JP4054329B2 - ドア開閉装置 - Google Patents

ドア開閉装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4054329B2
JP4054329B2 JP2004379883A JP2004379883A JP4054329B2 JP 4054329 B2 JP4054329 B2 JP 4054329B2 JP 2004379883 A JP2004379883 A JP 2004379883A JP 2004379883 A JP2004379883 A JP 2004379883A JP 4054329 B2 JP4054329 B2 JP 4054329B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
value
door
speed
current
increase
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004379883A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006183392A (ja
Inventor
拓也 今井
恒憲 千本木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Mining and Smelting Co Ltd filed Critical Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
Priority to JP2004379883A priority Critical patent/JP4054329B2/ja
Priority to US11/313,802 priority patent/US7218069B2/en
Publication of JP2006183392A publication Critical patent/JP2006183392A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4054329B2 publication Critical patent/JP4054329B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H7/00Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions
    • H02H7/08Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions for dynamo-electric motors
    • H02H7/085Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions for dynamo-electric motors against excessive load
    • H02H7/0851Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions for dynamo-electric motors against excessive load for motors actuating a movable member between two end positions, e.g. detecting an end position or obstruction by overload signal
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05FDEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION; CHECKS FOR WINGS; WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
    • E05F15/00Power-operated mechanisms for wings
    • E05F15/40Safety devices, e.g. detection of obstructions or end positions
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05FDEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION; CHECKS FOR WINGS; WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
    • E05F15/00Power-operated mechanisms for wings
    • E05F15/40Safety devices, e.g. detection of obstructions or end positions
    • E05F15/41Detection by monitoring transmitted force or torque; Safety couplings with activation dependent upon torque or force, e.g. slip couplings
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
    • E05Y2900/00Application of doors, windows, wings or fittings thereof
    • E05Y2900/50Application of doors, windows, wings or fittings thereof for vehicles
    • E05Y2900/53Type of wing
    • E05Y2900/531Doors
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H3/00Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection
    • H02H3/006Calibration or setting of parameters
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H3/00Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection
    • H02H3/44Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection responsive to the rate of change of electrical quantities

Landscapes

  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)

Description

本発明は、ドア開閉装置に関し、特にドアへの挟み込みを検出するドア開閉装置に関するものである。
従来、車両用スライドドアの開閉装置において、ドアへの挟み込みの有無を判定する挟み込み検出装置がある。この挟み込み検出装置は、モータを有するドア駆動部と、モータのモータ負荷対応データを検出する手段と、ドアの位置を検出する手段と、ドア位置によってアドレス指定されるサンプリング領域にモータ負荷対応データを関連させて記憶する手段と、最新のサンプリング領域のアドレスでモータ負荷対応データが読み出されるごとにモータ負荷対応データを適宜修正して学習する手段と、ドアが実存するサンプリング領域よりも適数領域進んだサンプリング領域のモータ負荷対応データを読み出し、それとドアが実存するサンプリング領域のモータ負荷対応データを所要に演算してドアの移動方向についてのモータ負荷対応データの予測値を求め、この予測値と実在するサンプリング領域のモータ負荷対応データの偏差から挟み込みの有無を判定する手段を備えている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−125823号公報
従来では、モータ負荷、すなわち電流値の偏差に基づいて挟み込み判定を行っており、挟み込みの判定精度を高くするためには、挟み込み荷重を下げる態様で電流値の閾値を下げればよい。しかし、電流値の閾値を下げると、例えばスライドドア自身の移動抵抗など挟み込み以外の荷重を挟み込み荷重として誤判定するおそれがある。
本発明は、上記実情に鑑みて、挟み込みの判定精度を向上することができるドア開閉装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に係るドア開閉装置は、駆動モータの駆動によってドアを開閉移動させる場合に、検出した前記ドアの移動速度および前記駆動モータの回転速度に基づいて前記駆動モータの印加電圧を増減調整することによって前記ドアを目標速度で開閉移動させて前記駆動モータの駆動によって発生した実電流値を前記ドアの移動にかかった負荷電流値に補正した補正電流として得るドア開閉装置において、所定の演算サイクルごとに過去値と比較することにより前記補正電流の増加・減少を検知して、当該補正電流が所定の増加状態にあるときにその増加量を積算し、当該積算した電流増加量積算値が所定の電流閾値を超えた場合に第1挟込条件と判定する第1判定手段と、所定の演算サイクルごとに過去値と比較することにより前記ドア移動速度の増加・減少を検知して、当該ドア移動速度が所定の減少状態にあるときにその減少量を積算し、当該積算したドア速度減少量積算値が所定のドア速度閾値を超えた場合に第2挟込条件と判定する第2判定手段と、所定の演算サイクルごとに過去値と比較することにより前記モータ回転速度の増加・減少を検知して、当該モータ回転速度が所定の減少状態にあるときにその減少量を積算し、当該積算したモータ速度減少量積算値が所定のモータ速度閾値を超えた場合に第3挟込条件とする第3判定手段と、前記第1挟込条件、第2挟込条件および第3挟込条件の判定結果に基づいて挟み込みを判定する挟込判定手段とを備えたことを特徴とする。
本発明の請求項2に係るドア開閉装置は、上記請求項1において、前記第1判定手段は、所定の演算サイクルごとに過去値と比較することにより得られた補正電流の差が所定の基準電流増加値を超えた場合に増加状態として、当該補正電流の増加量を積算して前記電流増加量積算値を得ることを特徴とする。
本発明の請求項3に係るドア開閉装置は、上記請求項2において、前記第1判定手段は、所定の演算サイクルごとに過去値と比較することにより得られた補正電流の差が前記基準電流増加値未満の減少状態にあって当該減少状態を所定時間継続した場合に前記電流増加量積算値を初期化することを特徴とする。
本発明の請求項4に係るドア開閉装置は、上記請求項1〜3のいずれか一つにおいて、前記第2判定手段は、所定の演算サイクルごとに過去値と比較することにより得られたドア移動速度の差が所定の基準ドア速度減少値を超えた場合に減少状態として、当該ドア移動速度の減少量を積算して前記ドア速度減少量積算値を得ることを特徴とする。
本発明の請求項5に係るドア開閉装置は、上記請求項4において、前記第2判定手段は、所定の演算サイクルごとに過去値と比較することにより得られたドア移動速度の差が前記基準ドア速度減少値未満の増加状態にあって当該増加状態を所定時間継続した場合に前記ドア速度減少量積算値を初期化することを特徴とする。
本発明の請求項6に係るドア開閉装置は、上記請求項1〜5のいずれか一つにおいて、前記第3判定手段は、所定の演算サイクルごとに過去値と比較することにより得られたモータ回転速度の差が基準モータ速度減少値を超えた場合に減少状態として、当該モータ回転速度の減少量を積算して前記モータ速度減少量積算値を得ることを特徴とする。
本発明の請求項7に係るドア開閉装置は、上記請求項6において、前記第3判定手段は、所定の演算サイクルごとに過去値と比較することにより得られたモータ回転速度の差が前記基準モータ速度減少値未満の増加状態にあって当該増加状態を所定時間継続した場合に前記モータ速度減少量積算値を初期化することを特徴とする。
本発明の請求項8に係るドア開閉装置は、上記請求項2〜7のいずれか一つにおいて、前記第1判定手段は、前記基準電流増加値を上回る所定の単独電流増加値を設定し、前記挟込判定手段は、補正電流の増加量が前記単独電流増加値を超えた場合に挟み込みと判定することを特徴とする。
本発明の請求項9に係るドア開閉装置は、上記請求項1〜8のいずれか一つにおいて、前記第1判定手段は、前記電流閾値を上回る所定の単独電流閾値を設定し、前記挟込判定手段は、前記電流増加量積算値が前記単独電流閾値を超えた場合に挟み込みと判定することを特徴とする。
本発明の請求項10に係るドア開閉装置は、上記請求項1〜9のいずれか一つにおいて、前記第1判定手段は、前記電流閾値を下回る所定の見込電流閾値を設定し、前記電流増加量積算値が前記見込電流閾値を超えている間は、ドア移動速度の低下に対して目標速度への追従加速に制限を付与することを特徴とする。
本発明の請求項11に係るドア開閉装置は、上記請求項2から10のいずれか一つにおいて、前記第1判定手段は、前記基準電流増加値を上回る所定の見込電流増加値を設定し、前記補正電流の増加量が前記見込電流増加値を超えている間は、ドア移動速度の低下に対して目標速度への追従加速に制限を付与することを特徴とする。
本発明に係るドア開閉装置は、所定の演算サイクルごとに過去値と比較することにより補正電流の増加・減少を検知して、当該補正電流が所定の増加状態にあるときにその増加量を積算し、積算した電流増加量積算値が所定の電流閾値を超えた場合に第1挟込条件と判定し、所定の演算サイクルごとに過去値と比較することによりドア移動速度の増加・減少を検知して、当該ドア移動速度が所定の減少状態にあるときにその減少量を積算し、積算したドア速度減少量積算値が所定のドア速度閾値を超えた場合に第2挟込条件と判定し、所定の演算サイクルごとに過去値と比較することによりモータ回転速度の増加・減少を検知して、当該モータ回転速度が所定の減少状態にあるときにその減少量を積算し、積算したモータ速度減少量積算値が所定のモータ速度閾値を超えた場合に第3挟込条件と判定して、第1挟込条件、第2挟込条件および第3挟込条件の判定結果に基づいて挟み込みを判定する。したがって、ドアに挟み込み以外の荷重が掛かる場合をドア移動速度とモータ回転速度との位相差によって判断することによって、第1挟込条件を得るための電流閾値を従前の閾値と比較して下げられる。この結果、実際に挟み込みがあった場合での判定精度を向上できる。
第1判定手段は、所定の演算サイクルごとに過去値と比較することにより得られた補正電流の差が所定の基準電流増加値を超えた場合に増加状態として、補正電流の増加量を積算して電流増加量積算値を得る。このため、より正確な補正電流の増加状態を認識することができる。
第1判定手段は、所定の演算サイクルごとに過去値と比較することにより得られた補正電流の差が基準電流増加値未満の減少状態にあって、この減少状態を所定時間継続した場合に電流増加量積算値を初期化する。このため、第1挟込条件を正確に得ることができる。
第2判定手段は、所定の演算サイクルごとに過去値と比較することにより得られたドア移動速度の差が所定の基準ドア速度減少値を超えた場合に減少状態として、ドア移動速度の減少量を積算してドア速度減少量積算値を得る。このため、より正確なドア移動速度の減少状態を認識することができる。
第2判定手段は、所定の演算サイクルごとに過去値と比較することにより得られたドア移動速度の差が基準ドア速度減少値未満の増加状態にあって、この増加状態を所定時間継続した場合にドア速度減少量積算値を初期化する。このため、第2挟込条件を正確に得ることができる。
第3判定手段は、所定の演算サイクルごとに過去値と比較することにより得られたモータ回転速度の差が基準モータ速度減少値を超えた場合に減少状態として、モータ回転速度の減少量を積算してモータ速度減少量積算値を得る。このため、より正確なモータ回転速度の減少状態を認識することができる。
第3判定手段は、所定の演算サイクルごとに過去値と比較することにより得られたモータ回転速度の差が基準モータ速度減少値未満の増加状態にあって、この増加状態を所定時間継続した場合にモータ速度減少量積算値を初期化する。このため、第3挟込条件を正確に得ることができる。
第1判定手段は、基準電流増加値を上回る所定の単独電流増加値を設定しており、挟込判定手段は、補正電流の増加量が単独電流増加値を超えた場合に挟み込みと判定する。すなわち、補正電流の増加量が基準電流増加値を所定の分上回る場合に、第2挟込条件および第3挟込条件の成立がなくても挟み込みを判定することができる。例えば、ドアに挟み込まれたものが硬くバネ定数が高いような場合に、1演算サイクルの中で急激に補正電流が増加する傾向を捉えることで挟み込みを判定することができる。
第1判定手段は、電流閾値を上回る所定の単独電流閾値を設定しており、挟込判定手段は、電流増加量積算値が単独電流閾値を超えた場合に挟み込みと判定する。すなわち、電流増加量積算値が電流閾値を所定の分上回る場合に、第2挟込条件および第3挟込条件の成立がなくても挟み込みを判定することができる。例えば、ドアに挟み込まれたものが柔らかくバネ定数が低いような場合、または最初からドア移動速度が上がらない負荷があってそれが徐々に増加する場合では、第2挟込条件および第3挟込条件が成立し難い。このような場合に補正電流だけが増加する傾向を捉えることで挟み込みを判定することができる。
第1判定手段は、電流閾値を下回る所定の見込電流閾値を設定しており、電流増加量積算値が見込電流閾値を超えている間は、ドア移動速度の低下があっても目標速度への追従加速に制限を付与する。このため、実際に挟み込みが生じた場合に、ドアを追従して加速させる事態を防ぐことによって、挟み込みを判定するために荷重を低くして判定精度を向上することと相反する機能に制限を付与するので安全性を向上することができる。
第1判定手段は、基準電流増加値を上回る所定の見込電流増加値を設定しており、補正電流の増加量が見込電流増加値を超えている間は、ドア移動速度の低下に対して目標速度への追従加速に制限を付与する。このため、実際に挟み込みが生じた場合に、ドアを追従して加速させる事態を防ぐことによって、挟み込みを判定するために荷重を低くして判定精度を向上することと相反する機能に制限を付与するので安全性を向上することができる。
以下に添付図面を参照して、本発明に係るドア開閉装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1は本発明の実施の形態としてのドア開閉装置を設けた車両の側面図、図2はドア開閉装置の駆動系を示す概念図である。
本実施の形態のドア開閉装置3は、車両本体1の側部に形成した開口部11を開閉するスライドドア(以下ドアと言う)2を移動するためのものである。ドア2は、車両本体1に取り付けたガイドレール12に沿って車両本体1の前後方向に移動可能に設けてある。なお、図には明示しないがガイドレール12は、ドア2の上端側および下端側を保持してドア2の移動を保持するものもある。
ドア2には、閉ドア方向に移動したとき、開口部11に設けてあるストライカ13に係合してドア2を全閉位置で保持するラッチ機構21が設けてある。ラッチ機構21は、従前から知られているものであって、全閉位置の直前でドア2を一時的に保持するハーフラッチ状態と、全閉位置でドア2を保持するフルラッチ状態とをなすものである。また、図には明示しないがラッチ機構21には、閉ドア時にハーフラッチ状態を検出した場合にフルラッチ状態にストライカ13を引き込むクローザ機構と、開ドア時に開ドア指示に従ってフルラッチ状態からドア2の保持を解放するアンラッチ状態にするためのソレノイドなどからなるリリース機構とが設けてある。これらクローザ機構およびリリース機構も従前から知られているものである。また、図には明示しないが、車両本体1とドア2との間には、ドア2を全開位置で保持するためのラッチ機構が設けてある。このラッチ機構には、リリース機構が設けてある。
ドア開閉装置3は、ベースプレート31を介して車両本体1に固定してある。ベースプレート31には、図2に示すように駆動モータ32、減速機構33、クラッチ34、ワイヤドラム35および電磁ブレーキ36が設けてある。
駆動モータ32は、ベースプレート31に対して横置きに固定してあり、出力軸(図示せず)にウォームギア321が設けてある。
減速機構33は、互いに噛合する複数の減速ギア331からなり、その入力側の減速ギア331が駆動モータ32のウォームギア321に噛合してある。
クラッチ34は、クラッチ軸341を有しており、当該クラッチ軸341に設けた歯車(図示せず)を減速機構33の出力側の減速ギア331に噛合してある。すなわち、クラッチ34のクラッチ軸341には、駆動モータ32の回転が減速機構33を介して伝達されることになる。本実施の形態におけるクラッチ34は、電磁クラッチとして構成してあり、クラッチ軸341に伝達された駆動モータ32の回転を、当該クラッチ軸341から後段の駆動系に対して連結状態と非連結状態とに電気的に自由に切り替える。
ワイヤドラム35は、クラッチ軸341の周りに回転可能に設けてある。このワイヤドラム35は、上記クラッチ軸341から後段の駆動系として構成してある。すなわち、クラッチ34によって減速機構33とワイヤドラム35との間が、連結状態と非連結状態とに電気的に自由に切り替えられることになる。ワイヤドラム35には、2本のワイヤケーブル37,38の一端側がそれぞれ連結して巻装してある。一方のワイヤケーブル37の他端側は、車両本体1側に回転可能に支承された軸支された前側プーリ14を経由してドア2から延在するブラケット22に連結してある。他方のワイヤケーブル38の他端側は、車両本体1側に回転可能に支承された後側プーリ15を経由してブラケット22に連結してある。
電磁ブレーキ36は、電気的制御で作動してワイヤドラム35に制動を掛けるものである。
上述したドア開閉装置3では、駆動モータ32を駆動することによって、減速機構33および連結状態にしたクラッチ34を介してワイヤドラム35がクラッチ軸341の周りに回転する。ここで、図2においてワイヤドラム35が時計回りに回転した場合、一方のワイヤケーブル37がワイヤドラム35に巻き取られ、他方のワイヤケーブル38がワイヤドラム35から引き出されることになる。このため、ドア2が前側プーリ14寄りである閉ドア方向に移動して、車両本体1の開口部11を閉塞する。逆に、ワイヤドラム35が反時計回りに回転した場合、一方のワイヤケーブル37がワイヤドラム35から引き出され、他方のワイヤケーブル38がワイヤドラム35に巻き取られることになる。この結果、ドア2が後側プーリ15寄りである開ドア方向に移動して、車両本体1の開口部11を開放する。
また、ドア2が開ドア動作中または閉ドア動作中であるとき、ドア停止指示があった場合には、ドア2が開閉途中位置で停止される。この場合、駆動モータ32による駆動が停止し、駆動モータ32の制動力に加えて電磁ブレーキ36によってワイヤドラム35に制動が掛けられてドア2が停止する。また、クラッチ34を連結状態に維持するか、電磁ブレーキ36の制動制御を維持することでドア2が開閉途中位置で停止保持される。なお、上記クラッチ34および電磁ブレーキ36に限らず、例えばクラッチに電磁ブレーキを一体にした構成であってもよい。
図3はドア開閉装置の制御系を示すブロック図である。図3に示す開閉制御装置5は、予め格納してあるデータやプログラムに従ってドア開閉装置3を統括的に制御するための開閉制御部51を有している。開閉制御部51には、電力供給系として電圧検出部52、PWM制御回路53、電流検出回路54およびクラッチ制御回路55が接続してある。電圧検出部52および電流検出回路54は、入力部511を介して開閉制御部51に接続してあり、PWM制御回路53およびクラッチ制御回路55は、出力部512を介して開閉制御部51に接続してある。また、開閉制御部51には、検出系としてモータ速度検出回路56およびドア速度検出回路57が入力部511を介して接続してある。さらに、開閉制御部51には、スイッチ群としてメインスイッチ61、運転席作動スイッチ62、後席作動スイッチ63、インナーハンドルスイッチ64、アウターハンドルスイッチ65およびキーレススイッチ66が入力部511を介して接続してある。
電圧検出部52は、車両本体1に搭載してあるバッテリー7の電圧を検出するためのものである。電圧検出部52で検出された電圧は、入力部511を介して開閉制御部51に入力される。また、バッテリー7の電圧は、PWM制御回路53から電流検出回路54を経て上述した駆動モータ32に供給される。さらに、バッテリー7の電圧は、クラッチ制御回路55を経て上述したクラッチ34に供給される。
PWM制御回路53は、駆動モータ32に供給する電圧制御を行うためのものであり、電圧の印加時間を変えることによって、駆動モータ32のモータ回転速度、すなわちドア2の移動速度が可変される。
電流検出回路54は、駆動モータ32に掛かる電流値を検出するためのものである。なお、PWM制御回路53による駆動モータ32の出力調節は、1周期(例えば2000Hz)中の電圧印加時間の調節(DUTY制御)で行われる。そして、最大出力時ではDUTY比が100%となるから電圧波形は直流電圧そのものになるため、駆動モータ32の実際の負荷電流値は電流検出回路54で直接測定できる。一方、加速領域および減速領域でのDUTY比は100%未満となり、印加電圧の波形はパルス状となって駆動モータ32は実質的に交流駆動される。この交流駆動領域では、電流値が連続して変動するので、これをならす必要がある。そこで、電流検出回路54では、所定の補正係数を交流電流値に乗算することで、駆動モータ32の実際の負荷に基づいた補正電流値を得る。すなわち、電流検出回路54は、駆動モータ32の駆動によって発生した実電流値をドア2の移動にかかった負荷電流値に補正した補正電流値として得る。
クラッチ制御回路55は、クラッチ34に対してバッテリー7からの電圧の供給を行うとともに、クラッチ34の駆動指令を行うためのものである。
モータ速度検出回路56は、駆動モータ32に対して配設した回転センサ81からの信号を得て主にモータの回転速度を検出するためのものである。回転センサ81は、例えばウォームギア321に噛合する入力側の減速ギア331を固定する回転軸など、駆動モータ32の出力軸の回転が減速されることなく伝達される回転軸に係り設けてある。回転センサ81は、図には明示しないが上記回転軸とともに回転可能に設けた円盤状の永久磁石盤と、当該永久磁石盤の回転を検知するための2個のホール素子(ホールIC)とからなる。各ホール素子は、永久磁石盤の回転を検知してそれぞれ位相の異なるパルス信号を出力する。モータ速度検出回路56は、異なるパルス信号を得ることによって駆動モータ32の回転速度および回転方向を検出する。
ドア速度検出回路57は、ワイヤドラム35に対して配置した回転センサ82からの信号を得て主にドア2の移動速度を検出するためのものである。回転センサ82は、ワイヤドラム35の回転が減速されることなく伝達される回転軸に係り設けてあり、その構成は上記回転センサ81と同じである。すなわち、ドア速度検出回路57は、異なるパルス信号を得ることによって開閉するドア2の移動速度、開閉方向および開閉位置を検出する。
スイッチ群のうちメインスイッチ61、上述したドア開閉装置4の開閉制御を有効にするものであり、メインスイッチ61がオン状態にある場合にのみ、ドア開閉装置4の開閉制御が可能になる。したがって、メインスイッチ61がオフ状態にある場合には、手動でドア2を開閉することになる。他のスイッチ群(運転席作動スイッチ62、後席作動スイッチ63、インナーハンドルスイッチ64、アウターハンドルスイッチ65およびキーレススイッチ66)は、それぞれドア2の移動または停止の指示信号を出力する。
また、開閉制御部51は、ドア速度調整手段91、第1判定手段92、第2判定手段93、第3判定手段94および挟込判定手段95を有している。
ドア速度調整手段91は、駆動モータ32の駆動によってドア2を開閉移動させる場合に、モータ速度検出回路56によって検出されたモータ回転速度と、ドア速度検出回路57によって検出されたドア移動速度との一方もしくは双方に応じて駆動モータ32を駆動する印加電圧を増減調整することによって目標速度でドアを開閉移動させるためのものである。
第1判定手段92は、電流検出回路54によって得た補正電流値(駆動モータ32の駆動によって発生した実電流値をドア2の移動にかかった負荷電流値に補正した補正電流値)に応じて第1挟込条件を得るためのものである。図5および図4に示すように第1判定手段92による第1挟込条件処理では、所定のサンプリング周期ごとに駆動モータ32の補正電流値を取り込み、前回サンプリングした補正電流値と、今回サンプリングした補正電流値との差を算出する(ステップS101)。このようにステップS101では、所定の演算サイクルごとに過去値と比較することにより補正電流の増加・減少を検知して補正電流変化を得る。補正電流の差(Δ補正電流)であって増減なしを0とした場合の増加量が所定の基準電流増加値を超えた所定の増加状態にあるとき、すなわち補正電流の増加量が所定の基準電流増加値の度合よりも大きいとき(ステップS102:Yes)、補正電流の増加量を積算して電流増加量積算値を得る(ステップS103)。そして、電流増加量積算値が所定の電流閾値を超えた場合、すなわち電流増加量積算値が所定の電流閾値の度合よりも大きい場合(ステップS104:Yes)、第1挟込条件と判定する(ステップS105)。なお、図4において電流増加量積算値の黒塗り部分は、第1挟込条件を判定したフラグが立ったことを意味する。
また、第1判定手段92は、電流増加量積算値を初期化する。第1判定手段92による電流増加量積算値初期化処理は、上記第1挟込条件処理において、補正電流の差(Δ補正電流)が所定の基準電流増加値未満である場合、すなわち補正電流の増加量が所定の基準電流増加値の度合よりも小さい場合(ステップS102:No)を前提とする。図6に示すように電流増加量積算値初期化処理は、補正電流の差が減少状態の場合(ステップS111:Yes)、「N=N+1」をカウントする(ステップS112)。「N」は、電流増加量積算値初期化処理を行った時間(サンプリング数)であって、初回は0でその後1,2,3…と順にカウントする。そして、補正電流の減少量が所定の基準電流減少値以内、すなわち補正電流の減少量が基準電流減少値の度合を超えず(ステップS113:Yes)、所定時間(サンプリング数「Y」)継続した場合(ステップS114:Yes)、電流増加量積算値を初期化する(ステップS115)。一方、補正電流の減少量が所定の基準電流減少値の度合を超えて(ステップS113:No)、所定時間(サンプリング数「X」(X<Y))経過した場合(ステップS116:Yes)、電流増加量積算値を初期化する(ステップS115)。このように、電流増加量積算値初期化処理では、補正電流の減少量が所定の基準電流減少値以内の場合に、所定時間「Y」継続したら電流増加量積算値を初期化し、あるいは、補正電流の減少量が所定の基準電流減少値を超えた場合に、「Y」よりも短い所定時間「X」の継続で電流増加量積算値を初期化する。
第2判定手段93は、ドア速度検出回路57によって検出されたドア移動速度に応じて第2挟込条件を得るためのものである。図7および図4に示すように第2判定手段93による第2挟込条件処理では、所定のサンプリング周期ごとにドア2の移動速度を取り込み、前回サンプリングしたドア移動速度と、今回サンプリングしたドア移動速度との差を算出する(ステップS121)。このようにステップS121では、所定の演算サイクルごとに過去値と比較することによりドア移動速度の増加・減少を検知してドア移動速度変化を得る。ドア移動速度の差(Δドア移動速度)であって増減なしを0とした場合の減少量が所定の基準ドア速度減少値を超えた所定の減少状態にあるとき、すなわちドア移動速度の減少量が所定の基準ドア速度減少値の度合よりも大きいとき(ステップS122:Yes)、ドア移動速度の減少量を積算してドア速度減少量積算値を得る(ステップS123)。そして、ドア速度減少量積算値が所定のドア速度閾値を超えた場合、すなわちドア速度減少量積算値が所定のドア速度閾値の度合よりも大きい場合(ステップS124:Yes)、第2挟込条件と判定する(ステップS125)。なお、図4においてドア速度減少量積算値の黒塗り部分は、第2挟込条件を判定したフラグが立ったことを意味する。
また、第2判定手段93は、ドア速度減少量積算値を初期化する。第2判定手段93によるドア速度減少量積算値初期化処理は、上記第2挟込条件処理において、ドア移動速度の差(Δドア移動速度)が所定の基準ドア速度減少値未満である場合、すなわちドア移動速度の減少量が所定の基準ドア速度減少値の度合よりも小さい場合(ステップS122:No)を前提とする。図8に示すようにドア速度減少量積算値初期化処理は、ドア移動速度の差が増加状態の場合(ステップS131:Yes)、「N=N+1」をカウントする(ステップS132)。「N」は、ドア速度減少量積算値初期化処理を行った時間(サンプリング数)であって、初回は0でその後1,2,3…と順にカウントする。そして、ドア移動速度の増加量が所定の基準ドア速度増加値以内、すなわちドア移動速度の増加量が基準ドア速度増加値の度合を超えず(ステップS133:Yes)、所定時間(サンプリング数「Y」)継続した場合(ステップS134:Yes)、ドア速度減少量積算値を初期化する(ステップS135)。一方、ドア移動速度の増加量が所定の基準ドア速度増加値の度合を超えて(ステップS133:No)、所定時間(サンプリング数「X」(X<Y))経過した場合(ステップS136:Yes)、ドア速度減少量積算値を初期化する(ステップS135)。このように、ドア速度減少量積算値初期化処理では、ドア移動速度の増加量が所定の基準ドア速度増加値以内の場合に、所定時間「Y」継続したらドア速度減少量積算値を初期化し、あるいは、ドア移動速度の増加量が所定の基準ドア速度増加値を超えた場合に、「Y」よりも短い所定時間「X」の継続でドア速度減少量積算値を初期化する。なお、ドア速度減少量積算値を初期化するための継続時間「Y、X」は、上記第1判定手段92において電流増加量積算値を初期化するための継続時間「Y,X」と同じ時間(サンプリング数)もしくは異なる時間(サンプリング数)であってよい。
第3判定手段94は、モータ速度検出回路56によって検出されたモータ回転速度に応じて第3挟込条件を得るためのものである。図9および図4に示すように第3判定手段94による第3挟込条件処理では、所定のサンプリング周期ごとに駆動モータ32の回転速度を取り込み、前回サンプリングしたモータ回転速度と、今回サンプリングしたモータ回転速度との差を算出する(ステップS141)。このようにステップS141では、所定の演算サイクルごとに過去値と比較することによりモータ回転速度の増加・減少を検知してモータ回転速度変化を得る。モータ回転速度の差(Δモータ回転速度)であって増減なしを0とした場合の減少量が、所定の基準モータ速度減少値を超えた所定の減少状態にあるとき、すなわちモータ回転速度の減少量が所定の基準モータ速度減少値の度合よりも大きいとき(ステップS142:Yes)、モータ回転速度の減少量を積算してモータ速度減少量積算値を得る(ステップS143)。そして、モータ速度減少量積算値が所定のモータ速度閾値を超えた場合、すなわちモータ速度減少量積算値が所定のモータ速度閾値の度合よりも大きい場合(ステップS144:Yes)、第3挟込条件と判定する(ステップS145)。なお、図4においてモータ速度減少量積算値の黒塗り部分は、第3挟込条件を判定したフラグが立ったことを意味する。
また、第3判定手段94は、モータ速度減少量積算値を初期化する。第3判定手段94によるモータ速度減少量積算値初期化処理は、上記第3挟込条件処理において、モータ回転速度の差(Δモータ回転速度)が所定の基準モータ速度減少値未満である場合、すなわちモータ回転速度の減少量が所定の基準モータ速度減少値の度合よりも小さい場合(ステップS142:No)を前提とする。図10に示すようにモータ速度減少量積算値初期化処理は、モータ回転速度の差が増加状態の場合(ステップS151:Yes)、「N=N+1」をカウントする(ステップS152)。「N」は、モータ速度減少量積算値初期化処理を行った時間(サンプリング数)であって、初回は0でその後1,2,3…と順にカウントする。そして、モータ回転速度の増加量が所定の基準モータ速度増加値以内、すなわちモータ回転速度の増加量が基準モータ速度増加値の度合を超えず(ステップS153:Yes)、所定時間(サンプリング数「Y」)継続した場合(ステップS154:Yes)、モータ速度減少量積算値を初期化する(ステップS155)。一方、モータ回転速度の増加量が所定の基準モータ速度増加値の度合を超えて(ステップS153:No)、所定時間(サンプリング数「X」(X<Y))経過した場合(ステップS156:Yes)、モータ速度減少量積算値を初期化する(ステップS155)。このように、モータ速度減少量積算値初期化処理では、モータ回転速度の増加量が所定の基準モータ速度増加値以内の場合に、所定時間「Y」継続したらモータ速度減少量積算値を初期化し、あるいは、モータ回転速度の増加量が所定の基準モータ速度増加値を超えた場合に、「Y」よりも短い所定時間「X」の継続でモータ速度減少量積算値を初期化する。なお、モータ速度減少量積算値を初期化するための継続時間「Y、X」は、上記第1判定手段92において電流増加量積算値を初期化するための継続時間「Y,X」や、上記第2判定手段93においてドア速度減少量積算値を初期化するための継続時間「Y、X」と同じ時間(サンプリング数)もしくは異なる時間(サンプリング数)であってよい。
挟込判定手段95は、上記第1挟込条件、第2挟込条件および第3挟込条件の判定結果に基づいて挟み込み(ドア2に人や異物が挟み込まれた状態)を判定する。挟込判定手段95による挟込判定処理は、図11〜図13に示す3つの処理がある。
図11および図4に示すように1つ目の挟込判定処理は、挟み込みの判定をしたとき、第1挟込条件、第2挟込条件、第3挟込条件が成立している場合(ステップS161:Yes)、挟込判定とする(ステップS162)。その後、ドア2を現移動方向に対して反転移動または停止させる(ステップS163)。
図12および図4に示すように2つ目の挟込判定処理は、挟み込みの判定をしたとき、上記第1挟込条件処理のステップS101において算出した補正電流の増加量(Δ補正電流)が所定の単独電流増加値の度合を超えた場合(ステップS171:Yes)、挟込判定とする(ステップS172)。その後、ドア2を現移動方向に対して反転移動または停止させる(ステップS173)。ここで、単独電流増加値は、第1挟込条件処理における基準電流増加値を上回る高い値である。すなわち、2つ目の挟込判定処理では、第2挟込条件および第3挟込条件の成立がなくても補正電流値のみの検出から挟み込みを判定する。
図13および図4に示すように3つ目の挟込判定処理は、挟み込みの判定をしたとき、上記第1挟込条件処理のステップS103において積算した電流増加量積算値が所定の単独電流閾値の度合を超えた場合(ステップS181:Yes)、挟込判定とする(ステップS182)。その後、ドア2を現移動方向に対して反転移動または停止させる(ステップS183)。ここで、単独電流閾値は、第1挟込条件処理における電流閾値を上回る高い値である。すなわち、3つ目の挟込判定処理では、第2挟込条件および第3挟込条件の成立がなくても補正電流値のみの検出から挟み込みを判定する。
ところで、第1判定手段92では、上記ドア速度調整手段91に対して目標速度への追従加速に制限を付与する。第1判定手段92による加速制限処理は、図14および図15に示す2つの処理がある。図14および図4に示すように1つ目の加速制限処理は、上記第1挟込条件処理のステップS103において積算した電流増加量積算値が所定の見込電流閾値の度合を超えた場合(ステップS191:Yes)、ドア速度調整手段91による追従加速に制限を付与する(ステップS192)。ここで、見込電流閾値は、第1挟込条件処理における電流閾値を下回る低い値である。すなわち、第1挟込条件処理において、補正電流が所定の増加状態にあって電流増加量積算値が電流閾値に満たない見込電流閾値を超えている場合には挟み込みの兆候と判定する。そして、モータ速度検出回路56によって検出されたモータ回転速度と、ドア速度検出回路57によって検出されたドア移動速度との一方もしくは双方が減少状態にあってもドア移動速度を追従加速しないようにドア速度調整手段91に対して制限を付与する。
図15および図4に示すように2つ目の加速制限処理は、上記第1挟込条件処理のステップS101において算出した補正電流の増加量(Δ補正電流)が所定の見込電流増加値の度合を超えた場合(ステップS201:Yes)、ドア速度調整手段91による追従加速に制限を付与する(ステップS202)。ここで、見込電流増加値は、第1挟込条件処理における基準電流増加値を上回り、さらに2つ目の挟込判定処理における単独電流増加値を下回る低い値である。すなわち、第1挟込条件処理において、補正電流の増加量が単独電流増加値に満たない見込電流増加値を超えている場合には挟み込みの兆候と判定する。そして、モータ速度検出回路56によって検出されたモータ回転速度と、ドア速度検出回路57によって検出されたドア移動速度との一方もしくは双方が減少状態にあってもドア移動速度を追従加速しないようにドア速度調整手段91に対して制限を付与する。
上述したように、ドア開閉装置3では、挟込判定手段95によって挟み込みの判定が行われたとき、第1判定手段92による第1挟込条件、第2判定手段93による第2挟込条件、第3判定手段94による第3挟込条件が成立した場合に、ドア2への挟み込みがあったと判定する。一方、第1判定手段92による第1挟込条件が成立しても、第2判定手段93による第2挟込条件、および第3判定手段94による第3挟込条件が成立していなければ挟み込みとは判定しない。
例えば、第1挟込条件(A)および(B)が得られたときでは、ドア2を移動する方向に向けて車両本体1が傾斜している場合であって、ドア2が駆動モータ32の駆動よりも先行して移動し、その後駆動モータ32の駆動力がドア2に伝達されたことで起こるハンチング挙動によってドア2に挟み込み以外の荷重が掛かる。このハンチング挙動においては、ドア移動速度とモータ回転速度とで位相差が生じるため、第1挟込条件(A)および(B)の成立に対して、第2挟込条件および第3挟込条件が成立しない。この結果、挟込判定手段95では、挟み込みと判定せずドアの反転または停止制御を行わない。なお、ドア開閉装置3によって開閉移動させているドア2が手動で補助操作された場合であって途中で補助操作を止めた場合もドア2が駆動モータ32の駆動よりも先行して移動し、その後駆動モータ32の駆動力がドア2に伝達される。この場合もハンチング挙動と同様にドア移動速度とモータ回転速度とで位相差が生じるため、補正電流による第1挟込条件の成立に対して、第2挟込条件および第3挟込条件が成立しない。
一方、図4に示すように第1挟込条件(C)が得られたときは、挟み込みがあった場合である。この場合においては、ドア移動速度とモータ回転速度とで位相差が生じないため、第1挟込条件(C)の成立に対して、第2挟込条件および第3挟込条件が成立する。この結果、挟込判定手段95では、挟み込みと判定してドアの反転または停止制御を行う。
したがって、上述したドア開閉装置3では、ドア2に挟み込み以外の荷重が掛かる場合をドア移動速度とモータ回転速度との位相差によって判断することによって、第1判定手段92において第1挟込条件を得るための電流閾値を従前の閾値と比較して下げることが可能になる。この結果、実際に挟み込みがあった場合での判定精度を向上することが可能になる。
また、第1判定手段92では、補正電流の差が所定の基準電流増加値の度合を超えた場合に増加状態として、補正電流の増加量を積算して電流増加量積算値を得ることで、より正確な補正電流の増加状態を認識することが可能になる。そして、第1判定手段92では、補正電流の差が基準電流増加値未満の減少状態にあって、この減少状態を所定時間継続した場合に電流増加量積算値を初期化することで、第1挟込条件を正確に得ることが可能になる。
また、第2判定手段93では、ドア移動速度の差が所定の基準ドア速度減少値の度合を超えた場合に減少状態として、ドア移動速度の減少量を積算してドア速度減少量積算値を得ることで、より正確なドア移動速度の減少状態を認識することが可能になる。そして、第2判定手段93では、ドア移動速度の差が基準ドア速度減少値未満の増加状態にあって、この増加状態を所定時間継続した場合にドア速度減少量積算値を初期化することで、第2挟込条件を正確に得ることが可能になる。
また、第3判定手段94では、モータ回転速度の差が基準モータ速度減少値の度合を超えた場合に減少状態として、モータ回転速度の減少量を積算してモータ速度減少量積算値を得ることで、より正確なモータ回転速度の減少状態を認識することが可能になる。そして、第3判定手段94では、モータ回転速度の差が基準モータ速度減少値未満の増加状態にあって、この増加状態を所定時間継続した場合にモータ速度減少量積算値を初期化することで、第3挟込条件を正確に得ることが可能になる。
また、第1判定手段92は、基準電流増加値を上回る所定の単独電流増加値を設定しており、挟込判定手段95では、補正電流の増加量が単独電流増加値の度合を超えた場合に挟み込みと判定する。すなわち、補正電流の増加量が基準電流増加値を所定の分上回る場合に、第2挟込条件および第3挟込条件の成立がなくても挟み込みを判定することが可能である。つまり、ドアに挟み込まれたものが硬くバネ定数が高いような場合に、1演算サイクルの中で急激に補正電流が増加する傾向を捉えることで挟み込みを判定することができる。
また、第1判定手段92は、電流閾値を上回る所定の単独電流閾値を設定しており、挟込判定手段95では、電流増加量積算値が単独電流閾値の度合を超えた場合に挟み込みと判定する。すなわち、電流増加量積算値が電流閾値を所定の分上回る場合に、第2挟込条件および第3挟込条件の成立がなくても挟み込みを判定することが可能である。つまり、ドアに挟み込まれたものが柔らかくバネ定数が低いような場合、または最初からドア移動速度が上がらない負荷があってそれが徐々に増加する場合では、第2挟込条件および第3挟込条件が成立し難い。このような場合に補正電流だけが増加する傾向を捉えることで挟み込みを判定することができる。
第1判定手段92は、電流閾値を下回る所定の見込電流閾値を設定しており、電流増加量積算値が見込電流閾値の度合を超えている間は、ドア速度調整手段91に対してドア移動速度の低下があっても目標速度への追従加速に制限を付与する。このため、実際に挟み込みが生じた場合に、ドア2を追従して加速させる事態を防ぐことによって、挟み込みを判定するために荷重を低くして判定精度を向上することと相反する機能に制限を付与するので安全性を向上することが可能になる。
第1判定手段92は、基準電流増加値を上回る所定の見込電流増加値を設定しており、補正電流の増加量が見込電流増加値の度合を超えている間は、ドア速度調整手段91に対してドア移動速度の低下があっても目標速度への追従加速に制限を付与する。このため、実際に挟み込みが生じた場合に、ドア2を追従して加速させる事態を防ぐことによって、挟み込みを判定するために荷重を低くして判定精度を向上することと相反する機能に制限を付与するので安全性を向上することが可能になる。
本発明の実施の形態としてのドア開閉装置を設けた車両の側面図である。 ドア開閉装置の駆動系を示す概念図である。 ドア開閉装置の制御系を示すブロック図である。 ドア開閉装置による各処理を示すタイムチャート図である。 第1挟込条件処理を示すフローチャートである。 電流増加量積算値初期化処理を示すフローチャートである。 第2挟込条件処理を示すフローチャートである。 ドア速度減少量積算値初期化処理を示すフローチャートである。 第3挟込条件処理を示すフローチャートである。 モータ速度減少量積算値初期化処理を示すフローチャートである。 1つ目の挟込判定処理を示すフローチャートである。 2つ目の挟込判定処理を示すフローチャートである。 3つ目の挟込判定処理を示すフローチャートである。 1つ目の加速制限処理を示すフローチャートである。 2つ目の加速制限処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 車両本体
11 開口部
12 ガイドレール
13 ストライカ
14 前側プーリ
15 後側プーリ
2 ドア
21 ラッチ機構
22 ブラケット
3 ドア開閉装置
31 ベースプレート
32 駆動モータ
32 後駆動モータ
321 ウォームギア
33 減速機構
331 減速ギア
34 クラッチ
341 クラッチ軸
35 ワイヤドラム
36 電磁ブレーキ
37,38 ワイヤケーブル
5 開閉制御装置
7 バッテリー
51 開閉制御部
511 入力部
512 出力部
52 電圧検出部
53 PWM制御回路
54 電流検出回路
55 クラッチ制御回路
56 モータ速度検出回路
57 ドア速度検出回路
61 メインスイッチ
62 運転席作動スイッチ
63 後席作動スイッチ
64 インナーハンドルスイッチ
65 アウターハンドルスイッチ
66 キーレススイッチ
81 回転センサ
82 回転センサ
91 ドア速度調整手段
92 第1判定手段
93 第2判定手段
94 第3判定手段
95 挟込判定手段

Claims (11)

  1. 駆動モータの駆動によってドアを開閉移動させる場合に、検出した前記ドアの移動速度および前記駆動モータの回転速度に基づいて前記駆動モータの印加電圧を増減調整することによって前記ドアを目標速度で開閉移動させて前記駆動モータの駆動によって発生した実電流値を前記ドアの移動にかかった負荷電流値に補正した補正電流として得るドア開閉装置において、
    所定の演算サイクルごとに過去値と比較することにより前記補正電流の増加・減少を検知して、当該補正電流が所定の増加状態にあるときにその増加量を積算し、当該積算した電流増加量積算値が所定の電流閾値を超えた場合に第1挟込条件と判定する第1判定手段と、
    所定の演算サイクルごとに過去値と比較することにより前記ドア移動速度の増加・減少を検知して、当該ドア移動速度が所定の減少状態にあるときにその減少量を積算し、当該積算したドア速度減少量積算値が所定のドア速度閾値を超えた場合に第2挟込条件と判定する第2判定手段と、
    所定の演算サイクルごとに過去値と比較することにより前記モータ回転速度の増加・減少を検知して、当該モータ回転速度が所定の減少状態にあるときにその減少量を積算し、当該積算したモータ速度減少量積算値が所定のモータ速度閾値を超えた場合に第3挟込条件とする第3判定手段と、
    前記第1挟込条件、第2挟込条件および第3挟込条件の判定結果に基づいて挟み込みを判定する挟込判定手段と
    を備えたことを特徴とするドア開閉装置。
  2. 前記第1判定手段は、所定の演算サイクルごとに過去値と比較することにより得られた補正電流の差が所定の基準電流増加値を超えた場合に増加状態として、当該補正電流の増加量を積算して前記電流増加量積算値を得ることを特徴とする請求項1に記載のドア開閉装置。
  3. 前記第1判定手段は、所定の演算サイクルごとに過去値と比較することにより得られた補正電流の差が前記基準電流増加値未満の減少状態にあって当該減少状態を所定時間継続した場合に前記電流増加量積算値を初期化することを特徴とする請求項2に記載のドア開閉装置。
  4. 前記第2判定手段は、所定の演算サイクルごとに過去値と比較することにより得られたドア移動速度の差が所定の基準ドア速度減少値を超えた場合に減少状態として、当該ドア移動速度の減少量を積算して前記ドア速度減少量積算値を得ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のドア開閉装置。
  5. 前記第2判定手段は、所定の演算サイクルごとに過去値と比較することにより得られたドア移動速度の差が前記基準ドア速度減少値未満の増加状態にあって当該増加状態を所定時間継続した場合に前記ドア速度減少量積算値を初期化することを特徴とする請求項4に記載のドア開閉装置。
  6. 前記第3判定手段は、所定の演算サイクルごとに過去値と比較することにより得られたモータ回転速度の差が基準モータ速度減少値を超えた場合に減少状態として、当該モータ回転速度の減少量を積算して前記モータ速度減少量積算値を得ることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載のドア開閉装置。
  7. 前記第3判定手段は、所定の演算サイクルごとに過去値と比較することにより得られたモータ回転速度の差が前記基準モータ速度減少値未満の増加状態にあって当該増加状態を所定時間継続した場合に前記モータ速度減少量積算値を初期化することを特徴とする請求項6に記載のドア開閉装置。
  8. 前記第1判定手段は、前記基準電流増加値を上回る所定の単独電流増加値を設定し、
    前記挟込判定手段は、補正電流の増加量が前記単独電流増加値を超えた場合に挟み込みと判定することを特徴とする請求項2〜7のいずれか一つに記載のドア開閉装置。
  9. 前記第1判定手段は、前記電流閾値を上回る所定の単独電流閾値を設定し、
    前記挟込判定手段は、前記電流増加量積算値が前記単独電流閾値を超えた場合に挟み込みと判定することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載のドア開閉装置。
  10. 前記第1判定手段は、前記電流閾値を下回る所定の見込電流閾値を設定し、
    前記電流増加量積算値が前記見込電流閾値を超えている間は、ドア移動速度の低下に対して目標速度への追従加速に制限を付与することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載のドア開閉装置。
  11. 前記第1判定手段は、前記基準電流増加値を上回る所定の見込電流増加値を設定し、
    前記補正電流の増加量が前記見込電流増加値を超えている間は、ドア移動速度の低下に対して目標速度への追従加速に制限を付与することを特徴とする請求項2〜10のいずれか一つに記載のドア開閉装置。
JP2004379883A 2004-12-28 2004-12-28 ドア開閉装置 Expired - Fee Related JP4054329B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004379883A JP4054329B2 (ja) 2004-12-28 2004-12-28 ドア開閉装置
US11/313,802 US7218069B2 (en) 2004-12-28 2005-12-22 Door opening/closing device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004379883A JP4054329B2 (ja) 2004-12-28 2004-12-28 ドア開閉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006183392A JP2006183392A (ja) 2006-07-13
JP4054329B2 true JP4054329B2 (ja) 2008-02-27

Family

ID=36609749

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004379883A Expired - Fee Related JP4054329B2 (ja) 2004-12-28 2004-12-28 ドア開閉装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7218069B2 (ja)
JP (1) JP4054329B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101735167B1 (ko) * 2014-12-24 2017-05-24 주식회사 현대케피코 차량용 선루프의 안티-핀치 시스템의 핀치 검출 방법 및 이러한 방법을 사용하는 장치

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7267391B2 (en) * 2001-10-11 2007-09-11 Mitsui Kinzoku Kogyo Kabushiki Kaisha Method of controlling power slide device for sliding vehicle slide door
US7530199B2 (en) * 2004-03-22 2009-05-12 Mitsui Mining And Smelting Co., Ltd. Method for controlling sliding speed of vehicle slide door
US7429073B2 (en) * 2004-05-10 2008-09-30 Mitsui Mining & Smelting Co., Ltd. Door operating apparatus, electromagnetic clutch, and coupling mechanism
JP2006207300A (ja) * 2005-01-28 2006-08-10 Aisin Seiki Co Ltd 車両用ドア開閉装置
DE06705209T1 (de) * 2005-02-18 2008-09-25 Magna Closures Inc., Newmarket Kompakter kraftbetriebener schiebetürmechanismus mit kabelantrieb
US7402971B2 (en) * 2006-02-02 2008-07-22 Robert Bosch Gmbh Movable partition monitoring systems and methods
US7834637B2 (en) * 2007-09-21 2010-11-16 Honeywell International Inc. Method and apparatus for generalized AC and DC arc fault detection and protection
US8755975B2 (en) 2011-01-06 2014-06-17 Honda Motor Co., Ltd. Automatic vehicle door movement control system
JP5698012B2 (ja) * 2011-01-26 2015-04-08 株式会社ミツバ モータ制御装置、開閉体制御装置、制御方法、及び制御プログラム
DE102013201436A1 (de) * 2013-01-29 2014-07-31 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Blockiererkennung bei automatischer Verstellung eines beweglichen Fahrzeugteils in einem Kraftfahrzeug
JP6119497B2 (ja) * 2013-08-06 2017-04-26 日産自動車株式会社 車両用自動ドアの挟み込み検出装置及び検出方法
JP6318574B2 (ja) * 2013-11-21 2018-05-09 株式会社明電舎 時系列データの異常監視方法及び時系列データの異常監視装置
US9476245B2 (en) 2014-08-29 2016-10-25 Strattec Power Access Llc Door cable pulley system
FR3046121B1 (fr) * 2015-12-23 2018-02-16 Faurecia Interieur Industrie Procede de commande d'un systeme de vehicule.
US10920478B2 (en) * 2017-12-06 2021-02-16 Ford Global Technologies, Llc Vehicle system with self-adjusting variable speed closure
JP7036584B2 (ja) * 2017-12-25 2022-03-15 株式会社ユーシン 開閉装置およびその制御方法
US11434683B2 (en) * 2018-11-15 2022-09-06 Magna Closures Inc. Side door non-contact obstacle detection system and method
WO2021090234A1 (en) * 2019-11-06 2021-05-14 Langner Jaco Irritant-spray dispenser
US20220243517A1 (en) * 2021-02-04 2022-08-04 Magna Closures Inc. Inductive sensor for power sliding doors

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3465735B2 (ja) * 1995-10-02 2003-11-10 株式会社大井製作所 車両用スライドドアの自動開閉制御装置
JPH09125823A (ja) 1995-12-27 1997-05-13 Oi Seisakusho Co Ltd 車両用スライドドアの自動開閉制御におけるドアの挟み込み検出装置
JP3590604B2 (ja) 2001-11-05 2004-11-17 三井金属鉱業株式会社 車両スライド扉用動力スライド装置の挟み込み判定制御方法
JP3987976B2 (ja) * 2003-11-25 2007-10-10 自動車電機工業株式会社 バックドア自動開閉装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101735167B1 (ko) * 2014-12-24 2017-05-24 주식회사 현대케피코 차량용 선루프의 안티-핀치 시스템의 핀치 검출 방법 및 이러한 방법을 사용하는 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006183392A (ja) 2006-07-13
US20060137251A1 (en) 2006-06-29
US7218069B2 (en) 2007-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4054329B2 (ja) ドア開閉装置
US7309971B2 (en) Opening and closing body control device
US7808197B2 (en) Control apparatus for opening/closing member of vehicle and control method for opening/closing member of vehicle
JP4218403B2 (ja) 車両ドア制御装置
US7690156B2 (en) Door opening/closing control device
US9121214B2 (en) Opening and closing member control apparatus and method for controlling opening and closing member
US7952312B2 (en) Closure panel control apparatus
US7541759B2 (en) Panel member control system
US20060137136A1 (en) Door opening/closing control device
US10267078B2 (en) Vehicular opening/closing body control device
JP5240169B2 (ja) ドアクローズ制御装置
JP4734716B2 (ja) 開閉体の開閉制御装置
US20200235695A1 (en) Opening and closing body control apparatus for vehicle
JP2003120125A (ja) 車両スライド扉用動力スライド装置の挟み込み判定制御
JP2019002224A (ja) 車両用開閉体制御装置
JP2008082166A (ja) ドア開閉制御装置
JP2008150828A (ja) 車両用開閉体の制御装置
JP4482383B2 (ja) 車両用自動開閉装置
US20200224476A1 (en) Vehicle door device
JP2018141338A (ja) 電動スライドドア制御装置
JP4857943B2 (ja) 車両用開閉体の制御装置
JP2003184426A (ja) 車両用開閉体制御装置
JP5596911B2 (ja) 開閉部材制御装置
JP2006217697A (ja) モータの速度制御装置
JP2003143882A (ja) 車両スライド扉用動力スライド装置の挟み込み判定制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060525

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071114

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071207

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101214

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101214

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111214

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111214

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111214

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121214

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131214

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees