JPH11197254A - 医療用混注ポート - Google Patents

医療用混注ポート

Info

Publication number
JPH11197254A
JPH11197254A JP10145304A JP14530498A JPH11197254A JP H11197254 A JPH11197254 A JP H11197254A JP 10145304 A JP10145304 A JP 10145304A JP 14530498 A JP14530498 A JP 14530498A JP H11197254 A JPH11197254 A JP H11197254A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
medical
cover
infusion port
insert
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10145304A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3389983B2 (ja
Inventor
Shuichi Yamanaka
修一 山中
Tadashi Okiyama
忠 沖山
Akiyuki Fujii
亮至 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JMS Co Ltd
Original Assignee
JMS Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP14530498A priority Critical patent/JP3389983B2/ja
Application filed by JMS Co Ltd filed Critical JMS Co Ltd
Priority to CNB2003101199654A priority patent/CN100408119C/zh
Priority to PCT/JP1998/004797 priority patent/WO1999024108A1/ja
Priority to EP98950355A priority patent/EP1040845B1/en
Priority to CNB200310119964XA priority patent/CN100522283C/zh
Priority to DE69805438T priority patent/DE69805438T2/de
Priority to US09/529,866 priority patent/US6468251B1/en
Priority to CN2003101199692A priority patent/CN1531981B/zh
Priority to CNB988104210A priority patent/CN1173752C/zh
Publication of JPH11197254A publication Critical patent/JPH11197254A/ja
Priority to HK05100292.0A priority patent/HK1068289A1/xx
Priority to HK05100294.8A priority patent/HK1068291A1/xx
Priority to HK05100293.9A priority patent/HK1068290A1/xx
Priority to HK01102060A priority patent/HK1031201A1/xx
Application granted granted Critical
Publication of JP3389983B2 publication Critical patent/JP3389983B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M39/00Tubes, tube connectors, tube couplings, valves, access sites or the like, specially adapted for medical use
    • A61M39/02Access sites
    • A61M39/04Access sites having pierceable self-sealing members
    • A61M39/045Access sites having pierceable self-sealing members pre-slit to be pierced by blunt instrument
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M39/00Tubes, tube connectors, tube couplings, valves, access sites or the like, specially adapted for medical use
    • A61M39/02Access sites

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Pulmonology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
  • Multiple-Way Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 送液路を設けた医療器具において、液を混注
したり、そこから液を採取したりすることが容易にかつ
確実に行える医療用混注ポートを提供する。 【解決手段】 中央部に挿入孔の形成されたディスク状
の弁1と、弁1の表側面の中央部を残し少なくとも弁1
の周縁上部を覆う弁1を拘持するカバー2とを備え、挿
入体を混注ポートに係止させる係止手段として、カバー
2の中央に円形の嵌合孔6を形成し、嵌合孔6は挿入体
と係止可能に嵌合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は送液路外部から液を
混注したり、逆に送液路内部から液を採取したりする際
に、その操作を容易にかつ確実に行うために医療器具に
装着される医療用混注ポートに関する。
【0002】
【従来の技術】患者に輸液や輸血を行う場合に種類の異
なる薬液を混注したり、送液路に流れる液をサンプル採
取するため、主送液路に側注ラインを設けることが必要
である場合が多い。このようなときに、従来は輸液セッ
トの送液路にゴム製の穿刺用混注口(栓)を設けたもの
を使用し、混注口に注射針等を穿刺して混注していた。
しかし、従来の方法では混注口の所定の穿刺部位以外か
ら針を穿刺すると、その箇所から液漏れを起こしたり、
あるいは作業ミス等により注射針を汚染したりする問題
があった。そして、特に問題になっていたのは、この混
注口が注射針、あるいはシリンジを混注口に保持するよ
うに設計されていないため、持続的に薬液を混注する必
要のある場合には、混注口に挿入するルアー等(以下、
「挿入体」という。)を混注口に固定・保持するために
様々な手段を講じなくてはならず、不便であった。例え
ば、テープでシリンジ針基と混注口部分をグルグル巻き
にして固定したり、また実公平5−22187号公報に
開示してあるような穿刺針或いはシリンジの脱落防止器
具を必要とした。また、側注する場合は混注口以外に三
方活栓を利用する方法もあるが、三方活栓は流路の選択
をコックによって行わなければならず、操作が面倒であ
り、かつ流路選択を誤る危険性を有していた。
【0003】そのため、最近では挿入体を保持できる混
注口が考えられている。例えば、シリンジ先端の雄ルア
ー部を混注ポートに挿入すると、ルアーの押し込みによ
って弁が開放され液が注入できるようになり、混注口か
らルアーを抜くと弁が独りでに閉じるというような弁を
装着した混注口である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この混注口は
ルアー(挿入体)の弁への挿入時(弁開放)、抜去時
(弁閉止)に関係なく、ルアーを混注口に保持する必要
性があるため、以下のような様々な問題を有している。
すなわち、第1に混注口のルアー受け部を深くする必要
があり、かかる形状では弁からこぼれた液を除去できに
くいため、不潔になり易い。また、ルアー受け部の深い
混注口では弁にルアーが十分に挿入できていない状態で
混注し始める可能性がある。その場合、混注する薬液が
少量であると有効な量の薬液投与ができないことにな
る。第2に弁の構造が複雑になり、コストアップ要因と
なる。また、複雑な構造になるほど弁は故障し易くな
る。
【0005】一方、従来のような簡単な(例えば、ディ
スク状の弾性部材にスリットを設けただけの弁を装着し
た)混注口では、シリンジのルアーを混注口に挿入しに
くく、また挿入できたとしてもシリンジを混注口に確実
に保持することが困難であった。従来、ディスク状の弁
は弾性の大きい材料で形成され、肉厚の本体部に単に切
れ込みが形成された簡単な構造であるために挿入時の抵
抗が大きく、保持するときの弁の変形も大きいためであ
る。しかし、挿入の際の抵抗を減少させるために、弁の
弾性部材の肉厚を減らしたり、弾性の小さい材料を使用
すると、今度は弁の逆止効果が低下して液漏れする恐れ
がある。
【0006】本発明は、上記弊害を解消すべく、挿入体
を挿入し易く、かつ挿入体を混注ポートに接続した際、
挿入体の混注ポートにおける保持・固定と(挿入体と混
注ポートとの)流路の確保が確実であり、非接続時には
弁が閉止して液漏れを防止できる簡易な医療用混注ポー
トを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明にかかる医療用混注ポートは、中央部に挿入孔
の形成されたディスク状の弁と、弁の表側面の中央部を
残し少なくとも弁の周縁上部を覆う弁を拘持するカバー
とを備え、挿入体を混注ポートに係止させる係止手段を
前記カバーに有することを特徴とする。
【0008】かかる構成により、ルアー等の挿入体から
弁までの距離を短くすることができ、使用前後にディス
ク弁を消毒する場合に容易かつ確実に行うことが可能と
なる。また、構造が比較的簡易であるため、製品の不良
確率が小さく、故障が少ないという利点を有する。
【0009】また、本発明にかかる医療用混注ポート
は、側面部に少なくとも2つの突出部を形成し、カバー
に突出部と係合する少なくとも2つの切欠き部を形成す
ることが好ましい。かかる構成により、医療用混注ポー
ト本体とカバーを確実に固着することができるととも
に、固着に接着剤等の溶媒を使用していないので、注入
・採取する液への接着剤等の溶出の可能性を排除でき
る。
【0010】また、本発明にかかる医療用混注ポート
は、弁およびカバーを埋入接合できる本体円筒部を削っ
た凹部をさらに備えることが好ましい。かかる構成によ
り、混注ポート本体とカバーを確実に係止すると共に、
ディスク状の弁底面と流路との間に形成されるデッドス
ペースを小さくすることが可能となる。なお、「デッド
スペース」とは、流路の上端とディスク弁底面との間に
生じる空間を意味する。
【0011】また、本発明にかかる医療用混注ポート
は、カバーが表側面に緩やかなテーパーをさらに備える
ことが好ましい。テーパーにより、ルアー等の挿入体を
嵌合孔へ誘導しやすくなるとともに、残液の拭き取りや
アルコール綿等による消毒を容易かつ確実に行うことが
できる。
【0012】また、本発明にかかる医療用混注ポート
は、ディスク状の弁底面と流路との間に形成されるデッ
ドスペースが0.05ml以下であることが望ましい。
0.05ml以上であれば、気泡の混入する危険性が増
加する。また、液の滞留部分により注入した薬液のロス
が発生する可能性も生じる。特に、輸液用の混注ポート
では細菌繁殖の可能性が有り、血液回路用の混注ポート
では血栓が形成される可能性が有る。
【0013】また、本発明にかかる医療用混注ポート
は、弁の裏側面の中央部を残して周縁下部を担持する台
座をさらに備えることが好ましい。かかる構成により、
当該弁が混注ポート内において上下周縁部で確実に拘持
されるからである。また、台座の周縁上部先端に環状に
形成される環状リブをさらに備えることが好ましい。か
かる構成により、混注ポートへの挿入体の挿入によって
弁が変形したときでも、弁と台座との間の液洩れを防止
でき、挿入体抜去時の弁の再閉鎖性や弁のめり込みから
の復帰性能を向上させることが可能となる。さらに、台
座の先端部の肉厚は0.3〜1.0mmであることが望
ましい。0.3mm以下であれば環状リブを設けること
が困難であり、1.0mmを超えるとデッドスペースが
0.05ml以上となるからである。また、台座の孔径
は5.0〜8.0mmであることが望ましい。5.0m
m以下であれば挿入体の挿入が困難となり、8.0mm
を超えるとデッドスペースが0.05ml以上となるか
らである。台座の孔径は6.0mm前後が最も好まし
い。
【0014】また、本発明にかかる医療用混注ポート
は、係止手段が、カバーの中央に形成された円形の嵌合
孔であり、嵌合孔は挿入体と係止可能に嵌合することが
好ましい。かかる構成により、特別な係止手段を用いる
ことなく、挿入体を容易に係止することができる。ま
た、挿入体がディスク弁を貫通して係止することができ
るので、液注入だけではなく液採取も可能となる。さら
に、嵌合孔は径3.9〜4.4mmで、肉厚は0.3〜
1.0mmであることが望ましい。かかる範囲外では、
挿入体を係止することが困難となるとともに、挿入孔ま
たは嵌合孔から弁までの間のスペースが大きくなるた
め、液の拭き取りや消毒の点で問題となるからである。
【0015】また、本発明にかかる医療用混注ポート
は、ディスク状の弁の表面に環状溝が形成され、カバー
の拘持部に環状溝と係合する環状鉤部を形成することが
好ましい。かかる構成により、ディスク状の弁を圧縮す
る部分とルアー等の挿入体挿入により伸長する部分とに
分け、気密性と操作性・再閉鎖性の両方を同時に満たす
ことが可能となった。
【0016】また、本発明にかかる医療用混注ポート
は、弁の外周が円形状、あるいは楕円状であることが好
ましい。ルアー等の挿入体を挿入しやすい形態だからで
ある。また、本発明にかかる医療用混注ポートは、挿入
孔が直線状のスリットであり、スリットの長さL0が
3.0〜4.5mmであることが望ましい。3.0mm
以下であれば挿入体を挿入することが困難であり、4.
5mmを超えると挿入体を挿入した際の気密性が低下す
るからである。
【0017】また、本発明にかかる医療用混注ポート
は、弁の外径D2とスリットの長さL0の比が1.1≦
D2/L0≦4であることが望ましい。1.1より小さ
いと、挿入体の挿入により弁の変形や破損・裂けが生じ
る危険性が有り、4を超えるものでは弁の大きさが大き
くなるため、混注ポート自体が大型化し、医療器具に混
注ポートを装着しにくくなるからである。
【0018】また、本発明にかかる医療用混注ポート
は、弁の肉厚が1〜2mmであることが望ましい。挿入
体の挿入を容易にするためにディスク弁の肉厚は液漏れ
を起こさない程度に薄くする方が好ましいからである。
また、弁が硬度JIS−Aにおいて、20〜55である
弾性材料で構成されることがさらに望ましい。
【0019】また、本発明にかかる医療用混注ポート
は、挿入体が弁を貫通して嵌合され、最大挿入深さDma
x 、挿入深さDと弁の肉厚L1および嵌合孔の肉厚L2
が(L1+L2)≦D≦Dmax の関係にあることが望ま
しい。挿入体を確実に保持するだけでなく、液の注入お
よび採取の両方が可能となるからである。なお、(L1
+L2)≦D≦2Dmax/3の関係にあることがさらに
望ましい。
【0020】また、本発明にかかる医療用混注ポート
は、弁の材質がシリコンゴム、天然ゴム、合成ゴム、熱
可塑性エラストマーからなる一群から選択されることが
好ましい。かかる材質を選択することにより、気密性や
挿入性、再閉鎖性等の機能保持が容易となる。
【0021】また、本発明にかかる医療用混注ポート
は、前記カバーが有する少なくとも2つの切欠き部と係
合する少なくとも2つの鉤部を有するカバーホルダーを
追加して構成することが好ましい。血液回路に用いる場
合には、オートクレーブ滅菌等を行った場合に塩ビチュ
ーブからのDOP(ジオクチルフタレート)等により混
注ポート本体突起部が犯され破損する可能性もあるから
である。
【0022】また、本発明にかかる医療用混注ポート
は、カバーの側面周縁部に少なくとも2つの突出部を設
け、突出部と係合する切欠き部を有するフリーナットロ
ックにより挿入体を係止させる係止手段を有することが
好ましい。かかる構成により、より確実に挿入体を係止
することが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明にかかる医療用混注ポート
は、主として流路を開閉する弁と、当該弁を拘持するカ
バー、そしてカバーに形成された挿入体の係止手段とか
ら構成される。以下にそれぞれの構成要件について説明
する。
【0024】まずカバーであるが、弁に挿入体が挿入・
抜去されるときに弁をしっかり保持(拘持)できるもの
ならば、特に形態は限定されない。例えば、図1に示す
ように、弁1の表側面の中央部を残(開放)し、少なく
とも弁1の周縁上部を覆うカバー2が形成されている
と、ルアーの挿入部位を見つけ易く、また偶発的な接触
による弁表面の汚染が防止できる。カバー2表側面に緩
やかなテーパー(傾斜)を設けるとより効果的である。
また、カバー2あるいは弁1の下側に弁1の裏側面の中
央部を残して周縁下部を担持する台座7を有することが
好ましい。弁1が混注ポート内において上下周縁部で確
実に拘持されるからである。図1に示すように、台座7
の有する孔の周縁部に沿って環状に形成される環状リブ
5を設けると、混注ポートへの挿入によって弁1が変形
したときでも、弁1と台座7との間の液洩れを防止でき
る。台座7の先端部肉厚は、弁1の底面と流入口上端の
間に形成される滞留部分、すなわちデッドスペース4を
減少させるために、0.3〜1.0mmであるのが好ま
しい。
【0025】次に係止手段について述べる。係止手段は
簡易な構造によって挿入体を混注ポートに係止するもの
ならば、特に限定されるものではない。例えば、前記カ
バー2の中央に形成された円形の嵌合孔6で、嵌合孔6
がルアー等の挿入体と係止可能に嵌合できるような形状
・寸法に形成されたものが挙げられる。かかる構成によ
り、簡易な構造により、かつ確実に挿入体を係止するこ
とができる。一般的なルアー形状を有する注射器先端、
輸液・輸血セットアダプター部を挿入体とするのであれ
ば、嵌合孔6の寸法は径3.9〜4.4mmで、肉厚が
0.3〜1.0mmが望ましい。また、嵌合孔6に挿入
体をしっかりと嵌合しても、カバー2が割れないように
充分な強度を有するものが好ましい。材質としては、耐
薬品性・耐熱性等を考慮して、ポリアセタール、ポリプ
ロピレン、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、
ポリブチレンテレフタレート等が挙げられる。
【0026】次にディスク弁1の形状・寸法、素材につ
いて述べる。弁1は挿入体の挿入及び抜去が容易で弁の
開閉が確実であれば良い。例えば、ディスク弁1の表面
形状がフラットである形状が考えられる。また、ディス
ク弁1の表面形状をすり鉢状にすることも考えられる。
すり鉢状にすることでルアー等を挿入し易く、かつ不用
意に抜去されにくい、もしくは挿入体を抜去した際の挿
入孔からの液洩れも抑制できる、という利点も有する。
しかし、ディスク弁1上に残液が生じ、かつかかる残液
を拭き取りにくいという実用的な欠点を有する。
【0027】また、弁1の外形は円形状、或いは楕円状
であるのが混注ポートを成形するのに都合が良い。挿入
孔3は直線状のスリットにするのが簡便である。挿入体
が前記のような一般的なルアー形状であれば、スリット
の長さL0は弁1の挿入性や液密性の点から3.0〜
4.5mmが好ましい。また、弁1の外径D2とスリッ
トの長さL0についての比率は、後述するような理由で
1.1≦D2/L0≦4であるのが好ましい。弁1の肉
厚は弁の挿入性や逆止効果、経済性等の点から1〜2m
mであるのが好ましい。弁1を構成する材質としてはゴ
ム状の弾性材料であれば良いが、より限定するなら硬度
JIS−Aにおいて、20〜55のものが好ましい。具
体的な材質として、シリコンゴム、天然ゴム、ブチルゴ
ムやニトリルゴム等の合成ゴム、あるいは熱可塑性エラ
ストマー等が挙げられる。
【0028】以下、本発明の実施形態にかかる医療用混
注ポートについて、図面を参照して説明する。図1は、
本発明の実施形態にかかる医療用混注ポートの断面図を
示す。図1において、1はディスク状の弁、2はカバ
ー、3は挿入孔を示す。
【0029】弁1は、図2に示すように、その表面形状
がフラットであり、かつその表面に環状の切欠き部11
を有する。切欠き部11とカバー2の鉤部9が係合する
ことにより、ディスク弁を伸長する部分と圧縮する部分
とに分割する。すなわち、鉤部9でも弁1を固着するこ
とにより、挿入体が弁1に挿入された場合に、挿入孔3
(スリット)から鉤部9の間は挿入により弁1が伸長す
るが、鉤部9よりも外側の部分では逆に弁1を圧縮す
る。鉤部9がない場合には、挿入体を引き抜いた後、弁
1が元に戻ろうとするのを弁1の周縁保持部の気密性保
持のための圧縮により妨げ、挿入孔3が元に戻らないと
いう、弁の下方へのめり込み(まくれ)が発生し、前記
めり込みが正常状態に復帰しないことに起因する汚染、
残液性、気密性等の問題が生じる可能性もあった。しか
し、鉤部9を設けるにより、伸長部と圧縮部を分けたこ
とにより、圧縮部では従来どおり気密性の保持を図るこ
とができる。また、伸長部では弁1が容易に元に戻るこ
とができ、正常状態への復帰という課題を同時に満たす
ことを可能とした。さらに、挿入する際に、挿入体を鉤
部9でガイドしながら挿入することができるため、挿入
体の挿入容易性と嵌合性を向上させることも可能とな
る。
【0030】カバー2は、図3に示すように中心に嵌合
孔を有し、嵌合孔に向かって緩やかなテーパー(傾斜)
を有する。また、外部で固着できるように、カバー2の
外側部に少なくとも2つの切欠き部31を有し、混注ポ
ート本体側部に設けられている突起部と係合する。
【0031】挿入孔3は一本の直線のスリット状のもの
であっても良いし、中心で交わる3本の直線の切れ込み
であっても良い。図4は本発明の実施形態にかかる医療
用混注ポートをルアー等の挿入体を挿入する方向から見
た平面図を示す。図4において、カバー2の外周は円形
で示されているが、弁形状と同様に楕円形であっても良
い。弁1の中央部を残して、弁の周縁部と周縁上部とを
カバー2で覆い、かつ拘持することによって、外部に曝
される医療用混注ポートの挿入孔の表面を少なくして感
染の機会を減少することができる。また、このカバーに
よってディスク弁1への挿入体を医療用混注ポートにし
っかりと保持することができる。例えば、カバー中央部
に挿入体と同じか、或いはやや小さい径を有する円形の
嵌合孔6を形成すると、弁に挿入した導管やルアー等の
挿入体を嵌合孔6にはめ込んでしっかりと保持すること
ができる。挿入体を弁1に挿入しただけのものだと、安
定して保持できないだけでなく、長時間挿入された挿入
体が弾性を有するディスク弁1に押し戻され、弁1から
抜去するおそれがある。しかし、本実施形態において
は、挿入体がしっかりと保持され、その危険性が回避で
きる。
【0032】嵌合孔6は挿入されるものによってその形
状や寸法を調整すれば良いが、注射器や輸液・輸血セッ
ト等を混注ポートに接続する機会が多いのなら、その寸
法を標準ルアーに適合するように径3.9〜4.4m
m、肉厚0.3〜1.0mmの範囲にするのが好まし
く、径3.9〜4.2mm、肉厚0.5〜0.7mmの
範囲がさらに好ましい。また、上記の挿入体のテーパー
状のルアーに対応させて、嵌合孔6をテーパー状に形成
しても良い。混注ポートのカバー2の素材としては、弁
1や挿入体をしっかりと保持するために適当な硬さを有
することが必要である。特にカバー2は挿入体をその嵌
合孔6に挿入し易く(あまり硬過ぎると、挿入体を挿入
する際の許容度が小さくなってしまう)、かつしっかり
と嵌合させるため、適当な硬度を有し、また破損し難い
材料から形成されるのが望ましい。例えば、ポリアセタ
ール、ポリプロピレンの他、ポリアクリルアミド、ポリ
エチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート
等が望ましい。
【0033】また、カバー2において、図1に示すよう
に弁の裏側面の中央部を残して周縁下部を担持する台座
7を設けると、弁1を医療用混注ポート本体によりしっ
かりと拘持できる。台座7は弁形状に合わせて環状に形
成されている。図5からも判るように、弁1を拘持しつ
つ弁下部の滞留部分(デッドスペース)4を最小とする
ため、台座7の先端(台座7の最も内周の側端部)にお
ける肉厚L3は0.1〜1.0mmが望ましく、0.3
〜0.7mmがさらに望ましい。また、図1あるいは図
5に示すように台座7の、弁周縁部と接触する位置に環
状リブ5を形成すると、混注ポートへの挿入によって弁
が変形したときでも、弁1と台座7との間を通って混注
ポート内部から液が洩れるのを防止できる。成形し易
さ、再閉鎖性の確保、めり込み防止、液洩れ防止の観点
から、図5の混注ポートの環状リブ5のように、台座7
の孔に沿って環状にリブを形成するのが好ましい。
【0034】図4に示すように、嵌合孔6の径をD1、
ディスク弁1の外径をD2、挿入孔3のスリットの長さ
をL0と表す。このとき、弁の挿入性や逆止効果等か
ら、1.1≦D2/L0≦4を満たすことが好ましい。
挿入孔の長さL0が弁の外径D2に比べて大きい場合、
即ちD2/L0が1.1より小さくなると、弁への挿入
によって弁の変形・破損(裂け)が懸念され、また挿入
孔3に対して弁周縁部の(挿入体を弁に挿入したとき
の)変形可能部分が小さくなって、弁に挿入することが
困難になる。逆に、D2/L0が4より大きくなると弁
に挿入し易くなるが、反面、混注ポートが大型化してコ
ストアップになり、また医療器具に混注ポートを装着し
にくくなる。また、挿入孔であるスリットの長さL0と
挿入体について述べる。挿入体をスリットに挿入した
際、弁1に埋接している挿入体の径を挿入部径とする
と、スリットの長さL0は挿入部径の0.7倍以上で、
かつ1.1倍以下のものが好ましい。L0がその範囲よ
り小さいと挿入体を挿入し難いし、大きいと混注ポート
から挿入体を抜去したときに挿入孔から液が漏れ易くな
る。
【0035】図5に示す弁の肉厚L1は挿入性や逆止効
果、経済性等の点から1〜2mmであるのが好ましい。
弁1を構成する材料としては、一般的なゴム状弾性を示
す材料であれば良く、より限定するなら硬度JIS−A
において、20〜55のものが好ましい。具体的な材質
として、シリコンゴム、天然ゴム、ブチルゴムやニトリ
ルゴム等の合成ゴム、あるいは熱可塑性エラストマー等
が挙げられる。
【0036】また、混注ポートから液の注入だけでな
く、液の採取も可能にするため、図11に示すように挿
入体が弁1を貫通して保持される必要がある。すなわ
ち、挿入体の挿入深さをDとすると、挿入深さの最大値
Dmax は混注ポート本体の底面までの深さとなり、弁の
肉厚L1および嵌合孔の肉厚L2との間で(L1+L
2)≦D≦Dmax の関係を満たす必要がある。実際に
は、挿入体が混注ポート本体の底面に密着しても、接触
面がフラットではなく凹凸を有する形状であれば液の注
入・採取は可能であるが、好ましくは(L1+L2)≦
D≦2Dmax /3の関係を満たすことが望ましい。
【0037】次に、本実施形態にかかる混注ポートを血
液回路に用いる場合には、図6に示すようなカバー2に
さらに係合することのできるカバーホルダー61を外側
に追加することが効果的である。混注ポート本体の材質
は、透明性の確保およびチューブの接着性を考慮してポ
リカーボネートを採用しているため、耐薬品性に乏し
い。したがって、混注ポート本体に設けている突起部
が、オートクレーブ滅菌等による塩ビチューブからのD
OP(ジオクチルフタレート)等により犯されて破損す
る可能性もある。かかる弊害を未然に防止すべく、図7
に示すように、混注ポート本体の外側に、別素材のカバ
ーホルダー61を取り付け、カバーホルダー61の上部
にある鉤部62とカバー2の切欠き部31を係合させて
固着する。
【0038】また、挿入体の係止をより確実に行うため
に、図8に示すようなフリーナットロックを用いること
も効果的である。ロックアダプターキャップカバー81
は回転可能であり、下部に設置された切欠き部82を用
いてカバー2と固着する。すなわち、図9にロックアダ
プターキャップカバー81下部の拡大断面図を示すが、
ロックアダプターキャップカバー81の内側に、回転し
て係合するための切欠き部82が存在する。ロックアダ
プターキャップカバー81をこの切欠き部82とカバー
の周縁部に位置する突出部32とが嵌合するようにはめ
込み(図10(a))、さらに回転させることで、図1
0(b)のように係合して確実に固着することができ
る。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明にかかる医療用混
注ポートは、挿入体を混注ポートに一旦接続すると不用
意に抜去されることなく、確実に保持することができ
る。
【0040】また、混注ポートは挿入体との簡易な係止
手段を有しているため、混注ポートの弁や混注受け口の
形状・寸法は挿入体によって拘束される度合いが少な
く、混注ポート全体の設計は比較的自由になる。そのた
め、衛生的および機能的に好ましい形状・寸法を取るこ
とができる。その結果、本発明の混注ポートでは汚染の
機会を減少することができる。
【0041】また、挿入体が弁に十分に挿入した状態で
保持され、流路が確保されるため、投与した薬液が無駄
になる恐れがない。さらに混注ポートが簡易な構造であ
るため、安価に製造することができ、また各種の医療器
具に容易に混注ポートを装着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる医療用混注ポートの説明図で
ある。
【図2】 本発明にかかる医療用混注ポートにおけるデ
ィスク弁の説明図である。
【図3】 本発明にかかる医療用混注ポートにおけるカ
バーの説明図である。
【図4】 本発明にかかる医療用混注ポートの平面図で
ある。
【図5】 本発明にかかる医療用混注ポートの断面図で
ある。
【図6】 本発明にかかる医療用混注ポートにおけるホ
ルダーの説明図である。
【図7】 本発明にかかる医療用混注ポートにおけるホ
ルダー使用時の説明図である。
【図8】 本発明にかかる医療用混注ポートにおけるフ
リーナットロックの説明図である。
【図9】 ロックアダプターキャップカバー接続部の拡
大図である。
【図10】 ロックアダプターキャップカバー接続の概
念説明図である。
【図11】 挿入体挿入時の状態説明図である。
【符号の説明】
1 弁(ディスク弁) 2 カバー 3 挿入孔(スリット) 4 デッドスペース(滞留部分) 5 環状リブ 6 嵌合孔 7 台座 8 流路(流出入口) 9 鉤部 11 弁切欠き部 31 カバー切欠き部 32 結合用突出部 61 ホルダー本体 62 ホルダー鉤部 81 ロックアダプターキャップカバー 82 固着用切欠き部 D 挿入体の挿入深さ Dmax 最大挿入深さ D1 嵌合孔の径 D2 弁の外径 L0 挿入孔の長さ L1 弁の肉厚 L2 嵌合孔の肉厚 L3 台座の肉厚 L4 台座の孔径 H 混注ポートの高さ

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央部に挿入孔の形成されたディスク状
    の弁と、前記弁の表側面の中央部を残し少なくとも前記
    弁の周縁上部を覆う前記弁を拘持するカバーとを備え、
    挿入体を混注ポートに係止させる係止手段を前記カバー
    に有することを特徴とする医療用混注ポート。
  2. 【請求項2】 側面部に少なくとも2つの突出部を形成
    し、前記カバーに前記突出部と係合する少なくとも2つ
    の切欠き部を形成する請求項1記載の医療用混注ポー
    ト。
  3. 【請求項3】 前記弁および前記カバーを埋入接合でき
    る凹部をさらに備えた請求項1または2記載の医療用混
    注ポート。
  4. 【請求項4】 前記カバーの表側面に緩やかなテーパー
    をさらに備えた請求項1から3のいずれか一項に記載の
    医療用混注ポート。
  5. 【請求項5】 前記弁の底面と流路上端との間に形成さ
    れるデッドスペースが0.05ml以下である請求項1
    から4のいずれか一項に記載の医療用混注ポート。
  6. 【請求項6】 前記弁の裏側面の中央部を残して周縁下
    部を担持する台座をさらに備えた請求項1から5のいず
    れか一項に記載の医療用混注ポート。
  7. 【請求項7】 前記台座の周縁上部先端に沿って環状に
    形成される環状リブをさらに備えた請求項6記載の医療
    用混注ポート。
  8. 【請求項8】 前記台座の先端部の肉厚が0.3〜1.
    0mmである請求項請求項6または7記載の医療用混注
    ポート。
  9. 【請求項9】 前記台座の孔径が5.0〜8.0mmで
    ある請求項6または7記載の医療用混注ポート。
  10. 【請求項10】 前記係止手段が、前記カバーの中央に
    形成された円形の嵌合孔であり、前記嵌合孔は前記挿入
    体と係止可能に嵌合する請求項1から9のいずれか一項
    に記載の医療用混注ポート。
  11. 【請求項11】 前記嵌合孔が径3.9〜4.4mm
    で、肉厚が0.3〜1.0mmである請求項10記載の
    医療用混注ポート。
  12. 【請求項12】 前記ディスク状の弁の表面に環状溝が
    形成され、前記カバーの拘持部に前記環状溝と係合する
    環状鉤部を形成した請求項1から11のいずれか一項に
    記載の医療用混注ポート。
  13. 【請求項13】 前記弁の外周が円形状、或いは楕円状
    である請求項1から12のいずれか一項に記載の医療用
    混注ポート。
  14. 【請求項14】 前記挿入孔が直線状のスリットであ
    り、前記スリットの長さL0が3.0〜4.5mmであ
    る請求項1から13のいずれか一項に記載の医療用混注
    ポート。
  15. 【請求項15】 前記弁の外径D2とスリットの長さL
    0の比が1.1≦D2/L0≦4である請求項14に記
    載の医療用混注ポート。
  16. 【請求項16】 前記弁の肉厚が1.0〜2.0mmで
    ある請求項1から15のいずれか一項に記載の医療用混
    注ポート。
  17. 【請求項17】 前記弁が硬度JIS−Aにおいて、2
    0〜55である弾性材料からなる請求項16に記載の医
    療用混注ポート。
  18. 【請求項18】 挿入体が前記弁を貫通して嵌合され、
    最大挿入深さDmax 、挿入深さDと弁の肉厚L1および
    嵌合孔の肉厚L2が(L1+L2)≦D≦Dmaxの関係
    にある請求項1から17のいずれか一項に記載の医療用
    混注ポート。
  19. 【請求項19】 前記弁の材質がシリコンゴム、天然ゴ
    ム、合成ゴム、熱可塑性エラストマーからなる一群から
    選択される請求項17または18に記載の医療用混注ポ
    ート。
  20. 【請求項20】 前記カバーが有する少なくとも2つの
    切欠き部と係合する少なくとも2つの鉤部を有するカバ
    ーホルダーをさらに備えた請求項1から19のいずれか
    一項に記載の医療用混注ポート。
  21. 【請求項21】 前記カバーの側面周縁部に少なくとも
    2つの突出部を設け、前記突出部と係合する切欠き部を
    有するフリーナットロックにより挿入体を係止させる係
    止手段を有する請求項1から20のいずれか一項に記載
    の医療用混注ポート。
JP14530498A 1997-10-23 1998-05-27 医療用混注ポート Expired - Lifetime JP3389983B2 (ja)

Priority Applications (13)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14530498A JP3389983B2 (ja) 1997-10-23 1998-05-27 医療用混注ポート
CN2003101199692A CN1531981B (zh) 1997-10-23 1998-10-22 医疗用混注口
EP98950355A EP1040845B1 (en) 1997-10-23 1998-10-22 Mixing/charging port for medical treatment
CNB200310119964XA CN100522283C (zh) 1997-10-23 1998-10-22 医疗用混注口
DE69805438T DE69805438T2 (de) 1997-10-23 1998-10-22 Misch- und ladeöffnung zur medizinischen behandlung
US09/529,866 US6468251B1 (en) 1997-10-23 1998-10-22 Mixing/charging port for medical treatment
CNB2003101199654A CN100408119C (zh) 1997-10-23 1998-10-22 医疗用混注口
CNB988104210A CN1173752C (zh) 1997-10-23 1998-10-22 医疗用混注口
PCT/JP1998/004797 WO1999024108A1 (fr) 1997-10-23 1998-10-22 Dispositif d'entree de melange/administration de traitement medical
HK05100292.0A HK1068289A1 (en) 1997-10-23 2001-03-21 Mixing/charging port for medical treatment
HK05100294.8A HK1068291A1 (en) 1997-10-23 2001-03-21 Mixing/charging port for medical treatment
HK05100293.9A HK1068290A1 (en) 1997-10-23 2001-03-21 Mixing/charging port for medical treatment
HK01102060A HK1031201A1 (en) 1997-10-23 2001-03-21 Mixing/charging port for medical treatment.

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29095297 1997-10-23
JP30886497 1997-11-11
JP9-290952 1997-11-11
JP9-308864 1997-11-11
JP14530498A JP3389983B2 (ja) 1997-10-23 1998-05-27 医療用混注ポート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11197254A true JPH11197254A (ja) 1999-07-27
JP3389983B2 JP3389983B2 (ja) 2003-03-24

Family

ID=27318970

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14530498A Expired - Lifetime JP3389983B2 (ja) 1997-10-23 1998-05-27 医療用混注ポート

Country Status (7)

Country Link
US (1) US6468251B1 (ja)
EP (1) EP1040845B1 (ja)
JP (1) JP3389983B2 (ja)
CN (4) CN1531981B (ja)
DE (1) DE69805438T2 (ja)
HK (4) HK1068290A1 (ja)
WO (1) WO1999024108A1 (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002095759A (ja) * 2000-09-26 2002-04-02 Jms Co Ltd 医療用混注ポート
JP2002095739A (ja) * 2000-09-22 2002-04-02 Jms Co Ltd 動脈または静脈ライン採血システム用採血デバイス、および該採血デバイスを使用した動脈または静脈ライン採血システム。
JP2004237134A (ja) * 2004-05-27 2004-08-26 Jms Co Ltd 医療用混注ポート
JP2004237133A (ja) * 2004-05-27 2004-08-26 Jms Co Ltd 医療用混注ポート
JP2005296134A (ja) * 2004-04-07 2005-10-27 Jms Co Ltd 混注ポート
JP2006034940A (ja) * 2004-06-21 2006-02-09 Jms Co Ltd 医療用コネクタ
JP2006223587A (ja) * 2005-02-17 2006-08-31 Jms Co Ltd 流路切換装置
JP2007202754A (ja) * 2006-02-01 2007-08-16 Jms Co Ltd 混注に使用される混注ポート
EP2014332A1 (en) 2007-06-05 2009-01-14 Nipro Corporation Medical connector
JP2009195720A (ja) * 2003-07-09 2009-09-03 Jms Co Ltd 混注ポート
US9283366B2 (en) 2008-09-01 2016-03-15 Jms Co., Ltd. Medical port
JP2016150209A (ja) * 2015-02-19 2016-08-22 ニプロ株式会社 医療用コネクタ
WO2018074294A1 (ja) 2016-10-17 2018-04-26 株式会社ジェイ・エム・エス 輸液装置
WO2020066938A1 (ja) 2018-09-27 2020-04-02 株式会社ジェイ・エム・エス コネクタ

Families Citing this family (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE60043734D1 (de) * 1999-04-20 2010-03-11 Jms Co Ltd Verschlusskappe für behälter sowie flüssigkeitsübertragungsvorrichtung
JP3404738B2 (ja) 2000-09-26 2003-05-12 株式会社ジェイ・エム・エス 医療用混注ポート
JP3525431B2 (ja) 2000-09-26 2004-05-10 株式会社ジェイ・エム・エス 医療用混注ポート
DE60133404T2 (de) 2000-12-04 2009-04-23 Jms Co. Ltd. Stopfenförmiger körper für chemikalienbehälter
JP3788479B2 (ja) * 2003-05-21 2006-06-21 株式会社ジェイ・エム・エス 血清調製用容器及びそれを用いた血清調製方法
US8282608B2 (en) * 2004-01-29 2012-10-09 Becton, Dickinson And Company Self priming intravenous delivery system
US7771383B2 (en) * 2004-10-22 2010-08-10 Medegen, Inc. Fluid control device with valve and methods of use
JP4872269B2 (ja) * 2005-08-22 2012-02-08 株式会社ジェイ・エム・エス 閉鎖式管状継手
US8641684B2 (en) * 2005-10-11 2014-02-04 Nxstage Medical, Inc. Closure for tubular access port
JP2007143813A (ja) * 2005-11-28 2007-06-14 Nippon Sherwood Medical Industries Ltd 医療用活栓
JP4812467B2 (ja) * 2006-03-03 2011-11-09 日本シャーウッド株式会社 液体混注具
EP2570129A3 (en) 2007-03-07 2013-04-17 JMS Co., Ltd. Serum preparation apparatus
US20090287167A1 (en) * 2008-05-14 2009-11-19 Becton, Dickinson And Company Y-port device eliminating abberant currents
US20130079744A1 (en) 2010-07-12 2013-03-28 Jms Co., Ltd. Drug solution delivery device for medical use
SG10201506739SA (en) * 2010-09-28 2015-09-29 Terumo Corp Connector
JP6140916B2 (ja) 2011-06-08 2017-06-07 株式会社ジェイ・エム・エス 医療用オス部材
AU2013216019B2 (en) 2012-01-31 2018-01-25 Terumo Kabushiki Kaisha Connector
JP5907379B2 (ja) 2012-02-15 2016-04-26 株式会社ジェイ・エム・エス 医療用のオス部材用カバー
US9737686B2 (en) * 2012-03-12 2017-08-22 Becton, Dickinson And Company Catheter adapter port valve
JP6094830B2 (ja) 2012-04-13 2017-03-15 株式会社ジェイ・エム・エス ロック機構付きオスコネクタ
WO2013154049A1 (ja) 2012-04-13 2013-10-17 株式会社ジェイ・エム・エス ロック機構付きオスコネクタ
JP6069936B2 (ja) 2012-08-01 2017-02-01 株式会社ジェイ・エム・エス 輸液セット
JP5952415B2 (ja) * 2012-09-28 2016-07-13 テルモ株式会社 弁体及びこの弁体を有するコネクタ
AU2012390690B2 (en) * 2012-09-28 2018-03-08 Terumo Kabushiki Kaisha Connector
US8974414B2 (en) 2013-02-13 2015-03-10 Becton, Dickinson And Company IV drip chamber with filter and bottom reservoir
EP3028736B1 (en) * 2013-07-31 2022-11-23 Terumo Kabushiki Kaisha Connector and transfusion set
JP5826815B2 (ja) * 2013-12-11 2015-12-02 日機装株式会社 混注部材
CN110124118A (zh) * 2019-05-07 2019-08-16 昆明医科大学第一附属医院 一种腰椎穿刺鞘内注射装置

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4922472A (ja) 1972-06-22 1974-02-27
US4013064A (en) 1975-06-26 1977-03-22 The Kendall Company Port means for a liquid transport system
JPS59135A (ja) 1982-05-29 1984-01-05 Canon Inc カメラにおける撮影レンズの合焦位置補正装置
JPS6045039U (ja) * 1983-09-06 1985-03-29 テルモ株式会社 逆止弁
ATE66622T1 (de) 1986-04-11 1991-09-15 Braun Melsungen Ag Injektions-absperrventil.
US4874369A (en) 1987-07-27 1989-10-17 Baxter International Inc. Self-priming injection site with check valve
JPH078844B2 (ja) 1987-07-27 1995-02-01 花王株式会社 アミド誘導体及びそれを含有する皮膚外用剤
US5211638A (en) 1988-01-25 1993-05-18 Baxter International Inc. Pre-slit injection site
US5135489A (en) 1988-01-25 1992-08-04 Baxter International Inc. Pre-slit injection site and tapered cannula
US5100394A (en) 1988-01-25 1992-03-31 Baxter International Inc. Pre-slit injection site
US5411499A (en) 1988-01-25 1995-05-02 Baxter International Inc. Needleless vial access device
CA1335167C (en) 1988-01-25 1995-04-11 Steven C. Jepson Pre-slit injection site and associated cannula
US4857062A (en) * 1988-03-09 1989-08-15 Medical Parameters, Inc. Catheter introducer valve
GB2230740B (en) 1989-04-04 1993-09-29 Apple Computer Modular keyboard
IE61247B1 (en) 1989-11-09 1994-10-19 Baxter Int Bayonet lock cannula for pre-slit Y-site
JPH0522187A (ja) 1991-07-09 1993-01-29 Aruinko Kk 無線通信機
AU7474094A (en) * 1993-08-03 1995-02-28 I-Flow Corporation Valve for filling iv solution bag
US5354275A (en) 1993-09-13 1994-10-11 Minnesota Mining And Manufacturing Company Injection or sampling site
US5522804A (en) 1994-02-15 1996-06-04 Lynn; Lawrence A. Aspiration, mixing, and injection syringe
US5549651A (en) 1994-05-25 1996-08-27 Lynn; Lawrence A. Luer-receiving medical valve and fluid transfer method
US5474544A (en) 1994-05-25 1995-12-12 Lynn; Lawrence A. Luer-receiving medical valve
JPH109580A (ja) 1996-06-25 1998-01-16 Hitachi Home Tec Ltd 冷凍食品解凍装置
JPH10118178A (ja) 1996-10-24 1998-05-12 Jms Co Ltd 医療用逆止弁
JP3062113B2 (ja) * 1997-04-16 2000-07-10 九州日本電気株式会社 ウェハー保管ボックス帯電化によるごみ付着防止機構

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002095739A (ja) * 2000-09-22 2002-04-02 Jms Co Ltd 動脈または静脈ライン採血システム用採血デバイス、および該採血デバイスを使用した動脈または静脈ライン採血システム。
JP2002095759A (ja) * 2000-09-26 2002-04-02 Jms Co Ltd 医療用混注ポート
JP2009195720A (ja) * 2003-07-09 2009-09-03 Jms Co Ltd 混注ポート
JP2005296134A (ja) * 2004-04-07 2005-10-27 Jms Co Ltd 混注ポート
JP2004237134A (ja) * 2004-05-27 2004-08-26 Jms Co Ltd 医療用混注ポート
JP2004237133A (ja) * 2004-05-27 2004-08-26 Jms Co Ltd 医療用混注ポート
JP2006034940A (ja) * 2004-06-21 2006-02-09 Jms Co Ltd 医療用コネクタ
JP2006223587A (ja) * 2005-02-17 2006-08-31 Jms Co Ltd 流路切換装置
JP2007202754A (ja) * 2006-02-01 2007-08-16 Jms Co Ltd 混注に使用される混注ポート
EP2014332A1 (en) 2007-06-05 2009-01-14 Nipro Corporation Medical connector
US9044585B2 (en) 2007-06-05 2015-06-02 Nipro Corporation Medical connector
US9586036B2 (en) 2007-06-05 2017-03-07 Nipro Corporation Medical connector
US9283366B2 (en) 2008-09-01 2016-03-15 Jms Co., Ltd. Medical port
JP2016150209A (ja) * 2015-02-19 2016-08-22 ニプロ株式会社 医療用コネクタ
WO2018074294A1 (ja) 2016-10-17 2018-04-26 株式会社ジェイ・エム・エス 輸液装置
US11141529B2 (en) 2016-10-17 2021-10-12 Jms Co., Ltd. Infusion apparatus
WO2020066938A1 (ja) 2018-09-27 2020-04-02 株式会社ジェイ・エム・エス コネクタ

Also Published As

Publication number Publication date
DE69805438T2 (de) 2003-04-17
HK1068290A1 (en) 2005-04-29
CN100522283C (zh) 2009-08-05
EP1040845A1 (en) 2000-10-04
EP1040845A4 (en) 2001-01-03
JP3389983B2 (ja) 2003-03-24
EP1040845B1 (en) 2002-05-15
US6468251B1 (en) 2002-10-22
WO1999024108A8 (fr) 1999-08-19
CN1531980A (zh) 2004-09-29
CN100408119C (zh) 2008-08-06
CN1276738A (zh) 2000-12-13
CN1531981B (zh) 2010-05-26
WO1999024108A1 (fr) 1999-05-20
HK1068291A1 (en) 2005-04-29
HK1031201A1 (en) 2001-06-08
HK1068289A1 (en) 2005-04-29
CN1531981A (zh) 2004-09-29
CN1173752C (zh) 2004-11-03
DE69805438D1 (de) 2002-06-20
CN1531979A (zh) 2004-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11197254A (ja) 医療用混注ポート
EP1211184B1 (en) Cap for container and adaptor for liquid communication
US5154703A (en) Bloodless catheter
US6146362A (en) Needleless IV medical delivery system
JP2736240B2 (ja) 医用器具のための弁付きアダプタ
US6827709B2 (en) Mixing/charging port for medical treatment
US5833674A (en) Needleless IV medical delivery system
JPH0626585B2 (ja) プレスリット式注入部位
PT617634E (pt) Dispositivo de ligacao com um vedante pre-fendido
JP2005516696A (ja) 様々な寸法のバイアル封緘部と共に使用する針なし弁を有するバイアル・アダプタ
US20070106229A1 (en) Safety Intravenous Injection Device
JP2003038658A (ja) 血管用注入ポート器具
JP4016313B2 (ja) 医療用混注ポート
JP3404738B2 (ja) 医療用混注ポート
JP4050445B2 (ja) 継管具、接続口作製具および継管システム
US5531720A (en) I.V. starting kit and coupling, and method
JP2010167202A (ja) 医療用ポート
WO1991010459A1 (en) Hemostasis valve introducer
JPH10118178A (ja) 医療用逆止弁
EP0812158A1 (en) Infusion bag with injection port
JP2006212084A (ja) コネクタ
JPH0626586B2 (ja) 混注部付き接続部品
JP3525550B2 (ja) 流体投与或いは採取装置
US20060089606A1 (en) Medicine-adding port of vein infusion set and catheter needle set
JP3747912B2 (ja) 医療用混注ポート

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090117

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090117

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100117

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110117

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110117

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120117

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120117

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130117

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130117

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140117

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term