JP4027247B2 - 電話機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電話機に関し、特に電話機における電話帳検索機能に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電話帳データを内蔵メモリに記憶する電話機が普及している。
かかる電話機は、内蔵メモリに、会社名や人名等といった通信先の名称と、通信先の電話番号等とを項目とする複数のレコードからなる電話帳データを、ユーザ操作に従って記録及び更新する電話帳登録機能を有する。電話帳登録機能を有する電話機は一般に、ユーザが電話帳検索に係る特定の操作をした場合にその操作に応じて、特定のレコードの各項目を電話機のディスプレイ装置部分に表示させたり、特定のレコードの電話番号をダイヤルして発呼したりする機能を有する。
【0003】
以下、電話帳検索に係るユーザ操作及び電話機の動作の一例を図2を用いて示す。
図2は、携帯電話機の操作部の各キーの概観を示す図である。
最初にユーザは、電話機に設けられている専用の電話帳キーを押下する。なお、専用の電話帳キーを不要とし他の操作方法で代替する従来技術もある(特許文献1参照)。
【0004】
その電話帳キーの押下を検知して、電話機は、内蔵メモリに記憶された電話帳データの1つのレコードの一部、例えば名称及び電話番号をディスプレイ装置に表示する。
次にユーザが下方向キー305又は上方向キー304を押下すると、電話機は、他の1つのレコード内の名称及び電話番号をディスプレイ装置に表示する。
【0005】
従って、ユーザは、下方向キー305又は上方向キー304を何度も押下することにより所望の名称及び電話番号をディスプレイ装置に表示させることができる。
なお、下方向キー305を何度も押下したときに、表示される名称の順は、例えば、電話帳データとして名称等を登録した順である。また、電話帳データのレコード内に通信先の名称に対応する文字列、例えば読み仮名等の文字列を含ませている電話機においては、下方向キー305を何度も押下したときに表示される名称の順が、その読み仮名等の50音順或いはアルファベット順になるようにしている場合もある。
【0006】
このようなユーザ操作及び電話機の動作によると、電話帳データの登録件数が少ない場合においては特に問題はないが、登録件数が多い場合には、所望の名称及び電話番号を表示させるまでにキーの押下数が多くなり操作が煩わしくなるという利用上の問題が生じる。
従って、利便性を追求して多数のレコードを登録できる電話機を開発するためには、上述の問題を解決する必要がある。
【0007】
この問題を解決するために、通信先の名称の頭文字を入力させて、その頭文字を有する名称と対応する電話番号とを表示する機能を有する電話機が提案されている(特許文献2参照)。かかる電話機は、50音表における行を指定するキーと50音表における段を指定するキーとの組み合わせによって頭文字の入力を行う機能と、同一頭文字を持つ複数の名称が登録されている場合には専用のサーチキーを押下することで50音順に次の名称を検索して表示させる機能とを有している。
【0008】
この従来の電話機によれば、電話帳データとして登録されている多数の名称の中から特定の名称をある程度簡単な操作で検索できる可能性がある。
【0009】
【特許文献1】
特開平11−163999号公報
【0010】
【特許文献2】
特開平7−131512号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の従来の電話機によれば、ユーザが所望する名称と同一の頭文字を含む名称が電話帳データとして複数登録されている場合に、ユーザは通常、多数のキーを操作して頭文字を入力して更にサーチキーを捜して繰り返し押下して、漸く所望の名称及び電話番号の表示を得ることができるのであり、まだなお操作が煩雑である。
【0012】
そこで、本発明はかかる問題に鑑みてなされたものであり、ユーザが更に簡易な操作で電話帳データから所望の名称等を検索できるようにする電話機を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る電話機は、複数の文字列それぞれを順序付けて管理する管理手段と、前記管理手段により管理されている文字列のうち、一の文字列を選択する基本選択手段と、前記基本選択手段による選択の後において、ユーザにより所定キーの押下がなされており、かつ、当該押下が第1所定時間以上継続していることを検知したときには、前記管理手段により管理されている前記文字列のうちから、最後に選択された文字列の頭文字と異なる文字を頭文字とする文字列を検索して、検索結果として得られた文字列を選択する検索選択手段と、前記基本選択手段による選択の後において、ユーザにより前記所定キーの押下がなされ、かつ、当該押下が前記第1所定時間未満で中断されたことを検知したときには、前記管理手段により管理されている前記文字列のうち、最後に選択された文字列の直後の順位の文字列を選択する後方選択手段と、前記基本選択手段による選択の後において、所定処理の実行を求めるユーザ操作を検知したときに、最後に選択された文字列に基づき当該所定処理の対象を特定して当該所定処理を実行する実行手段とを備えることを特徴とする。
【0014】
ここで、複数の文字列それぞれを順序付けて管理する機能は、例えば、複数の文字列をメモリ等に記憶するとともに、各文字列の順序が判別できるような情報を記憶することで実現される。
上記構成により、所定時間以上、例えば1秒以上、ユーザが電話機の数字キー等のキーを押下し続けた場合と、同じキーをユーザが押下した後に所定時間未満、例えば1秒未満で押下を止めた場合とを区別し、前者の場合には順序付けられた文字列群から頭文字に着目して文字列を検索して選択し、後者の場合には文字列群における順序に従って文字列を選択することが実現される。以下、前者のキーの押下の態様を「長押」と呼び、後者のキーの押下の態様を「短押」と呼ぶこととして更に説明する。
【0015】
例えば、電話機に電話帳データとして、名称、名称の称呼等を示す文字列、電話番号等を含むレコードが多数記録されている場合において、電話機が、電話帳データの検索用のモードに入り、電話帳データの全部又は一部について、名称の称呼等を示す多数の文字列を、50音順、或いはアルファベット順にならべて管理しているときには、この電話機は、ユーザが数字キーの長押をすると、管理している文字列群のうち、頭文字が異なる文字列まで飛び越し検索をして文字列を選択するし、ユーザがその同じ数字キーの短押をする度に、次の順の文字列を選択するし、またユーザがその同じ数字キーの長押をすると、次に異なる頭文字の文字列まで飛び越し検索をして文字列を選択する。従って、ユーザは、押さえるべき数字キーを押下の都度探す必要はなく、同じ数字キーの押し方を変化させるだけで、容易に所望の文字列を選択することができる。なお、ユーザは文字列を選択した状態で所定操作を行うことにより、その文字列に対応する電話番号を呼び出し先とする発呼処理等を電話機に行わせることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係る携帯電話機について図面を用いて詳細に説明する。
<構成>
図1は、本発明の実施の形態に係る携帯電話機の構成を示すブロック図である。
【0017】
同図に示すように、携帯電話機10は、無線部11、モデム12、TDMA(Time Division Multiple Access)処理部13、D/A・A/D変換部14、音声処理部15、スピーカー16、マイク17、記憶部18、操作部19、表示部20及び制御部21を備える。
ここで、無線部11は、送受信する搬送波周波数を決定づける局部発信周波数信号を生成するPLL(Phase Locked Loop)周波数シンセサイザ部11bと、受信時にアンテナから入力される高周波(RF(Radio Frequency))信号を中間周波数(IF(Intermediate Frequency))信号を経由してベースバンド信号に変換するRF・IF部11aと、送信時にベースバンド信号を高周波に変換するRF・IF部11cとから構成される。
【0018】
モデム12は、無線部11とTDMA処理部13との間で、π/4シフトQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)等による変調および復調を行うモデムである。
TDMA処理部13は、1つのベースバンド信号を5ミリ秒(ms)当たり8つのタイムスロットに分割し、上りに4スロット、下りに4スロットを割当てることにより、双方向の4チャネルを時分割多重化する機能を有する。
【0019】
D/A・A/D変換部14は、アナログ音声信号とディジタルデータとの変換を行うものである。
音声処理部15は、スピーカー16、マイク17を介して音声信号の入出力とその増幅等を行う。
記憶部18は、EEPROM等の読み書き可能な不揮発性メモリで、後述する電話帳データを記憶する。
【0020】
表示部20は、液晶ディスプレイであり、制御部21の制御を受けて電話帳データの一部を表示するため等に用いられる。
操作部19は、ユーザ操作を受付けるための複数のキーを有し、ユーザがキーを操作した場合に、キーが押下された時及びキーの押下が中止された即ちキーが離された時に係る情報と、押下されたキーがいずれのキーであるかという情報とを制御部21に通知する入力インタフェースとして機能する。
【0021】
図2は、携帯電話機の操作部の各キーの概観を示す図である。
同図に示すように操作部19は、発呼又は着呼のために用いられる通話キー301と、処理終了の指示のために用いられる終了キー302と、基本的に表示部20の表示内容の一部又は全部を上方向や下方向に進めるために用いられる上方向キー304及び下方向キー305と、基本的に電話番号や文字を入力するために用いられる数字キーの集合であるテンキー310とを有する。ここで、テンキー310は、「0」〜「9」、「*」、「#」のいずれかの数字又は記号が割当てられている各数字キーから構成される。
【0022】
従来の携帯電話機のテンキーと同様に、テンキー310中の大半の数字キーには、数字の他に、仮名と英文字(アルファベット)とが割当てられている。例えば、「2」が表記されている数字キー311には、「2」の他に「か」と「ABC」とが表記されており、ユーザはこの数字キー311を押下することを通じて、「2」の他に50音表における「か行」(「か」、「き」、「く」、「け」、「こ」)の各文字や、「A」、「a」、「B」、「b」、「C」及び「c」を指定又は入力することができる。
【0023】
なお、テンキー310を構成する数字キーは、電話帳データの検索開始指示のため、電話帳データの飛び越し検索の指示のため、及び電話帳データの次の1件分の選択の指示のためにも用いられる。
また、制御部21は、ROM、RAMを内蔵したマイクロコンピュータにより構成され、ROM内の各種プログラムを実行することによって携帯電話機10の制御を行い、例えば、操作部19から通知された情報に基づいて、ユーザによるキー操作に対応した処理を行う。従来の電話機と同様に、制御部21は、操作部19を介してユーザからの電話帳データの入力を受け付けて、記憶部18に電話帳データを記憶させる処理等も行う。
【0024】
なお、制御部21は、計時用のカウンタを用いてキー押下時間の測定を行い、操作部19を介して数字キーが1秒以上押下(長押)されたことを受け付けた場合に電話帳検索処理を実行する。この電話帳検索処理については、後に詳しく説明する。
<データ>
図3は、記憶部18に記憶される電話帳データの構成及び内容例を示す図である。
【0025】
この電話帳データは、携帯電話機10の制御部21が操作部19を介してユーザから電話帳データの各構成要素の新規入力又は更新入力を随時受け付けて記憶部18に記憶させた結果として形成される。
同図に示すように、電話帳データ410は、登録番号411、名称412、称呼文字列413及び電話番号414を含むレコードの集合体としてのテーブルデータである。同図の例では、1行が1件の電話帳レコードを示している。
【0026】
ここで、登録番号411は、制御部21がレコードの新規入力順に、001、002、・・・と1ずつ増加させて付加する番号である。
また、名称412、称呼文字列413及び電話番号414は、ユーザにより入力される情報であり、名称412は電話をかける相手方の人名や会社名等であり、称呼文字列413は、その相手方の呼び名、例えば名称412に呼応する読み仮名であり、電話番号414は、その相手方の電話番号である。
【0027】
例えば、図3に例示する登録番号「001」のレコードは、電話をかける相手の名称が「久保博」であり、その読み仮名である称呼文字列が「くぼひろし」であり、電話番号が「090−1234−XXXX」であることを示している。
図4は、制御部21が形成する検索用称呼文字列リストの構成及び内容例を示す図である。
【0028】
この検索用称呼文字列リストは、携帯電話機10の制御部21によって電話帳検索処理の際にRAM内に形成されるものである。
同図に示すように、検索用称呼文字列リスト420は、電話帳データ420における一部のレコードについての登録番号421と称呼文字列422とを抜き出して、称呼文字列422を50音順になるようにソートされた結果として形成される。
【0029】
同図の例では、「2」の数字キー311に対応する検索用称呼文字列リストを示しており、この検索用称呼文字列リストには、「2」の数字キー311に割り当てられている「か行」の各文字を頭文字とする称呼文字列が50音順にならんでいる。
<動作>
以下、上述の構成を備え、上述の電話帳データを取り扱う携帯電話機10の動作について説明する。
【0030】
図5は、携帯電話機10のキー押下に対する処理の概要を示すフローチャートである。
携帯電話機10の制御部21は、操作部19を介して、数字キーがユーザにより押下されているか否かを判定し(ステップS601)、数字キーの押下がなされていなければ従来の携帯電話機と同様の一般処理を行って(ステップS602)、ステップS601の判定に戻る。ステップS602においては、例えば無線基地局からの制御信号の受信に係る処理や必要に応じて位置登録を行う処理や数字キー以外のキーの押下に対応した各種処理等が行われる。
【0031】
ステップS601において数字キーがユーザにより押下されていると判定した場合には、制御部21は、その数字キーが長押されたか短押されたかを判定する(ステップS603)。長押は、キーが押下開始から所定時間経過しても解放されない、即ち押下が所定時間以上続いていることを意味し、短押は、キーが押下開始から所定時間経過する前に解放されることを意味する。この実施形態においてはこの所定時間は1秒とする。
【0032】
即ち、制御部21は、押下開始から1秒経過してもなお押下が停止されていないという事象と、押下開始から1秒経過より前に押下が停止されたという事象とのいずれかが発生するまで待機し、発生した事象がいずれであるかによって、キーが長押されたか否かを判定する(ステップS603)。
ステップS603において数字キーが長押されていないと判定した場合、つまり数字キーが短押されたと判定した場合には、制御部21は、従来の携帯電話機と同様に、その数字キーに対応する数字或いは文字を入力値として受け付ける処理を行う。ステップS604及びステップS602により、例えばユーザが各数字キーの短押により数値群を入力した後に、通話キー301を押下したならば、制御部21は、入力された数値群で形成される電話番号をダイヤルして発呼するよう携帯電話機10の各部を制御する。
【0033】
また、ステップS603において数字キーが長押されていると判定した場合には、制御部21は、電話帳検索処理を実行し(ステップS605)、その後はステップS601の判定に戻る。
図6は、電話帳検索処理を示すフローチャートである。
数字キーの長押を検知すると、制御部21は、長押された数字キーに対応する検索用称呼文字列リストをRAM内に生成する(ステップS606)。例えば、「2」の数字キー311には、「か」、「き」、「く」、「け」、「こ」、「A」、「a」、「B」、「b」、「C」、「c」及び「2」の文字が割り当てられているため、数字キー311が長押された場合には、制御部21は、記憶部18に記憶されている電話帳データ(図3参照)から、称呼文字列の頭文字が、「か」、「き」、「く」、「け」、「こ」、「A」、「a」、「B」、「b」、「C」、「c」及び「2」のいずれかの文字であるものをこの文字順にならべることにより、RAM内に、図4に例示するような検索用称呼文字列リストを生成する。
【0034】
続いて、制御部21は、検索用称呼文字列リストの先頭の称呼文字列を選択し(ステップS607)、選択した称呼文字列に対応する名称を特定して、その名称を表示部20に表示する(ステップS608)。即ち、制御部21は、検索用称呼文字列リストのうち選択した称呼文字列422に呼応する登録番号421を得てこの登録番号421に基づいて、電話帳データ410中の同一の登録番号を有する電話帳レコードを特定してその電話帳レコードにおける名称412を表示部20に表示する。
【0035】
ここでは、表示部20による表示画面のフォーマットは、4件分の名称を同時に表示することができるものとする。従って、制御部21は、ステップS608において、検索用称呼文字列リストにおいて選択した称呼文字列に続く3件分の称呼文字列をも含ませた全4件の称呼文字列それぞれに呼応する名称を表示部20に上から順に表示し、更に選択した称呼文字列に呼応する名称については反転表示させる。なお、表示部20は、4件分の名称の他、電波受信状態やバッテリー状態等をも表示する。
【0036】
図7は、ユーザ操作に応じた画面遷移の様子を示す図である。
画面501は、ステップS608の終了した直後における画面の内容である。ステップS608に続いて、制御部21は、既に長押がなされていると判定された数字キーについて長押継続の状態にあるかを判定する(ステップS609)。即ち、制御部21は、長押がなされている又は長押継続の状態にあると既に判定した時点から更に1秒経過してもなお数字キーが押下され続けているという事象と、その既に判定した時点から1秒経過より前に押下が停止されたという事象とのいずれかが発生するまで待機し、発生した事象がいずれであるかによって、長押継続の状態にあるか否かを判定する(ステップS609)。
【0037】
ステップS609において、数字キーについて長押継続の状態にないと判定した場合には、制御部21は、通話キー301が押下されたか否かを判定し(ステップS612)、通話キー301が押下されたと判定した場合には現在選択されている称呼文字列に呼応する電話番号を用いてダイヤルして発呼するよう携帯電話機10の各部を制御し(ステップS613)、電話帳検索処理を終了する。
【0038】
ステップS612において、通話キー301が押下されていないと判定した場合には、制御部21は、終了キー302が押下されたか否かを判定し(ステップS614)、終了キー302が押下されたと判定した場合には、電話帳検索処理を終了する。ステップS614において、終了キー302が押下されていないと判定した場合には、制御部21は、数字キーが押下されたか否かを判定し(ステップS615)、数字キーが押下されていないときには通話キーの押下の判定ステップS612に戻る。なお、ステップS615において判定される対象となる数字キーは、電話帳検索処理(ステップS605)を行う契機となったところの長押された数字キーである。
【0039】
ステップS615において数字キーが押下されたと判定した場合には、制御部21は、更にその数字キーが長押されたか短押されたかを判定する(ステップS616)。
即ち、制御部21は、押下開始から1秒経過してもなお押下が停止されていないという事象と、押下開始から1秒経過より前に押下が停止されたという事象とのいずれかが発生するまで待機し、発生した事象がいずれであるかによって、キーが長押されたか否かを判定し(ステップS616)、長押されていないと判定したときには、検索用称呼文字列リストの中から既に選択した称呼文字列の次の順の称呼文字列を選択し(ステップS617)、その選択した称呼文字列に呼応する電話帳データ中の名称を表示部20に表示する(ステップS618)。
【0040】
なお、上述したように表示部20には4件分を表示することができるため、制御部21は、表示部20に表示した4件分の内容を管理しておき、ステップS618において、新たに選択した称呼文字列に呼応する名称を表示する際に、次のように表示内容を決定する。
即ち、新たに選択した称呼文字列に呼応する名称が既に表示部20に表示されている場合には、表示している4件分の名称はそのままにして、新たに選択した称呼文字列に呼応する名称が反転表示となるように反転表示の対象のみを変更する。また、新たに選択した称呼文字列に呼応する名称が表示部20に表示されていない場合には、表示内容を上に1件分スクロールさせて、最下位に新たに選択した称呼文字列に呼応する名称を新たに表示させて、その名称を反転表示するように反転表示対象を変更する。
【0041】
例えば、電話帳データは図3に例示する内容であり、検索用称呼文字列リストは図4に例示する内容であることを前提とすると、図7に示す画面501が表示されている状態で、ユーザが数字キー311の短押を行ったならば、制御部21は、ステップS615(yes)、ステップS616(no)、ステップS617、ステップS618の処理を行い、その結果として、画面502が表示部20に表示され、同様に、ユーザが更に数字キー311の短押を行ったならば画面503が表示され、ユーザが更に数字キー311の短押を行ったならば画面504が表示され、ユーザが更に数字キー311の短押を行ったならば画面505が表示され、ユーザが更に数字キー311の短押を行ったならば画面506が表示される。
【0042】
また、ステップS609において、数字キーについて長押継続の状態にあると判定した場合には、制御部21は、検索用称呼文字列リストから現在選択している文字列と異なる頭文字を有する称呼文字列をそのリスト順序に従って検索して、検索結果の称呼文字列を選択し(ステップS610)、選択した称呼文字列に呼応する電話帳データ中の名称を表示部20に表示し(ステップS611)、再び長押継続か否かの判定ステップS609に戻る。
【0043】
図4に例示する内容の検索用称呼文字列リストを前提とすると、現在「かきもとしろう」を選択している場合において数字キー311の長押が継続している又は長押がなされると、ステップS610により、「かきもとしろう」の頭文字である「か」と異なる「き」という頭文字を有する称呼文字列「きくがわはつこ」が選択されることになる。
【0044】
なお、これは、図4の例では説明を単純化するためにアルファベットの頭文字の称呼文字列が含まれていないが、「か」、「き」、「く」、「け」、「こ」、「A」、「a」、「B」、「b」、「C」、「c」、「2」の順に頭文字を検索していることを意味する。また、検索称呼文字列リストの最後尾の称呼文字列の後にはそのリストの先頭の称呼文字列が接続されているものとして検索がなされ、例えば、現在「こにしまさこ」を選択している場合において数字キー311の長押がなされると、ステップS610により、「こにしまさこ」の頭文字である「こ」と異なる頭文字を有するところのリスト先頭の「かきもとしろう」が選択されることになる。
【0045】
なお、ステップS611において、新たに選択した称呼文字列に呼応する名称を表示する際には、次のように表示内容を決定する。
即ち、新たに選択した称呼文字列に呼応する名称が既に表示部20に表示されている場合には、表示している4件分の名称はそのままにして、新たに選択した称呼文字列に呼応する名称が反転表示となるように反転表示の対象のみを変更する。また、新たに選択した称呼文字列に呼応する名称が表示部20に表示されていない場合には、検索用称呼文字列リストのうち新たに選択した称呼文字列に続く3件分の称呼文字列をも含ませた全4件の称呼文字列それぞれに呼応する名称を表示部20に上から順に表示し、更に選択した称呼文字列に呼応する名称についてのみ反転表示させる。
【0046】
図8は、ユーザ操作に応じた画面遷移の様子を示す図である。
ここで、電話帳データは図3に例示する内容であり、検索用称呼文字列リストは図4に例示する内容であることを前提として、ユーザが「黒田恵美」に電話をかけるまでに行う操作と携帯電話機の動作と画面遷移とを説明する。
ユーザが数字キー311を長押すると、制御部21は、ステップS601(yes)、ステップS603(yes)、ステップS606、ステップS607、ステップS608の処理を順に行い、その結果として図8に示す画面511が表示され(ステップS608)、この状態で、まだユーザが1秒以上その数字キー311を解放することなく押下し続けていると、制御部21は、ステップS609(yes)、ステップS610、ステップS611の処理を順に行い、その結果として、画面512が表示部20に表示される。
【0047】
更にユーザがまだなお1秒以上その数字キー311を解放せずに押下し続けていると、制御部21は、ステップS609(yes)、ステップS610、ステップS611の処理を順に行い、その結果として、画面513が表示部20に表示される。
この後、ユーザが1秒も経過しない間に数字キー311を一旦解放し、つまり長押継続状態を終了させ、その後、数字キー311を短押したならば、制御部21は、ステップS609(no)、ステップS612(no)、ステップS614(no)、ステップS615(yes)、ステップS616(no)、ステップS617、ステップS618の処理を順に行い、その結果として、画面514が表示部20に表示される。
【0048】
この後、ユーザが再度、数字キー311を短押したならば、制御部21は、ステップS612(no)、ステップS614(no)、ステップS615(yes)、ステップS616(no)、ステップS617、ステップS618の処理を順に行い、その結果として、称呼文字列「くろだえみ」が選択され、これに呼応する名称「黒田恵美」が反転表示されて形成される画面515が表示部20に表示される。
【0049】
この後は、ユーザが通話キー301を押下すると、制御部21は、ステップS612(yes)、ステップS613の処理を順に行い、最後に選択されている称呼文字列「くろだえみ」に呼応する電話番号「□□□−○○○○−△△△△」をダイヤルするよう制御する。
結局、電話帳データが図3に示すようなものである場合において、携帯電話機10を操作して、ユーザが「黒田恵美」という名称の者に対して電話をかけたい場合には、「2」の数字キー311を指で長く押下したままの状態を続け、読み仮名が「く」という文字で始まる名称「楠田圭吾」が液晶ディスプレイに表示された時点で長押している数字キー311を指から離して、その数字キー311を短く2回押下するだけという簡単な操作で迅速に所望の「黒田恵美」を液晶ディスプレイに表示させることができ、更に通話キー301を押下すれば直ちに「黒田恵美」という名称の者に電話をかけることができるようになる。
<補足>
以上、本発明に係る電話機について、実施形態としての携帯電話機10に基づいて説明したが、この携帯電話機10を変形することもでき、本発明は上述の実施形態に限られないことは勿論である。即ち、
(1)実施形態では携帯電話機10を示したが、本発明に係る電話機は、電話をかけることのできる端末であればよく、例えば、公衆網と有線接続される家庭用電話機であっても、パーソナルハンディホンシステム(PHS)の携帯機であってもよい。
(2)実施形態示した電話帳データは、電話番号の他に電子メールアドレスを名称及び称呼文字列と対応つけて含むこととしてもよい。また、携帯電話機10は、電話帳検索処理により選択されている称呼文字列に対応する電子メールアドレスを宛先として、ユーザが別途入力したメッセージを送信するようにしてもよい。
(3)実施形態では、携帯電話機10がユーザによる数字キーの長押に応じて電話帳検索処理を行て液晶ディスプレイ画面に、電話帳データとして登録されている名称を4件分一度に表示することとしたが、1画面に表示される件数が4件に限定されるわけではなく、液晶ディスプレイのサイズ等との関係上、1件しか表示しないこととしても、7件表示することとしてもよい。また、電話帳検索処理において、液晶ディスプレイに名称に加えて、電話番号、電子メールアドレスその他の情報を表示することとしてもよい。また、実施形態では携帯電話機10が選択された称呼文字列に対応する名称を液晶ディスプレイに表示することとしたが、称呼文字列に関わる情報をユーザに伝達する方法は、液晶ディスプレイへの表示に限定されることはなく、音声合成に係る技術を用いて称呼文字列を音声で読み上げるようにしてもよい。
(4)実施形態では、数字キーの長押が継続して行われている場合に、検索用称呼文字列リスト上の称呼文字列から、選択済みの称呼文字列と、頭文字が異なる称呼文字列を次々と検索して選択することとしたが、この頭文字が異なる称呼文字列の選択は、例えば、予め「か」、「き」、「く」、「け」、「こ」と頭文字を順序付けた頭文字リストを記憶しておき、この頭文字リストの順序に従って、この記憶している頭文字と検索用称呼文字列リスト中の称呼文字列の頭文字とを照合することにより実現することとしてもよい。つまり、現在、選択されている称呼文字列の頭文字が「か」であれば、頭文字リスト中の「か」の次に位置する「き」を照合対象として、その選択されいている称呼文字列の次の称呼文字列から後方に、照合対象が一致するまで検索をし、もし一致しなければ、「き」の次の「く」を照合対象として検索を行うような処理により実現してもよい。
【0050】
なお、携帯電話機10は、数字キーの長押が継続して行われている場合に、現在選択されている称呼文字列と頭文字が異なる称呼文字列を検索して選択する処理を繰り返し実行するところ、検索用称呼文字列リストにおいて最後尾の称呼文字列の次には、リストの先頭の称呼文字列が続くように扱って、つまりリストがループしているように扱って、その検索を行うこととしてもよい。これにより、例えば、読み仮名の頭文字が「く」である名称を検索するために、ユーザが「か」行に対応した「2」の数字キー311の長押を開始し、その後にユーザは、読み仮名の頭文字が「く」である名称が液晶ディスプレイに表示されたときに、タイミングよく、長押の停止つまり数字キー311の解放を行うことに1度失敗してしまって、頭文字が「け」である名称が液晶ディスプレイに表示された後であっても、そのユーザは、長押をしばらく続けることで、再度、読み仮名の頭文字が「く」である名称を液晶ディスプレイに表示させることができ、そのときに、長押の停止を行えば、少ない操作回数で、携帯電話機に所望の名称を表示させることやその名称に対応する電話番号をダイヤルさせることができるようになる。(5)実施形態では、ユーザによる数字キーの長押を起因として携帯電話機10が電話帳検索処理(図6参照)を行うこととしたが、携帯電話機は、ユーザによる数字キー以外の電話帳検索用の専用キー等の押下を受け付けて、これを契機として電話帳検索処理を開始することとしてもよい。この場合には、ステップS606においては、電話帳データを構成する全ての称呼文字列を50音順、アルファベット順等の一定順にならべた検索用称呼文字列リストを生成することになる。
【0051】
また、電話帳検索処理を開始した後において、数字キーのみならず下方向キー305の押下も、同様に扱うこととしてもよい。例えば、まずユーザが「2」の数字キー311の長押をした場合に、携帯電話機10が電話帳検索処理を開始し、その後、ユーザが下方向キー305を押下したならば、それを「2」の数字キー311の押下と等価なものと扱って電話帳検索処理を実行するようにしてもよい。
【0052】
また、更に、ユーザが上方向キー304を押下した場合に、短押であれば検索用称呼文字列リスト中の称呼文字列のうち現在選択されている称呼文字列の1つ前の称呼文字列を新たに選択するようにし、長押又は長押継続であれば現在選択されている称呼文字列と頭文字の異なる称呼文字列をリストの逆方向に検索し、最初に検出されたその頭文字の異なる称呼文字列を新たに選択することとしてもよい。このリストの逆方向への検索をした場合には、その逆方向検索で最初に検出されたその頭文字の異なる称呼文字列と同一の頭文字の称呼文字列のうちリスト内での順序が最も前方である称呼文字列を選択することとしてもよい。こうした場合には、例えば、携帯電話機10が、現在、頭文字が「く」である称呼文字列を選択して表示している場合において、上方向キー304がユーザにより長押又は長押継続されたならば、携帯電話機10は、検索用称呼文字列リストにおける頭文字が「き」の称呼文字列のうち最先の順位の称呼文字列を新たに選択して表示することになる。
(6)実施形態では、長押か短押かの判定、或いは前回の長押判定以後における長押継続か否かの判定で、1秒という時間を各判定基準として用いることとしたが、この各判定基準時間は1秒に限定されることはなく、例えば、長押か短押かの判定基準について2秒とし、長押継続か否かの判定基準について1.5秒としてもよい。仮に長押継続か否かの判定基準として1.5秒を採用したとして、ユーザが長押を十分長く継続したならば、液晶ディスプレイに表示される名称等の表示状態は、1.5秒毎に更新されることになる。
(7)実施形態では、ステップS611及びステップS618において、新たに選択した称呼文字列に呼応する名称が既に表示部20に表示されている場合には、表示している4件分の名称はそのままにして、新たに選択した称呼文字列に呼応する名称が反転表示となるように反転表示の対象のみを変更することとしたが、例えば、新たに選択した称呼文字列に呼応する名称を表示部20における最上行に表示するようにスクロールさせることとしてもよく、また、最上行ではなく、新たに選択した称呼文字列に呼応する名称を表示部20の中央に近い位置に表示するようにスクロールさせることとしてもよい。
(8)実施形態で示した電話帳データの記録又は更新段階において、携帯電話機10は、ユーザによる電話帳レコード内の名称という項目の入力をいわゆる仮名漢字変換処理を行った結果として受け付けることとし、その仮名漢字変換処理を行う前にユーザが入力した仮名文字列を、電話帳レコードにおけるその名称に対応する称呼文字列として用いて電話帳レコードを記憶部18に記憶することとしてもよい。
(9)実施形態では、電話帳検索処理において長押された数字キー対応の検索用称呼文字列リストを生成することとしたが(図6参照)、各数字キーに対応する各検索用称呼文字列リストを、ユーザ操作に応じての電話帳データの登録又は更新時に生成又は更新して不揮発性メモリに格納することとしてもよく、また、携帯電話機の電源オン直後にRAM中に検索用称呼文字列リストを生成することとして、電話帳データの登録又は更新時にはそのRAM内の検索用称呼文字列リストを更新することとしてもよい。なお、ある数字キーには、その数字キーに割当てられている文字のいずれか、例えば「1」キーであれば、「あ」、「い」、「う」、「え」、「お」、及び「1」という文字のいずれかを、頭文字とする全ての電話帳データ中の称呼文字列が50音順等の一定順に列挙されたものである検索用称呼文字列リストが対応する。
(10)実施形態で示した検索用称呼文字列リストにおける称呼文字列の順序は、仮名文字、アルファベット、数字の順であることとしてもよいし、他の順であることとしてもよい。また、仮名文字とアルファベットとの何れを先の順位とするかを決定するためのフラグを電話機内に記憶し、そのフラグを更新可能とし、そのフラグに従って、称呼文字列の順序を定めて検索用称呼文字列リストを生成することとしてもよい。なお、電話をかけた相手に関する称呼文字列の頭文字が仮名文字であるかアルファベットであるかに合わせて、その電話をかけた際に電話機がそのフラグを更新することとしてもよい。
(11)実施形態では、検索用称呼文字列リストにおいて称呼文字列と登録番号とが対応付けられていることとしたが、検索用称呼文字列リストにおいては、称呼文字列と、その称呼文字列を含む電話帳レコードの所在を特定することができる何らかの情報とが対応付けられていれば足りる。つまり、選択された称呼文字列から電話帳レコードが特定でき、その構成要素である名称等が特定できるように、検索用称呼文字列リストが構成されていればよい。
(12)実施形態で示した電話帳検索処理(図6参照)をCPUに実行させるためのプログラムを、記録媒体に記録し又は各種通信路等を介して、流通させ頒布することもできる。このような記録媒体には、ICカード、光ディスク、フレキシブルディスク、ROM等がある。流通、頒布されたプログラムは、電話機内のCPUで読み取り可能なメモリ等に格納されることにより利用に供され、そのCPUがそのプログラムを実行することにより実施形態で示したような電話帳検索の機能が実現される。
【0053】
【発明の効果】
本発明に係る電話機は、複数の文字列それぞれを順序付けて管理する管理手段と、前記管理手段により管理されている文字列のうち、一の文字列を選択する基本選択手段と、前記基本選択手段による選択の後において、ユーザにより所定キーの押下がなされており、かつ、当該押下が第1所定時間以上継続していることを検知したときには、前記管理手段により管理されている前記文字列のうちから、最後に選択された文字列の頭文字と異なる文字を頭文字とする文字列を検索して、検索結果として得られた文字列を選択する検索選択手段と、前記基本選択手段による選択の後において、ユーザにより前記所定キーの押下がなされ、かつ、当該押下が前記第1所定時間未満で中断されたことを検知したときには、前記管理手段により管理されている前記文字列のうち、最後に選択された文字列の直後の順位の文字列を選択する後方選択手段と、前記基本選択手段による選択の後において、所定処理の実行を求めるユーザ操作を検知したときに、最後に選択された文字列に基づき当該所定処理の対象を特定して当該所定処理を実行する実行手段とを備えることを特徴とする。
【0054】
これににより、所定時間以上、例えば1秒以上、ユーザが電話機の数字キー等のキーを押下し続けた場合と、同じキーをユーザが押下した後に所定時間未満、例えば1秒未満で押下を止めた場合とを区別し、前者の場合には順序付けられた文字列群から頭文字に着目して文字列を検索して選択し、後者の場合には文字列群における順序に従って文字列を選択することが実現される。
【0055】
例えば、電話機に電話帳データとして、名称、名称の称呼等を示す文字列、電話番号等を含むレコードが多数記録されている場合において、電話機が、電話帳データの検索用のモードに入り、電話帳データの全部又は一部について、名称の称呼等を示す多数の文字列を、50音順、或いはアルファベット順にならべて管理しているときには、この電話機は、ユーザが数字キーの長押をすると、管理している文字列群のうち、頭文字が異なる文字列まで飛び越し検索をして文字列を選択するし、ユーザがその同じ数字キーの短押をする度に、次の順の文字列を選択するし、またユーザがその同じ数字キーの長押をすると、次に異なる頭文字の文字列まで飛び越し検索をして文字列を選択する。従って、ユーザは、押さえるべき数字キーを押下の都度探す必要はなく、同じ数字キーの押し方を変化させるだけで、容易に所望の文字列を選択することができる。なお、ユーザは文字列を選択した状態で所定操作を行うことにより、その文字列に対応する電話番号を呼び出し先とする発呼処理等を電話機に行わせることができる。
【0056】
ここで、前記検索選択手段は、前記所定キーの押下が前記第1所定時間以上継続していることを検知した際に、前記管理手段により管理されている前記文字列のうちから、最後に選択された文字列の頭文字と異なる第1文字を頭文字とする文字列を検索して、当該検索結果として得られた文字列を選択し、前記所定キーの押下が前記第1所定時間より長期である第2所定時間以上継続していることを検知したときには、前記管理手段により管理されている前記文字列のうちから、前記第1文字と異なる第2文字を頭文字とする文字列を検索して、検索結果として得られた文字列を選択することとしてもよい。
【0057】
これにより、ユーザが数字キーの長押をすることを契機として選択済みの文字列と異なる頭文字の文字列の飛び越し検索及び選択がなされた後に、ユーザが更に長く数字キーの押下を継続していると、また別の頭文字の文字列の飛び越し検索及び選択がなされるようになる。従って、ユーザは、数字キーの押下を継続する時間を加減することで飛び越し検索を繰り返す回数を決めることができるようになる。
【0058】
また、前記管理手段は、管理している前記複数の文字列それぞれと表示用個別データとを対応付けて管理しており、前記電話機は更に、文字列が選択される度に、最後に選択された文字列に対応する表示用個別データを表示する表示手段を備えることとしてもよい。
これにより、ユーザが数字キーの押下を長く続けることで、例えば、電話帳に登録している名称についての称呼文字列のうち、現在選択されている称呼文字列と頭文字の異なる称呼文字列の飛び越し検索及び選択がなされる毎に、選択された称呼文字列に対応する名称が電話機の液晶ディスプレイ等に表示されるようになる。従って、ユーザはその表示される名称を見ながら、数字キーの押下停止のタイミングつまり数字キーを離すタイミングを決めることができるようになる。
【0059】
また、前記管理手段は、頭文字が同一である文字列を連続させるように、前記複数の文字列の順位付けを行っており、前記検索選択手段は、前記所定キーの押下が前記第1所定時間以上継続していることを検知した際に、前記管理手段に管理されている前記文字列のうちから、最後に選択された文字列よりも後方の順位の文字列であり、かつ、最後に選択された文字列の頭文字と異なる第1文字を頭文字とする文字列の中で最前の順位の文字列を検索し、前記所定キーの押下が前記第2所定時間以上継続していることを検知したときには、前記管理手段に管理されている前記文字列のうちから、前記第1文字を頭文字とする文字列よりも後方の順位の文字列であり、かつ、第1文字と異なる第2文字を頭文字とする文字列のうち、最前の順位の文字列を検索することとしてもよい。
【0060】
これにより、例えば、ユーザは、所望の電話帳の1件の名称等の読み仮名の頭文字と同じ頭文字を有する読み仮名に対応する名称等が液晶ディスプレイ等に表示されるまで数字キーの指での押下を長く継続し、その表示を得てから、同じ数字キーを何回か短く押下することにより、比較的少ない指の動きにより所望の名称等を液晶ディスプレイ等に表示させることができるようになる。
【0061】
また、前記検索選択手段は、最後に選択された文字列を検索開始位置とし、前記所定キーの押下が前記第1所定時間以上継続していることを検知したときから、前記所定キーの押下の継続時間長に応じた検索回数で、検索開始位置の文字列と頭文字の異なる文字列を検索対象として、前記管理手段に管理されている前記複数の文字列を、順位について後方に検索して、最初に検出した検索対象の文字列を、次の検索の際における検索開始位置と定め、当該文字列を選択するという手順を繰り返し、前記検索の際に、検索開始位置より後方に検索対象の文字列がない場合には、前記管理手段に管理されている全ての文字列のうち先頭順位の文字列が、最終順位の文字列の後方に接続されているものとみなして、当該検索を実行することとしてもよい。
【0062】
これにより、例えば、ユーザが数字キーの指での押下を継続して、目的の名称が液晶ディスプレイに表示されたタイミングでその数字キーから指を離すべきところ、タイミングを計り損なって別の名称が液晶ディスプレイに表示されてしまった場合であっても、ユーザは、更にその押下を続けたままにしておくと目的の名称が再び表示されるので、そのタイミングで数字キーから指を離すことができる。
【0063】
また、前記電話機は更に、前記検索選択手段とは逆方向に文字列を検索する逆検索選択手段と、前記基本選択手段による選択の後において、ユーザにより前記所定キーと異なる特定キーの押下がなされ、かつ、当該押下が前記第1所定時間未満で中断されたことを検知したときには、前記管理手段により管理されている前記文字列のうち、最後に選択された文字列の直前の順位の文字列を選択する前方選択手段とを備え、前記逆検索選択手段は、前記基本選択手段による選択の後において、ユーザにより前記特定キーの押下がなされ、かつ、当該押下が第1所定時間以上継続していることを検知した際に、前記管理手段により管理されている前記文字列のうちから、最後に選択された文字列よりも前方の順位の文字列であり、かつ、最後に選択された文字列の頭文字と異なる第3文字を頭文字とする文字列の中で最前の順位の文字列を検索し、検索結果として得られた文字列を選択し、前記特定キーの押下が前記第2所定時間以上継続していることを検知したときには、前記管理手段に管理されている前記文字列のうちから、前記第3文字を頭文字とする文字列よりも前方の順位の文字列であり、かつ、第3文字と異なる第4文字を頭文字とする文字列のうち、最前の順位の文字列を検索し、検索結果として得られた文字列を選択することとしてもよい。
【0064】
これにより、ユーザは、順序付けられた文字列群を、その順序に従って検索すること及び逆順に検索することを、2つのキーのうちからいずれかを選んで押下することで、容易に実行できるようになる。
また、前記表示手段は、文字列が選択される度に、最後に選択された文字列に対応する表示用個別データとともに、前記管理手段により管理されている文字列のうち、最後に選択された文字列に順位が連続する所定数の文字列それぞれに対応する表示用個別データをも表示し、前記検索選択手段は、前記所定キーの押下が前記第2所定時間以上継続していることを検知した場合において、前記管理手段により管理されている文字列のうち前記第1文字を頭文字とする文字列の個数が、前記所定数より大きい特定数以上であるときに限っては、前記第2文字を頭文字とする文字列のうち最前の順位の文字列を検索する代わりに、前記第1文字を頭文字とする最前の順位の文字列から特定数だけ順位が後である文字列を検索することとしてもよい。
【0065】
これにより、ユーザにより数字キーの押下が長く継続されることにより、電話機が、順序付けられた複数の文字列において、文字列の頭文字が異なることで定まる各境界へ、選択位置を移動することに加えて、同じ頭文字を有する文字列の数がある閾値より多い場合には、文字列の順位における一定数の間隔をもって定まる各境界へも、選択位置を移動することになる。例えば、その間隔に係る一定数を4とすると、「き」という頭文字を有する文字列が15個ある場合において、ユーザによる数字キーの押下が続くと、「き」という頭文字を有する文字列のうち1番目のもの、5番目のもの、9番目のもの、13番目のものがこの順に順次選択される。従って、ユーザは、同じ頭文字を有する文字列の数が多いような場合であっても、比較的少ない指の動きによって、所望の電話帳の1件の名称等を表示させて、その名称の相手に電話をかける等を電話機に指示することができるようになる。
【0066】
また、前記所定キーは、電話番号入力用の数字キーであり、前記基本選択手段は、ユーザにより前記所定キーの押下が第3所定時間以上継続したことを検知した際に、前記選択を行うこととしてもよい。
これにより、ユーザは1つの数字キーを長く押すことで、その数字キーに対応して順序付けられた文字列群のうち先頭の文字列を電話機に選択させることができ、更にその数字キーを押したままにすることにより、その選択させた文字列と頭文字の異なる文字列を電話機に検索させ選択させることができ、またその数字キーを短く押下することにより、最後に選択させた文字列の次の順位の文字列を選択させることができる。従って、ユーザは1つの数字キーの押下の仕方を変化させるだけで、ある程度少ない指の動作で容易に、所望の文字列を電話機に選択させ、その文字列に対応する名称等の情報を表示させることができるようになる。
【0067】
また、前記電話機は、通信先の名称と当該通信先の電話番号と検索用の文字列とを項目として含むレコードを複数記憶する記憶手段を備え、前記管理手段は、前記記憶手段に含まれる検索用の文字列のうち、前記所定キーに予め割当てられている複数の文字のいずれかを頭文字とする文字列全てについて順序付けて管理し、前記管理手段が各検索用の文字列と対応付けて管理する前記表示用個別データは、当該検索用の文字列と同一レコードにおける通信先の名称であることとしてもよい。
【0068】
これにより、ユーザは数字キーの簡単な押下操作によって、その数字キーに予め割り当てられている文字、例えば「2」の数字キーであれば「か」、「き」、「く」、「け」、「こ」、「A」、「a」、「B」、「b」、「C」、「c」及び「2」という文字を、頭文字とする文字列と対応付けられている通信先の名称を、電話機に表示させることができるようになる。
【0069】
また、前記電話機は更に、英文字と仮名とのいずれを優先するかを決定する決定手段を備え、前記管理手段は、前記決定手段による決定が英文字優先ならば、英文字を頭文字とする文字列を仮名文字を頭文字とする文字列よりも前の順位とし、前記決定が仮名文字優先ならば、仮名文字を頭文字とする文字列を英文字を頭文字とする文字列よりも前の順位とするように各文字列の順序付けを行うこととしてもよい。
【0070】
これにより、電話機が、例えばフラグ等に基づいて、頭文字が仮名文字である文字列と頭文字が英文字である文字列とのいずれを先の順位とするかを定めるため、そのフラグ等を変化させることによって、数字キーの押下に基づいて順次表示される文字列の現れ方を変化させることが可能になる。なお、順位が先である文字列は、迅速に検索できる。
【0071】
また、前記管理手段は、管理の対象とする文字列のうち、頭文字が仮名文字であるものについては、50音順に順序付けて管理することとしてもよい。
これにより、ユーザが数字キーの押下を長く継続することに応じて、「か」、「き」、「く」、「け」、「こ」の順等と、日本語を知っているユーザには分かりやすい50音順で、逐次選択されるようになる。
【0072】
また、前記電話機は、通信先の名称と当該通信先の電話番号と当該名称についての検索用の文字列とを項目として含むレコードを複数記憶する記憶手段を備え、前記管理手段は、前記記憶手段に含まれる検索用の文字列のうち、前記所定キーに予め割当てられている複数の文字のいずれかを頭文字とする文字列全てについて順序付けて管理し、前記電話機は更に、文字列が選択される度に、最後に選択された文字列と、同一のレコードに含まれる名称を表示する表示手段を備え、前記実行手段は、最後に選択された文字列と、同一のレコードに含まれる電話番号を前記所定処理の対象として特定し、当該対象を用いた発呼を前記所定処理として実行することとしてもよい。
【0073】
これにより、ユーザは、数字キーの簡単な押下操作により、電話機に文字列を選択させ、通話キーの押下等の所定操作によって電話機にその選択した文字列に対応する電話番号をダイヤルして発呼させることができるようになる。即ち、ユーザは、簡易な操作で電話帳データを検索して所望の相手に電話をかけることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る携帯電話機の構成を示すブロック図である。
【図2】携帯電話機の操作部の各キーの概観を示す図である。
【図3】記憶部18に記憶される電話帳データの構成及び内容例を示す図である。
【図4】制御部21が形成する検索用称呼文字列リストの構成及び内容例を示す図である。
【図5】携帯電話機10のキー押下に対する処理の概要を示すフローチャートである。
【図6】電話帳検索処理を示すフローチャートである。
【図7】ユーザ操作に応じた画面遷移の様子を示す図である。
【図8】ユーザ操作に応じた画面遷移の様子を示す図である。
【符号の説明】
10 携帯電話機
11 無線部
11a RF・IF部(受信系)
11b PLL周波数シンセサイザ部
11c RF・IF部(送信系)
12 モデム
13 TDMA処理部
14 D/A・A/D変換部
15 音声処理部
16 スピーカー
17 マイク
18 記憶部
19 操作部
20 表示部
21 制御部
301 通話キー
302 終了キー
304 上方向キー
305 下方向キー
310 テンキー
311 「2」の数字キー
Claims (7)
- 複数の文字列それぞれについて、複数の表示用個別データそれぞれと対応付け、かつ、頭文字が同一である文字列を連続させるように順序付けて、管理する管理手段と、
前記管理手段により管理されている文字列のうち、一の文字列を選択する基本選択手段と、
前記基本選択手段による選択の後において、ユーザにより所定キーの押下がなされており、かつ、当該押下が第1所定時間以上継続していることを検知した際には、前記管理手段により管理されている前記文字列のうちから、最後に選択された文字列よりも後方の順位の文字列であり、かつ、最後に選択された文字列の頭文字と異なる第1文字を頭文字とする文字列の中で最前の順位の文字列を検索して、検索結果として得られた文字列を選択し、
前記所定キーの押下が前記第1所定時間より長期である第2所定時間以上継続していることを検知した際には、前記管理手段により管理されている前記文字列のうちから、前記第1文字を頭文字とする文字列よりも後方の順位の文字列であり、かつ、第1文字と異なる第2文字を頭文字とする文字列のうち最前の順位の文字列を検索して検索結果として得られた文字列を選択する検索選択手段と、
前記基本選択手段による選択の後において、ユーザにより前記所定キーの押下がなされ、かつ、当該押下が前記第1所定時間未満で中断されたことを検知したときには、前記管理手段により管理されている前記文字列のうち、最後に選択された文字列の直後の順位の文字列を選択する後方選択手段と、
文字列が選択される度に、最後に選択された文字列に対応する表示用個別データと、前記管理手段により管理されている文字列のうち、最後に選択された文字列に順位が連続する所定数の文字列それぞれに対応する表示用個別データとを表示する表示手段と、
前記基本選択手段による選択の後において、所定処理の実行を求めるユーザ操作を検知したときに、最後に選択された文字列に基づき当該所定処理の対象を特定して当該所定処理を実行する実行手段とを備える電話機であって、
前記検索選択手段が、
前記所定キーの押下が前記第2所定時間以上継続していることを検知した際において、前記管理手段により管理されている文字列のうち前記第1文字を頭文字とする文字列の個数が、前記所定数より大きい特定数以上であるときに限っては、前記管理手段により管理されている前記文字列のうちから、前記第1文字を頭文字とする文字列よりも後方の順位の文字列であり、かつ、第1文字と異なる第2文字を頭文字とする文字列のうち最前の順位の文字列を検索して検索結果として得られた文字列を選択する代わりに、前記第1文字を頭文字とする最前の順位の文字列から特定数だけ順位が後である文字列を選択する
ことを特徴とする電話機。 - 前記検索選択手段は、前記検索を、
最後に選択された文字列よりも後方に検索対象の文字列がない場合には、前記管理手段に管理されている全ての文字列のうち先頭順位の文字列が、最終順位の文字列の後方に接続されているものとみなして、実行する
ことを特徴とする請求項1記載の電話機。 - 前記電話機は更に、
前記検索選択手段とは逆方向に文字列を検索する逆検索選択手段と、
前記基本選択手段による選択の後において、ユーザにより前記所定キーと異なる特定キーの押下がなされ、かつ、当該押下が前記第1所定時間未満で中断されたことを検知したときには、前記管理手段により管理されている前記文字列のうち、最後に選択された文字列の直前の順位の文字列を選択する前方選択手段とを備え、
前記逆検索選択手段は、
前記基本選択手段による選択の後において、ユーザにより前記特定キーの押下がなされ、かつ、当該押下が第1所定時間以上継続していることを検知した際に、前記管理手段により管理されている前記文字列のうちから、最後に選択された文字列よりも前方の順位の文字列であり、かつ、最後に選択された文字列の頭文字と異なる第3文字を頭文字とする文字列の中で最前の順位の文字列を検索し、検索結果として得られた文字列を選択し、
前記特定キーの押下が前記第2所定時間以上継続していることを検知したときには、前記管理手段に管理されている前記文字列のうちから、前記第3文字を頭文字とする文字列よりも前方の順位の文字列であり、かつ、第3文字と異なる第4文字を頭文字とする文字列のうち、最前の順位の文字列を検索し、検索結果として得られた文字列を選択する
ことを特徴とする請求項1記載の電話機。 - 前記所定キーは、電話番号入力用の数字キーであり、
前記基本選択手段は、ユーザにより前記所定キーの押下が第3所定時間以上継続したことを検知した際に、前記選択を行う
ことを特徴とする請求項1記載の電話機。 - 前記電話機は、通信先の名称と当該通信先の電話番号と検索用の文字列とを項目として含むレコードを複数記憶する記憶手段を備え、
前記管理手段は、前記記憶手段に含まれる検索用の文字列のうち、前記所定キーに予め割当てられている複数の文字のいずれかを頭文字とする文字列全てについて順序付けて管理し、
前記管理手段が各検索用の文字列と対応付けて管理する前記表示用個別データは、当該検索用の文字列と同一レコードにおける通信先の名称である
ことを特徴とする請求項1記載の電話機。 - 前記電話機は更に、英文字と仮名とのいずれを優先するかを決定する決定手段を備え、
前記管理手段は、前記決定手段による決定が英文字優先ならば、英文字を頭文字とする文字列を仮名文字を頭文字とする文字列よりも前の順位とし、前記決定が仮名文字優先ならば、仮名文字を頭文字とする文字列を英文字を頭文字とする文字列よりも前の順位とするように各文字列の順序付けを行う
ことを特徴とする請求項5記載の電話機。 - 前記管理手段は、管理の対象とする文字列のうち、頭文字が仮名文字であるものについては、50音順に順序付けて管理する
ことを特徴とする請求項5記載の電話機。
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