス類で成形性を保っているリップスティックや、スティック状の固型状油中水型乳化化粧料(例えば、特許文献1)が知られている。しかしながら、これらの油性成分を多く含むスティック状化粧料は、使用時に油性感やべたつきがあり、また保管時に温度によっては表面の油性成分が溶け出す、スティックが軟化する、又は場合によっては含有している揮発性成分が揮発してしまうなどの問題もあった。そこで、スティック形状を保つため、油性成分であるワックス類を検討することが行なわれている。
一方、べたつきを抑えるために油性成分を減らすべく、乳化型でないスティック状化粧料として、粉体に結合剤としての油剤を加え、圧縮成型するパウダータイプのスティック状化粧料も検討されている。パウダータイプの化粧料は、油性成分が少ないため、特有のパウダーライクな使用感を有し、油性感やべたつきが抑えられ、更に温度による軟化や揮発成分の揮発なども抑えられる。しかしながら、歪みに弱く、いわゆる折損強度が十分でないという問題がある。このため、粉体同士の結合力を上げて保型性を保つ目的で、結合剤として、カルボキシメチルセルロース等の水溶性結合剤を使用したり(特許文献2)、石膏を使用すること(特許文献3)が提案されている。
しかし、これらの結合剤を用いたスティック状化粧料では、結合剤が極度に硬化してしまうため、肌への塗布感が非常に硬く、また、細くすると折れやすく、一方、十分な強度を得るために結合剤の量を増加させると、肌に全く塗布できなくなってしまう。
特開平2−88511号公報 特開昭59−44305号公報 特開昭59−93014号公報
本発明の目的は、油性感やべたつきがなく、さらさらしたパウダーライクな使用感で、しかも十分な強度を有するスティック状固形粉末化粧料を提供することにある。
本発明者らは、スティック状に成型された固形粉末化粧料の表面に、皮膜形成剤をコーティングすることにより、油性感やべたつきがなく、しかも十分な強度を有するスティック状固形粉末化粧料が得られることを見出した。
本発明は、スティック状に成型された固形粉末化粧料の表面を、皮膜形成剤でコーティングしたスティック状固形粉末化粧料を提供するものである。
本発明のスティック状固形粉末化粧料は、油性感やべたつきがなく、さらさらしたパウダーライクな使用感で、しかも十分な強度を有し、外観が美しく、使用性も良好である。
本発明のスティック状固形粉末化粧料は、皮膜形成剤の皮膜を有するものであり、例えば成型後のスティック状固形粉末化粧料(以下、「スティック成型体」とする)に、皮膜形成剤を被覆することにより得られるものである。本発明におけるスティック成型体は、連続相が空気であり、特有のさらさら感を呈するものである。これに対し、ゲル化剤を用いた油性固形や乳化タイプ、あるいはワックスで固化したリップスティック等は、連続相が油やワックス等によって構成されているため、一般的に成型体自体の強度は連続相が空気の場合と比較して高くなるが、塗布時に油やワックスのべたついた感触が残ってしまい、さらさら感は得られない。
スティック成型体は、通常スティック状固形粉末化粧料を得るために使用される方法を用いて成型することができる。また、スティック成型体を構成する成分としては、例えば化粧料成分として使用可能な粉体及び油性成分を主成分として構成され、連続相が変化しない程度のポリマーやワックス等の結合剤を用いることもできる。
ここで用いられる粉体としては、体質顔料、着色顔料が含まれ、例えばケイ酸、無水ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、タルク、セリサイト、マイカ、カオリン、ベンガラ、クレー、ベントナイト、オキシ塩化ビスマス、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化鉄、群青、酸化クロム、水酸化クロム、カラミン、カーボンブラック、酸化チタン被覆雲母、酸化チタン被覆合成雲母、酸化鉄被覆雲母チタン、酸化鉄被覆合成雲母チタン、金属酸化物被覆ガラスフレーク、これらの複合体等の無機粉体;ポリアミド、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリウレタン、ビニル樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、アクリル樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、ジビニルベンゼン・スチレン共重合体、シルクパウダー、セルロース、長鎖アルキルリン酸金属塩、N−モノ長鎖アルキルアシル塩基性アミノ酸等の有機物粉体、これらの複合体等の有機粉体;更に上記無機粉体と有機粉体の複合粉体などが挙げられる。
これらの粉体のうち、粉体それ自体の表面が疎水性であるものや、表面を疎水化処理したものが、使用感により優れるので好ましい。疎水化処理に使用される疎水化処理剤としては、例えばシリコーン油、脂肪酸金属塩、アルキルリン酸、アルキルリン酸のアルカリ金属塩又はアミン塩、N−モノ長鎖(炭素数8〜22)脂肪族アシル塩基性アミノ酸、パーフルオロアルキル基を有するフッ素化合物等が挙げられる。また、疎水化処理は、常法に従って行なうことができる。
疎水化処理を行なう場合、粉体に対する疎水化処理剤の処理量は、0.05〜20質量%、特に2〜10質量%であるのが好ましい。
粉体は、1種以上を用いることができ、スティック成型体の全組成中に40〜99質量%、特に70〜90質量%含有するのが好ましい。
また、本発明で用いる油性成分としては、例えばワセリン、ラノリン、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、カルナバロウ、キャンデリラロウ、高級脂肪酸、高級アルコール等の固形・半固形油;スクワラン、流動パラフィン、エステル油、ジグリセライド、トリグリセライド、シリコーン油等の液体油;更に、パーフルオロポリエーテル、パーフルオロデカリン、パーフルオロオクタン、フッ素変性シリコーン油等のフッ素系油剤などが挙げられる。
これらの油性成分は、1種以上を用いることができ、スティック成型体の全組成中に1〜60質量%、特に1〜30質量%含有するのが、さらさらしたパウダーライクな使用感が得られるので好ましい。
スティック成型体は、前記のような粉体及び油性成分を混合し、通常の方法に従って圧縮成型することにより、スティック状に成型される。
また、まず皮膜形成性高分子及び揮発性溶剤の混合液を調製した後に粉体(及び油性成分)と混合し、その後成型し、揮発性溶剤を揮発させて固形化することにより、スティック状の成型体を得ることもできる。
ここで用いられる揮発性溶剤としては、例えば水;エタノール、イソプロピルアルコール等の低沸点アルコール;ヘキサン、イソパラフィン、アセトン、酢酸エチル、揮発性シリコーン油などが挙げられる。特に水又はアルコール水溶液が好ましい。
また、皮膜形成性高分子としては、分子量が10,000〜1,000,000程度のものが好ましく、例えば重合性二重結合を有する単量体の1種以上を重合させて得られる高分子や、ポリ(N−アシルアルキレンイミン)変性シリコーン、ビニル・シリコーンブロックポリマーなどが挙げられる。
これらのうち、ポリ(N−アシルアルキレンイミン)変性シリコーンが好ましく、特に分子内に下記式(1)
Figure 0004057994
(式中、Rは水素原子、炭素数1〜22のアルキル基、シクロアルキル基、アラルキル基、アリール基のいずれかを示し、mは2又は3である)
で表される繰り返し単位からなるポリ(N−アシルアルキレンイミン)のセグメントと、オルガノポリシロキサンのセグメントを有し、オルガノポリシロキサンのセグメントの末端に、又は側鎖として、ヘテロ原子を含むアルキレン基を介して、前記式(1)で表される繰り返し単位からなるポリ(N−アシルアルキレンイミン)のセグメントが結合しており、該ポリ(N−アシルアルキレンイミン)のセグメントとオルガノポリシロキサンのセグメントとの重量比が1/50〜20/1で、分子量が10,000〜500,000、特に50,000〜300,000のものが好ましい。
スティック成型体の成分として、皮膜形成性高分子及び揮発性溶剤を使用する際には、油性成分を含む粉体を全組成物中に46〜94.9質量%、特に50〜94.9質量%、皮膜形成性高分子を0.1〜14質量%、特に0.5〜15質量%、及び揮発性溶剤を5〜40質量%混合するのが好ましい。
油性成分を含む粉体、皮膜形成性高分子及び揮発性溶剤の混合物を、容器に充填して圧縮成型し、溶剤を揮発させることにより、スティック成型体が得られる。ここに、圧縮成型は、目的とする固形粉末化粧料の種類、大きさ等によるが、3.92×106N/m2以下、特に9.81×104〜1.91×105N/m2で行うのが好ましい。また、乾燥は、揮発性溶剤の種類等によって異なるが、通常、40〜100℃、常圧下で、2〜5時間程度行えば良い。
また、スティック成型体には、更に防腐剤、色素、香料、紫外線吸収剤、保湿剤、血行促進剤、冷感剤、制汗剤、殺菌剤、皮膚賦活剤等を含有させることができる。
本発明において、スティック状とは、円柱状、3角柱、4角柱等の角柱状が好ましく、使用(塗布)のしやすさと適度な堅さ、及び十分な折損強度の点から、円柱形の場合には、直径5mm以上のものが、また角柱状では重心から頂点を結ぶ最長の距離が2.5mm以上のものが好ましい。
このようにして得られるスティック成型体の表面にコーティングされる皮膜形成剤としては、皮膜形成性のあるものであれば特に制限されないが、重合可能な二重結合を有する単量体を可塑剤又は成膜助剤の存在下に乳化重合してなる水性ポリマーエマルジョンを用いるのが好ましい。
「水性ポリマーエマルジョン」とは、水を主とする溶剤にポリマーを分散させてなるエマルジョンをいう。
重合可能な二重結合を有する単量体の具体例としては、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマール酸、クロトン酸等のエチレン性不飽和カルボン酸;スチレン、メチルスチレン、クロロスチレン、アルキルスチレン、ジビニルベンゼン等の芳香族モノ及びジビニル化合物;メチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルアクリレート、エチルメタクリレート、プロピルアクリレート、プロピルメタクリレート、ブチルアクリレート、ブチルメタクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレート、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレート、エチレングリコールジアクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、ターシャリーブチルアクリレート、ターシャリーブチルメタクリレート、シクロヘキシルアクリレート、シクロヘキシルメタクリレート等のアクリル酸エステル及びメタクリル酸エステル;アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のシアン化ビニル化合物;アクリルアミド、メタクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、N−メチロールメタクリルアミド等のエチレン性アミド;酢酸ビニル等のビニルエステル;塩化ビニル、塩化ビニリデン等のハロゲン化ビニル;アミノエチルアクリレート、アミノエチルメタクリレート、ジメチルアミノエチルアクリレート、ジメチルアミノエチルメタクリレート、ジエチルアミノエチルアクリレート、ジエチルアミノエチルメタクリレート等のエチレン性アミン;トリフルオロエチルメタクリレート、2,2,3,3−テトラフルオロプロピルメタクリレート、2,2,3,3,4,4−ヘキサフルオロブチルメタクリレート、パーフルオロオクチルメタクリレート、パーフルオロオクチルアクリレート等のフッ素系単量体;下記の一般式(2)〜(6)で表わされるようなシリコーンマクロモノマーなどが挙げられる。
Figure 0004057994

〔式中、R1は水素原子又はメチル基を示し、R2〜R10はそれぞれ低級アルキル基、低級アルコキシ基又はフェニル基を示し、Xは下記式;
Figure 0004057994
で表わされる基を示し、nは1〜500の数を示す〕
これらの単量体は1種以上を用いることができる。
また、可塑剤又は成膜助剤の具体例としては、セロソルブ、メチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、ジエチルセロソルブ、ヘキシルセロソルブ等のセロソルブ類;カルビトール、メチルカルビトール、ジメチルカルビトール、メチルエチルカルビトール、ジエチルカルビトール、ブチルカルビトール、ジブチルカルビトール等のカルビトール類;エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート等のカーボネート類;セロソルブアセテート、メチルセロソルブアセテート、ブチルセロソルブアセテート、カルビトールアセテート、ブチルカルビトールアセテート、スクロースアセテート等のアセテート類;ブタノール、ヘキサノール、ベンジルアルコール等のアルコール類;ヘキシレングリコール、ジプロピレングリコール等のジオール類;フタル酸ジエステル類、アジピン酸ジエステル類、コハク酸ジエステル類、セバシン酸ジエステル類、アビエチン酸エステル類、カプリル酸エステル、カプロン酸エステル、酢酸エステル、エナント酸エステル、ミリスチン酸エステル、クエン酸エステル等のエステル類;スクロースベンゾエート等の安息香酸エステル;ジエチルベンゼン、オクチルベンゼン、ブチルベンゼンなどが挙げられる。
可塑剤の添加量は、重合安定性、貯蔵安定性及び塗膜の耐水性、耐久性などの点で、上記単量体100重量部に対し1〜50重量部が好ましく、5〜30重量部が更に好ましい。
水性ポリマーエマルジョンは、例えば特開平7-69834号公報に記載の方法に従い、上記単量体を可塑剤又は成膜助剤の存在下に重合させることにより得られる。また、必要に応じて、得られた水性ポリマーエマルジョンに、更に可塑剤又は成膜助剤を添加してもよい。
皮膜形成剤には、通常の化粧料に用いられる無機着色顔料及び有機着色顔料や、雲母チタン、酸化チタン被覆雲母、酸化チタン被覆合成雲母、酸化鉄被覆雲母、酸化鉄被覆雲母チタン、酸化鉄被覆合成雲母チタン、酸化鉄被覆合成雲母、低次酸化チタン被覆雲母、金属酸化物被覆ガラスフレーク等のパール光沢を有する顔料を分散させることができ、外観の美しさを更に高めることができる。
皮膜形成剤のコーティング方法は特に制限されず、スプレーを用いて霧状に噴霧する方法、はけを用いて塗布する方法などが好ましい。
皮膜形成剤のコーティング量は、折損強度、見た目の光沢感より10〜200μmの膜厚となるのが好ましい。
本発明のスティック状固形粉末化粧料は、ファンデーション、アイシャドウ、ほほ紅、おしろい等として適用することができる。
合成例1(水性ポリマーエマルジョン1の合成)
攪拌機、還流冷却器、滴下ロート、温度計、窒素導入管を備えた反応容器に水150部、ラウリル硫酸ナトリウム3.0部、過硫酸アンモニウム0.7部、イソブチルメタクリレート98部、ヒドロキシエチルメタクリレート2部、フタル酸ジブチル(沸点339℃、溶解性パラメータ9.4)7部、ブチルセロソルブ(沸点171℃、溶解性パラメータ8.9)15部、n−ヘキサデシルメルカプタン1.0部を仕込み、窒素ガスを流し、溶存酸素を除去した。攪拌下に反応容器内を70℃まで昇温し、3時間かけ重合を行った。3時間同じ温度で熟成後若干の凝集物を除き、固形分47%のエマルジョンを得た。得られたエマルジョン中の共重合体のガラス転移温度(Tg)は60℃で、重量平均分子量(Mw)は67,000であった。上記エマルジョン100部にエチルカルビトール(沸点217℃、溶解性パラメータ8.5)17部を加え、ホモディスパーを用い30分間攪拌し、水性ポリマーエマルジョン1を得た。
合成例2(水性ポリマーエマルジョン2の合成)
合成例1で用いた反応容器に、水130部、ラウリル硫酸ナトリウム3.0部、過硫酸アンモニウム0.5部、スチレン78部、アクリル酸−2−エチルヘキシル22部、フタル酸ジエチル(沸点296℃、溶解性パラメータ9.9)10部、オクチルメルカプタン2.5部を仕込み、窒素ガスを流し、溶存酸素を除去した。攪拌下に反応容器内を70℃まで昇温し、3時間かけ重合を行った。3時間同じ温度で熟成後、若干の凝集物を除き、固形分47%のエマルジョンを得た。得られたエマルジョン中の共重合体のTgは40℃、Mwは31,000であった。上記エマルジョン100部にジエチルカルビトール(沸点188℃、溶解性パラメータ8.0)15部を加え、ホモディスパーを用いて30分間攪拌し、水性ポリマーエマルジョン2を得た。
実施例1
表1に示す組成のスティック状固形粉末ファンデーションを製造し、見た目の光沢感、粉取れ、スティックのもろさ及び折損強度を評価した。結果を表1に併せて示す。
(製法)
ヘンシェルミキサーを用いて粉体成分を混合した後、油性成分を加え、更に皮膜形成性高分子及び揮発性溶剤を加えて混合した。この混合物10gを円柱状(直径15mm、高さ100mm)のプレス型に充填し、プレス成型した後、乾燥させた。この表面に、はけを用いて皮膜形成剤を塗布してコーティングし、スティック状固形粉末ファンデーションを得た。
(評価方法)
(1)見た目の光沢感、粉取れ、塗布時のスティックのもろさ:
化粧品専用パネル20名が、各スティック状固形粉末ファンデーションを使用し、見た目の光沢感、粉取れ及び塗布時のスティックのもろさを下記基準により評価し、その平均値により、判定した。
5点:非常に良好。
4点:良好。
3点:普通。
2点:やや不良。
1点:不良。
〔判定基準〕
◎:平均値が4点以上。
○:平均値が3点以上4点未満。
△:平均値が2点以上3点未満。
×:平均値が2点未満。
(2)折損強度:
レオメーター(フドー社、FUDOH RHEO METER RT-2010J-CW;冶具:T字プランジャー)を用いて折り曲げ圧縮し、破損したときの負荷を求め、これを折損強度とした。測定は、支点距離20mmの台座を2cm/minの速度で上昇させて行った。
Figure 0004057994
実施例2
実施例1と同様にして、表2に示す組成のスティック状固形粉末化粧料を製造し、見た目の光沢感、粉取れ、スティックのもろさ及び折損強度を評価した。結果を表2に併せて示す。
Figure 0004057994

Claims (2)

  1. 表面が疎水性であるかあるいは表面を疎水化処理された粉体40〜99質量%及び油性成分1〜30質量%を含有し、連続相が空気によって構成されているスティック成型体の表面を、水性ポリマーエマルジョンでコーティングしたスティック状固形粉末化粧料。
  2. 水性ポリマーエマルジョンが重合可能な二重結合を有する単量体を可塑剤又は成膜助剤の存在下に乳化重合して得られるものである請求項1記載のスティック状固形粉末化粧料。
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