JP4039202B2 - 積層型半導体装置およびその組み立て方法 - Google Patents

積層型半導体装置およびその組み立て方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、積層型半導体装置およびその組み立て方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献】
特開2001−298152号公報。
【0003】
本発明の従来技術の例としては、上記特許文献が挙げられる。上記特許文献においては、パワーデバイスである複数の半導体チップの圧接実装において、共通制御信号電極は多層配線基板で構成され、複数のパワーデバイスの空きスペースを有効に活用して制御信号経路を構成するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記特許文献においては、複数の半導体チップの表面において第1の共通電極を接続し、半導体チップは平面的に並列に並べる構成となっているため、半導体装置全体が大きくなってしまうという問題があった。
【0005】
本発明の目的は、小型化に有利な積層型半導体装置およびその組み立て方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、第1主面側に第1の主電極を有し、第2主面側に第2の主電極を有する半導体チップが複数積層され、各半導体チップの第1及び第2の主電極はそれぞれ金属配線層に電気的に接続され、半導体チップの間では、向かい合う主面側同士が共通の金属配線層に接続されており、上下に2つの前記半導体素子が積層され、上側の半導体素子を形成する前記半導体チップと、下側の半導体素子を形成する前記半導体チップとが平面的に上下に重なり合わない領域を有し、該平面的に上下に重なり合わない領域に、前記制御電極と電気的に接続される制御電極取り出し用金属配線層が形成され、該制御電極取り出し用金属配線層は他の金属配線層とは電気的に絶縁されている。
【0007】
【発明の効果】
本発明によれば、小型化に有利な積層型半導体装置およびその組み立て方法を提供することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、以下で説明する図面で、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
実施の形態1
本発明の実施の形態1を図面に基づいて説明する。図1(a)は、本発明における実施の形態1を示す構造鳥瞰図である。手前に見える3つの各半導体チップ(すなわち、パワートランジスタ1〜6)は向かって上側にドレイン電極、下側にソース電極とゲート電極を有する構造とする。紙面奥行き方向には、上側にカソード、下側にアノード電極を有するダイオード14〜19(図1(c)、図3参照)が形成される。
U相上側のパワートランジスタ1である半導体チップは上面が熱緩衝材1aを介してP相バスバー(金属配線層)7に接続されている。パワートランジスタ1の下面は熱緩衝材1bを介してU相バスバー8に接続されている。
U相下側のパワートランジスタ2である半導体チップは、上面が熱緩衝材2aを介してU相バスバー8に接続されている。パワートランジスタ2の下面は熱緩衝材2bを介してN相バスバー11Uに接続される。U相バスバー8が2つの半導体チップ(パワートランジスタ1、2)に挟まれる形になるのが特徴である。
ここで、U相バスバー8の一部は半導体チップに熱緩衝材1b、2aを介して接続されない、平面的にくびれた領域を有し、この領域にはパワートランジスタ1のゲートパッドが存在し、この領域でもってU相上側のパワートランジスタ1を駆動する制御電極取り出し用配線12Uが半導体チップに熱緩衝材1b、2aを介して接続されている。
同様に、U相下側の半導体チップにとってもU相下側のパワートランジスタ2を駆動する制御電極取り出し用配線13Uが形成される。ここで各制御電極取り出し用配線は、他の配線層や半導体チップとは電気的に絶縁されている。
以上U相について説明したが、V相、W相についても同様な構成となり、上側の半導体チップにとってP相バスバー7は全て共通である。
N相バスバー11は図1中、11U、11V、11Wと分けて記載したが、紙面奥行き方向にて共通になっており、下側の半導体チップにとっては全て共通である。
また、紙面奥行き方向でパワートランジスタ1〜6とは並列に還流用ダイオード14〜19(図1(c)、図3参照)が同様に積層されている。上側還流用ダイオード14、16、18についてもP相バスバー7は全て共通であり、下側還流用ダイオード15、17、19についてもN相バスバー11も共通になっている。
【0009】
図1(a)における、a−a、b−b、c−cの破線に沿った断面構造をそれぞれ、図1(b)、(c)、図2に示す。
図1(b)については、上記で説明したパワートランジスタ1〜6が存在する領域の断面であり、各制御電極取り出し用配線12u〜12w、13u〜13wが存在し、他の配線層とは絶縁されていることが判る。
図1(c)は還流用ダイオード14〜19が存在する領域の断面である。
図2はパワートランジスタ1〜6と還流用ダイオード14〜19がそれぞれ並列に接続された状態を示している。
図3は、以上で示した3相の構成を回路図で表したものであり、所謂3相インバータを形成している。
図4は、図1、図2で説明した各構成要素がどのように積層されているかを詳しく説明した図である。
図4に示すごとく、P相バスバー7、N相バスバー11が共通である。また、半導体チップのゲートパッドが存在する領域が制御電極取り出し用配線12u〜12w、13u〜13wに接続され、他の配線層とは絶縁を保ちながら積層が可能となるよう、U相バスバー8、V相バスバー9、W相バスバー10の一部にくびれが存在していることが特徴である。
【0010】
以上の構造で説明したように、1レグを構成する2つの半導体チップが上下に積層され、バスバーと平面で接続される構造を持つため、従来の技術に比べて素子が占める平面的な面積(アクティブな領域)を実質的に半分に低減できるという効果がある。
また、ワイヤボンド等を用いずにスイッチング素子の制御端子を取り出せる構造が可能であり、圧接構造に適用しても十分に機能する。
また、全ての半導体チップにおいて、バスバーと半導体チップの電極領域が、熱緩衝材を介してダイレクトに大きな面積で接続されるため、半導体チップとバスバー間の寄生インダクタンスが極限まで低減できるという効果がある。このため、3相インバータで動作させる場合には、寄生インダクタンスによるスイッチング過渡時の跳ね上がり電圧が抑えられるので、半導体チップにとっては許容ドレイン−ソース間電圧を小さく抑えた設計が可能になり、コスト低減に寄与するという効果もある。それに伴い、素子を保護するためのスナバ回路等を簡略化できるので、システムトータルとしてのコスト低減が可能になるという効果がある。
【0011】
なお、ここまでの説明においては、1つの半導体素子を1つの半導体チップとしたが、複数の半導体素子が複数並列に接続された構成であっても構わない。その場合、素子の電流容量を大きくできるという効果がある。
また、本発明は各要素を圧接により固定する構成を示したが、半田による固定を用いた積層構造でも構わない。
また、スイッチング素子としてのパワートランジスタは、シリコンによるパワーMOSFETでもIGBTでも構わないが、高速、低損失、耐高温特性を持つSiC(炭化珪素)によるパワーMOSFETやその他のスイッチング素子でも構わない。
また、ダイオードについてはシリコンの所謂FRD(ファースト・リカバリ・ダイオード)で構わないが、SiCによる高速、低損失なダイオードでも構わない。
【0012】
また、SiCによるスイッチング素子を用いた場合、圧接構造をとることにより、ワイヤボンドによる接続や半田による素子の実装が不要になり、インバータ全体としてより高温に耐えられる半導体装置が実現可能になるというメリットがある。従来は水冷・油冷等により大掛かりな冷却系を必要としたが、SiCチップと圧接構造の組み合わせにより、安価で簡易な冷却器である放熱フィン等による冷却系だけでインバータが実現可能である。システムとして冷却系が省略可能になると、その分大きなコスト低減が実現できるという効果がある。
【0013】
放熱フィン等による冷却系を備えた3相インバータ外観の具体的な構成を図5、図6に示す。図5は、本実施の形態1における三相インバータの外形を説明する構造鳥瞰図である。
図5では、熱伝導率が高い絶縁材料から成る絶縁ケース20により高電圧が印加されるバスバーとは電気的に絶縁されて放熱フィン31が上部に形成される。下部には同様に放熱フィン32が構成されるが、下部にはN相バスバー11が存在するため、この部分はバスバー11と放熱フィン32が直接接続される構造で構わない。
図5の右側には、電源電圧の入力端子となるP相バスバー7に接続されるP相入力端子23、N相バスバー11に接続されるN相入力端子24が形成されている。図5の左側には、出力端子であるU相バスバー8に接続されるU相出力端子200、V相バスバー9に接続されるV相出力端子21、W相バスバー10に接続されるW相出力端子22が形成される。手前側にはそれぞれの素子の制御端子、すなわち、U相上側制御端子25、U相下側制御端子26、V相上側制御端子27、V相下側制御端子28、W相上側制御端子29、W相下側制御端子30が形成される。
【0014】
図6はこの構成の断面の一部を示したものである。
圧接構造を保つための仕組みの一例としては、各積層要素の両端を支える固定冶具34、35、37、38があり、それぞれ圧接用ネジ33、36により接続されている。
このような実装構造を持つことにより、先にも記述したように冷却系を簡素化し、システムとして安価な3相インバータが形成可能になるという効果がある。
【0015】
高温に対して強いインバータとするためには、半田を使用しない構成が必要になるが、これらの積層構造を形成するには、各要素の位置合わせが重要になる。
そこで位置合わせが容易な組み立て方法を図7、図8の要部断面図を用いて説明する。
各バスバーの間は、半導体チップの厚み程度の短い距離で電気的な絶縁を保つ必要があり、そのような絶縁材料を形成する(これまでの図では、この絶縁材料は便宜上図示していなかった)。
まず、図7(a)に示すように、N相バスバー11上に、絶縁材料から成る絶縁層39、40を配置する。
次に、半導体チップ2を装填する。この場合、絶縁層39と絶縁層40の縁(端部)39a、40aを位置合わせ用のガイドとして用いる。
次に、図7(b)に示すように、U相バスバー8を積層した後に、再度、絶縁層41、42を積層する。
次に、半導体チップ1を装填する。この場合、絶縁層41と絶縁層42の縁41a、42aを位置合わせ用のガイドとして用いる。
最後に、図7(c)に示すように、P相バスバー7を積層することで組み立てが可能である。
【0016】
図8には、別の組み立て工程を示す。
まず、図8(a)に示すように、それぞれN相バスバー11上に絶縁層39、40を配置し、半導体チップ2を装填する場合に絶縁層39と絶縁層40の縁39a、40aをガイドとして用いる。また、P相バスバー7に絶縁層41、42を積層する。半導体チップ1を装填する場合に絶縁層41と42の縁41a、42aをガイドとして用いる。それぞれ半導体チップ1、2が装填されたもので、U相バスバー8を挟みこむことで組み立てが可能である。
【0017】
以上説明したように、絶縁層39〜42を半導体チップ1、2装填時のガイドとして利用することで簡易に圧接構造を形成することが可能になるという効果がある。
【0018】
なお、上記特許文献においては、複数の半導体チップの表面において第1の共通電極を接続し、半導体チップは平面的に並列に並べる構成となっているため、半導体装置全体が大きくなってしまうという問題があった。また、上記構成であるが故に全ての半導体チップを接続してからでないと装置全体としての特性評価が行えない。部品点数が多くなることも災いして製品としての信頼性を確保するには、それぞれの半導体チップを特性の揃った高い信頼性のものにする必要があり、しいては歩留まり低下、コスト上昇を招くという問題があった。
【0019】
これに対して、本実施の形態1では、上記のように、第1主面側に第1の主電極(例えばドレイン電極)を有し、第2主面側に第2の主電極(例えば、ソース電極とゲート電極)を有する半導体素子を形成する半導体チップが複数積層されて成る積層型半導体装置において、各半導体チップの第1の主電極及び第2の主電極はそれぞれ金属配線層(バスバー7〜11)に電気的に接続され、積層された半導体チップの間では、向かい合う主面側同士が共通の金属配線層(バスバー8〜10)に接続されていることを特徴する。このように、半導体チップが複数積層され、積層された半導体チップの向かい合う主面側同士が共通の金属配線層に接続されている構成をとるため、積層型半導体装置のうち、半導体チップの占める面積を低減でき、小型化に有利な積層型半導体装置を実現できるとともに、半導体チップと金属配線層間の寄生のインダクタンスを極限まで低減できるという効果がある。
【0020】
また、上下に2つの半導体素子が積層され、上側に積層される半導体素子の第1の主電極は高電圧が印加される金属配線層(例えばバスバー7)に電気的に接続され、上側に積層される半導体素子の第2の主電極と、下側に積層される半導体素子の第1の主電極が共通の出力配線層(バスバー8〜10)に電気的に接続され、下側に接続される半導体素子の第2の主電極は低電圧が印加される金属配線層(例えばバスバー11)に接続されていることを特徴とする。このように、半導体チップが複数積層され、積層された半導体チップの向かい合う主面側同士が共通の金属配線層に接続されている構成をとるため、積層型半導体装置のうち、半導体チップの占める面積を低減でき、半導体チップと金属配線層間の寄生のインダクタンスを極限まで低減できるという効果がある。
【0021】
なお、上記の説明においては、1つの半導体素子を1つの半導体チップとしたが、半導体素子は複数の半導体チップの並列接続により形成されていても構わない。このような構成によれば、電流容量の大きな半導体装置が実現可能になるという効果がある。
【0022】
また、半導体素子は、第2主面側に制御電極を有するパワートランジスタ1〜6であり、制御電極は、第2主面側において出力配線層(バスバー8〜10)及び低電圧が印加される金属配線層とは電気的に絶縁され、上下2つの半導体素子によりハーフブリッジを形成していることを特徴とする。このように、制御端子を有するパワートランジスタが積層された構造であるため、基本パーツとしてのハーフブリッジを小型に形成できるという効果がある。
【0023】
また、半導体素子は第2主面側から第1主面側に向かって順方向の電流を流すダイオード14〜19であることを特徴とする。このように、上下にダイオード14〜19が積層される構造であるため、ハーフブリッジと対になって必要な還流用ダイオード14〜19の上下セットを小型に形成できるという効果がある。
【0024】
また、半導体素子は、第1主面側に制御電極を有するパワートランジスタ1〜6と、第2主面側から第1主面側に向かって順方向の電流を流すダイオード14〜19が並列に接続されて成ることを特徴とする。このように、ハーフブリッジと対になるダイオード14〜19が同時にセットで積層された構造であるため、1レグを小型に形成できるという効果がある。
【0025】
また、ハーフブリッジが並列に2〜3個(ここでは3個)接続され、高電圧が印加される金属配線層(バスバー7)は全て共通とし、出力配線層(バスバー8〜10)は並列数に応じて2〜3個持ち、低電圧が印加される金属配線層(バスバー11)は全て共通となっていることを特徴とする。このように、2〜3相をまとめて、金属配線を共通とした構成であるため、半導体装置全体を小型にでき、配線の寄生インダクタンスを極限まで小さくすることができるという効果がある。
【0026】
また、上側の半導体素子を形成する半導体チップと、下側の半導体素子を形成する半導体チップとが平面的に上下に重なり合わない領域を有し、該平面的に上下に重なり合わない領域に、制御電極と電気的に接続される制御電極取り出し用金属配線層12U〜13Wが形成され、該制御電極取り出し用金属配線層は他の金属配線層とは電気的に絶縁されていることを特徴とする。このように、上下に積層された半導体チップがお互いに平面的に重なり合わない領域を設けることにより、制御端子25〜30を容易に同一方向に取り出せるという効果がある。
【0027】
また、上側の半導体素子は複数の半導体チップの並列接続により形成され、下側の半導体素子は複数の半導体チップの並列接続により形成され、上側の複数の半導体チップと前記の複数の半導体チップは同一方向に平面的にずらして配置され、上下に重なり合わない領域を持ち、該平面的に上下に重なり合わない領域に制御電極と電気的に接続される制御電極取り出し用金属配線層が形成され、該制御電極取り出し用金属配線層は他の金属配線層とは電気的に絶縁されていることを特徴とする。このように、複数の半導体チップの並列接続により半導体素子が形成される場合に、同じ方向に上下にずらしてチップが配置されることにより、同一方向に容易に制御端子25〜30を取り出せるという効果がある。
【0028】
また、本実施の形態1の積層型半導体装置の組み立て方法は、高電圧が印加される金属配線層(バスバー7)、上側の半導体素子(パワートランジスタ1、3、5及びダイオード14、16、18)、出力配線層(バスバー8〜10)、下側の半導体素子(パワートランジスタ2、4、6及びダイオード15、17、19)、低電圧が印加される金属配線層(バスバー11)から成る積層構造を機械的圧力により接続することを特徴とする。このように、圧接により接続するので、小型構造を実現できるとともに、ワイヤボンド等による配線を無くし、工程数、工程コストを低減できるという効果がある。
【0029】
また、本実施の形態1の積層型半導体装置の組み立て方法は、高電圧が印加される金属配線層(例えばバスバー11)と出力配線層(バスバー8、9、10)を電気的に絶縁する第1の絶縁層(図7、図8の39、40)と、出力配線層(バスバー8、9、10)と低電圧が印加される金属配線層(例えばバスバー7)とを電気的に絶縁する第2の絶縁層(41、42)とを有し、第1の絶縁層の平面的な配置により、上側の半導体素子(パワートランジスタ1、3、5及びダイオード14、16、18)を圧接する際の位置合わせを行い、第2の絶縁層の平面的な配置により、下側の半導体素子(パワートランジスタ2、4、6及びダイオード15、17、19)を圧接する際の位置合わせを行うことを特徴とする。このように、金属配線層の間の絶縁層をガイドとして半導体チップを装填する工法であるために、素子の位置合わせが容易となり、工程コストの低減が可能となるという効果がある。
【0030】
実施の形態2
本発明の実施の形態2を図面に基づいて説明する。図9は、本発明における実施の形態2における基本ユニットを示す構造鳥瞰図である。
【0031】
以下、U相を例に説明する。図9に示す構造は、U相上側のパワートランジスタ1、U相下側のパワートランジスタ2を積層した構造であり、パワートランジスタ1、2は、P相バスバー(金属配線層)7とU相出力バスバー8、N相バスバー11にそれぞれ接続されている。
実際には、半導体チップとバスバー7、8、11の間には、熱応力を吸収する熱緩衝材が実施の形態1のごとく挿入されているが、本実施の形態2においては簡単のため図示省略した。
また、U相上側のパワートランジスタ1を駆動する制御電極取り出し用配線12Uが半導体チップの下側に接続され、U相下側のパワートランジスタ2を駆動する制御電極取り出し用配線13Uが半導体チップの下側に形成されている。ここで、各制御電極取り出し用配線12U、13Uは、他の配線層や半導体チップとは電気的に絶縁されている。
図10は、図9で示した基本ユニットを示す回路図であり、上下のパワートランジスタ1、2がシリーズに接続され、U相の1レグを形成している。このような基本ユニットはパワートランジスタのみでなく、還流用ダイオードのシリーズ接続でも考えられる。
図11は、本実施の形態2の基本ユニットを用いて3相を組み立てる工程を模式的に表したもので、基本ユニット43〜45が共通バスバー積層構造体46に接続される様子を示している。
共通バスバー積層構造体46は、P相バスバー47、U相バスバー48、V相バスバー49、W相バスバー50、N相バスバー51の積層構造からなり、各バスバー47〜51間は電気的に絶縁されている。図示しないが、共通バスバー積層構造体46の側面には基本ユニット43〜45を差し込む孔が開いている。基本ユニット43〜45は、この孔に差し込むことで、図12に示すような3相インバータの構造が完成する。本来であれば、ダイオードのシリーズ接続からなる基本ユニットについても差し込まれる形とするが、ここでは簡単のため図示省略する。
以上説明したような構造と工法を採ることにより、基本ユニット43〜45において、あらかじめ電気的な評価が可能となり、一旦特性を把握した基本ユニット43〜45を取り付けることで3相インバータを形成できる。このことにより信頼性の向上が容易となるという効果がある。また、3相インバータとしての製品の歩留まりが向上するため、製品のコスト低減が可能となるという効果がある。また、保守性にも優れており、3相のうち1相に不具合が発生した場合等でも、1相のみを交換することで機能を保持することが可能であるという効果がある。また、3相インバータ、Hブリッジ、ハーフブリッジ等、相数の異なる製品への展開性にも優れているという特徴を持つ。
【0032】
実施の形態3
本発明の実施の形態3を説明する。図13は、実施の形態3における基本ユニットを示したものである。
Pch型パワートランジスタ52とNch型パワートランジスタ2が積層され、P相バスバー53とU相出力バスバー54、N相バスバー55にそれぞれ接続されている。
実際には、半導体チップとバスバー53〜55の間には、熱応力を吸収する熱緩衝材が実施の形態1のごとく挿入されているが、本実施の形態においては簡単のため図示省略した。
また、U相上側のPch型パワートランジスタ52を駆動する制御電極取り出し用配線56が半導体チップの上側に接続され、U相下側のパワートランジスタ2を駆動する制御電極取り出し用配線57が半導体チップの下側に形成されている。ここで、各制御電極取り出し用配線56、57は、他の配線層や半導体チップとは電気的に絶縁されている。
Pch型パワートランジスタ52は、チャネル領域を高電圧にバイアスするため、高電圧の印加されるP相バスバー53と同一面に制御電極取り出し用配線56が形成されていることが特徴である。
【0033】
図14は回路図を示し、上下のパワートランジスタ52、2がシリーズに接続され、1相分(1レグ)を形成している。所謂コンプリメンタリ型の接続を成している。
【0034】
以上説明したような構成とすることで、両制御電極の取り出しが、半導体チップが積層された基本ユニットにおいて、上下方向外面に向かって形成できる。制御電極の取り出しは、各ユニット外部のドライブ回路等に接続されるわけであるが、外面に面して形成されるため外部接続が容易になるという独特の効果を持つ。
【0035】
上記のように、本実施の形態3では、半導体素子は、第1主面側に制御電極を有するPch型パワートランジスタ52と、第2主面側に制御電極を有するNch型パワートランジスタ2とから成るコンプリメンタリ型の接続を有し、上側に位置するPch型パワートランジスタ52の制御電極は、第1主面側において高電圧が印加される金属配線層(バスバー7)とは電気的に絶縁され、下側に位置するNch型パワートランジスタ2の制御電極は、第2主面側において低電圧が印加される金属配線層(バスバー11)とは電気的に絶縁され、上下2つの半導体素子によりハーフブリッジを形成していることを特徴とする。このように、Pch型パワートランジスタ52とNch型トランジスタ2のコンプリメンタリ接続とすることで、積層構造の上下方向にそれぞれ独立に制御端子を容易に取りさせるという効果がある。
【0036】
また、半導体素子は、Pch、Nch型各々のパワートランジスタ52、2と、第2主面側から第1主面側に向かって順方向の電流を流すダイオード(図示省略。実施の形態1参照)が並列に接続されていることを特徴とする。このように、Pcn型パワートランジスタ52とNch型トランジスタ2のコンプリメンタリ接続において、合わせて上下にダイオードが積層される構造であるため、ハーフブリッジと対になって必要な還流用ダイオードの上下セットを小型に形成できるという効果がある。
【0037】
また、ハーフブリッジが並列に2〜3個接続され、高電圧が印加される金属配線層(バスバー7)は全て共通とし、出力配線層(バスバー8)は並列数に応じて2〜3個持ち(図9では1個のみ図示。実施の形態1参照)、低電圧が印加される金属配線層(バスバー11)は全て共通となっていることを特徴とする。このように、Pcn型パワートランジスタとNch型トランジスタのコンプリメンタリ接続において、2〜3相をまとめて、金属配線を共通とした構成であるため、半導体装置全体を小型にでき、配線の寄生インダクタンスを極限まで小さくすることができるという効果がある。
【0038】
さらに、本実施の形態3の積層型半導体装置の組み立て方法は、高電圧が印加される金属配線層、上側のPch型半導体素子、出力配線層、下側のNch型半導体素子、低電圧が印加される金属配線層から成る積層構造を機械的圧力により接続することを特徴とする(実施の形態1参照)。このように、Pcn型パワートランジスタとNch型トランジスタのコンプリメンタリ接続において、圧接により接続される構造であるため、小型な積層型半導体装置を提供できるとともに、ワイヤボンド等による配線を無くし、工程数、工程コストを低減できるという効果がある。
【0039】
以上本発明を実施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施の形態1を説明する構造鳥瞰図、(b)は本発明の実施の形態1を説明する構造断面図((a)のa−a断面)、(c)は本発明の実施の形態1を説明する構造断面図((a)のb−b断面)
【図2】本発明の実施の形態1を説明する構造断面図(図1(a)のc−c断面)
【図3】本発明の実施の形態1を説明する三相インバータの回路図
【図4】本発明の実施の形態1における積層構造を説明する構造鳥瞰図
【図5】本発明の実施の形態1における三相インバータの外形を説明する構造鳥瞰図
【図6】本発明の実施の形態1における三相インバータの断面構造図
【図7】本発明の実施の形態1における積層構造の組み立て工程図
【図8】本発明の実施の形態1における積層構造の別の組み立て工程図
【図9】本発明の実施の形態2における基本ユニットを説明する構造鳥瞰図
【図10】本発明の実施の形態2における基本ユニットを説明する回路図
【図11】本発明の実施の形態2における組み付け工程を説明する構造鳥瞰図
【図12】本発明の実施の形態2における構造を説明する構造鳥瞰図
【図13】本発明の第三の実施の形態における基本ユニットを説明する構造鳥瞰図
【図14】本発明の第三の実施の形態における基本ユニットを説明する回路図
【符号の説明】
1…U相上側パワートランジスタ
1a、1b、2a、2b、3a、3b、4a、4b、5a、5b、6a、6b…熱緩衝材
2…U相下側パワートランジスタ
3…V相上側パワートランジスタ
4…V相下側パワートランジスタ
5…W相上側パワートランジスタ
6…W相下側パワートランジスタ
7…P相バスバー
8…U相出力バスバー
9…V相出力バスバー
10…W相出力バスバー
11、11U、11V、11W…N相バスバー
12U…U相上側制御電極取り出し用配線
12V…V相上側制御電極取り出し用配線
12W…W相上側制御電極取り出し用配線
13U…U相下側制御電極取り出し用配線
13V…V相下側制御電極取り出し用配線
13W…W相下側制御電極取り出し用配線
14…U相上側還流用ダイオード
14a、14b、15a、15b、16a、16b、17a、17b、18a、18b、19a、19b…熱緩衝材
15…U相下側還流用ダイオード
16…V相上側還流用ダイオード
17…V相下側還流用ダイオード
18…W相上側還流用ダイオード
19…W相下側還流用ダイオード
20…絶縁ケース
21…V相出力端子
22…W相出力端子
23…P相入力端子
24…N相入力端子
25…U相上側制御端子
26…U相下側制御端子
27…V相上側制御端子
28…V相下側制御端子
29…W相上側制御端子
30…W相下側制御端子
31…上側放熱フィン
32…下側放熱フィン
33、36…圧接用ネジ
34、35、37、38…固定冶具
35…固定冶具
39〜42…絶縁層
39a〜42a…縁
43〜45…基本パーツ
46…共通バスバー積層構造体
47…P相バスバー
48…U相バスバー
49…V相バスバー
50…W相バスバー
51…N相バスバー
52…Pch型パワートランジスタ
53…P相バスバー
54…U相バスバー
55…N相バスバー
56…上側制御電極取り出し用配線
57…下側制御電極取り出し用配線
200…U相出力端子

Claims (14)

  1. 第1主面側に第1の主電極を有し、第2主面側に第2の主電極を有する半導体素子を形成する半導体チップが複数積層されて成る積層型半導体装置において、前記各半導体チップの第1の主電極及び第2の主電極はそれぞれ金属配線層に電気的に接続され、積層された前記半導体チップの間では、向かい合う前記主面側同士が共通の金属配線層に接続されており、上下に2つの前記半導体素子が積層され、上側の半導体素子を形成する前記半導体チップと、下側の半導体素子を形成する前記半導体チップとが平面的に上下に重なり合わない領域を有し、該平面的に上下に重なり合わない領域に、前記制御電極と電気的に接続される制御電極取り出し用金属配線層が形成され、該制御電極取り出し用金属配線層は他の金属配線層とは電気的に絶縁されていることを特徴する積層型半導体装置。
  2. 請求項1記載の積層型半導体装置において、前記上側半導体素子の第1の主電極は高電圧が印加される金属配線層に電気的に接続され、前記上側半導体素子の第2の主電極と、前記下側半導体素子の第1の主電極が共通の出力配線層に電気的に接続され、前記下側半導体素子の第2の主電極は低電圧が印加される金属配線層に接続されていることを特徴とする積層型半導体装置。
  3. 請求項2記載の積層型半導体装置において、前記半導体素子は複数の半導体チップの並列接続により形成されていることを特徴とする積層型半導体装置。
  4. 請求項2記載の積層型半導体装置において、前記半導体素子は、第2主面側に制御電極を有するパワートランジスタであり、前記制御電極は、前記第2主面側において前記出力配線層及び低電圧が印加される金属配線層とは電気的に絶縁され、前記上下2つの半導体素子によりハーフブリッジを形成していることを特徴とする積層型半導体装置。
  5. 請求項2または3記載の積層型半導体装置において、前記半導体素子は、前記第2主面側から第1主面側に向かって順方向の電流を流すダイオードであることを特徴とする積層型半導体装置。
  6. 請求項2または3記載の積層型半導体装置において、前記半導体素子は、第1主面側に制御電極を有するパワートランジスタと、前記第2主面側から第1主面側に向かって順方向の電流を流すダイオードが並列に接続されて成ることを特徴とする積層型半導体装置。
  7. 請求項6記載の積層型半導体装置を組み立てる積層型半導体装置の組み立て方法において、前記高電圧が印加される金属配線層、前記上側の半導体素子、前記出力配線層、前記下側の半導体素子、前記低電圧が印加される金属配線層から成る積層構造を機械的圧力により接続することを特徴とする積層型半導体装置の組み立て方法。
  8. 請求項6記載の積層型半導体装置において、前記ハーフブリッジが並列に2〜3個接続され、前記高電圧が印加される金属配線層は全て共通とし、前記出力配線層は並列数に応じて2〜3個持ち、前記低電圧が印加される金属配線層は全て共通となっていることを特徴とする積層型半導体装置。
  9. 請求項7記載の積層型半導体装置の組み立て方法において、前記高電圧が印加される金属配線層と前記出力配線層を電気的に絶縁する第1の絶縁層と、前記出力配線層と前記低電圧が印加される金属配線層とを電気的に絶縁する第2の絶縁層とを有し、前記第1の絶縁層の平面的な配置により、前記上側の半導体素子を圧接する際の位置合わせを行い、前記第2の絶縁層の平面的な配置により、前記下側の半導体素子を圧接する際の位置合わせを行うことを特徴とする積層型半導体装置の組み立て方法。
  10. 請求項1記載の積層型半導体装置において、前記上側の半導体素子は複数の前記半導体チップの並列接続により形成され、前記下側の半導体素子は複数の半導体チップの並列接続により形成され、前記上側の複数の半導体チップと前記下側の複数の半導体チップは同一方向に平面的にずらして配置され、上下に重なり合わない領域を持ち、該平面的に上下に重なり合わない領域に前記制御電極と電気的に接続される制御電極取り出し用金属配線層が形成され、該制御電極取り出し用金属配線層は他の金属配線層とは電気的に絶縁されていることを特徴とする積層型半導体装置。
  11. 請求項2または3記載の積層型半導体装置において、前記半導体素子は、第1主面側に制御電極を有するPch型パワートランジスタと、第2主面側に制御電極を有するNch型パワートランジスタとから成るコンプリメンタリ型の接続を有し、上側に位置する前記Pch型パワートランジスタの制御電極は、前記第1主面側において前記高電圧が印加される金属配線層とは電気的に絶縁され、下側に位置する前記Nch型パワートランジスタの制御電極は、前記第2主面側において前記低電圧が印加される金属配線層とは電気的に絶縁され、前記上下2つの半導体素子によりハーフブリッジを形成していることを特徴とする積層型半導体装置。
  12. 請求項1記載の積層型半導体装置において、前記半導体素子は、前記Pch、Nch型各々のパワートランジスタと、前記第2主面側から第1主面側に向かって順方向の電流を流すダイオードが並列に接続されていることを特徴とする積層型半導体装置。
  13. 請求項1記載の積層型半導体装置を組み立てる積層型半導体装置の組み立て方法において、前記高電圧が印加される金属配線層、前記上側のPch型半導体素子、前記出力配線層、前記下側のNch型半導体素子、前記低電圧が印加される金属配線層から成る積層構造を機械的圧力により接続することを特徴とする積層型半導体装置の組み立て方法。
  14. 請求項1記載の積層型半導体装置において、前記ハーフブリッジが並列に2〜3個接続され、前記高電圧が印加される金属配線層は全て共通とし、前記出力配線層は並列数に応じて2〜3個持ち、前記低電圧が印加される金属配線層は全て共通となっていることを特徴とする積層型半導体装置。
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