JP4046697B2 - 両面エッチングシステム - Google Patents

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Description

本発明は、可撓性を有する配線用基板の両面に導体パターンを形成する際、その配線用基板をウエットエッチングする両面エッチングシステムに関する。
近年、例えば、図8(a)に示すように、COFやTAB等の実装方式に用いられるフレキシブル配線板においては、導体3aの狭ピッチ化が進み、ライン/スペース=15/15μm以下の高精度が要求されている。また、LCD等のように高精細化に伴って、ドライバー用のフレキシブル配線用基板3は、片面仕様のものから、両面仕様のものに移行しつつある。
一般に、フレキシブル配線用基板3を用いて、導体パターンを有するフレキシブル配線板を形成するにあたって、サブトラクティブ法を採用した場合、ポリイミド等の絶縁性フィルム3b上に積層した銅箔3aに対し、エッチングレジスト3cを塗布した後、所定のパターンを通して現像し、露出した銅箔3aをエッチングにより除去するようにしている。
そして、フレキシブル配線用基板3の両面について、狭ピッチ化を実現するためには、材料、前処理(清浄処理)、エッチングレジスト、露光、エッチング等の全ての工程で、精度向上の対策が必要になるが、特に、エッチング工程で高精度のエッチングが重要である。
ところで、従来より、図7(上側のエッチングのみ図示)に示すように、エッチング工程においては、水平搬送するフレキシブル配線用基板3に対し、上方及び下方位置に、それぞれ、スプレーノズル100を配置し、そのスプレーノズル100から、エッチング液5を扇状又は円錐状に噴霧して広範囲にエッチングするようにしている(例えば、特許文献1参照)。
また、フレキシブル配線用基板3上にエッチング液5が溜まる現象を回避するため、下側のスプレーノズル100のみからエッチング液5を噴霧する場合もある(例えば、特許文献2参照)。
他方、特許文献3には、金属薄板を搬送ベルトにより支持搬送しながら、その金属薄板の下面に対し、エッチング液を噴射するように構成されたエッチング装置が記載されている。
特開平7−150370号公報 特開2003―55779号公報 特開平6−41769号公報
しかしながら、上述した従来のエッチングには、次のような問題があった。
上記特許文献1、2に示すようなエッチングにおいて、上側のエッチングにあっては、スプレー液の打力や上面に溜まったエッチング液5の重さにより、フレキシブル配線用基板3が撓み、その撓んだ部分にエッチング液5が溜まる部分(液溜まり部分5’)が生じ、その液溜まり部分5’に新しいスプレー液が当たらずに遅くエッチングされるため、導体3a幅の大きい部分が生じるという問題があった(図8(b)参照)。
たとえ、スプレーノズル100を揺動させても、液溜まり部分5’がフレキシブル配線用基板3の上面を水平移動するだけであり、これにより、サイドエッチング(オーバーエッチング)の原因となって、導体3a幅の小さい部分が生じるという問題があった(図8(c)参照)。このように、液溜まり現象は、導体3a幅や導体形状にバラツキを生じさせていた。
もっとも、液溜まり現象に起因する諸事態を回避するため、例えば、フレキシブル配線用基板3の上面に配置したローラにより液溜まり部分を液切りする方法、液溜まり部分を吸引する方法、液溜まり部分をエアーにより吹き飛ばす方法等が提案されている。
ところで、高精度なエッチングには、フレキシブル配線用基板3に対し、常に新しいエッチング液5を打ちつけ、反応後の古いエッチング液5を瞬時に除去する必要がある。しかし、上記方法では、液溜まり部分5’を除去する間に、エッチングがされる部分と、エッチングがされない部分とを生じさせ、この点が導体3a幅や導体形状のバラツキの原因となっていた。
一方、下側のエッチングにあっては、液溜まりの現象が生じにくく、上側のエッチングと比べてエッチング精度は向上するものの、両面の導体3aにエッチングする場合には、上側のエッチングで生じる液溜まり現象の発生を避けられず、また、下側から打ちつけたエッチング液5が、天井等に当たって、フレキシブル配線用基板3の上面に跳ね返ってしまうという問題もあった。このような下側のエッチングについての問題は、フレキシブル配線用基板3のエッチングに、上記特許文献3の従来技術を適用したとしても解決されない。
従って、本発明の目的は、第1導体面及び第2導体面のエッチングを共に均一に行い、導体両面の狭ピッチ化を実現して高精度な両面導体パターンを形成し得る両面エッチングシステムを提供することにある。
本発明は、両面に第1、第2導体面を有する配線用基板につき該第1導体面をエッチングする第1エッチング処理室と、該第1導体面と該第2導体面との上下位置を逆転させる反転搬送室と、該第2導体面をエッチングする第2エッチング処理室とを備えた両面エッチングシステムであって、前記第1、第2エッチング処理室には、前記配線用基板の搬送面を定める複数の搬送ローラと、該搬送面の下方に配置され該搬送面に対しエッチング液を噴射するノズルと、前記エッチング液の付着防止手段とが設けられており、前記反転搬送室は、前記第1エッチング処理室の第1搬送面を、前記第2エッチング処理室の第2搬送面に変更する複数の反転ローラが設けられ、前記配線用基板を反転させているとともに、該配線用基板を洗浄するように設けられ、前記配線用基板と前記反転ローラとの間に生じる摩擦を洗浄水で軽減させており、上記搬送ローラは、上搬送ローラと、該上搬送ローラの所定のものと接触する下搬送ローラとからなり、前記付着防止手段は、一対の断面L字状の板状体が、前記配線用基板を両側から挟むように配置されて前記ノズルと対向する導体面と反対側の導体面に、前記エッチング液が付着するのを防止するように構成され、且つ前記板状体の切り起こし部分は、前記搬送ローラを軸支する機能を有している両面エッチングシステムを提供することにより上記目的を達成したものである。
本出願において、「導体面」とは、エッチングされる前の導体の面をいい、「第1導体面」とは、両面に導体を有する配線用基板につき、最初にエッチングする導体面をいい、「第2導体面」とは、次にエッチングする導体面をいう。
本発明によれば、第1導体面に対し、下側からエッチング液を吹き付けると共に、下側に反転した第2導体面に対しても、第1導体面と同一条件でエッチングすることにより、液溜まり現象等を回避して、第1、2導体面のエッチングを共に均一に行うことができ、その結果、導体両面の狭ピッチ化を実現して、高精度な両面導体パターンを形成することができる。また、システム自体の縮小化を図ると共に、配線用基板と反転ローラと間に生じる摩擦を低減することができる。
以下、本発明の両面エッチングシステム及び両面エッチング方法の参考実施形態を詳細に説明する。
図1又は図2に示すように、本実施形態の両面エッチングシステム1は、両面に第1、第2導体面31、32を有するフレキシブル配線用基板(配線用基板)3につき、それぞれ導体パターンを形成する際、サブトラクティブ法の各工程のエッチング工程に適用されるものである。
両面エッチングシステム1は、フレキシブル配線用基板3の搬送方向について、第1水平方向Aから上向き方向Cに曲がった後、第1水平方向Aと逆向きの第2水平方向Bに再度曲がるような略S字状経路に従い、第1エッチング処理室10、第1洗浄室11、反転搬送室12、第2エッチング処理室13、第2洗浄室14等からなる。
第1エッチング処理室10、第1洗浄室11は、下層において水平方向に連結配置されている。第2エッチング処理室13、第2洗浄室14は、上層において水平方向に連結配置されている。反転搬送室12は、下層と上層との連結する部分に上下方向にわたって配置されている。なお、両面エッチングシステム1においては、搬送方向の下流側でのテンション制御により、フレキシブル配線用基板3が各処理室で一定の張力に保たれるようになっている。以下、かかる各処理室の詳細を述べる。
図1又は図2に示すように、第1、第2エッチング処理室10、13は、上下にわたって設置され、第1エッチング処理室10は、フレキシブル配線用基板3の第1、第2導体面31、32のうち、最初に第1導体面31を下側からエッチングする処理室であり、第2エッチング処理室13は、次に第2導体面32を下側からエッチングする処理室である。
図2又は図3に示すように、第1エッチング処理室10には、複数の搬送ローラ20が設けられており、この搬送ローラ20は、上搬送ローラ21と、このうち所定のものと接触する下搬送ローラ22とからなる。上搬送ローラ21は、フレキシブル配線用基板3の搬送面の基準となる第1水平面(第1搬送面)αに上側から接するように配列されている。下搬送ローラ22は、下側のノズル32から噴射されたエッチング液5を遮らないような位置に配置されてる。
上搬送ローラ21及び下搬送ローラ22の下方には、ノズル装置30が配設されている。このノズル装置30は、第1水平方向Aに延びる複数とダクト31と、各ダクト31の上面に一定間隔ごとに配置されたノズル32等からなる。ダクト31は、エッチング液の供給系路に接続されている。ノズル32は、一定の加圧下で、ダクト31内のエッチング液5を、第1水平面αに向けて円錐状に噴射するように構成されている。
図3に示すように、第1エッチング処理室10には、この処理空間を、第1水平面αを境界に、上側の空間と、下側のエッチング空間とに隔てる仕切り板(エッチング液の付着防止手段)40が取り付けられている。この仕切り板40は、ノズル32から噴射されたエッチング液5がフレキシブル配線用基板3の上面側に反射してノズル31と対向する導体面と反対側の導体面に、エッチング液が付着するのを防止するものである。仕切り板40は、一対の断面L字状の板状体が、フレキシブル配線用基板3を両側から挟むように配置されてなる。なお、板状体の切り起こし部分41は、上搬送ローラ21を軸支する機能を有する。
このような第1エッチング処理室10の構成は、第2エッチング処理室13についても同様であるが、ここでの上搬送ローラ21及び下搬送ローラ22は、フレキシブル配線用基板3の第2水平面(第2搬送面)βを定めるように配置されている。第2水平面βは、この第2水平方向Bが、第1水平面αの第1水平方向Aと逆向きである。
図1に示すように、第1、第2洗浄室11、14は、共に、エッチング後のフレキシブル配線用基板3から水やエアーにより不純物等を取り除く処理室であり、それぞれ、第1、第2エッチング処理室10、13の流出側に隣接して設置され、搬送方向の上流側から順に、液切り室11A、水洗室11B、水切り室11Cに分割される。
反転搬送室12は、フレキシブル配線用基板3の第1導体面31とその第2導体面32との上下位置を逆転させる処理室であり、上搬送室12Aと、下搬送室12Bとに分割されている。上搬送室12Aは、第2エッチング処理室13の流入側に隣接して設置され、下搬送室12Bは、第1洗浄室11の最下流側に位置する上記水切り室11Cと共通にしている。そして、反転搬送室12は、上搬送室12A、下搬送室12Bを上下に並べて構成され、第1、第2エッチング処理室10、13を上下方向に連結している。
反転搬送室12には、第1エッチング処理室10の第1水平面αを、第2エッチング処理室13の第2水平面βに変更する2組の反転ローラ列(反転ローラ)50が設けられている。この反転ローラ列50は、上搬送室12Aに設置された上反転ローラ50Aと、下搬送室12Bに設置された下反転ローラ50Bとからなる。
第1水平方向Aから上向き方向Cを経て第2水平方向Bに向かう「コ」字状の搬送経路において、フレキシブル搬送板3の第2導体面32(上面)は、下反転ローラ50Bにより、内面側に変更され、さらに、上反転ローラ50Aにより、下面側に変更され、第1導体面31(下面)についても、同様に、外面側の変更を経て、上面側に変更されるようになっている。
次に、本実施形態の両面エッチング方法を、両面エッチングシステム1の使用態様及び作用と併せて説明する。
本実施形態の両面エッチング方法は、第1エッチング工程と、第1洗浄工程と、反転工程と、第2エッチング工程と、第2洗浄工程とを含む方法である。
図1に示すように、第1エッチング工程においては、第1導体面31が下向きのフレキシブル配線用基板3を、上流側の露光工程等を経た後に、第1エッチング処理室10に流入させる。この第1エッチング処理室10では、フレキシブル配線用基板10を、搬送ローラ20によって、第1水平面α上に沿って搬送し、ノズル装置30の上方を通過させる。一方、エッチング液5を、ノズル装置30によって、第1水平面αに向けて上方に噴射させ、第1導体面31を下側からエッチングする。
この場合、フレキシブル配線用基板3の下面には、常に新しいエッチング液5が打ちつけられる。一方、反応後の古いエッチング液は、新しいエッチング液5によって瞬時に第1導体面31から除去される。また、跳ね返ったエッチング液5や噴霧状のエッチング液5は、仕切り板40によって遮られたエッチング空間内に止まり、上方の第2導体面32側に移行しない(図3参照)。このような処理を続けると、第1導体面31においては、エッチングレジストで被膜されていない導体が、常に、ノズル32から噴射されたエッチング液5のみを受けて均一に溶解する。
第1洗浄工程においては、第1エッチング処理室10から流出したフレキシブル配線用基板3を、第1洗浄室11に流入させる。この第1洗浄室11では、第1段階の液切り室11Aにおいて、エアー吹きつけにより、エッチング液5等を除去し、第2段階の水洗室11Bにおいて、洗浄水を下側から噴射することにより、不純物等を除去し、第3段階の水切り室11Cにおいて、エアー吹きつけにより、洗浄水を除去する。
反転工程においては、下反転ローラ50B及び上反転ローラ50Aによって、第1エッチング処理室10において上面であった第2導体面32を、下面に反転させ第2エッチング処理室13に向ける。この場合、フレキシブル配線用基板3が下反転ローラ50Bと上反転ローラ50Aとの間で上方に走行する際、フレキシブル配線用基板3に残留したエッチング液5等は、流れ落ちて第2エッチング処理室13に持ち込まれない。
第2エッチング工程においては、第2導体面32が下向きのフレキシブル配線用基板3を、第2エッチング処理室13に流入させ、第1エッチング工程と同一の条件で、第2導体面32を下側からエッチングし、第2洗浄工程においては、第1洗浄工程と同様に、フレキシブル配線用基板3上の不純物等を除去する。
以上述べたように、両面に第1、第2導体面31、32を有するフレキシブル配線用基板3について、第1導体面31に対し、下側から常に新しいエッチング液5を吹き付け反応後の古いエッチング液5を瞬時に除去すると共に、下側に反転した第2導体面32に対しても、第1導体面31と同一条件でエッチングするようにしたことから、液溜まり現象や古いエッチング液5による反応を回避して、第1、2導体面31、32のエッチングを共に均一に行うことができるため、導体両面の狭ピッチ化を実現して、高精度な両面導体パターンを形成することができる。
また、本実施形態によれば、第1、第2エッチング処理室10、13において、跳ね返ったエッチング液5や噴霧状のエッチング液5を、仕切り板40によって遮られたエッチング空間内に止め、上側の導体面に移行しないようにしたため、導体両面のエッチングをより均一に行うことができる。
さらに、本実施形態によれば、反転工程において、上側の第2導体面32を下側に反転する際、上向き方向Cの搬送を含めるようにしたため、第1洗浄室11で除去しきれなかったエッチング液5等を、上向き搬送の際に流れ落とし第2エッチング処理室13への浸入を防ぐことができる。
以下、本発明の両面エッチングシステムの好ましい実施形態を詳細に説明する。
図4に示すように、本実施形態の両面エッチングシステム1Aは、第1、第2エッチング処理室10、13の配置、及び反転搬送室12の内部構成が上記参考実施形態と異なっており、主に、この点について説明し、同一の構成等については、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施形態の場合、第1、第2エッチング処理室10、13は、水平方向に連なって設置され、第1水平面α及び第2水平面βは、同一平面上にある。反転搬送室12は、第1、第2エッチング処理室10、13を水平方向に連結する部分に設置されている。反転搬送室12の反転ローラ51は、上段反転ローラ51A、中段反転ローラ51B及び下段反転ローラ51Cからなり、これらは、その中心軸方向が互いに異なるように上下に配置されている。
図5に示すように、水平面上にxy座標を設定しx軸を基準に反時計回り方向を正の角度とした場合、上段反転ローラ51Aは、その中心軸方向が(―45°)直線L1上にあり、中段反転ローラ51Bは、その中心軸方向がx軸上にあり、下段反転ローラ51Cは、その中心軸方向が(45°)直線L2上にある。
このような反転搬送室12において、水平方向Aに走行するフレキシブル配線用基板3は、上段反転ローラ51Aによって、y―方向に変更され、中段反転ローラ51Bによって、y+方向に変更され、下段反転ローラ51Cによって、x+方向(水平方向A)に変更される。この場合、上向きの第2導体面32は、上段反転ローラ51Aによって、下向きに反転され、中段反転ローラ51Bによって、上向きに反転され、下段反転ローラ51Cによって、下向きに反転される。
また、反転搬送室12においては、このような反転工程の他に、上記第1、第2洗浄室11、14と同様の洗浄工程が行われる。
以上述べたように、本実施形態によれば、フレキシブル配線用基板3について、上面と下面とを反転する際その搬送方向が同じになるようにしたため、反転に要する経路長を短くしてシステム自体の縮小化を図ることができる。
また、本実施形態によれば、反転工程と同時に洗浄工程を行うようにしたため、第1洗浄室11を省いてシステム自体の縮小化を図ると共に、フレキシブル配線用基板3と反転ローラ51と間に生じる摩擦を洗浄水によって低減することができる。
その他の構成及び作用効果は、上記参考実施形態と同様である。
本発明は、上記実施形態に限られることなく、種々の変更等を行うことができる。
上記参考実施形態において、第1、第2洗浄室を設けずに、反転搬送室において、反転工程と同時に洗浄工程を行うようにしてもよい。
記実施形態において、反転搬送室において洗浄する際、上記参考実施形態のように洗浄水の噴射によらず、反転搬送室に循環させた洗浄水に、フレキシブル配線用基板をドブ漬けするようにしてもよい。この場合、反転ローラは、水中の抵抗が小さくなるように構成されることが好ましい。
上記実施形態において、反転ローラの数は、奇数であれば特に限定されないが、フレキシブル配線用基板をなるべく捻らないようにする観点では多い方が好ましい。
本発明のエッチング液の付着防止手段は、上記参考実施形態及び本発明の実施形態のように、仕切り板によって、上側の空間と下側のエッチング空間とに隔てるような構成に限られず、エッチングの対象となっていない上側の導体面に、下側から噴射したエッチング液を付着させないような構成であればよい。
例えば、図6に示すように、エッチング液の付着防止手段は、第1エッチング処理室10において、フレキシブル配線用基板3が流入の際、送り出しローラ43により、保護フィルム44をフレキシブル配線用基板3の上面に積層すると共に、フレキシブル配線用基板3が流出の際、巻き取りローラ45により、この保護フィルム44を巻き取ってフレキシブル配線用基板3から除去する等のように、フレキシブル配線用基板3の上面を露出させない構成でもよい。この場合、保護フィルム44は、ガイドローラ46により案内されつつ、フレキシブル配線用基板3に重なった状態で、上搬送ローラ21と下搬送ローラ22との間に送り込まれるようになっている。このような構成は、第2エッチング処理室においても同様である。
参考実施形態の両面エッチングシステムの概略構成を示す正面図である。 図1の第1エッチング処理室を拡大して示す正面図である。 図2のP−P切断線に沿って示す第1エッチング処理室の側方断面図である。 本発明の実施形態の両面エッチングシステムの概略構成を示す正面図である。 図4の反転搬送室の反転ローラの概略構成を示す平面図である。 エッチング液の付着防止手段の変形例を含む第1エッチング処理室を示す正面図である。 従来のエッチング装置の概略構成を示す図である。 (a):正常なエッチング速度の状況下で、導体の断面が矩形である状態を示す図である。(b):遅いエッチング速度の状況下で、導体断面が太った状態を示す図である。(c):早いエッチング速度の状況下で、導体断面が細った状態を示す図である。
符号の説明
3 フレキシブル配線用基板(配線用基板)
31 第1導体面
32 第2導体面
10 第1エッチング処理室
12 反転搬送室
13 第2エッチング処理室
20 搬送ローラ
32 ノズル
40 仕切り板(エッチング液の付着防止手段)
43 送り出しローラ(エッチング液の付着防止手段)
44 保護フィルム(エッチング液の付着防止手段)
45 巻き取りローラ(エッチング液の付着防止手段)
50、51 反転ローラ
A 第1水平方向(搬送方向)
B 第2水平方向(搬送方向)
α 第1水平面(第1搬送面)
β 第2水平面(第2搬送面)

Claims (3)

  1. 両面に第1、第2導体面を有する配線用基板につき該第1導体面をエッチングする第1エッチング処理室と、該第1導体面と該第2導体面との上下位置を逆転させる反転搬送室と、該第2導体面をエッチングする第2エッチング処理室とを備えた両面エッチングシステムであって、
    前記第1、第2エッチング処理室には、前記配線用基板の搬送面を定める複数の搬送ローラと、該搬送面の下方に配置され該搬送面に対しエッチング液を噴射するノズルと、前記エッチング液の付着防止手段とが設けられており、
    前記反転搬送室は、前記第1エッチング処理室の第1搬送面を、前記第2エッチング処理室の第2搬送面に変更する複数の反転ローラが設けられ、前記配線用基板を反転させているとともに、該配線用基板を洗浄するように設けられ、前記配線用基板と前記反転ローラとの間に生じる摩擦を洗浄水で軽減させており
    上記搬送ローラは、上搬送ローラと、該上搬送ローラの所定のものと接触する下搬送ローラとからなり
    前記付着防止手段は、一対の断面L字状の板状体が、前記配線用基板を両側から挟むように配置されて前記ノズルと対向する導体面と反対側の導体面に、前記エッチング液が付着するのを防止するように構成され、且つ前記板状体の切り起こし部分は、前記搬送ローラを軸支する機能を有している両面エッチングシステム。
  2. 前記第1、第2エッチング処理室は、上下にわたって設置され、前記反転搬送室は、前記第1、第2エッチング処理室を上下方向に連結する部分に設置されており、該反転搬送室において、前記反転ローラは上下にわたって配置されていることを特徴とする請求項1に記載の両面エッチングシステム。
  3. 前記第1、第2エッチング処理室は、水平方向に連なって設置され、前記反転搬送室は、前記第1、第2エッチング処理室を水平方向に連結する部分に設置されており、該反転搬送室において、前記反転ローラは、その中心軸方向が互いに異なるように上下に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の両面エッチングシステム。
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