JP4053964B2 - ディスク記録装置とディスク再生装置 - Google Patents

ディスク記録装置とディスク再生装置 Download PDF

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Description

この発明は、データの記録にディスク状記憶媒体を用いた記録装置と再生装置に係り、特に光ディスクや光磁気ディスクなどを用いたビデオデータの記録装置と再生装置に関する。
近年、民生用の映像・音声信号を記録する機器として、光や光磁気によってディジタルデータを記録再生する方式のディジタルビデオディスクが普及してきている。
そして、このようなディジタルビデオディスクについては、例えばDVD−RAM、DVD−RW、DVD+RWなどの規格が存在し、これらを使用したレコーダーはディジタルビデオディスクレコーダーと呼ばれている。
なお、以下、このディジタルビデオディスクレコーダーについては、“ディスク”又は“光ディスク”と略記する場合もある。
しかし、この光ディスクの記録ビットレートは、HDD(ハードディスクレコーダー)による最高記録ビットレートと比較すると著しく遅く、毎秒記録可能なデータ量は、例えばATA100規格によるHDDの場合、連続データの読み書きで実質的には320Mbps(Mbit/sec)程度にも達しているのに対して、光ディスクでは、1倍速のとき11Mbps 程度しかない。
この結果、光ディスクでは、それに記録可能な記録レートが最高記録ビットレートまでに抑えられるので、MPEG方式などによるデータ圧縮回路でバリアブルビットレート記録に際して、細かい絵柄で且つ動きの速いシーンのとき、必要な記録ビットレートが不足して、画像の解像度が目で見て分かる程度に悪化してしまうという問題がある。
そこで、このような問題点に対処し、光(光磁気)ディスクの最高記録ビットレートを上げるため、ディスクの片面にn個(nは2以上の整数)、両面では2n個の光ヘッドを用い、これにより角速度一定の記録方式でありながら、線速度一定の記録方式の場合と同等の高記録密度で高転送レートを実現したディスク装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、再生時の転送レートを向上させるため、n個の光ピックアップを備え、最外周の光ピックアップで検出した信号によりスピンドルモーターを制御し、これによりデータ転送が破綻することなく転送レートの高速化を実現できるようにした光ディスク装置および再生方法も従来から知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特開平4−184782号公報 特開平8−321125号公報
しかしながら、特許文献1による従来技術の場合、複数の光ヘッドをそれぞれ用いて記録再生することが前提になっているため、光ディスクの通常のデータフォーマットである線速度一定(CLV方式:ディスク上の記録済ピット間隔が一定)の規格から外れた記録再生方式になっていて、汎用性に欠けている。
また、特許文献2による従来技術では、単に複数の光ピックアップを使用してディスクから高速にデータを読み出す方式にすぎないので、再生レートは向上できるが、記録レートの向上については何も考慮されていない。
本発明は、上記した従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、細かい絵柄で且つ動きの速いシーンについても解像度が低下することのないディスク記録装置とディスク再生装置を提供することにある。
上記目的は、ディスク状記録媒体にデータを記録する複数の記録手段と、各記録手段に記録用データを供給するデータ処理手段と、記録用データ量を削減するエンコード手段と、ディスク状記録媒体に記録する記録用データのアドレスを検出するアドレス検出手段と、前記エンコード手段の最高記録ビットレートの値を設定するビットレート設定手段と、現状の最高記録ビットレートを伸張するデコード手段と、前記各手段を制御するレート制御手段とを備えたディスク記録装置において、前記レート制御手段は、前記記録データ量を削減する手段の情報に基いて可変記録ビットレート記録時の画質が一定の基準より劣化すると判断したとき、前記記録手段を2系統並列に動作させて最高記録ビットレートをNからE×N(Eは1より大きく2以下の数値)に変更してデータを記録可能に制御し、更に画質が一定の基準より劣化すると判断したとき、前記記録手段を3系統並列に動作させることにより、最高記録ビットレートをE×NからF×N(Fは2より大きく3以下の数値)に変更してデータを記録可能に制御することにより達成される。
このとき、前記レート制御手段は、前記アドレス検出手段と前記記録手段、それに前記データ処理手段を用い、記録済みデータが連続するように予めディスク状記録媒体にスペースを空けてデータを記録し、当該スペースに、最高記録ビットレートを上げるためディスクの別領域に記録していたデータを記録することにより、記録データの連続性とディスク規格の充足が得られるようにしても、上記目的を達成することができる。
同じく、このとき、前記ディスク状記録媒体が、光ディスク又は光磁気ディスクで、前記記録手段が半導体レーザーであり、前記エンコード手段がMPEG2方式のエンコーダであるようにしてもよい。
また、上記目的は、ディスク状記録媒体からデータを再生する手段と、データ量が削減されディスク状記録媒体に記録されたデータを元の記録データに復元するデコード手段と、前記デコード手段の最高記録ビットレートの値を設定するビットレート設定手段と、前記ビットレート設定手段の情報に基づいてディスク状記録媒体の回転数を制御する回転数制御手段とを備えたディスク再生装置において、前記回転数制御手段は、最高記録ビットレートNのときの回転数をKとして、最高記録ビットレートがE×N(Eは1より大きく2以下の数値)の場合は回転数が常時E×Kとなるようにディスク回転数を固定制御させ、最高記録ビットレートがF×N(Fは2より大きく3以下の数値)の場合は回転数が常時F×Kとなるようにディスク回転数を固定制御し、記録した最高記録ビットレートに応じて再生時のディスクの回転数をE×K又はF×Kの何れかに固定することにより、再生したデータを記録時のデータに復元することによっても達成される。
次に、上記目的は、ディスク状記録媒体からデータを再生する手段と、データ量が削減されディスク状記録媒体に記録されたデータを元の記録データに復元するデコード手段と、前記デコード手段の最高記録ビットレートの値を設定するビットレート設定手段と、前記ビットレート設定手段の情報に基づいてディスク状記録媒体の回転数を制御する回転数制御手段とを備えたディスク再生装置において、前記回転数制御手段は、再生データから判別した最高記録ビットレートの情報に基づき、最高記録ビットレートNのときの回転数をKとして、最高記録ビットレートがE×N(Eは1より大きく2以下の数値)でデータが記録されているディスク領域では回転数をE×Kに変更し、更に最高記録ビットレートがF×N(Fは2より大きく3以下の数値)でデータが記録されているディスク領域では回転数をF×Kに変更し、記録したデータの最高記録ビットレートに応じて再生時のディスクの回転数を随時変更することにより、再生したデータを記録時のデータに復元することによっても達成される。
また、上記目的は、ディスク状記録媒体からデータを再生する手段と、データ量が削減されディスク状記録媒体に記録されたデータを元の記録データに復元するデコード手段と、前記ディスク状記録媒体から再生するデータのアドレスを検出するアドレス検出手段と、記録済みのデータの中で最高記録ビットレートがNを越えたデータを記憶するデータメモリ手段と、記録済みのデータの中で最高記録ビットレートがNを越えたデータのアドレスを記憶するアドレスメモリ手段とを備えたディスク再生装置において、前記アドレス検出手段とアドレスメモリ手段の情報に基づき、前記データメモリ手段から予め最高記録ビットレートがNを越えたデータを読み出しておき、前記アドレスメモリ手段の情報に基づき、最高記録ビットレートがN以下のデータの部分が再生された場合、この最高記録ビットレートがN以下のデータと前記最高記録ビットレートがNを越えた部分のデータをまとめて前記デコード手段に入力することにより、再生したデータを記録時のデータに復元するように構成しても達成される。
更に、上記目的は、ディスク状記録媒体からデータを再生する複数のピックアップ手段と、データ量が削減されディスク状記録媒体に記録したデータを元の記録データに復元するデコード手段と、前記ディスク状記録媒体から再生するデータのアドレスを検出するアドレス検出手段と、記録済みのデータの中で最高記録ビットレートがNを越えたデータのアドレスを記憶するアドレスメモリ手段とを備えたディスク再生装置において、前記アドレスメモリ手段の情報に基づき、最高記録ビットレートがE×N(Eは1より大きく2以下の数値)のデータに対しては前記ピックアップ手段を2系統並列に動作させ、最高記録ビットレートがF×N(Fは2より大きく3以下の数値)のデータに対しては前記ピックアップ手段を3系統並列に動作させ、再生時、前記ピックアップ手段の個数を変更することにより、再生したデータを記録時のデータに復元するようにしても達成される。
このとき、前記ディスク状記録媒体が、光ディスク又は光磁気ディスクで、前記ピックアップ手段が半導体レーザーであり、前記エンコード手段がMPEG2方式のエンコーダであってもよい。
本発明によれば、例えばMPEG方式などのデータ圧縮回路により、ディスクに記録データをバリアブルビットレートで記録するとき、現状の記録再生可能な光ディスク機器で行われているように、最高記録ビットレートを5Mbps で固定にしておいた場合でも、細かい絵柄で且つ動きの速いシーンでだけ選択的に、最高記録ビットレートを10Mbps とか15Mbps に向上させることができるディスク記録装置とディスク再生装置を提供することができる。
以下、本発明によるディスク記録装置とディスク再生装置について、図示の実施の形態により詳細に説明する。
なお、ここで本発明の実施形態の説明に入る前に、まず、本発明による記録方式について、光ディスクにビットレートNとビットレートEN、それにビットレートFNのデータを記録する場合について説明する。
このとき、EとFはビットレートNに対する倍率で、ここで、まずEは、1より大きく2以下の数値、つまり(1<E≦2)の関係にあり、次にFは、2より大きく3以下の数値、つまり(2<F≦3)の関係にあるものとする。
そして、まず、ここでは、E=2、F=3として説明すると、この場合、本発明では、図1の(a)に示すように、まず、記録可能な最高記録ビットレートがNのレーザー(半導体レーザー)Aを設け、これを主記録用とする。
次に、このレーザーAに追加して、これと同等の性能、つまり記録可能な最高記録ビットレートがNの半導体レーザーを複数個、例えばレーザーBとレーザーCの2個を設け、通常は、これらレーザーB、Cは動作させず、主記録用のレーザーAだけを用いて記録する。
そして、このレーザーAによる記録中、記録ビットレートを最高記録ビットレートNから上げたい場合が生じたら、まず、レーザーB及びその関連回路の動作を開始させる。
そうすると、このときは、レーザーAの最高記録ビットレートN+レーザーBの最高記録ビットレートNとなって、最高記録ビットレートを2N(E=2)に上げることができる。
次に、これら2個のレーザーA、Bで記録中、更に記録ビットレートを最高記録ビットレート2Nから上げたい場合には、更にレーザーC及びその関連回路の動作も併せて開始させる。
そうすると、このときは、レーザーAの最高記録ビットレートN+レーザーBの最高記録ビットレートN+レーザーCの最高記録ビットレートNとなるので、最高記録ビットレートを3N(F=3)に上げることができる。
また、このため、レーザーAによりディスクの内周から外周にデータを記録してゆく際、図1の(b)に示すように、レーザーAによる記憶領域Aとは別に、レーザーB、Cによる記録領域Bと記録領域Cを予め確保しておく。そして、これらの領域B、Cは、それらに記録がなされたかったとき、その後、更に記録したいデータがレーザーAにより上書きされてゆくようにする。
ここで、領域Aは円形の境界線Asの内周から境界線Aeの外周で区切られ、領域Bは境界線Bsの内周から境界線Beの外周で区切られ、領域Cは境界線Csの内周から境界線Ceの外周で区切られている。
なお、図1の(a)に示されている管理情報記録領域とは、ユーザーにより、予め、若しくは後から任意に追加される記録再生可能な領域とは別に、主としてディスクの最内周部分に確保してある領域のことであり、ベースとは、詳しくは後述するが、レーザーを保持している機構をさす。
次に、図2は、レーザーA、B、Cの動きと、ディスク上における記録ピット列の形成状況を示したもので、このときピット(記録ピット)とは、ディスク上にレーザーで開けられる穴のことで、記録データの‘0’と‘1’が交互に続いたとき、データ‘1’の位置で、黒丸で示すように形成されるものである。
そして、ここに図示されているベースは、通常、キャリッジアクチュエータと呼ばれる機構で、レーザーを保持し、ディスクの半径方向に移動させる働きをし、これによりレーザーAは領域A内で、レーザーBは領域B内で、そしてレーザーCは領域C内で、それぞれ移動させられる。
ここで、この図2では、記録ピット列の内、領域Aにおけるピット間隔が、記録再生可能なDVDで採用されている線速度一定(CLV)記録の場合で、高密度記録可能な場合におけるピット間隔(或るピットと次のピットの距離)を表わしている。
このとき、ディスクの回転数(回転速度)は、領域Aにおけるピット間隔が所定の一定の間隔になるように、CLV方式により制御されるため、領域Bでのピット間隔は、領域Aのピット間隔より広くなり、同様な理由で、領域Cのピット間隔は、領域Bのピット間隔より更に広がる。
従って、ディスク上の領域Bと領域Cでは、CLV記録方式による規格を満たしていないが、これの領域は、後でレーザーAにより新らたな記録データで上書き使用されるので、無駄にはならない。
また、ディスク上の領域Bと領域Cのデータを再生する場合、必要ならばレーザーA、B、Cで同時に再生するため、ディスクの回転数を領域Bと領域Cで変える必要は無い。
次に、本発明によるディスク記録装置の実施形態について図3a、bにより説明すると、これは、最高記録ビットレート3Nの場合の一実施形態のブロック図であり、そして図4は、この実施形態における媒体の総記録面積とレーザーA、B、Cの記録位置の関係を示した図である。
なお、ここでは、主記憶媒体として、DVD規格によるディジタルデータを記録再生可能な光ディスクを使用した場合について示しているが、これに限るものではない。
また、このときの記録レートについては、例えば記録ビットレートをNから向上させる場合、1.1Nや1.5N、或いは2.3Nなど、必要とする任意な倍率にすることができる。しかし、ここでは、説明を簡略化するため、一例としてNから2N及び3Nに向上させる場合について説明する。
そして、この図3aにおいて、まず、1は記録レート伸張回路で、主制御部として機能するものであるが、詳細は後述する。次に、2はMPEG2エンコーダで、動画データ量を削減するために一般的に使用されている回路である。
また、3はビットレートN設定部で、ユーザーが外部から通常の記録ビットレートNを2Nや3Nに任意に設定でき、記録ビットレートがNを越えた場合に最高記録ビットレートを2Nや3Nに制限する制御信号を記録レート伸張回路1に出力する働きをする。
以下、4はディスクアドレス検出回路で、ディスク上のアドレスを検出して常に現状のアドレスを示す働きをし、5A、5B、5Cは夫々録再データ処理回路A、B、Cで、MPEG2エンコーダ2の出力であるディジタルのパラレルデータをシリアルデータに変換し、ディスク上に記録し易い様に直流成分を減少させる為に変調/復調等の処理を行う。
このとき、録再データ処理回路5Aは録再用ピックアップ6Aを制御し、録再データ処理回路5Bは録再用ピックアップ6Bを制御し、そして、録再データ処理回路6Cは録再用ピックアップ6Cを制御する。
ここで、録再用ピックアップ6A、6B、6Cは、それぞれデータをディスクに記録するためのレーザー(半導体レーザー)A、B、Cと<ディスクに記録したデータを再生するためのピックアップA、B、Cの双方を備えている。
次に、記録レート伸張回路1の詳細について説明すると、これは、図示のように、記録レート計算回路11とビットレート2N検出部12、ビットレート3N検出部13、PU A/Bアドレスメモリ14、PU A/Cアドレスメモリ15、回路A、B、C制御部16、それにピックアップ制御部17で構成されている。
そして、まず、記録レート計算回路11は、記録レートを計算して次段の回路に制御信号を渡す働きをし、次に、ビットレート2N検出部12は、記録レート計算回路11の出力を受けてビットレートが2Nになった場合に次段の回路に制御信号を渡す働きをし、ビットレート3N検出部13は、ビットレートが3Nになった場合に次段の回路に制御信号を渡す働きをする。
更に、PU A/Bアドレスメモリ14は、ビットレートが2Nになった場合の録再用ピックアップ6A、6Bのアドレスを記憶する働きをし、PU A/Cアドレスメモリ15は、ビットレートが3Nになった場合の録再用ピックアップ6A、6B、6Cのアドレスを記憶する働きをする。
また、回路A、B、C制御部16は、最高記録ビットレートの設定値N、2N、3Nに応じて録再データ処理回路5A、5B、5Cを動作させる働きをし、ピックアップ制御部17は、録再データ処理回路5A、5B、5Cと連動して、これら録再データ処理回路5A、5B、5Cの先に有る録再用ピックアップ6A、6B、6Cを動作させる働きをする。
ところで、MPEG2エンコーダ2は一般的な回路で周知のものを使用すればよいので、詳細な説明は割愛し、簡単に説明すると、まず、21は動き検出回路で、これは画像の動きを検出する働きをし、次に、22は予測メモリで、前画像のデータを一時的に蓄える働きをする。
また、23はDCTで、データの周波数成分を分解し、24は量子化部で、周波数成分によりデータの重み付けを行い、25は逆量子化部で、量子化部24と逆の逆量子化を行い、26はIDCTで、分解されたデータの周波数成分を元の状態に戻す働きをする。
次に、27は可変長エンコード部で、28はバッファメモリであり、このバッファメモリ28は記録データを一時的に記憶しておく働きをし、そして、29はレート制御部で、周波数成分により記録レートの増減を制御する。
次に、この図3aの実施形態において、記録ビットレートを必要な場合にのみ向上させる制御手順について、図4により説明する。このとき、データはディスクの内周から外周に向かって記録してゆくものとする。
そして、記録時は、通常、記録用レーザー1個(録再用ピックアップ6A内のレーザーA)により、図1のディスクの一番内側の境界線Asから記録を開始していく。
このとき、図1のディスクにおいて、境界線Asから境界線Ceまで、1μm(ミクロンメータ)未満の幅の溝が、途切れること無く渦巻き状に連続して彫ってあり、この溝の中で記録データが‘1’のときレーザーAをONにし、図2の黒丸印(●)で示すようにピットを形成させ、記録データが‘0’のときはレーザーAをOFFとしてデータを記録していく。
ここで、図4のNo.1〜No.7は、ディスクの境界線Asから境界線Ce迄渦巻き状に続いている溝を、見易くするため、直線にして示した図である。
そして、この図4の中のD1は、データの塊(例えば11Mbitのデータの塊)を表わしたもので、D2−1、D2−2、D2−3は、同じくD2のデータの塊を2箇所以上記録する場合、領域Aに記録するときはD2−1とし、領域Bに記録するときはD2−2、領域Cに記録するときはD2−3と表記したものである。
この図4において、いま、No.1のデータD2の記録ビットレートを2倍(2N)に上げたい場合は、No.2に示すように、録再用ピックアップ6Aよりもデータの外周部分に装着してある録再用ピックアップ6B内のレーザーBを動作させ、D2−2を記録する。
また、記録ビットレートが2Nでも足りない場合は、No.3に示すように、レーザーBよりさらに外周部分に装着されている録再用ピックアップ6C内のレーザーCを動作させ、D2−3を記録する。
ここで、次に記録するデータD3の記録ビットレートがNに戻る場合は、No.4に示すように、データD2−2とデータD2−3を後で記録するためのスペース(領域Aの☆印部分)を空けてD3以降を記録していく。
このとき、レーザーB、Cで記録したデータは、あくまでも仮に記録しておくためのデータであり、後でこれらのデータ(D2−1、D2−2、D2−3)を連続した形に再記録できるようにスペースを空けておく。
次に、データD5の記録ビットレートを2Nに上げる必要が生じた場合には、No.5に示すように、データD2−2に続けて更にデータD5−2を記録する。このとき、データD5の記録ビットレートは3Nに上げる必要が無いので、次のNo.6に示すように、後でデータD5−2を記録するためのスペース(図の☆印部分)を空け、ここにデータD6として記録する。
一方、途中記録が途切れたときは、No.7に示すように、後で☆印部分にデータD2−2、D2−3、D5−2を追記しておく。
すなわち、この実施形態では、レーザーB、Cで記録したデータは、あくまでも仮に記録しておくためであり、後でデータが連続した形のデータD2−1、D2−2、D2−3及びデータD5−1、D5−2となるように再記録した後は、通常のデータ記録領域としてデータが上書きされる。
このとき、現状の記録データの記録が境界線Aeまで達した場合、そのまま領域Bと領域Cを上書きしながら続いて記録していくことになり、このため、領域B、Cの間は記録ビットレートをNから上げられないが、ディスクにデータが記録されない空き領域が生じてしまうことは無い。
次に、図3aにより、本発明の一実施形態に係るディスク記録装置について、更に詳細に説明すると、まず、画像(記録)データは、MPEG2エンコーダ2に入力される。ここで、このMPEG2エンコーダ2は、全体としては一般的に使用されているものと同じである。
このとき、レート制御部29は、ユーザーにより任意に設定されたN信号をビットレートN設定部3から入力し、これにより、この実施形態におけるバリアブルビットレート記録時の最高記録ビットレートをNにした動作状態にされる。
ここで、この実施形態におけるMPEG2エンコーダ2が、従来の回路と異なる点は、レート制御部29により最高記録ビットレートが3N迄はレート制限をかけずにそのまま量子化回路24を動作させるように構成されている点と、バッファメモリ28として記憶容量の多いものが備えられている点にある。
そして、まず、最高記録ビットレートが2N以下のときは、記録レート計算回路11の出力信号がビットレート2N検出部12からPU A/Bアドレスメモリ14に入力され、この時点でのレーザーAとレーザーBのアドレスがPU A/Bアドレスメモリ14により記憶される。
これにより、回路A、B、C制御部16とピックアップ制御部17は、録再データ処理回路5Aと録再用ピックアップ6AのレーザーAが、例えば図4のNo.5のデータD5−1を記録しているとき、それと同時に、並行して録再データ処理回路5Bと録再用ピックアップ6BのレーザーBを動作させ、データD5−2を記録する。
このとき、図5aのタイムチャートにおけるバッファメモリ出力T1a:記録)を見れば明らかなように、最高記録ビットレートがNまでのとき必要なクロック周波数をCLKとすると、図3aのバッファメモリ28のデータは、クロック周波数を2倍にして、つまり2CLKに上げて読み出す必要があることが判り、同じく、録再データ処理回路5A、5Bには、2NのデータレートをデータレートNに下げる回路が必要なことが判る。
つまり、バッファメモリ28のデータがタイミングT1aで出力された場合、D5−1とD5−2のデータは、それぞれ録再データ処理回路5Aと録再データ処理回路5Bにより少し遅らされ、時刻T2aと時刻T3aのタイミングで出力され、それぞれレーザーA、レーザーBでディスクの領域Aと領域Bの該当するアドレスに記録されることになる。
また、図3aにおいて、最高記録ビットレートが3N迄の場合は、記録レート計算回路11から、ビットレート2N検出部12とビットレート3N検出部13に出力信号が供給されるようになる。
このときのレーザーAとレーザーB、それにレーザーCのアドレスを、PU A/Bアドレスメモリ14とPU A/Cアドレスメモリ15により記憶し、回路A、B、C制御部16とピックアップ制御部17を用い、録再データ処理回路5AとレーザーAにより、例えば図4のデータD2−1を記録するのと同時に録再データ処理回路5BとレーザーBを動作させ、データD2−2を記録し、更に、これと同時に録再データ処理回路5CとレーザーCを動作させ、データD2−3を記録する。
このときも図5aのタイムチャート(T1a)から明らかなように、図3のバッファメモリ28のデータは、同じく3CLKのクロックに周波数を上げて読み出す必要があることと、録再データ処理回路5A、5B、5C内に3NのデータレートをNのデータレートに下げる回路が必要なことが判る。
こうして、タイミングT1aでバッファメモリ28からデータが読み出さされた場合、D2−1とD2−2、それにD2−3の各データは、それぞれ録再データ処理回路5Aと録再データ処理回路5B、それに録再データ処理回路5Cにより、少し遅れたタイミングT2a、T3a、T4aで出力され、それぞれレーザーA、レーザーB、レーザーCによりディスクの領域Aと領域B、それに領域Cの該当するアドレスに記録される。
そして、図4のNo.4〜No.6の☆印部分(D2−2、D2−3及びD5−2)は予め空けて記録し、図4のD6以降で記録動作が中断したとき、No.7に示すように、そのデータを領域Bと領域Cから領域Aに移動させる。
そこで、この動作については、データ整列時と呼び、以下、このデータ整列時の動作について、図3bにより説明する。ここで、この図3bは、録再用ピックアップ6B、6Cと録再データ処理回路5B、5Cにおけるデータの方向が、図3aと異なるだけである。
そして、まず、領域BのデータD2−2と領域CのデータD2−3を領域AのデータD2−1の後に移動させる場合の動作について説明する。
最初、回路A、B、C制御部16とピックアップ制御部17により、PU A/Bアドレスメモリ14に記憶してあるアドレスに基いて、録再データ処理回路5Bと録再用ピックアップ6B内のピックアップBをONにする。
そして、D2−2のデータをピックアップBにより再生し、録再データ処理回路5A内のバッファメモリ(図示せず)に伝送する。
また、このD2−2のデータを再生すると同時にPU A/Cアドレスメモリ15に記憶されているアドレスに基づき、回路A、B、C制御部16とピックアップ制御部17により録再データ処理回路5Cと録再用ピックアップ6C内のピックアップCをONにしてD2−3のデータを再生し、録再データ処理回路5A内のバッファメモリ(図示せず)に伝送する。
そして、各バッファメモリにD2−2、D2−3のデータが格納し終わった時点で、同じくPU A/Bアドレスメモリ14に記憶されているアドレスに基づき、回路A、B、C制御部16とピックアップ制御部17により、録再データ処理回路5Aと録再用ピックアップ6A内のレーザーAをONにし、図5b及び図4のNo.7の領域Aに示すように、D2−2、D2−3のデータを記録していく。
また、領域BのデータD5−2についても、同じく図5b及び図4にNo.7の領域Aに示すように、領域BからピックアップBによりD5−2のデータを再生し、レーザーAにより領域Aの該当する箇所に書き込む。
このとき、レーザーAによる記録領域が途中で境界線Bsに達してしまった場合、記録済みのD2−2、D5−2、……以下のデータは不要なので、そのままレーザーAにより、通常の記録レートでの記録を続ける。
このようにレーザーA、B、Cで記録したデータ量を、CLV方式によりディスクに記録可能な最大データ量以下に抑えるように制御することにより、ディスクに無駄な領域が生じないようにすることができる。
次に、本発明によるディスク記憶装置により、上記のようにしてディスク上に整列させたデータを再生させるための本発明の実施形態に係るディスク再生装置について、以下、図示の実施形態により詳細に説明する。
図6は、本発明に係るディスク再生装置の一実施形態で、この実施形態が図3aと図3bで説明した実施形態と異なる点は、MPEG2デコーダ7とディスク回転数制御回路8、それにMPEG2デコーダ7に可変長デコード部30が備えられている点と、データの方向にある。
このとき、録再用ピックアップ6A、6B、6CのピックアップA、B、Cの各々及び録再データ処理回路5A、5B、5Cの各々とピックアップ制御部17により請求項にいうデータを再生する手段を構成する。
そして、まずMPEG2デコーダ7は、動画データ量を削減するために一般的に使用されているMPEG2エンコーダにより圧縮されたデータを伸張して、元の画像データに復元する働きをする。
そして、このMPEG2デコーダ7は、可変長デコーダ部30は異なっているが、他の部分は図3のMPEG2エンコーダ2と同じ回路で構成されている。
次に、ディスク回転数制御回路8は、最高記録ビットレートに応じてディスクの回転数を制御する働きをするもので、図6のビットレートN設定回路3により設定されたディスクの回転数が3倍速(ビットレート3Nの場合、つまりFNの場合)なら、ディスクの回転数を3倍速に、つまり通常の回転数をKとすれば、回転数を3Kに上げる。
そして、この実施形態によりディスク上に整列させたデータを再生させるための第1の手順では、ディスク回転数3Kのもとで、つまり可変ビットレート方式のもとで、録再用ピックアップ6A内のデータ再生用ピックアップAと録再データ処理回路5A、それにMPEG2デコーダ7だけをONにし、図7aのT2cに示すように、最高記録ビットレート3Nで記録されているデータを3倍速で再生する。
そうすると、図4のNo.7で一定の時間(3T)内に、データ再生能力を3倍に引き上げることができ、最高記録ビットレートが3Nのデータ(D2−1、D2−2、D2−3)を3T時間内に処理し、記録したデータを元のデータに復元できる。
このとき、録再データ処理回路5AとMPEG2デコーダ7内のクロックも3倍の周波数にする必要があるのはいうまでもない。また、この結果、最高記録ビットレートが2N(EN)の場合は、ディスクの回転数は当然2K(E=2)で、録再データ処理回路5AとMPEG2デコーダ7内のクロックも、同じくE倍、つまり2倍の周波数にしなければならない。
ところで、この第1の手順においても、下記のように、ディスク上の最高記録ビットレート2Nや3Nの付近でだけ2倍速及び3倍速で再生するという手順も考えられる。
この手順の場合、まず、図6において、バッファメモリ28内のデータのヘッダ(ユーザー記録データの先頭に有る記録レート等の情報)をレート制御部29で調べ、ビットレート3Nで記録した箇所があるか否かを確認する。
ここで、ビットレート3Nで記録した箇所があった場合は、ディスク回転数制御回路8を働かせ、ディスクの回転数を3倍速、つまり回転数を3Kに上げ、録再用ピックアップ6A内のピックアップAと録再データ処理回路5A、それにMPEG2デコーダ7をONにする。
このとき、録再データ処理回路5AとMPEG2デコーダ7内のクロックも3倍の周波数にし、図7aのT2cに示すように、最高記録ビットレート3Nで記録してあるデータを3倍速のもとで再生するのである。
こうすることにより、図4のNo.7に示すように、一定の時間内にデータを再生することができる能力を3倍に引き上げることができ、最高記録ビットレートが3NのデータD2−1、D2−2、D2−3を時間3T内に処理し、記録されていた元のデータに復元することができる。
従って、最高記録ビットレートが2Nの場合は、ディスクの回転数は2倍で、録再データ処理回路5AとMPEG2デコーダ7内のクロックも2倍の周波数にしなければならないことはいうまでもない。
ところで、以上の手順の場合、再生動作中、ディスクを2倍速又は3倍速(固定)で高速に回転させたり、途中で1倍速、2倍速、3倍速に変更するのは難しい点があるため、現実的には下記の第2の手順によるのが望ましい。
前述した第1の手順では、再生中、ディスクを常に2倍又は3倍速とした場合と、再生の途中で倍速を変更する場合でも、データD2−1、D2−2、D2−3については3倍速にし、データD5−1、D5−2については2倍速としている。
ここで、再生時に2Nや3Nのビットレートが必要なのは、図4のNo.7の☆印部分のように、ディスクの記録領域の一部分のみである。そこで、この第2の手順では、図8に示す実施形態を用い、☆印部分のデータD2−2、D2−3、D5−2についてだけ電源ON時や、データ再生開始時に通常の速度(K)で再生し、あらかじめメモリに記憶しておき、後でD2−1、D5−1とあわせてデータを復元する。
この図8の実施形態は、図6の実施形態にショックプルーフメモリ9を追加したもので、このとき、このショックプルーフメモリ9は、図6の再生データ以降のデータ処理回路用にデータを一時的に蓄える役割を持つバッファメモリ28とは別のメモリのことであり、その他の構成には変わりはない。
そして、このショックプルーフメモリ9には、☆印部分のデータD2−2、D2−3、D5−2を予め記憶させておき、図7bのTMに示すように、データD2−1とD5−1を再生する直前に、このショックプルーフメモリ9から読み出してバッファメモリ28に転送する。
そうすると、ここで、図7bのT2dに示すように、録再データ処理回路5Aから出力されてくるデータD2−1とD5−1に合わされ、図5aのT1aに示すように、元のデータと同じに復元される。
このようにすれば、ディスクの一部分に高記録ビットレートの部分があるディスクを常時、2倍速や3倍速に駆動して、無駄な電力が消費されるのを許しておかなくても済み、一時的にディスクの回転数を2倍速や3倍速にするという難しい制御を行なわせたりする必要も無くすことができる。
ところで、以上の実施形態では、記録ビットレートがNを越えるデータについてもディスク上で連続して整列させるようにしているが、ここでレーザーAが図1の領域Aの最後の境界線Aeに到達したときデータの記録を終了させ、領域Bと域Cは残したままにすることも可能である。
そこで、以下、このようにディスクの領域B、Cを残すようにした場合の本発明によるディスク記録装置とディスク再生装置の実施形態について説明する。
ここで、まず、図9は、ディスクなどの記録媒体の総記録面積とレーザーA、B、Cによる記録位置の関係を示した図で、図10は、本発明によるディスク再生装置の他の一実施形態を示すブロック図である。
このとき、この図10の実施形態は、図6の実施形態において、それらからディスク回転数制御回路8を除いた上で、録再データ処理回路5A、5B、5Cからバッファメモリ28に行くバスを別々に3系統設けたものであり、その他の構成は同じである。
なお、この実施形態でも、記録レートの制御については、例えば記録ビットレートをNから向上させる場合、1.1Nや1.5Nや2.3Nなど、必要最小限行ってゆけば良いが、この実施形態でも、説明を簡略化するため、同じく記録ビットレートをNから2N、及び3Nに向上させる場合について説明する。
そして、この実施形態の場合、記録時には、図3bで説明したデータ整列は行わない。すなわち、図4のNo.7の領域Aにおける☆印部分を空けずに、図9のNo.7の領域Aに示すように、ディスク上のデータD2−1の次にはデータD3を記録する。同様に、ディスク上のデータD5−1の次にはデータD6を記録する。
従って、この実施形態においても、記録時は、図3aのときと同じく、録再データ処理回路5A、5B、5Cと、録再用ピックアップ6A、6B、6Cの各レーザーA、B、Cを動作させ、図9に示すように、データD2−1、D2−2、D2−3をディスクに同時に記録することになる。
また、データD5−1、D5−2についても、録再データ処理回路5A、5Bと、録再用ピックアップ6A、6Bの各レーザーA、Bを動作させ、同じく図9に示すように、同時に記録することになる。
そして、再生時、例えばデータD2−1やD5−1の再生時には、図10の録再データ処理回路5B、5Cと、録再用ピックアップ6B、6Cを動作させ、データD2−2、D2−3とデータD5−2を、図7cのT2e、T3e、T4eに示すように、データD2−1、D2−2、D2−3と、データD5−1、D5−2がバッファメモリ28に同時に入力されるように制御するのである。
従って、本発明に係るディスク記録装置とディスク再生装置の実施形態は、ディスク状記録媒体として光ディスク又は光磁気ディスク、記録手段として半導体レーザー、再生手段として半導体ピックアップ、記録データ量を削減する手段としてMPEG2方式を用い、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RWなどの一般的なディジタルビデオディスクレコーダーに適用することができる。
ここで、上述したように、一般にMPEG2方式により可変記録ビットレートでデータを記録する場合、例えばビットレートの上限が5Mbps の可変記録ビットレートのもとで光ディスク上に記録していく場合、動きの激しいシーンでは解像度が悪くなる。
しかし、上記した本発明の一実施形態によれば、その動きの激しいシーンでのみ必要に応じて10Mbps や15Mbps で記録させることができるので、動きの激しいシーンの画質の劣化が最小限で済む。
また、上記したディスク記録装置の一実施形態によれば、例えば5Mbps の最高記録ビットレートを越えた部分の記録データはディスクの別領域に一時的に記録させ、後で越えた部分の記録データを読み出した上でデータを並べ替えるようにしたので、記録データの連続性と光ディスクや光磁気ディスクのCLV規格を満たすことができる。
また、上記したディスク再生装置の一実施形態によれば、一部最高記録ビットレート15Mbps で記録済みのディスクを1個のピックアップで再生するため、最高記録ビットレート15Mbps で記録したディスクの通常の回転数をKとしたとき、再生時にディスクの回転数を3Kに固定してデータを再生するので、最高記録ビットレート15Mbps のデータを記録したディスクから元の記録データを復元できる。
また、上記したディスク再生装置の一実施形態によれば、一部最高記録ビットレート15Mbps で記録済みのディスクを1個のピックアップで再生するため、最高記録ビットレート15Mbps で記録したディスクの通常の回転数をKとしたとき、再生時に最高記録ビットレート15Mbps で記録済みの箇所のみディスクの回転数を3Kに上げて再生するので、常時回転数を3Kにするより低い消費電力にて、最高記録ビットレート15Mbps のデータを記録したディスクから元の記録データを復元できる。
また、上記したディスク再生装置の一実施形態によれば、一部最高記録ビットレート15Mbps で記録済みのディスクを1個のピックアップで再生するため、電源ON時や再生開始時、予め回転数Kで最高記録ビットレートがNを越えた部分のデータを読み出し、半導体メモリに一時蓄えておき、そのデータとペアとなる最高記録ビットレートがN以下のデータの部分が再生されたとき、これら両者をまとめて元の記録データに復元でき、この結果、ディスクの回転数を上げ無駄な電力を消費せずに最高記録ビットレートが3Nの記録済みデータを再生できる。
また、上記したディスク再生装置の一実施形態によれば、最高記録ビットレートが5Mbps を越えた部分のデータを整列させず、2個又は3個のピックアップで同時に読み出して元の記録データに復元しているので、ディスクの回転数を上げ無駄な電力を消費せずに最高記録ビットレートが5Mbps を越えた部分の記録済みデータを再生できる。
なお、以上に説明した実施形態では、最高記録ビットレートを向上させるために使用されているデータ圧縮方式としてMPEG2方式を採用しているが、本発明は、他のデータ圧縮方式によっても実施できることは言うまでもない。
ところで、以上の実施形態では、光ディスクや光磁気ディスクにデータを記録する場合の最高記録ビットレートを上げるものであったが、ここで、以下、本発明に係るディスク記録装置とディスク再生装置をHDD(ハードディスクデコーダー)のデータバックアップ用に使用する場合について説明する。
HDDのデータバックアップ用として光ディスクを使用する場合、HDDの方がデータ転送速度が速いため、大容量のデータファイルをコピーする際、光ディスクはHDDの記録速度に追いつかない。
それでも後から記録済みのHDDのデータを再生して光ディスクに記録したり、一時的なデータの退避用に光ディスク内に内蔵メモリを多く持つようにしてやれば対応可能である。
しかし、前者は、記録済みデータを再生中にHDDがダウンしたとすると、そのデータはバックアップできなくなり、後者は、内蔵メモリを多く持つことにより回路規模とコストが共に増すため、現実的な解決方法とは言えない。
このとき上記した実施形態による装置をHDDのデータバックアップ用に使用したとすると、この場合、まず、図3aの実施形態において、MPEG2エンコーダ2が不要になり、ここでビットレートN設定部3で記録ビットレート3Nを設定した場合、前述したように、ディスクの領域B、Cのデータを後で領域Aに整列させる手法を用いることにより、HDDのデータを3倍の速度で記録することができ、パックアップが可能になる。
そして、このデータを再生する場合、データをバックアップするだけなので、前述したMPEG2のように一定時間内にデータを再生する必要が無いため、通常通り録再用ピックアップ6Aと録再用データ処理回路5AのみONとしてディスクの回転数は通常の速度にして再生すれば良い。
本発明におけるディスクとレーザーの位置関係とディスクの記録領域の説明図である。 記録開始時及び記録終了時のレーザーの位置を表す説明図である。 本発明に係るディスク記録装置を最高記録ビットレート3N動作にしたときの一実施形態を示すブロック図である。 本発明に係るディスク記録装置をデータ整列時動作にしたときの一実施形態を示すブロック図である。 記録媒体の総記録面積とレーザーA、B、Cによる記録位置の関係を表す説明図である。 本発明に係るディスク記録装置の一実施形態による記録時の動作を説明するためのタイムチャートである。 本発明に係るディスク記録装置の一実施形態によるデータ並べ替時の動作を説明するためのタイムチャートである。 本発明に係るディスク再生装置をN倍速データ再生動作にしたときの一実施形態を示すブロック図である。 本発明に係るディスク再生装置の一実施形態による3倍速再生時の動作を説明するためのタイムチャートである。 本発明に係るディスク再生装置の一実施形態によるショックプルーフメモリ使用時の動作を説明するためのタイムチャートである。 本発明に係るディスク再生装置の一実施形態による領域B、Cを残すときの動作を説明するためのタイムチャートである。 本発明に係るディスク再生装置をショックプルーフメモリ使用動作にしたときの一実施形態を示すブロック図である。 記録媒体の総記録面積とレーザーA、B、Cによる記録位置の関係を表す説明図である。 本発明に係るディスク再生装置を領域B、Cを残す動作にしたときの一実施形態を示すブロック図である。
符号の説明
1 記録レート伸張回路
2 MPEG2エンコーダ
3 ビットレートN設定部
4 ディスクアドレス制御回路
5A 録再データ処理回路A
5B 録再データ処理回路B
5C 録再データ処理回路C
6A 録再用ピックアップA
6B 録再用ピックアップB
6C 録再用ピックアップC
7 MPEG2デコーダ
8 ディスク回転数制御回路
9 ショックプルーフメモリ
11 記録レート計算回路
12 ビットレート2N検出部
13 ビットレート3N検出部
14 PU A/Bアドレスメモリ
15 PU A/Cアドレスメモリ
16 回路A、B、C制御部
17 ピックアップ制御部
21 動き検出回路
22 予測メモリ
23 DCT
24 量子化器
25 逆量子化器
26 IDCT
27 可変長エンコード部
28 バッファメモリ
29 レート制御部
30 可変長デコード部

Claims (8)

  1. ディスク状記録媒体にデータを記録する複数の記録手段と、各記録手段に記録用データを供給するデータ処理手段と、記録用データ量を削減するエンコード手段と、ディスク状記録媒体に記録する記録用データのアドレスを検出するアドレス検出手段と、前記エンコード手段の最高記録ビットレートの値を設定するビットレート設定手段と、現状の最高記録ビットレートを伸張するデコード手段と、前記各手段を制御するレート制御手段とを備えたディスク記録装置において、
    前記レート制御手段は、
    前記記録データ量を削減する手段の情報に基いて可変記録ビットレート記録時の画質が一定の基準より劣化すると判断したとき、前記記録手段を2系統並列に動作させて最高記録ビットレートをNからE×N(Eは1より大きく2以下の数値)に変更してデータを記録可能に制御し、
    更に画質が一定の基準より劣化すると判断したとき、前記記録手段を3系統並列に動作させることにより、
    最高記録ビットレートをE×NからF×N(Fは2より大きく3以下の数値)に変更してデータを記録可能に制御することを特徴とするディスク記録装置。
  2. 請求項1に記載のディスク記録装置において、
    前記レート制御手段は、前記アドレス検出手段と前記記録手段、それに前記データ処理手段を用い、
    記録済みデータが連続するように予めディスク状記録媒体にスペースを空けてデータを記録し、当該スペースに、最高記録ビットレートを上げるためディスクの別領域に記録していたデータを記録することにより、
    記録データの連続性とディスク規格の充足が得られるようにしたことを特徴とするディスク記録装置。
  3. 請求項1に記載のディスク記録装置において、
    前記ディスク状記録媒体が、光ディスク又は光磁気ディスクで、
    前記記録手段が半導体レーザーであり、
    前記エンコード手段がMPEG2方式のエンコーダであることを特徴とするディスク記録装置。
  4. ディスク状記録媒体からデータを再生する手段と、データ量が削減されディスク状記録媒体に記録されたデータを元の記録データに復元するデコード手段と、前記デコード手段の最高記録ビットレートの値を設定するビットレート設定手段と、前記ビットレート設定手段の情報に基づいてディスク状記録媒体の回転数を制御する回転数制御手段とを備えたディスク再生装置において、
    前記回転数制御手段は、
    最高記録ビットレートNのときの回転数をKとして、最高記録ビットレートがE×N(Eは1より大きく2以下の数値)の場合は回転数が常時E×Kとなるようにディスク回転数を固定制御させ、
    最高記録ビットレートがF×N(Fは2より大きく3以下の数値)の場合は回転数が常時F×Kとなるようにディスク回転数を固定制御し、
    記録した最高記録ビットレートに応じて再生時のディスクの回転数をE×K又はF×Kの何れかに固定することにより、
    再生したデータを記録時のデータに復元することを特徴とするディスク再生装置。
  5. ディスク状記録媒体からデータを再生する手段と、データ量が削減されディスク状記録媒体に記録されたデータを元の記録データに復元するデコード手段と、前記デコード手段の最高記録ビットレートの値を設定するビットレート設定手段と、前記ビットレート設定手段の情報に基づいてディスク状記録媒体の回転数を制御する回転数制御手段とを備えたディスク再生装置において、
    前記回転数制御手段は、
    再生データから判別した最高記録ビットレートの情報に基づき、最高記録ビットレートNのときの回転数をKとして、最高記録ビットレートがE×N(Eは1より大きく2以下の数値)でデータが記録されているディスク領域では回転数をE×Kに変更し、
    最高記録ビットレートがF×N(Fは2より大きく3以下の数値)でデータが記録されているディスク領域では回転数をF×Kに変更し、
    記録したデータの最高記録ビットレートに応じて再生時のディスクの回転数を随時変更することにより、
    再生したデータを記録時のデータに復元することを特徴とするディスク再生装置。
  6. ディスク状記録媒体からデータを再生する手段と、データ量が削減されディスク状記録媒体に記録されたデータを元の記録データに復元するデコード手段と、前記ディスク状記録媒体から再生するデータのアドレスを検出するアドレス検出手段と、記録済みのデータの中で最高記録ビットレートがNを越えたデータを記憶するデータメモリ手段と、記録済みのデータの中で最高記録ビットレートがNを越えたデータのアドレスを記憶するアドレスメモリ手段とを備えたディスク再生装置において、
    前記アドレス検出手段とアドレスメモリ手段の情報に基づき、前記データメモリ手段から予め最高記録ビットレートがNを越えたデータを読み出しておき、
    前記アドレスメモリ手段の情報に基づき、最高記録ビットレートがN以下のデータの部分が再生された場合、この最高記録ビットレートがN以下のデータと前記最高記録ビットレートがNを越えた部分のデータをまとめて前記デコード手段に入力することにより、
    再生したデータを記録時のデータに復元するように構成したことを特徴とするディスク再生装置。
  7. ディスク状記録媒体からデータを再生する複数のピックアップ手段と、データ量が削減されディスク状記録媒体に記録したデータを元の記録データに復元するデコード手段と、前記ディスク状記録媒体から再生するデータのアドレスを検出するアドレス検出手段と、記録済みのデータの中で最高記録ビットレートがNを越えたデータのアドレスを記憶するアドレスメモリ手段とを備えたディスク再生装置において、
    前記アドレスメモリ手段の情報に基づき、最高記録ビットレートがE×N(Eは1より大きく2以下の数値)のデータに対しては前記ピックアップ手段を2系統並列に動作させ、
    最高記録ビットレートがF×N(Fは2より大きく3以下の数値)のデータに対しては前記ピックアップ手段を3系統並列に動作させ、
    再生時、前記ピックアップ手段の個数を変更することにより、
    再生したデータを記録時のデータに復元するように構成したことを特徴とするディスク再生装置。
  8. 請求項4から請求項7に記載のディスク再生装置の何れかにおいて、
    前記ディスク状記録媒体が、光ディスク又は光磁気ディスクで、
    前記ピックアップ手段が半導体レーザーであり、
    前記エンコード手段がMPEG2方式のエンコーダであることを特徴とするディスク再生装置。
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