JP4035396B2 - 半導体試験装置及び試験方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は半導体集積回路(以下ICという)の試験装置または試験方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ICを出荷する前に電気的特性を満足しているかどうかを確認するための検査が行われるのが普通であり、その検査は、通常数百項目の検査内容を連続して実行する検査プログラムを作成し、良否の判別を行うものである。
【0003】
以下、従来の半導体試験装置及び試験方法について図面を参照しながら説明する。図10は従来の半導体試験装置による試験の全体構成を示す説明図、図11は従来の半導体試験装置のプログラム概要図である。
【0004】
図10において、101は試験条件をまとめた試験条件一覧表、102は規格値データ、103はピン条件データ、104はシリアル設定データ値、105はリレー表である。106はプログラムコーディングブロック、117は試験条件一覧表101からプログラムコーディング作業を行う作業者、107はプログラム作成ブロック、108はコンパイルブロック、109はコンパイルエラーチェックブロック、110は半導体試験装置本体、114は測定モジュール、115は被測定ICを動作させるための部品が実装された測定ボード、111はプログラム作成ブロック107で作成されたプログラム内容に従って、測定モジュール114を制御するためのコントローラブロックで、コントローラブロック111にはプログラム作成ブロック107で作成したテストプログラムを記憶するためのメモリ112と、メモリ112の内容に従って測定モジュール114を制御するCPU113を有している。また、状態表示モニタ116でプログラム実行中の各項目の試験条件,試験状態及び試験結果を見ることができ、作業者117は状態表示モニタ116を監視することにより試験中に発生した不具合を修正(デバッグ)する。
【0005】
測定ボード115に装着された被測定ICを半導体試験装置でテストするには被測定IC毎にプログラムを作成する必要がある。そのプログラムは被測定ICの規模にもよるが、およそ数百項目のテストを行うものとなっており、作業者117が試験条件一覧表101に記載されている規格値データ102、ピン条件データ103、シリアル設定データ値104やリレー条件105から一項目毎に手動で入力を行って作成する。このプログラムには、試験条件一覧表101に記載されたデータ条件を満たすために半導体試験装置本体110とこれに内蔵された測定モジュール114を制御するための専用コマンドをプログラムに組み込まなくてはならない。作業者117はプログラムコーディングブロック106で、各試験項目毎に試験条件データと複数の制御コマンドにより各項目毎にプログラム原型を作成し、作成されたプログラム原型からプログラム作成ブロック107によりプログラムを作成する。
【0006】
図11は従来の半導体試験装置のプログラムの一例を示しており、プログラム原型から記述されたプログラム1100は、試験項目の管理用に試験項目番号と名称1101を設定し、リレー設定条件1002でリレーのオン/オフ指示を行い、ピン条件1103で電圧、電流の印加を行うピンの設定、データ測定ピンの設定1004で測定すべきピンの設定等を行うように構成されている。
【0007】
作成されたプログラムはコンパイルブロック108で半導体試験装置本体110や測定モジュール114を直接制御できるデータ形式に変換される。コンパイルエラーチェックブロック109では、コンパイルされたプログラムデータに条件抜け、記述間違いや制御コマンドが適正か否かをチェックする。もし、このときコンパイルエラーが発生すれば、エラーの出ている箇所を作業者117がエラー解析を行い修正したプログラム原型から再度プログラムを作成する。エラーチェック、追加、修正の作業工程を終えたプログラムデータは、半導体試験装置本体110のコントローラブロック111のメモリ112に転送される。
【0008】
テストの実行は、CPU113によってメモリ111に転送されたデータに従って順次、ピン条件、リレー設定、シリアルデータを測定モジュール114に設定し、測定モジュール114は、測定ボード115に装着されたICに電圧印可や測定用信号(シリアルデータや正弦波等)を与えて、それにより装着されたICからの出力信号を検出してCPU113に測定データを返す。CPU113は、返ってきた測定データの結果を判断してテストの判定を行う。テスト中は、状態表示モニタ116によりテスト結果や動作状態を監視することができ、検査結果が得られると次の測定項目条件をCPU113が設定してテストを行う。これらの動作を繰り返して最終項目まで進むとテストを終了する。
【0009】
このテスト途中で動作異常またはテスト結果に問題が発生した場合はデバッグ作業となり、作業者117は、その原因を解析し問題箇所が判別すれば、問題対策案をまとめてプログラムコーディングブロック106で問題箇所のプログラム原型を作成し、上記のプログラム作成ブロック107以降の動作を繰り返してテストを完了させる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような半導体試験装置及び試験方法では、プログラム作成及びデバッグ作業には規格値、ピン条件やリレーの設定条件データの入力以外にテスターを制御するための専門コマンドや技能が必要であり、しかも知識、技能の習得に時間がかかるため誰でも短期間で作成することができないという問題点を有していた。
【0011】
本発明は上記従来の問題点を解決するものであり、専門知識や技能の有無を問わず、誰でも簡単にプログラムを作成してテストを行える半導体試験装置及び試験方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の半導体試験装置及び試験方法は、テストプログラムデータに応じて信号の発生及び取り込みを行う測定モジュール装置を用いた半導体試験装置であって、複数の行及び列を有する表にテスト項目毎にテスト条件設定データとテストスペックが記載されたテストプログラムデータを読み込み、これを記憶するテストプログラム記憶装置と、前記テストプログラム記憶装置に記憶されたテストプログラムデータを随時変更する変更装置と、前記測定モジュール装置を制御してテスト項目を実行する制御装置とを具備し、前記複数の行及び列を有する表にテスト項目毎にテスト条件設定データとテストスペックが記載されたテストプログラムデータを読み込み、これを記憶し、このテストプログラムデータの重複部分を符号化する第一の工程と、前記テストプログラムデータに応じて信号の発生及び取り込みを行う第の工程と、前記第の工程を制御してテスト項目を実行する第の工程とを具備した処理手段を有し、前記第一の工程が、第1集団のテストプログラムデータを保持する工程と、前記第1集団のテストプログラムデータの次に入力される第2集団のテストプログラムデータを入力する工程と、前記第1,第2集団のテストプログラムデータの各テスト条件設定データを比較する工程と、前記比較する工程で一致したときに前記第2集団のテストプログラムデータのテスト条件設定データを所定の形状の重複を示す符号に定義する工程とを備え、また、前記第一の工程で記憶されたテストプログラムデータを随時変更する第四の工程をさらに備え、前記第四の工程が、第1集団のテストプログラムデータを保持する工程と、前記第1集団のテストプログラムデータの次に入力される第2集団のテストプログラムデータを入力する工程と、前記第1,第2集団のテストプログラムデータの各テスト条件設定データを比較する工程と、前記比較する工程で一致したときに前記第2集団のテストプログラムデータの所定の符号を対応する前記第1集団のテストプログラムデータのテスト条件設定データに書き替える工程とを備え、前記第四の工程で生成したテストプログラムデータを出力することを特徴とするものである。
【0013】
本発明によれば、従来専門知識が必要であったテストプログラムのコーディング作業を無くすことができるので、ミスの無いテストプログラムを誰でも簡単に、しかも短期間に作成することができ、また、テストプログラムをデバッグした情報は直ちに表計算上の項目表へ変換することが可能であるため、スペックと実際の試験内容が違うというようなミスも起こらない。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照しながら説明するが、本発明の半導体試験装置及び試験方法は相互に密接な関係にあるので、両者を並行して説明するものとする。
【0015】
図1は本発明の半導体試験装置及び試験方法の一実施の形態における全体構成を示すブロック図、図2は本発明の半導体試験装置の一実施の形態における記述チェックブロックの構成図、図3は本発明の半導体試験装置の一実施の形態における重複したデータを符号化した模式図、図4は本発明の半導体試験装置の一実施の形態における重複簡素化符号変換に関するブロックの構成図、図5は本発明の半導体試験装置の一実施の形態における電圧電流信号源及び測定の構成図、図6は本発明の半導体試験装置の一実施の形態における測定モジュールの構成図、図7は本発明の半導体試験装置の一実施の形態における内容変更チェックブロックの構成図、図8は本発明の半導体試験装置の一実施の形態に基づく試験方法における重複データ修正処理動作のフローチャート、図9は本発明の半導体試験装置の一実施の形態に基づく試験方法において修正された重複データ修正状態を示す状態図である。
【0016】
図1において、1は表計算ソフト上に記述されたテストプログラム条件表、2は半導体試験装置本体である。半導体試験装置本体2は、表形式で記述されたテストプログラム条件表1に記述されたデータから重複している記述を符号化する記述チェックブロック16と、テストプログラムを一時的に記憶及び書き換えを行う実行メモリ10と実行メモリ10に記憶されたテストプログラムで記述された内容に従い測定条件の設定、任意データの発生、測定データの読み込みと測定、演算及び規格値の判定を行うCPUブロック11、CPUブロック11で制御され測定を行う測定モジュール12、被測定ICを測定するために必要な抵抗,コンデンサ,切り換えリレー等を含めた周辺回路が搭載された測定ボード13、表計算ソフトからロードされたテストプログラム条件表1に記述されたテストプログラムデータで不具合が発生したとき、これに基づき任意にその測定条件、発生信号、演算式や規格値を手動で入力するためのリレー設定SW、電圧電流調整機能や任意信号発生制御機能等の調整を即時実行するための修正パネル14、デバッグで修正された内容を一時記憶して変更内容を実行メモリ10に記憶されているテストプログラムへの書き込みを制御する変更内容チェックブロック15で構成されている。なお、試験の実行、すなわち、テストプログラム条件表1のデータの半導体試験装置本体2への転送、保存や、半導体試験装置本体2の起動、不具合発生時のデバッグ作業は作業17が行う。
【0017】
この半導体試験装置本体2の主な構成を要約すれば、テストプログラムデータを読み込み、記憶するための更新メモリ202(後述)を含む記述チェックブロック16によるテストプログラム記憶装置と、前記テストプログラム記憶装置に記憶されたテストプログラムデータを随時変更する重複簡素化符号変換ブロック205(後述)を含む記述チェックブロック16による変更装置と、前記テストプログラムデータに応じて信号の発生及び取り込みを行う測定モジュール12による測定モジュール装置と、前記測定モジュール装置を制御してテスト項目を実行するCPUブロック11による制御装置により構成されていることになる。
【0018】
次に、その動作を含め、半導体試験方法を並行して説明する。
【0019】
まず、複数の列及び行で表を構成するいわゆる表計算ソフト上で、行(横軸)にテストを行うのに必要な項目名、リレー条件、ピン条件、設定データ、測定種類、演算、規格値の記入欄を設けて、テスト仕様に従って各項目をテスト項目毎に入力する。1行目の入力が終了すると、次行に次項目の条件を入力していく。これを連続で行うことによってテストプログラム条件表1を作成することにより複数項目のテストを設定したプログラムを作成することができる。
【0020】
テストプログラム条件表1は記述チェックブロック16へ送られ、記述チェックブロック16では、このテストプログラムデータを記憶する第一の工程と、また、このテストプログラムデータを随時変更する第の工程に入ることになるが、その具体的な動作を図2ないし図4(a)を用いて説明する。図2において、テストプログラム条件表1から読み込んだ各種設定データは、更新メモリ202に送られる。更新メモリ202では、複数のバンクが任意長で設定されており、読み込んだテストプログラム条件表1のデータは各バンク毎に指定された位置に例えば、Start直後には図3の列aのデータ(項目名)が入力され、その後列b、列cと順番に格納して列mが格納されると、次のバンクに次行のテストプログラムデータを格納していく。プログラムデータは、行単位すなわち測定項目単位でバンク0から始まりプログラムの最終行であるバンクnまで格納される(図3中の更新メモリ202での状態参照)。
【0021】
次に、バンク毎に分けられたテストプログラムデータは、任意測定項目のピン条件の設定においてその前の設定項目と同じ設定条件であれば、条件設定時間を短縮するために重複している設定箇所にデータから重複符号に置き換える。すなわち、重複簡素化符号変換ブロック205にてバンクが変わってもピン状態が変化しない列、(図3中でハッチングをかけている部分)例えばバンク0とバンク1の列cのようなところを検索して重複していることを示す符号に書き換える。重複されたデータの符号化処理の説明の例として、バンク0、バンク1とバンク2を図3に示す更新メモリ202での状態とする。
【0022】
次に、テストプログラムデータが図4(a)にて更新メモリ202から送られたバンク0のテストプログラムデータは、メモリ401に入力される。この時、遅延メモリ402にはデータがなく、重複している設定データの検索は行わないので、バンク0のテストプログラムデータはそのまま実行メモリ10へ送られる。
【0023】
次にバンク1のテストプログラムデータがメモリ401に入ってくると、バンク0のテストプログラムデータは、遅延メモリ402へ送られる。データ比較ブロック403ではメモリ401内のバンク1のテストプログラムデータと遅延メモリ402内のバンク0のテストプログラムデータを比較して列単位で設定データが変わっていない箇所(特にピン条件設定)を検索する。比較後、重複符号発生ブロック404では、データ比較することによりバンクが変わってもデータが更新されていない列(バンク0とバンク1の場合は列c,d,e,f,g)に入れ替えるための重複符号(本実施の形態の説明では『−』としたが任意でよい)を発生させ、重複符号入替ブロック405に送る。重複符号入替ブロック405では、バンク1のテストプログラムデータ列c、d、e、f、gに重複符号を入れ替えた後、実行メモリ10へ送る。
【0024】
次にバンク2のテストプログラムデータがメモリ401に入力されると、前述と同じ作業を行いバンク1とバンク2のテストプログラムデータを比較してデータが変更されていない列を検索することにより、バンク2のテストプログラムデータの列d、eに重複符号を入れ替えて実行メモリ10へ送る。以下、順次前述と同様な処理を行うことにより重複データを符号に入れ替えることができる。(図3中の重複部を符号化した状態参照)データの重複部を符号化したテストプログラムデータが順次、送られて全てのバンクデータが実行メモリ10に送られる。
【0025】
テストが開始されると、バンク0のテストプログラムデータが、アクセスバンクに送られる。ここからは、送られてきたテストプログラムデータに応じて信号の発生及び取りこみを行う第の工程に入るが、CPUブロック11内のCPUは、アクセスバンクに転送されてデータにより測定モジュール12の各種ユニットを制御して、測定ボード13上にあるリレー、例えば、図1の項目名(1)においてはリレーK1,K2をONさせる。または、図5に示す電圧電流信号源によりピン1には5V電圧、ピン3には0V電圧を印加する等の制御を行う。図5の電圧電流信号源及び測定器は各ピンに設定されている。ここで簡単に電圧電流信号源及び測定器の動作の説明を行う。例えば項目名(1)のピン1設定状態においては電圧が5Vであるため、スイッチ505を電圧ソースモード側に切り替え、電圧供給源501を制御して5Vの電圧を発生させ、その後、出力スイッチ506をオンして被検査IC507に印加する。電圧印加時、電流が流れれば電流測定機構503で測定できる。また、ピン条件を図3に示すピン2のようにHIZ状態に設定する場合は出力スイッチ506をオフにすればよい。さらにピン条件を図3に示すピン5のように電流印加設定である場合は、スイッチ505を電流ソースモード側に切り替え、電流供給源502にて0mAを設定した後、出力スイッチ506をオンしてピン5に電流を供給できる。また、電流供給時のピン電圧を測定するには電圧測定機構504により可能である。
【0026】
次に、テスト項目を実行する第の工程に入り、測定モジュール12では、CPUブロック11から出力された測定条件データにより図6に示すように複数の電圧電流発生及び測定機能601や任意信号発生器603を用いて同時に電圧、電流及び任意信号などを印加することによりICから出力される電圧、電流や信号波形を読み取りA/Dコンバータ602で数値化を行う。数値化された測定データがCPUブロック11に入力されると、測定項目ごとに設定されている変数として必要に応じて、演算を実施後、試験規格値と比較をして良品または不良品の判定をする。ひとつの試験項目が終了すると、次の試験項目の条件や判定用規格値を実行メモリ10から読み出して、前述のように条件設定や測定を行う。このように、第の工程では、前記第の工程を制御してテスト項目実行して行くことになり、これらの動作を繰り返すことにより連続して測定することができる。この結果、作業17はテストプログラムを作成していると意識せずICの試験を行うことができる。また、検査測定実行中、当初表計算上で作成したテストプログラム条件表1から作成したテストプログラムデータでは安定に測定できなかったり、測定値が期待値と異なるような場合には、デバッグ作業を行う。このデバッグと動作確認のための動作即時実行は、修正パネル14によりリレー条件、ピン条件や任意発生信号等の修正内容を入力すると即時実行することができる。
【0027】
以下、デバッグと即時実行作業時の動作について図1,図2,図4(b),図7,図8及び図9を用いて説明する。
【0028】
図4(b)は図7中の重複簡素化符号逆変換ブロック703の内部構成図であり、また、上述のように図7は変更内容チェックブロックの構成図、図8は重複データ修正処理の動作図、図9は重複データ修正の状態を示す状態図であって、デバッグ作業は、作業者17が修正パネル14を操作することによって行われる。
【0029】
まず、デバッグ対象となるテスト項目で一時的に試験を中止して、不具合を解決すると推測される設定条件を修正パネル14から手動で新たな設定条件を入力する。修正パネル14から入力された設定条件に書き換えられたテストプログラムデータは、変更内容チェックブロック15に送られる。修正パネル14で設定条件を書き換えられたテストプログラムデータは、メモリ701に送られる。また、変更内容チェックブロック15には、記述チェックブロック16よりテストプログラムデータを実行メモリ10に初めて読み込んだときオンするスイッチ708を通過してテストプログラム条件表1より作成し、重複符号化処理されたデータがメモリ702に記憶される。設定条件が変更されたデータと修正前データはデータ比較入替ブロック704で、メモリ701に記憶された設定条件が変更されたデータ列が重複符号化されたデータか否かを検出する。
【0030】
ここで検出と変更方法の一例をバンク3の列gが変更対象である場合を例にして説明する。検出変更方法は図8に従って進められる。図8において、Step1により修正パネル14で設定条件が変更されると、Step2でどのバンクのどの列が変更されたか調べる。(本実施の形態では、項目名(4)においてピン5の設定を−1mAから+1mAに変更するとした)次に、Step2で変更箇所がバンク3列gであることを検出するとStep3で変更対象箇所が符号化されたデータであるか判別する。バンク3列gには重複符号化されたデータが入っていたため、Step5へ進む。Step5ではバンク3の前のバンク2のデータが重複符号化されているデータか調べる。バンク2の列gのデータは実データが入っているため、フィードバック処理を実施しないでStep6へ進む。本実施の形態では、バンク2列gのデータが実データであっためフィードバック処理(更に一つ前のバンクを調べる)を行わないが、バンク2の列gに重複符号化されたデータが入っていた場合は、フィードバック処理を行いカウンターの値を1増加する。フィードバック動作は、変更対象バンクが実データでのある列を検出するまで行われ、フィードバック動作を行うたびにカウンターの値を1つ増やす。
【0031】
Step6ではStep5のカウンターの値を判断する。本実施の形態ではカウンターは動作していないためStep7に進む。Step7では、変更対象(バンク3)より後のバンク列(バンク4)のデータを調べる。ここでは、バンク4の列gは重複符号化されているのでP2の処理を行う。また、仮にStep5にてカウンターが動作した場合は、Step8にて変更対象より後のバンク列のデータを調べて、もし重複符号化されていればP4の処理を行う。そのときに変更対象箇所より後項目のバンク列には、変更対象箇所よりカウンターでカウントした値だけ前に移動した先のバンク列データ値を入力する。本実施の形態では処理しなかったStep4の処理を補足として説明する。Step3にて変更対象が符号化されていない場合は、Step4へ進む。Step4では変更対象箇所より後のバンクが符号化されているか否かを判別する。符号化されていない場合は、変更対象箇所だけを変更する(P5)。符号化されている場合は、変更対象箇所は基準となっていてこのバンク列のデータが符号化されているため、変更対象箇所のデータを一つ後ろのバンク列に書き込む(P6)。また、上記の方法を用いてデータ比較入替ブロック704で判断した処理方法によってメモリ701、メモリ702出力を各々重複簡素化符号逆変換ブロック703により重複符号化されているデータを元に戻す。
【0032】
次に、図4(b)に示す重複簡素化符号逆変換ブロック703について説明すると、メモリ451には、最初にバンク0のテストプログラムデータが入力され、次にバンク1のデータと言うように順次データが入力される。例えば、バンク0のデータ後にバンク1のデータが入力されると、バンク0のデータは遅延メモリ452に転送されるという処理を行う。メモリ451と遅延メモリ452のデータはデータ比較ブロック453で送られてデータ比較された後、比較された出力データから重複符号検出ブロック454で重複符号を検出する。重複符号検出ブロック454が重複符号を含む列を検出すると、メモリ451に記憶されているデータより前に遅延メモリ452に記憶されているデータから符号化前のデータ抽出と記憶ブロック455で重複符号化前のデータを抽出して記憶する。なお、記憶した重複符号化列位置とデータは該当列データに実データ入力されると位置情報とデータをクリアする。符号化前のデータ抽出と記憶ブロック455に記憶されている列情報とデータで設定データ入替ブロック456は、メモリ451の出力データの該当する重複符号化データを実データに入れ替えて出力することにより符号化逆変換を行う。データ入替処理が終了したデータを再度、重複簡素化符号変換ブロック205で符号化処理を行った後、実行メモリ10にテストプログラムデータを転送して実行することにより、デバッグ作業において一度もテストプログラム条件表1のデータを変更すること無く、簡単に即時実行しながらデバッグできる。
【0033】
以上のように、本実施の形態によれば、表計算ソフトを用いて表に必要条件を入力し、その表を読み込ませてICの試験を行えばよいので、デバッグ作業も簡単であり、また、テスト項目を行、列で作成しているため、テスト順番の変更、修正が容易であって、不要となったテスト項目の削除を行う場合も必要項目の測定条件を誤って削除することがない。
【0034】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、従来専門知識が必要であったテストプログラムのコーディング作業が無いので、ミスの無いテストプログラムを誰でも簡単にしかも短期間に作成することができ、また、テストプログラムをデバッグした情報は、直ちに表計算上の項目表への変換が可能であるためスペックと実際の試験内容が違うというようなミスも起こらないという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の半導体試験装置及び試験方法の一実施の形態における全体構成を示すブロック図
【図2】 本発明の半導体試験装置の一実施の形態における記述チェックブロックの構成図
【図3】 本発明の半導体試験装置の一実施の形態における重複したデータを符号化した模式図
【図4】 本発明の半導体試験装置の一実施の形態における重複簡素化符号変換に関するブロックの構成図
【図5】 本発明の半導体試験装置の一実施の形態における電圧電流信号源及び測定の構成図
【図6】 本発明の半導体試験装置の一実施の形態における測定モジュールの構成図
【図7】 本発明の半導体試験装置の一実施の形態における内容変更チェックブロックの構成図
【図8】 本発明の半導体試験装置の一実施の形態に基づく試験方法における重複データ修正処理動作のフローチャート
【図9】 本発明の半導体試験装置の一実施の形態に基づく試験方法において修正された重複データ修正状態を示す状態図
【図10】 従来の半導体試験装置による試験の全体構成を示す説明図
【図11】 従来の半導体試験装置のプログラム概要図
【符号の説明】
1 テストプログラム条件表
2 半導体試験装置本体
10 実行メモリ
11 CPUブロック
12 測定モジュール
13 測定ボード
14 修正パネル
15 変更内容チェックブロック
16 記述チェックブロック
17 作業
202 更新メモリ
205 重複簡素化符号変換ブロック
401 メモリ
402 遅延メモリ
403 データ比較ブロック
404 重複符号発生ブロック
405 重複符号入替ブロック
451 メモリ
452 遅延メモリ
453 データ比較ブロック
454 重複符号検出ブロック
455 符号化前のデータ抽出と記憶ブロック
456 設定データ入替ブロック
501 電圧供給源
502 電流供給源
503 電流測定機構
504 電圧測定機構
505 スイッチ
506 出力スイッチ
507 被検査IC
601 電圧電流発生及び測定機能
602 A/Dコンバータ
603 任意信号発生器
701 メモリ
702 メモリ
703 重複簡素化符号逆変換ブロック
704 データ比較入替ブロック
708 スイッチ

Claims (6)

  1. テストプログラムデータに応じて信号の発生及び取り込みを行う測定モジュール装置を用いた半導体試験装置であって、
    複数の行及び列を有する表にテスト項目毎にテスト条件設定データとテストスペックが記載されたテストプログラムデータを読み込み、これを記憶するテストプログラム記憶装置と、前記テストプログラム記憶装置に記憶されたテストプログラムデータを随時変更する変更装置と、前記測定モジュール装置を制御してテスト項目を実行する制御装置とを具備し、
    前記複数の行及び列を有する表にテスト項目毎にテスト条件設定データとテストスペックが記載されたテストプログラムデータを読み込み、これを記憶し、このテストプログラムデータの重複部分を符号化する第一の工程と、前記テストプログラムデータに応じて信号の発生及び取り込みを行う第二の工程と、前記第二の工程を制御してテスト項目を実行する第三の工程とを具備する処理手段を有し、
    前記第一の工程が、
    第1集団のテストプログラムデータを保持する工程と、
    前記第1集団のテストプログラムデータの次に入力される第2集団のテストプログラムデータを入力する工程と、
    前記第1,第2集団のテストプログラムデータの各テスト条件設定データを比較する工程と、
    前記比較する工程で一致したときに前記第2集団のテストプログラムデータのテスト条件設定データを所定の形状の重複を示す符号に定義する工程と
    を備えたことを特徴とする半導体試験装置。
  2. 請求項1記載の半導体試験装置の処理手段が、前記第一の工程で記憶されたテストプログラムデータを随時変更する第四の工程をさらに備え、
    前記第四の工程が、
    第1集団のテストプログラムデータを保持する工程と、
    前記第1集団のテストプログラムデータの次に入力される第2集団のテストプログラムデータを入力する工程と、
    前記第1,第2集団のテストプログラムデータの各テスト条件設定データを比較する工程と、
    前記比較する工程で一致したときに前記第2集団のテストプログラムデータの所定の符号を対応する前記第1集団のテストプログラムデータのテスト条件設定データに書き替える工程とを備え、
    前記第四の工程で生成したテストプログラムデータを出力することを特徴とする半導体試験装置。
  3. 複数の行及び列を有する表にテスト項目毎にテスト条件設定データとテストスペックが記載されたテストプログラムデータを読み込み、これを記憶し、このテストプログラムデータの重複部分を符号化する第一の工程と、前記テストプログラムデータに応じて信号の発生及び取り込みを行う第二の工程と、前記第二の工程を制御してテスト項目を実行する第三の工程とを具備する半導体試験方法であって、
    前記第一の工程が、
    第1集団のテストプログラムデータを保持する工程と、
    前記第1集団のテストプログラムデータの次に入力される第2集団のテストプログラムデータを入力する工程と、
    前記第1,第2集団のテストプログラムデータの各テスト条件設定データを比較する工程と、
    前記比較する工程で一致したときに前記第2集団のテストプログラムデータのテスト条件設定データを所定の形状の重複を示す符号に定義する工程と
    を備えたことを特徴とする半導体試験方法
  4. 請求項3記載の半導体試験方法が、前記第一の工程記憶されたテストプログラムデータを随時変更する第四の工程をさらに備え、
    前記第四の工程が、
    第1集団のテストプログラムデータを保持する工程と、
    前記第1集団のテストプログラムデータの次に入力される第2集団のテストプログラムデータを入力する工程と、
    前記第1,第2集団のテストプログラムデータの各テスト条件設定データを比較する工程と、
    前記比較する工程で一致したときに前記第2集団のテストプログラムデータの所定の符号を対応する前記第1集団のテストプログラムデータのテスト条件設定データに書き替える工程とを備え、
    前記第四の工程で生成したテストプログラムデータを出力することを特徴とする半導体試験方法。
  5. 前記第四の工程で生成したテストプログラムデータを前記第一の工程に再度与えることを特徴とする請求項4記載の半導体試験方法。
  6. 前記複数の行及び列を有する表にテスト項目毎にテスト条件設定データとテストスペックが記載されたテストプログラムデータが、表計算ソフトウエアによって作成されたことを特徴とする請求項または記載の半導体試験方法。
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