JP4039464B1 - 塗膜防水施工用下張り緩衝材及び塗膜防水施工法 - Google Patents

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Abstract

【課題】防水剤塗装面に発生する皺を防止することのできる塗膜防水施工用下張り緩衝材、並びに塗膜防水施工法を提供することを目的とする。
【解決手段】合成樹脂フィルム層B12が熱圧着タイプ不織布層A11と不織布層C13に挟まれて一体となった三層構造積層体を備えた下張り緩衝材10である。不織布層C13は目付が100g/m2以上で、交絡されたものである。熱圧着タイプ不織布層A11は目付([A](単位:g/m2))が20g/m2超,100g/m2以下で、エンボス面積率が5%以上である。合成樹脂フィルム層Bは厚み([B](単位:μm))が10μm以上,50μm未満である。更に下式(1)を満足することを特徴とする。
[A]/[B]>2 …(1)
【選択図】図1

Description

本発明は、塗膜防水工事において用いる塗膜防水施工用下張り緩衝材、及びこれを用いた塗膜防水施工法に関するものである。
建築防水工事におけるメンブレン防水工事として、塗膜防水工事、アスファルト防水工事、シート防水工事が現在広く実施されている。
このうちの塗膜防水工事は、コンクリート等の下地面にプライマー及び接着剤(或いは接着剤のみ)を塗布し、下張り緩衝材を貼り付け、この上からポリウレタン等の防水剤を塗布することにより塗膜防水層を形成するというものである。
この塗膜防水工事に用いる下張り緩衝材としては、合成樹脂フィルム層〔II〕(中間層)を長繊維不織布層〔I〕(上層)と不織布層〔III〕(下層)で挟んで一体化した三層構造積層体が提案されている(例えば特許文献1)。この三層構造積層体は、中間層である合成樹脂フィルム層〔II〕が上下層の不織布層〔I〕,〔III〕内に一部浸透することにより強固に一体化されたものである。合成樹脂フィルム層〔II〕は遮水層として機能する。上記不織布層〔III〕は通気層として機能し、下地(例えばコンクリート)から発生する水蒸気等を水平方向に逃がすことで部分的な膨れを防止する。上記長繊維不織布層〔I〕は、この上に塗布する防水剤を一部浸透させることにより防水剤の層を強固に固定すると共に、この防水剤層を補強する機能を有する。
斯様な下張り緩衝材では、塗膜防水工事の際、防水剤の厳密な粘度調整が不要であり、出来上がった防水層についても膨れ現象(防水層が部分的に下地材から剥離して膨れる現象)を防止できるという効果がある。
特許第2605893号公報
上述の様に特許文献1の下張り緩衝材を用いることにより、良好な塗膜防水層を施工できるのであるが、しばしば防水剤塗装面に皺が発生するという不具合が散見された。
そこで本発明においては、皺の発生を防止し得る塗膜防水施工用下張り緩衝材、並びに塗膜防水施工法を提供することを目的とする。
上記皺の発生原因について本発明者らは検討したところ、次のような点が原因であることが分かった。
つまり、塗膜防水工事では接着剤を塗布した上に下張り緩衝材を貼るが、この際の正しい施工方法は、接着剤塗布後に接着剤中の溶剤が或る程度揮発するのを待ち、その後接着剤に残るタックによって貼り付けるという方法である。しかし、しばしば接着剤中の溶剤が充分に揮発しないうちに下張り緩衝材を貼る操作が行われることがある。特に冬季は低温であるために溶剤が蒸発し難く、蒸発が不十分なままになりがちである。加えて冬季は低温のため接着剤の粘度が高くなる傾向にあるので、作業のし易さから接着剤に溶剤を加えて粘度を下げて塗布する場合があり、この場合は溶剤を通常より多く蒸発させる必要があるところ、充分な蒸発を行わないまま下張り緩衝材を貼ることがある。
この様に接着剤中の溶剤を充分に蒸発させないまま下張り緩衝材を貼ると、上記三層構造積層体中の中間層である合成樹脂フィルム層〔II〕が接着剤中の溶剤(有機溶媒)を吸収して膨潤し、しかも均一に膨潤することはまずなく、この為に皺が発生したと推察された。
本発明者らは斯様な原因を踏まえて解決策を検討し、この解決策として、中間層である合成樹脂フィルム層の膨潤力と、上層である不織布層による上記膨潤力に耐える力とを勘案し、両層を適切に規定することにより、上記膨潤力を不織布層により抑え込んで皺発生の防止を図るという下記の如く発明を見出した。
斯様な本発明に係る塗膜防水施工用下張り緩衝材は、合成樹脂フィルム層Bが熱圧着タイプ不織布層Aと不織布層Cに挟まれて一体となった三層構造積層体を備えた下張り緩衝材であって、前記不織布層Cは、目付が100g/m2以上で、ニードルパンチまたは流体交絡法により交絡されたものであり、前記熱圧着タイプ不織布層Aは、目付が20g/m2超,100g/m2以下であり、前記合成樹脂フィルム層Bは、厚みが10μm以上,50μm未満であり、下式(1)を満足することを特徴とする。
[A]/[B]>2 …(1)
[A]:前記熱圧着タイプ不織布層Aの目付(単位:g/m2
[B]:前記合成樹脂フィルム層Bの厚み(単位:μm)
また本発明に係る塗膜防水施工法は、下地面に接着剤を塗布した後、前記塗膜防水施工用下張り緩衝材を、その熱圧着タイプ不織布層A側を表側にして、上記接着剤塗布面に配置し、この配置された前記下張り緩衝材上に防水剤を塗布することを特徴とする。
上記の如く本発明の下張り緩衝材は、熱圧着タイプ不織布層Aと不織布層Cで合成樹脂フィルム層Bを挟んで一体とした三層構造積層体を備えたものであり、このうち上記不織布層Aは熱圧着タイプの不織布であるので、繊維同士の拘束力が高く水平方向の強度が比較的高い。そして上記式(1)を満足するように合成樹脂フィルム層Bに対して熱圧着タイプ不織布層Aを充分に厚くすることで、合成樹脂フィルム層Bがたとえ膨潤しても、熱圧着タイプ不織布層Aがこの膨潤力に耐えて皺の発生を防止し得る。
上記熱圧着タイプ不織布層Aはエンボス面積率が5%以上であることが好ましい。因みにエンボス面積率が5%以上である点は、不織布層Aが熱圧着したものであることを意味し、エンボス面積率5%未満の場合は強度が低く、合成樹脂フィルム層Bの膨潤による皺発生を防止できない懸念がある。より高いエンボス面積率の熱圧着タイプ不織布である方が、水平方向の強度が高くなって皺防止効果が高くなることから好ましい。具体的にはエンボス面積率7%以上が好ましく、より好ましくは10%以上である。
尚、層Aとして不織布ではなく合成樹脂シートを用いれば、水平方向の強度が高く上記膨潤力に充分耐えることができる。しかし層Aが不織布であれば、この上に塗布する防水剤(例えばポリウレタン)が不織布層Aに一部浸透して両者が強固に固定され、また合成樹脂フィルム層Bとも不織布層Aのアンカー効果(層Bが不織布層Aに一部食い込むようになる)によって強固に固定されることから、不織布を採用したのである。
ところで、単純に不織布層Aを分厚くするだけでも皺は寄り難くはなるが、分厚いものの場合は、この上に塗布するポリウレタン等の防水剤が不織布層Aに多く吸収されることになり、防水剤の使用量が多くなってコスト高を招くため好ましくない。よって上記の様に熱圧着タイプ不織布層Aの目付を100g/m2以下とする。より好ましくは目付80g/m2以下である。
合成樹脂フィルム層Bの厚みは上記の如く50μm未満である。合成樹脂フィルム層Bが厚すぎると、接着剤の溶剤による膨潤力が非常に高くなり、この為に上記熱圧着タイプ不織布層Aではこの膨潤力に抗しきれなくなる懸念があり、また上記熱圧着タイプ不織布層Aの目付の上限と上記式(1)を満足させる観点から、合成樹脂フィルム層Bの厚みを50μm未満とする。より好ましくは40μm未満である。
一方、合成樹脂フィルム層Bの厚みが薄すぎると、ピンホールを生じる懸念がある。合成樹脂フィルム層Bの機能として、熱圧着タイプ不織布層A上に塗布する防水剤(例えばウレタン)が不織布層Cに浸透するのを防止することが挙げられるが、ピンホールを生じると、防水剤が不織布層Cに至り、不織布層Cの通気性を損なう虞がある。このため合成樹脂フィルム層Bの厚みとしては10μm以上とする。好ましくは20μm以上、より好ましくは25μm以上、より一層好ましくは30μm以上である。
なお合成樹脂フィルム層Bの厚みの測定方法は、次の通りである。即ち、まず下張り緩衝材の任意部位20箇所から試験片をサンプリングする。次いでこの試験片を、切断面が垂直となるようにカットし、このカット面が観察できるように蒸着して、走査型電子顕微鏡により任意の倍率で撮影する。この撮影された写真において、熱圧着タイプ不織布層Aと不織布層Cの間に存在するフィルム部分(合成樹脂フィルム層B)についてノギスで厚みを測定し、上記撮影にあたっての写真倍率を換算してフィルム厚みを求める。得られた20箇所のフィルム厚み(上記20箇所の試験片におけるそれぞれのフィルム厚み)を平均し、合成樹脂フィルム層Bの厚みとする。なおノギスで測定するにあたっては、上下層の不織布(熱圧着タイプ不織布層A,不織布層C)に入り込んでいるフィルム部分を端として測定する。また上記カットする際に断面部の形状が変化する懸念がある場合には、この形状変化を抑止するため、急速冷凍装置を使用して下張り緩衝材を冷凍した後、カットする。因みに合成樹脂フィルム層Bは、その製造過程において熱圧着タイプ不織布層Aと不織布層Cにそれぞれ食い込むようにして形成されることから、合成樹脂フィルム層Bの形状としては表裏両面に凹凸を有するものとなる。従って上記の如く厚み測定方法を採用し、この値で本発明を規定したものである。
上記の如く合成樹脂フィルム層Bの厚みの下限との関係で、上記式(1)を満足させる観点から、熱圧着タイプ不織布層Aの目付は20g/m2超とする。この様に上記式(1)を満足させたものであれば、合成樹脂フィルム層Bの膨潤力に熱圧着タイプ不織布層Aが耐えることができ、皺発生を防止することが可能となる。
熱圧着タイプ不織布層Aと合成樹脂フィルム層Bの関係を規定した式(1)について、より好ましくは[A]/[B]が3.0以上である。合成樹脂フィルム層Bに対して熱圧着タイプ不織布層Aが厚いほど皺防止効果が高いからである。
不織布層Cは、上述の様にニードルパンチまたは流体交絡法(例えばウォーターパンチ加工)により交絡されたものである。斯様な不織布層Cであれば、水平方向の通気性が良好で、下地から発生する水蒸気等を良好に逃がすことができる。また通気性を良好にする観点から不織布層Cの目付は100g/m2以上であることを要する。目付の小さいものでは厚みが薄くなりすぎ、通気性に乏しくなるからである。より好ましくは目付160g/m2以上である。なおニードルパンチまたは流体交絡法により交絡された不織布層を製造するにあたって、紡糸直後に繊維がバラバラにならないようにするため弱くエンボス加工(以下、プレエンボス加工と称することがある)することがあるが、その後のニードルパンチや流体交絡によって、上記プレエンボス加工による熱接着点は殆ど外れ、水平方向の通気性を阻害することは殆どない。
ところで、仮に下層の不織布層Cによって合成樹脂フィルム層Bの膨潤力を抑え込む様にする場合を想定すると、上記の如くニードルパンチまたは流体交絡法により交絡された不織布Cでは膨潤力を抑えるには強度不足である。そこで不織布層Cについて強度を高くするべく熱圧着タイプにする等の対策を講じると、水平方向の通気性が低下してしまい、本来の機能(水平方向の通気により、下地から発生する水蒸気等を逃がす機能)を損なう結果となる。この為、合成樹脂フィルム層Bの膨潤力を抑え込む作用を不織布層Cに担わせずに、上層の熱圧着タイプ不織布層Aにより上記膨潤力に耐えるようにしたのである。
斯様に本発明は熱圧着タイプ不織布層A、合成樹脂フィルム層B、不織布層Cを種々の観点からバランスさせ、本来の機能(層Bの防水機能、層Cの通気機能、層Aのアンカー機能等)を発揮させた上で、皺防止を実現したものである。
更に本発明においては合成樹脂フィルム層Bの膨潤力に耐える観点から、前記熱圧着タイプ不織布層Aが長繊維不織布からなるものであることが好ましい。短繊維不織布に比べて長繊維不織布の方が張りがあって水平方向の強度に優れ(連続繊維であるので水平方向の動きに対して繊維間の拘束力が高い為)、皺発生に対する抵抗力が高いからである。
本発明に係る塗膜防水施工用下張り緩衝材としては、貫通孔が分散形成されたものであっても、形成されていないものであっても良いが、貫通孔が分散形成されたものにおいては、その総開口率が表面積に対して40%以下であることが好ましい。下張り緩衝材に貫通孔を設けることにより、防水剤(例えばウレタン)を下地に直接接合させることができ、接合強度の点から好ましい。しかし下張り緩衝材の総開口率が高いということは、熱圧着タイプ不織布層Aの総開口率が高いことでもあるので、水平方向の強度が低下する。これゆえ合成樹脂フィルム層Bの膨潤力に耐える力が低下し、皺防止の観点から好ましくないことから、上記の如く総開口率40%以下が好ましいのである。なお総開口率が高いということは、通気層である不織布層Cの占める面積率も低くなるということであり、即ち通気部面積が減少するので、この観点からも総開口率が高すぎることは好ましくない。
本発明に係る塗膜防水施工用下張り緩衝材並びに塗膜防水施工法によれば、たとえ接着剤中の溶剤の蒸発を充分に行わずに施工した場合であっても、防水剤塗装面に皺を殆ど生じない。
図1は本発明の実施形態1に係る塗膜防水施工用下張り緩衝材をコンクリート(下地)面に施工した様子を表す断面図である。
実施形態1の下張り緩衝材10は、熱圧着タイプ不織布層A11と不織布層C13により合成樹脂フィルム層B12を挟んで一体とした三層構造積層体からなる。
まず三層構造積層体とした下張り緩衝材10を得る方法について述べる。
この方法としては、押し出しラミ法(エクストルージョンラミネーション法)やドライラミネーション法等のラミネート法、或いはコーティング法により積層一体化する方法が挙げられる。
具体的には例えば、予め熱圧着タイプ不織布層A11と不織布層C13を作製し、これら熱圧着タイプ不織布層A11と不織布層C13の間に、溶融状態ないし半溶融状態の合成樹脂フィルム層B12の原料を押出ながらラミネートする方法(押し出しラミ法によるサンドラミ法)が挙げられる。殊にこの方法によれば、生産性に優れる上、合成樹脂フィルム層B12の一部が熱圧着タイプ不織布層A11、不織布層C13のそれぞれ一部分に侵入する様にして固化するので、合成樹脂フィルム層B12と熱圧着タイプ不織布層A11、合成樹脂フィルム層B12と不織布層C13が強固に固定される。
次に下張り緩衝材10における合成樹脂フィルム層B12について説明する。合成樹脂フィルム層B12の素材としては、ポリエステル系フィルム、ポリアミド系フィルム、ポリプロピレン系フィルム、ポリエチレン系フィルムなどのポリオレフィン系フィルムや、これらの共重合体のフィルム等が挙げられる。その他、エチレンビニルアルコール共重合体樹脂(以下、EVOHと言うことがある)、エチレン、酢酸ビニル重合体(以下、EVAと言うことがある)などの汎用の合成樹脂フィルムの多くを使用することができる。
尤も、合成樹脂フィルム層B12の素材の選択にあたっては、下張り緩衝材10上に塗布する防水剤並びにその溶剤との相互作用(耐溶解性や接着性など)を考慮する必要がある。加えて三層構造積層体とする際の加工性、並びに施工時の取扱性を考慮すると、適度な剛性や強度を有することが望ましい。防水剤としては一般にウレタン系樹脂やポリエステル系樹脂が使用され、上記相互作用の観点、及び上記剛性や強度の観点から、ポリオレフィン系フィルムが好ましい。
また合成樹脂フィルム層Bとして、アルミニウム等の導電性金属を蒸着したフィルム層を用いたり、アルミ箔を複合したフィルム層としても良く、これにより断熱性を向上させることができる。この場合の上記蒸着層の厚みとしては、50オングストローム以上が好ましく、より好ましくは100オングストローム以上である。またこの場合は、静電容量などを測定することで、合成樹脂フィルム層Bのピンホールの存在等を検知することも可能である。
合成樹脂フィルム層Bの厚みは10μm以上(好ましくは20μm以上)、50μm未満(好ましくは40μm未満)である。尚上述の様に合成樹脂フィルム層Bは熱圧着タイプ不織布層Aと不織布層Cにそれぞれ食い込んだ形状となることから、表裏両面に凹凸が形成された状態となる。従ってここで言う厚みとは、上述の厚みの測定法に従って測定した厚みを言う。
次に熱圧着タイプ不織布層A11について説明する。熱圧着タイプ不織布層A11の素材としては、ポリエステル系繊維、ポリアミド系繊維、ポリプロピレン系繊維が挙げられ、これら熱可塑性繊維にガラス系繊維を含有させたものであっても良い。またトウ開繊によるポリエステルスパンボンドやポリビニルアルコールスパンボンドを好ましく用いることができる。熱接着性を強化する目的で多成分系の複合繊維を用いても良く、例えばポリエチレンテレフタレート(以下、PETと言うことがある)を芯としてポリエチレン(以下、PEと言うことがある)を鞘とした芯鞘構造の複合繊維や、PETを芯として低融点ポリエステルを鞘とした芯鞘構造の複合繊維(以下、CO−PETと言うことがある)、或いはポリプロピレン(以下、PPと言うことがある)を芯としてポリエチレンを鞘とした芯鞘構造の複合繊維等が挙げられる。これらのうちでより好ましいものはポリエステル系スパンボンドである。
熱圧着タイプ不織布層A11の繊維は短繊維、長繊維のいずれであっても良いが、長繊維の方が不織布としたときの強度として高いものが得られるので、より好ましい。
熱圧着タイプ不織布層A11のエンボス面積率は5%以上である。エンボス面積率が100%のものであっても良く、この場合も不織布であることから、その表面には凹凸があるので、合成樹脂フィルム層Bが熱圧着タイプ不織布層Aに一部食い込むようにして両層が強固に固定され得る。また防水剤(例えばウレタン)を熱圧着タイプ不織布層A11上に塗布する場合においても、防水剤が熱圧着タイプ不織布層Aに一部食い込むようになって強固に固定されることとなる。
因みに本発明の熱圧着タイプ不織布層Aは、たとえエンボス面積率が100%であっても紙のようなフィルム状になるものではなく、あくまでも不織布としての熱圧着タイプのものを指し、不織布としてのしなやかさや、繊維が多数配されていることによる凹凸を備えたものである。そして熱圧着タイプとは、熱圧着により繊維同士の接点で融着が生じて強度が向上したものである。
熱圧着タイプ不織布層A11の目付は20g/m2超、100g/m2以下である。熱圧着タイプ不織布層A11の厚みとしては特に限定されるものではないが、目付の上限が100g/m2であって熱圧着タイプであることから、差程分厚くなることはなく、1.5mm以下程度である。
次に不織布層C13について説明する。不織布層C13の素材としては、ガラス系短繊維、ポリエステル系繊維、ポリアミド系繊維、ポリプロピレン系繊維、トウ開繊によるポリエステルスパンボンドやポリビニルアルコールスパンボンドが好ましい素材として挙げられる。殊に、下地がコンクリートの場合においては耐アルカリ性に優れたものとするのが好ましく、この点を考慮するとアクリル系繊維製不織布が好ましい。
不織布層C13は、ニードルパンチまたは流体交絡法により交絡されたものであって、目付が100g/m2以上であり、これにより良好な通気性が実現され得る。通気性をより良好にする観点から、より好ましくは目付160g/m2以上である。一方、不織布層C13の目付の上限は300g/m2とするのが好ましい。目付が高すぎると、下張り緩衝材10の質量が重くなって作業性が低下するからである。より好ましくは250g/m2以下である。
不織布層C13の繊維としては長繊維、短繊維のいずれであっても良いが、強度の観点から長繊維であることが好ましい。
不織布層C13は、JASS8での評価法〔JASS(1986) 参考試験1.メンブレン防水層の性能評価試験方法「8.下地との間の通気抵抗試験」(第340〜342頁)〕により求められる下地面との間の通気量が、10mmAq.圧力空気時に170cc以上の流出量であることが好ましい。170cc以下の場合は通気性が乏しいために、防水面の膨れや浮き上がりを生じる懸念があるからである。
以上の如くの合成樹脂フィルム層B12、熱圧着タイプ不織布層A11、不織布層C13を用い、上記押し出しラミ法等により三層構造積層体を得て下張り緩衝材10とする。この際、合成樹脂フィルム層B12と熱圧着タイプ不織布層A11については、式(1)を満足させるようにしてそれぞれの層を設定する。
[A]/[B]>2 …(1)
[A]:前記熱圧着タイプ不織布層Aの目付(単位:g/m2
[B]:前記合成樹脂フィルム層Bの厚み(単位:μm)
更に、得られた下張り緩衝材10に貫通孔を分散形成しても良い。この際、総開口率が表面積に対して40%以下となるようにする。
次に下張り緩衝材10を用いた施工方法について述べる(図1)。
施工にあたっては、まずコンクリート17等の下地面にプライマー15を塗布し(尚、下地の素材によってはプライマー15を省略しても良い)、続いて接着剤14を塗布する。次いで下張り緩衝材10を、その熱圧着タイプ不織布層A11側を表側にして、即ち不織布層C13側を接着剤14に接着させるようにして、接着剤14塗布面に配置する。その後、この下張り緩衝材10の上から(即ち熱圧着タイプ不織布層A11の上から)ポリウレタン等の防水剤16を塗布する。防水剤16が硬化し、施工が完了する。
上記下張り緩衝材10を用いた場合においては、接着剤14の溶剤が充分に蒸発しないうちに下張り緩衝材10を接着した場合であっても、接着剤14の溶剤による合成樹脂フィルム層B12の膨潤によって皺が生じるのを熱圧着タイプ不織布層A11が食い止め、出来上がりの防水剤16層の上に皺が表れない。
なお上記実施形態においては熱圧着タイプ不織布層A11と合成樹脂フィルム層B12と不織布層C13の三層構造積層体からなる下張り緩衝材10を示したが、この三層構造積層体を含む四層以上の下張り緩衝材としても良い。
以下、実験例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明はもとより下記例によって制限を受けるものではなく、前・後記の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施することも勿論可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。
《評価方法》
まず下記実験例における各種評価方法について述べる。なお以下、サンプル方向に関して機械方向(不織布製造時の製造流れ方向)をMD方向、機械方向と直交する方向をCD方向と称する。
<目付(単位面積当りの質量)>
JIS−L1906に従って求める。具体的にはMD方向に20cm、CD方向に25cm角の試験片を、CD方向に5箇所採取して、それぞれの質量を測定する。これらの平均値を算出した後、1m3当たりの質量に換算して目付(g/m2)とする。
<厚み>
JIS−L1906に従って求める。具体的にはCD方向の試験片全幅1m当たり10箇所において、加圧条件を1.96kPa(20gf/cm3)として測定し、これらの平均値を算出して厚みとする。
<強力>
5cm×20cmの短冊状にタテ及びヨコ方向別にサンプルを打ち抜き、このサンプルについてJIS L1906 5.3.1に従ってそれぞれ測定する。なお該測定においては、テンシロン引張試験機を用い、破断時にかかる張力をタテ、ヨコ方向N=5とする。
<脱気通気性>
JASS8(1986) 参考試験1.メンブレン防水層の性能評価試験方法「8.下地との間の通気抵抗試験」(第340〜342頁)に従って測定する。
<遮水能>
「屋根防水システムの性能評価に関する一般基準」(訳、東京工業大学工業材料研究所小池研究室、工文社)5.1.4耐水圧試験(第8〜9頁)におけるDIN−16935による試験方法に従って測定する。
<皺試験>
コンクリート下地面に接着剤(クロロプレン系接着剤)を0.4kg/m2となるように塗布し、直ちに下張り緩衝材を熱圧着タイプ不織布層A側を表側にして貼り付け、この上にウレタン系防水剤(下記化1)を1kg/m2となるように塗布し、更にもう一度同じウレタン系防水剤を1kg/m2となるように重ね塗りする(ウレタン防水剤は合計2kg/m2となる)。
Figure 0004039464
このウレタン系防水剤が硬化した後、施工面を目視にて観察し、皺の有無を判定する。
《実験例の下張り緩衝材の製造方法》
次に各実験例の下張り緩衝材の製造方法について述べる。
<実験No.1〜6,8〜12>
固有粘度0.68のPETを用い、紡糸温度285℃にて、孔径0.35mmノズルにより単孔吐出量2.5g/分、引取速度4800m/分の条件で紡糸し、スパンボンド不織布を得た。次いでこのスパンボンド不織布について、ドット間隔5mm、エンボス面積率11%、線圧50kN/m、240℃で、エンボス加工を行い、熱圧着タイプ不織布層A(熱圧着タイプのスパンボンド不織布)を得た。なお各熱圧着タイプ不織布層Aの目付は表1の通りである。
他方、上記と同様の条件のスパンボンド法にて、4.4dtex(4デニール)のPET製フィラメントからなるウェッブを得、このウェッブをオルガン社製FPD1−40Sを用いてニードル深さ13mm、密度80N/cmでニードリングして、表1に示す目付の不織布層C(ニードルパンチタイプのスパンボンド不織布)を得た。
次いで、Tダイフィルム押出し機を用い、上記熱圧着タイプ不織布層Aと上記不織布層Cの間に半溶融状態のPE(メルトインデックス:7)(実験No.1〜5,8〜12)或いはPBT(実験No.6)を挟む様にしてラミネート加工し、表1に示す厚さの合成樹脂フィルム層B(上記PE或いはPBT(ポリブチレンテレフタレート)の層)が不織布層Aと上記不織布層Cに挟まれ一体化された三層構造積層体を得た。なお実験No.1,2,4〜6,8〜10においては、この三層構造積層体が下張り緩衝材となる。
実験No.3,11,12については、更に有孔加工機を用いて開け加工を施して、丸形の孔(直径6mm)を縦横4cm間隔で開け、有孔タイプの下張り緩衝材とした。
<実験No.7>
2.2dtex(2デニール)でカット長56mmの2成分芯鞘繊維(CO−PET繊維)と、2.2dtex(2デニール)でカット長56mmのPET繊維とを、混綿比50/50で混綿し、このステープルファイバを定法通りカード及びクロスラッパーを用いてウェッブに形成した。次いでこのウェッブに対してドット5mm間隔、エンボス面積率11%、140℃、線圧50kN/mで熱エンボス加工を行って目付70g/m2の熱圧着タイプの不織布層A(サーマルボンド不織布)を得た。
他方、4.4dtex(4デニール)のカット長56mmアクリル繊維と、4.4dtex(4デニール)のカット長56mmPET繊維とを、混綿比50/50で混綿し、このステープルファイバを定法通りカード及びクロスラッパーを用いてウェッブを形成した。オルガン社FPD1−40Sを用いて、ニードル深さ13mm、密度80N/cmで、上記ウェッブをニードリングして目付160g/m2の不織布層C(短繊維ニードルパンチ不織布)を得た。
次にTダイフィルム押出し機を用い、上記熱圧着タイプ不織布層Aと不織布層Cの間に半溶融状態のPE(メルトインデックス:7)(合成樹脂フィルムB層となる)を挟む様にしてラミネート加工し、厚さ30μmの合成樹脂フィルムB層が不織布層Aと上記不織布層Cに挟まれ一体化された三層構造積層体を得、下張り緩衝材とした。
Figure 0004039464
Figure 0004039464
《防水施工方法》
コンクリート(下地)面に接着剤(クロロプレン系接着剤:ノガワケミカル(株)製、商品名DC644G)を0.4kg/m2となるように塗布した後、上記各実験例の下張り緩衝材を、熱圧着タイプ不織布層Aが表側、不織布層Cが接着面側になるように貼り付けた。次いで、この上から汎用の平場用ウレタン系防水剤を1kg/m2となるように塗布し、硬化後、更に同じく平場用ウレタン系防水剤を1kg/m2で重ね塗りした(合計2kg/m2となる)。重ね塗りした防水剤が硬化した後、紫外線吸収剤などを配合したトップコート用ウレタン防水剤を0.3kg/m2となるように塗布した。斯様にして防水層を形成した。
上記の如く施工した防水層に関し、実験No.1〜7,11においては防水層表面に皺等が発生していなかった。尚このうちの実験No.7は、下張り緩衝材を接着剤塗布面上に貼付した後の状態において、小さな皺が所々見られたが、ウレタン防水剤を施工後の表面においては、皺は見えなくなっていた。また実験No.1〜7について一ヶ月間後に調査したところ、防水層に膨れや浮き上がりもなかった。更にその後1年間調査を実施したところ、異常がなく良好な状態が保たれていた。実験No.11については、3年後に調査したところ防水層に若干の浮き上がりが生じていた。下張り緩衝材における不織布層Cの通気性がやや劣るものであった為であると考えられる。
一方実験No.8〜10,12は、ウレタン系防水剤を施工した後の表面において皺が発生していた。
本発明の実施形態1に係る塗膜防水施工用下張り緩衝材をコンクリート(下地)面に施工した様子を表す断面図である。
符号の説明
10 下張り緩衝材
11 熱圧着タイプ不織布層A
12 合成樹脂フィルム層B
13 不織布層C
14 接着剤
15 プライマー
16 防水剤
17 コンクリート

Claims (4)

  1. 合成樹脂フィルム層Bが熱圧着タイプ不織布層Aと不織布層Cに挟まれて一体となった三層構造積層体を備えた下張り緩衝材であって、
    前記不織布層Cは、目付が100g/m2以上で、ニードルパンチまたは流体交絡法により交絡されたものであり、
    前記熱圧着タイプ不織布層Aは、目付が20g/m2超,100g/m2以下であり、
    前記合成樹脂フィルム層Bは、厚みが10μm以上,50μm未満であり、
    下式(1)を満足することを特徴とする塗膜防水施工用下張り緩衝材。
    [A]/[B]>2 …(1)
    [A]:前記熱圧着タイプ不織布層Aの目付(単位:g/m2
    [B]:前記合成樹脂フィルム層Bの厚み(単位:μm)
  2. 前記熱圧着タイプ不織布層Aが長繊維不織布からなる請求項1に記載の塗膜防水施工用下張り緩衝材。
  3. 前記塗膜防水施工用下張り緩衝材には貫通孔が分散形成され、その総開口率が表面積に対して40%以下である請求項1または2に記載の塗膜防水施工用下張り緩衝材。
  4. 下地面に接着剤を塗布した後、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の塗膜防水施工用下張り緩衝材を、その熱圧着タイプ不織布層A側を表側にして、上記接着剤塗布面に配置し、
    この配置された前記下張り緩衝材上に防水剤を塗布することを特徴とする塗膜防水施工法。
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