JP2000090571A - 光学情報の記録装置及び再生装置 - Google Patents

光学情報の記録装置及び再生装置

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JP2000090571A
JP2000090571A JP10276623A JP27662398A JP2000090571A JP 2000090571 A JP2000090571 A JP 2000090571A JP 10276623 A JP10276623 A JP 10276623A JP 27662398 A JP27662398 A JP 27662398A JP 2000090571 A JP2000090571 A JP 2000090571A
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optical
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Yasuhiro Ueki
泰弘 植木
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光記録媒体の回転数を高くして最大の転送レ
ートの状態としておき、この回転を変化させることな
く、異なった複数の転送レートの情報を記録或いは再生
することができる光学情報の記録装置を提供する。 【解決手段】 異なる複数の転送レートで入力される入
力信号を、一時記憶手段8,9に記憶し、この記憶した
入力信号を一時記憶手段から読み出して光記録媒体Dに
書き込むようにした光学情報の記録装置において、前記
一時記憶手段の記憶量を監視する記憶量監視手段11を
有し、この記憶量監視手段が第1の記録基準値を検出し
たことに応答して前記複数の転送レートのいずれのもの
よりも速い転送レートで前記光記録媒体への書き込みを
開始し、前記記憶量監視手段が前記第1の記録基準値よ
りも小さい第2の記録基準値を検出したことに応答して
前記光記録媒体への書き込みを中断するようにする。こ
れにより、光記録媒体の回転数を高くして最大の転送レ
ートの状態としておき、この回転を変化させることな
く、異なった複数の転送レートの情報を記録できるよう
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DVD−RAM、
DVD−RW等の記録再生を行うことのできる記録装置
或いは再生装置であって、データに対して圧縮伸長等を
行うために、これを一時的に記憶する記憶手段を有する
記録装置及び再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、従来のポータブルDVDプレー
ヤ等のようにデータの圧縮伸長技術を用いる記録再生装
置、例えばMDにおいては、約10秒間に相当する4M
B(ヒ゛ット)のショックプルーフメモリを有しており、こ
のメモリにてデータを一時記憶することを利用し、メモ
リから音楽信号が再生されている間に、ピックアップを
キックして次に再生するセクタに対して回転待ちしてい
る。記録時は、記録信号を一時的にメモリに圧縮後一時
記憶し、この信号を読み出しつつ間欠的にディスクに記
録し、ピックアップとして余った時間は、キックして次
に記録するセクタに対して回転待ちしている。
【0003】また、例えばDVDプレーヤにおいては同
様に、4MBの一時記憶メモリを持っていて、信号の転
送は可変転送レートで行なわれ、例えば8Mbpsの転
送速度の時には、0.5秒程度に対応する記憶時間を持
っていて、同様にキックして回転待ちをしている。現在
では、このような一時記憶メモリとして16MB或い
は、それ以上の記憶容量のDRAMを使用するのが一般
的となってきており、一時記憶時間としても、2秒或い
はそれ以上の時間を確保することが安価にできる。ちな
みに64MB(ビット)では、8Mbpsで8秒の記憶
時間を持つことになる。このように一時記憶メモリを持
っていて、これを利用して、1つの転送レートの信号を
記録再生する技術は例えば特開昭59−172169号
公報や、特開平5−128531号公報等において開示
されている。
【0004】ところで、レーザー光線を利用して高密度
な情報の再生あるいは記録を行う技術は上述のように公
知であり、主に光ディスクとして実用化されている。光
ディスクは再生専用型、追記型、書き換え型に大別する
ことができる。再生専用型は音楽情報を記録したコンパ
クト・ディスクや画像情報を記録したVCD、DVD等
として、また追記型はCD−R、DVD−R等として商
品化されている。現在では書き換え型として、CD−R
WやDVD−RAM、DVD−RW等が映像、音声記録
やパソコン用のデータファイル等として商品化されつつ
ある。
【0005】書き換え型はレーザー光線等の照射条件を
変えることにより2つ以上の状態間で可逆的に変化する
記録薄膜を用いるものであり、主なものとして光磁気型
と相変化型がある。このうち相変化ディスクはレーザー
光の照射条件を変化させることにより記録膜をアモルフ
ァスと結晶間で可逆的に状態変化させて信号を記録し、
アモルファスと結晶の反射率の違いを光学的に検出して
再生するものである。従って、再生専用型や追記型と同
様にレーザー光の反射率変化として信号の再生が可能で
あり、またレーザーパワーを消去レベルと記録レベルの
間で変調することにより、オーバーライトが1ビームで
できるため装置構成を簡単にできるといったメリットが
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、より高
密度なディスクにおいては、ディスク個々のばらつき
や、ディスクの記録回数、周囲の温度等の環境条件によ
り、最適な記録条件が異なることにより、再生品質が悪
くなるという新たな課題が発生する場合もあった。この
ように、ディジタル圧縮伸長における記録再生では、例
えば線速度を一定にして記録再生するためにディスクの
回転数を変化させて記録しようとすると、例えば相変化
媒体や光磁気媒体の場合でも、共に熱記録の範囲の記録
なので、ディスクの回転数が変化してしまうと、記録特
性が劣化すると言う問題点がある。また、圧縮伸長の記
録の中で、特にMPEG技術を用いたデータでは、記録
時間を切り換えて、例えば、高画質な転送レート8Mb
psの2時間モード、やや高画質な転送レート4Mbp
sの4時間モード、普通画質な転送レート2Mbpsの
8時間モード等の中から、希望するモードの選択を行な
うと、早い速度で動くような画質や、画面全体がランダ
ムに動くような画質では、普通画質でも画質の品位が極
端に落ちるというような問題がある。
【0007】そこで、この問題点を解決するために、デ
ィスク個々にて最適な記録条件を決定するために、テス
ト記録を行なってこの信号を再生し、再生信号の品質を
測定することによって最適値を探すことが必要であった
が、これを記録時に行うのでは、時間がかかりすぎてし
まい、本来の記録すべき信号の頭の部分が記録できない
等の問題があるので実用的ではない。本発明は、以上の
ような問題点に着目し、これを有効に解決すべく創案さ
れたものであり、その目的は光記録媒体の回転数を高く
して最大の転送レートに対応する線速度の状態としてお
き、この回転を変化させることなく、異なった複数の転
送レートの情報を記録或いは再生することができる光学
情報の記録装置及び再生装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に規定する発明
は、異なる複数の転送レートで入力される入力信号を、
一時記憶手段に記憶し、この記憶した入力信号を一時記
憶手段から読み出して光記録媒体に書き込むようにした
光学情報の記録装置において、前記一時記憶手段の記憶
量を監視する記憶量監視手段を有し、この記憶量監視手
段が第1の記録基準値を検出したことに応答して前記複
数の転送レートのいずれのものよりも速い転送レートで
前記光記録媒体への書き込みを開始し、前記記憶量監視
手段が前記第1の記録基準値よりも小さい第2の記録基
準値を検出したことに応答して前記光記録媒体への書き
込みを中断するようにしたものである。
【0009】これにより、光記録媒体の回転数を記録時
の入力信号の最大転送レートよりも高い転送レートにな
るように高い回転数にして光記録媒体への書き込み速度
をその高い転送レートに固定しておく。この状態で、入
力信号の圧縮データを記録する一時記憶手段へそれぞれ
の入力信号の転送レートで一時記憶させる。そして、記
憶量監視手段が第1の記録基準値を検出すると、この一
時記憶手段からの読み出し及び光記録媒体への記録を開
始し、一時記憶手段のデータ記憶量が減少して第2の記
録基準値を検出するとこの一時記憶手段からの読み出し
を一時的に中断する。以後、この動作を繰り返し行なう
ことになる。これにより、光記録媒体の回転数を変更す
ることなく、複数の記録モードに対応することが可能と
なる。
【0010】請求項2に規定する発明は、光記録媒体か
ら読み出した再生信号を、一時記憶手段に記憶し、この
記憶した再生信号を一時記憶手段から読み出して異なる
複数の転送レートで出力するようにした光学情報の再生
装置において、前記一時記憶手段の記憶量を監視する記
憶量監視手段を有し、この記憶量監視手段が第1の再生
基準値を検出したことに応答して前記光記録媒体からの
読み出しを中断し、前記記憶量監視手段が前記第1の再
生基準値よりも小さい第2の再生基準値を検出したこと
に応答して前記各転送レートのいずれのものよりも速い
転送レートで前記光記録媒体から読み出しを再開するよ
うにしたものである。
【0011】これにより、光記録媒体の回転数を再生時
の再生信号の最大転送レートよりも高い転送レートにな
るように高い回転数にして光記録媒体からの読み出し速
度をその高い転送レートに固定しておく。この状態で、
光記録媒体から情報を読み出して一時記憶手段へ一時記
憶させる。そして、一時記憶手段から各再生信号に対応
した転送レートで読み出して再生信号が出力される。そ
して、記憶量監視手段が第1の再生基準値を検出した時
に、光記録媒体からの読み出しを一時的に中断し、そし
て一時記憶手段のデータ記憶量が減少して第2の再生基
準値を検出すると光記録媒体からの読み出しを再開す
る。以後、このような動作を繰り返し行なって行く。こ
れにより、光記録媒体の回転数を変更することなく、複
数の再生モードに対応することが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る光学情報の
記録装置及び再生装置の一実施例を添付図面に基づいて
詳述する。図1は光学情報の記録装置と再生装置とを組
み合わせた記録再生装置を示すブロック構成図、図2は
光記録媒体(光ディスク)内のセクタの概念を説明する
ための説明図である。一般に再生装置と記録装置は、多
くの部品を共通にして使用されるので、ここでは両装置
を組み合わせた記録再生装置を例にとって説明する。ま
ず、光記録媒体として代表される光ディスクDの構成
は、図2に示すようにこの記録面全体に同心円状、或い
は螺旋状に多数のトラック(図示せず)が形成されてお
り、図2では一例として半径の異なった位置の2つのト
ラックA、Bを示している。ここでは光ディスクDは線
速度(CLV:Constant Linear Ve
rocity)が一定で回転制御されるので、内周側の
トラックAでは一周が例えば4つのセクタに分割設定さ
れ、外周側のトラックBでは一周が例えば8つのセクタ
に分割設定されている。そして、回転周期は、後述する
ピックアップ手段が内周側のトラックAに位置する時が
40msec、外周側のトラックBに位置する時が80
msec程度である。尚、上述のようにトラックA、B
間或いはその内外周側にも多数のトラックが存在する。
【0013】次に、図1を参照して記録再生装置につい
て説明する。図中、符号2は光ディスクDを回転するス
ピンドルモータ、符号3は情報読み出し用のレーザ光を
発生するレーザ発生部や光ディスクDに照射されたレー
ザ光の反射光を検出する検出部を有する光ピックアップ
部3であり、この光ピックアップ部3は駆動機構(図示
せず)により光ディスクDの半径方向へ一体的に移動さ
れる。符号4は、プリアンプ部であり、上記光ピックア
ップ部3により読み出した信号から再生信号とサーボ信
号を、また、CLV制御用の速度信号をそれぞれ生成す
る回路であり、これには、フォーカス信号生成回路、ト
ラッキングエラー信号生成回路、再生信号生成回路、イ
コライザー回路、PLL回路、速度信号生成回路等が含
まれる。また、このプリアンプ部4は、記録時には記録
すべき信号を光ピックアップ部3へ送る。符号5は、サ
ーボブロック部であり、これにはフォーカス制御機能や
トラッキング制御機能やスピンドル制御機能等が含まれ
る。符号6は、光ピックアップ部3やスピンドルモータ
2の動作を行なうドライバ部であり、これはフォーカス
制御、トラッキング制御及びスピンドル制御等を行な
う。
【0014】符号7は、信号処理部であり、例えば再生
信号をEFM(Eight toFourteen M
odulation)+信号からNRZデータにデコー
ドしたり、デコードされた再生信号のエラー訂正処理を
行なったり、セクタのアドレス信号とデータ信号を得
る。この信号は可変転送レートで圧縮された信号であ
る。符号8、9は、例えばDRAMよりなる64MB程
度の記憶容量を持つ一時記憶手段であり、上記圧縮デー
タを記憶して可変転送ビットレートの時間軸の吸収を行
なう。この一時記憶手段8、9は、光ディスクDへのデ
ータ記録時には光ディスクDに記録すべき圧縮データを
記憶するために用いられる。ここでは2つの一時記憶手
段8、9を設けているが、これらを統合して1つのDR
AMで構成してもよい。符号10は、例えばA(オーデ
ィオ)−V(ビデオ)のエンデコ(エンコーダ・デコー
ダ)部であり、上記圧縮データを伸長するデコード機能
(再生時)と通常のデータを圧縮するエンコード機能
(記録時)を有している。
【0015】このエンデコ部10には、オーディオ信号
を出力するスピーカ、ビデオ信号を出力するディスプレ
イ、オーディオ信号を入力するマイクロフォン、ビデオ
信号を入力するCCDカメラ等が必要に応じて接続され
る。符号11は上記一時記憶手段8、9内に記憶されて
いるデータ記憶量を監視する記憶量監視手段であり、符
号12は外部入力部であり、キー等で記録モード等の指
令を入力する。符号13は例えばマイクロコンピュータ
等よりなるシステム制御部であり、この装置全体の動作
を制御する。
【0016】次に、以上のように構成された記録再生装
置の動作について説明する。まず、再生動作について説
明する。キー入力等の外部入力部12等により入力され
る再生開始,或いは記録開始の指令をシステム制御部1
3が判断し、この指令に従って、信号処理部7やサーボ
ブロック部5を制御する。光ピックアップ部3により読
み出された光ディスクDの信号は、プリアンプ部4に入
力されて、ここで再生信号とサーボ信号等を生成する。
生成されたサーボ信号は、サーボブロック部5へ入力さ
れて、これに基づいてドライバ部6を介してフォーカス
ドライブ信号及びトラッキングドライブ信号等が光ピッ
クアップ部3のアクチュエータに供給され、それぞれの
制御が行なわれる。これにより光ピックアップ部3の一
巡のサーボ制御を行なう。
【0017】また、速度信号は、プリアンプ部4に含ま
れるPLL(Phase Locked Loop)回
路により得られるが、この速度信号は、サーボブロック
部5へ送られてドライバ部6を介してドライブ制御信号
を生成し、このドライブ制御信号によってスピンドルモ
ータ2の回転を制御することによりCLV制御を行なっ
ている。また、スピンドルモータ2の図示しないホール
素子などの回転位置信号をサーボブロック部5へ帰還
し、この信号から生成した速度信号から、一定回転のF
G(Frequency Generator)制御も
行なっている。また、再生信号はプリアンプ部4のイコ
ライザーで周波数特性が最適化されてPLL(Phas
e Locked Loop)回路にてPLLがかけら
れ、また、PLLのビットクロックとデータの時間軸の
比較から生成したジッタ値を持っており、このジッタ値
に従って記録時の波形補正を行なう。
【0018】プリアンプ部4から出力される再生信号
は、信号処理部7にてデジタル信号に変換され、このデ
ジタル信号からは、同期検出が行なわれて、これを基に
してディスク上のEFM+信号からNRZデータにデコ
ードされる。このデコードされた信号は、エラー訂正処
理を行なってセクタのアドレス信号とデータ信号を得
る。このデータ信号は、可変転送レートで圧縮された信
号、例えばMPEG2であるので、これを一時的に一時
記憶手段8、9に記憶して可変転送レートの時間軸の吸
収を行なう。この一時記憶手段8、9から読み出された
信号は、エンデコ部10により伸長されて、更にオーデ
ィオ信号とビデオ信号とに分離される。この時、光ディ
スクDに記録されていたコントロールデータにより、種
々の記録モードに対応して伸長する速度が決定され、こ
れに従って伸長操作が行なわれる。そして、各信号はそ
れぞれ図示しないD/A変換部によってアナログ信号に
変換されて、音声信号と映像信号としてそれぞれ出力さ
れることになる。
【0019】ここで、上記一時記憶手段8、9における
動作を詳述する。この記憶手段8、9は両者合わせて例
えば64MBの記憶容量を有しており、これは光ディス
クがDVDの場合には8000msec程度の時間情報
量に相当し、従って、トラック一周の時間を外周で10
0msecとしても、トラック80周分程度の時間的余
裕に相当する。図3は再生時の一時記憶手段の制御の状
態を示す概念図である。図4中において、データ記憶量
のフルやエンプティの各所定値はそれぞれ一定の余裕を
考慮して見込んで設定されており、フルが記憶量100
%を、エンプティが記憶量0%を意味するものではな
い。ここでフルが第1の再生基準値を示し、エンプティ
がフルよりも小さい第2の再生基準値を示している。こ
の時の一時記憶手段8、9のデータ量は記憶量監視手段
11においてモニタされ、その値がシステム制御部13
へ入力されている。
【0020】ここで光ディスクDの記録に関して書き込
み速度が、例えば10Mbpsの速度で行なわれていた
とすると仮定する。再生時の転送レートに応じた再生モ
ードには、例えば高画質な転送レート8Mbpsの記録
時間2時間の2時間モード、やや高画質な転送レート4
Mbpsの記録時間4時間の4時間モード及び普通画質
な転送レート2Mbpsの記録時間8時間の8時間モー
ドが存在するものと仮定する。各転送レートは、光ディ
スクDに記録された書き込み速度よりは小さくなってい
る。図3に示すように、再生モードになった場合、光ピ
ックアップ部3は所定の再生トラックに移動し、開始セ
クタを待ち、再生信号の中のコントロールデータの中で
記録時の圧縮レートを読み出して待機する(a領域)。
そして、光ディスクDから情報を順次読み出して、前述
したようなトラッキング、フォーカスの各エラーの監視
や信号処理上のエラー処理を行なった後、一時記憶手段
8、9への書き込みが開始される(b領域)。そして、
記憶量がエンプティレベルを越えた時点で、一時記憶手
段8、9からの読み出し及び伸長操作を開始する(c領
域)。以後、この読み出し及び伸長操作は、当該ファイ
ルのデータがなくなるまで連続的に行なわれる。また、
光ディスクDからの読み取り速度は、一時記憶手段8、
9からの読み出し速度よりも早いのは勿論である。
【0021】そして、一時記憶手段8、9のデータ記憶
量がフルになるまで光ピックアップ部3からの再生信号
を書き込み、データ記憶量がフルになったならば、一時
記憶手段16へのデータの書き込みを一時的に中断乃至
禁止する(d領域)。そして、データ記憶量がエンプテ
ィになるまで(これは通常は時間計算で行なわれる)、
次に、再生すべきセクタに光ピックアップ部3がくるよ
うにトラックキックして待機することになる。この時
の、次の再生すべきセクタ番号は、システムに記憶され
ている。この時、エンデコ部10は各転送レートに対し
て設定可能な構成になっている。このようにして、以後
は、一時記憶手段8、9への光ディスクDからの情報の
書き込みと書き込み禁止を繰り返し行なって連続的な再
生を行なうことになる。図示例の他の部分では、e、g
領域が一時記憶手段8、9への書き込みを行なってお
り、f、h領域が書き込み禁止である。
【0022】ここで再生時の一時記憶手段8、9からの
読み出し速度と記憶量との関係について説明する。光デ
ィスクDの回転数をディスク記録時の最大転送レート、
例えば8Mbpsよりも高い転送レート、例えば10M
bpsになるように回転させておく。すなわち、ディス
クからの読み出し速度をこの高い転送レートに固定して
おき、この状態で各再生モードに対応する。図3(A)
は一時記憶手段8、9からの読み出し速度が、2Mbp
sの場合を示し、b領域での一時記憶手段8、9への書
き込み速度は、ディスクからの読み出し速度が10Mb
psであるから、10Mbpsとなる。再生が開始され
て、且つ書き込みも同時に行われているc領域では10
−2=8Mbpsの速度でデータ記憶量が増加し、書き
込みが中断され、且つ読み出しが続行するd領域では2
Mbpsの速度でデータ記憶量が減少する。
【0023】図3(B)は一時記憶手段8、9からの読
み出し速度が4Mbpsの場合を示し、b領域での一時
記憶手段8、9への書き込み速度は、上述したと同様に
ディスクからの読み出し速度が10Mbpsであるか
ら、10Mbpsとなる。再生が開始されて、且つ書き
込みも同時に行なわれているc領域では10−4=6M
bpsの速度でデータ記憶量が増加し、書き込みが中断
され、且つ読み出しが続行するd領域では4Mbpsの
速度でデータ記憶量が減少する。図3(C)は一時記憶
手段8、9からの読み出し速度が、8Mbpsの場合を
示し、b領域での一時記憶手段8、9への書き込み速度
は、上述したと同様にディスクからの読み出し速度が1
0Mbpsであるから、10Mbpsとなる。再生が開
始されて且つ書き込みも同時に行なわれているc領域で
は、10−8=2Mbpsの速度でデータ記憶量が増加
し、また、書き込みが中断され、且つ読み出しが続行す
るd領域では、8Mbpsの速度でデータ記憶量が減少
する。上述した3つのケースの場合において、光ディス
クの再生時の転送レートである10Mbpsに対して、
各再生レートが2、4、8Mbpsと低く設定してある
ため、d、f、h領域の待機状態にて、光ディスクDか
らの読み出しを一時的に中断して時間差を吸収すること
により、連続的に再生を行なうことができる。
【0024】次に、記録動作について説明する。図4は
記録時の一時記憶手段の制御の状態を示す概念図であ
る。ここではデータ記憶量のフルが第1の記録基準値に
対応し、エンプティが第2の記録基準値に対応する。本
装置では入力信号を記録する場合に、最初に光ピックア
ップ部3のレーザースポットを光ディスクD上に照射し
て、信号トラックに予め設けられたアドレス信号を判読
し、記録するべき目的セクタに光ピックアップ部3を移
動したのち、キー入力等の設定により、記録時の転送レ
ートを設定する。例えば、記録モードとしては、前述し
たと同様に、原画像の入力信号として10Mbpsで入
力されてきた画像信号を圧縮する場合に、高画質な転送
レート8Mbpsの記録時間2時間の2時間モード、や
や高画質な転送レート4Mbpsの記録時間4時間の4
時間モード、普通画質な転送レート2Mbpsの記録時
間8時間の8時間モードが存在し、モードの選択が可能
である。また、記録したい画像の解像度や、カーレース
などのスピードの速いシーン等を取り分ける場合や、記
録時間優先で設定するための、キー入力や外部からの制
御データをシステム制御部13が認識し、切り替え端子
をもっていて、これにより記録時間を変更可能としてあ
り、ユーザが外部入力部12から入力する。
【0025】入力信号を出力する記録信号源としては、
音声信号を入力するマイクロフォンや音声信号と映像信
号を入力するビデオ装置等が用いられるが、これらに特
に限定されるものではない。記録モードにおいて、エン
デコ部10は各転送レートに対して設定可能な構成にな
っており、ユーザがこの転送レートを設定する。記録信
号源から入力された記録すべき入力信号はエンデコ部1
0にて例えばMPEGにコード化されて圧縮されて、更
に、信号処理部7にてエラー訂正コード、アドレスコー
ド、シンク信号等が付与されて一時記憶手段8、9に一
時的に記録される(a領域)。この記憶データ量は記憶
量監視手段11により常時監視されており、この記憶デ
ータ量がフルになると、この一時記憶手段8、9から順
次データが読み出されて光ピックアップ部3にて光ディ
スクDに書き込まれることになる(b領域)。この一時
記憶手段8、9からの読み出しの間も一時記憶手段8、
9へは記録信号源側からの入力信号が圧縮されて継続的
に書き込まれており、当然のこととして書き込み速度よ
りも読み出し速度の方が速い。
【0026】そして、一時記憶手段8、9の記憶データ
量がエンプティになると、この一時記憶手段8、9から
の読み出し及び光ディスクDへの書き込みを禁止し、次
に記録すべきセクタ位置にて光ピックアップ部3を位置
させて、ここでキックを繰り返して待機する。この間に
も一時記憶手段8、9への圧縮データの書き込みは継続
して行なわれており(c領域)、そして、記憶データ量
がフルになったならば、再度、一時記憶手段8、9から
のデータの読み出しを再開し、そして光ディスクDへの
書き込みを記憶データ量がエンプティになるまで行なう
(d領域)。以後、同様にして一時記憶手段8、9内の
記憶データ量はフルとエンプティを繰り返しながら光デ
ィスクDへの書き込みが間欠的に行われて行く。図4
(A)は、入力信号の転送レートが2Mbpsの場合を
示し、a領域での一時記憶手段8、9への書き込み速度
は、2Mbpsで書き込まれ、b領域では、光ディスク
Dへの書き込み速度(転送レート)が10Mbpsであ
るから、一時記憶手段8、9からは10−2=8Mbp
sの速度(転送レート)で、データが読みだされる。
【0027】図4(B)では入力信号の転送レートが4
Mbpsの場合を示し、a領域での一時記憶手段8、9
への書き込み速度は、4Mbpsで書き込まれ、b領域
では、光ディスクDへの書き込み速度(転送レート)が
10Mbpsであるから、一時記憶手段8、9からは1
0−4=6Mbpsの速度(転送レート)で、データが
読みだされる。図4(C)は入力信号の転送レートが8
Mbpsの場合を示し、a領域での一時記憶手段8、9
への書き込み速度は、8Mbpsで書き込まれ、b領域
では、光ディスクDへの書き込み速度(転送レート)が
10Mbpsであるから、一時記憶手段8、9からは1
0−8=2Mbpsの速度(転送レート)で、読みださ
れる。上記3つのケース場合において、光ディスクの記
録時の転送レートである10Mbpsに対して、入力信
号の転送レートを2、4、8Mbpsと低く設定してあ
るため、a、c、e領域の待機状態にて、この時間差を
吸収して、連続的に記録が行える。
【0028】尚、ここでは線速度の制御方式をCLV制
御としているが、CAV制御、ゾーンCAV制御で、内
周と外周の線速度が30ゾーン程度に変更になるような
場合でも適用することができ、トラックのアドレス位置
をシステム制御部13が管理しながら、それぞれの位置
にて、線速度を設定することになる。また、一時記憶手
段8、9とは、ここでは圧縮したデータを一時記憶する
バッファーメモリーのことを示しているが、他に、DV
Dで一般的に可変転送レートを吸収するためのバッファ
ーや、MPEGのエンコード、デコード時に用いるバッ
ファー等も含むものである。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光学情報
の記録装置及び再生装置によれば、次のように優れた作
用効果を発揮することができる。通常のビデオテープレ
コーダー等が、記録モードに応じてテープ速度や信号系
の回路やサーボ系の回路等を切り換えて対応しているの
に対して、本発明によれば、ユーザが利用できる最大の
転送レートよりも高い転送レートで光記録媒体を回転し
ておき、この状態で一時記憶手段のデータ記憶量を参照
しながら、光記録媒体の書き込み或いはこれからの読み
出しを行なうようにしたので、相変化光記録媒体に対応
する記録ストラテジを回転数によって変更する必要もな
く、また、回転数の変更に伴って、線速度を一定にする
ためのデータに対してPLLをかけるビットPLLの切
り換え回路や、スピンドルサーボでの回転数切り換え
や、フォーカス、トラッキングのサーボ帯域の切り換え
等の複雑な回路構成を不要とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】光学情報の記録装置と再生装置とを組み合わせ
た記録再生装置を示すブロック構成図である。
【図2】光記録媒体(光ディスク)内のセクタの概念を
説明するための説明図である。
【図3】再生時の一時記憶手段の制御の状態を示す概念
図である。
【図4】記録時の一時記憶手段の制御の状態を示す概念
図である。
【符号の説明】
3…光ピックアップ部、4…プリアンプ部、5…サーボ
ブロック部、6…ドライバ部、7…信号処理部、8,9
…一時記憶手段、10…エンデコ部、11…記憶量監視
手段、12…外部入力部、13…システム制御部、D…
光ディスク(光記録媒体)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる複数の転送レートで入力される入
    力信号を、一時記憶手段に記憶し、この記憶した入力信
    号を一時記憶手段から読み出して光記録媒体に書き込む
    ようにした光学情報の記録装置において、前記一時記憶
    手段の記憶量を監視する記憶量監視手段を有し、この記
    憶量監視手段が第1の記録基準値を検出したことに応答
    して前記複数の転送レートのいずれのものよりも速い転
    送レートで前記光記録媒体への書き込みを開始し、前記
    記憶量監視手段が前記第1の記録基準値よりも小さい第
    2の記録基準値を検出したことに応答して前記光記録媒
    体への書き込みを中断するようにしたことを特徴とする
    光学情報の記録装置。
  2. 【請求項2】 光記録媒体から読み出した再生信号を、
    一時記憶手段に記憶し、この記憶した再生信号を一時記
    憶手段から読み出して異なる複数の転送レートで出力す
    るようにした光学情報の再生装置において、前記一時記
    憶手段の記憶量を監視する記憶量監視手段を有し、この
    記憶量監視手段が第1の再生基準値を検出したことに応
    答して前記光記録媒体からの読み出しを中断し、前記記
    憶量監視手段が前記第1の再生基準値よりも小さい第2
    の再生基準値を検出したことに応答して前記各転送レー
    トのいずれのものよりも速い転送レートで前記光記録媒
    体から読み出しを再開するようにしたことを特徴とする
    光学情報の再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6574415B2 (en) 2000-10-23 2003-06-03 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Digital signal recording apparatus and method thereof

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