JP4042708B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置における像担持体の回転ムラを防止する技術や、カラー画像形成装置において、複数の像担持体に形成された各色のトナー画像を、中間転写体などの被転写媒体へ転写する際の色ズレを防止する技術に関する。
カラー画像形成装置は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各原色ごとの像担持体を有し、各像担持体で各色のトナー画像を形成し、これを中間転写体に重ね、4色の重なったトナー画像を転写紙に転写してカラー画像を形成している。
各像担持体は、それぞれが、帯電装置、現像装置、転写装置、クリーニング装置等を備えた画像形成部を構成しており、各色の画像形成部と、中間転写体とが一体になってプロセスカートリッジを構成している。このプロセスカートリッジは、画像形成装置本体から引き出し可能であり、各像担持体ユニットや現像装置などはプロセスカートリッジを引き出した状態でプロセスカートリッジに対して着脱できる構成となっている。
各色の画像形成部で形成された各色のトナー画像は、回動する中間転写体上に転写装置により順次転写され、合成されたカラー画像が形成される。色ズレのないカラー画像を作るには、前のトナー画像に一致させて次のトナー画像を重ねる必要がある。
このような目的からトナー画像を転写しているときの像担持体と中間転写体等の被転写媒体の線速度は、高精度に一致している必要がある。両者の線速度に差ができると、色ズレや画像ズレの原因となるからである。
各像担持体の駆動は、像担持体ごとに設けられた駆動装置による。駆動装置は、メインモータから複数の歯車を介して減速された回転を回転軸に伝達する。回転軸は円筒形の像担持体を挿抜自在に貫通して、反対側の軸受で支持され、像担持体を回転する。
像担持体は、前述したようにメインモータからの回転を複数の歯車からなる歯車列を介して受けることから、各歯車の全ての精度が要求され、各歯車の累積された公差の影響から、わずかではあるが、回転ムラを起こしている。一方、中間転写体も、同様の駆動手段から駆動されるので、回転ムラがある。そのため、像担持体と中間転写体の線速を一致させても、回転ムラが起こると、そのときの画像にブレが生じる。
これに対し、特許文献1(特開2000−112194号)では、回転軸から像担持体への回転の伝達を、嵌合部材を介して連設された1個の大歯車を直接連結させるとともに、大歯車の軸受を嵌合部材の嵌合部がはまりこむカップリング形状としている。このような構成によって、メインモータから像担持体までは1個の大歯車で減速するようになり、歯車の数を減らして累積公差の影響を減少させ、回転ムラを改善できるとしている。
しかしながら、回転ムラは改善できるが、0になる訳ではない。また、カラー画像形成装置では、中間転写体も回転ムラがあるので、前記の構成では、中間転写体に転写中に生じる回転ムラを防止することはできない。
特開2000−112194号 特許請求の範囲、段落0003、段落0010、図1
本発明は、前記の事実から考えられたもので、像担持体を有する画像形成装置において、像担持体の回転ムラを減少したり、中間転写体等の被転写媒体とほぼ同一の線速を保持できる画像形成装置を提供することを目的としている。
前記の目的を達成するために本願の第1の発明による画像形成装置は、駆動手段の回転を像担持体に伝達してトナー像を被転写媒体へ転写する画像形成装置において、前記駆動手段と像担持体とがカップリングにより接続され、前記カップリングが像担持体側カップリングと、駆動手段側カップリングとから構成され、前記双方のカップリングが中空円筒部を有し、両方の中空円筒部に共通する回転軸が貫通すると共に前記駆動手段側カップリングの中空円筒部に回転軸が遊嵌し、一方のカップリングに回転軸の軸方向に延びる複数の凸部を形成し、他方のカップリングに複数の凹部を形成し、前記凸部が凹部に遊嵌し、一方のカップリングから他方のカップリングへ回転を伝達するとき、各凸部と凹部とがそれぞれ相手方の凹部と凸部に当接する当接面を有し、各当接部における凸部と凹部の当接面のいずれか一方が平面で、他方が曲面であり、前記平面の延長面内に前記カップリングの中心軸が含まれ、一方のカップリングから他方のカップリングへ回転を伝達するとき、前記複数の凸部と凹部とが2個所以上で同時に当接することを特徴としている。
本願の第2の発明による画像形成装置は、前記曲面が、円筒面であることを特徴としている。
本願の第の発明による画像形成装置は、前記当接部の一方の平面が、カップリングの接離方向と平行な面であり、前記円筒面の中心軸が接離方向と平行であることを特徴としている。
本願の第の発明による画像形成装置は、前記像担持体が複数あり、それぞれのトナー像を被転写媒体へ転写して重ね合わせることを特徴としている。
本発明は、像担持体に駆動手段の回転を伝達する画像形成装置において、駆動手段と像担持体とがカップリングにより接続され、前記カップリングが像担持体側カップリングと、駆動手段側カップリングとから構成され、前記双方のカップリングの少なくとも一方のカップリングが中空円筒部を有し、前記中空円筒部に回転軸が遊嵌し、一方のカップリングに回転軸の軸方向に延びる複数の凸部を形成し、他方のカップリングに複数の凹部を形成し、前記凸部が凹部に遊嵌し、一方のカップリングから他方のカップリングへ回転を伝達するとき、各凸部と凹部とがそれぞれ相手方の凹部と凸部に当接する当接面を有し、各当接部における凸部と凹部の当接面のいずれか一方が平面で、他方が曲面であり、前記平面の延長面内に前記カップリングの中心軸が含まれ、一方のカップリングから他方のカップリングへ回転を伝達するとき、前記複数の凸部と凹部とが2個所以上で同時に当接する構成としたので、像担持体の回転ムラを減少させることができ、カラー画像形成装置では、色ズレのない画像を得ることができる。また、モノクロの画像形成装置の場合、像担持体の回転ムラが減少するので、歪みの少ない画像を得ることができる。また、カップリング間で回転方向の力を安定して効率よく伝達することができ、さらに回転ムラを減少させることができる。
更に、一方のカップリングから他方のカップリングへ回転を伝達するとき、複数箇所の当接面は、少なくとも1個所では当接できるが、2個所で当接するのは部品の製造精度や位置精度等から困難である。一方、像担持体はクリーニングブレードや自重などによって、回転中心は回転軸やカップリングの中心とは異なっている。そのため、1箇所でしか接触しないと、回転の中心位置が変化して回転ムラを大きくしてしまう。本願の第3の発明によれば、1つの当接部では点接触又は線接触となり、当接面積が減少することから、2個所の当接部での同時当接がし易くなり、回転中心の移動がなくなって、回転ムラを減少することができる。
画像形成装置において、モータなどの回転を歯車列などを介して像担持体に伝達するとき、モータ等の駆動手段と像担持体とをカップリングで接続する。本願の第2又は第3の発明によれば、このカップリングの当接面の少なくとも一方が球面又は円筒面などの曲面からなるので、駆動手段又は被駆動部材に回転ムラが発生しても、回転ムラを減少することができる。カラー画像形成装置では、色ズレのない画像を得ることができる。また、モノクロの画像形成装置の場合、像担持体の回転ムラが減少するので、歪みの少ない画像を得ることができる。
本願の第3の発明では、円筒面の中心軸が接離方向と平行なので、2個所同時の当接がより確実にできるようになる。
本願の画像形成装置は、モノクロに適用可能であるが、複数の像担持体から中間転写体などの被転写媒体に転写するカラー画像形成装置にも最適である。各像担持体は被転写媒体の線速に追従することができ、像担持体と被転写媒体とはズレることなく同一の線速で回転し、画像の色ズレが生じない。したがって、カラーの画質を向上することができる。
以下に本発明の実施例を図面によって説明する。
図1は本発明の実施の形態に係るカラー画像形成装置を示す図である。図1に示すカラー画像形成装置は、タンデム型カラー画像形成装置と称せられるもので、原稿自動搬送手段30、画像読取装置60、画像書込装置3Y,3M,3C,3K,像担持体1Y,1M,1C,1K、帯電装置2Y,2M,2C,2K、現像装置4Y,4M,4C,4K、定着装置24,ベルト状の中間転写体6、給紙手段21A,21B,21C、搬送系22等を有する。
原稿自動搬送手段30は両面又は片面の原稿dを自動搬送する手段である。画像読取装置60は、移動式光学系により画像情報が読み取られる装置で、原稿載置台上から給送される多数枚の原稿dの内容を、3枚の可動ミラー60Cで反射し、集光レンズ60Bにより、CCDからなる撮像素子60Aに結像して読み取る。
イエロー色の画像を形成する画像形成部10Yは、像形成体としての像担持体1Yの周囲に配置された帯電装置2Y、画像書込装置3Y、現像装置4Y及びクリーニング装置8Yを有する。マゼンタ色の画像を形成する画像形成部10Mは、像形成体としての像担持体1M、帯電装置2M、画像書込装置3M、現像装置4M及びクリーニング装置8Mを有する。シアン色の画像を形成する画像形成部10Cは、像形成体としての像担持体1C、帯電装置2C、画像書込装置3C、現像装置4C及びクリーニング装置8Cを有する。黒色画像を形成する画像形成部10Kは、像形成体としての像担持体1K、帯電装置2K、画像書込装置3K、現像装置4K及びクリーニング装置8Kを有する。帯電装置2Yと画像書込装置3Y、帯電装置2Mと画像書込装置3M、帯電装置2Cと画像書込装置3C及び帯電装置2Kと画像書込装置3Kとは、潜像形成手段を構成する。
中間転写体6は、無端状のベルトであり、複数のローラにより張架され、回動可能に支持されている。
撮像素子60A上に結像した画像情報の信号は、図示しない画像処理部に送られる。画像処理部は、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等を行った後、画像書込装置3Y,3M,3C,3Kに各色ごとの信号を送る。
画像書込装置3Y,3M,3C,3Kでは、レーザ光源としての半導体レーザを用い、半導体レーザが出射した光ビームはポリゴンミラーなどの光学要素により走査光ビームに形成されて被走査体としての像担持体1Y,1M,1C,1Kに入射し、各色の静電潜像を形成する。
画像形成部10Y,10M,10C,10Kより形成された各色の画像は、回動する中間転写体6上に1次転写装置としての転写装置7Y,7M,7C,7Kにより逐次転写されて(1次転写)、合成されたカラー画像が形成される。給紙カセット20A,20B,20C内に収容された記録紙Pは、給紙手段21A,21B,21Cにより給紙され、搬送系22を経て、レジストローラ23でタイミングを合わせて2次転写装置としての転写装置7Aに搬送され、記録紙P上にカラー画像が転写される(2次転写)。カラー画像が転写された記録紙Pは、定着装置24により定着処理され、排紙ローラ25に挟持されて機外の排紙トレイ26上に載置される。
一方、転写装置7Aにより記録紙Pにカラー画像を転写した後、記録紙Pを分離した中間転写体6は、クリーニング装置8Aによりクリーニングされる。
5Y,5M,5C,5Kは、現像装置4Y,4M,4C,4Kにそれぞれ新規トナーを補給するトナー補給手段である。
図2は、像担持体1(1Y,1M,1C,1Kの任意の1つを示すものとする)の駆動手段から、駆動手段側カップリングまでを示す斜視図である。図3は、図2の駆動手段側カップリング周辺部をやや角度を変えて見た分解斜視図である。駆動手段100は、内部に歯車列等が収容され、図示しないメインモータにより回転軸110に減速された回転を伝達する。
回転軸110には駆動手段側カップリング120が取り付けられている。駆動手段側カップリング120は、中空円筒形の本体部121の一端側に、凸部として2つの爪122,122が向き合うように形成され、これらの爪122と爪122との間に2つの凹部123,123が形成されている。また、本体部121には、軸方向に延びる長孔124が貫通形成されている。回転軸110には、長孔124と重なり合うように貫通孔111が穿設されている。回転軸110の先端から駆動手段側カップリング120を挿入し、長孔124と貫通孔111とを重ねる。次に貫通孔111にピン125を挿通するとピン125の両端は駆動手段側カップリング120の両側に突出する。ピン125の両端の溝125a,125aが本体部121の外周面とほぼ同じ高さになるようにして、溝125a,125aにEリング126,126を嵌めると、駆動手段側カップリング120が図2に示すように回転軸110に係止されることになる。
回転軸110には、駆動手段側カップリング120を挿入する前に、コイルスプリング112を入れておき、駆動手段側カップリング120が像担持体側カップリング130と嵌合したとき、両カップリングの結合を保持するように付勢させる。
図4は、駆動手段側カップリング120と像担持体側カップリング130とからなるカップリング150の嵌合前の状態を示す斜視図である。像担持体側カップリング130の構成が分かり易くなるように、回転軸110は仮想線で表している。
像担持体側カップリング130は、金属製で、円筒形状をした像担持体1の両端に嵌め込まれて一体になっており、駆動手段側カップリング120と相補する形状となっている。すなわち、像担持体側カップリング130には、凸部としての2つの爪132,132と、これらの間にできる2つの凹部133,133とがある。爪132,132は、駆動手段側カップリング120の凹部123,123に嵌合し、凹部133,133には、駆動手段側カップリング120の爪122,122が嵌合する。
図5は、駆動手段側カップリング120の図で、(a)は上面図、(b)は正面図である。図3から図5に示すように、駆動手段側カップリング120は、爪122の回転方向先端側に当接面122aが形成されるが、この実施例では、この当接面122aが、円筒面であることを特徴としている。円筒の中心軸Qは、カップリングの接離方向と平行、すなわち、回転軸110と平行な方向である。また、当接面122aの上端面122bも図5(b)に示すように、円筒面形状の面となっている。ただし、この円筒面の中心軸は、円筒の中心軸Qとおおよそ直交する方向である。図の実施例では、当接面122aの曲率半径は5mmで、上端面122bの曲率半径は2mmとしている。これに対し、像担持体側カップリング130における爪132の当接面132aの方は、平面となっている。
図6は、カップリングが嵌合し回転した状態の爪の位置での断面図で、(a)は両カップリングの一方の当接面が曲面の場合、(b)は両当接面が平面の場合である。
カップリング150を嵌合させるには、回転軸110を像担持体側カップリング130の中央の孔に挿通する。回転軸110は円筒形の像担持体1を貫通する。次に、回転軸110又は像担持体1のいずれかを回転して駆動手段側カップリング120の爪122と像担持体側カップリング130の凹部133とを位置合わせして押し込む。カップリング150が嵌合したら、像担持体1の反対側から突出した回転軸110の先端を、フレームに設けられた軸受(図示せず)に嵌合して軸支させる。コイルスプリング112の付勢力により駆動手段側カップリング120は長孔124に沿って軸方向に進み、カップリング150は嵌合状態を保持することができる。嵌合状態において、爪122と爪132とは隙間無く嵌合するのであるが、実際には、ごく微小な隙間が形成された状態となる。
この状態で回転軸110が反時計方向に回転すると、図6(b)に示すように、右上の爪122の先端がAで左上の爪132に当接する。しかし、爪122及び爪132の加工精度や位置精度の誤差は0ではないので、図6(b)の左下の爪122の先端面は、右下の爪132とは当接せず、A’には微小な隙間δができる。また、右上の爪122の後端と右下の爪132との間に微小な隙間S1が、左下の爪122の後端と左上の爪132との間にも微小な隙間S2ができる。これらの隙間δ,S1,S2は本来図に表示できないほど小さいのであるが、拡大して表示ている。
これらのうち、隙間S1,S2は、爪122の回転方向後端になるので、できるのが当然と考えることができるが、問題は、隙間δの発生である。このように爪122と爪132とが1個所でしか当接しないと、像担持体1の回転中心がずれて像担持体1の回転ムラが大きくなってしまう。カップリングの爪122,132の当接面が両方とも平面であると、このような1点当たりが起き易くなる。
像担持体1はクリーニングブレードや自重などによって、回転中心は回転軸110やカップリング150とは異なっている。図6(b)のように2個所ある伝達点のうち、片方しか使われないと、像担持体1の回転中心が移動することが起こり、回転ムラが悪化する。
これに対し、図6(a)では爪122の先端の当接面122aが曲面になっている。特に、中心軸をQとする円筒面で、中心軸Qは回転軸110の中心Oと平行になっている。像担持体側カップリング130の爪132の後端面132aは平面なので、爪の先端の当接面122aと爪132の後端面132aとは回転軸110と平行な線に沿った線接触となる。図6(b)に示す面接触から、図6(a)に示す線接触にすることで当接する面積が小さくなるので、若干の精度誤差や位置誤差があっても、図6(a)に示すように点Bと点B’の2点での当接が可能になる。
前記実施例では、爪122の先端の当接面122aを円筒面にしたが、球面(半球面)としてもよい。球面にすると爪132の後端面132aとは点接触となり、さらに接触面積が小さくなるので、2点での当接がさらに容易になる。
また、線接触や点接触にすると、当接部が弾性変形し易くなり、2点での当接がやり易くなるということもある。
このように本発明の実施例では、当接面の一方を平面に他方を曲面にしたので、BとB’の2点での当接を確保することができ、回転中心の移動を防止して回転ムラを小さく抑えることができる。
なお、当接面122aを円筒面としたが、円筒面に限定されない。ただし、円筒面にし、当接面が回転軸110と平行な線で線接触する構成とすると、B,B’の2点での当接をさせ易くなる。また、上端面122bを曲面にすることは必須ではない。しかしながら、曲面にすることで、当接面122aの接触面積を小さくすることができることから、2点での当接がやりやすくなる。
図7は、別の実施例で、両カップリングの爪122,132の位置での断面図である。この実施例では、回転軸210の直径を駆動手段側カップリング120の径より小さくして隙間γができるようにしている。2つの爪122,122の後端と爪132,132との間にも微小な隙間S1,S2が形成されている。このように、隙間γができるので、図7に示すように回転軸210と駆動手段側カップリング120との中心がずれることが可能となり、2つの爪122,122の先端が爪132,132とB,B’の2点で確実に当接できるようになる。
また、本実施例では、図7に示すように、爪122と爪132とが当接してできる当接部B,B’の当接面132aが平面となっている。そして、当接部B,B’における2つの当接面132a,132aとカップリングの中心軸Oとが同一平面m内に含まれるようにすることが望ましい。爪が3個以上になった場合には、少なくともそのうちの2個所で当接し、各当接面の延長面内にカップリングの中心軸Oが含まれるように設計することになる。一般に、2個所の当接面が1平面内に含まれない場合には、各当接面の延長面内にカップリングの中心軸Oが含まれるように設計すればよい。このような構成にすることで、カップリング120,130間で回転方向の力を安定して効率よく伝達することができ、さらに回転ムラを減少させることができる。
図8は、また別の実施例で、駆動手段側カップリング220の斜視図である。この実施例では、駆動手段側カップリング220の全体が弾性部材から形成されている。駆動手段側カップリング220には2つの爪222と、凹部223が形成されているが、各爪222の先端の当接面222aは曲面にする必要はない。全体を弾性部材で形成しているので、図9に示すように相手側の像担持体側カップリング130と嵌合し、回転軸110に反時計方向の回転を与えたとき、2つの爪222の先端の当接面222aは、同時に爪132の後端の当接面132aに当接することができる。つまり、まず最初にAで当接したとすると、図9の右上の爪222が当接圧により弾性変形し、円周方向の長さが短くなる。この短くなった分だけ左下の爪222は余分に回転することができ、右下の相手側の爪132の後端の当接面132aにA’で当接することができることになる。
図9に示す隙間S1,S2は、爪222が弾性変形した量と考えることができるが、この量は、駆動手段と像担持体の速度差分により生じる弾性変形以上であることが必要となる。
なお、カップリング220の爪222が、相手側カップリング130の爪132に図9に示すように当接するが、このとき、当接部A,A’における爪132の2つの当接面132aと、カップリングの中心軸Oとが同一平面m内に含まれるようすることが望ましい。このような構成にすることより、カップリング間で回転方向の力を安定して効率よく伝達することができ、さらに回転ムラを減少させることができる。
また、回転軸110の直径をカップリング220の内径よりも小さくして隙間ができるようにすることにより、図7と同様に回転軸とカップリングとの中心のずれを利用することができ、弾性変形のみで爪同士の接触が確実にする場合よりも弾性部材の材料の選択の余地を広げることができる。
駆動手段側カップリング220に用いる弾性素材としては、POM(ポリアセタール樹脂)を例示することができる。実施例では、ポリプラスチック社のジュラコン(登録商標)M90−44を用いた。
図10は、前記ジュラコン(登録商標)M90−44の曲げ応力−曲げたわみ率線図である。素材の温度により変化する状態が示されている。画像処理装置では、使用温度が0℃〜40℃であり、図10にハッチングを施した範囲である。すなわち、曲げ応力が40〜60MPaのとき曲げたわみ率が1.3%から4%の範囲内となり、前記の2点での当接を確保することができる。素材を代えても、曲げ応力が40〜60MPaのとき曲げたわみ率が1.3%から4%の範囲内であれば、実施例で示した素材以外の素材を使用することができる。
曲げ応力40〜60MPaは、駆動手段が像担持体1を駆動するのに回転軸110に加えられる動力である。この値が40MPa未満であると、像担持体1を回転駆動できない場合が生じる。60MPaを越えると、像担持体1自身やクリーニングブレードなどの周辺のものを損傷するおそれが生じるからである。また、たわみ率が1.3%未満では、爪の弾性変形が不十分でAとA’の2点での当接が確保できない。4%を越えると、柔らか過ぎて回転ムラが却って大きくなるからである。
図11は、本発明の第3実施例を示すもので、駆動手段側カップリング320の斜視図である。この実施例の駆動手段側カップリング320は、外形上は図8に示すものと同じで、2つの爪322,322の間に凹部323,323を有する。この実施例では、爪322の回転方向の先端にチップ状の弾性体325を貼付したことにある。この弾性体325が弾性変形することによって、図9に示すようにA,A’の2点において、2つの当接面325aの当接を確実なものにすることができる。弾性体325としては、回転方向の厚さを変えることによって多様な材料を使用することができるが、弾性体325と爪322とで1体の爪と考えた場合、曲げ応力が40〜60MPaのとき曲げたわみ率が1.3%から4%の範囲内に入るようにすればよい。
なお、弾性体325は、相手側カップリング130の爪132に図9に示すように当接する。このとき、爪132の2つの当接面と、カップリングの中心軸Oとが同一平面m内に含まれるようにすることが望ましい。
像担持体1が中間転写体6等の被転写媒体と密着してトナー画像の転写を行っている際に、従来のカップリングでは像担持体に回転ムラが発生し易くなり、転写中の像担持体1と中間転写体6との間にズレが生じ、画像不良の原因となっていた。モノクロの画像形成装置の場合は、像担持体1に回転ムラを生じ、画像不良の原因となっていた。
これに対し、本発明では、前記当接面122aが曲面になっていることで、像担持体1の回転ムラを抑えることができるので、像担持体1は中間転写体6と密着した状態を保持して同一の線速で回転することができるようになった。モノクロの場合には、像担持体1は一定の線速を保って回転することができるようになった。したがって、モノクロにおける画像不良や、カラー画像における色ズレを減少させることができた。
前記の構成において、被転写媒体として中間転写体6を例示したが、転写紙でもよい。また、当接面として爪122,222,322と爪132の噛み合わせを例示したが、実施例の形態に限定されない。
また、前記実施例では、駆動手段側カップリング120,220,320に曲面や弾性構造を持たせたが、像担持体側カップリング130に曲面や弾性構造を持たせてもよい。しかし、加工が難しくなるので、実施例のように駆動手段側カップリングに120に形成する方が望ましいと言える。
本発明の実施の形態に係るカラー画像形成装置を示す図である。 像担持体の駆動手段から、駆動手段側カップリングまでを示す斜視図である。 図2の駆動手段側カップリング周辺部をやや角度を変えて見た分解斜視図である。 駆動手段側カップリングと像担持体側カップリングとからなるカップリングの嵌合前の状態を示す斜視図である。 駆動手段側カップリングの図で、(a)は上面図、(b)は正面図である。 カップリングが嵌合し回転した状態の爪の位置での断面図で、(a)両カップリングの一方の当接面が曲面の場合、(b)は両当接面が平面の場合である。 別の実施例で、両カップリングの爪の位置での断面図である。 また別の実施例で、駆動手段側カップリングの斜視図である。 図8のカップリングが相手側カップリングと嵌合し回転した状態の爪の位置での断面図である。 ジュラコン(登録商標)M90−44の曲げ応力−曲げたわみ率線図である。 本発明の第3実施例を示すもので、駆動手段側カップリングの斜視図である。
符号の説明
Q 円筒面の中心軸
1 像担持体
6 中間転写体(被転写媒体)
100 駆動手段
110 回転軸
111 貫通孔
120 駆動手段側カップリング
122 爪
122a,222a,325a 当接面
130 像担持体側カップリング
132 爪(凸部)
132a 当接面
150 カップリング

Claims (4)

  1. 駆動手段の回転を像担持体に伝達してトナー像を被転写媒体へ転写する画像形成装置において、
    前記駆動手段と像担持体とがカップリングにより接続され、前記カップリングが像担持体側カップリングと、駆動手段側カップリングとから構成され、前記双方のカップリングが中空円筒部を有し、両方の中空円筒部に共通する回転軸が貫通すると共に前記駆動手段側カップリングの中空円筒部に回転軸が遊嵌し、一方のカップリングに回転軸の軸方向に延びる複数の凸部を形成し、他方のカップリングに複数の凹部を形成し、前記凸部が凹部に遊嵌し、一方のカップリングから他方のカップリングへ回転を伝達するとき、各凸部と凹部とがそれぞれ相手方の凹部と凸部に当接する当接面を有し、各当接部における凸部と凹部の当接面のいずれか一方が平面で、他方が曲面であり、前記平面の延長面内に前記カップリングの中心軸が含まれ、一方のカップリングから他方のカップリングへ回転を伝達するとき、前記複数の凸部と凹部とが2個所以上で同時に当接することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記曲面が、円筒面であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記当接部の一方の平面が、カップリングの接離方向と平行な面であり、前記円筒面の中心軸が接離方向と平行であることを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  4. 前記像担持体が複数あり、それぞれのトナー像を被転写媒体へ転写して重ね合わせることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の画像形成装置。
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