JP4041823B2 - 書類処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、搬送路に従って搬送される種々の構成を有する書類や帳票等を処理する書類処理装置に関し、特に書類の分離・載置のための装置構成を変えることのできる書類処理装置に関するものである。
多種多様の書類や帳票等を短時間に、しかも確実かつ効率的に処理するためには、伝票等の判別、分類を高速に行うことのできる書類処理装置が必要となる。図9は、従来より使用されている書類処理装置の全体構成を示す外観図である。図9に示すように、この書類処理装置は、フィーダ装置100、読取装置200、搬送装置300、およびスタッカ装置400からなる。
これらの装置のうち、フィーダ装置100は、載置された書類、帳票等を分離・搬送するための装置であり、帳票等を一綴りごとに分離して読取装置200へ搬送する。読取装置200は、フィーダ装置100より搬送されてきた帳票の表面全体の画像情報を読み取り、所定の画像解析処理を行う。また、搬送装置300は、読取装置200より送されてきた帳票を、スタッカ装置400へ搬送する。
さらに、読取装置200は、画像解析、記載内容の抽出結果に従って、スタッカ装置400を制御する。すなわち、スタッカ装置400は、読取装置200からの指示に従ったポケットに帳票等を載置する書類収納部として機能する(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−54812号公報
しかしながら、上述した従来の書類処理装置は、処理対象とする書類、帳票等の大きさ(フレームサイズ)にかかわらず、一定の大きさの筐体からなる搬送装置(フィーダ装置)、およびスタッカ装置を組み込んでなるため、書類処理装置全体としての大型化を回避できないという問題がある。
また、従来の書類処理装置は、装置構成が固定化しているため、分離された書類の取り出し位置もその装置構成により決まるので、業務に応じた最適な位置での分離・載置ができないという問題がある。
さらには、書類処理装置の設置スペース等に制約がある場所で所望の性能を発揮しうる装置構成とすることが難しく、例えば、スタッカの配置や台数に制限を設けざるを得ない状況が生じる。その結果、大量の書類を高速、かつ高能率に分類処理できないという問題もある。
本発明は、上述した課題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、業務内容に応じて装置構成を変えることができ、最適な位置での書類の分離・載置が可能な書類処理装置を提供することである。
本発明の他の目的は、多種多様な仕様の書類を、高速かつ高能率で分類処理できる書類処理装置を提供することである。
本発明は、上述した課題を解決する一手段として、例えば、以下の構成を備える。すなわち、多種多様な書類を分類処理する書類処理装置であって、書類の分類種別を判別する手段と、上記判別結果に基づいて上記書類を振り分ける振分け手段と、上記判別結果に基づいて上記書類を下流側へ搬送する搬送手段と、上記振分け手段と上記搬送手段の組合せからなるユニットとを備え、上記組合せは分類処理する書類の種別に応じて変更することができ、上記ユニットには、少なくとも、上記振分け手段単独からなる第1のユニット、上記振分け手段と上記搬送手段各々1個を連結してなる第2のユニット、および上記振分け手段1個と複数の上記搬送手段を連結してなる第3のユニットが含まれることを特徴とする。
例えば、上記振分け手段は、書類を所定の搬送方向へ切り替える切替手段と、振り分けられた書類を挟持する挟持手段と、上記挟持手段から開放された書類を載置する載置手段とを有し、上記切替手段が搬送方向上流側の端部近傍を支点として上下方向に揺動することで、上記振分け手段側あるいは上記搬送手段側へ書類が搬送されることを特徴とする。
例えば、上記挟持手段は、円盤状板材の中心部近傍より渦巻状に一定の長さ延出する書類挟持爪部が所定間隔で全周に渡り形成された渦巻歯板材を書類の幅に対応して回転可能に複数配置されてなり、搬送されてくる書類を上記渦巻歯板材の上部書類挟持爪部間に挟持して回転させて上記載置手段に載置することを特徴とする。
本発明によれば、処理対象とする書類や業務内容に応じて装置構成を任意に変えることができ、コスト低減を図りながら最適な位置で書類の分離・載置が可能となる。
また、本発明によれば、多種多様な仕様の書類でも、その分類の高速化を実現して処理時間を大幅に減らすことができ、高能率化が実現できる。
以下、本発明に係る実施の形態例について添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一実施の形態例に係る書類処理装置の全体構成を示す正面図である。本実施の形態例に係る書類処理装置は、図1に示すように、ホッパ装置10、読取り装置20、およびスタッカ装置30より構成される。
ホッパ装置10は、処理対象とする書類(例えば、帳票、伝票、レセプト等)を載置するための装置である。処理する書類等は、通常、種々の厚さを有し、かつ綴じ方も不定であるため、ホッパ装置10は、これらの書類を1綴りごとに分離して、次段の読取り装置20へ搬送する機能を有する。
読取り装置20は、ホッパ装置10より搬送された書類に記載されている文字、図形等の情報を読み取る。すなわち、ホッパ装置10から送られる書類の表面または裏面上のイメージを、撮像装置(イメージリーダ)21により画像情報として電子的に取り込み、その書類の所定領域に記載された文字等の画像を解析して、記載内容を抽出した後、その取り込み結果に従った制御をする。
また、読取り装置20は、書類処理装置全体の制御を司るため、後述する中央制御部を備えており、書類が搬送されている間に読取り装置20で読取った書類のイメージ情報を認識して、その記載内容を電子化するとともに、書類分類仕様に従って、後述するスタッカ装置30における分離・載置部位を決定する。
スタッカ装置30は、処理する書類等の種類やサイズ(外形サイズ)に応じて所定数のソーター部(ドライバ部ともいう)とフィラー部を組み合わせ、それらを所定位置に配した構成を有している。図1に示す構成例では、スタッカ装置30は、1台のソーター部41と、書類の搬送方向下流側においてソーター部41に連結して接続された2台のフィラー部51,52とで構成されている。これらのうち、ソーター部は、読取り装置20で読取られた書類を分離・収納したり、あるいは、収納対象外の書類を搬送方向下流側へ送る機能を有している。また、フィラー部は、書類を下流側へ送るための搬送路を提供する機能を有している。
なお、本実施の形態例に係る書類処理装置は、図示はしないが、さらに、作業者が種々の操作情報を入力したり、装置の動作状態等を表示したり、あるいは、イメージリーダで読み込んだ画像を可視表示するための、操作部や表示部等として機能するモニタ部を有している。
スタッカ装置30の構成は、図1に示す例に限定されず、上述したように、処理対象とする書類等の種類やサイズに応じて任意の台数のソーター部とフィラー部を組み合わせ、連結増設することができる。その結果、効率的な分類処理や処理時間の削減ができ、処理の高速化、高能率化が可能となる。
例えば、図2に示すようにスタッカ装置30′において、2台のソーター部41,42と1台のフィラー部51を縦続接続して、ソーター部41単独で小サイズ(例えば、B5サイズ)の書類の分離・収納を行い、ソーター部42とフィラー部51とで構成されるスタッカユニット61で中サイズ(例えば、A4サイズ)の書類の分離・収納を行うこともできる。また、図3に示すように、図2の構成に対してさらに、1台のソーター部43と2台のフィラー部52,53を縦続接続したスタッカユニット63からなるスタッカ装置30″を増設して、このスタッカユニット63において、大きいサイズ(例えば、A3サイズ)の書類の分離・収納を行うようにすることもできる。
さらに、例えば、ソーター部とフィラー部とが同一構成のスタッカユニットを複数設け、これらのスタッカユニットによって、同一サイズであるが種類の異なる書類等をそれぞれ分離・収納できる構成にすることも可能である。
図4は、本実施の形態例に係る書類処理装置を構成するスタッカ装置の組立て図である。図4に示すスタッカ装置30は、1台のソーター部43と2台のフィラー部52,53をスタッカ装置30の筐体31内の所定位置に収容することで、これらのソーター部43、およびフィラー部52,53が縦続接続される構成をとる。具体的には、ソーター部43を筐体31のスロット81に位置合わせするとともに、筐体31内の下部に設けたガイドピン71a,71bをソーター部43の背面に空けられた2個の円孔(不図示)に挿入し、これらのガイドピン71a,71bに沿って筐体31の奥に向けてソーター部43をスライドさせることで、スロット81に収容する。
ソーター部43がスロット81の最深部まで到達すると、それと同時に、ソーター部43の背面に設けられたコネクタ(不図示)が、筐体31のバックボード70に配されたコネクタ75と嵌合し、ソーター部43とスタッカ装置30との電気的な接続が確保される。
フィラー部52,53についても、上記ソーター部43と同様、それぞれ筐体31のスロット82,83に位置合わせして、フィラー部52については筐体31内のガイドピン72a,72bに沿って、また、フィラー部53についてはガイドピン73a,73bに沿って各々、筐体の奥方向へスライドして収容する。フィラー部52,53がスロット82,83の最深部まで到達すると、フィラー部52,53それぞれの背面に設けられたコネクタ(不図示)が、筐体31のバックボード70に配されたコネクタ76,77と嵌合するので、フィラー部52,53とスタッカ装置30とが電気的に接続される。そして、収容後のソーター部とフィラー部に、後述するリフター部85が取付けられる。
図5は、図4に示す工程を経て、筐体に1台のソーター部と2台のフィラー部を収容してなるスタッカ装置の外観斜視図である。図5に示すように、筐体31内に収容されたソーター部43と2台のフィラー部52,53は、図中の矢印で示す書類等の搬送方向に対して互いに隣接した状態で縦続接続されている。その結果、ソーター部43とフィラー部52,53の上部側には、搬送ベルト101〜103、回転ローラ201〜203等からなる、書類等の搬送路が形成される。また、ソーター部43とフィラー部52,53の下部側には、エレベータ部91〜93で支持されたリフター部85により、分離された書類を載置する書類収納部が形成される。
図6は、ソーター部の要部断面構造を概略的に示している。図6に示すようにソーター部43は、上流側(図1等に示す例では、読取り装置20)より搬送されてくる書類500を分離・収納するための分離機構部601と、この分離機構部601で分類された書類を挟持して書類収納部に位置決め載置する書類挟持爪部(書類挟持機構部)602と、その書類を載置するためのリフター部85からなる書類収納部(載置機構部)603とを有している。
分離機構部601は、搬送されてきた書類500を自ソーター部のリフター部85に載置するか、あるいは、その書類500を下流側へ送るかの分離搬送を行う。この分離機構部601は、搬送されてきた書類を自ソーター部に載置するために、上流側端部を支点150として上下方向に揺動する揺動搬送ベルト101を有する。書類500を自ソーター部に載置する場合、揺動搬送ベルト101は下部揺動位置(図6において符号101bで示す)に揺動して、その書類が書類挟持機構部602側へ搬送されるようにする。
そのため、搬送ベルト101は、後述する渦巻歯板材105の渦巻歯間に書類が送り込まれるよう位置決めされている。また、書類を自ソーター部に載置しない場合には、搬送ベルト101は、書類を下流方向(図1等に示す例では、フィラー部51,52)へ搬送するための位置(上部揺動位置)に位置決めされる。このようにソーター部43は、搬送ベルト部(揺動搬送ベルト101)自体を揺動させ、さらに、搬送されてくる書類を書類挟持部で確実に挟持するので、書類の分離・搬送を確実に行うことができる。
図5、図6等に示す搬送ベルト101〜103は、不図示の駆動モータで回転駆動され、相互に同期して同一方向へ同じ速度で移動する。搬送ベルト101〜103で搬送される書類には、これらベルト上部に位置する回転ローラ201〜203の自重により、回転ローラの下部を通過する際に一定の押圧力が付与される。それによって、搬送過程で書類が浮き上がるのを防止している。
一方、書類挟持機構部602は、図4、図6等に示すように、全周に渡り書類挟持爪部を形成した渦巻歯板材105を回転可能に所定間隔で複数配置してなる。渦巻歯板材105の書類挟持爪部は、その渦巻歯の間に書類を挟持して、その書類をリフター部85上に反転載置する機能を有する。本実施の形態例では、ソーター部43には、書類幅に対応して所定間隔で複数(例えば、5枚)の渦巻歯板材105が配置されている。そして、搬送ベルト101が下側(下部揺動位置)に位置決めされているときには、書類が搬送ベルト101の上面から渦巻歯板材105の上部書類挟持爪部間に挿入され、この部位において挟持された状態となる。なお、書類搬送のためのローラの数や渦巻歯回転板の数は、上記の例に限るものではなく、搬送する書類等に応じた任意の数とすることができる。
渦巻歯板材105が図6中の矢印方向に回転すると、その回転とともに書類挟持爪部間に挟持された書類も回転し、その先端がストッパ(不図示)に当接するまで回転搬送される。そして、ストッパによって挟持回転が規制されるため、渦巻歯板材105の回転に従った挟持状態が解消され、書類は、先端そろえ状態でリフター部85に収納される。
なお、渦巻歯板材105の櫛歯の広がり状態は、処理する書類の最大厚さにより決まり、櫛歯の間隔が広いものを使用すれば、最大処理可能な書類の厚さを厚くすることができる。また、渦巻歯板材105の回転速度は、書類の先端がストッパに当接しても変形しない程度の速度であれば良好に処理することができ、毎分数百枚の高速処理も可能である。
渦巻歯板材105の櫛歯の最外側端部は、途中の部分に比しやや開いた形状に形成されており、書類に尖端部が当接した場合に確実に櫛歯間に挿入されるように構成されている。このため、多少反ったような書類であっても、あるいは綴り方が不十分な書類であっても、確実に櫛歯間に搬送して挟持させることができる。
渦巻歯板材105の回転量は、例えば、中心部近傍に配設されている櫛歯状スリット板のスリット105bの検出数をセンサ(不図示)で検出することにより制御する。実際には、書類が渦巻歯板材105の上部で挟持され、上下が反転されて、渦巻歯板材105の下面でストッパによって位置規制されて、徐々に挟持状態が解かれ、リフター部85上に載置される。
一方、書類収納部(載置機構部)603を構成するエレベータ部91には、不図示の上面センサとリミットセンサが設けられており、リフター部85に載置された書類の上面が上面センサ位置になるように昇降制御される。すなわち、上面センサがリフター部85に積載された書類の上面位置を検知し、その面がほぼ一定となるように一定量の書類が積載される毎にリフターを下げるように制御されている。そして、リフター部85が最下部に位置するとエレベータ部91はラッチして、その位置を保持する。
リフター部85は、例えば、積載される書類が自然に所定の位置に寄っていくように、その底部が所定の角度傾斜しており、書類がその傾斜に従って移動して、所望の位置に位置決め載置された状態となるように構成されている。また、リフター部85は、書類が載置されて下降したときに、必要に応じてリフターを一定時間毎に、あるいはリフターを降下させる時に振動等させることによって、書類をより確実に所望の位置に位置決め載置することも可能である。
図7は、本実施の形態例に係る書類処理装置の構成を示す概略ブロック図である。また、図8は、本実施の形態例に係る書類処理装置における書類の分類・積載の制御手順を示すフローチャートである。なお、ここでは、スタッカ装置30は、1台のソーター部35と1台のフィラー部36を組み合わせたスタッカユニットと、1台のソーター部37と2台のフィラー部38,39を組み合わせたスタッカユニットとを連結した構成をとる。
図7に示すように読取り装置20内に配された中央制御部22は、書類処理装置全体の制御を司るとともに、上述した各装置やユニットとの間で情報(制御信号)のやり取りをする。それにより中央制御部22は、図8のステップS1において、書類処理装置の構成(ソーター部やフィラー部の台数、配置等)を識別する。続くステップS2において、ホッパ装置10に処理すべき書類が積載され、所定の操作により処理開始が指示されると、中央制御部22は、ホッパからの書類の分離搬送を開始する。
ステップS3では、イメージリーダ21により、読取り装置20に順次搬送されてくる書類の読取り処理を開始する。次のステップS4で、中央制御部22は、上記ステップS3で読取った書類イメージより、必要な処理情報を切り出して解析する処理(読取りイメージ解析処理)を実行する。続くステップS5で、その解析結果より、搬送されてくる書類の種類等を判定し、どのソーター部において分類・積載するかを決定する。なお、この決定にあたっては、書類の種別のみならず、書類上の記載事項に従って分けてもよい。
ステップS6において、中央制御部22は、上記のステップS1で識別した装置構成、およびステップS5での判定結果に応じて、その書類の分離・収納先となるソーター部へ制御信号を送信する。なお、本実施の形態例に係る書類処理装置では、スタッカ装置30に書類が搬送されてくるまでに、その書類を収納するソーター部を決定する処理が終了する。つまり、スタッカ装置30に書類が搬送されてきた時点で、既にその書類の収納先(ソーター部)は決定していることになる。
ステップS7では、書類がスタッカ装置30の入口に搬送されてきたかどうかを判断する。なお、書類が搬送されてきたか否かを検知するための搬送センサは、図示はしないが、例えば、ソーター部35,37の入口近傍に設けられている。その他、搬送ベルトの上流側端部および下流側端部、ソーター部出口、エレベータ部等にもセンサが設けられており、これらのセンサでの検出結果に応じて、書類の搬送状況を把握可能に構成されている。
ステップS8において、ソーター部35(37)のコントローラ35a(37a)は、中央制御部22からの制御情報の送信タイミングと搬送ベルトの速度(搬送速度)とをもとに、ソーター部に搬送されてきた書類が自ソーター部に積載・収納すべき書類か否かを判断する。そして、その判断結果に応じて、図6に示す分離機構部601を作動させて、書類を振り分ける処理を行う。すなわち、搬送されてきた書類が自ソーター部に積載・収納すべき書類である場合には、そのソーター部の搬送ベルトを下部揺動位置(書類を搬送すると、渦巻歯板材105の渦巻歯の間に挿入され、挟持される位置)に位置決めする(図6参照)。なお、この位置決めは、不図示のステッピングモータ回転軸の回転によって行う。
ステップS9では、書類を渦巻歯板材105の渦巻歯の間に挿入し、その書類を挟持した状態で渦巻歯板材105を一定量回転させる。そして、挟持した書類を反転させて、書類がストッパに当接するまで、渦巻歯板材105の回転に従って挟持された状態で、その上下が反転されてリフター部85上に載置される。
ステップS10では、全ての書類の搬送が終了し、全ての書類のスタッカ装置30への載置が終了しているか否かの判断をする。全ての書類のスタッカ装置30における載置が終了している場合には、本分類処理を終了する。一方、全ての書類のスタッカ装置30への載置が終了していない場合には、処理を図8のステップS7に戻し、ソーター部のコントローラは、スタッカ装置30における分離・載置制御を続行する。なおこの間、連続的にホッパ装置10での書類の分離・搬送処理、読取り装置20での書類情報の読取り制御、読取り原稿の解析処理、書類搬送処理は、並行して連続的に行われている。
なお、搬送途中で書類搬送エラーが検出された場合(例えば、搬送速度から見て、規定した時間内に次の搬送位置まで書類が搬送されてこない場合や、搬送路上に書類がとどまっている場合等)には、ソーター部35(37)のコントローラ35a(37a)より中央制御部22へ、その旨の報知信号が送られる。その結果、例えば、全ての書類搬送を停止せずに、搬送エラーを検出したソーター部のみと、すぐ次にその個所を通過する後続書類のみを停止させ、それ以前に通過した書類と、後続書類であって、これより上流のソーター部で処理されるべき書類、および搬送エラーを検出してないソーター部で処理されるべき書類については停止させることなく、指定されたソーター部において正常に分類処理し、次に、搬送エラーが検出されたソーター部と同じソーター部が指定されるまで処理を継続する。
また、読取り装置20での読取りが不十分であった場合や、読み取るべきでない書類が混在していた場合にも、搬送不良として処理することができる。この場合、例えば、最終段のソーター部に対して連続して、読取り不良書類専用のスタッカを設けて、そこにその書類を格納してもよい。
以上説明したように、本実施の形態例によれば、処理する書類の大きさや種類等に応じて、スタッカ装置におけるソーター部とフィラー部の組合せを任意に変えることのできる構成とすることで、書類処理装置における書類の分離・積載位置の最適化が可能となり、作業効率の向上と同時に省処理スペース化も実現できる。また、変更後のソーター部とフィラー部の組合せは、中央制御部と各ユニット間の制御信号のやり取りで直ちに認識されるため、装置構成の変更に対応した書類の分離・積載を円滑かつ迅速に行うことができる。
さらに、業務内容の変化に応じて取り扱う書類が変わっても、それに対応したソーター部とフィラー部の組合せ構成の変更ができるため、多種多様な仕様の書類を高速に分類処理でき、処理時間の大幅な短縮化および高能率化が可能となる。
また、スタッカ装置においてソーター部とフィラー部を分離、移動可能な構成とすることで、書類処理装置のコスト低減が可能となる。また、ソーター部とフィラー部の各部において書類を確実に搬送し挟持する機構を備えることで、確実かつ容易な分離・載置ができる。
本発明に係る一実施の形態例に係る書類処理装置の全体構成を示す正面図である。 実施の形態例に係る書類処理装置のスタッカ装置の他の構成例を示す図である。 実施の形態例に係る書類処理装置のスタッカ装置のさらに他の構成例を示す図である。 実施の形態例に係る書類処理装置のスタッカ装置の組立て図である。 筐体にソーター部とフィラー部を収容してなるスタッカ装置の外観斜視図である。 ソーター部の要部断面構造を概略的に示す図である。 実施の形態例に係る書類処理装置の概略ブロック構成図である。 実施の形態例に係る書類処理装置における書類の分類・積載の制御手順を示すフローチャートである。 従来の書類処理装置の全体構成を示す外観図である。
符号の説明
10 ホッパ装置
20 読取り装置
21 イメージリーダ
22 中央制御部
30,30′,30″ スタッカ装置
35a,37a コントローラ
41,42,43 ソーター部
51,52,53 フィラー部
61,63 スタッカユニット
70 バックボード
71a,71b,72a,72b,73a,73b ガイドピン
75,76,77 コネクタ
81,82,83 スロット
85 リフター部
91〜93 エレベータ部
101〜103 搬送ベルト
105 渦巻歯板材
201〜203 回転ローラ
601 分離機構部
602 書類挟持機構部
603 載置機構部

Claims (3)

  1. 多種多様な書類を分類処理する書類処理装置であって、
    書類の分類種別を判別する手段と、
    前記判別結果に基づいて前記書類を振り分ける振分け手段と、
    前記判別結果に基づいて前記書類を下流側へ搬送する搬送手段と、
    前記振分け手段と前記搬送手段の組合せからなるユニットとを備え、
    前記組合せは分類処理する書類の種別に応じて変更することができ、前記ユニットには、少なくとも、前記振分け手段単独からなる第1のユニット、前記振分け手段と前記搬送手段各々1個を連結してなる第2のユニット、および前記振分け手段1個と複数の前記搬送手段を連結してなる第3のユニットが含まれることを特徴とする書類処理装置。
  2. 前記振分け手段は、書類を所定の搬送方向へ切り替える切替手段と、振り分けられた書類を挟持する挟持手段と、前記挟持手段から開放された書類を載置する載置手段とを有し、前記切替手段が搬送方向上流側の端部近傍を支点として上下方向に揺動することで、前記振分け手段側あるいは前記搬送手段側へ書類が搬送されることを特徴とする請求項記載の書類処理装置。
  3. 前記挟持手段は、円盤状板材の中心部近傍より渦巻状に一定の長さ延出する書類挟持爪部が所定間隔で全周に渡り形成された渦巻歯板材を書類の幅に対応して回転可能に複数配置されてなり、搬送されてくる書類を前記渦巻歯板材の上部書類挟持爪部間に挟持して回転させて前記載置手段に載置することを特徴とする請求項記載の書類処理装置。
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