JPH0618098Y2 - 電線止め具 - Google Patents

電線止め具

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JPH0618098Y2
JPH0618098Y2 JP1988074262U JP7426288U JPH0618098Y2 JP H0618098 Y2 JPH0618098 Y2 JP H0618098Y2 JP 1988074262 U JP1988074262 U JP 1988074262U JP 7426288 U JP7426288 U JP 7426288U JP H0618098 Y2 JPH0618098 Y2 JP H0618098Y2
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JP
Japan
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piece
substrate
sandwiching piece
electric wire
notch
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Application number
JP1988074262U
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JPH01178294U (ja
Inventor
靖博 手塚
Original Assignee
株式会社コマバ製作所
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  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、電線止め具に関する。さらに詳しくは、電線
を被取付け部分に支持固定するための電線止め具の構造
の改良に関する。
[従来の技術] 従来、電線止め具としては、例えば第7図に示すものが
知られている。
この従来の電線止め具は、比較的弾性の低い金属材で形
成されており、壁面等の平坦な被取付け部分に接合接着
固定されるように接着材層c′を介して剥離紙c″を被
着して平板に形成された取付面cを有する基板aから、
折曲げ可能な帯状の挟持片bを延設してなるものであ
る。
この従来の電線止め具では、剥離紙c″を剥して接着材
層c′を介して基板aを被取付け部分に接合接着固定
し、挟持片bを折曲げ電線dを締付けて基板aとの間に
挟持して支持固定する使用形態が採られる。
[考案が解決しようとする課題] 前述の従来の電線止め具では、金属材からなる挟持片b
で電線dを締付けるため、有効な絶縁性が得られなかっ
たり電線dを損傷したりするという問題点を有してい
る。
また、挟持片bを折曲する際、金属材であるために、挟
持片bの折曲げが所望通りに行なえず不測な形態に屈曲
されてしまい、電線dの支持強度が弱くなるという問題
点を有している。
さらに電線束が少ない場合、挟持片bの先端が余り、基
板a上端から突出して他の機器に接触するなどの不具合
を有していた。
本考案はこのような問題点を解決するためになされたも
のであり、その目的は、絶縁性が良好で電線を損傷する
ことなく基板上に強固に支持することのできる電線止め
具を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 前述の目的を達成するため、本考案に係る電線止め具
は、被取付け部分に接合固定される取付面を有する基板
から折曲げ可能な帯状の挟持片を延設した金属製の本体
と、挟持片に嵌合被覆される絶縁性の合成樹脂製のチュ
ーブとからなり、挟持片の基板側に位置する付根部と先
端寄りの中途部とに切込みを設けてなる手段を採用す
る。
[作用] 前述の手段によると、挟持片に絶縁性の合成樹脂製のチ
ューブが嵌合被覆されるため、絶縁性を良好にし電線の
損傷を防止するという目的が達成され、挟持片に折曲げ
を容易にする切込みが設けられるため、挟持片の折曲げ
を所望の形態通りに行なうことができ、電線を強固に支
持することができるとともに、他の機器に不用に接触す
ることがない、という目的が達成される [実施例] 以下、本考案に係る電線止め具の実施例を第1図〜第6
図に基いて説明する。
この実施例は、従来例に基本的構造が一致する本体1
と、従来例には存しなかったチューブ2とから構成され
ている。
本体1は基板11と挟持片12とからなり比較的弾性の
低い金属材を打抜き切断等の簡便な工作手段により一体
的に成形加工してなるものである。
基板11は略四角形の平板形からなり、その一面には接
着材層13aを介して剥離紙13bを被着した取付面1
3が設けられている この取付面13は、剥離紙13bを剥して接着材層13
aを介して基板11を壁面、板面等の平坦な被取付け部
分3に接合して接着固定するものである。
挟持片12は細巾形の帯状からなり、比較的弾性の低い
金属材の性質から折曲げ可能となっている。この挟持片
12には、基板側に位置する付けね部に設けられた切込
み12aは、この切込み12aが挟持片12の幅内に入
り込むことによって幅が狭くなり付根部が脆弱となるの
を避けるため、挟持片12の中途部から付根部に向かっ
て徐々に拡幅に形成された突出部12cと基板11の連
結部に、挟持片12の幅内に入り込まないように設けら
れ、この切込み12aには後述するチューブ2の嵌合端
21が嵌り込むようになっている。さらにその切込み形
状を円弧としてあり、挟持片12の折曲げによって挟持
片12が折損したり割裂しないようにしてある。また、
先端寄りの中途部に設けられた切込み12bは、少なく
とも一箇所設けられるが複数箇所に設けても差支えない
ものであり、比較的小形状のもので足りる。
チューブ2は円筒形からなり、絶縁性の良好な合成樹脂
(例えば、ポリ塩化ビニル)で押出し成形等により成形
加工されたものである。このチューブ2はその内径を挟
持片12の巾よりも小さく形成され、第3図に示すよう
に挟持片12に扁平化して嵌合被覆されるものである。
この嵌合被覆において、チューブ2の嵌合端21は前記
突出部12cによってさらに扁平化され前記切込み12
aの円弧に案内されて内側に湾曲することから、挟持片
12からの抜止めが防止されることになる また、第4図に示すように、挟持片12の先端寄りの中
途部に設けられた切込み12b回りのチューブ2の内面
部分は凹部22内に湾曲侵入し挟持片を締め付けること
になり、チューブの挟持片からの抜け止めをより確実に
することができる。
このような実施例によると、剥離紙13bを剥して接着
材層13aを介して基板11を被取付け部分3に接合し
て接着固定し、挟持片12を折曲げ電線4を締付けて基
板11との間に挟持して支持固定する従来例と同様の使
用形態が採られる。
この使用形態では、挟持片12の基板11への付根部に
設けられ切込み12aによって、基板11に対する挟持
片12の折曲げが容易となり、挟持片12の先端寄りの
中途部に設けられた切込み12bによって、第5図に示
すように大径の電線4に対しては挟持片12をへ字形に
屈曲させまた第6図に示すように小径の電線4に対して
は余分の挟持片12を折返すことが容易となり、この結
果挟持片12を所望通りの形態に容易に折曲げることが
でき電線4の支持を強固にすることができる また、この使用形態では、電線4と挟持片12との間に
チューブ2が介在するため、挟持片12の締付けによっ
て電線4が損傷することもなくまた絶縁性も確保される
ことになる。
なお第1図において14は基板上面の上端に形成した突
出部で、該突出部を形成することにより挟持片12を折
曲する作業をする際電線4が基板11からずれ落ちるこ
とを防止することができ、作業効率を高めることができ
る。
以上、図示した実施例の外に、パイプ等の曲面を有する
被取付け部分3に取付け可能にするため、基板11を湾
曲された板状とする実施例とすることもできる。また、
挟持片12を基板11の反対方向または放射状に複数本
設ける実施例とすることもできる。さらに、切込み12
a,12bは挟持片12の片側にだけ設けてもよく、ま
た基板11は接着固定以外にボルトで締付け固定等され
るものでも差支えない。
[考案の効果] 以上のように本考案に係る電線止め具は、電線を締付け
る挟持片に絶縁性の合成樹脂製のチューブを嵌合被覆す
るため、絶縁性が良好になり電線の損傷が防止される効
果がある。また前述のチューブの嵌合端は挟持片に嵌合
被覆される際に挟持片に形成された突出部によって押し
広げられ、そのあと基板との連結部に設けられた切込み
に嵌り込むことになるのでチューブが挟持片から脱落す
るおそれがないという効果がある。
また、挟持片に折曲げを容易にする切込みが設けられる
ため、挟持片の折曲げを所望の形態通りに行なうことが
でき、電線を強固に支持することができる効果がある。
また、挟持片先端が基板外に突出した場合上記の通り挟
持片の折曲が容易であるから、基板側に折り返すことに
より、他の機器等に接触して不測の事態を生じさせるこ
とがないという効果がある。
さらに、構造が簡素で部材点数も少なく各部材の構造も
簡素であるため、容易かつ安価に製造することができる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る電線止め具の実施例を示す分解斜
視図、第2図は第1図の要部拡大平面図、第3図は第1
図の組付け状態の断面図、第4図は第3図の変形例を示
す断面図、第5図、第6図は本考案に係る電線止め具の
実施例の使用状態を示す断面図、第7図は従来例を示す
斜視図である。 1……本体、11……基板、12……挟持片 12a.12b……切込み、13……取付面 2……チューブ、3……被取付け部分 4……電線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】被取付け部分に接合固定される取付面を有
    する基板から折曲げ可能な帯状の挟持片を延設した金属
    製の本体と、挟持片に嵌合被覆される絶縁性の合成樹脂
    製のチューブとからなり、前記挟持片には基板側に位置
    する付根部と先端寄りの中途部とに切込みが設けられ、
    付根部に設けられた切込みは拡巾した突出部によって挟
    持片の巾内に入込まない切り込みに形成されてなること
    を特徴とする電線止め具。
JP1988074262U 1988-06-06 1988-06-06 電線止め具 Expired - Lifetime JPH0618098Y2 (ja)

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JP1988074262U JPH0618098Y2 (ja) 1988-06-06 1988-06-06 電線止め具

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JP1988074262U JPH0618098Y2 (ja) 1988-06-06 1988-06-06 電線止め具

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JPH01178294U JPH01178294U (ja) 1989-12-20
JPH0618098Y2 true JPH0618098Y2 (ja) 1994-05-11

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