JP4040870B2 - 操業支援システム、その方法、そのプログラムおよび処理プラント - Google Patents

操業支援システム、その方法、そのプログラムおよび処理プラント Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、原材料を所定の条件で処理して生産物を取得するための処理装置の処理を支援するための操業支援システム、その方法、そのプログラムおよび処理プラントに関する。
【0002】
【背景技術】
従来、例えば製油産業、コンクリート工業、セラミックス工業などの製造プラントや、発電所、変電所、水・ゴミ処理施設などの処理プラントにおいて、プラントの停止および始動の際には大きなエネルギを要するとともに、その間では安定した品質の製品が得られなくなるので、一般的に連続運転が実施されている。この連続運転では、例えば作業者の3勤交替制などによりプラントの運転制御および保守管理を実施している。そして、作業者は、安定した連続運転が得られるように、運転状態や保守管理した内容を次の時間帯の作業者に確実に伝える必要がある。このために、引継の際に打ち合わせをしたり、運転状態や保守管理した内容を書き留めた書類や伝票などの記録を用いて引継している。
【0003】
しかしながら、引継毎に打ち合わせをする場合、運転状態や保守管理した内容などの膨大な情報量を引き継ぐこととなり、打ち合わせに長時間を要する。さらに、引継内容に漏れが生じるおそれもある。また、書類や伝票などの記録を引き継ぐ場合には、作業者が記録を作成することとなる。このため、作業者毎に異なる記載内容となり、十分な内容の引継ができなくなるおそれがあるとともに、作業者間で同様の記載内容が重複する場合も生じ、効率よ引継のための記録が効率よく作成できないおそれもある。
【0004】
一方、近年の電子制御技術の向上や各種材料の品質向上などに伴って、プラントの運転を自動的に制御したり運転状態の集中管理が容易となっている。したがって、生産効率の向上のために、作業者の少人数化が進んでいる。このことにより、作業者がプラントの停止や始動などのプラントの運転に関する経験が少なくなくなり、例えば停止や始動、異常発生などの稀な事例に対して十分に対応できなくなるおそれがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、プラントの運転状態や保守管理した内容の漏れのない引継が煩雑で、効率よく引き継ぎできない。また、プラントの運転制御の自動化や少人数化により作業者の熟練度が次第に低下し、稀な事例に対して十分に対応できなくなるおそれがある。
【0006】
本発明は、このような点に鑑みて、引継が容易で、操業に対して十分に対応でき安定して操業できる操業支援システム、その方法、そのプログラムおよび処理プラントを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、処理プラントにおける処理装置に関する各種データを、ネットワークを介して取得するとともに、前記ネットワークを介して接続する端末コンピュータへ前記データを出力可能に複数記憶し、前記処理装置の操業を支援する操業支援システムであって、前記端末コンピュータから前記ネットワークを介して取得された、原材料を所定の条件で処理する処理装置の所定時間後の処理予定情報と、前記処理装置における数値情報を含む処理状況情報および前記処理装置の数値情報を含む保守管理状況情報のうちの少なくともいずれか一方、これら処理状況情報および保守管理状況情報が生じた時刻情報前記処理予定情報と前記処理状況情報前記保守管理状況情報の内容の属性を示す分類内容情報一体的に関連付けて複数記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶された複数の前記処理予定情報と前記処理状況情報前記保守管理状況情報を分類内容情報に基づいて同一属性毎に分類分けし、これら分類分けした同一属性の前記処理状況情報および前記保守管理状況情報が生じた時刻情報に基づいて、同一属性における前記処理状況情報および前記保守管理状況情報の発生頻度を演算するとともに、処理基準の数値情報に対する、処理状況および保守管理状況における数値情報の偏差を演算して得られた偏差が所定の偏差を超えるか否かを演算し、前記処理予定情報と前記処理状況情報および前記保守管理状況情報との照合により処理状況を評価し、前記ネットワークを介して接続する前記端末コンピュータからの前記処理状況情報および前記保守管理状況情報のうちの少なくともいずれか一方の開示要求を認識すると、前記同一属性における前記処理状況情報および前記保守管理状況情報の発生頻度の演算結果と、前記演算により得られた偏差が所定の偏差を超える前記数値情報を含む前記処理状況情報および前記保守管理状況情報と、前記処理予定情報と前記演算により得られた偏差が所定の偏差を超える前記数値情報を含む前記処理状況情報および前記保守管理状況情報との評価結果とを、前記ネットワークを介して接続する前記端末コンピュータへ表示可能に送信する制御手段と、を具備したことを特徴とした操業支援システムである。
【0008】
この発明では、端末コンピュータからネットワークを介して取得され、原材料を所定の条件で処理する処理装置の所定時間後の処理予定情報と、処理装置における数値情報を含む処理状況情報および処理装置の数値情報を含む保守管理状況情報のうちの少なくともいずれか一方と、処理状況情報および保守管理状況情報が生じた時刻情報と、処理予定情報と前記処理状況情報前記保守管理状況情報の内容の属性を示す分類内容情報とを一体的に関連付けて、1つの記録情報であるレコードとして記憶手段に複数記憶する。そして、制御手段により、記憶された複数の処理予定情報と処理状況情報と保守管理状況情報を分類内容情報に基づいて同一属性毎に分類分けし、これら分類分けした同一属性の処理状況情報および保守管理状況情報が生じた時刻情報に基づいて、同一属性における処理状況情報および保守管理状況情報の発生頻度を演算する。さらに、制御手段により、処理状況情報および保守管理状況情報に含まれる数値情報の偏差を演算するとともに、所定の偏差を超えるか否かを演算し、処理状況情報および保守管理状況情報と処理予定情報との照合により処理状況を評価する。そして、制御手段は、ネットワークを介して接続する端末コンピュータからの処理状況情報および保守管理状況情報のうちの少なくともいずれか一方の開示要求を認識すると、演算結果の発生頻度、所定の偏差を超える数値情報を含む処理状況情報および保守管理状況情報、処理予定情報と所定の偏差を超える数値情報を含む処理状況情報および保守管理状況情報との評価結果を、ネットワークを介して接続する端末コンピュータへ表示可能に送信する。
このことにより、処理装置を安定して良好に操業するための引継事項となる処理状況や保守管理状況がデータベース化され、各情報の取扱が容易となるとともに、これら処理状況や保守管理状況を利用して今後の処理状況や保守管理状況が容易に予測され、良好な操業が容易に得られる。
さらに、今後の処理状況および保守管理状況の予測がより安定して得られる。
また、所定時間後の処理予定情報により、スケジュール管理が容易にできる。また、処理が予定された時間で実施されたか否か、および従前に蓄積された処理予定情報との照合による処理内容の評価を実施するので、適宜進捗状況などを容易に確認することができる。このことにより、事前に設定入力された情報の進捗状態が容易に認識できるとともに、例えば、ウェッブブラウザで所属部署や関連部署もその情報を容易に認識でき、進捗状況に対応した操業も容易にできる。
そして、処理内容の良否判断とともに、プラント設備や運転操作基準書マニュアルの改善の是非などの判断も容易にできる。
また、マニュアルあるいは処理装置の操作・作業内容などの処理状況および保守管理状況のデータベースとしての機能のみならず、入力設定される情報の予測としても利用でき、離れた箇所からでも利用でき、操業支援システムが広く利用でき、利便性が向上する。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の操業支援システムを操業支援方法に展開したもので、処理プラントにおける原材料を所定の条件で処理する処理装置に関する各種データを、ネットワークを介して取得するとともに、前記ネットワークを介して接続する端末コンピュータへ前記データを出力可能に複数記憶し、前記処理装置の操業をコンピュータにより支援する操業支援方法であって、前記端末コンピュータから前記ネットワークを介して取得された、前記処理装置の所定時間後の処理予定情報と、前記処理装置における数値情報を含む処理状況情報および前記処理装置の数値情報を含む保守管理状況情報のうちの少なくともいずれか一方、これら処理状況情報および保守管理状況情報が生じた時刻情報前記処理予定情報と前記処理状況情報前記保守管理状況情報の内容の属性を示す分類内容情報一体的に関連付けて記憶手段に複数記憶する処理工程と、前記記憶手段に記憶された複数の前記処理予定情報と前記処理状況情報前記保守管理状況情報を分類内容情報に基づいて同一属性毎に分類分けする処理工程と、これら分類分けした同一属性の前記処理状況情報および前記保守管理状況情報が生じた時刻情報に基づいて、同一属性における前記処理状況情報および前記保守管理状況情報の発生頻度を演算するとともに、処理基準の数値情報に対する、処理状況および保守管理状況における数値情報の偏差を演算して得られた偏差が所定の偏差を超えるか否かを演算し、前記処理予定情報と前記処理状況情報および前記保守管理状況情報との照合により処理状況を評価する処理工程と、前記ネットワークを介して接続する前記端末コンピュータからの前記処理状況情報および前記保守管理状況情報のうちの少なくともいずれか一方の開示要求を認識すると、前記演算により得られた前記同一属性における前記処理状況情報および前記保守管理状況情報の発生頻度の演算結果と、前記演算により得られた偏差が所定の偏差を超える前記数値情報を含む前記処理状況情報および前記保守管理状況情報と、前記処理予定情報と前記演算により得られた偏差が所定の偏差を超える前記数値情報を含む処理状況情報および保守管理状況情報との評価結果とを、前記ネットワークを介して接続する前記端末コンピュータへ表示可能に送信する処理工程と、を具備したことを特徴とすることにより、請求項1に記載の発明と同様の作用効果を享受する。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項に記載の操業支援方法をコンピュータに実行させることを特徴とする操業支援プログラムである。
【0011】
この発明では、例えば汎用のコンピュータを利用してコンピュータにインストールすることにより請求項に記載の操業支援方法をコンピュータに実行させることができ、本発明の利用促進を大幅に図ることができる。
【0012】
なお、請求項に記載の発明において、コンピュータは、1つに限らず、例えば複数のコンピュータをネットワーク状に組み合わせた構成なども含む。
【0013】
請求項に記載の発明は、原材料を所定の条件で処理する処理装置と、請求項1に記載の操業支援システムと、を具備したことを特徴とした処理プラントである。
【0014】
この発明では、処理装置に、マニュアルあるいは処理装置の操作内容のデータベースとしての機能のみならず熟練度の低い作業者でも容易に作業を実施できるための請求項1に記載の操業支援システムを設ける。このことにより、良好な操業が得られ、安定した原材料の処理が良好に得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態を図面に基づいて説明する。なお、本実施の形態では、処理プラントとして製油プラントを用いて説明する。図1は、製油プラントの構成を示す模式図である。なお、処理プラントとしては、製油プラントに限らず、発電所や変電所、水・ゴミ処理などの処理施設、コンクリート工業やセラミックス工業などの製造施設などでも適用できる。
【0016】
〔製油プラントの構成〕
図1に示すように、製油プラント1は、処理装置としての製油装置2と、操業管理センタ3と、操業支援システムとしての情報処理システム4とを備えている。
(製油装置の構成)
製油装置2は、原材料としての原油を貯留する原油タンク5を備えている。原油は、タンカ6などの輸送手段から原油タンク5内に流入される。そして、原油タンク5には、原油を各種成分に分留する反応塔7が接続されている。そして、この反応塔7には、分留した各種分留物を貯留する分留物貯留タンク8が接続されている。
【0017】
さらに、分留物貯留タンク8には、分留物をさらに精製・あるいは合成するための処理塔9が接続されている。そして、処理塔9には、処理された処理物を貯留する処理物貯留タンク10が接続されている。
【0018】
また、製油装置2には、添加剤を貯留する添加剤貯留タンク11が設けられている。さらに、製油装置2には、製品タンク12が設けられている。この製品タンク12は、分留貯留タンク8に貯留された分留物や処理物貯留タンク10に貯留された処理物、添加剤貯留タンク11に貯留された添加物が、単独あるいは適宜混合された混合物を生産物としての製品として貯留する。そして、製品タンク12内の製品は、タンカ6やタンクローリ車13などの輸送手段にて各利用施設に搬送される。
【0019】
(操業管理センタの構成)
操業管理センタ3は、製油装置2の運転を制御するものである。この操業管理センタ3は、高度監視システム21と、異常措置ガイダンス手段22と、図示しない入力手段としての入力設定手段と、表示手段23と、運転制御手段24とを備えている。
【0020】
高度監視システム21は、製油装置2の各部位に設けられた図示しない各種センサからの検出した信号に基づいて製油装置2の運転状態を監視する。この高度監視システム21は、読み取った製油装置2の運転状態の内容およびその監視状態を出力する。
【0021】
異常措置ガイダンス手段22は、例えば高度監視システム21で監視する製油装置2の運転状態に異常が発生したか否かを認識する。そして、異常が発生したことを認識することにより、異常に対応して措置するためのガイダンスを図示しないスピーカなどの発音手段からガイダンスさせる。
【0022】
入力設定手段は、各種スイッチなどを有し、作業者が各種スイッチの入力操作にて製油装置2の運転状態を制御・監視するための運転条件や監視条件などの処理状況を設定入力するためのものである。
【0023】
表示手段23は、例えば操業管理状態や異常発生箇所、異常状態などを画面表示するためのものである。
【0024】
運転制御手段24は、製油装置2の運転状態を制御・監視するものである。そして、運転制御手段24は、原油性状把握手段25と、流出入量推定手段26と、製品性状推定手段27と、安定化制御手段28と、運転自動化手段29と、リアルタイム制御手段30とを備えている。
【0025】
原油性状把握手段25は、原油タンク5に流入される原油の性状を各種センサなどからの検出した信号に基づいて認識し、その認識した原油の性状を適宜出力する。
【0026】
流出入量推定手段26は、原油タンク5、反応塔7、分留物貯留タンク8、処理塔9、処理物貯留タンク10、添加剤貯留タンク11および製品タンク12における原油や分留物、処理物、添加剤、製品の流出入量の検出および予測流出入量の演算を実行する。
【0027】
製品性状推定手段27は、得られた製品の性状を各種センサなどからの検出した信号に基づいて認識し、この認識した製品の性状を適宜出力する。
【0028】
安定化制御手段28は、例えば反応塔7における分留処理や処理塔9における処理を安定して進行させるためのものである。例えば、各種センサを用いて触媒量や温度、流量などを検出し、安定した性状の分留物や処理物が安定して得られるように制御する。
【0029】
運転自動化手段29は、例えば安定化制御手段28による安定した反応塔7における分留処理や処理塔9における処理を自動的に制御するためのものである。すなわち、適切な触媒量や温度、流量などを演算して安定化制御手段28にフィードバックさせ、安定化制御手段28にて製油装置2の安定した運転を制御させる。
【0030】
リアルタイム制御手段30は、例えば安定化制御手段28による安定した反応塔における分留処理や処理塔における処理を実行させるために、運転自動化手段29にて自動的に制御するための運転条件が、時間差なく原油の処理にフィードバックさせるためのものである。
【0031】
(情報処理システムの構成)
情報処理システム4は、操業支援装置としての情報処理装置31と、例えばネットワークを構成するサーバ32とを備えている。このネットワークは、例えばTCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)などの汎用のプロトコルに基づくインターネットやイントラネットなどとして構成される。そして、情報処理装置31は、ネットワークを介して操業管理センタ3や技術センタ33、各種外部サーバに接続されている。
【0032】
外部サーバとして具体的には、作業者や管理者などの図示しない端末コンピュータと情報を送受可能に接続するPCネットワークを構成する外部サーバ34、情報の収集や制御をする図示しない分散制御装置(Distributed Control System:DCS)がネットワークで構成されたDCSネットワークを構成する外部サーバ35、工業上の諸過程を遠方で監視するために使用される図示しない専用テレビジョンである産業用テレビジョン(industrial television:ITV)がネットワークを構成して接続されたITVネットワークを構成する外部サーバ36、例えば会議などに利用するために図示しない携帯テレビがネットワークを構成して接続された携帯TV会議ネットワークを構成する外部サーバ37、製油装置2で製造した製品を販売する販売店でネットワークが構築され各販売店の情報を処理・蓄積する外部サーバ38、各工場の製油装置2でネットワークが構築され各製造装置2の操業に関する情報を処理・蓄積する外部サーバ39、他の製油会社とによりネットワークが構築され各製油会社の情報や会合情報などを処理・蓄積する外部サーバ40などである。
【0033】
なお、情報処理装置31とサーバ32との接続、サーバ32と操業管理センタ3や技術センタ33、各種外部サーバ34〜40との接続は、ネットワークを介した接続に限らず、有線や無線などにより接続することもできる。
【0034】
そして、情報処理装置31は、情報を適宜処理して集積するとともに、集積した情報を適宜処理して出力する。この情報処理装置31は、記憶手段としてのナレッジバンク41と、情報処理手段42とを備えている。
【0035】
ナレッジバンク41は、製油装置2の操業に関する各種データを読み出し可能に記憶する。このナレッジバンク41は、第2の記憶手段としての運転基準データベース43と、第1の記憶手段としてのP&I(Piping And Instrument diagram(配管・計装図))/設備図書データベース44と、安全フォーラムデータベース45とを備えている。
【0036】
運転基準データベース43は、製油装置2の操業に関する情報であって製油装置2の処理状況や保守管理状況を蓄積する。この運転基準データベース43は、例えば製油装置2の処理における作業内容に関する情報である処理状況、あるいは、保守管理により生じた実際の作業内容に関する情報である保守管理状況をそれぞれ1つの独立した記録情報であるレコードとして記録したテーブル構造のデータベースとして構成される。なお、処理状況としては、例えば実際の高度監視システム21で得られた各種センサにて検出した測定結果である温度、反応時間、流量、原油性状、製品性状、触媒量などの製油装置2の運転状態などの実測値である。また、保守管理状況としては、例えば製油装置2の調整や改造・補修、部品交換、潤滑油の補充などである。
【0037】
なお、これら処理状況および保守管理状況である操業に関する情報は、例えば作業者が引き継ぎや自己管理、操業進捗管理などのために入力操作による設定入力にて記録される後述の電子引継簿を構成する情報の一部である。ここで、作業者としては、例えば操業管理センタ3の作業者、すなわち運転に携わるオペレータや、製油装置2の保守管理に携わる工務者、あるいは品質管理に携わる品質管理者、各部署を統括する統括管理者などである。
【0038】
P&I/設備図書データベース44は、製油装置2を操業するための基準操作方法や基準保守管理方法である設備に関する情報を蓄積する。このP&I/設備図書データベース44は、例えば、製油装置2の構造や性状、図面、使用している部品などの基準保守管理方法である設備の情報や、各製油装置2毎、および、製油装置2を構成する原油タンク5、反応塔7、処理塔9などの各構成部位毎にそれぞれ運転操作するための操作方法や目標値など操業に関する情報としての基準操作方法である基準書マニュアルに関する情報を1つの記録情報であるレコードとして記録したテーブル構造のデータベースとして構成されている。
【0039】
設備情報としては、製油装置2全体の性能や特性、設備の特性や入手経路などの情報の他、CAD(Computer-Aided Design)データやイメージ画像データなどが1つの記録情報であるレコードとして蓄積されたり、基本書マニュアルや目標値と組み合わせて1つの記録情報であるレコードとして蓄積される。これらの情報も上述の作業内容の情報と同様に、作業者の設定入力により蓄積される。
【0040】
安全フォーラムデータベース45は、製油装置2の操業に関した安全基準や異常に対する対処方法、安全フォーラムにおける議事録などを蓄積する。この安全フォーラムデータベース45は、安全基準の項目、異常対処方法の項目あるいは議事録の文書などの製油装置2の安全運転のための情報を1つの記録情報であるレコードとして記録したテーブル構造を有している。
【0041】
具体的には、ヒヤリハットとなる内容である件名、このヒヤリハットが発見された日付、ヒヤリハットを発見した作業グループ名、ヒヤリハットに対し対策を講じて解決した日付などの情報が1つの記録情報であるレコードとして通し番号が付されて複数蓄積するテーブル構造となっている。なお、製油装置2の安全運転のための情報は、上述したように、作業者の設定入力により蓄積される。ここで、ヒヤリハットは、例えば作業の実施の際に作業者が危険を感じた事項のほか、このままでは危険な作業となるであろう作業前の事項も含む。
【0042】
情報処理手段42には、ネットワークを介して送信される情報を処理する。この情報処理手段42は、図示しない計時手段や各種演算手段、検索手段である検索エンジンを有し、上述した各データベース43〜45が接続され、取得した情報を適宜処理して各データベース43〜45に蓄積させ、また蓄積されたデータを適宜読み出して処理する。すなわち、情報処理手段42は、ネットワークを介して送信される情報を後述する電子引継簿として有機的に関連付けする処理をして各データベースに蓄積させる。例えば、情報処理手段42は、操業管理センタ3からの情報、技術センタ33からの情報、外部サーバ34〜40からの情報に基づいて、電子引継簿を作成する。
【0043】
各情報としては、例えばPCネットワークからの設定入力すなわちPCネットワークを構成する外部サーバ34に接続された端末コンピュータにより後述する所定のフォームに入力操作で設定入力された情報や、DCSネットワークからの入力すなわちDCSで収集した情報、技術センタ33で検討された操業プロセス検討情報33a、製油装置2で用いる触媒の開発情報33b、原油の品質検討情報33c、情報処理システム4の情報処理あるいは操業管理センタ3の運転制御手段24による運転制御のシステムのためのシステム開発情報33d、作業者の技術研修情報33e、設備検査評価情報33fなどである。
【0044】
すなわち、電子引継簿を構成する上述した運転基準データベース43の作業内容のデータ、P&I/設備図書データベース44の基準となる製油装置2の設備や運転目標値に関するデータ、安全フォーラムデータベース45の製油装置2の安全操業のためのデータにて、各種情報に処理する。具体的には、図1に示すように、作業者が製油装置2の運転に利用する技術資料情報42a、作業者のランセンサ情報42b、製油装置2の事故故障分析情報42c、製油装置2の設備の交換時期などを予測するための予測的設備管理情報42d、各種要領書類情報42e、他社情報42fなどに処理する。
【0045】
また、情報処理システム4は、例えばサーバ32に接続された端末コンピュータ51や操業管理センタ3、技術センタ33、各種外部サーバ34〜40からの要求に対し、検索手段により要求する検索事項に対応する情報を、蓄積する情報から検索して出力させる処理をする。
【0046】
(電子引継簿の構成)
ここで、電子引継簿の構成について図面を参照して説明する。電子引継簿は、上述したように、ネットワークを介して取得した情報により構成され、例えば交替勤務のように互いに引き継いで行く業務において、操業が順調に継続するために作業内容の事項が確実に引き継がれる形態で構成されている。すなわち、電子引継簿の入力事項としては、例えば以下に示す項目(情報)などがある。これらの項目が適宜ナレッジバンク41の各データベース43〜45に蓄積され、情報処理手段42にて有機的に関連付けされて適宜電子引継簿として出力される。
【0047】
(1)業務の発生時刻および担当者
(2)現在の運転状況
(3)補修や改造などの工事である保守点検の予定、進捗状況、結果内容
(不具合・補修内容)
(4)前の勤務帯より引き継ぎ作業が完了した事項
(5)前の勤務帯より引き継いで作業が継続中の事項
a)継続事項の目的
b)進捗状況
c)方法・手段
d)懸念事項
e)次の操作や仕事の予定時刻
(6)新たに発生した業務の事項
a)業務の目的
b)進捗状況
c)方法・手段
d)次の操作や仕事の予定時刻
(7)警報の発報状態とその対応
(8)シーケンスのバイパスや計装関係のマニュアル運転状況
(9)他の部署に連絡する事項の完了・未了の状況
a)他の部署への連絡事項
b)他の部署への依頼事項
c)他の部署からの依頼事項
d)他の部署からの確認事項
e)他の部署からの依頼業務の内容と依頼者および進捗状況
(10)部署内の通達・連絡事項の有無
(11)その他の各部署のオプション事項
【0048】
そして、電子引継簿は、具体的には、例えば図2のウエッブブラウザ(Web browser)による表示画面で示される情報を設定入力するための入力メニューウィンド61に基づいて設定入力される。なお、ウエッブブラウザから設定入力する場合に限らず、例えば端末コンピュータが接続するデータベースに蓄積し、このデータベースから情報を収集するなど、データベースとの組み合わせの構成から設定入力するなどしてもできる。
【0049】
この入力メニューウィンド61には、データ入力、データ編集、データ出力、データ管理などの複数の頁(ウィンド)が切替可能に対応する複数のタグ61a,61b,61c,61dを備えている。そして、電子引継簿は、図2に示すデータ入力のタグウィンド62の表示に従った設定入力により作成される。
【0050】
具体的には、データ入力のタグウィンド62には、設定入力する日付のテキストボックス62aと、作業者が作業する勤務時間帯の種別、例えば三勤交代制の場合に1直、2直および3直のうちのいずれかを選択して設定入力する勤務帯リストボックス62bと、運転や保守管理の対象となるいずれかの製油装置2を選択して設定入力する装置リストボックス62cとを有している。また、データ入力のタグウィンド62には、それぞれ入力する内容で分類された複数のウィンドにリンクするための対応する複数のコマンドボタン62d,62e,62fが設けられている。
【0051】
さらに、入力メニューウィンド61には、データ(情報)を検索するためのウィンドにハイパーリンクするためのコマンドボタン61eと、この入力メニューウィンド61を閉じるためのコマンドボタン61fと、本情報処理システムによる情報処理を終了させるためのコマンドボタン61gとが設けられている。
【0052】
そして、データ入力のタグウィンド62のコマンドボタン62dの操作により、図3に示す処理状況としての運転状態に関する情報を設定入力するための基本運転データ入力ウィンド63にリンクされる。この基本運転データ入力ウィンド63は、図3のウエッブブラウザ(Web browser)による表示画面で示される構成となっている。
【0053】
すなわち、基本運転データ入力ウィンド63には、上述した図2に示すタグウィンド62で入力した日付および勤務時間帯が表示されるテキストボックス63a,63bが設けられている。すなわち、これらテキストボックス63a,63bは、図2に示すタグウィンド62のテキストボックス62a,62bにリンクされている。
【0054】
また、基本運転データ入力ウィンド63には、作業者や関連する担当者、例えば直長、補佐、現場担当、工事担当、ボードマンを設定入力するリストボックス63cが設けられている。さらに、基本運転データ入力ウィンド63には、図2に示すタグウィンド62でテキストボックス62cに設定入力した対応する製油装置2の運転状態、例えば原材料の原油の種類、原料タンクの番号、貯留量、分留物の種類、生産量、性状(例えば動粘度など)などの数値情報を含む処理状況である運転状態を設定入力する複数のテキストボックス63dが設けられている。
【0055】
さらに、基本運転データ入力ウィンド63には、電子引継簿としての通し番号が上記タグウィンド62の設定入力により自動的に設定されるテキストボックス63eが設けられている。また、基本運転データ入力ウィンド63には、選択したデータを削除するためのコマンドボタン63f、および、基本運転データ入力ウィンド63の画面を閉じるためのコマンドボタン63gが設けられている。
【0056】
そして、基本運転データ入力ウィンド63の設定入力により、所定の電子引継簿として通し番号が付されて1つの記録情報であるレコードとして運転基準データベース43に蓄積される。なお、この基本運転データ入力ウィンド63は、データ入力のタグウィンド62の製油装置2を選択して設定入力する装置リストボックス62cの数、すなわち複数の製油装置2毎に設けられ、それぞれが1つの記録情報であるレコードとして運転基準データベース43に蓄積させる。
【0057】
また、データ入力のタグウィンド62のコマンドボタン62fの操作により、図4に示す処理状況である運転のための操作内容に関する情報を設定入力するための運転内容データ入力ウィンド64にリンクされる。この運転内容データ入力ウィンド64は、図4のウエッブブラウザ(Web browser)による表示画面で示される構成となっている。
【0058】
すなわち、運転内容データ入力ウィンド64には、上述した図2に示すタグウィンド62のテキストボックス62aおよびリストボックス62bにリンクし入力された日付および勤務時間帯が表示されるテキストボックス64a,64bがそれぞれ設けられている。また、運転内容データ入力ウィンド64には、引継内容にかかわる製油装置2の構成部位を設定するリストボックス64cと、引継内容が発生した時刻情報となる時刻を設定入力するテキストボックス64dと、引継内容の作業の内容の属性を示す分類内容情報となる進捗状況を設定入力するリストボックス64eとが設けられている。進捗状況は、例えば作業完了した旨の「■実施済」、作業未了である旨の「□実施未」、作業継続である旨の「△実施継続」の3つの記号により表示される。
【0059】
また、運転内容データ入力ウィンド64には、引継内容である作業内容を設定入力するテキストボックス64fと、作業内容に関するメモ書きなど引継事項として添付する画像データの画像ファイル名を設定入力するテキストボックス64gとが設けられている。
【0060】
さらに、運転内容データ入力ウィンド64には、引継事項である作業内容の種類すなわち内容の属性を示す分類内容情報を設定入力する複数のチェックボックス64hが設けられている。例えば、設定入力した内容が、既に行ったもしくは行う予定の操作内容でありその操作手順の変更の禁止を促す引継事項である「禁止事項」、操業において社内・社外を問わず過去に発生した重大な災害に対しその歯止めを明確にした管理項目に該当し既に行ったもしくは行う予定の操作内容でありその操作を行う上での歯止め・危機管理の明確化を促す引継事項である「重災項目」、経験の少ないもしくは経験のない作業内容いわゆる非定常業務的な内容である旨の引継事項である「非定常」、懸案事項である旨の引継事項である「懸案事項」、情報処理システム4の情報処理あるいは操業管理センタ3の運転制御手段24による運転制御のシステムの改訂に関する内容である旨の引継事項である「OS改訂」、製油装置2の設備の改訂に関する内容である旨の引継事項である「P&I改訂」、設定入力された事項が引継事項である旨の「引継簿」、作業内容の特性にかかわる引継事項である旨の「パフォ」、作業内容が保全内容である旨の引継事項である「カルテ」、ヒヤリハットに関する引継事項である旨の「ヒヤリ」、特定の補修が必要な不具合である旨の引継事項である「SDM補修」、日常の補修内容である旨の引継事項である「日常補修」、危機管理に関する内容である旨の引継事項である「危機管理」、自主保全(保全部門に頼らず運転部門にて対応する引継事項である旨の「自主保全」、委託した業務に関する内容である旨の引継事項である「IP業務」である。ここで、ヒヤリハットに関する情報とは、例えば作業の実施の際に作業者が危険を感じた事項およびその対応などのノウハウ的な情報である。
【0061】
また、運転内容データ入力ウィンド64には、設定入力した内容が、各部署における重要度や引用・参考性が高いか否かを設定入力する内容の属性を示す分類内容情報となるチェックボックス64iが設けられている。例えば、勤務時間帯の作業者を統括する担当者がチェックする直長ピックアップ、運転管理に関する作業者がチェックする運管ピックアップ、設備管理に関する作業者がチェックする設管ピックアップがある。そして、このチェックにより、この設定入力された情報がしおり状、すなわちブックマークを付け、一覧表示やレポート作成の際の利用などが容易にできるようになっている。
【0062】
さらに、運転内容データ入力ウィンド64には、選択したデータを削除するためのコマンドボタン64j、この運転内容データ入力ウィンド64を閉じるためのコマンドボタン64k、および、添付する画像データを表示させるためのコマンドボタン64lが設けられている。
【0063】
そして、運転内容データ入力ウィンド64は、これら設定入力された情報がそれぞれ1つの独立した記録情報であるレコードとして運転基準データベース4に蓄積される。なお、この運転内容データ入力ウィンド64は、データ入力のタグウィンド62の製油装置2を選択して設定入力する装置リストボックス62cの数、すなわち複数の製油装置2毎に設けられ、それぞれが1つの独立した記録情報であるレコードとして運転基準データベース43に蓄積させる。
【0064】
さらに、データ入力のタグウィンド62のコマンドボタン62eの操作により、図5に示す保守点検状況である保守点検の作業内容に関する情報を設定入力するための工事内容データ入力ウィンド65にリンクされる。この工事内容データ入力ウィンド65は、図5のウエッブブラウザ(Web browser)による表示画面で示される構成となっている。
【0065】
すなわち、工事内容データ入力ウィンド65には、上述した図2に示すタグウィンド62のテキストボックス62aおよびリストボックス62b,62cにリンクし入力された時刻情報となる日付、勤務時間帯および対象となる製油装置2が表示されるテキストボックス65aおよびリストボックス65b,65cがそれぞれ設けられている。また、工事内容データ入力ウィンド65には、引継内容である作業内容を設定入力するテキストボックス65dと、引継内容である改修内容を設定するテキストボックス65eと、引継内容の作業の進捗状況を上述した記号により設定入力するリストボックス65fと、作業内容に関するメモ書きなど引継事項として添付する画像データの画像ファイル名を設定入力するテキストボックス65gとが設けられている。
【0066】
さらに、工事内容データ入力ウィンド65には、引継事項である作業内容の種類を設定入力する上述したものと同様の内容の属性を示す分類内容情報となるチェックボックス65hと、設定入力した内容が、各部署における重要度や引用・参考性が高いか否かを設定入力、例えば勤務時間帯の作業者を統括する担当者がチェックする内容の属性を示す分類内容情報となる直長ピックアップのチェックボックス65iとが設けられている。また、工事内容データ入力ウィンド65には、上記ウィンド64と同様に、選択したデータを削除するためのコマンドボタン65j、工事内容データ入力ウィンド65を閉じるためのコマンドボタン65k、および、添付する画像データを表示させるためのコマンドボタン65lが設けられている。
【0067】
そして、工事内容データ入力ウィンド65は、これら設定入力された情報がぞぞれ1つの独立した記録情報であるレコードとして運転基準データベース43に蓄積される。なお、この工事内容データ入力ウィンド65は、本情報処理システム4に接続して入力メニューウィンド61を開く際に設定入力する本人である接続作業者の所属部署毎に設けられ、それぞれが1つの独立した記録情報であるレコードとして運転基準データベース43に蓄積させる。
【0068】
このようにして、各引継内容が設定入力されることにより、電子引継簿が作成される。この電子引継簿は、情報処理手段42の処理により、例えば図6のウエッブブラウザ(Web browser)による表示画面で示される運転支援メニューウィンド71として表示される。
【0069】
この運転支援メニューウィンド71には、電子引継簿を構成する別のウィンドを呼び出すためのウィンドを設定する画面設定ボックス71aが設けられている。この画面設定ボックス71aは、表示される所望のウィンドを選択すれば所望のウィンドが表示されるリストボックスにて構成されている。さらに、運転支援メニューウィンド71には、検索する語句を設定入力するためのテキストボックス71bと、テキストボックス71bに設定入力した語句で検索を実行させるコマンドボタン71cとが設けられている。
【0070】
また、運転支援メニューウィンド71には、全製油装置2の最近の処理状況や保守管理状況などの特記事項の要約を表示する特記事項開示ボックス71dが設けられている。この特記事項開示ボックス71dには、例えば図7に示すように、例えば最近3日間の運転状態や運転操作状態などの各製油装置2の運転状態や運転操作状態などの処理状況および保守点検状況などの特記事項の要約が表示される。また、電子引継簿を構成する他の引継事項のウィンドにリンクするためのコマンドボタン71d1が設けられている。すなわち、これらコマンドボタン71d1の操作により、その要約内容に関連する事項が記載されたウィンドにリンクする。
【0071】
さらに、運転支援メニューウィンド71には、画面設定ボックス71aのリスト項目と同一で所望のウィンドを表示させるためのハイパーリンク71e〜71oが複数設けられている。
【0072】
画面設定ボックス71aのリスト項目およびハイパーリンク7eの操作により、電子引継簿を構成する例えば図8および図9に示す期間条件ウィンド72が表示される。この期間条件ウィンド72は、図8に示す製油装置2の処理状況である運転内容が所定の期間の情報で一覧表示された領域72aと、図9に示す保守管理状況である工事内容が所定の期間の情報で一覧表示された領域72bとを有している。なお、図8中の72cは、ペンをモチーフとしたカーソルである。
【0073】
具体的には、運転支援メニューウィンド71の最近の特記事項開示ボックス71dにリンクされて表示される所定期間での運転状態や保守管理状況の要約情報72a1,72b1や、各製油装置2全体および各製油装置2を構成する反応塔7や処理塔などの各部位での所定期間での作業内容の情報72a2、各製油装置2の保守点検により改修した状況などの所定期間での改修情報72b2などが表示される。要約情報72a1,72b1には、日付、勤務帯、運転状況などが記載される。作業内容の情報72a2には、日付、勤務帯、作業内容、作業時間などが表示される。改修情報72b2には、日付、勤務帯、設備の状態、改修内容などが表示される。
【0074】
さらに、作業内容の情報72a2および改修情報72b2には、その進捗状況を各種記号により表示する進捗状況表示記号72dが表示されている。この進捗状況表示記号72dは、上述した作業完了した旨の「■実施済」、作業未了である旨の「□実施未」、作業継続である旨の「△実施継続」の3つの記号が用いられる。
【0075】
すなわち、期間条件ウィンド72は、上述した入力メニューウィンド61から設定入力されて記憶された複数の各情報が、設定された所定期間において、運転内容と工事内容とのまとまり、および製油装置2毎にまとめられて一覧表示される。なお、期間条件ウィンド72には、図示しないが、上記運転内容の領域72aおよび工事内容の領域72bには、それぞれの情報を表としての表示形態に切り替えるための表示切替コマンドボタンがそれぞれ設けられている。
【0076】
さらに、画面設定ボックス71aのリスト項目およびハイパーリンク7fの操作により、電子引継簿を構成する例えば図10に示す日付条件ウィンド73が表示される。この日付条件ウィンド73は、図10に示す製油装置2の処理状況である運転内容が所定の日付の情報で一覧表示された領域73aと、図9に示す期間条件ウィンド72の領域72bと同様に、保守管理状況である工事内容が所定の日付の情報で一覧表示された図示しない領域とを有している。
【0077】
具体的には、期間条件ウィンド72と同様に、運転支援メニューウィンド71の最近の特記事項開示ボックス71dにリンクされて表示される所定日付での運転状態や保守管理状況の要約情報73a1や、各製油装置2全体および各製油装置2を構成する反応塔7や処理塔などの各部位での所定日付での作業内容の情報73a2、各製油装置2の保守点検により改修した状況などの所定日付での図示しない改修情報などが表示される。さらに、期間条件ウィンド72と同様に、進捗状況表示記号72dが表示されている。
【0078】
このように、日付条件ウィンド73は、期間条件ウィンド72と同様に、上述した入力メニューウィンド61から設定入力されて記憶された複数の各情報が、設定された所定日付において、運転内容と工事内容とのまとまり、および製油装置2毎にまとめられて一覧表示される。なお、この日付条件ウィンド73にも、図示しない表示切替コマンドボタンが設けられている。
【0079】
また、画面設定ボックス71aのリスト項目およびハイパーリンク7gの操作により、電子引継簿を構成する例えば図11に示すツールボックスミーティング(以下、TBM(Tool Box Meeting)という。)ウィンド74が表示される。このTBMウィンド74は、各製油装置2を選択して設定するリストボックスの構成の装置設定入力ボックス74aおよび製油装置2を選択するコマンドボタン74bなどが設けられている。また、日付および勤務時間帯の情報が表示される。この表示される日付および勤務時間帯の情報は、例えば本情報処理システム4に接続して運転支援メニューウィンド71を開く際に設定入力する接続作業者の所属部署やパスワードなどに基づいて、接続する日付とその接続作業者と同一の勤務時間帯や部署とに関連する情報が設定されて表示される。
【0080】
そして、各製油装置2のTBMウィンド74には、上記設定された日付および作業時間帯において、上述した期間条件ウィンド72および日付条件ウィンド73と同様に、装置設定入力ボックス74aで設定した製油装置2の処理状況である運転内容が一覧表示される領域74cと、保守管理状況である工事内容が一覧表示される領域74dとを有している。
【0081】
具体的には、装置設定入力ボックス74aに設定された製油装置2、設定された日付および勤務時間帯の条件であって、運転支援メニューウィンド71の最近の特記事項開示ボックス71dにリンクされて表示される運転状態や保守管理状態の要約情報74c1,74d1や、各製油装置2全体および各製油装置2を構成する反応塔7や処理塔などの各部位での作業内容の情報74c2、保守管理による改修した状況などの改修情報74d2が表示される。また、運転内容の領域74cおよび工事内容の領域74dには、それぞれの情報を表としての表示形態に切り替えるための表示切替コマンドボタン74eがそれぞれ設けられている。
【0082】
そして、作業内容の情報74c2および改修情報74d2には、運転操作した内容の情報、その時間、進捗状況表示記号、および、この情報の種別の情報が表示される。情報の種別としては、例えば、上述したように、引継事項である旨の「引継簿」、運転全体の各部署への引継事項である旨の「運転統括」、自主保全(保全部門に頼らず運転部門にて対応する引継事項である旨の「自主保全」、既に行ったもしくは行う予定の操作内容でありその操作手順の変更の禁止を促す引継事項である「禁止」、操作内容に関して作業の応援を要請する旨の引継事項である「応援要」、作業内容がノウハウ的要素である旨の引継事項である「KY」、作業内容が機器の運転経歴・操作経歴に関する内容である旨の引継事項である「カルテ」などである。
【0083】
さらに、TBMウィンド74には、関連するヒヤリハットを検索するためのコマンドボタン74fが設けられている。このコマンドボタン74fの操作により、電子引継簿を構成する例えば図12に示すヒヤリ一覧ウィンド75が表示される。
【0084】
このヒヤリ一覧ウィンド75は、安全フォーラムデータベース45に蓄積された複数のヒヤリハットに関する情報を一覧表示する。具体的には、図12に示すように、ヒヤリハットとなる内容である件名、このヒヤリハットが発見された日付、ヒヤリハットを発見した作業グループ名、ヒヤリハットに対し対策を講じて解決した日付、通し番号であるフォローシートID番号などである。
【0085】
また、このヒヤリ一覧ウィンド75には、一覧表示された情報量が多すぎる場合に、さらに条件を加えて一覧表示される情報量を少なくさせる絞込検索をする絞込検索機能75aが設けられている。この絞込検索機能75aには、図12に示すように、引継内容を検索する期間を入力するために日付を設定入力するテキストボックス75a1が設けられている。また、絞込検索機能75aには、引継事項を設定入力する際に、基本運転データ入力ウィンド63、運転内容データ入力ウィンド64および工事内容データ入力ウィンド65の作業内容の種類を設定入力するチェックボックスでチェックした項目で検索する条件を設定する複数のチェックボックス75a2が設けられている。これらチェックボックスにより設定される条件としては、例えば「懸案事項」、「ヒヤリ」、「特定補修候補」、「日常補修候補」、「規程類改訂候補」である。
【0086】
さらに、絞込検索機能75aには、キーワードにて検索するためのキーワードを設定入力するテキストボックス75a3と、キーワード検索する条件を設定、例えばかつ/または(AND/OR)のラジオボタン75a4とが設けられている。そして、絞込検索機能75aには、検索対象となる範囲、すなわち製油装置2の種類などを設定入力するためのリストボックス75a5と、設定した条件で検索を実行させて情報を一覧表示させるためのコマンドボタン75a6とが設けられている。
【0087】
また、画面設定ボックス71aのリスト項目およびハイパーリンク7hの操作により、電子引継簿を構成する例えば図13に示す一覧検索ウィンド76が表示される。この一覧検索ウィンド76には、引継内容を検索する期間を入力するために日付を設定入力するテキストボックス76aが設けられている。また、一覧検索ウィンド76には、ブックマークが付けられた情報を一覧表示させるための検索する条件を設定する複数のラジオボタン76bが設けられている。これらラジオボタン76bにより設定される条件としては、例えば上述した「直長ピックアップ」、「運管ピックアップ」、「設管ピックアップ」である。さらに、一覧検索ウィンド76には、検索対象となる範囲、すなわち製油装置2の種類などを設定入力するためのリストボックス76cが設けられている。そして、この一覧検索ウィンド76には、設定した条件で検索を実行させて情報を一覧表示させるためのコマンドボタン76dが設けられている。
【0088】
そして、この一覧検索ウィンド76により、例えば図14および図15に示すような情報一覧ウィンド77が表示される。すなわち、画面設定ボックス71aのリスト項目およびハイパーリンク7hの操作により、例えばレポートの作成のためなどにブックマークが付けられた情報を一覧表示させる情報一覧ウィンド77が表示される。
【0089】
この情報一覧ウィンド77は、情報を図14に示す運転内容の情報の領域77aと、図15に示す工事内容の情報の領域77bにそれぞれまとめて表示する。そして、各領域77a,77bでの表示としては、例えば対象の製油装置2の情報、引継事項である運転内容や工事内容の情報、この引継事項の情報が発生した日付、勤務時間帯などが表示される。そして、引継事項の情報が表示される部分には、その情報に関してより詳細で具体的に表示する上述した期間条件ウィンド72や日付条件ウィンド73などの引継簿ウィンドを開示するコマンドボタン77cが設けられている。また、運転内容の情報の領域77および工事内容の情報の領域77bには、表示切替コマンドボタンが設けられている。
【0090】
さらに、情報一覧ウィンド77には、一覧表示された情報量が多すぎる場合に、さらに条件を加えて一覧表示される情報量を少なくさせる絞込検索をする上述したものと同一の絞込検索機能77dが設けられている。この絞込検索機能77dには、例えば装置順で一覧表示させるのか日付順で一覧表示させるのかを設定するためのラジオボタン77d1も設けられている。
【0091】
画面設定ボックス71aのリスト項目およびハイパーリンク71iの操作により、電子引継簿を構成する例えば図16に示すキーワード検索ウィンド78が表示される。このキーワード検索ウィンド78は、上述した図15に示す絞込検索機能と同一の構成で形成され、図14および図15に示すような情報一覧ウィンド77を表示させる。
【0092】
画面設定ボックス71aのリスト項目およびハイパーリンク71jの操作により、電子引継簿を構成する例えば図17に示す運転条件検索ウィンド79が表示される。この運転条件検索ウィンド79は、運転条件で操業に関する情報を検索するためのもので、引継内容を検索する期間を入力するために日付を設定入力するテキストボックス79aが設けられている。さらに、運転条件検索ウィンド79には、原油の種類、および、分留物や処理物あるいは製品の種類で検索する条件を設定入力するリストボックス79bがそれぞれ設けられている。また、運転条件検索ウィンド79には、流量や反応温度などの運転条件で検索する条件を設定入力する複数のテキストボックス79cが設けられている。そして、運転条件検索ウィンド79には、設定した条件で検索を実行させて情報を一覧表示させるためのコマンドボタン79dとが設けられている。
【0093】
そして、この運転条件検索ウィンド79により、例えば図18に示すような運転情報一覧ウィンド80が表示される。この運転情報一覧ウィンド80には、上述した設定入力されて所定の引継簿の通し番号が付されて1つの記録情報であるレコードとなった図3に示す基本運転データ入力ウィンド3の引継事項が一覧表示される。また、図18に示すように、各表示には、上述した表示内容に関連した情報の引継簿ウィンドを開示するコマンドボタン77cがそれぞれ設けられている。
【0094】
画面設定ボックス71aのリスト項目およびハイパーリンク71kの操作により、電子引継簿を構成する例えば図19に示す進捗グラフウィンド81が表示される。この進捗グラフウィンド81は、上述した設定入力されて1つの記録情報であるレコードとなった複数例えば全運転内容データ入力ウィンドにおける製油装置2毎あるいは作業グループ毎で、進捗状態である3つの「■実施済」、「□実施未」および「△実施継続」の記号で分類してグラフ化および数値化表示したものである。そして、各グラフの領域82aを選択、すなわちクリックすることにより、それらに関する上述した図14および図15に示すような情報一覧ウィンド77が表示される。
【0095】
画面設定ボックス71aのリスト項目およびハイパーリンク71lの操作により、電子引継簿を構成する例えば図20に示す自主保全グラフウィンド82が表示される。この自主保全グラフウィンド82は、上述した設定入力されて1つの記録情報であるレコードとなった複数、例えば図4に示す全運転内容データ入力ウィンド64における自主保全のチェックボックス64hがチェックされたものを、例えば製油装置2の種類毎、月毎および作業グループ毎で分類して、図19に示す進捗グラフウィンド81と同様の形態でグラフ化および数値化したものである。なお、同様に、グラフの領域82aを選択、すなわちクリックすることにより、それらに関する上述した図14および図15に示すような情報一覧ウィンド77が表示される。
【0096】
画面設定ボックス71aのリスト項目およびハイパーリンク71mの操作により、電子引継簿を構成する図示しない個人進捗情報ウィンドが表示される。この個人進捗情報ウィンドは、上述した設定入力されて1つの記録情報であるレコードとなった全運転内容データ入力ウィンドおよび工事内容データ入力ウィンドのうち、例えば本情報処理システム4を利用するために設定入力するID番号やパスワードなどの個人情報において、図20に示す自主保全グラフウィンド82と同様の形態で進捗状況をグラフ化および数値化したものである。なお、同様に、グラフの領域82aを選択、すなわちクリックすることにより、それらに関する上述した図14および図15に示すような情報一覧ウィンド77が表示される。
【0097】
画面設定ボックス71aのリスト項目およびハイパーリンク71nの操作により、本情報処理システム4の概要やその利用方法などの説明を表示するヘルプ機能と同様な図示しない説明ウィンドが表示される。
【0098】
画面設定ボックス71aのリストおよびハイパーリンク71oの操作により、例えば図21のウエッブブラウザによる表示画面で示されるヒヤリメニューウィンド83が表示される。このヒヤリメニューウィンド83は、電子引継簿を構成する特にノウハウ的引継事項であるヒヤリハットに関する記載事項で構成されている。
【0099】
このヒヤリメニューウィンド83には、電子引継簿を構成する別のウィンドを呼び出すためのウィンドを設定する画面設定ボックス83aが設けられている。この画面設定ボックス83aは、所望のウィンドを選択して決定すれば所望のウィンドが表示されるリストボックスにて構成されている。また、ヒヤリメニューウィンド83aには、検索する語句を設定入力するためのテキストボックス83bと、このテキストボックス83bに設定入力した語句で検索を実行させるコマンドボタン83cとが設けられている。さらに、ヒヤリメニューウィンド83には、画面設定ボックス83aのリストと同一で所望のウィンドを表示させるためのハイパーリンク83dが複数設けられている。
【0100】
画面設定ボックス83aのリスト項目およびハイパーリンク83dの操作により、電子引継簿を構成する例えば上述した図12に示すヒヤリ一覧ウィンド75が表示される。すなわち、図6に示す運転支援メニューウィンド71の場合と同様に、ヒヤリ一覧ウィンド75は、例えば期間や特定の月日で一覧表示したり、進捗状況である未完了の情報についてグラフ化表示させたり、絞込検索にて一覧表示させるなど、それぞれ所望される分類・組み合わせで表示される。
【0101】
画面設定ボックス83aのリスト項目およびハイパーリンク83eの操作により、本情報処理システム4へのアクセス権の発行または解除を設定するための図示しないアクセス権管理ウィンドが表示される。
【0102】
〔情報処理システムの動作〕
次に、上記一実施の形態の情報処理システム4の動作について図面に基づいて説明する。
【0103】
製油装置2の運転や保守管理を実施した作業者は、端末コンピュータを適宜操作し、この端末コンピュータをネットワークを介して情報処理システム4に接続すなわちアクセスさせる。この端末コンピュータの情報処理システム4へのアクセスの際、情報処理システム4の情報処理手段42は端末コンピュータからのアクセス権の有無を確認する。例えば、情報処理システム4へアクセスする作業者の名前、および、アクセスするためのパスワードやIDなどを入力設定するためのテキストボックスを端末コンピュータの表示装置に表示させる。
【0104】
そして、情報処理手段42は、アクセス権がない者のアクセス要求がなされた場合には、本情報処理システム4へのアクセス拒否を端末コンピュータに出力、例えば端末コンピュータの表示装置に名前あるいはパスワードなどが不適切である旨を表示させるとともにアクセスできない旨を表示させる。また、アクセス権がある者のアクセス要求であることを認識すると、情報処理手段42は端末コンピュータを情報処理システム4と接続させ、例えば図6に示す運転支援メニューウィンド71、図21に示すヒヤリメニューウィンド83、図2に示す入力メニューウィンド61、図示しない運転操作基準書マニュアルウィンドなどを開くためのメインメニューウィンドを端末コンピュータの表示装置に表示させる。
【0105】
このメインメニューウィンドを確認した作業者は、電子引継簿を作成するために、製油装置2の運転状態や保守管理を実施した作業内容などの操業に関する情報を入力するために、入力メニューウィンド61を選択して開く。さらに、この入力メニューウィンド61のデータ入力のタグウィング62を選択して開く。そして、作業者は、各テキストボックス62a〜62cに所定の情報、すなわち日付、勤務時間帯の種別および製油装置2の種別を設定入力するとともに、図3に示す基本運転データ入力ウィンド63、図4に示す運転内容データ入力ウィンド64および図5に示す工事内容データ入力ウィンド65を適宜選択して開き、図22に示すように、各ウィンド63〜65に製油装置2の操業に関する情報を適宜設定入力する(処理S1)。
【0106】
この設定入力により、図22に示すように、情報処理手段42は端末コンピュータからの設定入力を認識し、設定入力された情報にID番号を付して1つの記録情報であるレコードとしてナレッジバンク41を構成する運転基準データベース43に記憶させる(処理S2)。このようにして、電子引継簿を構成する情報が設定入力される。
【0107】
また、例えば製油装置2の運転や保守管理を実施した作業者が、例えばその所属する部署での打ち合わせ、あるいは作業の進捗状態の確認、報告書の作成、今後の操業における予測データの確認などのため、電子引継簿を確認する場合がある。この場合には、上述したように端末コンピュータを情報処理システム4に接続させ、端末コンピュータの表示装置にメインメニューを表示させる。そして、作業者は、図6に示す運転支援メニューウィンド71を選択して開き、さらに運転支援メニューウィンド71から適宜電子引継簿を開示させる。
【0108】
すなわち、運転支援メニューウィンド71の画面設定ボックス71aや特記事項開示ボックス71d、各種ハイパーリンク71e〜71oを操作して所望のウィンドを開く。この作業者による所望のウィンドの開示要求により、情報処理手段42は適宜ナレッジバンク41の各データベース43〜45から所定の操業に関する情報を呼び出す。そして、情報処理手段42は、上述したウィンドの所定の表示形態で端末コンピュータの表示装置に作業者が要求する情報を表示させる制御をする。このことにより、作業者は、知りたい情報を確認することができる。
【0109】
一方、例えばこれから製油装置2の運転や保守管理を実施しようとする作業者は、まず電子引継簿を確認する。すなわち、前の勤務時間帯の作業者からの引継内容を確認する。具体的には、作業者は、上述したように端末コンピュータを情報処理システム4に接続させ、端末コンピュータの表示装置にメインメニューを表示させる。そして、作業者は、運転支援メニューウィンド71を選択して開き、さらに運転支援メニューウィンド71から電子引継簿を開示させる。すなわち、画面設定ボックス71aや特記事項開示ボックス71d、各種ハイパーリンク71e〜71oを操作して上述した所望のウィンドを開き、情報処理手段42により作業者が要求する情報を上述したウィンドの適宜所定の形態で開示させ、引継内容を確認する。
【0110】
また、作業者が製油装置2の運転に際して、製油装置2の構成部位を操作する場合に、その操作方法を知りたい場合には、同様にしてメインメニューを開き、運転操作基準書マニュアルウィンドを開き、知りたい操作方法の開示要求を設定入力する。このことにより、情報処理手段42は、P&I/設備図書データベース44から、設定入力された開示要求に対応する操作方法の情報を、所定の表示形態で端末コンピュータの表示装置に表示させる制御をする。このことにより、作業者は、知りたい操作方法を認識することができる。
【0111】
さらに、情報処理手段42は、作業者の要求に応じて、あるいは自動的に、適宜P&I/設備図書データベース44から対応する製油装置2の図面や設備に関する情報を表示させたり、電子引継簿を構成する引継内容における関連する作業内容の情報を表示させたり、操作内容に対応したヒヤリハットに関する情報を表示させてもよい。このことにより、作業者は、知りたい操作方法を確実に詳細で分かりやすく認識できるとともに、熟練を要する操作でも確実で安定した操作が容易に実現できる。
【0112】
このように、本実施の形態の情報処理システム4によれば、引継内容を電子化して統括管理・処理するので、使い勝手がよく操業に関する情報が容易に取り扱いできる良好なデータベースとして利用することができる。
【0113】
また、本実施の形態の情報処理システム4は、若手社員がベテラン社員と同様に運転技術を習得することができるためのシステムとしても利用できる。
【0114】
すなわち、情報処理手段42は、順次設定入力されて記憶される処理状況や保守管理状況に基づいて学習し、ナレッジバンク41に記憶された製油装置2の運転状態や作業内容などの処理状況、あるいは工事内容などの保守管理状況を、より良好な操業が得られるように適宜設定変更してより良好な情報を蓄積させる。このことにより、この情報処理システム4の情報を利用することにより、必然的にノウハウが盛り込まれた情報を利用することができ、ベテラン社員と同様の運転技術を習得できることとなる。
【0115】
具体的には、情報処理手段42は、図22に示すように、例えば技術センタ33や操業管理センタ3からの要求、あるいは自動的に、P&I/設備図書データベース44に蓄積した情報と、運転基準データベース43に蓄積された情報とを照合する(処理S3)。そして、照合した結果、運転基準データベース43の情報がP&I/設備図書データベース44の情報と一致、すなわち作業内容がマニュアル通りに作業されていると判断した場合には、例えば一致した作業内容を分類して一覧表示可能に運転基準データベース43の情報に基準書マニュアル通りである旨の情報と1つの記録情報であるレコードとして更新・蓄積させる(処理S4)。
【0116】
処理S3で運転基準データベース43に蓄積された情報とP&I/設備図書データベース44に蓄積された情報とが一致していないと判断した場合、製油装置2の設備の補修・改造がなされているか否かを判断する(処理S5)。この判断としては、例えば図5に示す工事内容データ入力ウィンド65から入力されて、工事内容が引継内容として電子引継簿を構成する情報としてP&I改訂のチェックボックス65hのチェックの有無など、既に設定入力されているか否かを、運転基準データベース43に蓄積された操業に関する情報から検索する(処理S6)。
【0117】
そして、既に補修・改造されていると判断した場合には、例えば技術センタ33のシステム管理部署の作業者が情報処理システム4にアクセスした際に既に設備の改造があり、運転操作基準書マニュアルの情報を改訂する必要がある旨を表示などにより報知する。そして、例えばシステム管理部署の作業者が情報処理システム4に接続して、運転操作基準書マニュアルの情報が改訂される(処理S7)。
【0118】
なお、この処理S5において、設備の補修・改造の有無の判断の代わりに補修・改造の是非を判断させるようにしてもよい。すなわち、例えば、一致しない情報が一致する情報と合わせた全体に対する割合がある程度多いと判断した場合、あるいは技術センタ33や操業管理センタ3の作業者の設定入力により(処理S6)、設備を補修・改造する必要があると判断する。そして、設備の補修・改造が必要であると判断した場合、例えば設備の保全部署の作業者にその旨を情報処理システム4にアクセスした際に表示などにより報知して、補修・改造を促してもよい。
【0119】
さらに、処理S5において、設備の補修・改造がなされていないと判断した場合、一致しない作業内容が安定した作業の遂行が困難であるか否かを判断する(処理S8)。例えば運転基準データベース43に蓄積され一致しない作業内容の情報が、例えばヒヤリハットとしてチェックボックス64h,65hのチェックがなされているなどを基準として判断する。そして、例えば運転基準データベース42の一致しない作業内容の情報が危険を伴う作業であると判断された場合には、その旨を1つの記録情報であるレコードとして、安全フォーラムデータベース45などに更新・蓄積させる(処理S9)。
【0120】
そして、情報処理手段42は、例えば設備の保全部署の作業者にその旨を情報処理システム4にアクセスした際に表示などにて報知させ、設備の補修・改造が必要である旨を表示させる。このことにより、設備の補修・改造がなされ、その旨を例えばシステム管理部署の作業者が認識することにより、処理S7が実施され、運転操作基準書マニュアルが改訂される。
【0121】
また、処理S5および処理S8において、運転基準データベース43に蓄積された情報がP&I/設備図書データベース44の情報と一致しないと判断された情報については、例えば暫定措置として情報処理システム4にアクセスした全作業者が認識できるように設定する(処理S10)。
【0122】
このように、P&I/設備図書データベース44に蓄積された情報は適宜改訂され、この蓄積された情報うちの運転操作基準マニュアルに基づいて作業を実行することにより、上述したように、熟練を要する作業でも容易に安定して確実に実施できる。
【0123】
そして、電子引継簿を構成する情報を、例えば運転内容データ入力ウィンド64および工事内容データ入力ウィンド65にて設定入力する際、チェックボックス64h,65hを適宜チェックさせて引継内容の性質の設定を促している。このため、マニュアル的情報の分類が容易にでき、マニュアル的情報の管理および利用が容易で短時間にできる。
【0124】
また、本実施の形態の情報処理システム4は、製油装置2の操業に関する予測システムとしても機能する。
【0125】
すなわち、情報処理手段42は、運転基準データベース43に蓄積された情報を同一内容(属性)毎に分類する。この分類は、電子引継簿の作成の際に設定入力される分類内容情報、例えば製油装置2の種別毎、製油装置2を構成する各部位や設備毎、製油装置2の運転状態毎、作業内容毎、作業者の勤務時間毎、部署単位毎、各種チェックボックス64h,65hのチェックの有無に基づいて分類される。
【0126】
そして、情報処理手段42は、図23に示すように、内容の発生頻度と時間経過との関係、あるいは蓄積された内容の数値情報の平均に対する設定入力された内容との不一致状態などにより、分類毎に製油装置2の設備、運転状態、作業者の操作内容などを予測する。例えば、部品の交換や調整などの同一作業内容の時間間隔が次第に短くなったり、給油する潤滑油の量が次第に多くなったり、製品の生産量が次第に減少したり、反応塔7の温度が次第に低くなるなど、計時手段や演算手段を利用して作業内容の傾向が導き出せる。この導き出された傾向から、運転状態や保守管理状態が予測、すなわち改造や補修、調整の有無、作業内容の変更の有無などが予測される。
【0127】
具体的には、上述したように、作業者が端末コンピュータを用いて設定入力した処理状況や保守管理状況を、情報処理手段42がネットワークを介して取得し、ナレッジバンク41に適宜蓄積する。そして、処理状況や保守管理状況を確認するために情報処理システム4にアクセスして、所望する情報を開示させる。この情報の開示の際、所望する情報とともに同一内容を一覧表示させる。このことにより、同一内容の経過時間が次第に、例えば指数関数的に短くなったり、略同一状態で蓄積された情報と異なる状態であることを容易に判断、すなわち予測できる(処理S11)。
【0128】
この予測された結果は、例えば関連する作業者が上述したように情報処理システム4にアクセスした際に表示などにより報知させる。なお、判断した作業者が、情報に関する関連部署に対して改造や補修、調整の有無、作業内容の変更の有無などを促す情報を引継事項として設定入力してもよい。
【0129】
このように、製油装置2の運転状態や保守管理に反映させたり、作業者の操作内容に反映させる(処理S12)。なお、予測結果に基づいて、作業者の作業内容の管理にも利用できる。
【0130】
従って、良好に引継内容を伝えるための電子引継簿を構成する操業に関する情報を適宜時間経過や運転内容・作業内容で処理することにより、操業に関する予測もできる予測システムとして利用することができる。
【0131】
さらに、電子引継簿を構成する情報を、例えば運転内容データ入力ウィンド64および工事内容データ入力ウィンド65にて設定入力する際、分類内容情報であるチェックボックス64h,65hを適宜チェックさせて引継内容の性質の設定を促している。このため、予測するためのデータの分類が容易にでき、予測が容易で短時間にでき、予測するためのシステムの構成も簡略化できる。
【0132】
この予測システムとしての構成において、同一作業内容を表示させて作業内容の傾向を予測する構成の他、情報処理手段42にて実際に予測させる構成としてもよい。
【0133】
例えば、作業者が端末コンピュータを用いて設定入力した処理状況や保守管理状況を、情報処理手段42がネットワークを介して取得し、この情報の種別を分類内容情報であるチェックボックス64i,65iの内容に基づいて判断する。そして、同一内容の情報をナレッジバンク41に蓄積された情報と照合させる。同一内容がない場合には、そのままナレッジバンク41に蓄積する。同一内容がある場合には、その従前の同一内容が生じた時刻からの経過時間を演算する。そして、情報処理手段42は、同一内容の経過時間が次第に、例えば指数関数的に短くなったり、略同一状態で蓄積された情報と異なる状態であることを判断、すなわち予測する。
【0134】
なお、予測した結果を、例えば関係部署に報知あるいは関係部署の作業者が本情報処理システム4にアクセスした際に報知して、適宜対処を促すようにしてもよい。
【0135】
そして、電子引継簿を構成する情報を、例えば運転基準データ入力ウィンド63、運転内容データ入力ウィンド64および工事内容データ入力ウィンド65にて設定入力する際、勤務時間帯の設定入力を促している。このことにより、例えば作業内容や操作内容、運転内容などを事前に設定入力することで、本情報処理システム4をスケジュール管理としても容易に利用できる。
【0136】
すなわち、図24に示すように、例えばスケジュール管理したい作業者は、運転基準データ入力ウィンド63、運転内容データ入力ウィンド64および工事内容データ入力ウィンド65を用いて、スケジュール情報である作業内容予定や操作内容予定、運転内容予定などを事前に設定入力する(処理S31)。そして、情報処理手段42にて情報の内容が対応するナレッジバンク41の各データベース43〜45に適宜記憶させる(処理S32)。
【0137】
そして、情報処理手段42は、事前に設定入力された情報を計時手段により時間管理する(処理S33)。また、作業者が実際に作業し、その情報を運転基準データ入力ウィンド63、運転内容データ入力ウィンド64および工事内容データ入力ウィンド65を用いて設定入力されると(処理S34)、情報処理手段42は予定された時間で実施されたか否か、および従前に蓄積された作業内容との照合による作業内容の評価を実施する(処理S35)。そして、情報処理手段4は、その評価内容を、実際に作業した内容で設定入力された情報と関連付けしてナレッジバンク41に記憶させる(処理S36)。
【0138】
そして、作業者が例えば運転支援メニューウィンド71を開いて、適宜進捗状況などを容易に確認することができる。このことにより、事前に設定入力された情報の進捗状態が容易に認識できるとともに、ウェッブブラウザで所属部署や関連部署もその情報を容易に認識でき、進捗状況に対応した操業も容易にできる。
【0139】
さらに、実際の作業内容を従前のナレッジバンク41に蓄積された関連する作業内容と照合させてその作業内容を評価することにより、作業内容の良否とともに、プラント設備や運転操作基準書マニュアルの改善の是非などの判断も容易にできる。このため、上述したように、プラント設備や運転操作基準書マニュアルに関係する作業者が本情報システム4にアクセスことにより、その状態が容易に認識でき、プラント設備の保守管理や運転操作基準書マニュアルの改訂などが施され(処理S37)、あるいはその対応について事前に入力設定することにより(処理S38)、関連する作業者にも報知でき、より良好な操業が得られる。
【0140】
また、電子引継簿を構成する情報を、例えば運転内容データ入力ウィンド64および工事内容データ入力ウィンド65にて設定入力する際、設定入力した内容が、各部署における重要度や引用・参考性が高いか否かを設定入力する分類内容情報であるチェックボックス64i,65iのチェックを促し、引継内容にしおりすなわちブックマークを付け、一覧表示やレポート作成の際の利用などが容易にできるようにしている。
【0141】
すなわち、図25の概念図に示すように、ナレッジバンク41に蓄積した情報を、適宜情報処理手段42が電子引継簿として処理して本情報処理システム4にアクセスした作業者が利用したい情報を所望する形態で表示させる処理をする。このため、各作業者に対応して同じ内容でも複数の表示形態で表示させるために、同一内容を複数設定入力する必要がなく、また必要な情報を容易に取得することができ、本情報処理システム4のシステム構造の簡素化が容易にできるとともに、ナレッジバンク41として情報の蓄積が容易で簡素化でき、データベースとしての利便性を向上でき、スケジュール管理や予測も容易にできるとともに、本情報処理システム4の構築および保守管理も容易にできる。
【0142】
〔情報処理システムの効果〕
上述したように、上記実施の形態によれば、以下に示すような効果を奏する。
【0143】
(1)製油装置2における処理状況および保守管理状況である作業内容が設定入力されと、情報処理手段42にてナレッジバンク41に記憶させる。そして、情報処理手段42により、あらかじめナレッジバンク41に蓄積した処理装置の処理を実施させるための基準操作方法および基準保守管理方法である運転操作基準書マニュアルにそれぞれ対応して照合させて一致状態を判断し、一致しない運転操作基準書マニュアル、あるいは、作業内容を報知させる。このため、単に運転操作基準書マニュアルを記憶するデータベース、もしくは、引継事項として製油装置2における作業内容の確認や記録などのためのデータベースとしての機能のみならず、実際の製油装置2の作業内容に応じて、例えば製油装置2の調整や改造などの必要性を認識させるために報知させることにより、製油装置2の調整や改造などに対応して運転操作基準書マニュアルが改訂されてより良好なもの更新されることとなり、また、正しい運転操作基準書マニュアルを報知して実際の作業内容が誤っていることを報知するなどにより誤った作業内容が是正されることとなり、仮に熟練を要するような煩雑で困難な作業を熟練度の低い作業者でも確実で容易に安定した作業可能となる良好なデータベースを得ることができる。
【0144】
(2)情報処理手段42により、作業内容が一致しない運転操作基準書マニュアルについて改訂を促す報知をする。このため、実際の製油装置2の作業内容が一致しない運転操作基準書マニュアルを報知させて、促された改訂を実施することにより、より良好な運転操作基準書マニュアルが得られ、製油装置2の操業がより確実で容易に安定して実現させることができる。
【0145】
(3)情報処理手段42により、作業内容が一致しない運転操作基準書マニュアルに対応する製油装置2の設備の改善を促す報知をする。このため、実際の製油装置2の操作内容が運転操作基準書マニュアルに一致しない製油装置2の設備の不具合が改善されることとなり、より良好な製油装置2が得られ、より良好に操業できる。
【0146】
(4)本情報処理システム4にネットワークを介して接続する端末コンピュータなどから、運転操作基準書マニュアルを改訂する内容の設定入力を認識することにより、情報処理手段42により蓄積されている運転操作基準書マニュアルに代えて改訂の内容を記憶させて更新処理する。このため、容易に製油装置2を操業できるための運転操作基準書マニュアルが簡単な構成で容易に改訂できる。さらには、例えば実際に製油装置2を操業させる操業管理センタ3や、操業に関して検討などする技術センタ33から直接改訂のための操作が容易にでき、保守管理の利便性を向上できるとともに、迅速に対応でき良好な操業ができる。
【0147】
(5)操業に関する情報を設定入力する際に、その内容の性質の設定を促す分類内容情報であるチェックボックス64h,65hや、内容が各部署における重要度や引用・参考性が高いか否かの設定を促す分類内容情報である属性情報としてのチェックボックス64i,65iを設けている。このため、情報処理手段42による情報の分類、検索が短時間で容易にでき、例えば操業に関する懸案とすべき情報の分類や検索および情報処理、操業のヒヤリハットなどのノウハウ的な内容の分類や検索および情報処理、操業の予測のための分類や検索および情報処理、あるいは特定の作業者に対応して要求する情報を開示させるための分類や検索および情報処理などが容易にでき、情報処理手段42の構成を簡略化でき、情報処理システム4の構築や保守管理が容易にできる。
【0148】
(6)操業に関する情報を適宜時間経過や運転内容・作業内容で処理する。このため、操業に関しての予測システムあるいはスケジュール管理としても利用できる。
【0149】
(7)操業に関する処理状況および保守管理状況の情報を同一内容で分類し、時刻に基づいた発生頻度や、同一内容の情報の数値情報の偏差に基づき所定の偏差との対比により今後の操業に関する処理状況や保守管理状況が導き出される、すなわち予測できる。このため、製油装置2を安定して良好に操業するための引継事項となる処理状況や保守管理状況がデータベース化され、各情報の取扱が容易となるとともに、これら処理状況や保守管理状況を利用して今後の処理状況や保守管理状況を容易に予測でき、良好な操業を容易に得ることができる。
【0150】
(8)複数のスケジュール情報である操業に関する処理状況および保守管理状況の情報をその内容の属性を示す分類内容情報である各種チェック項目の情報とを1つの記録情報として関連付けし、スケジュール情報を同一内容で分類して要求に対応した形態で出力、すなわち表示させる。このため、スケジュール情報が分類内容情報に基づいて管理され、所望のスケジュール情報が分類内容情報の設定により容易に取扱、例えば確認でき、膨大なスケジュール情報でも所望のスケジュール情報が容易に利用でき、スケジュール管理としての利便性を向上できるとともに、スケジュール情報の傾向も容易に判断、すなわち予測でき、スケジュール管理とともに情報の内容の対応も容易にでき、良好な操業を得ることができる。
【0151】
(9)チェック項目を複数設けて適宜複数チェック可能として情報の内容(属性)を設定可能とする。このため、1つの記録情報のうちの情報でも複数の内容の属性として取扱でき、スケジュール管理や予測など情報の取扱性を向上できる。
【0152】
(10)スケジュール管理として実際の作業内容や時間について評価処理する。このため、例えば危機管理や危険予知、その内容などを容易に広く開示でき、さらなる良好な操業が得られる。
【0153】
(11)情報として作業完了した旨の「■実施済」、作業未了である旨の「□実施未」、作業継続である旨の「△実施継続」の3つの記号による進捗状況の設定を促している。このことにより、容易に作業内容の進捗状況を判断できるとともに、情報処理手段42にて情報を適宜処理する際の分類や検索、情報処理が容易にでき、情報処理手段42の構成を簡略化でき、情報処理システム4の構築や保守管理が容易にできる。
【0154】
(12)情報として設定入力する作業内容とともに、添付ファイルとして写真やグラフなどの画像ファイルを一体的に関連付けして蓄積させ処理をする。このため、ノウハウ的情報をさらに具体的に明確で容易に利用できるとともに、関連付けして蓄積させるので、これら添付ファイルとしては別途設けたデータベースやネットワークを介して取得する構成とすることもでき、情報処理システム4の構築や保守管理が容易にできる。
【0155】
(13)操業に関する情報にブックマークを付け、このブックマークに基づいて処理する。このため、一覧表示やレポート作成の必要とする情報の開示が容易にでき、利便性を向上できる。
【0156】
(14)情報処理手段42により、例えば電子引継簿として構成される運転支援メニューウィンド71からハイパーリンクされるTBMウィンド74を設け、本情報処理システム4に接続して運転支援メニューウィンド71を開く際に設定入力する接続作業者の所属部署やパスワードなどに基づいて、接続する日付とその接続作業者と同一の勤務時間帯や部署とに関連した情報を一覧表示させる処理をする。このことにより、例えば一日の業務予定や業務結果を部署内で検討してより良好な操業の作業内容が容易に導き出せるようにすることにも利用でき、利便性および操業性を向上できる。
【0157】
(15)例えば汎用のコンピュータを利用してコンピュータにインストールすることにより上述した操業支援のための情報処理システム4で制御するための動作をコンピュータに実行させることができ、本発明の利用促進を大幅に図ることができる。
【0158】
〔他の実施の形態〕
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、実施の際の具体的な構造および形状、方法など、本発明の目的を達成できる範囲で様々に応用しその変形をも含むものである。
【0159】
【発明の効果】
本発明によれば、端末コンピュータからネットワークを介して取得され、分類内容情報に基づいて同一属性毎に分類分けした同一属性の処理状況情報および保守管理状況情報を、時刻情報に基づいて発生頻度を演算する。さらに、同一属性の処理状況情報および保守管理状況情報の数値情報の偏差を演算する。そして、ネットワークを介して接続する端末コンピュータからの処理状況情報および保守管理状況情報のうちの少なくともいずれか一方の開示要求を認識すると、演算結果の発生頻度とともに所定の偏差を超える数値情報を含む処理状況情報および保守管理状況情報を、ネットワークを介して接続する端末コンピュータへ表示可能に送信する。
このため、処理装置を安定して良好に操業するための引継事項となる処理状況や保守管理状況がデータベース化され、各情報の取扱が容易となるとともに、これら処理状況や保守管理状況を利用して今後の処理状況や保守管理状況が容易に予測され、良好な操業が容易に得られる。
さらに、今後の処理状況および保守管理状況の予測がより安定して得られる。
また、マニュアルあるいは処理装置の操作・作業内容などの処理状況および保守管理状況のデータベースとしての機能のみならず、入力設定される情報の予測としても利用でき、離れた箇所からでも利用でき、操業支援システムが広く利用でき、利便性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係る製油プラントの概略構成を示すブロック図である。
【図2】 前記一実施の形態における処理制御システムの操業に関する情報を入力するためのウィンド構成を示す表示画面図である。
【図3】 前記一実施の形態における操業に関する情報のうちの運転状態に関する情報を入力するためのウィンド構成を示す表示画面図である。
【図4】 前記一実施の形態における操業に関する情報のうちの運転操作の作業内容に関する情報を入力するためのウィンド構成を示す表示画面図である。
【図5】 前記一実施の形態における操業に関する情報のうちの工事内容に関する情報を入力するためのウィンド構成を示す表示画面図である。
【図6】 前記一実施の形態における電子引継簿のメニューウィンドとなる運転支援メニューウィンドを示す表示画面図である。
【図7】 前記一実施の形態における特記事項開示ボックスの内容を示す表示画面図である。
【図8】 前記一実施の形態における電子引継簿のうちの期間条件ウィンドの運転内容の領域を示す表示画面図である。
【図9】 前記一実施の形態における電子引継簿のうちの期間条件ウィンドの工事内容の領域を示す表示画面図である。
【図10】 前記一実施の形態における電子引継簿のうちの日付条件ウィンドを示す表示画面図である。
【図11】 前記一実施の形態における電子引継簿のうちのTBMウィンドを示す表示画面図である。
【図12】 前記一実施の形態における電子引継簿のうちのヒヤリ一覧ウィンドを示す表示画面図である。
【図13】 前記一実施の形態における操業に関する情報でブックマークが付された情報を一覧表示させるために検索する一覧検索ウィンドを示す表示画面図である。
【図14】 前記一実施の形態における一覧検索ウィンドで検索された電子引継簿のうちの情報一覧ウィンドの運転内容を示す表示画面図である。
【図15】 前記一実施の形態における一覧検索ウィンドで検索された電子引継簿のうちの情報一覧ウィンドの工事内容および絞込検索機能を示す表示画面図である。
【図16】 前記一実施の形態における操業に関する情報をキーワードで検索するためのキーワード検索ウィンドを示す表示画面図である。
【図17】 前記一実施の形態における操業に関する情報を運転条件で検索するための運転条件検索ウィンドを示す表示画面図である。
【図18】 前記一実施の形態における運転条件検索ウィンドで検索された電子引継簿のうちの運転情報一覧ウィンドを示す表示画面図である。
【図19】 前記一実施の形態における電子引継簿のうちの進捗グラフウィンドを示す表示画面図である。
【図20】 前記一実施の形態における電子引継簿のうちの自主保全グラフウィンドを示す表示画面図である。
【図21】 前記一実施の形態における電子引継簿のメニューウィンドとなるヒヤリメニューウィンドを示す表示画面図である。
【図22】 前記一実施の形態における情報処理システムが熟練度の低い作業者でも容易に作業可能にする機能の概要を説明するための説明図である。
【図23】 前記一実施の形態における情報処理システムが予測システムとして機能する概要を説明するための説明図である。
【図24】 前記一実施の形態における情報処理システムがスケジュール管理システムとして機能する概要を説明するための説明図である。
【図25】 前記一実施の形態における情報処理システムが情報を作業者に対応して分類、検索、情報処理する機能の概要を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1 処理プラントとして製油プラント
4 操業支援システムとしての情報処理システム
31 操業支援装置としての情報処理装置
32 サーバ
47 記憶手段としてのナレッジバンク

Claims (4)

  1. 処理プラントにおける処理装置に関する各種データを、ネットワークを介して取得するとともに、前記ネットワークを介して接続する端末コンピュータへ前記データを出力可能に複数記憶し、前記処理装置の操業を支援する操業支援システムであって、
    前記端末コンピュータから前記ネットワークを介して取得された、原材料を所定の条件で処理する処理装置の所定時間後の処理予定情報と、前記処理装置における数値情報を含む処理状況情報および前記処理装置の数値情報を含む保守管理状況情報のうちの少なくともいずれか一方、これら処理状況情報および保守管理状況情報が生じた時刻情報前記処理予定情報と前記処理状況情報前記保守管理状況情報の内容の属性を示す分類内容情報一体的に関連付けて複数記憶する記憶手段と、
    この記憶手段に記憶された複数の前記処理予定情報と前記処理状況情報前記保守管理状況情報を分類内容情報に基づいて同一属性毎に分類分けし、これら分類分けした同一属性の前記処理状況情報および前記保守管理状況情報が生じた時刻情報に基づいて、同一属性における前記処理状況情報および前記保守管理状況情報の発生頻度を演算するとともに、処理基準の数値情報に対する、処理状況および保守管理状況における数値情報の偏差を演算して得られた偏差が所定の偏差を超えるか否かを演算し、前記処理予定情報と前記処理状況情報および前記保守管理状況情報との照合により処理状況を評価し、前記ネットワークを介して接続する前記端末コンピュータからの前記処理状況情報および前記保守管理状況情報のうちの少なくともいずれか一方の開示要求を認識すると、前記同一属性における前記処理状況情報および前記保守管理状況情報の発生頻度の演算結果と、前記演算により得られた偏差が所定の偏差を超える前記数値情報を含む前記処理状況情報および前記保守管理状況情報と、前記処理予定情報と前記演算により得られた偏差が所定の偏差を超える前記数値情報を含む前記処理状況情報および前記保守管理状況情報との評価結果とを、前記ネットワークを介して接続する前記端末コンピュータへ表示可能に送信する制御手段と、を具備したことを特徴とした操業支援システム。
  2. 処理プラントにおける原材料を所定の条件で処理する処理装置に関する各種データを、ネットワークを介して取得するとともに、前記ネットワークを介して接続する端末コンピュータへ前記データを出力可能に複数記憶し、前記処理装置の操業をコンピュータにより支援する操業支援方法であって、
    前記端末コンピュータから前記ネットワークを介して取得された、前記処理装置の所定時間後の処理予定情報と、前記処理装置における数値情報を含む処理状況情報および前記処理装置の数値情報を含む保守管理状況情報のうちの少なくともいずれか一方
    これら処理状況情報および保守管理状況情報が生じた時刻情報前記処理予定情報と前記処理状況情報前記保守管理状況情報の内容の属性を示す分類内容情報一体的に関連付けて記憶手段に複数記憶する処理工程と、
    前記記憶手段に記憶された複数の前記処理予定情報と前記処理状況情報前記保守管理状況情報を分類内容情報に基づいて同一属性毎に分類分けする処理工程と、
    これら分類分けした同一属性の前記処理状況情報および前記保守管理状況情報が生じた時刻情報に基づいて、同一属性における前記処理状況情報および前記保守管理状況情報の発生頻度を演算するとともに、処理基準の数値情報に対する、処理状況および保守管理状況における数値情報の偏差を演算して得られた偏差が所定の偏差を超えるか否かを演算し、前記処理予定情報と前記処理状況情報および前記保守管理状況情報との照合により処理状況を評価する処理工程と、
    前記ネットワークを介して接続する前記端末コンピュータからの前記処理状況情報および前記保守管理状況情報のうちの少なくともいずれか一方の開示要求を認識すると、前記演算により得られた前記同一属性における前記処理状況情報および前記保守管理状況情報の発生頻度の演算結果と、前記演算により得られた偏差が所定の偏差を超える前記数値情報を含む前記処理状況情報および前記保守管理状況情報と、前記処理予定情報と前記演算 により得られた偏差が所定の偏差を超える前記数値情報を含む処理状況情報および保守管理状況情報との評価結果とを、前記ネットワークを介して接続する前記端末コンピュータへ表示可能に送信する処理工程と、
    を具備したことを特徴とする操業支援方法。
  3. 請求項2に記載の操業支援方法をコンピュータに実行させる
    ことを特徴とする操業支援プログラム。
  4. 原材料を所定の条件で処理する処理装置と、
    請求項1に記載の操業支援システムと、
    を具備したことを特徴とした処理プラント。
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