JP4048809B2 - データ処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents

データ処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データ処理装置および方法、プログラム格納媒体、並びにプログラムに関し、特に、符号化された画像データから特殊再生用データを確実に生成できるようにしたデータ処理装置および方法、プログラム格納媒体、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、高精細画像の汎用符号化方式として、MPEG(Moving Picture Experts Group)2が注目されている。MPEG2の方式は、フレーム間の相関を利用して情報量を圧縮し、データを符号化する動き補償型の予測符号化方式である。MPEG2の方式により符号化されたシーケンスには、一定間隔でI(イントラ)ピクチャ(フレーム内符号化画像のピクチャ)が含まれており、Iピクチャは、離散コサイン変換(DCT(discrete cosine transform))または量子化等により1フレーム内のデータのみを用いて符号化されている。
【0003】
そこで、デジタルVTR(Video Tape Recorder)において、入力されたビデオデータから、通常再生用の高解像度データを生成する他、一定の周期(例えば、15フレーム)で生成されるIピクチャ(イントラフレーム)のデータを用いて特殊再生用の低解像度データを生成し、生成した特殊再生用データを、特殊再生用に特別な記憶領域に設けた記録領域に記録することが提案されている。
【0004】
図1は、通常再生用データおよび特殊再生用データを記録する従来のデジタルVTR1の構成を示すブロック図である。
【0005】
エンコーダ11は、供給されてきたビデオデータをMPEG方式でエンコードし、イントラフレーム分離部12およびバッファメモリ14に供給する。バッファメモリ14は、供給されてきたデータ(通常再生用データ)を格納する。イントラフレーム分離部12は、供給されてきたMPEGデータからイントラフレーム(以下、Iフレームと称する)を抜き出し、これを特殊再生用データ生成部13に出力する。特殊再生用データ生成部13は、Iフレームのビデオデータから、特殊再生用データを生成し、バッファメモリ15に供給する。バッファメモリ15は、供給されてきた特殊再生用データを格納する。
【0006】
データ多重化部16は、バッファメモリ14およびバッファメモリ15に格納されている通常再生用データおよび特殊再生用データを読み出し、語長制限等の処理を行った後、オーディオデータおよびシステムデータと共にこれを多重化し、記録フォーマット処理部17に供給する。記録フォーマット処理部17は、供給されてきたデータに対して、誤り訂正符号の付加や、変調等の処理を実行し、磁気テープ18に記録する。
【0007】
図2は、1GOPが15フレームにより構成されるフレームの配置例を示す図である。図3は、図2のフレーム構成におけるバッファメモリの占有状態の例を示す図である。時刻t1において、バッファメモリ15に特殊再生用データが入力され、時刻t2において、磁気テープ18への記録が完了したと同時にバッファメモリ15は空になる。このとき、IフレームのVBV(Video Buffering Verifier)delay(バッファメモリの蓄積量を90Hzクロックの時間で示すもの)サイズは、時間T1となる。具体的には、時間T1は、入力タイミングの時刻t1から、次のIフレーム(DTSを基にしたVIDEO位相において、各1GOPの先頭のフレーム)が入力されてくる時刻までの時間である。時刻t3乃至時刻t12および時間T2乃至時間T6の説明は、時刻t1およびt2、並びに時間T1と同様であるので、省略する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、デジタルVTR1は、図2に示されるように、特殊再生用データの生成レート(すなわち、Iフレームの入力レート)が低い(Iフレームが15フレーム周期である)場合においては、図3に示されるように、特殊再生用データの記録完了タイミング(時刻t2)が、次の特殊再生用データの入力タイミング(時刻t3)より早いため、全ての特殊再生用データが記録することができるが、図4に示されるように、特殊再生用データの生成レート(Iフレームの入力レート)が磁気テープ18への書き込みレートより早い(図4の例の場合、Iフレームが9フレーム周期(1GOPが9フレーム)である)場合においては、図5に示されるように、特殊再生用データの記録完了タイミング(時刻t27)より、次の特殊再生用データの入力タイミング(時刻t26)が早いため、そのタイミングにおいて、特殊再生用データを記録することはできない。
【0009】
すなわち、時刻t26において、次の特殊再生用データがバッファメモリ15に入力されるが、このとき、バッファメモリ15には、時刻t25において入力された特殊再生用データがまだ全て記録されていないため、残っている。
【0010】
時刻t30,t31のタイミングと、時刻t36,t37のタイミングにおいても、同様の事態が発生している。
【0011】
短いGOPは、つなぎ撮りを繰り返すことによっても発生する。図6は、つなぎ撮りされたストリームのフレームの配置例を示す図である。図中、Pi(i=1,2,・・・)は、つなぎ撮り点を示す。この例では、点P1乃至P5でつなぎ撮りが行なわれた結果、1GOPが3フレームとなっている。
【0012】
このような場合においても、特殊再生用データを記録することができなくなるタイミングが発生する。
【0013】
このように、1GOPを構成するフレームが少ない場合、特殊再生用データを記録することができなくなるタイミングが発生するという課題があった。
【0014】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、圧縮されたデジタルデータから特殊再生用データを確実に生成することができるようにするものである。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の画像処理装置は、画像データからイントラフレームを分離する分離手段と、分離手段により分離されたイントラフレームから特殊再生用データを生成するとともに、特殊再生用データに対応する時刻情報である第1の付随情報を生成する生成手段と、生成手段により生成された特殊再生用データ、および第1の付随情報を複数存在する格納部のいずれかに書き込むとともに、書き込んだ格納部の読み出し可能、または書き込み可能を示す格納情報を更新する書き込み手段と、書き込み手段により納部に書き込まれた第1の付随情報および格納情報に基づいて、納部に書き込まれている特殊再生用データを読み出すとともに、読み出した格納部の格納情報を更新する読み出し手段と、み出し手段により読み出された特殊再生用データを記録媒体に記録する記録手段とを備え、書き込み手段は、格納情報に基づいて、複数の格納部のうち、書き込み可能な格納部を選択して特殊再生用データを書き込むとともに、選択された格納部の格納情報を読み出し可能を示すように更新しみ出し手段は、格納情報に基づいて、複数の納部のうち、読み出し可能な格納部を選択し、記録媒体上の記録位置から換算した時刻情報と選択された格納部の第1の付随情報との比較結果が特殊再生用データの記録媒体上への記録が可能であることを示すとき、特殊再生用データを読み出すとともに、選択された格納部の格納情報を書き込み可能を示すように更新することを特徴とする。
【0016】
前記書き込み手段および前記読み出し手段は、第1の付属情報および格納情報を共有するようにすることができる。
【0017】
前記書き込み手段は、格納部に書き込んだ特殊再生用データがつなぎ撮り点であるか否かを示す第2の付随情報も書き込んだ格納部に書き込むようにすることができる。
【0022】
本発明の画像処理方法は、画像データからイントラフレームを分離する分離ステップと、分離ステップの処理により分離されたイントラフレームから特殊再生用データを生成するとともに、特殊再生用データに対応する時刻情報である第1の付随情報を生成する生成ステップと、生成ステップの処理により生成された特殊再生用データ、および第1の付随情報を複数存在する格納部のいずれかに書き込むとともに、書き込んだ格納部の読み出し可能、または書き込み可能を示す格納情報を更新する書き込みステップと、書き込みステップの処理により納部に書き込まれた第1の付随情報および格納情報に基づいて、納部に書き込まれている特殊再生用データを読み出すとともに、読み出した格納部の格納情報を更新する読み出しステップと、み出しステップにより読み出された特殊再生用データを記録媒体に記録する記録ステップとを含み、書き込みステップの処理は、格納情報に基づいて、複数の格納部のうち、書き込み可能な格納部を選択して特殊再生用データを書き込むとともに、選択された格納部の格納情報を読み出し可能を示すように更新しみ出しステップの処理は、格納情報に基づいて、複数の納部のうち、読み出し可能な格納部を選択し、記録媒体上の記録位置から換算した時刻情報と選択された格納部の第1の付随情報との比較結果が特殊再生用データの記録媒体上への記録が可能であることを示すとき、特殊再生用データを読み出すとともに、選択された格納部の格納情報を書き込み可能を示すように更新することを特徴とする。
【0023】
本発明の記録媒体のプログラムは、画像データからイントラフレームを分離する分離ステップと、分離ステップの処理により分離されたイントラフレームから特殊再生用データを生成するとともに、特殊再生用データに対応する時刻情報である第1の付随情報を生成する生成ステップと、生成ステップの処理により生成された特殊再生用データ、および第1の付随情報を複数存在する格納部のいずれかに書き込むとともに、書き込んだ格納部の読み出し可能、または書き込み可能を示す格納情報を更新する書き込みステップと、書き込みステップの処理により納部に書き込まれた第1の付随情報および格納情報に基づいて、納部に書き込まれている特殊再生用データを読み出すとともに、読み出した格納部の格納情報を更新する読み出しステップと、み出しステップにより読み出された特殊再生用データを記録媒体に記録する記録ステップとを含み、書き込みステップの処理は、格納情報に基づいて、複数の格納部のうち、書き込み可能な格納部を選択して特殊再生用データを書き込むとともに、選択された格納部の格納情報を読み出し可能を示すように更新しみ出しステップの処理は、格納情報に基づいて、複数の納部のうち、読み出し可能な格納部を選択し、記録媒体上の記録位置から換算した時刻情報と選択された格納部の第1の付随情報との比較結果が特殊再生用データの記録媒体上への記録が可能であることを示すとき、特殊再生用データを読み出すとともに、選択された格納部の格納情報を書き込み可能を示すように更新することを特徴とする。
【0024】
本発明のプログラムは、画像データからイントラフレームを分離する分離ステップと、分離ステップの処理により分離されたイントラフレームから特殊再生用データを生成するとともに、特殊再生用データに対応する時刻情報である第1の付随情報を生成する生成ステップと、生成ステップの処理により生成された特殊再生用データ、および第1の付随情報を複数存在する格納部のいずれかに書き込むとともに、書き込んだ格納部の読み出し可能、または書き込み可能を示す格納情報を更新する書き込みステップと、書き込みステップの処理により納部に書き込まれた第1の付随情報および格納情報に基づいて、納部に書き込まれている特殊再生用データを読み出すとともに、読み出した格納部の格納情報を更新する読み出しステップと、み出しステップにより読み出された特殊再生用データを記録媒体に記録する記録ステップとを含み、書き込みステップの処理は、格納情報に基づいて、複数の格納部のうち、書き込み可能な格納部を選択して特殊再生用データを書き込むとともに、選択された格納部の格納情報を読み出し可能を示すように更新しみ出しステップの処理は、格納情報に基づいて、複数の納部のうち、読み出し可能な格納部を選択し、記録媒体上の記録位置から換算した時刻情報と選択された格納部の第1の付随情報との比較結果が特殊再生用データの記録媒体上への記録が可能であることを示すとき、特殊再生用データを読み出すとともに、選択された格納部の格納情報を書き込み可能を示すように更新することを特徴とする。
【0025】
画像処理装置は、記録専用の装置として構成しても良いし、記録と再生の両方を実行する装置の記録処理を行うブロックとして構成してもよい。
【0026】
本発明おいては、画像データからイントラフレームが分離され、分離されたイントラフレームから特殊再生用データが生成されるとともに、特殊再生用データに対応する時刻情報である第1の付随情報が生成され、生成された特殊再生用データ、および第1の付随情報が複数存在する格納部のいずれかに書き込まれるとともに、書き込まれた格納部の読み出し可能、または書き込み可能を示す格納情報が更新される。また、格納部に書き込まれた第1の付随情報および格納情報に基づいて、格納部に書き込まれている特殊再生用データが読み出されるとともに、読み出された格納部の格納情報が更新される。
【0027】
【発明の実施の形態】
図7は、本発明を適用したデジタルVTR30の構成例を示すブロック図である。図中、図1と対応する部分については、同一の符号を付してあり、その説明は、繰り返しになるので省略する。
【0028】
この例では、特殊再生用データ生成部13は、Iフレームから特殊再生用データを生成し、メモリ書き込み制御部31に供給する。メモリ書き込み制御部31は、バッファメモリ15A、バッファメモリ15B、・・・バッファメモリ15Nに対する特殊再生用データの書き込みを制御する。メモリ読み出し制御部32は、バッファメモリ15A、バッファメモリ15B、・・・バッファメモリ15Nからの特殊再生用データの読み出しを制御し、バッファメモリ15A乃至15Nから読み出された特殊再生用データをデータ多重化部16に供給する。
【0029】
データ多重化部16は、メモリ読み出し制御部32から供給されてきた特殊再生用データと、バッファメモリ14から供給されてきた通常再生用データについて、語長制限等の処理を行った後、図示せぬ入力部から入力されるオーディオデータおよびシステムデータと共にこれを多重化し、記録フォーマット処理部17に供給する。記録フォーマット処理部17は、供給されてきたデータに対して、誤り訂正符号の付加や、変調等の処理を実行し、磁気テープ18に記録する。
【0030】
次に、図8を参照して、デジタルVTR30におけるデータ記録処理について説明する。なお、この処理は、ユーザが、図示せぬ操作部を操作して、データの記録を指令したときに開始される。
【0031】
ステップS1において、エンコーダ11は、入力されてきたビデオデータをエンコードする。エンコードされたデータは、バッファメモリ14およびイントラフレーム分離部12に供給される。イントラフレーム分離部12は、入力されたビデオデータからイントラフレームのビデオデータを抽出し、特殊再生用データ生成部13に供給する。
【0032】
ステップS2において、バッファメモリ14は、供給されてきたデータを格納する。バッファメモリ14に格納されたデータは、データ多重化部16に供給される。
【0033】
ステップS3において、特殊再生用データを書き込み読み出し処理が実行される。すなわち、特殊再生用データ生成部13により、特殊再生用データが生成される。メモリ書き込み処理部31は、この特殊再生用データを、例えば、バッファメモリ15Aに格納する。メモリ読み出し処理部32は、これを読み出し、データ多重化部16に供給する。この特殊再生用データ書き込み読み出し処理の詳細は、図9を参照して後述する。
【0034】
ステップS4において、データ多重化部16は、通常再生用データと特殊再生用データが、バッファメモリ14とメモリ読み出し制御部32から供給されてきたか否かを判定する。通常再生用データと特殊再生用データがまだ入力されていないと判定された場合、データ多重化部16は、通常再生用データと特殊再生用データが入力されるまで、待機する。
【0035】
ステップS4において、通常再生用データと特殊再生用データが入力されたと判定された場合、処理は、ステップS5に進み、データ多重化部16は、通常再生用データと特殊再生用データについて語長制限等の処理を行ない、オーディオデータおよびシステムデータと共にこれを多重化し、記録フォーマット処理部17に供給する。
【0036】
ステップS6において、記録フォーマット処理部17は、データ多重化部16から供給されてきた多重化されたデータについて、誤り訂正符号を付加し、変調する。
【0037】
ステップS7において、記録フォーマット処理部17は、ステップS6において誤り訂正符号を付加し、変調したデータを、磁気テープ18に記録する。
【0038】
次に、図9を参照して、図8のステップS3における特殊再生用データ書き込み読み出し処理について説明する。なお、この処理は、図8のステップS1においてエンコードされたデータがイントラフレーム分離部12に供給されてきたとき開始される。
【0039】
ステップS21において、特殊再生用データ生成処理が実行される。この特殊再生用データ生成処理について、図10を参照して説明する。
【0040】
ステップS41において、イントラフレーム分離部12は、エンコーダ11から供給されてきたエンコードされたビデオデータを受信する。
【0041】
ステップS42において、イントラフレーム分離部12は、受信したビデオデータから、Iフレーム(イントラフレーム)のビデオデータを抜き出し、これを、特殊再生用データ生成部13に供給する。
【0042】
ステップS43において、特殊再生用データ生成部13は、イントラフレーム分離部12から供給されてきたIフレームのビデオデータに基づいて、特殊再生用データを生成し、生成した特殊再生用データをメモリ書き込み制御部31に出力する。
【0043】
ステップS44において、イントラフレーム分離部12は、データの入力が終了したか否かを判定する。データの入力が終了していないと判定された場合、処理は、ステップS41に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0044】
ステップS44において、データの入力が終了したと判定された場合、特殊再生用データ生成処理は終了し、処理は、図9のステップS22に進む。
【0045】
図9に戻って、ステップS22において、メモリ書き込み処理が実行される。このメモリ書き込み処理について、図11を参照して説明する。なお、この処理は、特殊再生用データ生成部13から特殊再生用データが供給されてきたとき開始される。
【0046】
ステップS61において、メモリ書き込み制御部31は、図9のステップS21の処理により生成された(図10に示される特殊再生用データ生成処理により生成された)特殊再生用データを受信する。
【0047】
ステップ62において、メモリ書き込み制御部31は、バッファメモリ15A乃至バッファメモリ15Nの中に、使用可能な(書き込み可である)バッファメモリがあるか否かを判定する。
【0048】
すなわち、バッファメモリ15A乃至15Nには、図12に示されるように、特殊再生用データの他に、対応するDTS(Decoding Time Stamp)およびフラグが書き込まれる。DTSおよびフラグの情報は、メモリ書き込み制御部31およびメモリ読み出し制御部32の間で共有されている。DTSは、復号(デコード)のタイミングを表わす時刻管理情報であり、バッファメモリ15A乃至15Nのそれぞれに格納される特殊再生用データに対応して、DTS A乃至DTS Nとされる。
【0049】
フラグは、そのバッファメモリが書き込み可能(読み出し不可能)な状態のとき書き込み可とされ、読み出し可能(書き込み不可能)のとき、読み出し可とされる。
【0050】
従って、ステップS62の処理では、図12のバッファメモリ15A乃至バッファメモリ15Nの中にフラグが書き込み可とされているバッファメモリがあるか否かが判定される。図12の例の場合、バッファメモリ15Aとバッファメモリ15Bは書き込み可である。書き込み可能なバッファメモリがあると判定された場合、処理はステップS63に進む。
【0051】
ステップS63において、メモリ書き込み制御部31は、ステップS62において書き込み可能であると判定されたバッファメモリ(例えば、バッファメモリ15A)に特殊再生用データを記憶する。
【0052】
ステップS64において、メモリ書き込み制御部31は、いま書き込んだバッファメモリを特定する情報(例えば、バッファメモリ15Aの識別情報)と、そのビデオデータのDTSを記憶する。
【0053】
ステップS65において、メモリ書き込み制御部31は、ステップS63およびステップS64の処理において使用したバッファメモリ(いまの例の場合、バッファメモリ15A)のフラグを読み出し可にする(書き込みフラグを不可にする)。
【0054】
ステップS65の処理の後、または、ステップS62において、書き込み可能なバッファメモリがないと判定された場合、メモリ書き込み処理を終了し、処理は、図9のステップS23に進む。
【0055】
図11の処理は、ビデオデータの入力レートやメモリ読み出し制御部32の処理(後述する図13の処理)に拘わらず、イントラフレーム分離部12によりIフレームが抜き出され、特殊再生用データ生成部13により特殊再生用データが生成され、メモリ書き込み制御部31に供給されるたびに繰り返され、その処理は、後述するメモリ読み出し制御部32の処理とは独立している。
【0056】
図9に戻って、ステップS23において、メモリ読み出し処理が実行される。このメモリ読み出し処理について、図13を参照して説明する。
【0057】
ステップS81において、メモリ読み出し制御部32は、読み出し可能なバッファメモリ(フラグが読み出し可であるバッファメモリ)があるか否かを判定する。上述したように、DTSおよびフラグは、メモリ書き込み制御部31およびメモリ読み出し制御部32に共通の情報である。例えば、図12に示される状態では、バッファメモリ15Cとバッファメモリ15Nは、読み出し可となっている。これは、例えば、図11のステップS65の処理により、メモリ書き込み制御部31によりバッファメモリ15Cとバッファメモリ15Nに特殊再生用データが記憶されたためであり、バッファメモリ15Cとバッファメモリ15Nには、特殊再生用データが記憶されている。ステップS81において、読み出し可能なバッファメモリが存在しないと判定された場合、メモリ読み出し制御部32は、読み出し可能なバッファメモリがあると判定されるまで待機する。
【0058】
ステップS81において、読み出し可能なバッファメモリがあると判定された場合、処理はステップS82に進む。メモリ読み出し制御部32は、読み出し可能と判定されたバッファメモリ(いまの例の場合、バッファメモリ15Cまたはバッファメモリ15N)のDTSを取得する。
【0059】
ステップS83において、メモリ読み出し制御部32は、取得したDTSと、磁気テープ18上のトラックの現在の記録位置から換算したDTSとを比較する。
【0060】
ステップS84において、メモリ読み出し制御部32は、読み出す特殊再生用データが存在するか否かを判定する。具体的には、ステップS83において比較した結果により、取得したDTSが、いま磁気テープ18に記録可能なデータであるか否かを判定する。読み出すデータがないと判定された場合、処理はステップS81に戻り、それ以降の処理が繰り返される(次のバッファメモリのDTSが取得され、比較される)。
【0061】
ステップS84において、読み出す特殊再生用データがあると判定された場合、処理はステップS85に進み、メモリ読み出し制御部32は、ステップS82において取得したDTSが、前回処理したDTSと同じか否かを判定する。特殊再生用データは、磁気テープ18の異なるトラックに分割されて記録されることもあるため、これの判定が行なわれる。ステップS85において、前回処理したDTSと同一であると判定された場合、処理はステップS86に進み、メモリ読み出し制御部32は、前回処理したバッファメモリ(例えば、バッファメモリ15C)から、特殊再生用データを読み出す。
【0062】
ステップS85において、バッファメモリから読み出されたDTSが、前回処理したDTSと異なると判定された場合、処理はステップS87に進み、メモリ読み出し制御部32は、このDTSが記憶されているバッファメモリ(例えば、バッファメモリ15C)の先頭から、特殊再生用データを読み出す。
【0063】
ステップS86の処理の後、または、ステップS87の処理の後、ステップS88において、メモリ読み出し制御部32は、ステップS86またはステップS87において読み出したバッファメモリ(例えば、バッファメモリ15C)の全ての特殊再生用データを読み出したか否かを判定する。全ての特殊再生用データをまだ読み出していないと判定された場合、処理はステップS81に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0064】
ステップS88において、バッファメモリの全てのデータが読み出されたと判定された場合、処理はステップS89に進み、メモリ読み出し制御部32は、ステップS88において、全てのデータを読み出したと判定したバッファメモリ(例えば、バッファメモリ15C)のフラグを書き込み可(読み出し不可)にし、メモリ読み出し処理を終了する。
【0065】
図9に戻って、ステップS23において、メモリ読み出し処理が終了すると、特殊再生用データ書き込み読み出し処理を終了し、処理は図8のステップS4に進む。
【0066】
以上のように、特殊再生用データを記憶するバッファメモリを複数個設け、メモリ書き込み制御部31およびメモリ読み出し制御部32が複数のバッファメモリに対するデータの書き込みおよび読み出しを制御することで、複数の特殊再生用データが複数のバッファメモリに記憶される。これにより、特殊再生用データの生成レート(Iフレームの入力レート)が磁気テープ18への書き込みレートより早い(例えば、Iフレームが9フレーム周期である)場合においても、複数のバッファメモリに各Iフレームから生成された特殊再生用データを格納できるため、全ての特殊再生用データを格納することが可能となる。
【0067】
また、フラグが書き込み可の状態においては、そのバッファメモリにおける読み出しは不可となる。一方、フラグが読み出し可の状態においては、そのバッファメモリにおける書き込みは不可となる。このため、特殊再生用データがパイプライン的に処理され、バッファメモリに格納された場合においても、データの書き込みが終了するまで、同じバッファメモリからデータが読み出されることを防ぐことが可能である。
【0068】
図14は、メモリ書き込み制御部31、バッファメモリ15A、バッファメモリ15B、バッファメモリ15C、・・・バッファメモリ15N、並びにメモリ読み出し制御部32の他の処理例を示す図である。
【0069】
この例においては、バッファメモリ15A、バッファメモリ15B、バッファメモリ15C、・・・バッファメモリ15Nには、図12において記憶されるDTSと書き込みフラグの他に、特定フラグが記録される。特定フラグは、例えば、つなぎ撮り点を示すフラグであり、つなぎ撮り点である場合、特定フラグがオンにされる。また、特定フラグの情報は、DTSや書き込み(読み出し)フラグの情報と同様に、メモリ書き込み制御部31およびメモリ読み出し制御部32が共有する。その他の構成は、図12と同様であり、繰り返しとなるため、その説明は省略する。
【0070】
図15は、図14のメモリ書き込み制御部31におけるメモリ書き込み処理を説明するフローチャートである。なお、この処理は、上述した図11と同様、図9のステップS22の処理を説明するものであり、特殊再生用データ生成部13から特殊再生用データが供給されてきたとき開始される。
【0071】
ステップS101において、メモリ書き込み制御部31は、図9のステップS21の処理において生成された(図10の特殊再生用データ生成処理により生成された)特殊再生用データを受信する。
【0072】
ステップS102において、メモリ書き込み制御部31は、バッファメモリ15A乃至バッファメモリ15Nの中に、使用可能な(書き込み可である)バッファメモリがあるか否かを判定する。具体的には、図14のバッファメモリ15A乃至バッファメモリ15Nの中に、書き込み可のフラグを有するバッファメモリがあるか否かが判定される。図14の例の場合、バッファメモリ15Aとバッファメモリ15Bは使用可能である。使用可能なバッファメモリがあると判定された場合、処理はステップS103に進む。
【0073】
ステップS103において、メモリ書き込み制御部31は、ステップS102において使用可能であると判定されたバッファメモリ(例えば、バッファメモリ15A)に特殊再生用データを記憶する。
【0074】
ステップS104において、メモリ書き込み制御部31は、バッファメモリ(いまの例の場合、バッファメモリ15A)に記憶した特殊再生用データが、つなぎ撮り点のデータであるか否か(特定フラグがオンであるか否か)を判定する。ステップS104において、つなぎ撮り点のデータであると判定された場合、処理は、ステップS105に進み、メモリ書き込み制御部31は、そのバッファメモリを特定する情報(例えば、バッファメモリ15Aの識別情報)、DTSを記憶するとともに、つなぎ撮り点であることを表わす特定フラグをオンにする。
【0075】
ステップS104において、つなぎ撮り点のデータではないと判定された場合、処理は、ステップS106に進み、メモリ書き込み制御部31は、使用したバッファメモリを特定する情報(例えば、バッファメモリ15Aの識別情報)と、DTSを記憶する。
【0076】
ステップS105の処理の後、または、ステップS106の処理の後、ステップS107において、メモリ書き込み制御部31は、いま使用したバッファメモリ(いまの例の場合、バッファメモリ15A)を読み出し可にする(書き込みフラグをオフにする)。
【0077】
ステップS107の処理の後、または、ステップS102において使用可能なバッファメモリがないと判定された場合、メモリ書き込み処理を終了し、処理は、図9のステップS23に進む。
【0078】
図16は、図14のメモリ読み出し制御部32におけるメモリ読み出し処理を説明するフローチャートである。なお、この処理は、上述した図13と同様、図9のステップS23の処理を説明するものであり、磁気テープ18上の記録位置が、特殊再生用データを記録する位置に来たときに開始される。
【0079】
ステップS121において、メモリ読み出し制御部32は、読み出し可能なバッファメモリがあるか否かを判定する。例えば、図14に示されるように、バッファメモリ15Cとバッファメモリ15Nは、読み出し可となっている。ステップS121において、読み出し可能なバッファメモリがないと判定された場合、読み出し可能なバッファメモリがあると判定されるまで待機する。
【0080】
ステップS121において、読み出し可能なバッファメモリがあると判定された場合、処理は、ステップS122に進み、メモリ読み出し制御部32は、読み出し可能と判定されたバッファメモリ(いまの例の場合、バッファメモリ15Cまたはバッファメモリ15N)のDTSを取得する。
【0081】
ステップS123において、メモリ読み出し制御部32は、取得したDTSと、磁気テープ18上のトラックの記録位置から換算したDTSとを比較する。
【0082】
ステップS124において、メモリ読み出し制御部32は、読み出す特殊再生用データがあるか否かを判定する。具体的には、ステップS123において比較した結果により、取得したDTSが、いま磁気テープ18に記録可能なデータであるか否かを判定する。読み出すデータがないと判定された場合、処理はステップS125に進み、メモリ読み出し制御部32は、ステップS122において取得したバッファメモリと同じバッファメモリ(いまの例の場合、バッファメモリ15C)に記憶されている特殊再生用データがつなぎ撮り点のデータであるか否かを判定する(特定フラグがオンか否かを判定する)。つなぎ撮り点のデータではないと判定された場合、処理はステップS121に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0083】
ステップS125においてつなぎ撮り点のデータであると判定された場合、または、ステップS124において、読み出すデータがあると判定された場合、処理はステップS126に進み、メモリ読み出し制御部32は、ステップS122において取得したDTSが、前回処理したDTSと同じか否かを判定する。特殊再生用データは、磁気テープ18の異なるトラックに分割されて記録されることもあるため、これが判定される。ステップS126において、前回処理したDTSと同一であると判定された場合、処理は、ステップS127に進み、メモリ読み出し制御部32は、前回処理したバッファメモリ(例えば、バッファメモリ15C)から、特殊再生用データを読み出す。
【0084】
ステップS126において、ステップS122において取得したDTSが、前回処理したDTSと異なると判定された場合、処理はステップS128に進み、メモリ読み出し制御部32は、このDTSが記憶されているバッファメモリ(例えば、バッファメモリ15C)の先頭から、特殊再生用データを読み出す。
【0085】
ステップS127の処理の後、または、ステップS128の処理の後、ステップS129において、メモリ読み出し制御部32は、ステップS127またはステップS128において読み出したバッファメモリ(例えば、バッファメモリ15C)の全ての特殊再生用データを読み出したか否かを判定する。全ての特殊再生用データをまだ読み出していないと判定された場合、処理はステップS121に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0086】
ステップS129において、バッファメモリの全てのデータを読み出したと判定された場合、処理はステップS130に進み、メモリ読み出し制御部32は、ステップS129において全てのデータを読み出したと判定されたバッファメモリ(例えば、バッファメモリ15C)を書き込み可にし、(書き込みフラグをオンにし)メモリ読み出し処理を終了する。
【0087】
図9に戻って、ステップS23において、メモリ読み出し処理が終了すると、特殊再生用データ記録処理を終了し、処理は図8のステップS4に進む。
【0088】
このように、図12のバッファメモリに記憶される情報に、図14に示されるように特定フラグ(つなぎ撮り点を示すフラグ)を追加することによって、例えば、つなぎ撮り点の先頭のIフレームを記録媒体に記録したい場合においても、特定フラグを参照することにより(例えば、特定フラグが立っているときはデータを読み出し、特定フラグがオンしていない(オフしている)ときはデータを読み出さずに、次回の処理要求まで待機することにより)、記録することが可能である。
【0089】
図17は、本発明のデジタルVTR30の他の構成例を示す図である。図中、図7と対応する部分については、同一の符号を付してあり、その説明は、繰り返しになるので省略する。
【0090】
デジタルVTR30には、図7の構成に加えて、データ抽出部51、バッファメモリ52A、バッファメモリ52B、バッファメモリ52C、・・・バッファメモリ52M、および、メモリ読み出し制御部53が、新たに備えられている。
【0091】
データ抽出部51は、バッファメモリ15A、バッファメモリ15B、バッファメモリ15C、・・・バッファメモリ15Nに記憶されている特殊再生用データのうち、所望する倍速に対応するデータ(第2の特殊再生用データ)をバッファメモリ(例えば、バッファメモリ15C)から抽出し、これを、バッファメモリ(例えば、バッファメモリ52A)に格納する。
【0092】
この例の場合、メモリ読み出し制御部32は、バッファメモリ15A乃至バッファメモリ15Nから8倍速の特殊再生用データを読み出し、データ多重化部16に出力する。データ抽出部51は、バッファメモリ15A乃至バッファメモリ15Nに格納されているデータ(第1の特殊再生用データ)から24倍速用のデータに対応するデータを抽出し、これをバッファメモリ52A乃至バッファメモリ52M(第2の特殊再生用データ用のバッファメモリ)に格納する。メモリ読み出し制御部53はこの第2の特殊再生用データを読み出し、データ多重化部16に供給する。
【0093】
データ多重化部16は、これら(8倍速と24倍速の2種類)の特殊再生用データとバッファメモリ14に格納されている通常再生用データについて、語長制限等の処理を行った後、オーディオデータおよびシステムデータと共にこれを多重化し、記録フォーマット処理部17に供給する。記録フォーマット処理部17は、供給されてきたデータに対して、誤り訂正符号の付加や、変調等の処理を実行し、磁気テープ18に記録する。
【0094】
次に、図18を参照して、図17のデータ抽出部51が実行するデータ抽出処理について説明する。
【0095】
ステップS151において、データ抽出部51は、第2の特殊再生用データ(いまの例の場合、24倍速の特殊再生用データ)を書き込むタイミングか否かを判定する。具体的には、磁気テープ18上のトラックから換算したDTSに基づいて、この判定が行なわれる。
【0096】
ステップS151において、第2の特殊再生用データを書き込むタイミングであると判定された場合、処理は、ステップS152に進み、データ抽出部51は、バッファメモリ15A乃至バッファメモリ15Nの中から、読み出し可能なバッファメモリのDTSを取得する。具体的には、図12に示されるように、バッファメモリ15A乃至バッファメモリ15Nの中から、読み出し可であるバッファメモリ(読み出しフラグがオン(書き込みフラグがオフ)のバッファメモリ)のDTSを取得する。
【0097】
ステップS153において、データ抽出部51は、取得したDTSと磁気テープ18上のトラックから換算したDTSとを比較する。
【0098】
ステップS154において、データ抽出部51は、転送する(抽出する)第2の特殊再生用データがあるか否かを判定する。具体的には、ステップS153において比較した結果に基づいて、取得したDTSが、いま磁気テープ18に記録可能なデータであるか否かを判定する。転送するデータがあると判定された場合、処理は、ステップS155に進み、データ抽出部51は、ステップS152において取得したDTSが記憶されているバッファメモリ(第1の特殊再生用データが格納されているバッファメモリ)のデータをバッファメモリ52A乃至バッファメモリ52Mの中の書き込み可であるバッファメモリ(第2の特殊再生用データを格納するバッファメモリ)に転送する。
【0099】
ステップS155の処理の後、ステップS154において、転送するデータがないと判定された場合、または、ステップS151において、第2の特殊再生用データを書き込むタイミングでないと判定された場合、処理はステップS151に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0100】
このように、データ抽出部51、バッファメモリ52A乃至バッファメモリ52M、メモリ読み出し制御部53を加えることにより、簡単に2種類の特殊再生データを記録することが可能となる。
【0101】
図19は、データ抽出部51、バッファメモリ52A、バッファメモリ52B、バッファメモリ52C、・・・バッファメモリ52M、メモリ読み出し制御部53の動作を説明する図である。この場合においても、DTSとフラグが各バッファメモリに書き込まれる。その基本的な動作は、図12における場合と同様であるので、その説明は省略する。
【0102】
なお、図19において、バッファメモリ52A乃至バッファメモリ52Mに記憶されるデータに、図14に示されるような特定フラグを付加することも可能である。これにより、つなぎ撮り点先頭のIフレームから生成された特殊再生用データをも記録することが可能となる。
【0103】
また、図19に示されるようなブロックを複数段備えることにより、3つ以上の特殊再生データを記録することが可能となる。
【0104】
以上のように、デジタルVTR30において、複数のバッファメモリと、そのバッファメモリに対する書き込みおよび読み出しを制御する処理を付加することにより、入力される全てのIフレームから特殊再生用データを生成記録することが可能となる。これにより、より滑らか(更新率の高い)Cue/Reviewを実現することができる。
【0105】
また、生成した特殊再生用データに時間軸情報(DTS)を取得することで、記録媒体上での記録位置および記録順序を正しく制御することが可能である。
【0106】
さらに、バッファメモリを適切に増加させることにより、特殊再生用データの生成レート、記録レートが変化しても、メモリ書き込み制御部31およびメモリ読み出し制御部32を変更する必要がない、システム構成が可能である。
【0107】
また、図14に示されるように、図12と同じシステム構成でも、ブロック内のアルゴリズムを変更することにより、さまざまなトリックプレイに対応することが可能となる。例えば、記録媒体上で特殊再生用データに割り当てられた領域が変化した場合、メモリ書き込み制御部31およびメモリ読み出し制御部32において用いる特定データの種類を複数用意する(特定フラグを複数用意する)ことにより、特殊再生用データの間引き率(更新率)を任意に変えたフォーマットに対応することも可能となる。
【0108】
さらに、特殊再生用データの記録レートが一定である場合、更新率を下げることにより、特殊再生用データ1枚当たりのデータ量を増やすことも可能となるため、画質を向上させることも可能である。
【0109】
また、図19に示されるように、データ抽出部51、バッファメモリ(第2の特殊再生用データを記憶するバッファメモリ)、メモリ読み出し制御部53を、図7のデジタルVTR30に付加することにより、2種類の特殊再生用データを同時に記録することが可能となる。特殊再生用データ生成部13により、全てのIフレームから、特殊再生用データを生成され、バッファメモリ15A乃至バッファメモリ15Nに記憶されているため、磁気テープ18上の、特殊再生用データの記録レートが許せば、2種類以上の特殊再生データの記録も可能となる。この場合、図19に示されるようなブロックを記録したい特殊再生の数だけ付加すればよい。
【0110】
なお、以上の例では、バッファメモリにDTSを記憶するようにしたが、DTSは、書き込んだ特殊再生用データに唯一な時間軸上の値であれば、他のものでもよい。
【0111】
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行させることもできるが、ソフトウエアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム格納媒体からインストールされる。この場合、例えば、デジタルVTR30は、図20に示されるようなパーソナルコンピュータ100により構成される。
【0112】
図20において、CPU(Central Processing Unit)101は、ROM(Read Only Memory)102に記憶されているプログラム、または、記憶部108からRAM(Random Access Memory)103にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM103にはまた、CPU101が各種の処理を実行する上において必要なデータなどが適宜記憶される。
【0113】
CPU101、ROM102、およびRAM103は、バス104を介して相互に接続されている。このバス104にはまた、入出力インターフェース105も接続されている。
【0114】
入出力インターフェース105には、キーボード、マウスなどよりなる入力部106、CRT(cathode Ray Tube),LCD(Liquid Crystal Display)などよりなるディスプテイ、並びにスピーカなどよりなる出力部107、ハードディスクなどより構成される記憶部108、モデム、ターミナルアダプタなどより構成される通信部109が接続されている。通信部109は、ネットワークを介しての通信処理を行う。
【0115】
入出力インターフェース105にはまた、必要に応じてドライブ110が接続され、磁気ディスク121、光ディスク122、光磁気ディスク123、或いは半導体メモリ124などが適宜装着され、それから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部108にインストールされる。
【0116】
一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用の専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば、汎用のパーソナルコンピュータなどに、ネットワークやプログラム格納媒体からインストールされる。
【0117】
このプログラム格納媒体は、図20に示されるように、コンピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク121(フロッピディスクを含む)、光ディスク122(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク123(MD(Mini Disc)を含む)、半導体メモリ124などによりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM102や記憶部108が含まれるハードディスクなどで構成される。
【0118】
なお、本明細書において、コンピュータプログラムを記述するステップは、記載された順序に従って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0119】
【発明の効果】
以上の如く、本発明によれば、符号化された画像データから特殊再生用データを生成することができる。また、本発明によれば、イントラフレームの入力レートによらず、任意のイントラフレームから特殊再生用データを生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のデジタルVTRの構成例を示すブロック図である。
【図2】1GOPが15フレームにより構成されるフレームの配置例を示す図である。
【図3】図2のフレーム構成におけるバッファメモリの占有状態の例を示す図である。
【図4】1GOPが9フレームにより構成されるフレームの配置例を示す図である。
【図5】図4のフレーム構成におけるバッファメモリの占有状態の例を示す図である。
【図6】つなぎ撮りされたストリームのフレームの配置例を示す図である。
【図7】本発明を適用したデジタルVTRの構成例を示すブロック図である。
【図8】図7のデジタルVTRにおけるデータ記録処理を説明するフローチャートである。
【図9】図8のステップS3の特殊再生用データ書き込み読み出し処理を説明するフローチャートである。
【図10】図9のステップS21の特殊再生用データ生成処理を説明するフローチャートである。
【図11】図9のステップS22のメモリ書き込み処理を説明するフローチャートである。
【図12】図7のバッファメモリに関する処理を説明する図である。
【図13】図9のステップS23のメモリ読み出し処理を説明するフローチャートである。
【図14】図7のバッファメモリに関する処理を説明する図である。
【図15】図14のメモリ書き込み制御部におけるメモリ書き込み処理を説明するフローチャートである。
【図16】図14のメモリ読み出し制御部におけるメモリ読み出し処理を説明するフローチャートである。
【図17】本発明のデジタルVTRの他の構成例を示すブロック図である。
【図18】図17のデータ抽出部が実行するデータ抽出処理を説明するフローチャートである。
【図19】図17のバッファメモリに関する処理を説明する図である。
【図20】パーソナルコンピュータの構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
12 イントラフレーム分離部, 13 特殊再生用データ生成部, 15Aバッファメモリ, 31 メモリ書き込み制御部, 32 メモリ読み出し制御部, 51 データ抽出部, 52 バッファメモリ, 53 メモリ読み出し制御部

Claims (6)

  1. 符号化された画像データを記録媒体に記録する画像処理装置において、
    前記画像データからイントラフレームを分離する分離手段と、
    前記分離手段により分離されたイントラフレームから特殊再生用データを生成するとともに、前記特殊再生用データに対応する時刻情報である第1の付随情報を生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成された前記特殊再生用データ、および前記第1の付随情報を複数存在する格納部のいずれかに書き込むとともに、書き込んだ前記格納部の読み出し可能、または書き込み可能を示す格納情報を更新する書き込み手段と、
    前記書き込み手段により前記格納部に書き込まれた前記第1の付随情報および前記格納情報に基づいて、前記格納部に書き込まれている前記特殊再生用データを読み出すとともに、読み出した前記格納部の前記格納情報を更新する読み出し手段と、
    前記読み出し手段により読み出された前記特殊再生用データを前記記録媒体に記録する記録手段とを備え、
    前記書き込み手段は、前記格納情報に基づいて、複数の前記格納部のうち、書き込み可能な格納部を選択して前記特殊再生用データを書き込むとともに、前記選択された格納部の前記格納情報を読み出し可能を示すように更新し、
    前記読み出し手段は、前記格納情報に基づいて、複数の前記格納部のうち、読み出し可能な格納部を選択し、前記記録媒体上の記録位置から換算した前記時刻情報と前記選択された格納部の第1の付随情報との比較結果が前記特殊再生用データの前記記録媒体上への記録が可能であることを示すとき、前記特殊再生用データを読み出すとともに、前記選択された格納部の前記格納情報を書き込み可能を示すように更新する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記書き込み手段および前記読み出し手段は、前記第1の付属情報および前記格納情報を共有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記書き込み手段は、前記格納部に書き込んだ前記特殊再生用データがつなぎ撮り点であるか否かを示す第2の付随情報も前記書き込んだ格納部に書き込む
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 符号化された画像データを記録媒体に記録する画像処理装置の画像処理方法において、
    前記画像データからイントラフレームを分離する分離ステップと、
    前記分離ステップの処理により分離されたイントラフレームから特殊再生用データを生成するとともに、前記特殊再生用データに対応する時刻情報である第1の付随情報を生成する生成ステップと、
    前記生成ステップの処理により生成された前記特殊再生用データ、および前記第1の付随情報を複数存在する格納部のいずれかに書き込むとともに、書き込んだ前記格納部の読み出し可能、または書き込み可能を示す格納情報を更新する書き込みステップと、
    前記書き込みステップの処理により前記格納部に書き込まれた前記第1の付随情報および前記格納情報に基づいて、前記格納部に書き込まれている前記特殊再生用データを読み出すとともに、読み出した前記格納部の前記格納情報を更新する読み出しステップと、
    前記読み出しステップにより読み出された前記特殊再生用データを前記記録媒体に記録する記録ステップとを含み、
    前記書き込みステップの処理は、前記格納情報に基づいて、複数の前記格納部のうち、書き込み可能な格納部を選択して前記特殊再生用データを書き込むとともに、前記選択された格納部の前記格納情報を読み出し可能を示すように更新し、
    前記読み出しステップの処理は、前記格納情報に基づいて、複数の前記格納部のうち、読み出し可能な格納部を選択し、前記記録媒体上の記録位置から換算した前記時刻情報と前記選択された格納部の第1の付随情報との比較結果が前記特殊再生用データの前記記録媒体上への記録が可能であることを示すとき、前記特殊再生用データを読み出すとともに、前記選択された格納部の前記格納情報を書き込み可能を示すように更新する
    ことを特徴とする画像処理方法。
  5. 符号化された画像データを記録媒体に記録するコンピュータの制御用のプログラムであって、
    前記画像データからイントラフレームを分離する分離ステップと、
    前記分離ステップの処理により分離されたイントラフレームから特殊再生用データを生成するとともに、前記特殊再生用データに対応する時刻情報である第1の付随情報を生成する生成ステップと、
    前記生成ステップの処理により生成された前記特殊再生用データ、および前記第1の付随情報を複数存在する格納部のいずれかに書き込むとともに、書き込んだ前記格納部の読み出し可能、または書き込み可能を示す格納情報を更新する書き込みステップと、
    前記書き込みステップの処理により前記格納部に書き込まれた前記第1の付随情報および前記格納情報に基づいて、前記格納部に書き込まれている前記特殊再生用データを読み出すとともに、読み出した前記格納部の前記格納情報を更新する読み出しステップと、
    前記読み出しステップにより読み出された前記特殊再生用データを前記記録媒体に記録する記録ステップとを含み、
    前記書き込みステップの処理は、前記格納情報に基づいて、複数の前記格納部のうち、書き込み可能な格納部を選択して前記特殊再生用データを書き込むとともに、前記選択された格納部の前記格納情報を読み出し可能を示すように更新し、
    前記読み出しステップの処理は、前記格納情報に基づいて、複数の前記格納部のうち、読み出し可能な格納部を選択し、前記記録媒体上の記録位置から換算した前記時刻情報と前記選択された格納部の第1の付随情報との比較結果が前記特殊再生用データの前記記録媒体上への記録が可能であることを示すとき、前記特殊再生用データを読み出すとともに、前記選択された格納部の前記格納情報を書き込み可能を示すように更新する
    ことを特徴とするプログラムが記録されている記録媒体。
  6. 符号化された画像データを記録媒体に記録するコンピュータの制御用のプログラムであって、
    前記画像データからイントラフレームを分離する分離ステップと、
    前記分離ステップの処理により分離されたイントラフレームから特殊再生用データを生成するとともに、前記特殊再生用データに対応する時刻情報である第1の付随情報を生成する生成ステップと、
    前記生成ステップの処理により生成された前記特殊再生用データ、および前記第1の付随情報を複数存在する格納部のいずれかに書き込むとともに、書き込んだ前記格納部の読み出し可能、または書き込み可能を示す格納情報を更新する書き込みステップと、
    前記書き込みステップの処理により前記格納部に書き込まれた前記第1の付随情報および前記格納情報に基づいて、前記格納部に書き込まれている前記特殊再生用データを読み出すとともに、読み出した前記格納部の前記格納情報を更新する読み出しステップと、
    前記読み出しステップにより読み出された前記特殊再生用データを前記記録媒体に記録する記録ステップとを含み、
    前記書き込みステップの処理は、前記格納情報に基づいて、複数の前記格納部のうち、書き込み可能な格納部を選択して前記特殊再生用データを書き込むとともに、前記選択された格納部の前記格納情報を読み出し可能を示すように更新し、
    前記読み出しステップの処理は、前記格納情報に基づいて、複数の前記格納部のうち、読み出し可能な格納部を選択し、前記記録媒体上の記録位置から換算した前記時刻情報と前記選択された格納部の第1の付随情報との比較結果が前記特殊再生用データの前記記録媒体上への記録が可能であることを示すとき、前記特殊再生用データを読み出すとともに、前記選択された格納部の前記格納情報を書き込み可能を示すように更新する
    ことを特徴とする処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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