JP4053454B2 - バッグ栓及び薬液バッグ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、点滴用の薬液や輸血用の血液などが封入される薬液バッグの口部を封口するバッグ栓、及び、そのバッグ栓を口部に取り付けた薬液バッグに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
薬液バッグ100は、図8に示すように、点滴用の薬液や輸血用の血液などを封入するものである。薬液バッグ100は、無菌室などで薬液が封入された後、口部101に上記バッグ栓102を取り付けて封口している(特許文献1)。薬液バッグ100の口部101を封口するバッグ栓102は、ゴム栓103と、薬液バッグ100の口部101に設けられたフランジ104に溶着され、前記ゴム栓103を薬液バッグ100の口部101に固定するキャップ部材105とからなる。薬液バッグ100内の薬液の抽出は、キャップ部材105の上部の開口106からゴム栓103に注射針やプラスチック製のプラスチック針を突き刺して行われている。
【0003】
図9に示すプラスチック針110は、先端111がロケット頭部状に縮径した中空の針軸からなり、基端側に点滴セットなどの輸液配管のチューブ112の装着部113があり、先端側の側周面に中空部に開口した穴114が形成されたものである。プラスチック針110の中空部は薬液の流路115になる。プラスチック針110は、基端側に点滴セットなどのチューブ112を取付け、薬液バッグ100のバッグ栓102のゴム栓103に突き刺して用いられる。薬液バッグ100内の薬液は、プラスチック針110の先端側に形成された穴114からプラスチック針110内部の流路115を通って、点滴セットなどの輸液配管のチューブ112に抽出される。
【0004】
【特許文献1】
特開平6−315948号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
バッグ栓102のゴム栓103に注射針を刺して使用すると、使用後の注射針は、病原菌の汚染防止などのために、廃棄に十分な配慮を必要とする問題があり、注射針を使用する分だけコスト高になるという問題があった。また、近年、注射針の誤射などの問題があり、注射針の使用を少なくしたいとの要望がある。このため、注射針に代わるゴム栓103への挿入用の器具として、上述したプラスチック針110が提案されている。
【0006】
しかし、従来のバッグ栓102のゴム栓103は、薬液バッグ100内の液体から圧力を受けても耐え得るように、所要の厚さと剛性を備えており、プラスチック製のプラスチック針では突き刺しにくいものになっている。このため医療現場では、ゴム栓103への挿入用の器具としては、プラスチック製のプラスチック針110よりも突き刺し易い注射針が使われていることが多い。また、プラスチック針110は、注射針に代わり、薬液バッグ100のバッグ栓102のゴム栓103などに突き刺す器具として用いられているが、バッグ栓102から脱落し易いという問題がある。また、プラスチック針110は、金属製の注射針に比べて外径が太く、プラスチック針110を突き刺したときにゴム栓に亀裂が生じ易く、亀裂に沿って毛細血管現象により、薬液が外部に滲み出る不具合が生じ易い。
【0007】
また、医療現場では、ゴム栓に対してプラスチック針が同時に2本挿入されることが良くあるが、プラスチック針が斜めに挿入されると、ゴム栓の出口近くで針孔同士が近接して、針孔からの亀裂が繋がって大きくなる場合や栓を出たプラスチック針同士が接触して、押し合う力で亀裂が大きくなる場合があり、薬液が滲み出す不具合も生じている。また、プラスチック針が長時間薬液バッグのゴム栓に刺し込まれたままの状態で放置されることも多く、このような場合には、例えば、配管などから外力を受けたときに、刺し込まれたプラスチック針が振れて針と孔に間隙が生じて薬液が滲み出す不具合が生じる。斯かる不具合が生じる場合には、テープを薬液が滲み出す所に貼り付けて、薬液が滲み出すのを防止するなどの処置が必要になる。
【0008】
そこで、本発明は、プラスチック針が突き刺し易く、突き刺したプラスチック針が脱落し難く、さらに、プラスチック針を刺したときに薬液が外部に漏れないようにしたバッグ栓及び薬液バッグを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るバッグ栓は、薬液バックの口部に取り付けられるバッグ栓であって、内部に薬液側と外部側を遮断する遮断壁を有する筒状のバッグ栓本体と、前記バッグ栓本体の遮断壁より外部側の領域に装着し、その外部側端面に、常時は閉塞状態の細孔が底部に形成された円錐状に窪んだプラスチック針挿入部を1個又は複数個有するゴム栓と、プラスチック針挿入部の窪みに嵌まるように下側に窪んだ凹膜部を備えたガイド部とを有している。
また、薬液バックの口部に取り付けられるバッグ栓であって、内部に薬液側と外部側を遮断する遮断壁を有する筒状のバッグ栓本体と、前記バッグ栓本体の遮断壁より外部側の領域に装着し、その外部側端面に、常時は閉塞状態の細孔が底部に形成された円錐状に窪んだプラスチック針挿入部を1個又は複数個有するゴム栓と、プラスチック針挿入部の窪みに沿って延在した複数のガイド片を、プラスチック針挿入部の窪みに沿って周方向に配設したガイド部とを有している。
【0010】
このバッグ栓のゴム栓のプラスチック針挿入部とガイド部は、プラスチック針を刺したときに、プラスチック針がゴム栓に対して真っ直ぐに刺さることを確保する。これにより、プラスチック針を刺したときに外部に薬液が漏れるのを防止することができる。また、遮断壁は、特に薬液を長期保存するような場合に、薬液とゴム栓が接触することを防止し、ゴムの成分が薬液中に溶出するのを防止する作用を奏する。
【0012】
前記凹膜部又はガイド片は、その表面にリブを有しているとよい。この場合、凹膜部やガイド片は、プラスチック針が刺し込まれたときに、凹膜部やガイド片の表面に設けたリブの分だけ、ゴム栓のプラスチック針挿入部近傍の弾性変形量が大きくなり、ゴム栓の半径方向の弾性反力が大きくなり、プラスチック針の支持力を大きくすることができる。
【0013】
また、ガイドは、プラスチック針挿入部の窪みの周りに鉛直方向に突出した突部を有したものとしてもよい。
【0014】
また、薬液バックの口部に取り付けられるバッグ栓であって、内部に薬液側と外部側を遮断する遮断壁を有する筒状のバッグ栓本体と、前記バッグ栓本体の遮断壁より外部側の領域に装着したゴム栓と、ゴム栓の外部側端面に所定の半径方向距離で周方向に所定間隔で形成され、常時は閉塞状態の細孔が底部に形成された円錐状に窪んだ複数のプラスチック針挿入部と、プラスチック針で突き刺すことができる凹膜部を備え、複数のプラスチック針挿入部のうち幾つかのプラスチック針挿入部を覆うように周方向に所要の幅を備えたガイド部とを有するものでもよい。
【0015】
また、薬液バックの口部に取り付けられるバッグ栓であって、内部に薬液側と外部側を遮断する遮断壁を有する筒状のバッグ栓本体と、前記バッグ栓本体の遮断壁より外部側の領域に装着したゴム栓と、ゴム栓の外部側端面に同じ半径方向距離で周方向に所定の間隔で設けられ、常時は閉塞状態の細孔が底部に形成された円錐状に窪んだ複数のプラスチック針挿入部と、ゴム栓に設けられ、前記プラスチック針挿入部の内径側と外径側において、円周方向に連続した突起を備えたガイド部とを有するものでもよい。この場合、ガイド部は、内径側の突起と外径側の突起との間に、プラスチック針で突き刺すことができる凹膜部を備えていることが望ましい。
また、上記何れのバック栓でも、プラスチック針挿入部の細孔の中間部に内径が大きくなった部分を設け、細孔の中間部位でプラスチック針を突き刺すときの抵抗を緩和し、プラスチック針が真っ直ぐに突き刺さるようにするとよい。
【0016】
また、ゴム栓は、バッグ栓本体の外部側領域に装着され、プラスチック針挿入部を有する第1ゴム栓と、第1ゴム栓と遮断壁との間に装着された第2ゴム栓とで構成するとよい。この第2ゴム栓は、プラスチック針が刺さったときに、第2ゴム栓と第1ゴム栓との間で薬液の漏れを防止するための一つ目のシール部材としての作用を奏し、第1ゴム栓と第2ゴム栓との間で薬液が外部に漏れるのを防止することができる。また、第2ゴム栓は、バッグ栓のプラスチック針を真っ直ぐに保持する作用に寄与する。この場合、第1ゴム栓と第2ゴム栓との間に隙間を設けることが望ましく、さらに、第1ゴム栓の第2ゴム栓に対向する面がプラスチック針挿入部に対応する位置で盛り上がっていることが望ましい。
【0017】
これらのバッグ栓を口部に取り付けた薬液バッグは、プラスチック針を刺したときに、プラスチック針を真っ直ぐ刺さった状態で保持することができ、漏れが生じない薬液バッグにすることができる。また、プラスチック針が同時に2本挿入される場合や、長時間バッグにセットされたまま放置された場合でも薬液の漏れやプラスチック針の抜けなどの不具合を無くすことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るバッグ栓及び薬液バッグの実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、同一の作用を奏する部材・部位には同じ符号を付して重複する説明を省略する。
【0019】
第1実施形態に係るバッグ栓1は、図1(a)(b)に示すように、筒状のバッグ栓本体2と、バッグ栓本体2に装着される第1、第2ゴム栓3、4と、バッグ栓本体2の上端開口に取り付けられるキャップ部材5とで構成されている。
【0020】
このバッグ栓本体2は、略円筒状の部材であり、下端に薬液バッグ50の口部51のフランジ52(図2(a)参照)に融着させるフランジ11を備えている。バッグ栓本体2の外周にはキャップ部材5を装着するための係合部12を有する。バッグ栓本体2の内部の中間部位には、図1に示すように、バッグ栓本体2の内部を薬液側と外部側に遮断する遮断壁13が設けられている。遮断壁13の周縁部13aは、所要の厚さ及び剛性を備えており、バッグ栓本体2に装着した第2ゴム栓4を支持している。遮断壁13の中央部13bは、周縁部13aに比べて厚みを薄く形成しており、プラスチック針110を突き刺すときの抵抗を小さくして、プラスチック針110で突き刺すことが容易にできるようになっている。
【0021】
バッグ栓本体2内において、遮断壁13の上に装着される第2ゴム栓4は、略円板状のゴム材であり、プラスチック針110を突き刺すことが容易にでき、かつ、プラスチック針110を突き刺したときに、裂けずにプラスチック針110が突き刺さった穴がプラスチック針110に密着するように、突き刺し易い柔らかく、亀裂が入り難いゴム(例えば、シリコーンゴム)を用いて製造している。この第2ゴム栓4の周縁部15は、第2ゴム栓4と第1ゴム栓3との間に隙間Sを形成するため、上方に突出している。
【0022】
バッグ栓本体2内において、第2ゴム栓4の上に装着される第1ゴム栓3は、略円板状のゴム部材であり、複数(図示例では3つ)のプラスチック針挿入部20を有する。プラスチック針挿入部20は、図1(b)に示すように、それぞれ円錐形状の窪み21と、その中心底部から第1ゴム栓3の中間位置までの深さがある細孔22を有する。なお、この実施形態では、細孔22は第1ゴム栓3を貫通していないが、第1ゴム栓3を貫通したものでもよい。
【0023】
この第1ゴム栓3は、バッグ栓本体2の内径よりも少し大きい直径を有しており、或いは、周方向に部分的に外径方向に突出した突部を有し、バッグ栓本体2の内径よりも大きくなっており、バッグ栓本体2に圧入されるようになっている。これにより、プラスチック針挿入部20に設けた細孔22は、常時は、周囲から弾性反力を受けて細孔22の内周面が圧着されて閉塞状態になっている。この実施形態では、第1ゴム栓3と第2ゴム栓4の接触部は、第2ゴム栓4の上端に突起23を設けるとともに、第1ゴム栓3の下面に窪み24を設けて、これを嵌め合わせている。また、第1ゴム栓3の下面は、プラスチック針挿入部20に対応する位置29を盛り上げている。なお、この第1ゴム栓3には、例えば、ブタジエンゴム、ブチルゴムなど、通常、薬液バッグのゴム栓に良く用いられるゴム材料を用いるとよい。
【0024】
次に、キャップ部材5は、図1(b)に示すように、バッグ栓本体2の上端開口(外部側の開口)を覆うように装着した部材であり、第1ゴム栓3のプラスチック針挿入部20に対応する位置に、プラスチック針110が真っ直ぐ刺さるように導き、挿入されたプラスチック針110を真っ直ぐに支持するガイド手段としてのガイド部25が設けられている。
【0025】
このガイド部25は、第1ゴム栓3に形成されたプラスチック針挿入部20の窪みに嵌まるように下側に窪んだ円錐形状の凹膜部26と、凹膜部26の周囲においてキャップ部材5の上面に突設した環状突部27を有している。凹膜部26は、全体として肉厚が薄く、特に底部が破れ易いように、窪みの底側に向けて肉厚が徐々に薄くなっている。また、この凹膜部26には、図1(a)に示すように、底部から放射状に延在したリブ28を設けている。また、この凹膜部26の窪みは、挿入されるプラスチック針110の先端の形状に対応させて、その縦断面を所定の角度にしている。なお、凹膜部26の先端は、プラスチック針110で突き破り易いように、薄肉であることが好ましく、より好ましくは先端が開口していてもよい。また、環状突部27は、プラスチック針110の外径より少し大きい内径で形成されており、プラスチック針110を刺し込むときに、プラスチック針110をガイドするようになっている。
【0026】
このバッグ栓1は、図2(b)に示すように、薬液バッグ50の口部51のフランジ52に、バッグ栓本体2のフランジ11を融着させて取り付ける。薬液バッグ50は、点滴などで使用する時は、図3に示すように、バッグ栓1を取り付けた口部51を下に向けて吊り下げられる。
【0027】
バッグ栓1のガイド部25にプラスチック針110を挿入すると、図3に示すように、プラスチック針110は、その先端がキャップ部材5のガイド部25の凹膜部26に嵌まり、プラスチック針110の刺し込み位置が自動的に位置決めされるようになっており、また、ガイド部25に対してプラスチック針110を真っ直ぐにセットすることができる。
【0028】
プラスチック針110を刺し込むと、プラスチック針110は、図4に示すように、ガイド部25の凹膜部26、第1ゴム栓3、第2ゴム栓4及び遮断壁13を順に真っ直ぐに突き破って、先端が薬液バッグ50内に到達する。
【0029】
ガイド部25は、環状突部27と共に、プラスチック針110によって突き破ぶられた凹膜部26によってプラスチック針110が第1ゴム栓3に対して真っ直ぐに刺さるように、プラスチック針110をガイドする。
【0030】
なお、このガイド部25の凹膜部26には、底部から放射状に突出したリブ28を設けているので、凹膜部26はリブ28に沿って裂けて突き破られる。また、凹膜部26にリブ28を設けることにより、凹膜部26が第1ゴム栓3を押し込む量が大きくなり、第1ゴム栓3のプラスチック針挿入部20近傍の変形量が大きくなる。このため、凹膜部26が周方向からプラスチック針110を支持する力(ガイドする作用)が大きくなる。また、ガイド部25の凹膜部26の表面にリブ28を設けることにより、プラスチック針110と凹膜部26との接触面積が小さくなるので、プラスチック針110を突き刺すときの抵抗を軽減することができ、プラスチック針110が突き刺し易くなる。
【0031】
プラスチック針110を刺し込むと、プラスチック針110は、ガイド部25の環状突部27にガイドされると共に、突き破った凹膜部26にガイドされて、第1ゴム栓3のプラスチック針挿入部20の細孔22に真っ直ぐに刺さる。そして、プラスチック針110は、第1ゴム栓3の細孔22に沿って真っ直ぐに刺さっていくので、プラスチック針110を第1ゴム栓3に対して確実に真っ直ぐ刺すことができる。
【0032】
プラスチック針110は、ガイド部25を突き破った後、図4に示すように、第1ゴム栓3、第2ゴム栓4及び遮断壁13を順に真っ直ぐに突き破って、薬液バッグ50内に到達する。このように、このバッグ栓1では、プラスチック針110を真っ直ぐに刺すことが出来るので、第1ゴム栓3及び第2ゴム栓4に亀裂が生じ難く、毛細血管現象により薬液が滲み出すのを防止することができる。また、このバッグ栓1に刺し込まれたプラスチック針110は、ガイド部25にガイドされ各ゴム栓3、4に対して真っ直ぐに突き刺さるので、第1ゴム栓3と第2ゴム栓4により、真っ直ぐに刺さった状態で強固に保持される。またプラスチック針110の外周には、第1ゴム栓3及び第2ゴム栓4が密着して、プラスチック針110と各ゴム栓3、4との間に間隙が生じ難いので、薬液が外部に漏れることはない。
【0033】
また、通常の点滴などの使用時には、例えば、プラスチック針110に取り付けられたプラスチック配管などを介して、プラスチック針110に突発的にプラスチック針110をバッグ栓1から抜くように外力が加わることがある。このような場合に、第2ゴム栓4の密着が周方向に部分的に一瞬緩むことがあるが、薬液はまず第1ゴム栓3と第2ゴム栓4の間の隙間Sに漏れるので外部に漏れない。また、第1ゴム栓3の下面のプラスチック針挿入部20に対応する位置29を盛り上げているので、隙間Sに漏れた薬液はプラスチック針挿入部20から離れた位置に溜まり、プラスチック針挿入部20を伝って外部に漏れることはない。また、この実施形態では、第1ゴム栓3と第2ゴム栓4の接触部は、第2ゴム栓4の上端に突起23を設けるとともに、第1ゴム栓3の下面に窪み24を設けて、これを嵌め合わせることにより接触面積を大きくし、外部への液漏れを防止している。
【0034】
以上、本発明の第1実施形態に係るバッグ栓を説明したが、本発明に係るバッグ栓は、上述した実施形態に限定されるものではない。
【0035】
例えば、上述したガイド部25は、好適な実施の形態として、凹膜部26と環状突起27を組み合わせ、凹膜部26と環状突起27がそれぞれ協働してプラスチック針110が真っ直ぐに刺さるように、プラスチック針110をガイドする機能を備えた形態を例示したが、上述した凹膜部26と環状突起27はそれぞれ独立して、プラスチック針110が真っ直ぐに刺さるようにガイドする機能を備えている。従って、本発明の「ガイド」としては、上記実施形態の凹膜部26のみを備え環状突起27を備えていない形態でもよい。
【0036】
また、ガイド部25は第1ゴム栓3のプラスチック針挿入部20の窪み21に沿って、周方向に膜状に連続した円錐状の凹膜部26を有するものを例示したが、プラスチック針110の挿入をより容易なものにするため、斯かる凹膜部26に替えて、環状突起27から第1ゴム栓3のプラスチック針挿入部20の窪み21に沿って延在した複数のガイド片を周方向に所定の間隔で設けたものにしてもよい。このガイド部によれば、プラスチック針110を刺し込むと、プラスチック針110によってガイド片の先端側が押し広げられて、プラスチック針110が第1ゴム栓3に真っ直ぐに突き刺さるように、プラスチック針110をガイドすることができる。この場合、凹膜部26を突き破ってプラスチック針110を挿入する場合に比べて、プラスチック針110を挿入するときのガイド部の抵抗を小さくすることができる。このようなガイド片は、上述した凹膜部26に、周方向の所定の間隔を隔てて間欠的に、凹膜部26の中心から半径方向に切り込みを入れて形成してもよい。
【0037】
また、ガイド部に形成される凹膜部26や上述したガイド片の表面に突起を設けることにより、プラスチック針110を刺し込んだときに、第1ゴム栓3のプラスチック針挿入部20の近傍を大きく変形させることができる。これにより、プラスチック針110を刺し込んだときに、第1ゴム栓3の弾性反力が大きくなり、プラスチック針110の支持力を大きくすることができる。この場合、突起を設ける面は、外部に露出した側の面でも良いし、ゴム栓と接触する側の面でも良い。なお、外部に露出した側の面に突起を設けることにより、プラスチック針110と、凹膜部26又はガイド片の接触面積を小さくすることができるので、プラスチック針110を刺し込むときの抵抗を小さくすることができる。図1に示すガイド部25では、凹膜部26の表面に設けたリブ28がこの突起と同様の作用を奏している。
【0038】
次に、第2実施形態に係るバッグ栓を説明する。なお、第1実施形態に係るバッグ栓と同じ作用を奏する部材又は部位については、第1実施形態に係るバッグ栓と同じ符号を付して説明する。
【0039】
このバッグ栓60は、図5(a)〜(c)に示すように、複数のプラスチック針挿入部20が第1ゴム栓3の中心から同じ半径方向距離において周方向に等間隔に設けられている。(図示例では6つのプラスチック針挿入部が60度間隔で設けられている。)また、キャップ部材5は、半径方向、第1ゴム栓3にプラスチック針挿入部20が設けられた位置に対して、内径側と外径側においてそれぞれ円周方向に連続した突起61、62と、内径側の突起61と外径側の突起62の間に設けたプラスチック針110で突き破ることができる凹膜部63とを備えたガイド部64を備えている。
【0040】
凹膜部63は、半径方向の縦断面において、中央部に向けて徐々に肉厚が薄くなっており、中央部はプラスチック針110で簡単に突き破ることができる程度に薄くなっている。斯かる凹膜部63は、可撓性のあるプラスチック材料で形成するとよく、また、凹膜部63の上から第1ゴム栓3のプラスチック針挿入部20の中心が透けて見えるように、透明のプラスチック材料を用いるとよい。また、凹膜部63は、第1ゴム栓3に設けた複数のプラスチック針挿入部20のうち、幾つかのプラスチック針挿入部20が確実に凹膜部63の下に位置するように、周方向に所要の幅を備えている。図示例の凹膜部63は、周方向に3つに分かれた扇状に形成されており、各凹膜部63の分断部分65は肉厚を少し厚くして、キャップ部材5の所要の剛性を確保している。この実施形態によれば、キャップ部材5と第1ゴム栓3の周方向の位置関係によらず、少なくとも3つのプラスチック針挿入部20が凹膜部63の下に位置し、使用できるようになっている。なお、図示例の凹膜部63は、半径方向の縦断面において、中央がU字形に窪んだ形状のものを例示しているが、半径方向の縦断面において、中央がV字形に窪んだ形状にしてもよい。このように、半径方向の縦断面において、中央が窪んだ形状にすることにより、プラスチック針110をプラスチック針挿入部20の中心に突き刺し易くなる。
【0041】
また、図示例の突起61、62は、図5(a)に示すように、第1ゴム栓3のプラスチック針挿入部20が設けられた位置の内径側と外径側において、円周方向に連続しているが、プラスチック針110は凹膜部63に突き刺すので、凹膜部63が設けられた位置に対応して分断されたものでもよい。
【0042】
このバッグ栓60は、第1実施形態のものと同様、薬液バッグ50の口部51に取り付ける。このバッグ栓60にプラスチック針110を突き刺すときは、ガイド部64の凹膜部63の上から第1ゴム栓3のプラスチック針挿入部20に向けて、プラスチック針110を突き刺し、ガイド部64の凹膜部63、第1ゴム栓3、第2ゴム栓4、遮断壁13を順に突き破って、プラスチック針110の先端を薬液バッグ50内に到達させる。このとき、プラスチック針110は、第1ゴム栓3のプラスチック針挿入部20の内径側と外径側に設けられたガイド部64の円弧状の突起61、62によって、第1ゴム栓3のプラスチック針挿入部20に真っ直ぐに突き刺さるようにガイドされる。これによりプラスチック針110が真っ直ぐに刺し込まれるので、各ゴム栓3、4に亀裂が生じ難く、毛細血管現象により亀裂に沿って薬液が外部に滲み出す不具合が生じない。また、プラスチック針110は、突き破ったガイド部64の凹膜部63を摺動して、第1ゴム栓3に挿入されるので、挿入時の抵抗も軽減される。斯かる凹膜部63の作用は、上述した第1実施形態のバッグ栓1のガイド部25の凹膜部26と同じである(図1、図4参照)。
【0043】
このバッグ栓60によれば、第1ゴム栓3のプラスチック針挿入部20が周方向に等間隔に設けられており、かつ、キャップ部材5に設けたガイド部64が第1ゴム栓3に設けた複数のプラスチック針挿入部20のうち、幾つかのプラスチック針挿入部20が確実に使用できるように、周方向に所要の幅を備えているので、製造面において第1ゴム栓3とキャップ部材5との周方向の位置合わせが不要であり、製造作業を簡易化することができる。
【0044】
以上、ガイド部をキャップ部材に持たせたバッグ栓及び薬液バッグを例示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、ガイド部の機能を備えた部材を、キャップ部材5とは別部材にして、キャップ部材に取り付けても良いし、また、第1ゴム栓3にその機能を持たせても良い。
【0045】
次に、本発明の第3実施形態として、第1ゴム栓3にガイド部としての機能を持たせたバッグ栓を例示する。
【0046】
このバッグ栓70は、図6(a)(b)に示すように、第1ゴム栓71に設けたプラスチック針挿入部20の周縁部に、プラスチック針110の外径より少し大きな内径を有する環状突起72を突設したガイド部73を備えている。なお、この形態に係るバッグ栓70のキャップ部材74は、第1ゴム栓71の上縁部を押えている。
【0047】
次に、本発明の第4実施形態に係るバッグ栓を説明する。このバッグ栓は、図7に示すように、細孔22の中間部に内径が大きくなった部分31を設けたことを特徴としている。この場合、細孔22の中間部に内径が大きくなった部分31を設けたことにより、細孔22の中間部位でプラスチック針110を突き刺すときの抵抗が緩和されるので、プラスチック針110を真っ直ぐに挿入し易い。
【0048】
以上、本発明のバッグ栓の実施形態を説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。
【0049】
例えば、上述した実施形態では、プラスチック針挿入部を設けたゴム栓は、第1ゴム栓と第2ゴム栓を備えた2段構造にし、第1ゴム栓と第2ゴム栓の間に隙間Sを設けたものを例示したが、これには限定されない。例えば、単に、プラスチック針挿入部を備えたゴム栓をバッグ栓本体に装着したものでもよい。また、ゴム栓を2段構造にし、第1ゴム栓と第2ゴム栓の間に隙間Sを設けないようにしてもよい。
【0050】
また、上述した実施形態では、第2ゴム栓の周縁部を上方に突出させて、第2ゴム栓4と第1ゴム栓3との間に隙間Sを形成しているが、第1ゴム栓の周縁部を下方に突出させて隙間Sを形成したり、第1ゴム栓と第2ゴム栓との間にリング状のスペーサを設けて隙間Sを形成したりしてもよい。
【0051】
また、プラスチック針挿入部20に設ける円錐状の窪みの底部に形成した細孔22は、プラスチック針110を挿入する前に第1ゴム栓を貫通していないものを例示したが、斯かる細孔22は第1ゴム栓を貫通しているものでもよい。
【0052】
【発明の効果】
本発明に係るバッグ栓は、プラスチック針を真っ直ぐに突き刺すことができる。このため、ゴム栓に亀裂が生じ難く、毛細血管現象によって、亀裂に沿って薬液が外部に滲み出る不具合が生じない。また、突き刺したプラスチック針が強固に保持され、脱落し難い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は本発明の一実施形態に係るバッグ栓の平面図、(b)は(a)のA−A断面図である。
【図2】 (a)は本発明の一実施形態に係る薬液バッグの口部の拡大縦断面図、(b)は薬液バッグの全体図である。
【図3】 本発明の一実施形態に係る薬液バッグの使用状態を示す図。
【図4】 本発明の一実施形態に係る薬液バッグの使用状態を示す図。
【図5】 (a)はバッグ栓の変形例を示すキャップ部材の上端面図、(b)は(a)のA−A断面矢視図、(c)はこの変形例に係るバッグ栓のB−B断面矢視図である。
【図6】 バッグ栓の変形例を示す断面図である。
【図7】 バッグ栓の変形例を示す断面図である。
【図8】 薬液バッグを示す断面図である。
【図9】 プラスチック針を示す断面図である。
【符号の説明】
1 バッグ栓
2 バッグ栓本体
3 第1ゴム栓
4 第2ゴム栓
5 キャップ部材
13 遮断壁
25 ガイド部
S 第1ゴム栓と第2ゴム栓との間の隙間

Claims (13)

  1. 薬液バックの口部に取り付けられるバッグ栓において、
    内部に薬液側と外部側を遮断する遮断壁を有する筒状のバッグ栓本体と、
    前記バッグ栓本体の遮断壁より外部側の領域に装着し、その外部側端面に、常時は閉塞状態の細孔が底部に形成された円錐状に窪んだプラスチック針挿入部を1個又は複数個有するゴム栓と、
    プラスチック針挿入部の窪みに嵌まるように下側に窪んだ凹膜部を備えたガイド部とを有することを特徴とするバッグ栓。
  2. 薬液バックの口部に取り付けられるバッグ栓において、
    内部に薬液側と外部側を遮断する遮断壁を有する筒状のバッグ栓本体と、
    前記バッグ栓本体の遮断壁より外部側の領域に装着し、その外部側端面に、常時は閉塞状態の細孔が底部に形成された円錐状に窪んだプラスチック針挿入部を1個又は複数個有するゴム栓と、
    プラスチック針挿入部の窪みに沿って延在した複数のガイド片を、プラスチック針挿入部の窪みに沿って周方向に配設したガイド部とを有することを特徴とするバッグ栓。
  3. 前記凹膜部が、その表面にリブを有することを特徴とする請求項に記載のバッグ栓。
  4. 前記ガイド片が、その表面にリブを有することを特徴とする請求項2に記載のバッグ栓。
  5. ガイド部が、プラスチック針挿入部の窪みの周りに鉛直方向に突出した突部を有することを特徴とする請求項1から4の何れかに記載のバッグ栓。
  6. 薬液バックの口部に取り付けられるバッグ栓において、
    内部に薬液側と外部側を遮断する遮断壁を有する筒状のバッグ栓本体と、
    前記バッグ栓本体の遮断壁より外部側の領域に装着したゴム栓と、
    ゴム栓の外部側端面に所定の半径方向距離で周方向に所定間隔で形成され、常時は閉塞状態の細孔が底部に形成された円錐状に窪んだ複数のプラスチック針挿入部と、
    プラスチック針で突き刺すことができる凹膜部を備え、複数のプラスチック針挿入部のうち幾つかのプラスチック針挿入部を覆うように周方向に所要の幅を備えたガイド部とを有することを特徴とするバッグ栓。
  7. 薬液バックの口部に取り付けられるバッグ栓において、
    内部に薬液側と外部側を遮断する遮断壁を有する筒状のバッグ栓本体と、
    前記バッグ栓本体の遮断壁より外部側の領域に装着したゴム栓と、
    ゴム栓の外部側端面に同じ半径方向距離で周方向に所定の間隔で設けられ、常時は閉塞状態の細孔が底部に形成された円錐状に窪んだ複数のプラスチック針挿入部と、
    ゴム栓に設けられ、前記プラスチック針挿入部の内径側と外径側において、円周方向に連続した突起を備えたガイド部とを有することを特徴とするバッグ栓。
  8. 前記ガイド部が、前記内径側の突起と外径側の突起との間に、プラスチック針で突き刺すことができる凹膜部を備えていることを特徴とする請求項7に記載のバッグ栓。
  9. 前記プラスチック針挿入部の細孔の中間部に内径が大きくなった部分があることを特徴とする請求項1から8の何れかに記載のバッグ栓。
  10. 前記ゴム栓が、バッグ栓本体の外部側領域に装着され、前記プラスチック針挿入部を有する第1ゴム栓と、前記第1ゴム栓と遮断壁との間に装着された第2ゴム栓とで構成されていることを特徴とする請求項1から9の何れかに記載のバッグ栓。
  11. 前記第1ゴム栓と第2ゴム栓との間に隙間を有することを特徴とする請求項10に記載のバッグ栓。
  12. 前記第1ゴム栓の第2ゴム栓に対向する面が、プラスチック針挿入部に対応する位置で盛り上がっていることを特徴とする請求項11に記載のバッグ栓。
  13. 請求項1から12の何れかのバッグ栓を口部に取り付けたことを特徴とする薬液バッグ。
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