JP4028117B2

JP4028117B2 - Key lock device

Info

Publication number: JP4028117B2
Application number: JP3174399A
Authority: JP
Inventors: 佳孝渡邊
Original assignee: Tokai Rika Co Ltd
Current assignee: Tokai Rika Co Ltd
Priority date: 1999-02-09
Filing date: 1999-02-09
Publication date: 2007-12-26
Anticipated expiration: 2019-02-09
Also published as: JP2000229557A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明はキーロック装置に係り、特に、基準となる第１位置及びこの第１位置に連続する第２位置との間で回転操作可能なキーノブの回転操作を制限するためのキーロック装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
一般的な車両用キー装置では、シフトレバーが「Ｐ」シフトレンジに位置しない限りイグニッションキーが抜けないように構成されたものがある（所謂、キーインターロック機構を備えたものがある）。
【０００３】
この種のキー装置では、シフトレバーの「Ｐ」シフトレンジ以外の他のシフトレンジへの移動（「Ｒ」シフトレンジ方向への移動）が阻止されたシフトロック状態（所謂、「Ｐ」レンジシフトロック）となると、例えば、キーインターロックケーブルが引っ張られてイグニッションキー部のキーインターロック機構が作動し（解除され）、イグニッションキーの抜き出し（「ＡＣＣ」位置から「ＬＯＣＫ」位置への回転）が可能になる。一方、シフトレバーが「Ｐ」シフトレンジに選択されてシフトロック状態となった後に、ブレーキが操作されると、シフトロック状態が解除されてシフトレバーの「Ｐ」シフトレンジ以外の他のシフトレンジへの移動が可能となり、このシフトロック解除状態では、シフトロック解除動作が例えばキーインターロックケーブルを介してイグニッションキー部に伝達されてキーインターロック機構が作動し、イグニッションキーの抜き出し（「ＡＣＣ」位置から「ＬＯＣＫ」位置への回転）が阻止される構成となっている。
【０００４】
なお、前述の如きキーインターロックケーブルに代えて、ソレノイド等の電気式アクチュエータを採用し、この電気式アクチュエータをシフトロック及びその解除に連動させて、キーインターロック機構を作動させる構成のものも知られている。
【０００５】
ところで、近年、キーの電気的な信号によりキーの照合を行う電子キーシステムが提案されている。この種の電子キーシステムでは、操作ノブに設けられた挿入孔にキーを挿入し、キーが電気的な信号により照合されると、ノブの操作が可能となる。このため、乗員が操作ノブを回転させることによって、車両のエンジン等を始動させることができる構成とされている。
【０００６】
ここで、このような電子キーシステムでは、前述の如くキーが電気的な信号により照合されると操作ノブの操作が可能となるが、反対に、キーが照合されない場合には操作ノブの回転を阻止するロック機構が必要である。
【０００７】
この場合、前述した従来のキーインターロック機構では、何れの構成のものも、「ＡＣＣ」位置から「ＬＯＣＫ」位置への回転阻止（ロック）機能を有するのみであり、「ＬＯＣＫ」位置から「ＡＣＣ」位置への回転阻止（ロック）機能は備えていないため、これをそのまま採用して構成することはできない。
【０００８】
またさらに、前述した従来のキーインターロック機構におけるソレノイド等の電気式アクチュエータを二組採用することで、「ＡＣＣ」位置から「ＬＯＣＫ」位置への回転阻止（ロック）及び「ＬＯＣＫ」位置から「ＡＣＣ」位置への回転阻止（ロック）を共に達成するように構成することも考えられる。しかしながら、この場合には、電気式アクチュエータを一組追加装備することになるため、コストや組付け性の点で新たな問題が生じることになる。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事実を考慮し、電気式アクチュエータ等の更なる増設を伴うこと無く、基準となる第１位置（例えば、「ＬＯＣＫ」位置）とこの第１位置に連続する第２位置（例えば、「ＡＣＣ」位置）との間でのキーノブの回転操作を両方向操作共に制限すること（例えば、前記「ＬＯＣＫ」位置から「ＡＣＣ」位置への回転阻止、及び「ＡＣＣ」位置から「ＬＯＣＫ」位置への回転阻止）が可能となるキーロック装置を得ることが目的である。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
請求項１に係る発明のキーロック装置は、基準となる第１位置及びこの第１位置に連続する第２位置との間で回転操作可能なキーノブの前記回転操作を制限するためのキーロック装置であって、前記キーノブと一体的に設けられてキーノブと共に回転するロック部材と、前記ロック部材に係合可能に設けられ、第１作動状態となることで前記ロック部材に係合して前記第１位置から第２位置方向への回転を阻止すると共に、第２作動状態となることで前記ロック部材に係合して前記第２位置から第１位置方向への回転を阻止するストッパ部材と、前記ストッパ部材に連結され、ＯＮ／ＯＦＦ作動することで前記ストッパ部材を駆動して、前記第１作動状態と前記第２作動状態とを切り換えるソレノイドと、を備えたことを特徴としている。
【００１１】
請求項１記載のキーロック装置では、キーノブが、基準となる第１位置及びこの第１位置に連続する第２位置との間で回転操作可能とされている。また、キーノブが回転操作される際には、ロック部材もこのキーノブと共に回転する。
【００１２】
ここで、ソレノイドがＯＮ／ＯＦＦ作動すると、このソレノイドに連結されたストッパ部材が駆動され、ストッパ部材が第１作動状態と第２作動状態とを切り換えられる。したがって、ストッパ部材が第１作動状態では、キーノブの第１位置から第２位置方向への回転が阻止され、また、ストッパ部材が第２作動状態では、キーノブの第２位置から第１位置方向への回転が阻止される。
【００１３】
このように、単一のソレノイドのＯＮ／ＯＦＦ作動によって、基準となる第１位置（例えば、「ＬＯＣＫ」位置）とこの第１位置に連続する第２位置（例えば、「ＡＣＣ」位置）との間でのキーノブの回転操作を両方向操作共に制限することが可能となる（例えば、前記「ＬＯＣＫ」位置から「ＡＣＣ」位置への回転阻止、及び「ＡＣＣ」位置から「ＬＯＣＫ」位置への回転阻止が可能となる）。しかも、電気式アクチュエータ等の更なる増設を伴うことが無いため、コストや組付け性の点で有利になる。
【００１４】
請求項２に係る発明のキーロック装置は、請求項１記載のキーロック装置において、前記ロック部材は、前記キーノブと一体のシャフトの径方向に沿って移動可能で前記シャフトの軸線方向に沿って互いに隣接して設けられ、常に径方向外側へ向けて付勢された一対のロックプレートとされ、前記ストッパ部材は、前記シャフトの軸線方向に沿って揺動可能に設けられ、揺動することで前記第１作動状態または前記第２作動状態となって前記一対のロックプレートのそれぞれに係合するストッパとされ、前記ソレノイドは、前記ストッパに連結され、ＯＮ／ＯＦＦ作動することで前記ストッパを揺動させる、ことを特徴としている。
【００１５】
請求項２記載のキーロック装置では、キーノブが回転操作される際には、一対のロックプレートもこのキーノブと共に回転する。また、ソレノイドはストッパに連結されている。
【００１６】
ここで、ソレノイドがＯＮ／ＯＦＦ作動すると、このソレノイドに連結されたストッパが駆動されて揺動し、このストッパが一方のロックプレートに係合する状態（第１作動状態）または他方のロックプレートに係合する状態（第２作動状態）となる。したがって、ストッパが一方のロックプレートに係合する状態では、キーノブの第１位置から第２位置方向への回転が阻止され、また、ストッパが他方のロックプレートに係合する状態では、キーノブの第２位置から第１位置方向への回転が阻止される。
【００１７】
このように、単一のソレノイドのＯＮ／ＯＦＦ作動によって、基準となる第１位置（例えば、「ＬＯＣＫ」位置）とこの第１位置に連続する第２位置（例えば、「ＡＣＣ」位置）との間でのキーノブの回転操作を両方向操作共に制限することが可能となる（例えば、前記「ＬＯＣＫ」位置から「ＡＣＣ」位置への回転阻止、及び「ＡＣＣ」位置から「ＬＯＣＫ」位置への回転阻止が可能となる）。しかも、電気式アクチュエータ等の更なる増設を伴うことが無いため、コストや組付け性の点で有利になる。
【００１８】
請求項３に係る発明のキーロック装置は、請求項１記載のキーロック装置において、前記ロック部材は、前記キーノブと一体のシャフトの外周に突出形成され前記シャフトの周方向に沿って互いに隣接して設けられた一対のロック突起とされ、前記ストッパ部材は、前記シャフトの周方向に沿って揺動可能に設けられ、揺動することで前記第１作動状態または前記第２作動状態となって前記一対のロック突起のそれぞれに係合するストッパアームとされ、前記ソレノイドは、前記ストッパアームに連結され、ＯＮ／ＯＦＦ作動することで前記ストッパアームを揺動させる、ことを特徴としている。
【００１９】
請求項３記載のキーロック装置では、キーノブが回転操作される際には、一対のロック突起もこのキーノブと共に回転する。また、ソレノイドはストッパアームに連結されている。
【００２０】
ここで、ソレノイドがＯＮ／ＯＦＦ作動すると、このソレノイドに連結されたストッパアームが駆動されてシャフトの周方向に沿って揺動し、このストッパアームが一方のロック突起に係合する状態（第１作動状態）または他方のロック突起に係合する状態（第２作動状態）となる。したがって、ストッパアームが一方のロック突起に係合する状態では、キーノブの第１位置から第２位置方向への回転が阻止され、また、ストッパアームが他方のロック突起に係合する状態では、キーノブの第２位置から第１位置方向への回転が阻止される。
【００２１】
このように、単一のソレノイドのＯＮ／ＯＦＦ作動によって、基準となる第１位置（例えば、「ＬＯＣＫ」位置）とこの第１位置に連続する第２位置（例えば、「ＡＣＣ」位置）との間でのキーノブの回転操作を両方向操作共に制限することが可能となる（例えば、前記「ＬＯＣＫ」位置から「ＡＣＣ」位置への回転阻止、及び「ＡＣＣ」位置から「ＬＯＣＫ」位置への回転阻止が可能となる）。しかも、電気式アクチュエータ等の更なる増設を伴うことが無いため、コストや組付け性の点で有利になる。
請求項４に係る発明のキーロック装置は、基準となる第１位置及びこの第１位置に連続する第２位置との間で回転操作可能なキーノブの前記回転操作を制限するためのキーロック装置であって、前記キーノブと一体的に設けられてキーノブと共に回転するロック部材と、前記ロック部材に係合可能に設けられ、第１作動状態となることで前記ロック部材に係合して前記第１位置から第２位置方向への回転を阻止すると共に、第２作動状態となることで前記ロック部材に係合して前記第２位置から第１位置方向への回転を阻止するストッパ部材と、前記ストッパ部材に連結され、ＯＮ／ＯＦＦ作動することで前記ストッパ部材を駆動して、前記第１作動状態とし、または、前記第２作動状態とするソレノイドと、を備えたことを特徴としている。
請求項４記載のキーロック装置では、キーノブが、基準となる第１位置及びこの第１位置に連続する第２位置との間で回転操作可能とされている。また、キーノブが回転操作される際には、ロック部材もこのキーノブと共に回転する。
ここで、ソレノイドがＯＮ／ＯＦＦ作動すると、このソレノイドに連結されたストッパ部材が駆動される。これにより、ストッパ部材が第１作動状態とされ、または第２作動状態とされる。したがって、ストッパ部材が第１作動状態では、キーノブの第１位置から第２位置方向への回転が阻止され、また、ストッパ部材が第２作動状態では、キーノブの第２位置から第１位置方向への回転が阻止される。
このように、単一のソレノイドのＯＮ／ＯＦＦ作動によって、基準となる第１位置（例えば、「ＬＯＣＫ」位置）とこの第１位置に連続する第２位置（例えば、「ＡＣＣ」位置）との間でのキーノブの回転操作を両方向操作共に制限することが可能となる（例えば、前記「ＬＯＣＫ」位置から「ＡＣＣ」位置への回転阻止、及び「ＡＣＣ」位置から「ＬＯＣＫ」位置への回転阻止が可能となる）。しかも、電気式アクチュエータ等の更なる増設を伴うことが無いため、コストや組付け性の点で有利になる。
【００２２】
請求項５に係る発明のキーロック装置は、請求項４記載のキーロック装置において、前記ロック部材は、前記キーノブと一体のシャフトの外周に突出形成されたカム突起とされ、前記ストッパ部材は、前記シャフトの周方向に沿って互いに連結されると共に前記シャフトの外周に接離するように回転可能に設けられ、回転することで前記第１作動状態または前記第２作動状態となって一方が前記カム突起の周方向一側面に係合しまたは他方が前記カム突起の周方向他側面に係合する一対のロックプレートとされ、前記ソレノイドは、前記一方のロックプレートに連結され、ＯＮ／ＯＦＦ作動することで前記一対のロックプレートを保持／非保持する、ことを特徴としている。
【００２３】
請求項５記載のキーロック装置では、キーノブが回転操作される際には、カム突起もこのキーノブと共に回転する。また、ソレノイドは一対のロックプレートの一方に連結されている。
【００２４】
ここで、ソレノイドが作動すると、このソレノイドに連結された一対のロックプレートが保持されて、一方のロックプレートがカム突起の周方向一側面に係合する状態（第１作動状態）または他方のロックプレートがカム突起の周方向他側面に係合する状態（第２作動状態）となる。したがって、一方のロックプレートがカム突起の周方向一側面に係合する状態では、キーノブの第１位置から第２位置方向への回転が阻止され、また、他方のロックプレートがカム突起の周方向他側面に係合する状態では、キーノブの第２位置から第１位置方向への回転が阻止される。
【００２５】
このように、単一のソレノイドのＯＮ／ＯＦＦ作動によって、基準となる第１位置（例えば、「ＬＯＣＫ」位置）とこの第１位置に連続する第２位置（例えば、「ＡＣＣ」位置）との間でのキーノブの回転操作を両方向操作共に制限することが可能となる（例えば、前記「ＬＯＣＫ」位置から「ＡＣＣ」位置への回転阻止、及び「ＡＣＣ」位置から「ＬＯＣＫ」位置への回転阻止が可能となる）。しかも、電気式アクチュエータ等の更なる増設を伴うことが無いため、コストや組付け性の点で有利になる。
【００２６】
【発明の実施の形態】
図１には、本発明の第１の実施の形態に係るキーロック装置１０の全体構成が斜視図にて示されている。また、図２及び図３にはこのキーロック装置１０の構成が断面図にて示されている。
【００２７】
このキーロック装置１０が適用される車両用のキー装置はキーノブ１２を備えている。キーノブ１２は、ノブボディ１１（図２及び図３参照）に回転可能に収容されており、先端には乗員握持用のつまみ部１４が設けられると共に、反対側にはシャフト１６が一体に設けられている。また、キーノブ１２には、キー１８が挿入可能な挿入孔２０が形成されており、この挿入孔２０はつまみ部１４の先端に開口している。
【００２８】
ここで、本第１の実施の形態に係るキー装置では、キー１８の電気的な信号によりキー１８の照合を行う電子キーシステムが採用されており、キー１８を挿入孔２０に挿入しキー１８が電気的な信号により照合されると、キーノブ１２の操作が可能となる。このため、乗員がつまみ部１４を握持し、キーノブ１２を回転させることによって、車両のエンジン等を始動させることができる構成とされている。
【００２９】
さらにここで、このキーノブ１２の回転操作位置としては、基準となる「ＬＯＣＫ」位置（第１位置）とこの「ＬＯＣＫ」位置に連続する「ＡＣＣ」位置（第２位置）とが少なくとも設定されており、キーロック装置１０は、これら「ＬＯＣＫ」位置と「ＡＣＣ」位置の間でのキーノブ１２の回転操作を両方向操作共に制限するものである（例えば、前記「ＬＯＣＫ」位置から「ＡＣＣ」位置への回転阻止、及び「ＡＣＣ」位置から「ＬＯＣＫ」位置への回転阻止を行うものである）。
【００３０】
キーロック装置１０は、ロック部材としての一対のロックプレート２２、２４を備えている。各ロックプレート２２、２４はそれぞれシャフト１６内にこのシャフト１６の径方向に沿って移動可能に収容されており、互いにシャフト１６の軸線方向に沿って隣接して設けられている。このため、各ロックプレート２２、２４は、常にキーノブ１２と共に回転する。また、各ロックプレート２２、２４の側近には、それぞれスプリング２６が設けられており、各ロックプレート２２、２４は常にシャフト１６の径方向外側へ向けて付勢されている。
【００３１】
一方のロックプレート２２の先端部には、係合突起２８が形成されている。係合突起２８は楔状に形成されており、その一方の側壁２８Ａは垂直に立設すると共に、他方の側壁２８Ｂは傾斜して形成されている。また、他方のロックプレート２４の先端部には、係合突起３０が形成されている。この係合突起３０も楔状に形成されており、その一方の側壁３０Ａは垂直に立設されると共に、他方の側壁３０Ｂは傾斜して形成されている。すなわち、一方の係合突起２８と他方の係合突起３０とは、互いに反対向きに形成されており、垂直に立設する側壁２８Ａと側壁３０Ａはシャフト１６周方向外側へ向き、傾斜して形成される側壁２８Ｂと側壁３０Ｂとは互いに向き合っている。
【００３２】
これらの係合突起２８及び係合突起３０は、通常はシャフト１６の外周縁から外部に突出して位置しており、各ロックプレート２２、２４がスプリング２６の付勢力に抗してシャフト１６の軸芯側へ移動することで、シャフト１６の外周縁から内部に引っ込むように構成されている。
【００３３】
一対のロックプレート２２、２４の近傍には、ストッパ部材としてのストッパ３２が配置されている。ストッパ３２は、支軸３４によってシャフト１６の軸線方向に沿って揺動可能に支持されており、その下端部は先細に形成されてロックプレート２２の係合突起２８またはロックプレート２４の係合突起３０に対応している。このストッパ３２は、支軸３４周りに揺動することで、下端部がロックプレート２２の係合突起２８またはロックプレート２４の係合突起３０に係合可能となっている。
【００３４】
ここで、ストッパ３２が、ロックプレート２２の係合突起２８の垂直に立設する側壁２８Ａに対向する状態（第１作動状態）では、キーノブ１２の前記「ＬＯＣＫ」位置（第１位置）から「ＡＣＣ」位置（第２位置）への回転が阻止される構成であり、また、ストッパ３２が、ロックプレート２４の係合突起３０の垂直に立設する側壁３０Ａに対向する状態（第２作動状態）では、キーノブ１２の前記「ＡＣＣ」位置（第２位置）から「ＬＯＣＫ」位置（第１位置）への回転が阻止される構成である。
【００３５】
また、ストッパ３２にはソレノイド３６が連結されている。このため、ソレノイド３６に通電されることで（ＯＮ／ＯＦＦ作動することで）ストッパ３２を揺動させることができる。さらに、このソレノイド３６は、スプリング３８によって付勢されており、非通電（ＯＦＦ）状態ではプランジャ４０が引き込まれた状態となっている。したがって、このソレノイド３６の非通電（ＯＦＦ）状態では、ストッパ３２は一方のロックプレート２２の係合突起２８に対向する状態（第１作動状態）となり、一方、ソレノイド３６が通電されると（ＯＮ状態では）プランジャ４０が引き出されてストッパ３２が揺動され、ストッパ３２が他方のロックプレート２４の係合突起３０に対向する状態（第２作動状態）となる構成である。
【００３６】
次に、本第１の実施の形態の作用を説明する。
【００３７】
以上の構成のキーロック装置１０では、キー１８が挿入孔２０へ挿入されていない状態、すなわち、キーノブ１２が基準となる「ＬＯＣＫ」位置（第１位置）にある状態では、ソレノイド３６は非通電（ＯＦＦ）状態とされており、図１乃至図３に示す如く、ストッパ３２は一方のロックプレート２２の係合突起２８の垂直に立設する側壁２８Ａに対向している。したがって、この状態では、キーノブ１２の「ＬＯＣＫ」位置（第１位置）から「ＡＣＣ」位置（第２位置）への回転が阻止される。
【００３８】
一方、キー１８が挿入孔２０に挿入されてキー１８が電気的な信号により照合されると、ソレノイド３６に通電されてキーノブ１２の操作が可能となる。
【００３９】
すなわち、ソレノイド３６に通電されると、プランジャ４０が引き出されてストッパ３２が揺動され、このストッパ３２が一方のロックプレート２２の係合突起２８から離間して、他方のロックプレート２４の係合突起３０に対向する状態となる（図２に二点鎖線にて示す状態）。このため、乗員がつまみ部１４を握持してキーノブ１２を回転操作すると、ストッパ３２に対向する他方のロックプレート２４の係合突起３０の傾斜して形成される側壁３０Ｂがこのストッパ３２に押圧され、スプリング２６の付勢力に抗してロックプレート２４がシャフト１６の軸芯側へ移動してシャフト１６の外周縁から内部に引っ込みながら、キーノブ１２と共にシャフト１６が回転される。
【００４０】
キーノブ１２（シャフト１６）の回転操作が進行しキーノブ１２が「ＡＣＣ」位置に達すると、シャフト１６の軸芯側へ移動してシャフト１６の外周縁から内部に引っ込んでいたロックプレート２４がスプリング２６の付勢力によって再び初期位置に復帰する。したがって、この状態では、ストッパ３２は他方のロックプレート２４の係合突起３０の垂直に立設する側壁３０Ａに対向している。したがって、この状態では、キーノブ１２の「ＡＣＣ」位置（第２位置）から「ＬＯＣＫ」位置（第１位置）への回転が阻止された状態となる。
【００４１】
またさらに、この状態（キーノブ１２の「ＡＣＣ」位置から「ＬＯＣＫ」位置への回転阻止状態）においてソレノイド３６への通電が解除されると、キーノブ１２の操作が可能となる。
【００４２】
すなわち、ソレノイド３６の通電が解除されると、プランジャ４０が再び引き込まれてストッパ３２が揺動され、このストッパ３２が他方のロックプレート２４の係合突起３０から離間して、一方のロックプレート２２の係合突起２８に対向する状態となる。このため、乗員がつまみ部１４を握持してキーノブ１２を回転操作すると、ストッパ３２に対向する一方のロックプレート２２の係合突起２８の傾斜して形成される側壁２８Ｂがこのストッパ３２に押圧され、スプリング２６の付勢力に抗してロックプレート２２がシャフト１６の軸芯側へ移動してシャフト１６の外周縁から内部に引っ込みながら、キーノブ１２と共にシャフト１６が回転される。
【００４３】
キーノブ１２（シャフト１６）の回転操作が進行しキーノブ１２が「ＬＯＣＫ」位置に達すると、シャフト１６の軸芯側へ移動してシャフト１６の外周縁から内部に引っ込んでいたロックプレート２２が、スプリング２６の付勢力によって再びシャフト１６の外周縁から外部に突出する状態となる。したがって、この状態では、ストッパ３２は一方のロックプレート２２の係合突起２８の垂直に立設する側壁２８Ａに対向する初期状態に復帰したことになり、前述の如くキーノブ１２の「ＬＯＣＫ」位置（第１位置）から「ＡＣＣ」位置（第２位置）への回転が阻止された初期状態に復帰する。
【００４４】
このように、本第１の実施の形態に係るキーロック装置１０は、単一のソレノイド３６のＯＮ／ＯＦＦ作動によって、基準となる「ＬＯＣＫ」位置（第１位置）とこの「ＬＯＣＫ」位置に連続する「ＡＣＣ」位置（第２位置）との間でのキーノブ１２の回転操作を両方向操作共に制限することが可能となる（「ＬＯＣＫ」位置から「ＡＣＣ」位置への回転阻止、及び「ＡＣＣ」位置から「ＬＯＣＫ」位置への回転阻止が可能となる）。しかも、電気式アクチュエータ等の更なる増設を伴うことが無いため、コストや組付け性の点で有利になる。
【００４５】
次に本発明の他の実施の形態の作用を説明する。なお、前記第１の実施の形態と基本的に同一の部品には、前記第１の実施の形態と同一の符号を付与しその説明を省略する。
【００４６】
図４には、本発明の第２の実施の形態に係るキーロック装置５０の全体構成が斜視図にて示されている。また、図５（Ａ）乃至図５（Ｄ）にはこのキーロック装置５０の構成が概略的な正面図にて示されている。
【００４７】
キーロック装置５０は、ロック部材としての一対のロック突起５２、５４を備えている。各ロック突起５２、５４は、それぞれシャフト１６の外周に突出する楔状に形成されており、シャフト１６の周方向に沿って互いに隣接して設けられている。
【００４８】
一対のロック突起５２、５４の近傍には、ストッパ部材としてのストッパアーム５６が配置されている。ストッパアーム５６は、左右一対のアーム部５６Ａ、５６Ｂによって構成されており、支軸５８によって互いに連結されて全体としてハ字状にされると共にシャフト１６の周方向に沿って揺動可能に支持されている。また、支軸５８には捩じりスプリング６０が設けられており、その一端はアーム部５６Ａに係止されると共に他端はアーム部５６Ｂに係止されている。
【００４９】
このストッパアーム５６は、シャフト１６のロック突起５２、５４に対応しており、支軸５８周りに揺動することで、アーム部５６Ａがロック突起５２に係合し、または、アーム部５６Ｂがロック突起５４に係合する。
【００５０】
ここで、ストッパアーム５６のアーム部５６Ａがロック突起５２に係合する状態（第１作動状態）では、キーノブ１２の前記「ＬＯＣＫ」位置（第１位置）から「ＡＣＣ」位置（第２位置）への回転が阻止される構成であり、また、ストッパアーム５６のアーム部５６Ｂがロック突起５４に係合する状態（第２作動状態）では、キーノブ１２の前記「ＡＣＣ」位置（第２位置）から「ＬＯＣＫ」位置（第１位置）への回転が阻止される構成である。
【００５１】
また、ストッパアーム５６にはソレノイド３６が連結されている。このため、ソレノイド３６に通電されることで（ＯＮ／ＯＦＦ作動することで）ストッパアーム５６を揺動させることができる。さらに、このソレノイド３６は、スプリング３８によって付勢されており、非通電（ＯＦＦ）状態ではプランジャ４０が引き込まれた状態となっている。したがって、このソレノイド３６の非通電（ＯＦＦ）状態では、ストッパアーム５６は、アーム部５６Ａが一方のロック突起５２に係合（対向）する状態（第１作動状態）となり、一方、ソレノイド３６が通電されると（ＯＮ状態では）プランジャ４０が引き出されてストッパアーム５６が揺動され、アーム部５６Ｂが他方のロック突起５４に係合（対向）する状態（第２作動状態）となる構成である。
【００５２】
次に、本第２の実施の形態の作用を説明する。
【００５３】
以上の構成のキーロック装置５０では、キーノブ１２が基準となる「ＬＯＣＫ」位置（第１位置）にある状態では、図５（Ａ）に示す如く、ソレノイド３６は非通電（ＯＦＦ）状態とされており、ストッパアーム５６はアーム部５６Ａが一方のロック突起５２に係合（対向）している。したがって、この状態では、キーノブ１２の「ＬＯＣＫ」位置（第１位置）から「ＡＣＣ」位置（第２位置）への回転が阻止される。
【００５４】
一方、キー１８が挿入孔２０に挿入されてキー１８が電気的な信号により照合されると、ソレノイド３６に通電されてキーノブ１２の操作が可能となる。
【００５５】
すなわち、ソレノイド３６に通電されると、プランジャ４０が引き出されてストッパアーム５６が揺動され、このストッパアーム５６のアーム部５６Ａが一方のロック突起５２から離間する状態となる。このため、乗員がつまみ部１４を握持してキーノブ１２を回転操作すると、図５（Ｂ）に示す如く、他方のロック突起５４がこれに対応するストッパアーム５６のアーム部５６Ｂを押圧し、捩じりスプリング６０の付勢力に抗してアーム部５６Ｂを支軸５８周りに回転させてロック突起５４がアーム部５６Ｂを乗り越えながら、キーノブ１２と共にシャフト１６が回転される。
【００５６】
キーノブ１２（シャフト１６）の回転操作が進行しキーノブ１２が「ＡＣＣ」位置に達すると、捩じりスプリング６０の付勢力に抗して支軸５８周りに回転されていたアーム部５６Ｂが捩じりスプリング６０の付勢力によって再び初期位置に復帰する。したがって、この状態では、図５（Ｃ）に示す如く、ストッパアーム５６のアーム部５６Ｂは他方のロック突起５４に係合（対向）する。したがって、この状態では、キーノブ１２の「ＡＣＣ」位置（第２位置）から「ＬＯＣＫ」位置（第１位置）への回転が阻止された状態となる。
【００５７】
またさらに、この状態（キーノブ１２の「ＡＣＣ」位置から「ＬＯＣＫ」位置への回転阻止状態）においてソレノイド３６への通電が解除されると、キーノブ１２の操作が可能となる。
【００５８】
すなわち、ソレノイド３６の通電が解除されると、プランジャ４０が再び引き込まれてストッパアーム５６が揺動され、アーム部５６Ｂが他方のロック突起５４から離間する。このため、乗員がつまみ部１４を握持してキーノブ１２を回転操作すると、図５（Ｄ）に示す如く、一方のロック突起５２がこれに対応するストッパアーム５６のアーム部５６Ａを押圧し、スプリング３８の付勢力に抗してアーム部５６Ａを支軸５８周りに回転させてロック突起５２がアーム部５６Ａを乗り越えながら、キーノブ１２と共にシャフト１６が回転される。
【００５９】
キーノブ１２（シャフト１６）の回転操作が進行しキーノブ１２が「ＬＯＣＫ」位置に達すると、アーム部５６Ａが再び初期位置に復帰する。したがって、この状態では、一方のロック突起５２がストッパアーム５６のアーム部５６Ａに係合（対向）する初期状態に復帰したことになり、前述の如くキーノブ１２の「ＬＯＣＫ」位置（第１位置）から「ＡＣＣ」位置（第２位置）への回転が阻止された初期状態に復帰する。
【００６０】
このように、本第２の実施の形態に係るキーロック装置５０は、単一のソレノイド３６のＯＮ／ＯＦＦ作動によって、基準となる「ＬＯＣＫ」位置（第１位置）とこの「ＬＯＣＫ」位置に連続する「ＡＣＣ」位置（第２位置）との間でのキーノブ１２の回転操作を両方向操作共に制限することが可能となる（「ＬＯＣＫ」位置から「ＡＣＣ」位置への回転阻止、及び「ＡＣＣ」位置から「ＬＯＣＫ」位置への回転阻止が可能となる）。しかも、電気式アクチュエータ等の更なる増設を伴うことが無いため、コストや組付け性の点で有利になる。
【００６１】
図６には、本発明の第３の実施の形態に係るキーロック装置７０の全体構成が斜視図にて示されている。また、図７にはこのキーロック装置７０の構成が概略的な正面図にて示されている。
【００６２】
キーロック装置７０は、ロック部材としてのカム突起７２を備えている。カム突起７２は、シャフト１６の外周に突出して形成されている。また、カム突起７２の側近には案内突起７３が同様にシャフト１６の外周に突出して形成されている。
【００６３】
カム突起７２の近傍には、ストッパ部材としての一対のロックプレート７４、７６が配置されている。一方のロックプレート７４はＬ字状に形成されており、シャフト１６の外周に接離するように支軸７８によって回転可能に支持されている。また、他方のロックプレート７６は、一方のロックプレート７４に対向して配置されており、シャフト１６の外周に接離するように支軸８０によって回転可能に支持されている。さらに、これらのロックプレート７４とロックプレート７６とは、一方に設けられたピン８２が他方に設けられた長孔８４に入り込むことで、シャフト１６の周方向に沿って互いに連結されている。
【００６４】
これらのロックプレート７４、７６は、シャフト１６のカム突起７２にそれぞれ対応しており、ロックプレート７４は支軸７８周りの回転することでカム突起７２の周方向一側面（図７右側面）に係合可能となり、また、ロックプレート７６は支軸８０周りの回転することでカム突起７２の周方向他側面（図７左側面）に係合可能となる。
【００６５】
ここで、ロックプレート７４がカム突起７２の周方向一側面に係合する状態では、キーノブ１２の前記「ＬＯＣＫ」位置（第１位置）から「ＡＣＣ」位置（第２位置）への回転が阻止される構成であり、また、ロックプレート７６がカム突起７２の周方向他側面に係合する状態では、キーノブ１２の前記「ＡＣＣ」位置（第２位置）から「ＬＯＣＫ」位置（第１位置）への回転が阻止される構成である。
【００６６】
さらに、ロックプレート７４を支持する支軸７８には、リフタ８６が同様に回転可能に支持されている。このリフタ８６はシャフト１６に突出形成された案内突起７３に対応しており、シャフト１６の回転に伴って案内突起７３に係合する。また、支軸７８には捩じりスプリング８８が設けられており、その一端はリフタ８６に係止されると共に他端はロックプレート７４に係止されている。これにより、リフタ８６を支軸７８周りに回転させることで、ロックプレート７４及びこれに連結されたロックプレート７６が共にシャフト１６から離間するように回転される構成である。また、このリフタ８６は、支軸７８に設けられた捩じりスプリング８９によってシャフト１６方向へ常に付勢されており、ロックプレート７４に形成された保持ピン９１に当接して保持されている。
【００６７】
また、ロックプレート７４にはソレノイド３６が連結されている。このため、ソレノイド３６に通電されることで（ＯＮ／ＯＦＦ作動することで）ロックプレート７４の回転を制御することができる。なおこの場合、ソレノイド３６が通電されると（ＯＮ状態では）プランジャ４０が保持されて、シャフト１６の回転によって案内突起７３がリフタ８６を持ち上げてもロックプレート７４及びこれに連結されたロックプレート７６は共に回転せず（シャフト１６から離間せず）、その先端部がシャフト１６のカム突起７２に係合（対向）する状態となる構成である。
【００６８】
次に、本第３の実施の形態の作用を説明する。
【００６９】
以上の構成のキーロック装置７０では、キーノブ１２が基準となる「ＬＯＣＫ」位置（第１位置）にある状態では、ソレノイド３６は通電（ＯＮ）状態とされており、ロックプレート７４がカム突起７２の周方向一側面に係合（対向）している。したがって、この状態では、キーノブ１２の「ＬＯＣＫ」位置（第１位置）から「ＡＣＣ」位置（第２位置）への回転が阻止される。
【００７０】
一方、ソレノイド３６への通電が解除されると、プランジャ４０の引き出しが自在となる。このため、乗員がつまみ部１４を握持してキーノブ１２を回転操作すると、案内突起７３がリフタ８６を押圧し、このリフタ８６と共にロックプレート７４を支軸７８周りに回転させると共に、ロックプレート７４に連結されたロックプレート７６を支軸８０周りに回転させ、これらが共にシャフト１６から離間されながら（すなわち、リフタ８６が案内突起７３を乗り越えながら）、キーノブ１２と共にシャフト１６が回転される。
【００７１】
キーノブ１２（シャフト１６）の回転操作が進行しキーノブ１２が「ＡＣＣ」位置に達した後に再びソレノイド３６が通電（ＯＮ）状態とされると、ロックプレート７６がカム突起７２の周方向他側面に係合（対向）する。したがって、この状態では、キーノブ１２の「ＡＣＣ」位置（第２位置）から「ＬＯＣＫ」位置（第１位置）への回転が阻止された状態となる。
【００７２】
またさらに、この状態（キーノブ１２の「ＡＣＣ」位置から「ＬＯＣＫ」位置への回転阻止状態）においてソレノイド３６への通電が解除されると、キーノブ１２の操作が可能となる。
【００７３】
すなわち、ソレノイド３６への通電が解除されると、プランジャ４０の引き出しが自在となる。このため、乗員がつまみ部１４を握持してキーノブ１２を回転操作すると、案内突起７３がリフタ８６を押圧し、このリフタ８６と共にロックプレート７４を支軸７８周りに回転させると共に、ロックプレート７４に連結されたロックプレート７６を支軸８０周りに回転させ、これらが共にシャフト１６から離間されながら（すなわち、リフタ８６が案内突起７３を乗り越えながら）、キーノブ１２と共にシャフト１６が回転され、再び初期状態に復帰する。
【００７４】
このように、本第３の実施の形態に係るキーロック装置７０は、単一のソレノイド３６のＯＮ／ＯＦＦ作動によって、基準となる「ＬＯＣＫ」位置（第１位置）とこの「ＬＯＣＫ」位置に連続する「ＡＣＣ」位置（第２位置）との間でのキーノブ１２の回転操作を両方向操作共に制限することが可能となる（「ＬＯＣＫ」位置から「ＡＣＣ」位置への回転阻止、及び「ＡＣＣ」位置から「ＬＯＣＫ」位置への回転阻止が可能となる）。しかも、電気式アクチュエータ等の更なる増設を伴うことが無いため、コストや組付け性の点で有利になる。
【００７５】
【発明の効果】
以上説明した如く本発明に係るキーロック装置は、電気式アクチュエータ等の更なる増設を伴うこと無く、基準となる第１位置（例えば、「ＬＯＣＫ」位置）とこの第１位置に連続する第２位置（例えば、「ＡＣＣ」位置）との間でのキーノブの回転操作を両方向操作共に制限すること（例えば、前記「ＬＯＣＫ」位置から「ＡＣＣ」位置への回転阻止、及び「ＡＣＣ」位置から「ＬＯＣＫ」位置への回転阻止）が可能になるという優れた効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施の形態に係るキーロック装置の全体構成を示す斜視図である。
【図２】本発明の第１の実施の形態に係るキーロック装置の構成を示す断面図である。
【図３】本発明の第１の実施の形態に係るキーロック装置の構成を示す図２の３−３線に沿った断面図である。
【図４】本発明の第２の実施の形態に係るキーロック装置の全体構成を示す斜視図である。
【図５】本発明の第２の実施の形態に係るキーロック装置の構成を示す概略的な正面図である。
【図６】本発明の第３の実施の形態に係るキーロック装置の全体構成を示す斜視図である。
【図７】本発明の第３の実施の形態に係るキーロック装置の構成を示す概略的な正面図である。
【符号の説明】
１０キーロック装置
１２キーノブ
１６シャフト
２２ロックプレート（ロック部材）
２４ロックプレート（ロック部材）
２８係合突起
３０係合突起
３２ストッパ（ストッパ部材）
３６ソレノイド
５０キーロック装置
５２ロック突起（ロック部材）
５４ロック突起（ロック部材）
５６ストッパアーム（ストッパ部材）
７０キーロック装置
７２カム突起（ロック部材）
７４ロックプレート（ストッパ部材）
７６ロックプレート（ストッパ部材）[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a key lock device, and more particularly, to a key lock device for restricting the rotation operation of a key knob that can be rotated between a first position serving as a reference and a second position continuous to the first position.
[0002]
[Prior art]
Some typical vehicle key devices are configured so that the ignition key cannot be removed unless the shift lever is in the “P” shift range (some have a so-called key interlock mechanism).
[0003]
In this type of key device, a shift lock state (so-called “P” range shift) in which the shift lever is prevented from moving to a shift range other than the “P” shift range (moving in the “R” shift range direction). For example, the key interlock cable is pulled to activate (release) the key interlock mechanism of the ignition key section, and the ignition key is removed (rotation from the “ACC” position to the “LOCK” position). It becomes possible. On the other hand, when the brake is operated after the shift lever is selected as the “P” shift range and the shift lock state is set, the shift lock state is released and other shift ranges other than the “P” shift range of the shift lever are released. In this shift lock release state, the shift lock release operation is transmitted to the ignition key portion via, for example, the key interlock cable, the key interlock mechanism is activated, and the ignition key is extracted (“ACC”). (Rotation from the position to the “LOCK” position) is prevented.
[0004]
It is also known that an electric actuator such as a solenoid is used in place of the key interlock cable as described above, and the key interlock mechanism is operated in conjunction with the shift lock and release thereof. It has been.
[0005]
By the way, in recent years, an electronic key system has been proposed in which a key is collated by an electric signal of the key. In this type of electronic key system, when a key is inserted into an insertion hole provided in the operation knob and the key is collated by an electrical signal, the knob can be operated. For this reason, it is set as the structure which can start the engine etc. of a vehicle, when a passenger | crew rotates an operation knob.
[0006]
Here, in such an electronic key system, the operation knob can be operated when the key is collated by an electrical signal as described above. On the contrary, when the key is not collated, the operation knob is rotated. A locking mechanism to prevent is necessary.
[0007]
In this case, any of the above-described conventional key interlock mechanisms has only a function of preventing rotation (lock) from the “ACC” position to the “LOCK” position, and from the “LOCK” position to the “ACC” position. Since it does not have a function of preventing rotation (locking) to the position, it cannot be adopted as it is.
[0008]
Furthermore, by adopting two sets of electric actuators such as solenoids in the above-described conventional key interlock mechanism, rotation prevention (lock) from the “ACC” position to the “LOCK” position and from the “LOCK” position to “ACC” It is also conceivable to configure it together to achieve rotation prevention (locking) into position. However, in this case, since an additional set of electric actuators is installed, a new problem arises in terms of cost and ease of assembly.
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
In consideration of the above facts, the present invention takes a reference first position (for example, “LOCK” position) and a second position continuous to the first position (for example, without additional installation of an electric actuator or the like) (for example, Limiting the rotation of the key knob to the “ACC” position in both directions (for example, preventing rotation from the “LOCK” position to the “ACC” position, and from the “ACC” position to the “LOCK” position) The object of the present invention is to obtain a key lock device that can prevent rotation).
[0010]
[Means for Solving the Problems]
 According to a first aspect of the present invention, there is provided a key lock device for limiting the rotation operation of a key knob that can be rotated between a first position serving as a reference and a second position that is continuous with the first position. A lock member provided integrally with the key knob and rotating together with the key knob; and provided to be engageable with the lock member; and when engaged with the lock member in the first operating state, A stopper member that prevents rotation from the first position to the second position direction and engages with the lock member by being in a second operation state to prevent rotation from the second position to the first position direction; Connected to the stopper member and driving the stopper member by ON / OFF operation, the first operating stateWhenThe second operating state;SwitchAnd a solenoid.
[0011]
In the key lock device according to the first aspect, the key knob can be rotated between a reference first position and a second position continuous to the first position. When the key knob is rotated, the lock member also rotates together with the key knob.
[0012]
 Here, when the solenoid is turned ON / OFF, the stopper member connected to the solenoid is driven, and the stopper member is in the first operating state.WhenThe second operating state andCan be switchedThe Therefore, when the stopper member is in the first operating state, the key knob is prevented from rotating from the first position to the second position. When the stopper member is in the second operating state, the key knob is moved from the second position to the first position. Is prevented from rotating.
[0013]
Thus, by the ON / OFF operation of a single solenoid, a first position (for example, “LOCK” position) serving as a reference and a second position (for example, “ACC” position) continuous to the first position are established. It is possible to limit the rotation operation of the key knob in both directions (for example, the rotation prevention from the “LOCK” position to the “ACC” position and the rotation prevention from the “ACC” position to the “LOCK” position). Is possible). In addition, since there is no need for further expansion of an electric actuator or the like, it is advantageous in terms of cost and assembly.
[0014]
The key lock device according to a second aspect of the present invention is the key lock device according to the first aspect, wherein the lock member is movable along a radial direction of a shaft integral with the key knob and along the axial direction of the shaft. A pair of lock plates that are provided adjacent to each other and are always urged outward in the radial direction. The stopper member is provided so as to be swingable along the axial direction of the shaft. The stopper is engaged with each of the pair of lock plates in the first operation state or the second operation state, and the solenoid is connected to the stopper and is turned ON / OFF to swing the stopper. It is characterized by being moved.
[0015]
In the key lock device according to the second aspect, when the key knob is rotated, the pair of lock plates also rotate together with the key knob. The solenoid is connected to the stopper.
[0016]
Here, when the solenoid is turned ON / OFF, the stopper connected to the solenoid is driven and swings, and the stopper engages with one lock plate (first operation state) or the other lock plate. The engaged state (second operating state) is established. Therefore, when the stopper is engaged with one lock plate, the key knob is prevented from rotating from the first position to the second position, and when the stopper is engaged with the other lock plate, the key knob first The rotation from the second position toward the first position is prevented.
[0017]
Thus, by the ON / OFF operation of a single solenoid, a first position (for example, “LOCK” position) serving as a reference and a second position (for example, “ACC” position) continuous to the first position are established. It is possible to limit the rotation operation of the key knob in both directions (for example, the rotation prevention from the “LOCK” position to the “ACC” position and the rotation prevention from the “ACC” position to the “LOCK” position). Is possible). In addition, since there is no need for further expansion of an electric actuator or the like, it is advantageous in terms of cost and assembly.
[0018]
A key lock device according to a third aspect of the present invention is the key lock device according to the first aspect, wherein the lock members are formed to project on the outer periphery of a shaft integral with the key knob and are adjacent to each other along the circumferential direction of the shaft. The stopper member is provided so as to be swingable along the circumferential direction of the shaft. By swinging, the stopper member is in the first operating state or the second operating state. A stopper arm that engages with each of the pair of lock protrusions, and the solenoid is connected to the stopper arm and swings the stopper arm by ON / OFF operation.
[0019]
In the key lock device according to the third aspect, when the key knob is rotated, the pair of lock protrusions also rotate together with the key knob. The solenoid is connected to the stopper arm.
[0020]
Here, when the solenoid is turned ON / OFF, the stopper arm connected to the solenoid is driven to swing along the circumferential direction of the shaft, and the stopper arm engages with one lock protrusion (first lock). Operation state) or a state of engaging with the other lock projection (second operation state). Therefore, when the stopper arm is engaged with one lock protrusion, the key knob is prevented from rotating from the first position to the second position, and when the stopper arm is engaged with the other lock protrusion, the key knob is stopped. Is prevented from rotating from the second position to the first position.
[0021]
 Thus, by the ON / OFF operation of a single solenoid, a first position (for example, “LOCK” position) serving as a reference and a second position (for example, “ACC” position) continuous to the first position are established. It is possible to limit the rotation operation of the key knob in both directions (for example, the rotation prevention from the “LOCK” position to the “ACC” position and the rotation prevention from the “ACC” position to the “LOCK” position). Is possible). In addition, since there is no need for further expansion of an electric actuator or the like, it is advantageous in terms of cost and assembly.
 According to a fourth aspect of the present invention, there is provided a key lock device for limiting the rotation operation of a key knob that can be rotated between a reference first position and a second position continuous to the first position. A lock member provided integrally with the key knob and rotating together with the key knob; and provided to be engageable with the lock member; and when engaged with the lock member in the first operating state, A stopper member that prevents rotation from the first position to the second position direction and engages with the lock member by being in a second operation state to prevent rotation from the second position to the first position direction; A solenoid connected to the stopper member and driving the stopper member by ON / OFF operation to be in the first operating state or the second operating state is provided.
 In the key lock device according to the fourth aspect, the key knob can be rotated between a reference first position and a second position continuous to the first position. When the key knob is rotated, the lock member also rotates together with the key knob.
 Here, when the solenoid is turned ON / OFF, the stopper member connected to the solenoid is driven. As a result, the stopper member is set to the first operating state or the second operating state. Therefore, when the stopper member is in the first operating state, the key knob is prevented from rotating from the first position to the second position. When the stopper member is in the second operating state, the key knob is moved from the second position to the first position. Is prevented from rotating.
 Thus, by the ON / OFF operation of a single solenoid, a first position (for example, “LOCK” position) serving as a reference and a second position (for example, “ACC” position) continuous to the first position are established. It is possible to limit the rotation operation of the key knob in both directions (for example, the rotation prevention from the “LOCK” position to the “ACC” position and the rotation prevention from the “ACC” position to the “LOCK” position). Is possible). In addition, since there is no need for further expansion of an electric actuator or the like, it is advantageous in terms of cost and assembly.
[0022]
 Claim5The key lock device of the invention according to claim4In the key lock device described above, the lock member is a cam protrusion formed on the outer periphery of a shaft integral with the key knob, and the stopper member is connected to each other along the circumferential direction of the shaft and the shaft. It is rotatably provided so as to be in contact with and away from the outer periphery of the cam. By rotating, one of the cam projections is engaged with one side in the circumferential direction of the cam projection or the other is engaged with the cam projection. A pair of lock plates that engage with the other circumferential side surface of the cam projection, and the solenoid is connected to the one lock plate, and holds / unholds the pair of lock plates by ON / OFF operation; It is characterized by that.
[0023]
 Claim5In the described key lock device, when the key knob is rotated, the cam projection also rotates together with the key knob. The solenoid is connected to one of the pair of lock plates.
[0024]
Here, when the solenoid is activated, a pair of lock plates connected to the solenoid is held, and one lock plate is engaged with one side surface in the circumferential direction of the cam projection (first operation state) or the other lock. It will be in the state (2nd operation state) which a plate engages with the circumferential direction other side surface of a cam protrusion. Therefore, in the state where one lock plate is engaged with one side surface in the circumferential direction of the cam projection, the rotation of the key knob from the first position to the second position direction is prevented, and the other lock plate is in the circumferential direction of the cam projection. When engaged with the other side surface, the key knob is prevented from rotating from the second position toward the first position.
[0025]
Thus, by the ON / OFF operation of a single solenoid, a first position (for example, “LOCK” position) serving as a reference and a second position (for example, “ACC” position) continuous to the first position are established. It is possible to limit the rotation operation of the key knob in both directions (for example, the rotation prevention from the “LOCK” position to the “ACC” position and the rotation prevention from the “ACC” position to the “LOCK” position). Is possible). In addition, since there is no need for further expansion of an electric actuator or the like, it is advantageous in terms of cost and assembly.
[0026]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 is a perspective view showing the overall configuration of a key lock device 10 according to a first embodiment of the present invention. 2 and 3 show the configuration of the key lock device 10 in cross-sectional views.
[0027]
The vehicle key device to which the key lock device 10 is applied includes a key knob 12. The key knob 12 is rotatably accommodated in a knob body 11 (see FIGS. 2 and 3), and a knob portion 14 for gripping an occupant is provided at the tip, and a shaft 16 is integrally provided on the opposite side. ing. The key knob 12 is formed with an insertion hole 20 into which the key 18 can be inserted. The insertion hole 20 opens at the tip of the knob portion 14.
[0028]
Here, in the key device according to the first embodiment, an electronic key system is used in which the key 18 is collated by an electrical signal of the key 18, and the key 18 is inserted into the insertion hole 20 and the key 18. Is verified by an electrical signal, the key knob 12 can be operated. For this reason, it is set as the structure which can start the engine etc. of a vehicle by a passenger | crew grasping the knob part 14 and rotating the key knob 12. FIG.
[0029]
Further, here, as the rotational operation position of the key knob 12, at least a reference “LOCK” position (first position) and an “ACC” position (second position) continuous to the “LOCK” position are set. The key lock device 10 restricts the rotational operation of the key knob 12 between the “LOCK” position and the “ACC” position in both directions (for example, from the “LOCK” position to the “ACC” position). And rotation prevention from the “ACC” position to the “LOCK” position).
[0030]
The key lock device 10 includes a pair of lock plates 22 and 24 as lock members. Each lock plate 22, 24 is accommodated in the shaft 16 so as to be movable along the radial direction of the shaft 16, and is provided adjacent to each other along the axial direction of the shaft 16. For this reason, each lock plate 22, 24 always rotates together with the key knob 12. Further, springs 26 are provided in the vicinity of the lock plates 22 and 24, respectively, and the lock plates 22 and 24 are always urged outward in the radial direction of the shaft 16.
[0031]
An engagement protrusion 28 is formed at the tip of one lock plate 22. The engaging projection 28 is formed in a wedge shape, and one side wall 28A thereof stands upright, and the other side wall 28B is inclined. An engaging protrusion 30 is formed at the tip of the other lock plate 24. The engaging protrusion 30 is also formed in a wedge shape, and one side wall 30A thereof is erected vertically, and the other side wall 30B is formed to be inclined. That is, the one engagement protrusion 28 and the other engagement protrusion 30 are formed in opposite directions, and the side wall 28A and the side wall 30A that are erected vertically are formed to be inclined outwardly in the circumferential direction of the shaft 16. The side wall 28B and the side wall 30B are opposed to each other.
[0032]
The engagement protrusions 28 and the engagement protrusions 30 are usually located so as to protrude outward from the outer peripheral edge of the shaft 16, and the lock plates 22 and 24 are opposed to the urging force of the spring 26, so By moving to the core side, the shaft 16 is configured to retract inside from the outer peripheral edge.
[0033]
In the vicinity of the pair of lock plates 22 and 24, a stopper 32 as a stopper member is disposed. The stopper 32 is supported by the support shaft 34 so as to be swingable along the axial direction of the shaft 16, and the lower end portion thereof is formed to be tapered, and the engagement protrusion 28 of the lock plate 22 or the engagement protrusion of the lock plate 24. 30. The stopper 32 swings around the support shaft 34 so that its lower end can be engaged with the engagement protrusion 28 of the lock plate 22 or the engagement protrusion 30 of the lock plate 24.
[0034]
Here, in a state where the stopper 32 is opposed to the side wall 28 A erected vertically of the engagement protrusion 28 of the lock plate 22 (first operation state), the key knob 12 is moved from the “LOCK” position (first position) to “ Rotation to the “ACC” position (second position) is prevented, and the stopper 32 faces the side wall 30 A that stands upright of the engagement protrusion 30 of the lock plate 24 (second operation state). ), The key knob 12 is prevented from rotating from the “ACC” position (second position) to the “LOCK” position (first position).
[0035]
Further, a solenoid 36 is connected to the stopper 32. Therefore, the stopper 32 can be swung by energizing the solenoid 36 (by ON / OFF operation). Further, the solenoid 36 is biased by a spring 38, and the plunger 40 is pulled in a non-energized (OFF) state. Therefore, in the non-energized (OFF) state of the solenoid 36, the stopper 32 is in a state (first operating state) opposite to the engagement protrusion 28 of the one lock plate 22, while the solenoid 36 is energized (ON). In this state, the plunger 40 is pulled out, the stopper 32 is swung, and the stopper 32 is opposed to the engaging projection 30 of the other lock plate 24 (second operation state).
[0036]
Next, the operation of the first embodiment will be described.
[0037]
In the key lock device 10 having the above configuration, the solenoid 36 is not energized when the key 18 is not inserted into the insertion hole 20, that is, when the key knob 12 is at the reference “LOCK” position (first position). 1 to 3, the stopper 32 faces the side wall 28 A that stands upright of the engagement protrusion 28 of one lock plate 22. Therefore, in this state, the rotation of the key knob 12 from the “LOCK” position (first position) to the “ACC” position (second position) is prevented.
[0038]
On the other hand, when the key 18 is inserted into the insertion hole 20 and the key 18 is verified by an electrical signal, the solenoid 36 is energized and the key knob 12 can be operated.
[0039]
That is, when the solenoid 36 is energized, the plunger 40 is pulled out and the stopper 32 is swung. The stopper 32 is separated from the engagement protrusion 28 of one lock plate 22 and the other lock plate 24 is engaged. It will be in the state which opposes the protrusion 30 (state shown with a dashed-two dotted line in FIG. 2). Therefore, when the occupant grips the knob 14 and rotates the key knob 12, the side wall 30 B formed by inclining the engaging protrusion 30 of the other lock plate 24 facing the stopper 32 is pressed against the stopper 32. The shaft 16 is rotated together with the key knob 12 while the lock plate 24 moves to the axial center side of the shaft 16 against the urging force of the spring 26 and retracts from the outer peripheral edge of the shaft 16 to the inside.
[0040]
When the rotation of the key knob 12 (shaft 16) proceeds and the key knob 12 reaches the “ACC” position, the lock plate 24 moved to the shaft core side of the shaft 16 and retracted from the outer peripheral edge of the shaft 16 to the spring 26 Return to the initial position again by the urging force. Therefore, in this state, the stopper 32 faces the side wall 30 A that stands vertically with respect to the engagement protrusion 30 of the other lock plate 24. Therefore, in this state, the key knob 12 is prevented from rotating from the “ACC” position (second position) to the “LOCK” position (first position).
[0041]
Further, when the energization of the solenoid 36 is released in this state (the state in which the key knob 12 is prevented from rotating from the “ACC” position to the “LOCK” position), the key knob 12 can be operated.
[0042]
That is, when the energization of the solenoid 36 is released, the plunger 40 is again drawn and the stopper 32 is swung, and the stopper 32 is separated from the engagement protrusion 30 of the other lock plate 24, so that the one lock plate 22 is moved away. It will be in the state which opposes the engagement protrusion 28. Therefore, when the occupant grips the knob portion 14 and rotates the key knob 12, the side wall 28 B formed by the inclination of the engaging projection 28 of the one lock plate 22 facing the stopper 32 is pressed against the stopper 32. The shaft 16 is rotated together with the key knob 12 while the lock plate 22 moves to the axial center side of the shaft 16 against the biasing force of the spring 26 and retracts from the outer peripheral edge of the shaft 16 to the inside.
[0043]
When the rotation of the key knob 12 (shaft 16) proceeds and the key knob 12 reaches the "LOCK" position, the lock plate 22 that has moved to the shaft core side of the shaft 16 and has been retracted from the outer peripheral edge of the shaft 16 is Due to the urging force of 26, the shaft 16 again projects from the outer peripheral edge of the shaft 16. Therefore, in this state, the stopper 32 has returned to the initial state facing the side wall 28A that is vertically provided on the engagement projection 28 of the one lock plate 22, and as described above, the “LOCK” position ( It returns to the initial state in which the rotation from the first position) to the “ACC” position (second position) is prevented.
[0044]
As described above, the key lock device 10 according to the first embodiment is moved to the reference “LOCK” position (first position) and the “LOCK” position by the ON / OFF operation of the single solenoid 36. It is possible to limit the rotation operation of the key knob 12 between the consecutive “ACC” position (second position) in both directions (rotation prevention from the “LOCK” position to the “ACC” position, and “ACC” ”To prevent rotation from the“ LOCK ”position). In addition, since there is no need for further expansion of an electric actuator or the like, this is advantageous in terms of cost and assembly.
[0045]
Next, the operation of another embodiment of the present invention will be described. Note that components that are basically the same as those of the first embodiment are denoted by the same reference numerals as those of the first embodiment, and description thereof is omitted.
[0046]
FIG. 4 is a perspective view showing the overall configuration of the key lock device 50 according to the second embodiment of the present invention. 5A to 5D show a schematic front view of the configuration of the key lock device 50. FIG.
[0047]
The key lock device 50 includes a pair of lock protrusions 52 and 54 as lock members. Each of the lock protrusions 52 and 54 is formed in a wedge shape protruding on the outer periphery of the shaft 16, and is provided adjacent to each other along the circumferential direction of the shaft 16.
[0048]
A stopper arm 56 as a stopper member is disposed in the vicinity of the pair of lock protrusions 52 and 54. The stopper arm 56 is composed of a pair of left and right arm portions 56A and 56B. The stopper arm 56 is connected to each other by a support shaft 58 to form a C shape as a whole and is supported so as to be swingable along the circumferential direction of the shaft 16. ing. Further, a torsion spring 60 is provided on the support shaft 58, and one end thereof is locked to the arm portion 56A and the other end is locked to the arm portion 56B.
[0049]
The stopper arm 56 corresponds to the lock protrusions 52 and 54 of the shaft 16 and swings around the support shaft 58 so that the arm portion 56A engages with the lock protrusion 52 or the arm portion 56B locks. Engage with the protrusion 54.
[0050]
Here, in the state where the arm portion 56A of the stopper arm 56 is engaged with the lock protrusion 52 (first operation state), the key knob 12 is moved from the “LOCK” position (first position) to the “ACC” position (second position). In the state where the arm portion 56B of the stopper arm 56 is engaged with the lock protrusion 54 (second operation state), the “ACC” position (second position) of the key knob 12 is configured. To the “LOCK” position (first position).
[0051]
A solenoid 36 is connected to the stopper arm 56. Therefore, the stopper arm 56 can be swung by energizing the solenoid 36 (by turning on / off). Further, the solenoid 36 is biased by a spring 38, and the plunger 40 is pulled in a non-energized (OFF) state. Therefore, in the non-energized (OFF) state of the solenoid 36, the stopper arm 56 is in a state (first operation state) in which the arm portion 56A engages (opposes) one lock protrusion 52, while the solenoid 36 is energized. Then, the plunger 40 is pulled out (in the ON state), the stopper arm 56 is swung, and the arm portion 56B is engaged (opposed) with the other lock projection 54 (second operation state). .
[0052]
Next, the operation of the second embodiment will be described.
[0053]
In the key lock device 50 having the above configuration, when the key knob 12 is in the reference “LOCK” position (first position), as shown in FIG. 5A, the solenoid 36 is in a non-energized (OFF) state. The stopper arm 56 has an arm portion 56 A engaged (opposed) with one lock protrusion 52. Therefore, in this state, the rotation of the key knob 12 from the “LOCK” position (first position) to the “ACC” position (second position) is prevented.
[0054]
On the other hand, when the key 18 is inserted into the insertion hole 20 and the key 18 is verified by an electrical signal, the solenoid 36 is energized and the key knob 12 can be operated.
[0055]
That is, when the solenoid 36 is energized, the plunger 40 is pulled out, the stopper arm 56 is swung, and the arm portion 56A of the stopper arm 56 is separated from the one lock projection 52. Therefore, when the occupant grips the knob portion 14 and rotates the key knob 12, the other lock projection 54 presses the arm portion 56B of the stopper arm 56 corresponding thereto, as shown in FIG. The shaft 16 is rotated together with the key knob 12 while rotating the arm portion 56B around the support shaft 58 against the urging force of the torsion spring 60 and the lock protrusion 54 gets over the arm portion 56B.
[0056]
When the rotation of the key knob 12 (shaft 16) proceeds and the key knob 12 reaches the “ACC” position, the arm portion 56B that has been rotated around the support shaft 58 against the urging force of the torsion spring 60 is twisted. The urging force of the spring 60 returns to the initial position again. Therefore, in this state, as shown in FIG. 5C, the arm portion 56B of the stopper arm 56 engages (opposes) the other lock projection 54. Therefore, in this state, the key knob 12 is prevented from rotating from the “ACC” position (second position) to the “LOCK” position (first position).
[0057]
Further, when the energization of the solenoid 36 is released in this state (the state in which the key knob 12 is prevented from rotating from the “ACC” position to the “LOCK” position), the key knob 12 can be operated.
[0058]
That is, when the energization of the solenoid 36 is released, the plunger 40 is drawn again, the stopper arm 56 is swung, and the arm portion 56B is separated from the other lock projection 54. Therefore, when the occupant grips the knob portion 14 and rotates the key knob 12, one lock projection 52 presses the corresponding arm portion 56A of the stopper arm 56, as shown in FIG. The shaft 16 is rotated together with the key knob 12 while rotating the arm portion 56A around the support shaft 58 against the urging force of the spring 38 and the lock protrusion 52 gets over the arm portion 56A.
[0059]
When the rotation operation of the key knob 12 (shaft 16) proceeds and the key knob 12 reaches the “LOCK” position, the arm portion 56A returns to the initial position again. Therefore, in this state, one lock protrusion 52 has returned to the initial state where it is engaged (opposed) with the arm portion 56A of the stopper arm 56, and as described above, the “LOCK” position (first position) of the key knob 12 is reached. To the “ACC” position (second position) from which the rotation is prevented.
[0060]
As described above, the key lock device 50 according to the second embodiment is moved to the reference “LOCK” position (first position) and the “LOCK” position by the ON / OFF operation of the single solenoid 36. It is possible to limit the rotation operation of the key knob 12 between the consecutive “ACC” position (second position) in both directions (rotation prevention from the “LOCK” position to the “ACC” position, and “ACC” ”To prevent rotation from the“ LOCK ”position). In addition, since there is no need for further expansion of an electric actuator or the like, this is advantageous in terms of cost and assembly.
[0061]
FIG. 6 is a perspective view showing the overall configuration of the key lock device 70 according to the third embodiment of the present invention. FIG. 7 shows a schematic front view of the configuration of the key lock device 70.
[0062]
The key lock device 70 includes a cam projection 72 as a lock member. The cam protrusion 72 is formed so as to protrude from the outer periphery of the shaft 16. Further, a guide protrusion 73 is formed on the side of the cam protrusion 72 so as to protrude from the outer periphery of the shaft 16.
[0063]
In the vicinity of the cam projection 72, a pair of lock plates 74 and 76 as stopper members are arranged. One lock plate 74 is formed in an L shape and is rotatably supported by a support shaft 78 so as to be in contact with and away from the outer periphery of the shaft 16. The other lock plate 76 is disposed to face the one lock plate 74 and is rotatably supported by the support shaft 80 so as to be in contact with and separated from the outer periphery of the shaft 16. Further, the lock plate 74 and the lock plate 76 are connected to each other along the circumferential direction of the shaft 16 by the pin 82 provided on one side entering the long hole 84 provided on the other side.
[0064]
The lock plates 74 and 76 correspond to the cam protrusions 72 of the shaft 16, respectively, and the lock plate 74 rotates on the support shaft 78 so that the lock protrusions 74 and 76 are arranged on one circumferential side surface (right side surface in FIG. 7). Further, the lock plate 76 can be engaged with the other circumferential side surface (the left side surface in FIG. 7) of the cam projection 72 by rotating around the support shaft 80.
[0065]
Here, when the lock plate 74 is engaged with one side surface of the cam protrusion 72 in the circumferential direction, the key knob 12 is prevented from rotating from the “LOCK” position (first position) to the “ACC” position (second position). When the lock plate 76 is engaged with the other circumferential side surface of the cam projection 72, the key knob 12 is moved from the “ACC” position (second position) to the “LOCK” position (first position). It is the structure by which rotation to is prevented.
[0066]
Further, a lifter 86 is similarly rotatably supported on the support shaft 78 that supports the lock plate 74. The lifter 86 corresponds to a guide protrusion 73 formed to protrude from the shaft 16 and engages with the guide protrusion 73 as the shaft 16 rotates. Further, a torsion spring 88 is provided on the support shaft 78, one end of which is locked to the lifter 86 and the other end is locked to the lock plate 74. Accordingly, by rotating the lifter 86 around the support shaft 78, the lock plate 74 and the lock plate 76 coupled thereto are both rotated away from the shaft 16. The lifter 86 is always urged in the direction of the shaft 16 by a torsion spring 89 provided on the support shaft 78, and is held in contact with a holding pin 91 formed on the lock plate 74.
[0067]
The solenoid 36 is connected to the lock plate 74. Therefore, the rotation of the lock plate 74 can be controlled by energizing the solenoid 36 (by turning on / off). In this case, when the solenoid 36 is energized (in the ON state), the plunger 40 is held, and even if the guide protrusion 73 lifts the lifter 86 by the rotation of the shaft 16, the lock plate 74 and the lock plate 76 connected thereto. Both are not rotated (not separated from the shaft 16), and the tip end portion thereof is engaged (opposed) with the cam protrusion 72 of the shaft 16.
[0068]
Next, the operation of the third embodiment will be described.
[0069]
In the key lock device 70 configured as described above, in a state where the key knob 12 is in the “LOCK” position (first position) as a reference, the solenoid 36 is energized (ON), and the lock plate 74 is connected to the cam protrusion 72. Is engaged (opposed) to one side surface in the circumferential direction. Therefore, in this state, the rotation of the key knob 12 from the “LOCK” position (first position) to the “ACC” position (second position) is prevented.
[0070]
On the other hand, when the energization of the solenoid 36 is released, the plunger 40 can be pulled out freely. Therefore, when the occupant grips the knob portion 14 and rotates the key knob 12, the guide projection 73 presses the lifter 86, and the lock plate 74 is rotated around the support shaft 78 together with the lifter 86 and the lock plate 74. The lock plate 76 connected to the shaft 16 is rotated around the support shaft 80, and both of them are separated from the shaft 16 (that is, the lifter 86 gets over the guide projection 73), and the shaft 16 is rotated together with the key knob 12.
[0071]
When the solenoid 36 is energized again after the key knob 12 (shaft 16) is rotated and the key knob 12 reaches the “ACC” position, the lock plate 76 is moved to the other circumferential side surface of the cam projection 72. Engage (facing). Therefore, in this state, the key knob 12 is prevented from rotating from the “ACC” position (second position) to the “LOCK” position (first position).
[0072]
Further, when the energization of the solenoid 36 is released in this state (the state in which the key knob 12 is prevented from rotating from the “ACC” position to the “LOCK” position), the key knob 12 can be operated.
[0073]
That is, when the energization of the solenoid 36 is released, the plunger 40 can be pulled out freely. Therefore, when the occupant grips the knob portion 14 and rotates the key knob 12, the guide projection 73 presses the lifter 86, and the lock plate 74 is rotated around the support shaft 78 together with the lifter 86 and the lock plate 74. The shaft 16 is rotated together with the key knob 12 while the lock plate 76 connected to the shaft is rotated around the support shaft 80, and both of them are separated from the shaft 16 (that is, the lifter 86 gets over the guide projection 73). Return to the state.
[0074]
As described above, the key lock device 70 according to the third embodiment is moved to the reference “LOCK” position (first position) and the “LOCK” position by the ON / OFF operation of the single solenoid 36. It is possible to limit the rotation operation of the key knob 12 between the consecutive “ACC” position (second position) in both directions (rotation prevention from the “LOCK” position to the “ACC” position, and “ACC” ”To prevent rotation from the“ LOCK ”position). In addition, since there is no need for further expansion of an electric actuator or the like, this is advantageous in terms of cost and assembly.
[0075]
【The invention's effect】
As described above, the key lock device according to the present invention has a first position (for example, “LOCK” position) serving as a reference and a second position that is continuous to the first position without any further expansion of an electric actuator or the like. Limiting the rotation of the key knob between the position (for example, the “ACC” position) in both directions (for example, preventing the rotation from the “LOCK” position to the “ACC” position and the “ACC” position from the “ACC” position to “ This has an excellent effect that rotation prevention to the “LOCK” position is possible.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing an overall configuration of a key lock device according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view showing the configuration of the key lock device according to the first embodiment of the present invention.
3 is a cross-sectional view taken along line 3-3 in FIG. 2, showing the configuration of the key lock device according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a perspective view showing an overall configuration of a key lock device according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a schematic front view showing a configuration of a key lock device according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a perspective view showing an overall configuration of a key lock device according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a schematic front view showing a configuration of a key lock device according to a third embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
10 Key lock device
12 Key knob
16 shaft
22 Lock plate (lock member)
24 Lock plate (lock member)
28 Engagement protrusion
30 Engagement protrusion
32 Stopper (Stopper member)
36 Solenoid
50 Key lock device
52 Locking protrusion (locking member)
54 Locking protrusion (locking member)
56 Stopper arm (stopper member)
70 Key lock device
72 Cam projection (locking member)
74 Lock plate (stopper member)
76 Lock plate (stopper member)

Claims

基準となる第１位置及びこの第１位置に連続する第２位置との間で回転操作可能なキーノブの前記回転操作を制限するためのキーロック装置であって、
前記キーノブと一体的に設けられてキーノブと共に回転するロック部材と、
前記ロック部材に係合可能に設けられ、第１作動状態となることで前記ロック部材に係合して前記第１位置から第２位置方向への回転を阻止すると共に、第２作動状態となることで前記ロック部材に係合して前記第２位置から第１位置方向への回転を阻止するストッパ部材と、
前記ストッパ部材に連結され、ＯＮ／ＯＦＦ作動することで前記ストッパ部材を駆動して、前記第１作動状態と前記第２作動状態とを切り換えるソレノイドと、
を備えたことを特徴とするキーロック装置。A key lock device for limiting the rotation operation of a key knob that can be rotated between a first position serving as a reference and a second position that is continuous with the first position,
A lock member provided integrally with the key knob and rotating together with the key knob;
The lock member is provided so as to be engageable. When the first operation state is established, the lock member is engaged to prevent rotation from the first position toward the second position, and the second operation state is established. A stopper member that engages with the lock member to prevent rotation from the second position toward the first position;
Coupled to said stopper member, a solenoid which drives the stopper member by ON / OFF operation, Ru switched and the second operating state to the first operating state,
A key lock device comprising:

前記ロック部材は、前記キーノブと一体のシャフトの径方向に沿って移動可能で前記シャフトの軸線方向に沿って互いに隣接して設けられ、常に径方向外側へ向けて付勢された一対のロックプレートとされ、
前記ストッパ部材は、前記シャフトの軸線方向に沿って揺動可能に設けられ、揺動することで前記第１作動状態または前記第２作動状態となって前記一対のロックプレートのそれぞれに係合するストッパとされ、
前記ソレノイドは、前記ストッパに連結され、ＯＮ／ＯＦＦ作動することで前記ストッパを揺動させる、
ことを特徴とする請求項１記載のキーロック装置。The lock member is movable along the radial direction of the shaft integral with the key knob, is provided adjacent to each other along the axial direction of the shaft, and is always a pair of lock plates urged outward in the radial direction And
The stopper member is provided so as to be swingable along the axial direction of the shaft, and is engaged with each of the pair of lock plates in the first operation state or the second operation state by swinging. A stopper,
The solenoid is connected to the stopper and swings the stopper by ON / OFF operation.
The key lock device according to claim 1.

前記ロック部材は、前記キーノブと一体のシャフトの外周に突出形成され前記シャフトの周方向に沿って互いに隣接して設けられた一対のロック突起とされ、
前記ストッパ部材は、前記シャフトの周方向に沿って揺動可能に設けられ、揺動することで前記第１作動状態または前記第２作動状態となって前記一対のロック突起のそれぞれに係合するストッパアームとされ、
前記ソレノイドは、前記ストッパアームに連結され、ＯＮ／ＯＦＦ作動することで前記ストッパアームを揺動させる、
ことを特徴とする請求項１記載のキーロック装置。The lock member is formed as a pair of lock protrusions that are formed so as to protrude from the outer periphery of a shaft integral with the key knob and are adjacent to each other along the circumferential direction of the shaft,
The stopper member is provided so as to be swingable along the circumferential direction of the shaft, and is engaged with each of the pair of lock projections in the first operating state or the second operating state by swinging. A stopper arm,
The solenoid is connected to the stopper arm and swings the stopper arm by ON / OFF operation.
The key lock device according to claim 1.

基準となる第１位置及びこの第１位置に連続する第２位置との間で回転操作可能なキーノブの前記回転操作を制限するためのキーロック装置であって、A key lock device for limiting the rotation operation of a key knob that can be rotated between a first position serving as a reference and a second position that is continuous with the first position,
前記キーノブと一体的に設けられてキーノブと共に回転するロック部材と、A lock member provided integrally with the key knob and rotating together with the key knob;
前記ロック部材に係合可能に設けられ、第１作動状態となることで前記ロック部材に係合して前記第１位置から第２位置方向への回転を阻止すると共に、第２作動状態となることで前記ロック部材に係合して前記第２位置から第１位置方向への回転を阻止するストッパ部材と、 The lock member is provided so as to be engageable. When the first operation state is established, the lock member is engaged to prevent rotation from the first position toward the second position, and the second operation state is established. A stopper member that engages with the lock member to prevent rotation from the second position toward the first position;
前記ストッパ部材に連結され、ＯＮ／ＯＦＦ作動することで前記ストッパ部材を駆動して、前記第１作動状態とし、または、前記第２作動状態とするソレノイドと、A solenoid connected to the stopper member and driving the stopper member by ON / OFF operation to be in the first operating state or the second operating state;
を備えたことを特徴とするキーロック装置。A key lock device comprising:

前記ロック部材は、前記キーノブと一体のシャフトの外周に突出形成されたカム突起とされ、The lock member is a cam projection formed on the outer periphery of a shaft integral with the key knob,
前記ストッパ部材は、前記シャフトの周方向に沿って互いに連結されると共に前記シャフトの外周に接離するように回転可能に設けられ、回転することで前記第１作動状態または前記第２作動状態となって一方が前記カム突起の周方向一側面に係合しまたは他方が前記カム突起の周方向他側面に係合する一対のロックプレートとされ、The stopper members are connected to each other along the circumferential direction of the shaft and are rotatably provided so as to be in contact with and away from the outer periphery of the shaft. By rotating, the stopper member is in the first operating state or the second operating state. And one side is engaged with one circumferential side surface of the cam projection, or the other is a pair of lock plates engaged with the other circumferential side surface of the cam projection,
前記ソレノイドは、前記一方のロックプレートに連結され、ＯＮ／ＯＦＦ作動することで前記一対のロックプレートを保持／非保持する、The solenoid is connected to the one lock plate and is turned on / off to hold / unhold the pair of lock plates.
ことを特徴とする請求項４記載のキーロック装置。The key lock device according to claim 4.