JP4039834B2 - エッチング方法及びエッチング装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体素子の製造等の微細加工に好適なエッチング方法及びエッチング装置に係り、特にプラズマ中に生成した正イオン又は負イオンを中性化した中性粒子ビームを用いて被処理物を加工するエッチング方法及びエッチング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体集積回路やマイクロマシーンなどの分野において、その加工パターンが著しく微細化され、高精度の加工が要求される。また、高アスペクト比の加工が要求される。かかる分野の加工においては、プラズマを用いたエッチング装置が広く採用されている。
【0003】
このようなプラズマを用いたエッチング装置としては、正イオン、ラジカル粒子等を生成するRIE装置(リアクティブイオンエッチング装置)が知られている。このような正イオン、ラジカル粒子等を被処理物に照射することで、被処理物をエッチングすることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
RIE装置を用いたエッチング加工における最大の問題は、高精度と高選択比を両立できないこととチャージアップによるエッチング形状異常である。ここで、選択比とは、エッチングにおいて、マスクや下地材料に対する被加工物のエッチング深さの比率をいう。即ち、被加工物がx(μm)削られるとき、被加工物を保護しているマスクがy(μm)削られる場合には、選択比sは、
s=x/y
で表される。この選択比が大きい程、マスクの損傷が少ないので、高アスペクト比のエッチングが可能となる。しかし、一般に選択比を高めるために、マスクや下地材料には堆積するが、被加工物をエッチングするようなガスの組合せが選択され、また、ラジカルが堆積して側壁保護膜も形成される。過剰に側壁保護膜が形成されると加工形状がテーパ状になり、寸法精度が劣化してしまう。ガスとしてClにOを添加したときのSi/SiOの選択比は、せいぜい100程度となっており、他の材料に比べると高い組合せであるが、0.1μm以下のデバイスでは300以上の選択の高選択比、高精度化が要望されている。特に、下地ゲート酸化膜に対する高選択比と素子分離段差部での無残渣を同時に達成することが今後の課題とされている。
【0005】
また、エッチング形状異常は、電子と正イオンの挙動の違いにより生じる。つまり、ノッチングは、微細なラインとスペースパターンのストライプの外面に面したラインの内側に発生する。低エネルギーのイオンでエッチングする際、微細パターン内部では、電子は基板の負のセルフバイアス電位で減速され、レジスト付近に捕捉されるが、イオンは加速されて下地の酸化膜まで達し、正にチャージアップする。一方、外周囲は電子もイオンも等量が入ってくるので中和されている。このため、微細パターンの内部と外部との間に電位差が発生し、イオンの軌道が曲がるためにノッチングが生じる。
【0006】
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、被処理物にチャージアップやエッチング形状異常を与えることなく、微細パターンに対して高精度の加工と高選択比の加工とを両立することができるエッチング方法及びエッチング装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このような従来技術における問題点を解決するために、本発明の一態様は、ビーム生成室および処理室を有する真空チャンバと、上記処理室内に配置された被処理物を保持する保持部と、上記処理室の圧力を所定の値に維持するための真空ポンプと、高周波電源を備えプラズマ生成部と、上記ビーム生成室内にプラズマを生成するためのガスを導入するガス導入ポートと、上記ビーム生成室と上記処理室との間に配置され、第1の直流電源に接続され、かつオリフィスが形成されたオリフィス電極と、上記ビーム生成室内に上記オリフィス電極に対して上流側に配置され、第2の直流電源に接続される電極と、を備えたエッチング装置を用いる被処理物のエッチング方法であって、上記真空ポンプを作動させて上記真空チャンバ内を真空排気する工程と、上記ガスを上記ガス導入ポートから上記ビーム生成室内に導入する工程と、上記高周波電源により高周波電界の印加と印加の停止を交互に繰り返すことで上記ビーム生成室内に負イオンを含むプラズマを生成する工程と、上記オリフィス電極と上記上流側に配置された電極に上記第1の直流電源及び上記第2の直流電源により電圧をそれぞれ印加し、上記プラズマ中の上記負イオンを該オリフィス電極に向けて加速する工程と、上記負イオンが上記オリフィス電極のオリフィスを通過することで中性化されると共にコリメートされ、コリメートされた中性粒子ビームを生成する工程と、上記中性粒子ビームを上記被処理物に照射し被処理物をエッチングする工程とを有し、上記オリフィス電極と上記上流側に配置された電極にそれぞれ印加された電圧の電位差により、上記生成された中性粒子ビームのエネルギーを10eV以上50eV以下にすることを特徴とするエッチング方法である。
【0008】
本発明によれば、電荷を持たず大きな並進運動エネルギーを持つコリメートされた中性粒子ビームによって被処理物を加工することが可能となるので、チャージアップ量を小さく保ちつつ高精度のエッチングが可能となる。また、このコリメートされた中性粒子ビームが被処理物に照射されるため、被処理物の表面に側壁保護膜が形成されない場合であっても、高精度の加工を実現することができる。更に、50eV以下の低エネルギーの中性粒子ビームでは、レジストはほとんどスパッタされないため、高選択比の加工を実現することができる。ここで、RIEにおいて低エネルギーのイオンビームを照射して被処理物の加工を行った場合には、局所的なエッチング形状の異常であるノッチングが生じることがあるが、中性粒子ビームを用いるため、ノッチングの問題が生じることなく、高アスペクト比の加工を行うことが可能となる。このように、本発明によれば、微細パターンに対して高精度の加工と高選択比の加工とを両立することが可能となる。
【0009】
ここで、上記中性粒子ビームのエネルギーを10eV以上50eV以下にすることが好ましい。このように低エネルギーの中性粒子ビームを用いることにより、高選択比の加工を実現することができる。例えば、Siエッチングを行う場合には、中性粒子ビームのエネルギーを50eV以下とすることにより、SiとSiOのスパッタリング収率の比が増大して、選択比を高めることができる。
【0010】
また、本発明の好ましい一態様は、負イオンを中性化することにより上記中性粒子ビームを生成することを特徴としている。この場合において、負イオン生成は、例えば、パルス変調プラズマを利用することで実現できる。
【0011】
一般に、完全な中性粒子ビームを生成することは難しく、残留イオンビームが残る。ディフレクタでイオンを除去することはできるが、ビーム源と基板との間の距離が長くなり、また装置も複雑になる。正イオンが基板に照射されると基板はチャージアップするが、負イオンは正イオンの照射と比較して被処理物表面のチャージアップ電圧が低いことが知られている。従って、負イオンであれば残留イオンがあってもチャージアップ電圧は低い。よって、負イオンのみを選択的に引き出し中性化して、上記被処理物に照射することで、半導体素子の製造等の微細加工において、よりチャージアップダメージの少ない加工が可能となる。
【0012】
また、本発明の好ましい一態様は、上記中性粒子ビームがフッ素原子又は塩素原子であることを特徴としている。従来のエッチング方法では、例えば、SFなどのフッ素に解離するガスを用いた場合には、フッ素がSiと熱励起で自発的に反応するため、等方的にエッチングが進み、加工精度が低くなるという問題がある。しかしながら、本発明によれば、コリメートされた中性粒子ビームを用いているので、フッ素の中性粒子ビームを用いた場合にも、ビームが側壁に衝突しにくく、側壁がエッチングされることを防止でき、反応性の高いガスを用いてエッチレートを高めることができる。また、上述したように、側壁保護膜がなくても高精度のエッチングが可能であるので、上記ガスは側壁保護膜を形成するための添加ガスを含む必要がない。
【0013】
更に、本発明の好ましい一態様は、上記中性粒子ビームを生成するビーム生成室と上記被処理物が配置される処理室とを仕切り、上記処理室の圧力を上記ビーム生成室の圧力よりも低圧にすることを特徴としている。この場合において、上記処理室の圧力を0.1Pa以下とすることが好ましい。
【0014】
被処理物が配置される処理室の圧力を低くすることができれば、残留ガスやラジカルが基板に入射する確率が減り、コリメートされたビームで加工できるので、堆積膜の量が少なくなり高精度の加工を実現することが可能となるが、プラズマを生成するためには、低圧で放電できるICP方式でも1Pa程度の圧力が必要とされる。従って、上述のように、中性粒子ビームを生成するビーム生成室と被処理物が配置される処理室とを仕切ることで、処理室の圧力を低圧にして高精度の加工を実現することができる。
【0015】
また、本発明の好ましい一態様は、オリフィスが形成されたオリフィス板を介して上記コリメートされた中性粒子ビームを生成することを特徴としている。
【0016】
このように、オリフィスが形成されたオリフィス板を用いることによって、中性粒子ビームをコリメートすると同時にビーム生成室と上記処理室とを仕切ることが可能となる。また、生成されたプラズマと被処理物とは、このオリフィス板によって遮断されるので、プラズマから発生する放射光は被処理物に照射されず、被処理物に損傷を与えるような紫外線などの被処理物への影響を低減することができる。
【0017】
ここで、上記オリフィスと上記被処理物との間の距離を2mm以上50mm以下とすることが好ましい。このようにすると、0.1Pa程度の圧力領域では、ビームの衝突がほとんど起きないため、被処理物に照射される中性粒子ビームの数が多くなり、またエッチレートを高めることができる。
【0018】
より具体的には、オリフィス電極と被処理物との間の距離を2mm以下に近づけると、被処理物が均一にエッチングされず、オリフィス電極のオリフィスの真下に位置する領域では深くエッチングされ、オリフィス間に位置する領域ではほとんどエッチングされない。図4は、オリフィス電極の断面図であるが、実際の典型的なオリフィス電極の形状としては、オリフィス径d=1mm、オリフィス長L=10mm、ピッチp=1.4mmである。このようなオリフィス電極におけるビーム発散角θはtanθ=d/Lであり、オリフィス電極と被処理物との間の距離が図4に示す距離aより小さいと、ビームが照射されない領域が存在することとなる。ここで、距離aは以下の式で表すことができる。
【数1】
Figure 0004039834
従って、オリフィス電極と被処理物との間の距離を2mmよりも小さくすると、被処理物が均一にエッチングされないこととなり、上記距離を2mm以上とすることが好ましい。
【0019】
一方、オリフィス電極と被処理物との間の距離を大きくしすぎると、ビームが衝突する確率が増える。平均自由行程λとすると、少なくとも距離xまでは他の分子に衝突することなく飛んでいく確率p(x)は、
p(x)=exp(−x/λ)
で表される。典型的なエッチング条件においては、加工室の圧力が0.1Paであり、ビームの平均自由行程λは、λ=50×√2=70mmとなる。従って、x=50mmとした場合には、p(50)=48.9%となり、約半数のビームが衝突してエネルギーと方向性を失ってしまう。このため、オリフィスと被処理物との間の距離を50mm以下とすることが好ましい。
【0020】
また、本発明の他の一態様は、ビーム生成室および処理室を有する真空チャンバと、上記処理室内に配置された被処理物を保持する保持部と、上記処理室の圧力を所定の値に維持するための真空ポンプと、高周波電源を備え、高周波電界の印加と印加の停止を交互に繰り返すことで上記ビーム生成室内に負イオンを含むプラズマを生成するプラズマ生成部と、上記ビーム生成室内にプラズマを生成するためのガスを導入するガス導入ポートと、上記ビーム生成室と上記処理室との間に配置されたオリフィス電極と、上記ビーム生成室内に上記オリフィス電極に対して上流側に配置された電極と、上記オリフィス電極に接続された第1の直流電源と、上記上流側に配置された電極に接続された第2の直流電源とを備え、上記第1の直流電源及び上記第2の直流電源は、上記オリフィス電極と上記上流側に配置された電極との間に電圧を印加することで、上記プラズマ生成部により生成されたプラズマから上記負イオンを加速し、上記加速された負イオンを上記オリフィスを通過させることで該オリフィスにより中性化すると共にコリメートされた中性粒子ビームを生成し、かつ上記オリフィス電極と上記上流側に配置された電極にそれぞれ印加された電圧の電位差により、上記中性粒子ビームのエネルギーを10eV以上50eV以下にしたことを特徴とするエッチング装置である。
【0021】
更に、本発明の好ましい一態様は、上記オリフィス電極と上記被処理物との間の距離を2mm以上50mm以下にしたことを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るエッチング装置の一実施形態について図1及び図2を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態におけるエッチング装置の全体構成を示す図である。
【0023】
図1に示すように、エッチング装置は、中性粒子ビームを生成するビーム生成室1と、半導体基板、ガラス、有機物、セラミックなどの被処理物Xが配置される処理室2とを有する円筒状の真空チャンバ3を備えている。この真空チャンバ3は、ビーム生成室1側が石英ガラス又はセラミックなどにより構成され、処理室2側が金属製のメタルチャンバなどにより構成されている。
【0024】
ビーム生成室1の外周には誘導結合型のコイル10が配置されている。このコイル10は、例えば水冷パイプのコイルであり、8mmφ程度の外径を有するコイルが2ターン程度ビーム生成室1に巻回されている。このコイル10は高周波電源20に接続されており、例えば、13.56MHzの高周波電圧がコイル10に印加される。これらのコイル10と高周波電源20とによってプラズマ生成部が構成されている。コイル10に高周波電流を流すことで誘導磁場を生じさせ、磁界の時間変化が電界を誘導し、その電界で電子が加速されてプラズマ30が生成される。
【0025】
ビーム生成室1の上部には、ガスを導入するガス導入ポート11が設けられており、このガス導入ポート11はガス供給配管12を介してガス供給源13に接続されている。このガス供給源13からはSF,CHF,CF,Cl,Ar,O,N,C等などのガスが真空チャンバ3内に供給される。
【0026】
処理室2には、被処理物Xを保持する保持部21が配置されており、この保持部21の上面に被処理物Xが載置されている。処理室2にはガスを排出するためのガス排出ポート22が設けられており、このガス排出ポート22はガス排出配管23を介して真空ポンプ24に接続されている。この真空ポンプ24によって処理室2は所定の圧力に維持される。
【0027】
ビーム生成室1の下端には、グラファイトなどの導電体で形成されたオリフィス板(オリフィス電極)4が配置されており、このオリフィス電極4は直流電源25に接続されている。図2(a)は、オリフィス電極4の斜視図、図2(b)は部分縦断面図である。図2(a)に示すように、オリフィス電極4には多数のオリフィス4aが形成されている。典型的なオリフィス電極4は、オリフィス径1mm、オリフィス長10mm、ピッチ1.4mm間隔で多数のオリフィス4aを配列している。このように、オリフィス電極4によってビーム生成室1と処理室2とを仕切ることができるので、真空ポンプ24によって処理室2の圧力をビーム生成室1の圧力よりも低くすることが可能となる。
【0028】
また、ビーム生成室1の上端には、同様に導電体で形成された薄板グリッド状のグリッド電極5が配置されている。このグリッド電極5は直流電源26に接続されている。なお、グリッド電極5はメッシュ網やパンチングメタルなどであってもよく、あるいは穴のない金属板であってもよい。上述した直流電源25と直流電源26とによって、オリフィス電極4とグリッド電極5との間に電圧を印加する電圧印加部が構成されている。
【0029】
次に、本実施形態におけるエッチング装置の動作について説明する。
まず、真空ポンプ24を作動させることにより、真空チャンバ3内を真空排気した後に、ガス供給源13からSF,CHF,CF,Cl,Ar,O,N,C等などのガスをビーム生成室1の内部に導入する。そして、例えば13.56MHzの高周波電圧を高周波電源20によって50μ秒間コイル10に印加する。この高周波電圧の印加によってビーム生成室1内には高周波電界が形成される。真空チャンバ3内に導入されたガスは、この高周波電界によって加速された電子により電離され、ビーム生成室1内に高密度プラズマ30が生成される。このときに形成されるプラズマ30は、主として正イオンと加熱された電子とからなるプラズマである。
【0030】
そして、高周波電源20による高周波電圧の印加を50μ秒間停止する。高周波電源20による高周波電圧の印加の停止後は、再び高周波電源20による50μ秒間の高周波電圧の印加によってビーム生成室1内においてプラズマ中の電子が加熱され、上述したサイクルが繰り返される。即ち、高周波電界の印加(50μ秒間)と印加の停止(50μ秒間)を交互に繰り返す。この高周波電界の印加停止時間(50μ秒間)は、プラズマ30中の電子が残留している処理ガスに付着して負イオンが生成されるのに要する時間よりも十分に長く、且つプラズマ30中の電子密度が低下してプラズマが消滅するよりも十分に短い時間である。高周波電界の印加時間(50μ秒間)は、この高周波電界の印加を停止している間に低下したプラズマ30中の電子のエネルギーを回復させるのに十分な時間である。
【0031】
このプラズマ30中の電子のエネルギーを高めた後の高周波電界の印加停止により、負イオンを効率よく且つ継続して生成することができる。即ち、通常のプラズマは正イオンと電子とからなる場合が多いが、正イオンと共に負イオンが共存した状態のプラズマを効率的に形成することができる。なお、ここでは、高周波電界の印加停止時間を50μ秒に設定する例について述べたが、50μ秒乃至100μ秒に設定することで、プラズマ中に正イオンのみならず負イオンを多量に生成することができる。
【0032】
ここで、直流電源25により−50Vの電圧をオリフィス板4に印加すると共に、直流電源26により−100Vの電圧をグリッド電極5に印加する。これによって、オリフィス電極4とグリッド電極5との間に、オリフィス電極4を陽極、グリッド電極5を陰極とした電位差が生じる。従って、ビーム生成室1内の負イオン6(図2(b)参照)は、この電位差によってオリフィス電極4に向けて加速され、オリフィス電極4に形成されたオリフィス4aに入っていく。このとき、オリフィス電極4のオリフィス4aの内部を通過する負イオンは、主として、オリフィス4aの周壁の固体表面近傍において中性化され、あるいは、オリフィス4aの内部に残留しているガスとの電荷交換によって中性化され、中性粒子7となる。
【0033】
このようにして、オリフィス4aの通過中に中性化された負イオン(中性粒子)は、エネルギービームとして処理室2の内部に放射される。この中性粒子7は、処理室2の内部を直進して保持部21に載置された被処理物Xに照射され、この中性粒子7によってエッチングを行うことが可能となる。
【0034】
この場合において、オリフィス電極を用いることによって、イオンを中性化することができるだけではなく、中性粒子ビームをコリメートすることができ、更にビーム生成室1と処理室2とを仕切ることが可能となる。中性粒子ビームをコリメートすることで、高精度の加工を実現することができる。また、ビーム生成室1と処理室2とを仕切ることで、処理室2の圧力をビーム生成室1の圧力よりも低圧にして高精度の加工を実現することができる。また、プラズマから発生する放射光が被処理物に照射されるのを防止することもできる。即ち、プラズマが生成されるビーム生成室1と被処理物Xとはオリフィス電極4によって遮断されているので、プラズマから発生する放射光は被処理物Xに照射されず、被処理物Xに損傷を与えるような紫外線などの被処理物Xへの影響を低減することができる。
【0035】
なお、一部の荷電粒子もオリフィス電極4のオリフィス4aを通過する場合があるが、このような荷電粒子が被処理物Xに照射されることを防止するために、オリフィス電極4の下流側にディフレクタや電子トラップを設けることとしてもよい。ディフレクタは、ビーム進行方向と垂直に電圧を印加することによって荷電粒子の進行方向を変化させて、荷電粒子の被処理物Xへの照射を防止するものである。また、電子トラップは、ビーム進行方向と垂直に100ガウス程度の磁界を形成することによって電子の進行方向を変化させて、電子の被処理物Xへの照射を防止するものである。
【0036】
ガラスやセラミック材料等の絶縁物の加工に際しては、表面にチャージアップという問題が生じるが、このように中性化された中性粒子を照射することによりチャージアップ量を小さく保ちながら、高精度のエッチングや成膜加工が可能となる。なお、被処理物の処理の内容に応じてガスの種類を使い分ければよく、ドライエッチングでは被処理物の違いに応じて酸素やハロゲンガスなどを使い分けることができる。
【0037】
なお、上述した実施形態においては、ICP型コイルを用いてプラズマを生成した例を説明したが、ECR(Electron Cyclotron Resonance)、ヘリコン波プラズマ用コイル、マイクロ波等を用いてプラズマを生成することとしてもよい。また、高周波の周波数領域も、13.56MHzに限られるものではなく、1MHz〜20GHzの領域を用いてもよい。オリフィス電極4やグリッド電極5に印加する電圧も上述のものに限られるものではない。
【0038】
【実施例】
上述した構成のエッチング装置を用いて、1500Åの厚さのSi膜が表面に形成された6インチの半導体基板のエッチング実験を行った。この実験においては、直径10cm、長さ25cmのビーム生成室1内にSFガスを導入し、ビーム生成室1の圧力を1Pa、処理室2の圧力を0.1Paとした。また、高周波電源20によって50μ秒周期の高周波電流をコイル10に流すことでプラズマ30を生成した。直流電源25により−50Vの電圧をオリフィス電極4に印加し、直流電源26により−100Vの電圧をグリッド電極5に印加して、多量の負イオンから中性粒子ビームを生成した。また、オリフィス電極4としては、開口率50%、オリフィス径1mm、オリフィス長10mmのものを用いた。
【0039】
その結果、エッチレートは3000Å/minとなり、選択比は400となり、良好な結果が得られた。このときの中性粒子ビームのエネルギー分布を調べたところ、図3に示すように、低エネルギーの中性粒子ビーム(約10eV)によるエッチングが実現できたことが分かった。また、オリフィス電極4と半導体基板との間の距離に着目した場合に、オリフィス電極4と半導体基板との間の距離が2mm以上50mm以下、特に20mmである場合に良好な結果が得られることが分かった。
【0040】
これまで本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。
【0041】
【発明の効果】
上述したように、本発明によれば、電荷を持たず大きな並進運動エネルギーを持つコリメートされた中性粒子ビームによって被処理物を加工することが可能となるので、チャージアップ量を小さく保ちつつ高精度のエッチングが可能となる。また、このコリメートされた中性粒子ビームが被処理物に照射されるため、被処理物の表面に側壁保護膜が形成されない場合であっても、高精度の加工を実現することができる。更に、50eV以下の中性粒子ビームでは、レジストはほとんどスパッタされないため、高選択比の加工を実現することができる。ここで、RIEにおいて低エネルギーのイオンビームを照射して被処理物の加工を行った場合には、局所的なエッチング形状の異常であるノッチングが生じることがあるが、中性粒子ビームを用いるため、ノッチングの問題が生じることなく高アスペクト比の加工を行うことが可能となる。このように、本発明によれば、微細パターンに対して高精度の加工と高選択比の加工とを両立することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるエッチング装置の全体構成を示す図である。
【図2】図1に示すオリフィス電極を示す図である。
【図3】本発明の一実施例における中性粒子ビームのエネルギー分布を示すグラフである。
【図4】本発明に係るエッチング装置におけるオリフィス電極と被処理物との間の距離を説明するためのオリフィス電極の断面図である。
【符号の説明】
X 被処理物
1 ビーム生成室
2 処理室
3 真空チャンバ
4 オリフィス板(オリフィス電極)
5 グリッド電極
10 コイル
11 ガス導入ポート
12 ガス供給配管
13 ガス供給源
20 高周波電源
21 保持部
22 ガス排出ポート
23 ガス排出配管
24 真空ポンプ
25,26 直流電源
30 プラズマ

Claims (9)

  1. ビーム生成室および処理室を有する真空チャンバと、
    前記処理室内に配置された被処理物を保持する保持部と、
    前記処理室の圧力を所定の値に維持するための真空ポンプと、
    高周波電源を備えプラズマ生成部と、
    前記ビーム生成室内にプラズマを生成するためのガスを導入するガス導入ポートと、
    前記ビーム生成室と前記処理室との間に配置され、第1の直流電源に接続され、かつオリフィスが形成されたオリフィス電極と、
    前記ビーム生成室内に前記オリフィス電極に対して上流側に配置され、第2の直流電源に接続される電極と、
    を備えたエッチング装置を用いる被処理物のエッチング方法であって、
    前記真空ポンプを作動させて前記真空チャンバ内を真空排気する工程と、
    前記ガスを前記ガス導入ポートから前記ビーム生成室内に導入する工程と、
    前記高周波電源により高周波電界の印加と印加の停止を交互に繰り返すことで前記ビーム生成室内に負イオンを含むプラズマを生成する工程と、
    前記オリフィス電極と前記上流側に配置された電極に前記第1の直流電源及び前記第2の直流電源により電圧をそれぞれ印加し、前記プラズマ中の前記負イオンを該オリフィス電極に向けて加速する工程と、
    前記負イオンが前記オリフィス電極のオリフィスを通過することで中性化されると共にコリメートされ、コリメートされた中性粒子ビームを生成する工程と、
    前記中性粒子ビームを前記被処理物に照射し被処理物をエッチングする工程とを有し、
    前記オリフィス電極と前記上流側に配置された電極にそれぞれ印加された電圧の電位差により、前記生成された中性粒子ビームのエネルギーを10eV以上50eV以下にすることを特徴とするエッチング方法。
  2. 前記中性粒子ビームはフッ素原子および塩素原子の少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項1に記載のエッチング方法。
  3. 前記真空ポンプにより前記処理室の圧力を前記ビーム生成室の圧力よりも低圧にすることを特徴とする請求項1または2に記載のエッチング方法。
  4. 前記処理室の圧力を0.1Pa以下とし、かつ前記オリフィス電極と前記被処理物との間の距離を2mm以上50mm以下にしたことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載のエッチング方法。
  5. 前記被処理物は、下地材料を有することを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載のエッチング方法。
  6. 前記被処理物は、下地ゲート酸化膜が形成されたSiであることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載のエッチング方法。
  7. 前記ビーム生成室内に導入するガスはSFであることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載のエッチング方法。
  8. ビーム生成室および処理室を有する真空チャンバと、
    前記処理室内に配置された被処理物を保持する保持部と、
    前記処理室の圧力を所定の値に維持するための真空ポンプと、
    高周波電源を備え、高周波電界の印加と印加の停止を交互に繰り返すことで前記ビーム生成室内に負イオンを含むプラズマを生成するプラズマ生成部と、
    前記ビーム生成室内にプラズマを生成するためのガスを導入するガス導入ポートと、
    前記ビーム生成室と前記処理室との間に配置されたオリフィス電極と、
    前記ビーム生成室内に前記オリフィス電極に対して上流側に配置された電極と、
    前記オリフィス電極に接続された第1の直流電源と、
    前記上流側に配置された電極に接続された第2の直流電源とを備え、
    前記第1の直流電源及び前記第2の直流電源は、前記オリフィス電極と前記上流側に配置された電極との間に電圧を印加することで、前記プラズマ生成部により生成されたプラズマから前記負イオンを加速し、前記加速された負イオンを前記オリフィスを通過させることで該オリフィスにより中性化すると共にコリメートされた中性粒子ビームを生成し、かつ前記オリフィス電極と前記上流側に配置された電極にそれぞれ印加された電圧の電位差により、前記中性粒子ビームのエネルギーを10eV以上50eV以下にしたことを特徴とするエッチング装置。
  9. 前記処理室の圧力を0.1Pa以下とし、かつ前記オリフィス電極と前記被処理物との間の距離を2mm以上50mm以下にしたことを特徴とする請求項に記載のエッチング装置。
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