以下に、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態の携帯電話機を用いたテレビ放送受信システムの概要を示す説明図、図2は図1の携帯電話機の構成を示す機能ブロック図、図3は図1の携帯電話機がリモコン操作する液晶テレビ(テレビ放送受像機)の構成を示す機能ブロック図、図4は図1の携帯電話機の外観構成の一例を示す外観図、図5は図1の携帯電話機の外観構成の他の例を示す外観図、図6は図1の携帯電話機の外観構成の更に他の例を示す外観図、図7は図1の携帯電話機におけるチャネルデータ及びリモコンデータのデータ構成を示す説明図、図8及び図9は図1の携帯電話機におけるテレビ放送視聴開始時の動作制御を示すフローチャート、図10及び図11は図1の携帯電話機におけるテレビ放送視聴開始時の画面遷移を示す説明図、図12乃至図14は図1の携帯電話機におけるテレビ放送視聴時の動作制御を示すフローチャート、図15乃至図17は図1の携帯電話機におけるテレビ放送視聴時の画面遷移を示す説明図である。
図1において、50は本発明の実施形態の携帯電話機であり、携帯電話機50は電波塔51aから送信される地上波デジタルテレビ放送や、電波塔51bから送信されるモバイルテレビ放送などを受信して視聴することができる機能を有している。また、携帯電話機50は、ゲートウェイ54a及び通信回線55aを介してインターネット53に接続された基地局(移動体通信用)52との間で移動体通信用信号(W−CDMA信号:Wideband-Code Division Multiple Access信号)を無線で送受信する機能を有しているので、インターネット53上に配信されたインターネットテレビ放送を視聴することが可能となっている。尚、図示していないが、携帯電話機50は地上波アナログテレビ放送を受信して視聴できるようにもなっている。
また、56は携帯電話機50がリモコン操作する液晶テレビ(テレビ放送受像機)であり、液晶テレビ56は電波塔51aから送信される地上波デジタルテレビ放送を受信して視聴することが可能であり、また、ゲートウェイ54a、通信回線55a、基地局52を介してインターネット53に接続可能である。尚、図示していないが、液晶テレビ56は、地上波アナログテレビ放送を受信して視聴できるようにもなっている。
また、携帯電話機50は、液晶テレビ56を遠隔操作するリモコン信号(操作信号)を送信する機能を有しており、液晶テレビ56はこの携帯電話機50からのリモコン信号に応じて選局等の動作を行うようになっている。
このような携帯電話機50は図2に示すように構成されている。図2において、1は地上波デジタルテレビ放送、地上波アナログテレビ放送、モバイルテレビ放送及び通信信号の受信や通信信号の送信を行うアンテナ、2はアンテナによって送受信される信号を通信用の信号とテレビ放送用の信号に分波する分波器である。
また、3は分波器2によって分波される通信用の信号の送受信を行う無線部、4は無線部3によって送受信される信号に対して所定の信号処理を施すと共にその送受信制御を行う通信制御部である。尚、この通信制御部4で信号処理された音声信号はスピーカ(図示せず)によって出力されると共に、マイク(図示せず)によって入力された音声信号はこの通信制御部3で信号処理されるよう構成されている。
そして、5は分波器2によって分波されたテレビ放送用の信号を受信するチューナ、6はチューナ5によって受信された信号に対して所定の信号処理を施す信号処理部であり、7はCCDやCMOSによって構成された撮像部、8は撮像部7の近傍に位置し被写体に対して光を照射する発光部、9は撮像部7によって撮影された画像に対して露出・画質等の調整や通信制御部4及び信号処理部6からの映像信号のMPEGデコードを行う画像処理部、10は画像処理部9によって調整・デコードされた映像信号や各種表示データを記憶する第1メモリである。
更に、11は第1メモリ10に記憶された映像信号や各種表示データに基づいて表示用の駆動信号を生成する第1表示ドライバ、12は第1表示ドライバ11からの駆動信号に基づいて映像や文字等を表示する第1表示部、13は第1表示部12を背面から照明する第1バックライトであり、14は第1メモリ10に記憶された映像信号や各種表示データに基づいて表示用の駆動信号を生成する第2表示ドライバ、15は第2表示ドライバ14からの駆動信号に基づいて映像や文字等を表示する第2表示部、16は第2表示部15を背面から照明する第2バックライトである。
また、17は通信制御部4及び信号処理部6並びに画像処理部9からの映像信号・画像信号、電話帳データ、スケジュールデータ、リモコンデータ等の各種情報を記憶する第2メモリ、18は着脱可能なメモリ(図示せず)に対して書き込みや読み出しを行う外部メモリ接続部である。
そして、19は電話番号・文字・記号等の入力や各種機能の選択・起動・停止等の指示を行う第1操作部、20は各種機能の選択・起動・停止等を行う第2操作部であり、21は赤外線等の光信号を用いて信号の送受信を行う光通信部、22は光通信部21によって送受信される信号に対して所定の信号処理を施すと共にその送受信制御を行う光通信制御部である。
更に、23は携帯電話機50の開閉状態を検知する開閉検知部、24は予め記憶されたプログラムや通信回線や着脱可能なメモリを介してダウンロードしたプログラムに従って各部を制御する主制御部であり、これらアンテナ1、分波器2、無線部3、通信制御部4、チューナ5、信号処理部6、撮像部7、発光部8、画像処理部9、第1メモリ10、第1表示ドライバ11、第1表示部12、第1バックライト13、第2表示ドライバ14、第2表示部15、第2バックライト16、第2メモリ17、外部メモリ接続部18、第1操作部19、第2操作部20、光通信部21、光通信制御部22、開閉検知部23及び主制御部24によって携帯電話機50が構成されている。
次に、図1に示す液晶テレビ56の構成を図3を参照して説明する。図3において、31は地上波デジタルテレビ放送・地上波アナログテレビ放送等の受信を行うアンテナ、32は所望のテレビ放送局の信号を受信するチューナ、33はチューナ32によって受信された信号に対して所定の信号処理を施す信号処理部、34は信号処理部33からの映像信号のMPEGデコード等を行う画像処理部、35は画像処理部34によって調整・デコードされた映像信号や各種表示データを記憶する第1メモリである。
また、36は第1メモリ35に記憶された映像信号や各種表示データに基づいて表示用の駆動信号を生成する表示ドライバ、37は表示ドライバ36からの駆動信号に基づいて映像や文字等を表示する表示部、38は表示部37を背面から照明するバックライトであり、39は信号処理部33及び画像処理部34からの映像信号・画像信号やスケジュールデータやリモコンデータ等の各種情報を記憶する第2メモリ、40は着脱可能なメモリ(図示せず)に対して書き込みや読み出しを行う外部メモリ接続部である。
そして、41は電源のオン・オフやチューニングや選局等の指示を行う操作部、42は赤外線等の光信号を用いて信号の送受信を行う光通信部、43は光通信部42によって送受信される信号に対して所定の信号処理を施すと共にその送受信制御を行う光通信制御部であり、44はインターネットや電話回線やLAN等の外部回線に対して信号の送受信を行う外部回線接続部、45は外部回線接続部44によって送受信される信号に対して所定の信号処理を行うと共にその送受信制御を行う通信制御部である。
更に、46は予め記憶されたプログラムや外部回線や着脱可能なメモリを介してダウンロードしたプログラムに従って各部を制御する主制御部であり、これらアンテナ31、チューナ32、信号処理部33、画像処理部34、第1メモリ35、表示ドライバ36、表示部37、バックライト38、第2メモリ39、外部メモリ接続部40、操作部41、光通信部42、光通信制御部43、外部回線接続部44、通信制御部45及び主制御部46によって液晶テレビ56が構成されている。
また、このような携帯電話機50は、図4に示すように、ヒンジ部を介した開閉操作により折り畳み可能に構成されていたり、或いは図5に示すように、回転軸を介した回動操作により折り畳み可能に構成されていたり、また或いは図6に示すように、スライド操作により折り畳み可能に構成されていたりする。但し、図5及び図6に示す構成の場合には、第2表示ドライバ14及び第2表示部15並びに第2バックライト16は不要となる。尚、図4乃至図6に示す携帯電話機の外観図は、いずれも(A)が開いた状態の携帯電話機の正面を示し、(B)がその背面を示しており、図2と同一の部分には同一の符号を付している。
また、上述の実施形態では、携帯電話機とテレビ放送受像機との間を赤外線等の光通信によって無線接続するようにしたが、無線接続の方式はこれに限定されるものではなく、Bluetooth(2.4GHz帯域を用いる無線伝送方式の一種)や無線LAN(Local Area Network)等の電波通信によって無線接続するようにしても良い。
次に、上述のように構成された携帯電話機50の初期設定動作を説明する。先ず、図3に示す液晶テレビ56においてチューニングが行われると、放送局情報とチャネルと(テレビ受像機側)受信周波数とリモコン信号との関係を表すテーブルが作成され、リモコンデータとして第2メモリ39に記憶される。そして、第2メモリ39に記憶されたリモコンデータは、外部メモリ接続部40に接続された図示しない外部メモリに記憶されこのリモコンデータが記憶された外部メモリを介して、或いは、光通信部42または外部回線接続部44に接続された外部回線を介して、携帯電話機50に転送される。尚、転送される前記リモコンデータには、液晶テレビ56の電源をリモコンでオンさせるための電源オン(ON)信号を含んでいる。
そして、携帯電話機50において、外部メモリ接続部18に接続された前記リモコンデータが記憶された外部メモリ(図示せず)を介して、或いは、光通信部21または通信制御部4を介して転送された前記リモコンデータは、第2メモリ17に記憶される。また、携帯電話機50は、基地局52から得られる位置情報に基づいて自局の位置(地域)を特定し、その自局の位置において視聴可能な地上波デジタルテレビ放送・地上波アナログテレビ放送・モバイルテレビ放送等の放送局情報と受信周波数との関係、及び、前記放送局情報と基地局52を通じて視聴可能な放送局のURL(Uniform Resource Locator)との関係を表すテーブルを作成し、チャネルデータとして第2メモリ17に記憶する。尚、前記リモコンデータとチャネルデータとは、図7に示すように、放送局情報を基本に互いに関連付けられて第2メモリ17に記憶される。
次に、上述の初期設定動作が完了した携帯電話機50について、携帯電話機50上でテレビ放送を視聴するときの携帯電話機50の動作制御を、図8及び図9に示すフローチャート、図10及び図11に示す説明図に従って説明する。
先ず、携帯電話機50による通話やテレビ放送の視聴が行われていないとき、携帯電話機50は操作または着信の待受状態であり(ステップS1)、第1表示部12に図10に示す画面(待受画面)101を表示する。尚、第2操作部20の各キーは、状態に応じて異なった機能のキーとしてプログラムにより設定される機能キーであり、この待受状態での第2操作部20の各機能キーは、アドレス帳表示モードに移行するためのアドレスキー、メニュー画面表示モードに移行するためのメニューキー、テレビ放送視聴モードに移行するためのTVキーとして設定され、そのように設定されているということが画面101の下部に示されている。
次に、携帯電話機50は、第1操作部19の数字キーの押下による数字入力が行われたか否か(ステップS2)、第2操作部20のアドレスキーの押下によるアドレス帳表示モードへの移行の選択が行われたか否か(ステップS3)、メニューキーの押下によるメニュー画面表示モードへの移行の選択が行われたか否か(ステップS4)、TVキーの押下によるテレビ放送視聴モードへの選択が行われたか否か(ステップS5)を順に判断する。
そして、アドレスキーが押下された場合は(ステップS3)、アドレス帳表示モードに移行し、第2メモリ17に記憶された電話帳データ等から成るアドレス帳画面(図示せず)を第1表示部12に表示し(ステップS6)、メニューキーが押下された場合は(ステップS4)、メニュー画面表示モードに移行し、携帯電話機50に備えられている各種機能を選択するためのメニュー画面(図示せず)を第1表示部12に表示する(ステップS7)。
また、TVキーが押下された場合は(ステップS5)、テレビ放送視聴モードに移行し、先ず、ユーザが視聴を希望する放送局を選局する選局処理を行う(ステップS8)。このとき、第2メモリ17に記憶されているチャネルデータに基づいて、第1表示部12に視聴可能な放送局を示す画面104を表示し、ユーザが容易に放送局を選局できるようにしている。また、この選局処理中には、第2操作部20の各機能キーは、テレビ放送の視聴をキャンセルするためのキャンセルキー、選局を決定するための決定キー、リモコンモードに移行するためのリモコンキーとして設定され、そのように設定されているということが画面104の下部に示されている。そして、このキャンセルキーが押下されると(ステップS9)、ステップS1の待受状態に戻り、第1表示部12に画面101を表示する。
放送局の選局は、ユーザがカーソル(白抜き反転表示)を上下カーソル移動キーにより、画面104で表示されている各放送局の中から希望する放送局が示されている箇所に移動させた後、決定キーを押下することにより行われる。決定キーが押下されると(ステップS11)、選局された放送局のテレビ放送が受信可能かどうかを判断し(ステップS12)、受信可能である場合は、受信可能である全てのソースの中からユーザが希望したソースを選択するソース選択処理を行う(ステップS13)。
例えば、画面104の状態で決定キーが押下されると(ステップS11)、1ch(チャネル)のA放送局が選局されたことになり、A放送局のテレビ放送を受信可能かどうかが判断された後(ステップS12)、受信可能であれば、画面107に示すように、A放送局のテレビ放送を受信可能なソースを表示する(ステップS13)。
本例では“テレビ放送”、“モバイル放送”、“基地局提供”の3つのソースが示されている。尚、ここで“テレビ放送”とは、図1に示す電波塔51aから送信されている地上波デジタルテレビ放送を意味するものであり、“モバイル放送”とは、図1に示す電波塔51bから送信されているモバイルテレビ放送を意味するものであり、“基地局提供”とは、図1に示す基地局52から送信されているインターネットテレビ放送を意味するものである。尚、この状態でキャンセルキーが押下されると(ステップS14)、ステップS9の選局状態に戻り、第1表示部12に画面104を表示する。
そして、画面107の状態、即ち、ソースとして“テレビ放送”が選択されている状態で決定キーが押下されると(ステップS15)、選択されたソースは“テレビ放送”なので(ステップS16)、第2メモリ17に記憶されているチャネルデータから1chのA放送局のテレビ放送受信周波数を読み出し(ステップS17)、その周波数にチューナ5をチューニングして(ステップS18)、第1表示部12に、画面10Aに示すように、A放送局のテレビ放送に基づく映像を表示する(ステップS22)。
このようにして、電波塔51aから送信されている地上波デジタルテレビ放送からA放送局を選局してA放送局のテレビ放送を視聴できるようにしている。尚、画面10Aの状態での第2操作部20の各機能キーは、ソースを変更するためのソースキー、視聴するテレビ放送を変更するための選局キー、リモコンモードに移行するためのリモコンキーとして設定され、そのように設定されているということが画面10Aの下部に示されている。そして、このソースキーが押下されると画面107の状態に戻り、選局キーが押下されると画面104の状態に戻る。
また、例えば、画面104の状態から下カーソル移動キーが7回押下されると、画面105に示すように、24chのH放送局を示す箇所にカーソルが移動される。そして、画面105の状態で決定キーが押下されると(ステップS11)、24chのH放送局が選局されたことになり、H放送局のテレビ放送を受信可能かどうかを判断した後(ステップS12)、受信可能であれば、画面108に示すように、H放送局のテレビ放送を受信可能なソースを表示する(ステップS13)。尚、この状態でキャンセルキーが押下されると(ステップS14)、ステップS9の選局状態に戻り、第1表示部12に画面105を表示する。
そして、画面108の状態、即ち、ソースとして“モバイル放送”が選択されている状態で決定キーが押下されると(ステップS15)、選択されたソースは“モバイル放送”なので(ステップS19)、第2メモリ17に記憶されているチャネルデータから24chのH放送局のモバイル放送受信周波数を読み出し(ステップS17)、その周波数にチューナ5をチューニングして(ステップS18)、第1表示部12に、画面10Bに示すように、H放送局からのモバイルテレビ放送に基づく映像を表示する(ステップS22)。
このようにして、電波塔51bから送信されているモバイルテレビ放送からH放送局を選局してH放送局のテレビ放送を視聴できるようにしている。尚、画面10Bの状態での第2操作部20の各機能キーは、画面10Aの状態のときと同様に設定されており、ソースキーが押下されると画面108の状態に戻り、選局キーが押下されると画面105の状態に戻る。
また、例えば、画面105の状態から下カーソル移動キーが4回押下された後、決定キーが押下されると(ステップS11)、72chのL放送局が選局されたことになり、L放送局のテレビ放送を受信可能かどうかを判断した後(ステップS12)、受信可能であれば、画面109に示すように、L放送局のテレビ放送を受信可能なソースを表示する(ステップS13)。尚、この状態でキャンセルキーが押下されると(ステップS14)、ステップS9の選局状態に戻り、第1表示部12に画面105を表示する。
そして、画面109の状態、即ち、ソースとして“基地局提供”が選択されている状態で決定キーが押下されると(ステップS15)、ソースは“基地局提供”なので(ステップS16,S19)、第2メモリ17に記憶されているチャネルデータから72chのL放送局のURLを読み出し(ステップS20)、そのURLにアクセスして(ステップS21)第1表示部12に、画面10Cに示すように、L放送局からのインターネットテレビ放送に基づく映像を表示する(ステップS22)。
このようにして、インターネット53上に配信されているL放送局のインターネットテレビ放送を視聴できるようにしている。尚、画面10Cの状態での第2操作部20の各機能キーは、ソースを変更するためのソースキー、視聴するテレビ放送の放送局を変更するための選局キーとして設定されており、そのように設定されているということが画面10Cの下部に示されている。そして、ソースキーが押下されると画面108の状態に戻り、選局キーが押下されると画面105でL放送局が選局されている状態に戻る。
また、ステップS1の待受状態から、第1操作部19の数字キーの押下による数字入力が行われた場合(ステップS2)、数字入力処理を行う(ステップS23)。例えば、待受画面101の状態で“24”という数字が入力された場合、第1表示部12に、画面102に示すように、入力された“24”を表示する。このとき、第2操作部20の各機能キーは、入力された数字の意味する内容を決定する機能キーとして設定されている。即ち、第2操作部20の各機能キーは、入力された数字をスケジュールの日付を指定する数字とするスケジュールキー、入力された数字を登録されている各電話番号の短縮番号とする発信キー、入力された数字を視聴するテレビ放送局のチャネルナンバーとするTVキーとして設定され、そのように設定されているということが画面102の下部に示されている。
そして、“24”という数字が入力された画面102の状態(ステップS23)からスケジュールキーが押下された場合(ステップS24)、画面106に示すようなスケジュール帳を表示する(ステップ25)。ここで、入力された数字は現在月における日付を指定する数字となっており、ここでは24日を示す“24”が白抜き反転表示で示されている。この状態で決定キーとして設定されている第2操作部20の機能キーの1つが押下されると、予め登録され第2メモリ17に記憶されている24日のスケジュールデータを表示する(図示せず)。尚、上下左右カーソル移動キーによりカーソル(白抜き反転表示)を他の日付を示す数字に移動させた後、決定キーが押下されると、その日付のスケジュールデータを表示する。
また、“24”という数字が入力された画面102の状態(ステップS23)から発信キーが押下された場合(ステップS26)、画面103に示すような発信中(ダイヤル中)を意味する発信表示を行う(ステップ27)。ここで、入力された24という数字は予め登録されている電話番号の短縮番号となっており、発信キーが押下されたときに短縮番号“24”に対応する電話番号に発信する。
また、“24”という数字が入力された画面102の状態(ステップS23)からTVキーが押下された場合(ステップS28)、テレビ放送視聴のための選局処理を行う(ステップS29)。即ち、入力された“24”という数字を第2メモリ17に記憶されているチャネルデータのチャネルナンバーとして選局処理するので、放送局の選局は24chのH放送局に即座にフォーカスされ(ステップS30)、その後、ステップS9に移行し、第1表示部12に画面105を表示する。このように、視聴したいテレビ放送局のチャネルナンバーの入力とTVキーを押すだけで希望の放送局の選局が行えるようにして、操作性の向上を図っている。
次に、リモコン信号送信の動作制御を説明する。視聴するテレビ放送の放送局を選局しているステップS10において、リモコンキーとして設定されている第2操作部20の機能キーの1つが押下されると、リモコン送信確認表示をして(ステップS31)、リモコン信号を送信するか否かを確認する(ステップS33)。また、放送局を選局して決定した後、その放送局のテレビ放送が受信可能かどうかを判定するステップS12において、いずれのソースも受信不可であった場合、リモコン送信確認とともに受信不可ということをユーザに通知するエラー表示を行って(ステップS32)、リモコン信号を送信するか否かを確認する(ステップS33)。
例えば、第1表示部12の表示が画面105である状態から、更に下カーソル移動キーが1回押下されると、図11の画面111に示す選局状態の画面になる(ステップS10)。この状態からリモコンキーが押下されると、画面114に示すリモコン送信確認表示を行う(ステップS31)。また、画面111の状態(ステップS10)から決定キーが押下され(ステップS11)、36chのI放送局のテレビ放送が受信可能かどうかを判定し(ステップS12)、受信不可であった場合、受信不可ということをユーザに通知する画面112に示すエラー表示を行う(ステップS32)。
その後、リモコン信号を送信するか否かを確認するステップS33に移行するが、このとき、第2操作部20の各機能キーは、リモコン信号の送信を行うことを選択するための“はい”キー、行わないことを選択するための“いいえ”キーとして設定されており、“いいえ”キーが押下された場合、ステップS1の待受状態に戻り、第1表示部12に画面113を表示する。一方、“はい”キーが押下された場合、画面115に示す電源オン確認表示をして(ステップS34)、第2メモリ17に記憶されている電源オン信号を送信するか否かを確認する(ステップS35)。
このとき、第2操作部20の各機能キーは、電源オン信号の送信を行うことを選択するための“はい”キー、行わないことを選択するための“いいえ”キーとして設定されており、“はい”キーが押下されると、主制御部24は第2メモリ17に記憶されているリモコンデータの中から液晶テレビ56の電源をオンするための電源オン信号を読み出し、読み出した電源オン信号に光通信制御部22により変調等の所定の信号処理を施した上で光通信制御部22の通信制御により光通信部21を介してこの電源オン信号を送信する電源オン信号送信処理を行う(ステップS36)。
そして、ステップS36において光通信部21から送信された電源オン信号は、図3に示す液晶テレビ56の光通信部42により受信され、受信された電源オン信号は光通信制御部43により復調等の所定の信号処理が施された後、主制御部46に伝送される。そして、主制御部46はこの電源オン信号を受けて液晶テレビ56の電源をオンする。このようにして、携帯電話機50により液晶テレビ56の電源をオンにすることができる。
また、前記電源オン信号の送信後、または、ステップS35において“いいえ”キーが押下されると、携帯電話機50の主制御部24は、第2メモリ17に記憶されているリモコンデータの中から液晶テレビ56で視聴する放送局を選局された放送局に切り換えるためのリモコン信号、本例では36chのI放送局のリモコン信号を読み出し、読み出したリモコン信号に光通信制御部22により変調等の所定の信号処理を施した上で光通信制御部22の通信制御により光通信部21を介してこのリモコン信号を送信するチャネル切換信号送信処理を行う(ステップS37)。
また、リモコン信号送信後、第1表示部12に画面116に示すリモコン送信中表示をし(ステップS38)、リモコン信号送信開始から所定時間経過後(ステップS39)、選局処理に戻り(ステップS9)、第1表示部12に画面111を表示する。
そして、ステップS37において光通信部21から送信されたリモコン信号は、図3に示す液晶テレビ56の光通信部42により受信され、受信されたリモコン信号は光通信制御部43により復調等の所定の信号処理が施された後、主制御部46に伝送される。そして、主制御部46はこのリモコン信号を受けてチューナ32に受信周波数を36chのI放送局の受信周波数にチューニングする指示を与え、チューナ32はI放送局のテレビ放送を受信する。このようにして、携帯電話機50により液晶テレビ56のチャネル切換を行うことができる。
次に、上述のテレビ放送視聴開始動作が完了した携帯電話機50について、ユーザの操作に基づく任意のタイミングでのリモコン信号の送信動作、携帯電話機50の駆動電源としてのバッテリ(電池:図示せず)の残容量低下に基づくリモコン信号の送信動作、及び、通話着信に基づくリモコン信号の送信動作を、図12乃至図14に示すフローチャート、図15乃至図17に示す説明図に従って説明する。
先ず、携帯電話機50上でのテレビ放送の視聴が行われているとき、第1表示部12には、図15に示す画面(待受画面)121のように、選局された放送局のテレビ放送に基づく映像、本例では1chのA放送局の地上波デジタルテレビ放送に基づく映像が表示されている(ステップS50)。このとき、第2操作部20の各機能キーは、ソースを変更するためのソースキー、視聴するテレビ放送を変更するための選局キー、リモコンモードに移行するためのリモコンキーとして設定され、そのように設定されているということが画面121の下部に示されている。
そして、主制御部24はテレビ放送に基づく映像表示中、これらソースキー、選局キー、リモコンキーが押下されたか否か、また、(電池:図示せず)バッテリ(図示せず)の残容量が所定の量より少なくなっている否か、また、通話着信があったか否かを監視しており、選局キーが押下されると(ステップS51)、選局処理状態(図8に示すステップS9)に戻り、ソースキーが押下されると(ステップS52)、ソース選択処理状態(図9に示すステップS13)に戻る。
また、映像表示中にリモコンキーが押下されると(ステップS53)、リモコン送信確認表示をして(ステップS60)、リモコン信号を送信するか否かを確認する(ステップS61)。例えば、図15に示す画面121の映像表示状態からリモコンキーが押下されると(ステップS53)、画面122に示すリモコン送信確認表示をして(ステップS60)、リモコン信号を送信するか否かを確認する(ステップS61)。
このとき、第2操作部20の各機能キーは、リモコン信号の送信を行うことを選択するための“はい”キー、行わないことを選択するための“いいえ”キーとして設定され、“いいえ”キーが押下された場合、ステップS50の映像表示状態に戻り、第1表示部12に画面121を表示する。一方、“はい”キーが押下された場合、画面123に示す電源オン確認表示をして(ステップS62)、第2メモリ17に記憶されている電源オン信号を送信するか否かを確認する(ステップS63)。
このとき、第2操作部20の各機能キーは、電源オン信号の送信を行うことを選択するための“はい”キー、行わないことを選択するための“いいえ”キーとして設定され、“はい”キーが押下されると、主制御部24は第2メモリ17に記憶されているリモコンデータの中から液晶テレビ56の電源をオンするための電源オン信号を読み出し、読み出した電源オン信号に光通信制御部22により変調等の所定の信号処理を施した上で光通信制御部22の通信制御により光通信部21を介してこの電源オン信号を送信する電源オン信号送信処理を行う(ステップS64)。
そして、ステップS64において光通信部21から送信された電源オン信号は、液晶テレビ56の光通信部42により受信され、受信された電源オン信号は光通信制御部43により復調等の所定の信号処理が施された後、主制御部46に伝送される。そして、主制御部46はこの電源オン信号を受けて液晶テレビ56の電源をオンする。このようにして、携帯電話機50により液晶テレビ56の電源をオンにすることができる。
また、前記電源オン信号の送信後、または、ステップS63において“いいえ”キーが押下されると、携帯電話機50の主制御部24は、第2メモリ17に記憶されているリモコンデータの中から液晶テレビ56で視聴する放送局を選局された放送局に切り換えるためのリモコン信号、本例では1chのA放送局のリモコン信号を読み出し、読み出したリモコン信号に光通信制御部22により変調等の所定の信号処理を施した上で光通信制御部22の通信制御により光通信部21を介してこのリモコン信号を送信するチャネル切換信号送信処理を行う(ステップS65)。
また、リモコン信号送信後、携帯電話機50の第1表示部12に画面126に示すリモコン送信中表示をし(ステップS66)、更に、リモコン信号送信開始から所定時間経過後(ステップS67)、画面125に示す映像表示終了確認のための表示をして(ステップS68)、映像表示を終了するか否かを確認する(ステップS69)。このとき、第2操作部20の各機能キーは、映像表示を終了することを選択するための“はい”キー、終了しないことを選択するための“いいえ”キーとして設定され、“はい”キーが押下されると、携帯電話機50は操作または着信の待受状態に戻り(図8に示すステップS1)、第1表示部12に画面124を表示する。一方、“いいえ”キーが押下されると、携帯電話機50は映像表示状態に戻り(ステップS50)、第1表示部12に画面121を表示する。
ステップS65において光通信部21から送信されたリモコン信号は、液晶テレビ56の光通信部42により受信され、受信されたリモコン信号は光通信制御部43により復調等の所定の信号処理が施された後、主制御部46に伝送される。そして、主制御部46はこのリモコン信号を受けてチューナ32に受信周波数を1chのA放送局の受信周波数にチューニングする指示を与え、チューナ32はA放送局のテレビ放送を受信する。このようにして、携帯電話機50により視聴しているテレビ放送を携帯電話機50の簡単な操作により容易に液晶テレビ56でも視聴できるようにすることができる。
次に、テレビ放送に基づく映像表示中、例えば、図16に示す画面131の状態から主制御部24が、バッテリの残容量が所定量より少なくなっていることを検知した場合(ステップS54)、画面132に示すように、バッテリ残容量が少なくなったため映像表示を終了(停止)することを通知するとともにリモコン信号の送信を確認するためのリモコン送信確認表示をして(ステップS70)、リモコン信号を送信するか否かを確認する(ステップS71)。
このとき、第2操作部20の各機能キーは、リモコン信号の送信を行うことを選択するための“はい”キー、行わないことを選択するための“いいえ”キーとして設定され、“いいえ”キーが押下された場合、図8に示すステップS1の待受状態に戻り、第1表示部12に画面134を表示する。一方、“はい”キーが押下された場合、画面133に示す電源オン確認表示をして(ステップS72)、第2メモリ17に記憶されている電源オン信号を送信するか否かを確認する(ステップS73)。
このとき、第2操作部20の各機能キーは、電源オン信号の送信を行うことを選択するための“はい”キー、行わないことを選択するための“いいえ”キーとして設定され、“はい”キーが押下されると、主制御部24は第2メモリ17に記憶されているリモコンデータの中から液晶テレビ56の電源をオンするための電源オン信号を読み出し、読み出した電源オン信号に光通信制御部22により変調等の所定の信号処理を施した上で光通信制御部22の通信制御により光通信部21を介してこの電源オン信号を送信する電源オン信号送信処理を行う(ステップS74)。
そして、ステップS74において光通信部21から送信された電源オン信号は、液晶テレビ56の光通信部42により受信され、受信された電源オン信号は光通信制御部43により復調等の所定の信号処理が施された後、主制御部46に伝送される。そして、主制御部46はこの電源オン信号を受けて液晶テレビ56の電源をオンする。このようにして、携帯電話機50により液晶テレビ56の電源をオンにすることができる。
また、前記電源オン信号の送信後、または、ステップS73において“いいえ”キーが押下されると、携帯電話機50の主制御部24は、第2メモリ17に記憶されているリモコンデータの中から液晶テレビ56で視聴する放送局を選局された放送局に切り換えるためのリモコン信号、本例では1chのA放送局のリモコン信号を読み出し、読み出したリモコン信号に光通信制御部22により変調等の所定の信号処理を施した上で光通信制御部22の通信制御により光通信部21を介してこのリモコン信号を送信するチャネル切換信号送信処理を行う(ステップS75)。
また、リモコン信号送信後、携帯電話機50の第1表示部12に画面135に示すリモコン送信中表示をし(ステップS76)、更に、リモコン信号送信開始から所定時間経過後(ステップS77)、待受状態に戻り(図8に示すステップS1)、第1表示部12に画面134を表示する。
ステップS75において光通信部21から送信されたリモコン信号は、液晶テレビ56の光通信部42により受信され、受信されたリモコン信号は光通信制御部43により復調等の所定の信号処理が施された後、主制御部46に伝送される。そして、主制御部46はこのリモコン信号を受けてチューナ32に受信周波数を1chのA放送局の受信周波数にチューニングする指示を与え、チューナ32はA放送局のテレビ放送を受信する。
このようにして、テレビ放送視聴中の携帯電話機50のバッテリ残容量が少なくなったときに、映像表示を強制的に終了して携帯電話機50の電力消費を抑制するとともに、携帯電話機50により視聴していたテレビ放送を、携帯電話機50による映像表示を終了させる前に携帯電話機50の簡単な操作により容易に液晶テレビ56で視聴できるようにしたので、ユーザはテレビ放送を中断することなく継続して視聴することができる。
また、通信回線を介してインターネットテレビ放送を視聴しているとき、例えば、画面136に示すように、ソースを“基地局提供”とすることにより、図1に示す基地局52、通信回線55a、ゲートウェイ54aを介してインターネット53にアクセスし、インターネット53に配信されているL放送局のテレビ放送を視聴しているときに、主制御部24が、バッテリの残容量が所定量より少なくなっていることを検知した場合、この場合はリモコン信号を送信せずに画面137に示すように、バッテリ残容量が少なくなったため映像表示を終了することを通知した後、“OK”キーとして設定されている第2操作部20の機能キーの1つが押下されるか、または所定時間が経過すると、待受状態に戻り第1表示部12に画面134を表示する。
次に、テレビ放送に基づく映像表示中、例えば、図17に示す画面141の状態から主制御部24が通話着信を検出した場合(ステップS55)、先ず、第2メモリ17に記憶されている電話帳データから発呼者を検索する電話帳検索を行い(ステップS80)、次に、画面142に示すように、検索した発呼者の情報と着信を受けているということを通知するとともに、通話応答をするかどうかを確認するための着信表示をして(ステップS81)、通話応答するか否かを確認する(ステップS82)。
このとき、第2操作部20の各機能キーは、通話応答をすることを選択するための“はい”キー、しないことを選択するための“いいえ”キーとして設定され、“いいえ”キーが押下された場合、着信拒否処理を行い(ステップS83)、その後、ステップS50の映像表示状態に戻り、第1表示部12に画面141を表示する。一方、“はい”キーが押下された場合、画面143に示すリモコン送信確認表示をして(ステップS84)、リモコン信号を送信するか否かを確認する(ステップS85)。
このとき、第2操作部20の各機能キーは、リモコン信号の送信を行うことを選択するための“はい”キー、行わないことを選択するための“いいえ”キーとして設定され、“いいえ”キーが押下された場合、着信を受け付けて通話を開始し(ステップS86)、第1表示部12に画面144を表示する。一方、“はい”キーが押下された場合、画面145に示す電源オン確認表示をして(ステップS87)、第2メモリ17に記憶されている電源オン信号を送信するか否かを確認する(ステップS88)。尚、“はい”キー、または“いいえ”キーによる通話応答の確認に対しての応答が無い場合であっても、オフフックボタンの押下や携帯電話機50を開状態に開くなどのユーザの通話開始動作が行われたことを検知した場合は、着信を受け付けて通話を開始し(ステップS86)、第1表示部12に画面144を表示する。
また、ステップS88の電源オン信号の送信確認状態において、第2操作部20の各機能キーは、電源オン信号の送信を行うことを選択するための“はい”キー、行わないことを選択するための“いいえ”キーとして設定され、“はい”キーが押下されると、主制御部24は第2メモリ17に記憶されているリモコンデータの中から液晶テレビ56の電源をオンするための電源オン信号を読み出し、読み出した電源オン信号に光通信制御部22により変調等の所定の信号処理を施した上で光通信制御部22の通信制御により光通信部21を介してこの電源オン信号を送信する電源オン信号送信処理を行う(ステップS89)。
そして、ステップS89において光通信部21から送信された電源オン信号は、液晶テレビ56の光通信部42により受信され、受信された電源オン信号は光通信制御部43により復調等の所定の信号処理が施された後、主制御部46に伝送される。そして、主制御部46はこの電源オン信号を受けて液晶テレビ56の電源をオンする。このようにして、携帯電話機50により液晶テレビ56の電源をオンにすることができる。
また、前記電源オン信号の送信後、または、ステップS88において“いいえ”キーが押下されると、携帯電話機50の主制御部24は、第2メモリ17に記憶されているリモコンデータの中から液晶テレビ56で視聴する放送局を選局された放送局に切り換えるためのリモコン信号、本例では12chのH放送局のリモコン信号を読み出し、読み出したリモコン信号に光通信制御部22により変調等の所定の信号処理を施した上で光通信制御部22の通信制御により光通信部21を介してこのリモコン信号を送信するチャネル切換信号送信処理を行う(ステップS90)。
また、リモコン信号送信後、携帯電話機50の第1表示部12に画面148に示すリモコン送信中表示をし(ステップS91)、更に、リモコン信号送信開始から所定時間経過後(ステップS92)、画面147に示す映像表示終了確認のための表示をして(ステップS93)、映像表示を終了するか否かを確認する(ステップS94)。このとき、第2操作部20の各機能キーは、映像表示を終了することを選択するための“はい”キー、終了しないことを選択するための“いいえ”キーとして設定され、“はい”キーが押下されると、着信を受け付けて通話を開始する(ステップS86)。このとき、第1表示部12の表示は画面144のようになる。一方、“いいえ”キーが押下されると、着信を受け付けて通話を開始するとともに映像表示状態になる(ステップS95)。このとき、第1表示部12の表示は画面146のようになる。
また、ステップS90において光通信部21から送信されたリモコン信号は、液晶テレビ56の光通信部42により受信され、受信されたリモコン信号は光通信制御部43により復調等の所定の信号処理が施された後、主制御部46に伝送される。そして、主制御部46はこのリモコン信号を受けてチューナ32に受信周波数を12chのH放送局の受信周波数にチューニングする指示を与え、チューナ32はH放送局のテレビ放送を受信する。このようにして、携帯電話機50によるテレビ放送の視聴中に着信した場合であっても、携帯電話機50で視聴しているテレビ放送を携帯電話機50の簡単な操作により容易に液晶テレビ56で視聴できるようにすることができるので、ユーザは着信を受け付けて通話をしながら、テレビ放送を中断することなく継続して視聴することができる。
なお、上述の動作制御では、通話着信があったとき、通話着信を受けた旨の表示を行い、その後、ユーザの操作によってリモコン信号を送信するようにしたが、これに限定されるものではなく、通話着信があったとき、リモコン信号を送信する旨の表示を行い、その後、自動的にリモコン信号を送信するようにしても良く、また、リモコン信号の送信要否や電源のオン要否を事前に登録しておき、バッテリ残容量が少なくなったとき及び通話着信を受けたときのユーザによる操作を無くすようにしても良い。更に、その設定と自局の位置情報とを関連付けて記憶しておき、自局の位置に応じて自動的に設定状況が変わるようにしても良く、そのように構成することでユーザによる利便性を高めることができる。
また、上述の実施の形態では、テレビ放送を受信するテレビ放送受信部と基地局との信号の送受信を行う通信部とを備えた携帯電話機について説明したが、通信部を備えていない携帯型テレビ受像機等のように、テレビ放送受信部のみを備えた携帯端末装置であっても、また、テレビ放送受信部を備えておらず通信部のみを備えた携帯端末装置であっても、本発明は適用可能である。
尚、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において各部の構成等を適宜に変更して実施することも可能である。