JP4049359B2 - 熊手箒 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は熊手箒に関する。更に詳しくは、熊手部が柄部に強固に固定されており、長期間使用しても熊手部が緩むことがなく、耐久性に優れたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
庭などの清掃において、落葉やゴミ等を集めるのに熊手箒が使用されている。従来から使用されている熊手箒は、熊手部の取付構造が、図9に示されるような構成となっている。
すなわち、熊手箒は、柄部1と、柄部1の先部に取り付けられている扇形の熊手部2を備えている。熊手部2は、複数の割り竹21を備えている。割り竹21は、基部210を残し、先部側を三等分に割って爪部211(後述する図1参照)が形成された構造である。
【0003】
熊手部2は、複数の割り竹21の基部210を重ねて扇形に広げることにより形成されている。この基部210を重ねた部分は、集束部20となっている。集束部20の中心部には挿通孔(図示省略)が形成されており、挿通孔には針金(図示省略)が挿通され、集束部20に巻き付けて固定されている。更に、固定された集束部20の表側の面は、柄部1の先部側でその下面に当接され、針金4bが数回巻き締められて柄部1に固定されている。
【0004】
割り竹21の基部210と爪部211の境界部は、表裏面で竹製の挟持部材3、3a(後述する図1、図2参照)で挟まれ、割り竹21の挟まれた部分と挟持部材3、3aとは、ポリ塩化ビニルで針金を被覆して形成された被覆針金30(後述する図1参照)によって、挟持部材3、3aの全長にわたり螺旋状に巻き締められている。
そして、挟持部材3、3aの中心部の上面には、柄部1の先端側が重ねられ、円板状の座金を介して釘が挿通されており、釘は裏側の挟持部材3a外側で曲げられている。このようにして、熊手部2は柄部1に固定されている。
【0005】
また、熊手部2のうち、挟持部材3、3aより先部側には、被覆針金22により爪部211が一端から対向する他端までの全幅にわたり編むようにして、前後二箇所で繋がれている。このようにして、熊手部2の先部側は補強されており、使用中に割り竹21の爪部211がばらけてしまうことを防止している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来の熊手箒には、次のような課題があった。即ち、
(1)熊手部2の集束部20は、針金4bで巻き締めることによって柄部1に取り付けられている。針金4bは断面が円形であり、しかも径小であるため、集束部20との接触面積が小さく、固定力が十分ではない。
従って、使用中に熊手部2の取り付けが緩みやすく、また、長期間の使用により割り竹21が乾燥して細くなると、集束部20の周囲長が短くなり、更に緩みが進行し使用できなくなっていた。
その結果、そのまま廃却するか、再度使用するために新しい針金を巻いて修理をして使用していたが手間がかかり面倒であった。
【0007】
(2)熊手部2を表裏側で挟持している挟持部材3、3a部分は、柄部1の先端部に釘と座金によって固定されている。この座金は円板状すなわち平板であるので、竹製の柄部1の円弧状の表面とは一部しか接触しておらず、柄部を保護することができない。このため、使用中に固定部に負荷がかかると、釘穴から割れが生じやすく、耐久性が十分ではなかった。また、金属製の座金が柄部1表面から張り出しているため、怪我をしやすい問題もあった。
【0008】
(3)割り竹21の爪部211がばらけるのを防ぐために、被覆針金22により熊手部2の一端から対向する他端までの全幅にわたり編むように前後二箇所で繋がれている。しかし、爪部211を繋いでいる被覆針金22は柔軟性や弾性に乏しいため、爪部211が本来有する柔軟性と弾性が阻害されてしまい、変形しにくい。このため、爪部211が弾性変形しにくく、例えば清掃する地面等が平坦でなく凹凸部が多いと地面との間に隙間が生じるので、落葉やゴミ等を残さずに集めることが難しく、清掃しにくかった。
【0009】
(本発明の目的)
本発明の目的は、熊手部の集束部を柄部に取り付けている部分が緩みにくいようにし、耐久性にすぐれた熊手箒を提供することである。
本発明の他の目的は、熊手部を表裏側で挟持している挟持部材部分を柄部に取り付ける部分で使用する座金の柄部表面との接触面積を大きくして柄部を保護することにより、使用中に固定部に負荷がかかっても柄部に割れが生じないようにして耐久性を向上させると共に、座金が柄部表面から張り出さないようにして怪我をしないようにした熊手箒を提供することである。
本発明の更に他の目的は、割り竹の爪部が本来有する柔軟性と弾性を阻害することなく、ばらけ防止のための補強を行い、凹凸部の多い地面でも落葉やゴミ等を残さずに集めることができ、清掃がしやすい熊手箒を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために講じた本発明の手段は次のとおりである。
第1の発明にあっては、
柄部と、当該柄部の先部に取り付けられており複数の構成部材を扇形に設けて形成された熊手部とを有する竹製の熊手箒であって、
上記熊手部は、
先端部と基部との間の所要の箇所が固定具により上記柄部に固定されており、基部側に設けられている集束部と上記柄部が、金属製の帯板状の巻き締め体で巻き締められることにより、上記柄部に取り付けられていることを特徴とする、
熊手箒である。
【0011】
第2の発明にあっては、
巻き締め体は、
帯板と、
当該帯板の長手方向の両端側を通して折り返す挿通孔を有する折返し具と、
を備えていることを特徴とする、
第1の発明に係る熊手箒である。
【0012】
第3の発明にあっては、
巻き締め体の帯板部分の長手方向の両縁辺部を、熊手部の集束部近傍両側の傾斜方向が異なる縁辺部に当接させてあることを特徴とする、
第1または第2の発明に係る熊手箒である。
【0013】
第4の発明にあっては、
熊手部は、両側の傾斜方向の異なる縁辺部間において、柔軟性を有する紐状体により構成部材を繋いで補強されていることを特徴とする、
第1、第2または第3の発明に係る熊手箒である。
【0014】
第5の発明にあっては、
固定具は、ネジ、ナット及び座金で構成されており、当該座金は柄部の表面形状に沿わせて曲げられていることを特徴とする、
第1、第2、第3または第4の発明に係る熊手箒である。
【0015】
第6の発明にあっては、
竹製の熊手箒であって、
柄部と、
複数の構成部材を扇形に設けて形成された熊手部と、
を備えており、
上記熊手部は、
先端部と基部との間の所要の箇所に、各構成部材を表裏側で挟む挟持部材を有しており、上記挟持部材が固定具により上記柄部に固定されており、各構成部材の基部側を重ね合わせて設けられている集束部と上記柄部が、金属製の帯板状の巻き締め体で巻き締められることにより、上記柄部に取り付けられており、
両側の傾斜方向の異なる縁辺部間において、柔軟性を有する紐状体により構成部材を繋いで補強されており、
上記固定具は、ネジ、ナット及び座金で構成されており、当該座金は柄部の表面形状に沿わせて曲げられていることを特徴とする、
熊手箒である。
【0016】
(作 用)
本発明に係る熊手箒は、熊手部の基部側の集束部と柄部が、金属製の帯板状の巻き締め体で巻き締められることにより固定されている。従って、巻き締め体と柄部及び集束部との接触面積が広く、針金と比べて剛性も高いので巻き締める力が強く、固定力が十分であり、柄部と集束部とが緩むことを防ぐことができる。
【0017】
巻き締め体が、帯板と、帯板の長手方向の両端側を通して折り返す挿通孔を有する折返し具を備えているものは、帯板を強い力で引っ張って緊張させることにより、帯板によって巻き締める力をより強くすることができるので、十分な固定力が得られる。
【0018】
巻き締め体の帯板部分の長手方向の両縁辺部を、熊手部の集束部近傍両側の傾斜方向が異なる縁辺部に当接させてあるものは、柄部と集束部を巻き締めたときに、固定されて角度が変わらない集束部の縁辺部に帯板部分が食い込むように固定されるので、十分な固定力が得られる。
【0019】
熊手部は、両側の傾斜方向の異なる縁辺部間において、柔軟性を有する紐状体により構成部材を繋いで補強されているものは、本来構成部材が有する柔軟性と弾性を紐状体によって阻害することはない。従って、凹凸部が多い地面を清掃するときにも、構成部材は凹凸部に対応して柔軟に変形し、構成部材の先部も凹凸部に沿うので地面との間に隙間ができず、落葉やゴミ等を残さずに効率よく集めることができ、清掃がしやすい。
【0020】
固定具は、ネジ、ナット及び座金で構成されており、座金は柄部の表面形状に沿わせて曲げられているものは、座金と柄部表面とが緊密に合致するので、座金と柄部表面との接触面積が大きくなっており、座金によって柄部を保護することができる。従って、使用中に固定部に大きな負荷がかかっても柄部に割れが生じにくく、耐久性が向上する。また、座金が柄部表面から張り出していないので、使用者が怪我をする心配もない。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態を図面に基づき更に詳細に説明する。
図1は本発明に係る熊手箒の一実施の形態を示す要部正面図、
図2は図1に示す熊手箒の右側面図、
図3は熊手部の柄部への取付構造を示す要部斜視図、
図4は熊手部の集束部の柄部への取付構造を示す要部背面図、
図5は図4におけるA−A拡大断面図、
図6は巻き締め金具の展開状態を示す平面図、
図7は図1におけるB−B要部拡大断面図である。
【0022】
熊手箒C1は、竹製の柄部1と、柄部1の先部に取り付けられている扇形の熊手部2を備えている。
熊手部2は、構成部材である複数(本実施の形態では11本)の割り竹21を備えている。割り竹21は、基部210を残し、先部側を三等分に割って爪部211が形成された構造である。なお、割り竹21は、先部側を割らない構造のものを使用することもできる。
【0023】
熊手部2は、構成部材である複数の割り竹21の基部210を重ねて扇形に広げることにより形成されている。この基部210を重ねた部分は、集束部20となっている。集束部20の中心部には、全部の基部210を貫通して挿通孔24(図5参照)が形成されている。挿通孔24には針金5が挿通され、針金5を集束部20に巻き付けて集束部20が固定されている。
【0024】
固定された集束部20の表側の面は、柄部1の先部側で斜めに切除された切除面10に当接され、柄部1と集束部20は巻き締め体4によって巻き締められて固定されている。
巻き締め体4は、ステンレススチールで形成されている。巻き締め体4の材質はステンレススチールに限定されず、鉄、真鍮など他の金属でもよい。巻き締め体4は、所定の幅と長さ及び厚みを有する帯板状に形成されており、変形は可能であるが、所定の形状から容易には変形しない剛性及び強度を有している。
【0025】
巻き締め体4の長さ方向の両端部は、巻き締めるときに、互いにずらしながら締付力の調整ができるように、逆方向に所定の角度で切除された合わせ部40が設けられている。
そして、巻き締め体4は、長手方向の両縁辺部を熊手部2の集束部20近傍両側の傾斜方向が異なる縁辺部に当接させてある(図4参照)。
【0026】
割り竹21の基部210と爪部211の境界部は、表裏面で竹製で細板状の挟持部材3、3aで挟まれ、割り竹21の挟まれた部分と挟持部材3、3aとは、被覆針金30によって、挟持部材3、3aの全長にわたり螺旋状に巻き締められている。
そして、挟持部材3、3aの中心部の上面には、柄部1の先端側の切除面10が重ねられ、柄部1と挟持部材3、3a及び割り竹21を貫通して固定具を構成するネジ31が挿通されている。固定具は、ネジ31、座金32、ナット33、座金34で構成されている。
【0027】
ネジ31のヘッドと柄部1の間には上記座金32が介在させてある。座金32は、円板状のものを柄部1の表面に沿うように円弧状に曲げて形成されている。また、ネジ31のうち裏側の挟持部材3aから突出した部分にはナット33が螺合され締め付けられている。なお、ナット33側に介在させてある座金は円板状で小さく形成されている。このようにして、熊手部2は二箇所で柄部1に固定されている。
【0028】
また、熊手部2のうち、挟持部材3、3aより先部側には、ポリ塩化ビニルで針金を被覆して形成された被覆針金22により爪部211が一端から対向する他端までの全幅にわたり編むようにして繋がれている。更に、その先部側は、ポリ塩化ビニル製の紐23により爪部211が一端から対向する他端までの全幅にわたって繋がれている。なお、紐23の材質は、十分な強度と柔軟性を有するものであれば、ポリ塩化ビニルに限定せず、他の合成樹脂などでもよい。
このようにして、熊手部2の先部側は補強されており、使用中に割り竹21の爪部211がばらけてしまうことを防止している。
【0029】
(作用)
図1ないし図7を参照して熊手箒C1の作用を説明する。
熊手箒C1は、熊手部2の基部側の集束部20を金属製の帯板状の巻き締め体4で柄部1に巻き締めて固定している。
これにより、巻き締め体4と柄部1及び集束部20との接触面積が広くなっており、従来のような針金と比べて剛性も高いので、巻き締める力が強く、固定力が十分である。従って、柄部1と集束部20の取付部と緩むことを防ぐことができる。
【0030】
巻き締め体4の長手方向の両縁辺部を、熊手部2の集束部20近傍両側の傾斜方向が異なる縁辺部に当接させてあるので、柄部1と集束部20を巻き締めたときに、固定されて角度が変わらない集束部20の縁辺部に縁辺部が食い込むように固定されるので、十分な固定力が得られる。
【0031】
熊手部2を構成する割り竹21の爪部211は、熊手部2両側の傾斜方向の異なる縁辺部間において、柔軟性を有する紐23により繋がれて補強されているので、竹製の割り竹21が本来有する柔軟性と弾性を紐23によって阻害することはない。従って、凹凸部が多い地面を清掃するときにも、爪部211は凹凸部に対応して柔軟に変形し、その先部も凹凸部に沿うので地面との間に隙間ができず、落葉やゴミ等を残さずに効率よく集めることができ、清掃がしやすい。
【0032】
固定具を構成する座金32は、柄部1の表面形状に沿わせて円弧状に曲げられているので、座金32と柄部1表面とが緊密に合致し、使用中に大きな荷重がかかっても、力が分散し、安定していて緩みにくい。
また、座金32と柄部1表面との接触面積が大きくなっているので、座金32によって柄部1を保護することができる。従って、使用中に固定部に大きな負荷がかかっても柄部1に割れが生じにくく、耐久性が向上する。また、座金32が柄部1表面から張り出していないので、使用者が怪我をする心配もない。
【0033】
図8は本発明に係る熊手箒の他の実施の形態を示す要部斜視図である。
熊手箒C2は、上記熊手箒C1と比べて巻き締め体4aを除き、他は同じ構造であるので、巻き締め体4aの構造及びこれによる取付部の構造のみを説明し、他の部分の説明は省略する。なお、図面において、熊手箒C1と同一または同等箇所には同一の符号を付して示している。
【0034】
巻き締め体4aは、ステンレススチール製であり、細長い長方形状の帯板41と、角部が丸められた長方形状の折返し具42を備えている。折返し具42の長手方向の両端寄りには、四角形の挿通孔420が設けてある。
巻き締め体4aは、折返し具42を熊手部2の集束部20の裏側に位置させ、帯板41を柄部1に回し掛け、帯板41の長手方向の両端側を折返し具42の挿通孔420に通して強く引っ張って折り返し、柄部1と集束部20を巻き締めている。巻き締め体4aは、帯板41の長手方向の両縁辺部を熊手部2の集束部20近傍両側の傾斜方向が異なる縁辺部に当接させてある。
【0035】
この巻き締め体4aによれば、帯板41を強い力で引っ張って緊張させることにより、帯板41によって巻き締める力をより強くすることができるので、十分な固定力が得られる。
【0036】
本明細書で使用している用語と表現は、あくまでも説明上のものであって、なんら限定的なものではなく、本明細書に記述された特徴およびその一部と等価の用語や表現を除外する意図はない。また、本発明の技術思想の範囲内で、種々の変形態様が可能であるということは言うまでもない。
なお、本発明は図示の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載内において種々の変形が可能である。
【0037】
【発明の効果】
本発明は上記構成を備え、次の効果を有する。
(a)本発明に係る熊手箒は、熊手部の基部側の集束部と柄部が、金属製の帯板状の巻き締め体で巻き締められることにより固定されている。従って、巻き締め体と柄部及び集束部との接触面積が広く、針金と比べて剛性も高いので巻き締める力が強く、固定力が十分であり、柄部と集束部とが緩むことを防ぐことができる。
【0038】
(b)巻き締め体が、帯板と、帯板の長手方向の両端側を通して折り返す挿通孔を有する折返し具を備えているものは、帯板を強い力で引っ張って緊張させることにより、帯板によって巻き締める力をより強くすることができるので、十分な固定力が得られる。
【0039】
(c)巻き締め体の帯板部分の長手方向の両縁辺部を、熊手部の集束部近傍両側の傾斜方向が異なる縁辺部に当接させてあるものは、柄部と集束部を巻き締めたときに、固定されて角度が変わらない集束部の縁辺部に帯板部分が食い込むように固定されるので、十分な固定力が得られる。
【0040】
(d)熊手部は、両側の傾斜方向の異なる縁辺部間において、柔軟性を有する紐状体により構成部材を繋いで補強されているものは、本来構成部材が有する柔軟性と弾性を紐状体によって阻害することはない。従って、凹凸部が多い地面を清掃するときにも、構成部材は凹凸部に対応して柔軟に変形し、構成部材の先部も凹凸部に沿うので地面との間に隙間ができず、落葉やゴミ等を残さずに効率よく集めることができ、清掃がしやすい。
【0041】
(e)固定具は、ネジ、ナット及び座金で構成されており、座金は柄部の表面形状に沿わせて曲げられているものは、座金と柄部表面とが緊密に合致するので、座金と柄部表面との接触面積が大きくなっており、座金によって柄部を保護することができる。従って、使用中に固定部に大きな負荷がかかっても柄部に割れが生じにくく、耐久性が向上する。また、座金が柄部表面から張り出していないので、使用者が怪我をする心配もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る熊手箒の一実施の形態を示す要部正面図。
【図2】図1に示す熊手箒の右側面図。
【図3】熊手部の柄部への取付構造を示す要部斜視図。
【図4】熊手部の集束部の柄部への取付構造を示す要部背面図。
【図5】図4におけるA−A拡大断面図。
【図6】巻き締め金具の展開状態を示す平面図。
【図7】図1におけるB−B要部拡大断面図。
【図8】本発明に係る熊手箒の他の実施の形態を示す要部斜視図。
【図9】従来の熊手箒における熊手部の柄部への取付構造を示す要部斜視図。
【符号の説明】
C1 熊手箒
1 柄部
10 切除面
2 熊手部
21 割り竹
210 基部
211 爪部
20 集束部
22 被覆針金
23 紐
24 挿通孔
3、3a 挟持部材
30 塩ビ被覆針金
31 ネジ
32 座金
33 ナット
34 座金
5 針金
4 巻き締め体
40 合わせ部
C2 熊手箒
4a 巻き締め体
41 帯板
42 折返し具
420 挿通孔

Claims (3)

  1. 竹製の熊手箒であって、柄部(1)と、複数の構成部材を扇形に設けて形成された熊手部(2)と、を備えており、
    上記熊手部(2)は、
    先端部と基部との間の所要の箇所に各構成部材を表裏側で挟む挟持部材(3,3a)を有しており、
    上記挟持部材(3,3a)が固定具により上記柄部(1)に固定されており、
    各構成部材の基部側を重ね合わせて設けられている集束部(20)と上記柄部(1)が、金属製の帯板状の巻き締め体(4)で巻き締められることにより、上記柄部(1)に取り付けられており、
    上記巻き締め体 (4) の長さ方向の両端部は、巻き締めるときに、互いにずらしながら締付力の調整ができるように、逆方向に所定の角度で切除された合わせ部 (40) が設けられており、
    両側の傾斜方向の異なる縁辺部間において、柔軟性を有する紐状体により構成部材を繋いで補強されており、
    上記固定具は、ネジ(31)、ナット(33)及び座金(32)で構成されており、当該座金(32)は柄部(1)の表面形状に沿わせて曲げられていることを特徴とする、
    熊手箒。
  2. 竹製の熊手箒であって、柄部(1)と、複数の構成部材を扇形に設けて形成された熊手部(2)と、を備えており、
    上記熊手部(2)は、
    先端部と基部との間の所要の箇所に各構成部材を表裏側で挟む挟持部材(3,3a)を有しており、
    上記挟持部材(3,3a)が固定具により上記柄部(1)に固定されており、
    各構成部材の基部側を重ね合わせて設けられている集束部(20)と上記柄部(1)が、金属製の帯板状の巻き締め体(4a)で巻き締められることにより、上記柄部(1)に取り付けられており、
    上記巻き締め体 (4a) は、帯板 (41) と、長方形状の折返し具 (42) を備え、折返し具 (42) の長手方向の両端寄りに挿通孔 (420) が設けてあり、該巻き締め体 (4a) は、折返し具 (42) を熊手部 (2) の集束部 (20) の裏側に位置させて帯板 (41) を柄部 (1) に回し掛け、帯板 (41) の長手方向の両端側を折返し具 (42) の挿通孔 (420) に通して引っ張って折り返し、柄部 (1) と集束部 (20) を巻き締めてあり、
    両側の傾斜方向の異なる縁辺部間において、柔軟性を有する紐状体により構成部材を繋いで補強されており、
    上記固定具は、ネジ(31)、ナット(33)及び座金(32)で構成されており、当該座金(32)は柄部(1)の表面形状に沿わせて曲げられていることを特徴とする、
    熊手箒。
  3. 巻き締め体(4,4a)の帯板部分の長手方向の両縁辺部を、熊手部(2)の集束部(20)近傍両側の傾斜方向が異なる縁辺部に当接させてあることを特徴とする、
    請求項1または2記載の熊手箒。
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