JP4032854B2 - 電池状態検知システム及び該システムを備えた自動車 - Google Patents
電池状態検知システム及び該システムを備えた自動車 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4032854B2 JP4032854B2 JP2002203497A JP2002203497A JP4032854B2 JP 4032854 B2 JP4032854 B2 JP 4032854B2 JP 2002203497 A JP2002203497 A JP 2002203497A JP 2002203497 A JP2002203497 A JP 2002203497A JP 4032854 B2 JP4032854 B2 JP 4032854B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- battery
- charge
- state
- detection system
- state detection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60L—PROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
- B60L3/00—Electric devices on electrically-propelled vehicles for safety purposes; Monitoring operating variables, e.g. speed, deceleration or energy consumption
- B60L3/12—Recording operating variables ; Monitoring of operating variables
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60L—PROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
- B60L58/00—Methods or circuit arrangements for monitoring or controlling batteries or fuel cells, specially adapted for electric vehicles
- B60L58/10—Methods or circuit arrangements for monitoring or controlling batteries or fuel cells, specially adapted for electric vehicles for monitoring or controlling batteries
- B60L58/12—Methods or circuit arrangements for monitoring or controlling batteries or fuel cells, specially adapted for electric vehicles for monitoring or controlling batteries responding to state of charge [SoC]
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R31/00—Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
- G01R31/36—Arrangements for testing, measuring or monitoring the electrical condition of accumulators or electric batteries, e.g. capacity or state of charge [SoC]
- G01R31/378—Arrangements for testing, measuring or monitoring the electrical condition of accumulators or electric batteries, e.g. capacity or state of charge [SoC] specially adapted for the type of battery or accumulator
- G01R31/379—Arrangements for testing, measuring or monitoring the electrical condition of accumulators or electric batteries, e.g. capacity or state of charge [SoC] specially adapted for the type of battery or accumulator for lead-acid batteries
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R31/00—Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
- G01R31/36—Arrangements for testing, measuring or monitoring the electrical condition of accumulators or electric batteries, e.g. capacity or state of charge [SoC]
- G01R31/382—Arrangements for monitoring battery or accumulator variables, e.g. SoC
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/70—Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Sustainable Development (AREA)
- Sustainable Energy (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Tests Of Electric Status Of Batteries (AREA)
- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電池状態検知システム及び自動車に係り、特に、バッテリの充放電電気量を計測する電気量計測手段を有する電池状態検知システム及び該電池状態検知システムを備えた自動車に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、エンジン自動車による排気ガスの削減に対応するために、アイドルストップ・スタート(ISS)が行われており、エンジン自動車をアイドルストップ可能な状態に保つ技術が望まれている。エンジン自動車は、ISS時にエンジン始動用の電力を供給するバッテリ(蓄電池)を備えている。鉛電池は、この種の用途に対応できる代表的な電池である。アイドルストップ時、電気負荷は、バッテリによってまかなわれる。バッテリは、ISS可能な状態を保つために、電池状態検知システムにより、常に充電状態(SOC)が推定(検知)されている。バッテリの充電状態の推定方法には、例えば、特開平第9−98504号公報に開示されているように、バッテリの充放電電気量を計測することにより求める方法等がある。図7に示すように、バッテリの充電効率は、一般的に、充電状態により変化するが、充電状態が分かれば一義的に定められる、と考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術では、充電効率を的確に捉えていないため、バッテリの充電状態を精度よく推定することができずISS可否判定で誤判定をする可能性がある。すなわち、実際にはバッテリの充電効率は充電状態により一義的には決まらず、図5に示すように、例えば、鉛電池の場合に、同じ充電状態(SOC)90%でも、完全放電状態(SOC=0%)から充電したときと、完全充電状態(SOC=100%)から放電したときとを比較すると、前者の充電効率が後者の充電効率の2倍以上となる。
【0004】
本発明は上記事案に鑑み、精度良くバッテリの充電状態を検知可能な電池状態検知システム及び該電池状態検知システムを備えた自動車を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様は、バッテリの充放電電気量を計測する電気量計測手段を有する電池状態検知システムであって、前記電気量計測手段は、現在から所定時間過去までの前記バッテリの充放電電気量の履歴より決定される充電効率を用いる。
【0006】
第1の態様では、電池状態の検出に、現在から所定時間過去までのバッテリの充放電電気量の履歴より決定される充電効率が用いられる。本態様によれば、現在から所定時間過去までのバッテリの充放電電気量の履歴が充電効率に反映され、現在に近い過去の充電効率により電池状態を推定するので、現在のバッテリの充電状態を精度よく検知することができる。
【0007】
本発明の第2の態様は、第1態様の電池状態検知システムを備えた自動車である。本態様の自動車は、第1態様の電池状態検知システムによりバッテリの充電状態を精度よく検知ことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、図面を参照して、本発明を自動車に搭載される鉛電池の電池状態を検知する電池状態検知システムに適用した実施の形態について説明する。
【0009】
<構成>
図1に示すように、自動車20は、自動車20の駆動源となるエンジン、エンジンを始動するセルモータ、エンジンの駆動力で発電し鉛電池を充電する発電機及び鉛電池に流れる電流から充電状態(SOC、State Of Charge)を演算する電池状態検知システムを備えている。
【0010】
鉛電池は容器となる角形の電槽を有しており、電槽の材質には成形性、電気的絶縁性、耐腐食性及び耐久性等の点で優れる、例えば、アクリルブタジエンスチレン(ABS)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)等の高分子樹脂が用いられている。
【0011】
また、鉛電池の電槽は、例えば、外周壁の内部を縦横に仕切る隔壁によって2行9列の合計18個のセル室に画定され、一体成形されたモノブロック電槽として構成されている。電槽内の各セル室には極板群(セル)がそれぞれ1組ずつ収容されており、電槽全体には合計18組の極板群が収容されている。各極板群は、未化成負極板6枚及び未化成正極板5枚がガラス繊維からなるリテーナ(セパレータ)を介して積層されており、化成(初充電)後の公称電圧(セル電圧)は2.0Vとされている。従って、鉛電池1の群電圧は36Vである。
【0012】
電槽の上部は、電槽の上部開口部を密閉するABS等の高分子樹脂製の上蓋に接着(又は溶着)されている。上蓋には、各セル室の中央に対応する位置に各セル室の内圧を所定値以下に制御するための制御弁が配設されていると共に、対角隅部に鉛電池1を電源として外部へ電力を供給するためのロッド状正極外部出力端子及び負極外部出力端子が立設されている。
【0013】
図2に示すように、電池状態検知システム12は、上述した鉛電池1に流れる電流を計測するホール素子等の電流センサ4を有している。鉛電池1の正極外部出力端子は、電流センサ4を介してイグニッションスイッチ(以下、IGNスイッチという。)5の中央端子に接続されている。IGNスイッチ5は中央端子とは別にOFF端子、ON/ACC端子及びSTART端子を有しており、中央端子とこれらOFF、ON/ACC及びSTART端子のいずれかとは、ロータリー式に切り替え接続が可能である。一方、鉛電池1の負極外部出力端子は、グランドに接続されている。電流センサ4は、ホール素子に流れる電流に応じて変化するホール電圧により電流を検出することが可能である。
【0014】
電流センサ4の出力端子は、後述するマイコン10内のA/Dコンバータに接続されている。このため、マイコン10のCPUは、鉛電池1の電流をデジタル値として取り込むことが可能である。
【0015】
IGNスイッチ5のON/ACC端子は、ランプ、ワイパー、ラジオ等の補機6の一端に接続されていると共に、一方向への電流の流れを許容する整流素子Dを介してエンジン8の回転駆動力で発電する発電機(オルタネータ)7の一端に接続されている。なお、整流素子Dは、アノード側が発電機7の一端に、カソード側がON/ACC端子側に接続されている。また、IGNスイッチ5のSTART端子は、エンジン始動用セルモータ9の一端に接続されている。
【0016】
セルモータ9の回転軸とエンジン8の回転軸との間にはセルモータ9の回転力をエンジン8に伝達する図示を省略したギヤプーリや無端ベルトが介在しており、エンジン8の回転軸と発電機7の回転軸との間にはエンジン8の回転駆動力を発電機7に伝達する電動クラッチが介在している。このため、エンジン8が駆動しているときは、エンジン8及び発電機7間の電動クラッチを接続状態としてエンジン8の回転駆動力を発電機7に伝達する。なお、IGNスイッチ5がON/ACC位置にあり、発電機7が作動しているときは、鉛電池1はマイコン10で算出された鉛電池1の充電状態(SOC)に応じて充電される。
【0017】
マイコン10は、中央演算処理装置として機能するCPU、電池状態検知システム12の基本制御プログラム及び種々の設定値等が格納されたROM、CPUのワークエリアとして働くとともにデータを一時的に記憶するRAM、A/Dコンバータ等を含んで構成されている。また、発電機7、セルモータ9及び補機6の他端、鉛電池1の負極外部出力端子及びマイコン10は、それぞれグランドに接続されている。なお、マイコン10は、インターフェースを介して上位の車両制御システム11と通信可能である。
【0018】
<動作>
次に、フローチャートを参照して、マイコン10のCPUを主体として電池状態検知システム12の動作について説明する。なお、マイコン10に電源が投入されると、初期設定状態においてROMに格納された種々の設定値がRAMに移行され、以下の電池状態検知ルーチンが実行される。
【0019】
図3に示すように、電池状態検知ルーチンでは、まず、ステップ102において電流センサ4に流れる電流値を取り込んで、鉛電池1に対して入出力する充放電電気量(Ah)の積算(電流積算)を開始する。
【0020】
次のステップ104では、RAMに展開されている下式(1)を用いて鉛電池1の充電状態SOCを演算する。なお、満充電時容量Qf及び電流係数c1(c1=0.9〜1.0)は、鉛電池1に固有の所定値で予めRAMに展開されており、充電効率c2は、後述するステップ114で演算されたものである。
【0021】
【数1】
【0022】
次にステップ106において、充電状態SOCがセルモータ9の仕様などから決定されるエンジン始動を許容する最小充電状態SOCminより大きいか否かを判断することで、エンジン再始動が可能か否か、すなわち、アイドルストップ(IS)可能か否かを判定する。肯定判断のときは、次のステップ108で車両制御システム11にアイドルストップが可能な旨を報知し、否定判断のときは、ステップ110で車両制御システム11にアイドルストップが不能な旨を報知してステップ112へ進む。車両制御システム11のCPUは、アイドルストップが可能な旨の報知を受けている間に車速が0となったときは、エンジン制御部を介してエンジン8の駆動を停止させ、アイドルストップ状態となった旨をマイコン10に報知する。一方、車両制御システム11のCPUは、マイコン10からアイドルストップが不能な旨の報知を受けたときは、エンジン8をアイドルストップ後に再始動することができないので、車速が0となってもエンジン8の駆動を続行させる。
【0023】
ステップ112では、RAMに展開されている下式(2)を用いて、鉛電池1の初期充電状態SOC0を演算する。
【0024】
【数2】
【0025】
図4に示すように、現在(時刻t0)から所定時間、例えば30分過去までの時間を3つに等分割したときに、現在を基準にして、10分前から現在、20分前から10分前、30分前から20分前の間に電流センサ4により計測された電流と、時間との積から各時間の充放電電気量の総和q1、q2及びq3(Ah)が演算される。例えば、充放電電気量の総和q3は、斜線部の面積に等しい充電電気量e1、e3、放電電気量e2、e4を用いてq3=e1−e2+e3−e4として演算される(q1及びq2も同様に演算される)。また、3つに等分割された各時間のうち現在に近い時間ほど重みづけを表す重み係数ai(i=1〜3)が大きく設定されている(a1≧a2≧a3:例えば、a1=1、a2=0.5、a3=0.2)。従って、充放電電気量の総和q3よりq2、q2よりq1が、初期充電状態SOC0に大きく反映される。
【0026】
次にステップ114では、RAMに展開されている鉛電池1の充電状態SOC及び充電効率c2のマップ(図5参照)から、鉛電池1の初期充電状態がステップ112で演算した初期充電状態SOC0のときの充電状態SOCの及び充電効率c2の関係(SOC−c2マップ)を取得(演算)する。例えば、初期充電状態SOC0が70%のときには、SOC0=0%及び40%のSOC−c2マップを用いて、比例計算により3個(例えば、SOC0=70、80、90%)のマップデータ(SOCi、c2i)(i=1〜3)が得られ、RAMに記憶される。従って、図5に示した粗いSOC−c2マップから初期充電状態がステップ112で演算した初期充電状態SOC0のときのSOC−c2マップが得られる。
【0027】
次いでステップ116では、ステップ114で得たSOC−c2マップを用いて、ステップ104で演算した(現在の)充電状態SOCに対応する現在の充電効率c2’が演算される。
【0028】
次のステップ118では、ステップ104で用いた上式(1)中の充電効率c2をステップ116で演算した充電効率c2’に修正すると共にRAMに記憶して、ステップ104に戻る。上述したステップ104では、RAMに記憶した充電効率c2’を読み出して式(1)中の充電効率c2に代えて充電効率c2’を用いることで充電状態SOCが演算される。
【0029】
<作用・効果等>
本実施形態の電池状態検知システム12では、充放電履歴を用いて演算された初期充電状態SOC0からSOC−c2マップを作成し(ステップ114)、SOC−c2マップを用いて充電状態SOCに対応する充電効率c2’を演算するので(ステップ116)、充放電履歴が充電効率c2’に反映されると共に、充電効率c2’により充電状態SOCを演算するので(ステップ104)、現在の鉛電池1の充電状態SOCを精度よく演算(検知)することができる。従って、本実施形態の電池状態検知システム12によれば、鉛電池1の電池状態が精度よく演算(検知)されるので、ISS時にエンジン8を停止してもエンジン8の再始動が確保でき、また、エンジン8の停止前にIS可能かを予め把握することができる。このため、車両制御システム11は、電池状態検知システム12から報知を受けてエンジン8の停止・再始動(ISS)の制御が確保可能であり、車両停止中の排ガス削減に寄与することができる。
【0030】
また、本実施形態の電池状態検知システム12では、現在から30分前までの時間を3等分割した各時間のうち現在に近い時間ほど重み係数aiを大きくして(a1≧a2≧a3)充電効率c2’を演算したので(ステップ112〜ステップ116)、現在に近い時間の履歴ほど大きく反映された(現在の)充電効率c2’を用いて充電状態SOCを精度よく検知することができる(ステップ104)。
【0031】
なお、本実施形態では、現在から所定時間(30分)過去までの充放電履歴が鉛電池1の充電効率c2に反映される例を示したが、所定時間は30分に限定されず、例えば、現在から20分前までの充放電履歴が充電効率c2に反映されるようにしてもよい。このようにすれば、より現在に近い過去の履歴が反映された充電効率c2を得られ、精度のよく充電状態SOCを検知することができる。
【0032】
また、本実施形態では、現在から30分前までの時間を3つに等分割した例を示したが(10分、10分、10分)、例えば、現在に近いほど時間を長くして5分割してもよい(10分、8分、6分、4分、2分)。このようにすれば、過去の現在に近い充放電履歴がより精度よく充電効率c2に反映されるので、更に精度のよい充電効率c2を得て、充電状態SOCを検知することができる。
【0033】
更に、本実施形態では、ステップ104で充電状態SOCを演算する毎に、ステップ112〜ステップ116で充電効率c2’を演算する例を示したが、充電効率c2は短時間で大きく変化しないので、所定時間(例えば30分)毎に充電効率c2’を演算してもよい。このようにすれば、電池状態検知システム10の演算負荷を低減することができる。
【0034】
また、本実施形態では、SOC−c2マップを用いて充電効率c2を演算した例を示したが、更に、図示しない鉛電池1の充電効率c2及び温度Tのマップを用いて充電効率c2を温度補正してもよい。このようにすれば、温度依存性を排除して鉛電池1の充電効率c2を高精度に算出することができる。更に、鉛電池1に流れる電流値や電圧値で充電効率c2を補正するようにしてもい。
【0035】
更に、本実施形態では、自動車20に搭載されたバッテリとして鉛電池1を例示したが、例えば、鉛電池1とリチウムイオン二次電池とを並列接続したり、鉛電池1とニッケル水素電池を並列接続したハイブリッド電池に適用してもよい。
【0036】
また更に、本実施形態では、36Vの群電圧を有する鉛電池1を例示したが、本発明はこれに限定されることなく、例えば、現在車両に一般的に用いられている12Vの鉛電池の電池状態を検知する電池状態検知システムに適用するようにしてもよい。
【0037】
そして、本実施形態では、鉛電池1にセル室間の距離が短くセル室間を直列接続する導電部材の抵抗の小さいモノブロック電槽を用いた例を示したが、導電部材の抵抗やその劣化を考慮することで、更に高精度に鉛電池1全体の電池状態を検知することが可能となる。
【0038】
<試験>
次に、実施形態に従って作製した実施例の電池状態検知システムと、図3のステップ112、114及び118を欠く(SOC−c2マップを作成しない)電池状態検知ルーチンが実行される比較例の電池状態検知システムと、を自動車に搭載して充電状態SOCを検出した。次に、検出された充電状態SOCと、実際に充放電して求めた充電状態SOC(真値)と比較して、充電効率c2の精度を確認した。
【0039】
図6に示すように、比較例の電池状態検知システムでは、真値との測定誤差が29ポイントであったのに対して、実施例の電池状態検知システムでは、真値との測定誤差は3ポイントであった。従って、実施例の電池状態検知システムが精度よく充電状態を検出できることが分かった。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、現在から所定時間過去までのバッテリの充放電電気量の履歴が充電効率に反映され、現在に近い過去の充電効率により電池状態を推定するので、現在のバッテリの充電状態を精度よく検知することができる、という効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電池状態検知システムを車載した自動車の側面図である。
【図2】実施形態の電池状態検知システムを示すブロック図である。
【図3】電池状態検知システムの電池状態検知ルーチンを示すフローチャートである。
【図4】鉛電池の充放電履歴(充放電電流)を模式的に示すグラフである。
【図5】実施形態の電池状態検知システムに用いた鉛電池の充電効率と充電状態との関係を示すグラフである。
【図6】実施例及び比較例の鉛電池の充電状態と時間との関係を示すグラフである。
【図7】従来の電池状態検知システムに用いた鉛電池の充電効率と充電状態との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 鉛電池(バッテリ)
4 電流センサ(電流量計測手段)
10 マイコン
12 電池状態検知システム
20 自動車
Claims (2)
- バッテリの充放電電気量を計測する電気量計測手段を有する電池状態検知システムであって、前記電気量計測手段は、現在から所定時間過去までの前記バッテリの充放電電気量の履歴より決定される充電効率を用いたことを特徴とする電池状態検知システム。
- 請求項1に記載の電池状態検知システムを備えた自動車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002203497A JP4032854B2 (ja) | 2002-07-12 | 2002-07-12 | 電池状態検知システム及び該システムを備えた自動車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002203497A JP4032854B2 (ja) | 2002-07-12 | 2002-07-12 | 電池状態検知システム及び該システムを備えた自動車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004047279A JP2004047279A (ja) | 2004-02-12 |
JP4032854B2 true JP4032854B2 (ja) | 2008-01-16 |
Family
ID=31709347
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002203497A Expired - Fee Related JP4032854B2 (ja) | 2002-07-12 | 2002-07-12 | 電池状態検知システム及び該システムを備えた自動車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4032854B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103267952A (zh) * | 2013-05-12 | 2013-08-28 | 北京工业大学 | 一种测量动力电池充电效率的方法 |
CN105005000A (zh) * | 2010-12-06 | 2015-10-28 | 德克萨斯仪器股份有限公司 | 感测电池容量的***和方法 |
Families Citing this family (26)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8947194B2 (en) | 2009-05-26 | 2015-02-03 | Solaredge Technologies Ltd. | Theft detection and prevention in a power generation system |
US11735910B2 (en) | 2006-12-06 | 2023-08-22 | Solaredge Technologies Ltd. | Distributed power system using direct current power sources |
US9088178B2 (en) | 2006-12-06 | 2015-07-21 | Solaredge Technologies Ltd | Distributed power harvesting systems using DC power sources |
US8531055B2 (en) | 2006-12-06 | 2013-09-10 | Solaredge Ltd. | Safety mechanisms, wake up and shutdown methods in distributed power installations |
US8473250B2 (en) | 2006-12-06 | 2013-06-25 | Solaredge, Ltd. | Monitoring of distributed power harvesting systems using DC power sources |
US8319483B2 (en) | 2007-08-06 | 2012-11-27 | Solaredge Technologies Ltd. | Digital average input current control in power converter |
US11569659B2 (en) | 2006-12-06 | 2023-01-31 | Solaredge Technologies Ltd. | Distributed power harvesting systems using DC power sources |
US8013472B2 (en) | 2006-12-06 | 2011-09-06 | Solaredge, Ltd. | Method for distributed power harvesting using DC power sources |
US11855231B2 (en) | 2006-12-06 | 2023-12-26 | Solaredge Technologies Ltd. | Distributed power harvesting systems using DC power sources |
US11888387B2 (en) | 2006-12-06 | 2024-01-30 | Solaredge Technologies Ltd. | Safety mechanisms, wake up and shutdown methods in distributed power installations |
US8963369B2 (en) | 2007-12-04 | 2015-02-24 | Solaredge Technologies Ltd. | Distributed power harvesting systems using DC power sources |
US11687112B2 (en) | 2006-12-06 | 2023-06-27 | Solaredge Technologies Ltd. | Distributed power harvesting systems using DC power sources |
US11309832B2 (en) | 2006-12-06 | 2022-04-19 | Solaredge Technologies Ltd. | Distributed power harvesting systems using DC power sources |
US8319471B2 (en) | 2006-12-06 | 2012-11-27 | Solaredge, Ltd. | Battery power delivery module |
US11728768B2 (en) | 2006-12-06 | 2023-08-15 | Solaredge Technologies Ltd. | Pairing of components in a direct current distributed power generation system |
EP3121922B1 (en) | 2008-05-05 | 2020-03-04 | Solaredge Technologies Ltd. | Direct current power combiner |
US10673229B2 (en) | 2010-11-09 | 2020-06-02 | Solaredge Technologies Ltd. | Arc detection and prevention in a power generation system |
GB2485527B (en) | 2010-11-09 | 2012-12-19 | Solaredge Technologies Ltd | Arc detection and prevention in a power generation system |
GB2498365A (en) | 2012-01-11 | 2013-07-17 | Solaredge Technologies Ltd | Photovoltaic module |
GB2498790A (en) | 2012-01-30 | 2013-07-31 | Solaredge Technologies Ltd | Maximising power in a photovoltaic distributed power system |
GB2498791A (en) | 2012-01-30 | 2013-07-31 | Solaredge Technologies Ltd | Photovoltaic panel circuitry |
FR2992487B1 (fr) * | 2012-06-26 | 2014-08-01 | Renault Sa | Procede de gestion d’un reseau electrique, agencement pour la mise en oeuvre du procede, support d’enregistrement et programme informatique associes au procede, vehicule automobile |
JPWO2014068922A1 (ja) * | 2012-10-29 | 2016-09-08 | 三洋電機株式会社 | 車載用の電源装置及び電源装置を備える車両 |
US9548619B2 (en) | 2013-03-14 | 2017-01-17 | Solaredge Technologies Ltd. | Method and apparatus for storing and depleting energy |
US11177663B2 (en) | 2016-04-05 | 2021-11-16 | Solaredge Technologies Ltd. | Chain of power devices |
CN113964892B (zh) * | 2021-09-23 | 2024-03-22 | 合众新能源汽车股份有限公司 | 一种车载蓄电池智能补电方法 |
-
2002
- 2002-07-12 JP JP2002203497A patent/JP4032854B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105005000A (zh) * | 2010-12-06 | 2015-10-28 | 德克萨斯仪器股份有限公司 | 感测电池容量的***和方法 |
CN105005000B (zh) * | 2010-12-06 | 2019-02-01 | 德克萨斯仪器股份有限公司 | 感测电池容量的***和方法 |
US10203374B2 (en) | 2010-12-06 | 2019-02-12 | Texas Instruments Incorporated | System and method for sensing battery capacity |
US10871520B2 (en) | 2010-12-06 | 2020-12-22 | Texas Instruments Incorporated | System and method for sensing battery capacity |
US11346888B2 (en) | 2010-12-06 | 2022-05-31 | Texas Instruments Incorporated | System and method for sensing battery capacity |
CN103267952A (zh) * | 2013-05-12 | 2013-08-28 | 北京工业大学 | 一种测量动力电池充电效率的方法 |
CN103267952B (zh) * | 2013-05-12 | 2015-06-17 | 北京工业大学 | 一种测量动力电池充电效率的方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004047279A (ja) | 2004-02-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4032854B2 (ja) | 電池状態検知システム及び該システムを備えた自動車 | |
JP4066732B2 (ja) | バッテリ残容量推定方法 | |
EP3410138B1 (en) | Battery system in vehicle and aging deterioration estimation method for battery | |
JP5061907B2 (ja) | 電池状態判定方法及び電池状態判定装置 | |
JP4288958B2 (ja) | 劣化度推定方法 | |
JP5656415B2 (ja) | 二次電池の状態判定装置及び制御装置 | |
CN109921105B (zh) | 二次电池***及二次电池的活性物质的应力推定方法 | |
JP6674139B2 (ja) | 車両およびその電池状態検知システム | |
JP5338807B2 (ja) | 電池状態判定方法および自動車 | |
JP2007323999A (ja) | 自動車のバッテリ制御装置 | |
US8947051B2 (en) | Storage capacity management system | |
JP5163229B2 (ja) | 電池状態検知システムおよびこれを備えた自動車 | |
JP5162971B2 (ja) | 電池状態検知システムおよび自動車 | |
JP2009241646A (ja) | 電池状態判定システムおよび該システムを備えた自動車 | |
JP5163739B2 (ja) | 電池状態検知システムおよびこれを備えた自動車 | |
JP6604478B2 (ja) | 車両およびその電池状態検知システム | |
JP6607353B2 (ja) | 車両およびその電池状態検知システム | |
JP2004025982A (ja) | バッテリ残容量推定方法 | |
JP4178898B2 (ja) | 電池状態検知システム | |
JP2007278851A (ja) | 電池状態検知システム | |
KR19980017339A (ko) | 내부저항 측정에 의한 배터리의 방전종료시기 판단방법 | |
JP3687628B2 (ja) | 充電状態検知システム及び該システムを備えた自動車 | |
KR100391421B1 (ko) | 전기 자동차용 초기 전지 잔존 용량 예측방법 | |
JP7172690B2 (ja) | 電池システム及び二次電池のsoc推定方法 | |
JP2020134355A (ja) | 電池システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040714 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070302 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070417 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070524 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070717 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070905 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20071002 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20071015 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4032854 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111102 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111102 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131102 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |