JP4029996B2 - 断熱材の補修用粘着ラベル - Google Patents

断熱材の補修用粘着ラベル Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、粘着ラベルに関する。さらに詳しくは、屋根や壁等に用いられる断熱材に傷や汚れが発生した際に、その損傷箇所に貼り付けて補修する断熱材の補修用粘着ラベルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、プラスチックフォーム、ガラス繊維等からなる各種の断熱材が、建築物の屋根や壁等に多用されている。そのような例を図15に示す。図15は、折版屋根1の裏側に断熱材2を設置した例である。断熱材2としては、発泡ポリエチレンや、無機物質を充填した発泡ポリエチレン、又はガラス繊維シート等が用いられており、厚さを4〜10mm程度として、鋼板等の金属板3にのり接着又は熱融着等により貼り付けられている。
この断熱材2には、その成形加工時や施工する段階で、あるいは折版屋根として使用する過程で、穴4、引掻き傷5、擦り傷等の傷や、汚れ6を生ずる場合がある。例えば、引掻き傷5は、折版屋根1を施工する際に、タイトフレームとよばれる屋根の支持部材が断熱材2に接触することによって生ずることが多い。
上記のような、断熱材に発生した傷や汚れを補修するにあたっては、補修した箇所をその周囲に比して目立たなくさせ、全体的に見栄え良く仕上げることが行われている。
【0003】
上述のような断熱材の補修方法としては、まず、損傷箇所に断熱材と同色の塗料を塗布したり、パテ状の補修材を塗り込む方法が挙げられる。この方法は、塗料もしくは補修材の色合わせが難しく、また補修箇所とその近傍とで光沢などの表面状態が異なるため目立ちやすいといった問題点を有する。さらにパテ状の補修材は乾燥するにつれて収縮し体積が小さくなるため、補修箇所が凸凹になりやすいという問題点も有する。
【0004】
また別の方法として、補修したい箇所をその近傍ごと削り取り、その場所に削り取った断熱材と同じものを埋め込む方法が挙げられる。この方法は、埋め込もうとする断熱材を、削り取った凹部に合致するように加工しなければならないため補修作業に手間がかかり煩雑である。また損傷箇所を完全に削り取らなければ、埋め込んだ断熱材が凸凹になってしまい、さらに埋め込んだ断熱材とその周囲の断熱材との間に隙間を生じてしまう問題もある。
【0005】
一方、発泡体の亀裂等に貼り付けて補修する接着性のテープが特開昭60−149437号に開示されている。しかしこのテープは、亀裂等が広がらないように保護・修復するのみであって、補修箇所を目立たないようにするものではない。したがって、損傷箇所に貼り付けることによって補修でき、かつ補修箇所がその周囲に比して目立たないように仕上げる断熱材の補修用粘着ラベルが望まれていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は、断熱材の補修作業を短時間で、かつ簡単に行うことができ、補修した箇所をその周囲と比較して目立たないように仕上げることができる、断熱材の補修用粘着ラベルを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の断熱材の補修用粘着ラベルは、補修対象の断熱材に粘着する粘着剤層と、該粘着剤層に設けられる支持体層と、該支持体層に設けられて補修対象の断熱材と外観が近似する偽装層と、必要に応じて設けられる剥離層とから構成され、補修箇所に合わせて適宜形状に形成されてなることを特徴とする。
【0008】
また本発明は、前記偽装層が、補修対象の断熱材と同色でかつ該断熱材の外観と調和する粒径を有する粒状物から構成されてなることを特徴とする。
【0009】
さらに、前記粒状物が、前記補修対象の断熱材を粉砕したものであることを特徴とする。
【0010】
また本発明は、前記補修対象の断熱材が、無機物質を充填した発泡ポリオレフィン、又は発泡ポリオレフィンであり、前記粒状物の材質がポリオレフィンであることを特徴とする。
【0011】
また、前記粒状物の粒径が、0.01〜1.5mmであることを特徴とする。
【0012】
また、前記粒状物が、広い粒度分布を有することを特徴とする。
【0013】
さらに本発明の断熱材の補修用粘着ラベルは、前記補修対象の断熱材が、ガラス繊維の集合体を不織布で覆ってなる断熱材であり、前記偽装層が、該不織布と同色の不織布から構成されてなることを特徴とする。
【0014】
さらに、前記偽装層を構成する不織布が、前記ガラス繊維の集合体を覆う不織布と同一のものであることを特徴とする。
【0015】
また本発明の断熱材の補修用粘着ラベルは、前記偽装層が、補修対象の断熱材と同色のフィルム状物から構成されてなることを特徴とする。
【0016】
さらに、前記フィルム状物が、和紙、洋紙、合成紙、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンから選ばれる一のものから形成されてなることを特徴とする。
【0017】
また本発明の断熱材の補修用粘着ラベルは、前記偽装層が、補修対象の断熱材と同色の織布から構成されてなることを特徴とする。
【0018】
さらに本発明の断熱材の補修用粘着ラベルは、前記偽装層が、補修対象の断熱材のスライス物から構成されてなることを特徴とする。
【0019】
さらに、前記スライス物が、補修対象の断熱材である無機物質を充填して難燃化させたまたは無機物質を充填することなく難燃化されてないプラスチックフォームをスライス装置によって所望の厚さのスライス物にスライスして得られたものであることを特徴とする。
【0020】
さらにまた、前記プラスチックフォームのスライス装置によるスライスに際し、該プラスチックフォームが、該プラスチックフォームの所望の厚さのスライス物とする側の表面に補強層を積層してスライス装置に供されることを特徴とする。
【0021】
また本発明は、前記偽装層が、粘着剤層を介して前記支持体層に設けられてなることを特徴とする。
【0022】
さらに本発明は、前記支持体層が、不織布及びプラスチックフィルムを含む少なくとも2層以上の支持体から構成されてなることを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
本発明の補修用粘着ラベルにより、従来、屋根や壁等に用いられている一般的な断熱材を補修することができる。具体的には、発泡ポリエチレン等の発泡ポリオレフィン、発泡スチロール、発泡塩化ビニル樹脂、発泡ポリウレタン、発泡フェノール樹脂、発泡ユリア樹脂、発泡エポキシ樹脂等のプラスチックフォームや、これらにガラス等の無機物質を充填して難燃化させた発泡ポリエチレン等の発泡ポリオレフィン、その他のプラスチックフォーム、あるいはガラス繊維シート等を挙げることができる。現在、市場で用いられている断熱材の例として、商品名フネンエース(古河電気工業(株)製)、フォームエース(古河電気工業(株)製)、ハイエチレン(日立化成工業(株)製)、ソフトロン(積水化学工業(株)製)、東レペフ(東レ(株)製)、スーパーフェルトン(ニチアス(株)製)、ジーフネン(積水化学工業(株)製)、ニューフネン(東レ(株)製)、及びフジグラスマット(富士樹脂加工(株)製)等を挙げることができる。なお、ここで断熱材とは、プラスチックフォームやガラス繊維等からなる厚さ数mm〜数十cmの、板状、又はシート状のものをいう。したがって、用途によって防露材、衝撃吸収材、防音材等とよばれるものも本発明でいう断熱材に含まれる。
【0024】
本発明の補修用粘着ラベルは、図1に示すように、補修対象の断熱材に粘着する粘着剤層11と、粘着剤層11に設けられた支持体層12と、支持体層12に設けられて補修対象の断熱材と外観が近似する偽装層14と、必要に応じて設けられた剥離層13とから基本的に構成される。偽装層14は、補修対象の断熱材と良く似た外観を呈しているので一見して区別しにくく、補修用粘着ラベルを貼り付けた箇所がその周囲に比して目立つことがない。
そのような偽装層としては、色・質感等の外観が補修対象の断熱材と似ているか又は同一であり、補修用粘着ラベルを貼り付けた際に補修箇所が出っ張らない程度に薄いものであれば用いることができる。具体的には、後述するような粒状物、不織布、及びフィルム状物から構成したものや、あるいは補修対象の断熱材と同色の織布、もしくは補修対象の断熱材をスライス等して薄くしたもの等が適宜用いられる。
【0025】
上記の偽装層を構成するものとして、以下に述べる粒状物が好ましく用いられる。まず、粒状物は、補修対象の断熱材と同色であることが好ましい。同色とすることにより、補修箇所がその周囲に溶け込んで目立つことがない。
【0026】
また粒状物の粒径は、補修対象とする断熱材の外観と調和する粒径とする。ここで調和するとは、粒状物を断熱材上で観察した際に、粒状物が目立つことなく断熱材の外観に溶け込んでなじんでいる状態をいう。具体的には、補修対象の断熱材が、0.5〜1.5mmの穴が多孔質状に空いているスポンジ状のものである場合には、粒状物の粒径は、0.01〜1.5mmとすることが好ましい。このようにすると、断熱材に空いた孔による陰影と、偽装層である多数の粒状物により形成される陰影とが外観上近似して補修箇所が目立たなくなる。しかし、上記の範囲に限定されるものではなく、実際は、断熱材と粒状物とを外観的に比較して適宜決定される。例えば、断熱材のスポンジ穴が上記と同じ径であって、よりまばらに空いている場合には、上記の範囲より大きい粒径の粒状物を用いることがあり得る。
【0027】
さらに粒状物は、補修対象の断熱材と同じ材質から形成することもできるし、異なる材質から形成することもできるが、同じ材質から形成した方が質感が近似しやすいため好ましい。例えば、発泡ポリエチレン等の発泡ポリオレフィンからなる断熱材に対しては、それと同じ材質のポリオレフィンからなる粒状物を用いる。また、断熱材が複数の物質からなる場合は、その中で主なものが同じであれば良く、したがって無機物質を充填した発泡ポリオレフィンの断熱材に対して、無機物質を含まないポリオレフィンのみからなる粒状物を用いることができる。無論、無機物質を含むポリオレフィンからなる粒状物を用いることもできる。
【0028】
上記の粒状物は、補修対象とする断熱材を粉砕して得ることが好ましい。そうすることにより、補修対象の断熱材と、色、光沢等が同一である粒状物を容易に得ることができる。粉砕の方法は、粒状物の所望の粒径等を考慮して、カッターで切断したり、あるいはカッタミル、ボールミル等の各種の粉砕機を適宜選択して行われる。
【0029】
粒状物の粒度分布は、図2に示すように、粒状物21の粒度が同程度に揃った状態、すなわち粒度分布が狭い状態とすることもできるし、あるいは図3に示すように、大小の粒度から構成して粒度分布を広くすることもできる。
粒度分布が広い場合には、図3に示すように、粒度が大きい粒状物31の間に、粒度が小さい粒状物32が入り込むので、粒状物間に隙間を生じることがなく、そのためごみ等が取り込まれて汚れることがないので好ましい。
【0030】
粒状物の形状は、球形、不定形等の種々の形状とすることができるが、不定形であることが好ましい。また粒状物の形状は一定ではなく、不揃いであることが好ましい。形状が不揃いであると、偽装層を構成した際に、より自然な外観が得られ、断熱材の外観と調和して目立ちにくいからである。
【0031】
補修対象の断熱材に粘着する粘着剤層、及びその粘着剤層に設けられる支持体層の厚さは、それぞれを構成する材質の強度などによって異なるが、一般的に、粘着剤層が25〜50μm、支持体層が15〜40μmであり、それらを合わせた厚さ、すなわち本発明の補修用粘着ラベルから偽装層と剥離層を除いた厚さが、100〜600μm、好ましくは200〜300μmである。また、粘着剤層と支持体層の間には、必要に応じて下塗層(プライマー)を設けることができる。
【0032】
粘着剤層に用いる粘着剤としては、補修対象とする断熱材に粘着することができ、容易に剥離しない粘着剤であれば用いることができる。具体的には、主材としてポリイソブチレン等の合成ゴム、天然ゴム、アクリル樹脂等を用い、これらにテルペン系樹脂、ロジン系樹脂、クマロンインデン樹脂、キシレン樹脂、石油系樹脂、鉱油等の粘着性付与剤と、フタル酸エステル、ヒマシ油等の可塑剤等を必要に応じて加えた粘着剤が適用できる。また、これらの粘着剤に、必要に応じてポリイソシアネート等の架橋剤を加えても良い。
【0033】
支持体層には、容易に破れることがなく、補修対象の断熱材の形状に追従して柔軟に変形できる支持体であれば用いることができる。具体的には、ポリエステルフィルム、ポリオレフィンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム等のプラスチックフィルムや、不織布、和紙、セロハン、アルミ箔等を挙げることができる。その中でもポリエステルフィルム、不織布は好適に用いられる。
【0034】
上記の粒状物は、支持体層に付着させる等して偽装層を構成する。具体例としては、支持体層に粘着剤又は接着剤を塗布し、それを粒状物の集まりに接触させて付着させる方法や、同じく支持体層に粘着剤又は接着剤を塗布したものに、粒状物を振り掛けて付着させる方法等が挙げられる。なお上記の方法で付着させた後、ローラー等で適宜押圧することによって、より強固に圧着させることが好ましい。
【0035】
粒状物の付着量は、支持体層が透けて見えることなく、完全に隠蔽できる量とする。具体的には、粒状物の大きさ等によっても異なるが、一般的に5〜15mg/cm2 が適当であり、好ましくは10〜12mg/cm2 である。
【0036】
上記粒状物等からなる偽装層を、支持体層に設けるにあたっては、上記のように粘着剤層を介して行うことができるが、その例を図2及び図3に示す。図2の補修用粘着ラベルは、支持体層22の一方の面に、補修対象の断熱材に貼り付ける粘着剤層23と、さらに剥離層25が設けられている。そして粒状物21からなる偽装層20が、粘着材層24を介して支持体層22の他方の面に設けられている。このような、支持体層の両面に粘着剤層を備えたものとして、両面粘着ラベルが好適に用いられる。両面粘着ラベルの一方の粘着面に、偽装層を構成する粒状物等を粘着させることにより、容易に本発明の補修用粘着ラベルを得ることができる。
【0037】
粒度分布の広い粒状物を、支持体層に対して、あるいは支持体層との間に設けた上記の粘着剤層に対して付着させる際は、大小入り混じった粒状物を一工程で付着させることもできるし、あるいは、最初に比較的粒径の大きい粒状物を付着させ、その次に粒径が比較的小さい粒状物を付着させるというように複数の工程に分けて行うこともできる。例えば、最初に0.1〜1.5mm粒径の粒状物を振り掛けて圧着し、次に0.01〜0.1mm粒径の粒状物を振り掛けて圧着する場合が挙げられる。このように複数の工程に分けて付着させ偽装層を構成することによって、粒径が大きい粒状物の間に小さい粒径のものが入り込みやすくなり好ましい。また一工程で行えば、補修用粘着ラベルがより簡単に作製できるため好ましい。
【0038】
支持体層は、少なくとも2層以上の支持体を組み合わせて用いることができる。このような例を図4に示す。図4の補修用粘着ラベルは、補修対象の断熱材に粘着する粘着剤層43と、剥離層42とを備えている。そして、粘着材層43には、例えば粘着剤層48を挟んで2層の支持体46、47が設けられている。2層の支持体を用いた場合の、好適な組み合わせ例として、一方の支持体にポリエステル等のプラスチックフィルムを用い、他方の支持体には不織布を用いた場合が挙げられる。ここで、支持体層がプラスチックフィルム1層のみからなる補修用粘着ラベルと比較すると、1層の場合には、プラスチックフィルムが薄い場合に、剥離層を剥がして使用するにあたり、補修用粘着ラベルに腰がなく、指にまとわりつく等して扱いにくい場合がある。また、プラスチックフィルムが厚い場合には、補修用粘着ラベルの曲げに対して反発力が大きくなるため、補修用粘着ラベルを例えば曲面からなる断熱材に貼り付けたときに、長時間経過すると剥落してしまう恐れがある。そこで、不織布からなる支持体と組み合わせることにより、不織布はある程度強靭であって、曲げに対しても柔軟であるため、全体として扱いやすく、また断熱材から剥落することのない補修用粘着ラベルを得ることができる。
またプラスチックフィルムは、透明なものを用いても良いし、不透明なものでも良いが、その中でも不透明なものは、汚れの浮き上がりを防ぐことができるので特に好ましい。
【0039】
上記の、少なくとも2層以上の支持体を組み合わせた構成は、複数の両面粘着ラベルを互いに貼り合わせることによって容易に得ることができる。例えば、図4の場合、支持体46を含む両面粘着ラベル49aと、支持体47を含む両面粘着ラベル49bとを貼り合わせ、粘着剤層45に粒状物44を付着させて偽装層40とすれば容易に補修用粘着ラベルを得ることができる。
【0040】
また、本発明の断熱材の補修用粘着ラベルは、図5に示すように、上記の粒状物の代わりに不織布51をもって偽装層50とすることができる。この補修用粘着ラベルは、ガラス繊維の集合体を不織布で覆った構造の断熱材を補修対象とする。ここで不織布51は、補修対象の断熱材表面の不織布と同色のものを用いる。また、厚さは、支持体層52あるいは粘着剤層53が透けない程度に薄いものであれば適用可能である。具体的には、0.05〜0.1mmとすることが好ましい。なお、不織布51として、補修対象の断熱材における、ガラス繊維の集合体を覆う不織布と同一のものを用いれば、補修箇所とその周囲とで色などの表面状態が全く同じであるので目立ちにくく好ましい。また、支持体層52として、不透明なフィルム、和紙等を用いれば、断熱材の汚れの浮き上がりを防ぐことができるため好ましい。
【0041】
さらに、本発明の断熱材の補修用粘着ラベルは、図6に示すように、上記の粒状物、又は不織布の代わりにフィルム状物61をもって偽装層60とすることができる。フィルム状物61は、補修対象の断熱材と同色であることを要する。またフィルム状物61の厚さは、支持体層62あるいは粘着剤層63が透けない程度にできるだけ薄くすることが好ましい。具体的には、0.05〜0.1mmとすることが好ましい。
フィルム状物61は、プラスチックを押出成形、インフレーション成形等によりフィルム状に成形したり、あるいはプラスチックを薄くスライスする等して得ることができる。また、断熱材と同色の色紙等を用いても良い。フィルム状物を形成する材質の好適な例として、和紙、洋紙、合成紙、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等が挙げられる。
【0042】
上記のフィルム状物には、補修対象の断熱材の外観により近似させるために、印刷を施すことができる。例えば、断熱材が、多孔質なスポンジからなるとき、スポンジ穴による陰影と調和するように、フィルム状物の上面に暗色の斑点を印刷する場合等が挙げられる。
【0043】
また、本発明の断熱材の補修用粘着ラベルは、図7に示すように、上記の粒状物、不織布、又はフィルム状物の代わりに織布71をもって偽装層70とすることができる。織布71は、補修対象の断熱材と同色であることを条件として、従来の種々の繊維から構成することができる。具体例としては、ポリエステル系繊維、アクリル系繊維、ポリアミド系繊維、あるいは各種天然繊維等が挙げられる。
また、織布71の厚さは、支持体層72あるいは粘着剤層73が透けない程度にできるだけ薄くすることが好ましく、具体的には、0.05〜0.1mmとすることが好ましい。さらに織布のきめの粗さについても、織布が透けない範囲内で適宜設定することができる。
【0044】
さらに、本発明の断熱材の補修用粘着ラベルは、図8に示すように、上記の各偽装層構成物の代わりに補修対象の断熱材のスライス物81をもって偽装層80とすることもできる。スライス物81は、補修対象の断熱材から構成される薄片状のものであれば適用でき、その作製方法は問わない。すなわち、補修対象の断熱材から薄く切り出すことにより得ることもできるし、あるいは補修対象の断熱材の薄いものを別に成形して得ることもできる。スライス物81の厚さは適宜設定することができるが、特にスライス物81がスポンジ状である場合には、支持体層82や粘着剤層83がスライス物の孔から透けない程度の厚さに設定する。
【0045】
上記のように、偽装層を補修対象の断熱材のスライス物をもって構成するに際し、補修対象の断熱材がスポンジ状である場合、例えば上記した無機物質を充填して難燃化させたまたは無機物質を充填することなく難燃化されてないプラスチックフォームである場合、補修対象の断熱材のスライス物は、一般に、上記補修対象の断熱材のプラスチックフォームをスライス装置によって所望の厚さのスライス物にスライスして作製するのが便利である。この補修対象の断熱材のプラスチックフォームのスライスは、従来から一般にプラスチックフォームのスライスに用いられている各種スライス装置を適宜選択して用い、従来の一般的プラスチックフォームのスライス方法によって行うことができる。このスライス装置を用いた方法の例を概念的断面図として図9及び図10に示す。図9はロール式スライス装置を用いた方法の例を示すものであり、この方法においては、スライスすべきプラスチックフォーム91が、反対方向に回転する一対の駆動ロール92及び押えロール92´間に噛み込まれ、駆動ロール92及び押えロール92´の回転に伴って矢印方向に移送され、刃93によって、所望の厚さの目的のスライス物94と、残部95とにスライスされる。また、図10はロールと押え金を組み合わせたスライス装置を用いた方法の例を示すものであり、この方法においては、スライスすべきプラスチックフォーム101が駆動ロール102と押え金106間に噛み込まれ、駆動ロール102の回転に伴って矢印方向に移送され、刃103によって、所望の厚さの目的のスライス物104と、残部105とにスライスされる。上記のようなロール式スライス装置あるいはロールと押え金を組み合わせたスライス装置の中でも、駆動ロールと押えロールを組み合わせたスライス装置の一種である同様の基本的構造を有する皮漉機が好ましく用いられる。また、上記スライス方法でスライスする補修対象の断熱材のプラスチックフォームの形状は、用いるスライス装置の種類、構造等にもよるが、必要に応じて適宜設定することができ、例えば、ブロック状、種々の厚さの板状乃至シート状とすることができる。一般に、厚さ2〜10mmの板状乃至シート状が適当である。
【0046】
また、上記補修対象の断熱材のプラスチックフォームのスライス物の作製に関して、本発明者は次のことを知見している。すなわち、目的のスライス物(図9における94、あるいは図10における104)について、上記のような従来のプラスチックフォームのスライス方法によっては達成できないようなより一層優れた厚みの寸法精度が求められる場合、あるいは、従来のプラスチックフォームのスライス方法では作製困難であるような1mm以下、例えば0.2〜0.3mmといった極薄い厚さが求められる場合は、補修対象の断熱材のプラスチックフォームのスライス装置によるスライスに際し、該プラスチックフォームを、該プラスチックフォームの所望の厚さの目的のスライス物とする側の表面に補強層を積層してスライス装置に供してスライスを行えば、上記各求めに十分対応できることを知見している。この補強層を積層してスライス装置に供する方法の例を概念的断面図として図11に示す。図11は駆動ロールと押えロールを組み合わせたスライス装置を用いた方法の例であり、この方法においては、スライスすべきプラスチックフォーム111の所望の厚さのスライス物とする側の表面111aに補強層112が積層され、この補強層112の積層されたプラスチックフォーム111が駆動ロール113と押えロール114間に噛み込まれ、駆動ロール113及び押えロール114の回転に伴って矢印方向に移送され、刃115によって、所望の厚さの目的のスライス物116と、残部117とにスライスされる。この方法においては、必要に応じて、プラスチックフォーム111のスライス後に残部117となる側の表面111bにも補強層を積層することができる。このスライス方法においては、優れた厚みの寸法精度で、1mm以下の極薄い厚さまで、任意の厚さにプラスチックフォームをスライスすることができるが、一般に、このスライス方法で得られた0.4〜1.0mm、好ましくは0.4〜0.6mmの厚さのスライス物が、プラスチックフォームの補修対象の断熱材の補修用粘着ラベルの偽装層として好適に用いられる。
【0047】
上記補強層112としては、スライス装置においてプラスチックフォーム表面に加えられる圧力を表面に広く分散させ均一化させ得て、かつ、平滑で、プラスチックフォームの移送を円滑に行い得るものであれば、各種のフィルム状物を適宜選択して用いることができる。その例として、ポリエステルフィルム、ポリオレフィンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム等の合成樹脂フィルムや、各種の紙等が挙げられる。これらのフィルム状物の中でも剥離紙が好ましく用いられる。また、この補強層112の厚さは、必要に応じて適宜設定することができるが、一般に、100〜300μmが適当である。
【0048】
また、上記補強層112のプラスチックフォーム111の表面への積層の形態は、必要に応じて各種の形態を採ることができる。例えば、次の積層形態とすることができる。
(a)補強層がプラスチックフォームの表面に単に載置して積層されている積層形態とすることができる。上記図11の方法における補強層の積層形態は、この積層形態が採用されている。この積層形態においては、補強層とプラスチックフォームの積層面の摩擦抵抗に依存して、補強層とプラスチックフォームが同時に刃の方向(図11における矢印方向)に移送される。また、この積層形態によって得られたプラスチックフォームのスライス物は、補強層を分離した後、それを偽装層として、補修対象の断熱材に粘着する粘着剤層、支持体層等の本発明の補修用粘着ラベルの各構成層と組み合わせて本発明の補修用粘着ラベルの作製に用いられる。
(b)補強層がプラスチックフォームの表面に粘着剤層または接着剤層を介して積層されている積層形態とすることができる。この積層形態においては、補強層として、本発明の補修用粘着ラベルにおける支持体層となり得るフィルム状物を選択し、粘着剤層または接着剤層として、本発明の補修用粘着ラベルにおける支持体層と偽装層を介する粘着剤層または接着剤層となり得る粘着剤層または接着剤層を選択することが好ましい。そのようにすれば、この積層形態によって得られたプラスチックフォームのスライス物は、それに積層されている補強層の外面に補修対象の断熱材に粘着する粘着剤層等を設けるのみで、簡便に本発明の補修用粘着ラベルを作製することができる。
(c)補強層がプラスチックフォームの表面に粘着剤層、支持体層、および粘着剤層または接着剤層を順次介して積層されている積層形態とすることができる。この積層形態においては、補強層として、剥離紙を用い、粘着剤層として、本発明の補修用粘着ラベルにおける補修対象の断熱材に粘着する粘着剤層となり得る粘着剤層を選択し、かつ、支持体層の次の層の粘着剤層または接着剤層として、本発明の補修用粘着ラベルにおける支持体層と偽装層を介する粘着剤層または接着剤層となり得る粘着剤層または接着剤層を選択することが好ましい。そのようにすれば、この積層形態によって得られたプラスチックフォームのスライス物は、本発明の補修用粘着ラベルの構成要件を備えたものであって、必要に応じて補修用粘着ラベルとしての所望の形状に型抜き等により賦形するのみにて、直ちに本発明の補修用粘着ラベルとして使用することができる。
【0049】
以上述べたような断熱材の補修用粘着ラベルは、断熱材の傷・汚れ等の補修箇所に合わせて、適宜型抜きされ、あるいは切断される等して、円形、楕円形、長方形等の種々の形状に形成される。なお、本発明でいう粘着ラベルには、上記の種々の形状のものに加えて、連続したテープ状のもの、あるいはシート状のものも含む。ここで、剥離層は補修用粘着ラベルと同一の大きさとしても良いが、図12に示すように、複数の補修用粘着ラベル121を、それらより大きいシート状の剥離層122に貼着した構成とすることもできる。こうすると、使用の際に、補修用粘着ラベル121を剥離層122から容易に剥がすことができ、扱いやすいため好ましい。さらに別の実施形態として、シート状の補修用粘着ラベルを作製し、実際に補修する際に、断熱材の傷や汚れの大きさ・形状に合わせてシート状の補修用粘着ラベルをその場で切り抜き貼り付けることもできる。
【0050】
以上の断熱材の補修用粘着ラベルを使用するときは、図13に示すように、剥離層を剥がした補修用粘着ラベル123を断熱材124の損傷箇所125を覆うように貼り付ける。このようにすると、補修箇所がその周囲の外観と比較して目立つことなく、また粘着ラベルが薄いため補修箇所が凸凹になることがない。さらに補修作業も極めて簡単かつ短時間に行うことができる。例として、図14に、折版屋根126の裏側に積層した断熱材127に本発明の補修用粘着ラベル128を貼り付けた状態を示す。図14で示した折版屋根の他にも、建築物の壁、天井等に用いられている各種の断熱材を補修することができる。
【0051】
【実施例】
以下、実施例により、本発明をさらに詳細に説明する。
(実施例1)
まず、不織布を支持体とした両面テープと、ポリエステルフィルムを支持体とした両面テープを、それぞれの一方の粘着面で互いに貼り合わせた。次に、補修対象の断熱材である発泡ポリエチレンを粉砕し、粒径0.01〜1.5mmの粒状物としたものを、ポリエステルフィルムを支持体とする両面テープの方の外側の粘着面に2回の工程に分けて付着させた。すなわち、最初に0.1〜1.5mmのものを振り掛け、ローラーで押圧した後、付着しなかった余分な粒状物を振り落とし、さらに0.01〜0.1mm粒径の粒状物を振り掛けて、ローラーで押圧した。粒状物の付着量は10〜12mg/cm2 であった。
その後、直径20〜50mmの円形、及び750mm×40mmの長方形に型抜きし、目的の断熱材の補修用粘着ラベルを得た。
得られた断熱材の補修用粘着ラベルを、折版屋根の断熱材に生じた穴、引掻き傷、擦り傷、汚れ等に対してそれらを覆うように貼り付けたところ、補修箇所がその周囲に比して目立つことなく、また短時間で容易に補修することができた。
【0052】
(実施例2)
実施例1と同様に、不織布を支持体とした両面テープと、ポリエステルフィルムを支持体とした両面テープを、それぞれの一方の粘着面で互いに貼り合わせた(各両面テープの支持体の厚さと両面の粘着剤層の厚さの合計300μm)。次に、厚さ4mmの板状の発泡ポリエチレン(発泡倍率40倍)の上面に、上記両面テープの張り合わせ物を介して、厚さ130μmの両面にシリコーンを塗布した紙製の剥離紙を積層し、ただし該張り合わせ物のポリエステルフィルムを支持体とする両面テープの方の外側の粘着面が発泡ポリエチレン上面に粘着し、不織布を支持体とする両面テープの方の外側の粘着面が剥離紙に粘着するように積層し、この剥離紙を両面テープの張り合わせ物を介して積層した板状の発泡ポリエチレンを、図9及び11に概念的に示すような駆動ロールと押えロールを組み合わせた基本的構造を有する皮漉機(押えロール下端と刃の間隔0.7mm)に供して、上面に剥離紙の積層された目的のスライス物を得た。この得られたスライス物における発泡ポリエチレン層の厚さは0.4mmであり、その厚さの寸法精度は優れたものであった。
上記得られたスライス物を、実施例1と同様に、直径20〜50mmの円形、及び750mm×40mmの長方形に型抜きし、目的の断熱材の補修用粘着ラベルを得た。
得られた断熱材の補修用粘着ラベルを、折版屋根の、上記スライス物と同様の発泡ポリエチレンからなる断熱材に生じた穴、引掻き傷、擦り傷、汚れ等に対してそれらを覆うように貼り付けたところ、補修箇所がその周囲に比して目立つことなく、また短時間で容易に補修することができた。
【0053】
【発明の効果】
以上、本発明の断熱材の補修用粘着ラベルは、補修対象の断熱材と外観が近似する偽装層を備えているので、断熱材に発生した汚れや傷等を目立つことなく、極めて簡単に補修することができる。
【0054】
また本発明は、補修対象の断熱材と同色でかつ断熱材の外観と調和する粒径を有する粒状物から上記偽装層を構成したので、補修対象の断熱材と色のみならず、質感、光沢等も近似した補修粘着ラベルが得られる。
【0055】
また本発明は、ガラス繊維の集合体を不織布で覆った構造の断熱材を補修したい場合に、その不織布と同色の不織布から上記偽装層を構成したので、補修箇所を目立つことなく仕上げることができる。
【0056】
さらに本発明は、上記偽装層を構成するものとして、補修対象の断熱材と同色のフィルム状物、同色の織布、あるいは補修対象の断熱材のスライス物を用いたので、種々の断熱材の外観と近似して目立つことなく補修できる。また補修作業も簡単かつ短時間に行うことができる。
【0057】
また本発明は、上記偽装層を構成するものとして、プラスチックフォームからなる補修対象の断熱材の厚さの薄いスライス物を作製、使用できるので、プラスチックフォームからなる補修対象の断熱材の補修を好適に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の断熱材の補修用粘着ラベルの一実施形態を示す断面図である。
【図2】 本発明の断熱材の補修用粘着ラベルの一実施形態を示す断面図である。
【図3】 本発明の断熱材の補修用粘着ラベルの一実施形態を示す断面図である。
【図4】 本発明の断熱材の補修用粘着ラベルの一実施形態を示す断面図である。
【図5】 本発明の断熱材の補修用粘着ラベルの一実施形態を示す断面図である。
【図6】 本発明の断熱材の補修用粘着ラベルの一実施形態を示す断面図である。
【図7】 本発明の断熱材の補修用粘着ラベルの一実施形態を示す断面図である。
【図8】 本発明の断熱材の補修用粘着ラベルの一実施形態を示す断面図である。
【図9】 本発明で利用するプラスチックフォームのスライス方法の一例を示す概念的断面図である。
【図10】 本発明で利用するプラスチックフォームのスライス方法の一例を示す概念的断面図である。
【図11】 本発明で利用するプラスチックフォームのスライス方法の一例を示す概念的断面図である。
【図12】 本発明の断熱材の補修用粘着ラベルの一実施形態を示す図である。
【図13】 本発明の断熱材の補修用粘着ラベルを断熱材に貼り付けた状態の断面図である。
【図14】 本発明の断熱材の補修用粘着ラベルを折版屋根の断熱材に貼り付けた状態を示す図である。
【図15】 折版屋根の断熱材の補修する前の状態を示す図である。
【符号の説明】
1 折版屋根
2 断熱材
3 金属板
4 穴
5 引掻き傷
6 汚れ
11 粘着剤層
12 支持体層
13 剥離層
14 偽装層
20 偽装層
21 粒状物
22 支持体層
23 粘着剤層
24 粘着剤層
25 剥離層
31 粒度が大きい粒状物
32 粒度が小さい粒状物
40 偽装層
42 剥離層
43 粘着剤層
44 粒状物
45 粘着剤層
46 支持体
47 支持体
48 粘着剤層
49a 両面粘着ラベル
49b 両面粘着ラベル
50 偽装層
51 不織布
52 支持体層
53 粘着剤層
60 偽装層
61 フィルム状物
62 支持体層
63 粘着剤層
70 偽装層
71 織布
72 支持体層
73 粘着剤層
80 偽装層
81 スライス物
82 支持体層
83 粘着剤層
91 プラスチックフォーム
92 駆動ロール
92´ 押えロール
93 刃
94 スライス物
95 残部
101 プラスチックフォーム
102 駆動ロール
103 刃
104 スライス物
105 残部
106 押え金
111 プラスチックフォーム
111a所望の厚さのスライス物とする側の表面
111b残部となる側の表面
112 補強層
113 駆動ロール
114 押えロール
115 刃
116 スライス物
117 残部
121 補修用粘着ラベル
122 剥離層
123 補修用粘着ラベル
124 断熱材
125 損傷箇所
126 折版屋根
127 断熱材
128 補修用粘着ラベル

Claims (16)

  1. 補修対象の断熱材に粘着する粘着剤層と、該粘着剤層に設けられる支持体層と、該支持体層に設けられて補修対象の断熱材と外観が近似する偽装層と、必要に応じて設けられる剥離層とから構成され、補修箇所に合わせて適宜形状に形成されてなる断熱材の補修用粘着ラベル。
  2. 前記偽装層が、補修対象の断熱材と同色でかつ該断熱材の外観と調和する粒径を有する粒状物から構成されてなる請求項1記載の断熱材の補修用粘着ラベル。
  3. 前記粒状物が、前記補修対象の断熱材を粉砕したものである請求項2記載の断熱材の補修用粘着ラベル。
  4. 前記補修対象の断熱材が、無機物質を充填した発泡ポリオレフィン、又は発泡ポリオレフィンであり、前記粒状物の材質がポリオレフィンである請求項2又は3記載の断熱材の補修用粘着ラベル。
  5. 前記粒状物の粒径が、0.01〜1.5mmである請求項2乃至4のいずれか記載の断熱材の補修用粘着ラベル。
  6. 前記粒状物が、広い粒度分布を有してなる請求項2乃至5のいずれか記載の断熱材の補修用粘着ラベル。
  7. 前記補修対象の断熱材が、ガラス繊維の集合体を不織布で覆ってなる断熱材であり、前記偽装層が、該不織布と同色の不織布から構成されてなる請求項1記載の断熱材の補修用粘着ラベル。
  8. 前記偽装層を構成する不織布が、前記ガラス繊維の集合体を覆う不織布と同一のものである請求項7記載の断熱材の補修用粘着ラベル。
  9. 前記偽装層が、補修対象の断熱材と同色のフィルム状物から構成されてなる請求項1記載の断熱材の補修用粘着ラベル。
  10. 前記フィルム状物が、和紙、洋紙、合成紙、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンから選ばれる一のものから形成されてなる請求項9記載の断熱材の補修用粘着ラベル。
  11. 前記偽装層が、補修対象の断熱材と同色の織布から構成されてなる請求項1記載の断熱材の補修用粘着ラベル。
  12. 前記偽装層が、補修対象の断熱材のスライス物から構成されてなる請求項1記載の断熱材の補修用粘着ラベル。
  13. 前記スライス物が、補修対象の断熱材である無機物質を充填して難燃化させたまたは無機物質を充填することなく難燃化されてないプラスチックフォームをスライス装置によって所望の厚さのスライス物にスライスして得られたものである請求項12記載の断熱材の補修用粘着ラベル。
  14. 前記プラスチックフォームのスライス装置によるスライスに際し、該プラスチックフォームが、該プラスチックフォームの所望の厚さのスライス物とする側の表面に補強層を積層してスライス装置に供される請求項13記載の断熱材の補修用粘着ラベル。
  15. 前記偽装層が、粘着剤層を介して前記支持体層に設けられてなる請求項1乃至14のいずれか記載の断熱材の補修用粘着ラベル。
  16. 前記支持体層が、不織布及びプラスチックフィルムを含む少なくとも2層以上の支持体から構成されてなる請求項1乃至15のいずれか記載の断熱材の補修用粘着ラベル。
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