JP4039927B2 - 芝刈り装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、モーアデッキの内部に、刈り刃ブレードを機体上下向きの軸芯まわりで駆動回動自在に設けてある芝刈り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記芝刈り装置は、たとえば特許文献1に示されたものである。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−132013号公報 ( 段落番号〔0007〕、図3 )
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記芝刈り装置において、モーアデッキをプレス成形した板金で作製するなどしてその軽量化を図ると、刈り刃ブレードの高速回転によってデッキ内に発生した空気振動がモーアデッキを透過し、外部に騒音が出やすくなる。
【0005】
本発明の目的は、モーアデッキの軽量化を図っても騒音発生を対策容易に抑制できる芝刈り装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1による発明の構成、作用、効果はつぎのとおりである。
【0007】
〔構成〕
モーアデッキの内部に、起風羽根が備えられた刈り刃ブレードを機体上下向きの軸芯まわりで駆動回動自在に設けてある芝刈り装置であって、前記モーアデッキの天板部の内面側天井部分であって、搬送路を形成している凹部の底面に相当する部分、及び刈り刃ブレードを支持している部分にシート状制振材を貼設し、このシート状制振材の刈り刃ブレードが位置する方の表面側に鋼板を重ね合わせてある。
【0008】
〔作用〕
モーアデッキの内部に発生してモーアデッキを透過しようとする空気振動がモーアデッキの天板部の内面側に貼設してあるシート状制振材のために減衰してモーアデッキを透過しにくくなる。また、モーアデッキの内部を風で移送される刈り芝とかモーアデッキ内で飛散した砂などは、シート状制振材の表面側に重なっている鋼板に当たってもシート状制振材には当たらず、制振材が剥離や摩滅しにくくて長期にわたって作用するものである。これにより、モーアデッキの内部には刈り刃ブレードの回転のために空気振動が発生する割には、かつ、モーアデッキを軽量化しても、外部には騒音が発生しにくくなるとともにこの騒音発生の抑制が長期にわたって行なわれる。
【0009】
〔効果〕
従って、モーアデッキを板金で作製するなどして軽量化しても、モーアデッキの外部に出る騒音を長期にわたって抑制して静かに芝刈り作業できる。しかも、シート状制振材及び鋼板を貼設するとか重ねるだけの簡単な対策で済み、安価に得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1に示すように、左右一対の操向操作自在な前車輪1と左右一対の駆動自在な後車輪2によって自走し、車体前端部に位置するエンジン3が装備された原動部、この原動部の後方に位置する運転座席4が装備された運転部を備えた自走車体の車体フレーム5の前後輪間に、リンク機構6を介して芝刈り装置10を連結するとともに、前記エンジン3の駆動力を伝動ベルト(図示せず)によって芝刈り装置10のモーアデッキ20の上面側に位置する入力プーリ11に伝達するように構成して、乗用型芝刈り機を構成してある。
【0011】
この芝刈り機は、運転座席4の横側方に位置する昇降レバー8を上下に揺動操作すると、この操作力のために、リンク機構6が車体フレーム5に対して上下に揺動して芝刈り装置10をモーアデッキ20に付いているゲージ輪12が芝面上に降りた下降作業位置と、ゲージ輪12が地面上から浮上した上昇非作業位置とに昇降操作し、芝刈り装置10を下降作業位置にして自走車体を走行させることにより、芝刈り装置10が芝刈り作業を行なっていくものである。
【0012】
図2、図3、図4に示すように、前記芝刈り装置10は、天板部21及び天板部21の周囲に沿った側板部22を備えるようにプレス成形した鋼板で成る前記モーアデッキ20の内部のモーアデッキ横方向に並ぶ複数箇所に、刈り刃ブレード13を設けて構成してある。各刈り刃ブレード13は、天板部21に付設の回転支軸14によって回動自在に支持されるように構成し、モーアデッキ20の天板部21の外面側で、前記入力プーリ11の駆動力を各刈り刃ブレード13の回転支軸14に対して伝動ベルト(図示せず)によって伝達するように構成してある。
これにより、芝刈り装置10は、モーアデッキ20の内部で前記回転支軸14の機体上下向きの軸芯14aまわりで回動するように駆動される各刈り刃ブレード13によって芝を切断し、刈り芝を各刈り刃ブレード13が備えている起風羽根16の回転によって発生する風で天板部21の内面側の凹部で成る搬送路23を通してモーアデッキ20の横一端側に位置する排出口24に搬送し、この排出口24からモーアデッキ20の外部に放出する。
【0013】
図2、図3などに示すように、モーアデッキ20の天板部21の内面側のうち、前記搬送路23を形成している凹部の底面に相当する部分25、及び、刈り刃ブレード13を支持している部分26に、シート状に成形された制振材30((株)ブリヂストン社製 LRダンパー)を直接に接着材によって貼り付けてある。図5に明示する如く前記各天板部部分25,26の前記シート状制振材30の刈り刃ブレード13が位置する方の表面側に鋼板31を重ね合わせてある。鋼板31は、前記各天板部部分25,26の複数箇所に装着するとともに鋼板31を貫通するように構成した取り付けネジ32によって天板部部分25,26に張設してある。
これにより、モーアデッキ20の内部に刈り刃ブレード13の高速回転によって発生してモーアデッキ20を透過しようとする空気振動がシート状制振材30のために減衰してモーアデッキ20を透過しにくくなるようにしながら、モーアデッキ20の内部を移送される刈り芝とかモーアデッキ20の内部で飛散した砂などは鋼板31に当たってもシート状制振材30には当たらなくて制振材30が剥離や摩滅しにくくなるようにしながら芝刈り作業できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 乗用型芝刈り機全体の側面図
【図2】 芝刈り装置の底面図
【図3】 芝刈り装置の縦断側面図
【図4】 芝刈り装置の縦断後面図
【図5】 モーアデッキのシート状制振材及び鋼板の配設部での断面図
【符号の説明】
13 刈り刃ブレード
14a 刈り刃ブレードの回転軸芯
16 起風羽根
20 モーアデッキ
30 シート状制振材
31 鋼板
Claims (1)
- モーアデッキの内部に、起風羽根が備えられた刈り刃ブレードを機体上下向きの軸芯まわりで駆動回動自在に設けてある芝刈り装置であって、
前記モーアデッキの天板部の内面側天井部分であって、搬送路を形成している凹部の底面に相当する部分、及び刈り刃ブレードを支持している部分にシート状制振材を貼設し、このシート状制振材の刈り刃ブレードが位置する方の表面側に鋼板を重ね合わせてある芝刈り装置。
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2002
- 2002-10-02 JP JP2002289924A patent/JP4039927B2/ja not_active Expired - Fee Related
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