JP4027242B2 - コンテンツ取り込み装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、コンテンツ取り込み装置に関し、特にたとえば発信源から受信したコンテンツ信号をリアルタイムで再生する機能を有する、コンテンツ取り込み装置に関する。
【0002】
【従来技術】
この種の装置の従来例が、特許文献1に開示されている。この従来技術によれば、放送局から放送される楽曲データは、楽曲データ受信装置によって受信され、リアルタイムで再生される。楽曲データの中には当該楽曲データを特定するための楽曲関連情報が含まれており、楽曲データ受信装置の利用者によって所定の指示が成されると、楽曲データ受信装置は当該楽曲関連情報に基づいて音楽配信サーバに接続される。そして、楽曲関連情報を含む配信要求が楽曲データ受信装置から音楽配信サーバへ送出され、その応答として、音楽配信サーバから楽曲データ受信装置に対し当該楽曲関連情報によって特定される楽曲データがダウンロードされる。したがって、利用者は、放送中の楽曲の曲名を知らないなどその楽曲に関する知識が無くても、当該楽曲のデータを容易にダウンロードすることができる。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−318587号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述のようなダウンロードの対象となるデータは、一般に、圧縮された状態で提供される。また、データの圧縮方式には、様々な方式がある。一方、上述の従来技術では、ダウンロードの対象となる楽曲データ(楽曲)そのものは楽曲関連情報によって一意に特定されるが、圧縮方式については特定されず、換言すれば一定の圧縮方式に限られる。したがって、ダウンロード先となる装置(楽曲データ受信装置)においては、当該一定の圧縮方式で圧縮されたデータを伸長するための環境を備えておく必要があり、かかる環境を備えていない場合には、ダウンロードしたデータを再生することができない、という問題がある。
【0005】
それゆえに、この発明の主たる目的は、所望のコンテンツ信号を容易に、しかも自身の動作環境に応じた形態で取り込むことができる、コンテンツ取り込み装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、第1発信源から受信した第1コンテンツ信号をリアルタイムで再生する機能を有するコンテンツ取り込み装置において、動作環境情報を保持する保持手段、第1コンテンツ信号に関するかつ動作環境情報に応じたコンテンツ情報を第1発信源から取得する取得手段、およびコンテンツ情報に基づいて保存用の第2コンテンツ信号を第2発生源から取り込む取り込み手段を備えることを特徴とする、コンテンツ取り込み装置である。
【0007】
【作用】
この発明では、コンテンツ取り込み装置自体の動作環境を表す環境情報が、保持手段によって保持されている。そして、第1発信源から受信された第1コンテンツ信号がリアルタイムで再生されているとき、再生中の第1コンテンツ信号に関し、かつ動作環境情報に応じたコンテンツ情報が、取得手段によって第1発信源から取得される。そして、このコンテンツ信号に基づいて、取り込み手段が、保存用の第2コンテンツ信号、具体的には第1コンテンツ信号に対応し、かつコンテンツ取り込み装置自体の動作環境に応じたコンテンツ信号を、第2発生源から取り込む。
【0008】
なお、取得手段は、第1発信源に対しコンテンツ情報の取得を要求する要求手段、および要求手段による要求に応答して第1発信源から発せられたコンテンツ情報を受信する受信手段を含むものとしてもよい。
【0009】
この場合、要求手段から第1発信源に対しコンテンツ情報の取得が要求されるときに、動作環境情報が伝えられるようにしてもよい。
【0010】
この発明のある実施例では、第2コンテンツ信号は圧縮された信号であり、この圧縮された第2コンテンツ信号は伸長手段によって伸長される。そして、動作環境情報には、伸長手段によって対応可能な圧縮方式に関する圧縮方式情報が含まれる。
【0011】
この発明の他の実施例では、動作環境情報に、特定言語を表す言語情報が含まれる。そして、コンテンツ情報の少なくとも一部が、当該特定言語で情報出力手段から出力される。
【0012】
この発明のさらに他の実施例では、設定手段によって動作環境情報が任意に設定される。
【0013】
なお、第1コンテンツ信号としては、ラジオ放送の音声信号がある。
【0014】
【発明の効果】
この発明によれば、第1発生源から取得されたコンテンツ情報に基づいて、再生中の第1コンテンツ信号に対応し、かつコンテンツ取り込み装置自体の動作環境に応じた保存用の第2コンテンツ信号が取り込まれる。つまり、所望のコンテンツ信号を容易に、しかもコンテンツ取り込み装置自体の動作環境に応じた形態で取り込むことができる。
【0015】
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0016】
【実施例】
図1を参照して、この実施例の音楽配信システム10は、インターネット100に接続可能な音楽再生装置200,インターネット100を介してラジオ放送と同様の番組を提供するラジオサーバ300,およびインターネット100を介して楽曲データを配信する音楽配信サーバ400を含む。
【0017】
音楽再生装置200は、家庭用の装置であり、ラジオサーバ300から提供される番組を受信するという、いわゆるインターネットラジオ受信機としての機能を備えている。
【0018】
具体的には、音楽再生装置200は、図2に示すように、インターネット100への物理的な接続口となる通信コネクタ12を有している。つまり、この通信コネクタ12は、図示しないLAN(Local Area Network)ケーブルを介して図示しないモデム(たとえばADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)モデム)に接続され、ひいては電話回線に接続される。一方、音楽再生装置200内においては、この通信コネクタ12は、Ethernet(登録商標)仕様のLANコントローラ14を介してメインCPU(Central Processing Unit)16に接続されている。なお、メインCPU16は、後述するDSP(Digital Signal Processor)18とともにASIC(Application Specified IC)によって一体に構成されている。また、メインCPU16とは別に、音楽再生装置200内にはマン・マシン・インタフェース制御用のサブCPU20も設けられている。
【0019】
操作キー22によって任意の放送局のラジオサーバ300にアクセスする旨の操作、つまり選局操作が成されると、サブCPU20は、その操作の内容をメインCPU16に通知する。メインCPU16は、サブCPU20からの通知に基づいて、ラジオサーバ300に対しアクセス要求するためのパケット信号をTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)に従って生成する。生成されたパケット信号は、LANコントローラ14および通信コネクタ12を介してインターネット100に送出され、所定のルートでラジオサーバ300に届けられ、つまりルーティングされる。
【0020】
ラジオサーバ300は、上述のパケット信号を受信することで音楽再生装置200からのアクセス要求を認識する。そして、このアクセス要求に応答して、番組の内容を表すストリーミングデータをTCP/IPに従うパケット信号に成形した上で音楽再生装置200宛に送信する。
【0021】
ラジオサーバ300から音楽再生装置200に送信されたパケット信号は、通信コネクタ12およびLANコントローラ14を介してメインCPU16に順次入力される。メインCPU16は、入力されるパケット信号から上述のストリーミングデータを取り出し、取り出したストリーミングデータをメインメモリであるSDRAM(Synchronous Dynamic RAM)24に一旦保存する。そして、このSDRAM24に保存したストリーミングデータを、DSP18に転送する。
【0022】
DSP18に転送されたストリーミングデータは、たとえばWMA(Windows Media Audio:Windows=登録商標)方式に基づいて圧縮されたデータであり、DSP18は、この圧縮されたストリーミングデータをデコードして、圧縮前のPCM(Pulse Code Modulation)データを再現する。このようにWMA方式で圧縮されたデータをデコードするためのデコードプログラムは、フラッシュメモリ26に記憶されている。また、フラッシュメモリ26には、MP3(MPEG-1/Audio Layer3)方式で圧縮されたデータをデコードするためのデコードプログラムも記憶されている。つまり、DSP18は、WMA方式およびMP3方式という2つの音声圧縮方式に対応可能なデコーダとして機能する。
【0023】
DSP18によって再現されたPCMデータは、D/A変換回路28に入力され、ここでアナログ電気信号である音声信号に変換される。変換された音声信号は、音源切換回路30を介してアンプ回路32に入力され、ここで増幅処理を施された後、左右のスピーカ34および36にそれぞれ入力される。これによって、各スピーカ34および36から、番組の音声がリアルタイムで出力される。
【0024】
このようなインターネットラジオ受信機としての機能の他に、音楽再生装置200は、音楽配信サーバ400から保存用の楽曲データをダウンロードするというダウンロード機能をも備えている。そして、このダウンロード機能には、クイックダウンロード機能およびアフタダウンロード機能という2種類がある。
【0025】
このうち、クイックダウンロード機能は、上述のインターネットラジオ受信機としての機能によって特定の放送局(ここではα放送局)の番組が受信されているときに有効となる。このクイックダウンロード機能によれば、α放送局の番組で任意の楽曲が放送されているときに操作キー22によって所定の操作が行われると、その楽曲の保存用データが即座に音楽配信サーバ400からダウンロードされる。しかも、当該保存用データは、音楽再生装置200(DSP18)によってデコード可能な圧縮方式、つまりWMA方式またはMP3方式で提供される。
【0026】
さらに、この保存用データのダウンロードに先立って、当該保存用データに関する情報、たとえば楽曲の曲名やアーティスト名といった情報が、α放送局のラジオサーバ300から取得される。そして、取得された情報は、後述するローカル情報に従う言語で液晶ディスプレイ38に表示される。
【0027】
具体的には、たとえば今、図3に示すように、音楽再生装置200においてα放送局を選局する旨の操作が成されたとする。すると、上述した要領で音楽再生装置200からα放送局のラジオサーバ300に対しアクセス要求が行われ、このアクセス要求に応答してα放送局のラジオサーバ300から音楽再生装置200に対し番組のストリーミングデータ(パケット信号)が送信される。その結果、音楽再生装置200のスピーカ34および36から番組の音声が出力される。さらに、液晶ディスプレイ38に、図4に示すインフォメーション画面が表示される。なお、この液晶ディスプレイ38への表示は、サブCPU20によって制御され、サブCPU20は、メインCPU16からの指示に従って当該液晶ディスプレイ38の表示を制御する。
【0028】
図4に示すインフォメーション画面においては、音楽再生装置200がインターネットラジオ受信機として機能していること、および現在α放送局が選局されていることを表す横書きの文字列102が、上方部分に表示される。そして、この文字列102の下方に、現在受信中の楽曲に関する情報を取得することができる旨を表す横書きの文字列104が表示される。さらに、この文字列104の下方に、操作キー22を構成するF1キー22a,F2キー22bおよびF3キー22cのそれぞれの機能を表す横書きの文字列106,108および110が、横1列に表示される。
【0029】
ここで、F2キー22bが押下されると、音楽再生装置200(メインCPU16)は、別の放送局を選局するべく当該別の放送局のラジオサーバ300に対しアクセス要求をする。一方、F3キー22cが押下されると、音楽再生装置200は、インターネットラジオ受信機としての機能を無効化し、インターネット100への接続を終了する。
【0030】
そして、受信中(α放送局)の番組で任意の楽曲が流れているときにF1キー22aが押下されると、音楽再生装置200は、当該任意の楽曲に関する情報を取得するべく、α放送局のラジオサーバ300に対し楽曲情報取得要求を発する。また、このとき、音楽再生装置200は、α放送局のラジオサーバ300に対し、図5に示す動作環境情報を併せて送信する。なお、これら楽曲情報取得要求および動作環境情報もまた、上述のTCP/IPに従うパケット信号によって音楽再生装置200からα放送局のラジオサーバ300へ伝えられる。
【0031】
図5を参照して、動作環境情報には、第1圧縮方式,第2圧縮方式および上述のローカル情報という各情報が含まれる。このうち、第1圧縮方式および第2圧縮方式は、音楽再生装置200(DSP18)によってデコード可能な圧縮方式を表す。この図5においては、第1圧縮方式として“MP3方式”が設定され、第2圧縮方式として“WMA方式”が設定されている状態を示す。これら第1圧縮方式および第2圧縮方式のそれぞれに“MP3方式”および“WMA方式”のいずれを設定するかは、操作キー22によって任意に選択できる。また、ローカル情報は、音楽再生装置200が使用される国、換言すれば音楽再生装置200のユーザの国籍を表し、図5では、当該ローカル情報として“日本国”が設定されている状態を示す。このローカル情報もまた、操作キー22の操作によって任意に設定できる。なお、このように任意の動作環境情報を設定するためのプログラムは、上述のフラッシュメモリ26に記憶されている。そして、設定された動作環境情報もまた、当該フラッシュメモリ26に記憶される。ここでは、動作環境情報の設定手順およびそのときの処理の詳細については特に説明しない。
【0032】
一方、α放送局のラジオサーバ300は、自身の番組で放送される楽曲(既に放送された楽曲およびこれから放送される予定の楽曲を含む)についての各種情報が記録された管理データベース302を有している。具体的には、図6に示すように、この管理データベース302には、楽曲毎に付与された楽曲ID,楽曲の曲名,アーティスト名,当該楽曲の保存用データが音楽配信サーバ400に用意されているか否かを表す情報,かかる保存用データが用意されている場合にはその圧縮方式,および当該保存用データ毎に付与されたデータIDが、記録されている。
【0033】
より具体的には、たとえば“aaaaa”と言うアーティストが歌う(または演奏する)“AAAAA”という曲名の楽曲については、“100001”と言う固有の楽曲IDが付与されている。そして、その楽曲については、保存用データが音楽配信サーバ400に用意されており、当該保存用データとして、“MP3方式”,“WMA方式”および“ACC(Advanced Audio Coding)方式”でそれぞれ圧縮された3種類のデータがある。さらに、これら3つの保存用データには、それぞれ“A00001”,“A00002”および“A00003”という個別のデータIDが付与されている、ということが管理データベース302に記録されている。また、この管理データベース302によれば、“bbbbb”と言うアーティストが歌う“BBBBB”という曲名の楽曲については、“100002”という管理IDが付与されているが、保存用データの有無の欄に“0”が記録されていることから、保存用データは用意されていないことが判る。なお、各楽曲の曲名およびアーティスト名については、日本語や英語,フランス語,イタリア語,韓国語(ハングル)などの複数の言語に従う複数の形態で記録されている。
【0034】
α放送局のラジオサーバ300は、音楽再生装置200から上述の楽曲情報取得要求が発せられたことを受けて、管理データベース302の中から、現在放送中の楽曲に関する情報、具体的には楽曲ID,曲名,アーティスト名および保存用データの有無を特定する。さらに、保存用データが有ると特定した場合(保存用データの有無の欄に“1”が記録されている場合)には、用意されている保存用データの中に、上述の動作環境情報に含まれる第1圧縮方式に従う方式、つまりMP3方式で圧縮されたデータが存在するか否かを判断する。そして、かかるデータが存在する場合には、そのデータのデータIDを特定する。なお、MP3方式で圧縮された保存用データが存在しない場合には、第2圧縮方式であるWMA方式で圧縮された保存用データが存在するか否かを判断する。そして、かかるデータが存在する場合には、そのデータIDを特定する。
【0035】
このようにして、現在放送中の楽曲の楽曲ID,曲名,アーティスト名,保存用データの有無,そして保存用データが有る場合にはその圧縮方式およびデータIDを特定した後、α放送局のラジオサーバ300は、特定されたこれらの情報を、図7に示すような楽曲情報として纏める。そして、この楽曲情報を、図3に示すように、アクセス元である音楽再生装置200宛に送信する。この楽曲情報もまた、TCP/IPに従うパケット信号に成形された上で送信される。
【0036】
なお、図7に示す楽曲情報のうち、曲名およびアーティスト名の部分には、これらを上述の動作環境情報に含まれるローカル情報に対応する言語で表現するための情報が設定される。つまり、この実施例では、ローカル情報として“日本国”が設定されているので、曲名およびアーティスト名の部分には、これらを日本語で表現するためのJISコードが設定される。また、現在放送中の楽曲について保存用データが無いと特定された場合は、楽曲情報のうちの保存用データの有無の部分に“0”が設定されるとともに、圧縮方式およびデータIDの部分が空白とされる。また、保存用データが有ると特定されても、第1圧縮方式(MP3方式)および第2圧縮方式(WMA方式)のいずれかに従って圧縮されたデータが無い場合には、保存用データが無いと特定された場合と同様、保存用データの有無の部分に“0”が設定されるとともに、圧縮方式およびデータIDの部分が空白とされる。
【0037】
この楽曲情報は、音楽再生装置200によって受信され、具体的には、通信コネクタ12およびLANコントローラ14を介してメインCPU16に入力される。メインCPU16は、入力された楽曲情報を、フラッシュメモリ26内の管理リスト40に記録する。
【0038】
図8を参照して、管理リスト40に記録される楽曲情報には、記録順にシリアル番号“n”が付与される。つまり、α放送局のラジオサーバ300から取得された順番が遅い楽曲情報ほど、シリアル番号“n”として大きい数値が付与される。また、この管理リスト40には、それぞれの楽曲の保存用データがダウンロードされたか否かを表す欄(図8において右端の欄)が設けられており、取得された直後の楽曲情報、つまりシリアル番号“N”の楽曲情報の当該欄には、初期値としての“0”が記録される。
【0039】
ここで、上述のシリアル番号“N”の楽曲情報で示されるように、現在放送されている楽曲の曲名が“KKKKK”であり、アーティスト名が“kkkkk”であるとする。そして、その楽曲の“MP3方式”で圧縮された保存用データが、音楽配信サーバ400に用意されているとする。この場合、液晶ディスプレイ38に、図9に示すようなダウンロード受付画面が表示される。
【0040】
このダウンロード受付画面においては、その上方部分に、上述した図4のインフォメーション画面における文字列102と同様の文字列112が表示される。そして、この文字列112の下方に、現在放送されている楽曲の曲名,アーティスト名および保存用データの圧縮方式(ファイル形式)をそれぞれ表す横書きの文字列114,116および118が、縦1列に表示される。さらに、文字列118の下方に、文字列114〜118で表される楽曲の保存用データをダウンロードすることができること、および当該保存用データをダウンロードするか否かの問い合せを表す横書きの文字列120が表示される。そして、この文字列120の下方に、F1キー22aおよびF2キー22bのそれぞれの機能を表す横書きの文字列122および124が、横1列に表示される。
【0041】
ここで、F2キー22bが押下されると、液晶ディスプレイ38の表示は図4のインフォメーション画面に戻る。一方、F1キー22aが押下されると、音楽再生装置200(メインCPU16)は、α放送局のラジオサーバ300へのアクセスを中断するとともに、図3に示すように音楽配信サーバ400に対しアクセス要求をする。さらに、このアクセス要求に続いて、音楽再生装置200は、音楽配信サーバ400に対し、シリアル番号“N”に従うデータID(ここでは“E00302”)で表される保存用データのダウンロードを要求する。なお、この音楽再生装置200から音楽配信サーバ400へのアクセス要求およびダウンロード要求もまた、TCP/IPに従うパケット信号によって伝えられる。
【0042】
音楽配信サーバ400は、α放送局と業務提携しているβ社によって運営されており、α放送局の番組で放送される楽曲の保存用データが記録された楽曲データベース402を有している。具体的には、図10に示すように、この楽曲データベース402には、上述のデータID毎に、それぞれの楽曲の保存用データ(ファイル)が記録されている。ただし、この楽曲データベース402には、α放送局の番組で放送される全ての楽曲の保存用データが記録されている訳ではなく、上述の“bbbbb”と言うアーティストが歌う“BBBBB”という曲名の楽曲のように、保存用データが用意されていないものもある。また、保存用データが用意されている楽曲であっても、一部の圧縮方式のデータしか用意されていないものもある。
【0043】
この音楽配信サーバ400とα放送局のラジオサーバ300との間では、定期的に情報交換が行われており、この情報交換に基づいて楽曲データベース402および管理データベース302の内容が逐次更新されている。つまり、音楽配信サーバ400にどのような楽曲の保存用データが用意されているのかは、α放送局のラジオサーバ300において常に認識されている。
【0044】
音楽配信サーバ400は、音楽再生装置200からのダウンロード要求を受けて、指定されたデータIDに対応する保存用データを楽曲データベース402から抽出する。そして、抽出した保存用データを、図3に示すように、アクセス元である音楽再生装置200宛に送信する。なお、この保存用データの送信に先立って、音楽配信サーバ400は、当該送信を開始する旨を表す開始指令を音楽再生装置200宛に送信する。そして、この保存用データを送信し終えた後、音楽配信サーバ400は、音楽再生装置200に対し終了指令を送信する。これら保存用データ,開始指令および終了指令もまた、TCP/IPに従うパケット信号に成形された上で送信される。
【0045】
音楽再生装置200宛に送信された保存用データは、通信コネクタ12およびLANコントローラ14を介してメインCPU16に入力される。メインCPU16は、入力された楽曲情報を、上述のフラッシュメモリ26とは別に設けられたデータ保存用のフラッシュメモリ42に記録する。つまり、ダウンロードする。
【0046】
メインCPU16はまた、上述の開始指令を受信すると、サブCPU20に指示して、図11に示すメッセージ画面を液晶ディスプレイ38に表示させる。このメッセージ画面では、音楽再生装置200が保存用データをダウンロードしている最中であることを表す横書きの文字列126が、上方部分に表示される。そして、この文字列126の下方に、ダウンロード中の楽曲(保存用データ)の曲名,アーティスト名および圧縮方式をそれぞれ表す横書きの文字列128,130および132が、縦1列に表示される。さらに、文字列132の下方に、F1キー22aの機能を表す横書きの文字列134が表示される。
【0047】
ここで、F1キー22aが押下されると、ダウンロードが中止される。そして、液晶ディスプレイ38の表示は、図4のインフォメーション画面に戻る。一方、F1キー22aが押下されないままダウンロードが終了すると、つまり上述の終了指令が受信されると、図11のメッセージ画面に代えて、図12に示す別のメッセージ画面が液晶ディスプレイ38に表示される。
【0048】
この図12のメッセージ画面では、その上方部分に、ダウンロードが終了したことを表す横書きの文字列136が表示される。そして、この文字列136の下方に、ダウンロードされた楽曲(保存用データ)の曲名,アーティスト名および圧縮方式をそれぞれ表す横書きの文字列138,140および142が、縦1列に表示される。
【0049】
このようにして保存用データのダウンロードが終了した後、音楽再生装置200(メインCPU16)は、図3に示すように、再度、α放送局のラジオサーバ300に対してアクセス要求をする。このアクセス要求に応答して、α放送局のラジオサーバ300から音楽再生装置200に対して番組のストリーミングデータが送信され、この結果、音楽再生装置200のスピーカ34および36から当該番組の音声が出力される。そして、液晶ディスプレイ38の表示は、図4のインフォメーション画面に戻る。また、上述した図8の管理リスト40内のシリアル番号“N”に対応するダウンロード済みの欄に、ダウンロードが終了したことを表す“1”が記録される。
【0050】
なお、上述の楽曲情報取得要求に対してα放送局のラジオサーバ300から現在放送中の楽曲については保存用データが用意されていない旨を表す楽曲情報が送られてきた場合、音楽再生装置200の液晶ディスプレイ38に、図13のようなメッセージ画面が表示される。このメッセージ画面によれば、その上方部分に、図4のインフォメーション画面における文字列102と同様の文字列144が表示される。そして、この文字列144の下方に、現在放送されている楽曲の曲名およびアーティスト名をそれぞれ表す横書きの文字列146および148が、縦1列に表示される。さらに、文字列148の下方に、文字列146および148で表される楽曲については保存用データが用意されていない(ダウンロードできない)ことを表す横書きの文字列150が表示される。このメッセージ画面は、一定時間(3秒〜5秒程度)表示され、その後、液晶ディスプレイ38には図4のインフォメーション画面が表示される。
【0051】
また、現在放送されているのと同じ楽曲の保存用データが以前音楽再生装置200にダウンロードされたことがあり、その保存用データが未だフラッシュメモリ42内に残っている(消去されていない)場合には、図14に示すようなメッセージ画面が液晶ディスプレイ38に表示される。このメッセージ画面によれば、その上方部分に、図4のインフォメーション画面における文字列102と同様の文字列152が表示される。そして、この文字列152の下方に、現在放送されている楽曲の曲名,アーティスト名および保存用データの圧縮方式をそれぞれ表す横書きの文字列154,156および158が、縦1列に表示される。さらに、文字列158の下方に、文字列154〜158で表される楽曲の保存用データについては既にダウンロード済みであることを表す横書きの文字列160が表示される。このメッセージ画面もまた、一定時間(3秒〜5秒程度)表示され、その後、図4のインフォメーション画面が液晶ディスプレイ38に表示される。
【0052】
さらに、α放送局の番組において楽曲ではなくたとえばD.J.(Disc Jockey)やCM(Commercial Message)が流れているときに上述の楽曲情報取得要求が発せられた場合は、当該α放送局のラジオサーバ300から音楽再生装置200に対しダミーの楽曲情報が送信される。具体的には、図7において楽曲IDに“000000”が設定された楽曲情報が送信される。この場合、音楽再生装置200側では特に変化はなく、液晶ディスプレイには図4のインフォメーション画面が表示され続ける。
【0053】
一方、アフタダウンロード機能によれば、上述した楽曲情報は取得されたものの保存用データについては未だダウンロードされていない、という楽曲の保存用データを、事後的にダウンロードすることができる。
【0054】
図15を参照して、たとえば今、音楽再生装置200において当該アフタダウンロード機能を有効化する旨の操作が成されたとする。すると、図16に示すようなアフタダウンロード機能のトップ画面が、液晶ディスプレイ38に表示される。
【0055】
このトップ画面においては、その情報部分に、アフタダウンロード機能が有効化されたことを表す横書きの文字列162が表示される。そして、この文字列162の下方に、上述の管理リスト40に記録されている楽曲情報のいずれか1つに従う楽曲の曲名,アーティスト名および保存用データの圧縮方式をそれぞれ表す横書きの文字列164,166および168が、縦1列に表示される。ただし、文字列168については、文字列164および166で示される楽曲に対応する管理リスト40内の保存用データの有無の欄に“1”が記録されている場合にのみ表示される。さらに、文字列168(または166)の下方に、F1キー22a,F2キー22bおよびF3キー22cのそれぞれの機能を表す横書きの文字列170,172および174が、横1列に表示される。
【0056】
ここで、F2キー22bが押下されると、管理リスト40内の別の楽曲情報に基づいて文字列164〜168が表示される。一方、F3キー22cが押下されると、アフタダウンロード機能が無効化される。そして、F1キー22aが押下されると、図17に示すダウンロード受付画面が液晶ディスプレイ表示される。
【0057】
このダウンロード受付画面においては、その上方部分に、図16のトップ画面における文字列162と同様の文字列176が表示される。そして、この文字列176の下方に、上述のF1キー22aが押下される直前に表示されていた文字列164,166および168と同様の文字列178,180および182が表示される。さらに、文字列182(または180)の下方に、ダウンロードを実行するか否かの問い合せを表す横書きの文字列184が表示される。そして、この文字列184の下方に、F1キー22aおよびF2キー22bのそれぞれの機能を表す横書きの文字列186および188が、横1列に表示される。
【0058】
ここでF2キー22bが押下されると、液晶ディスプレイ38の表示は図16のトップ画面に戻る。一方、F1キー22aが押下されると、音楽再生装置200(メインCPU16)は、文字列178および180で表される楽曲の保存用データを音楽配信サーバ400からダウンロードするべく、次のような動作をする。なお、このとき、文字列182が表示されているか否か、つまりダウンロードの対象となる楽曲について管理リスト40内の保存用データの有無の欄に“1”および“0”のいずれが記録されているかによって、音楽再生装置200の動作は異なる。
【0059】
たとえば、文字列182が表示されている場合、つまり管理リスト40内の保存用データの有無の欄に“1”が記憶されている楽曲の保存用データがダウンロードの対象とされている場合、音楽再生装置200は、上述した図9のダウンロード受付画面においてF1キー22aが押下されたときと同様の動作をする。すなわち、図15に示すように、音楽配信サーバ400に対しアクセス要求をするとともに、ダウンロードの対象とされている保存用データのダウンロード要求をする。そして、このダウンロード要求に応答して、音楽配信サーバ400から音楽再生装置200に対し、(データIDによって)指定された楽曲の保存用データがダウンロードされる。
【0060】
このダウンロードの最中は、上述した図11と同様のメッセージ画面が、音楽再生装置200の液晶ディスプレイ38に表示される。そして、ダウンロードが終了すると、当該メッセージ画面に代えて、上述した図12と同様のメッセージ画面が液晶ディスプレイ38に表示される。そして、一定時間(3秒〜5秒程度)経過後、液晶ディスプレイ38の表示は、図16のトップ画面に戻る。
【0061】
一方、図17のダウンロード受付画面において文字列182が表示されていない場合、つまり管理リスト40内の保存用データの有無の欄に“0”が記憶されている楽曲のダウンロードを希望する旨の操作が成された場合、音楽再生装置200は、まず、図18に示すように、α放送局のラジオサーバ300に対しアクセス要求をする。そして、このアクセス要求に続いて、音楽再生装置200は、ダウンロードを希望する楽曲の楽曲情報を再度取得するべく、α放送局のラジオサーバ300に対し楽曲情報再取得要求を発する。この楽曲情報取得要求においては、ダウンロードを希望する楽曲の楽曲IDが音楽再生装置200からα放送局のラジオサーバ300に送信される。また、この楽曲IDとともに、上述した図5の動作環境情報も併せて送信される。
【0062】
α放送局のラジオサーバ300は、音楽再生装置200から楽曲情報再取得要求が発せられたことを受けて、管理データベース302の中から、上述の楽曲IDに対応し、かつ動作環境情報に応じた楽曲情報を、楽曲情報取得要求を受けたときと同様の要領で抽出する。そして、抽出した楽曲情報を、図18に示すように音楽再生装置200宛に送信する。
【0063】
音楽再生装置200は、α放送局のラジオサーバ300から改めて取得した楽曲情報に基づいて、具体的には当該楽曲情報内の保存用データの有無の部分に“1”および“0”のいずれが設定されているかに基づいて、ダウンロードを希望する楽曲の保存用データが音楽配信サーバ400に用意されているか否かを判断する。ここで、保存用データが用意されている場合、つまり以前楽曲情報を取得したときには保存用データが用意されていなかったものの、今回改めて楽曲情報を取得してみたら保存用データが新たに用意されていることが判明した場合、音楽再生装置200は、管理リスト40に記録されている古い楽曲情報を今回改めて取得した楽曲情報によって更新(上書き)する。そして、図18に示すように、上述した図15と同様の要領で、音楽配信サーバ400から希望の楽曲の保存用データをダウンロードする。
【0064】
一方、今回改めて取得した楽曲情報から、ダウンロードを希望する楽曲の保存用データが未だ用意されていないことが判明した場合は、音楽再生装置400の液晶ディスプレイ38に、図19に示すようなメッセージ画面が表示される。このメッセージ画面によれば、その上方部分に、図16のトップ画面における文字列162と同様の文字列190が表示される。そして、この文字列190の下方に、上述した図13のメッセージ画面における文字列146,148および150と同様の文字列192,194および196が表示される。このメッセージ画面は、一定時間(3秒〜5秒程度)表示され、その後、液晶ディスプレイ38には図16のトップ画面が表示される。
【0065】
なお、図17のダウンロード受付画面においてダウンロードの対象とされている(文字列178,180および182で示される)楽曲の保存用データが既にダウンロードされており、かかる状況下でF1キー22aが押下された場合には、液晶ディスプレイ38に、図20に示すようなメッセージ画面が表示される。このメッセージ画面では、上方部分に、図16のトップ画面における文字列162と同様の文字列198が表示される。そして、この文字列198の下方に、上述した図14のメッセージ画面における文字列154,156,158および160と同様の文字列200,202,204および206が表示される。このメッセージ画面もまた、図19のメッセージ画面と同様、一定時間表示され、その後、液晶ディスプレイ38には図16のトップ画面が表示される。
【0066】
このようにクイックダウンロード機能またはアフタダウンロード機能によってダウンロードされた保存用データは、操作キー22の操作によって再生することができる。
【0067】
すなわち、操作キー22によって任意の保存用データを再生する旨の操作が成されると、サブCPU20は、その操作内容をメインCPU16に通知する。メインCPU16は、サブCPU20からの通知に基づいて、フラッシュメモリ42から指定された保存用データを所定量ずつ順次読み出し、読み出した保存用データを一旦SDRAM24に保存する。このSDRAM24に保存された保存用データは、メインCPU20の制御によってDSP18に順次転送され、DSP18は、転送された保存用データを当該保存用データの圧縮方式(MP3方式またはMWA方式)に基づいてデコードする。
【0068】
このデコード処理によって生成されたPCMデータは、D/A変換回路28に入力され、ここでアナログ電気信号である音声信号に変換される。そして、変換された音声信号は、音源切換回路30およびアンプ回路32を介してスピーカ34および36に入力される。これによって、ダウンロードされた保存用データに従う楽曲(音)が、スピーカ34および36から出力される。
【0069】
なお、音楽再生装置200は、CD(Compact Disc)プレーヤ44およびAM/FMチューナ46をも備えている。そして、操作キー22の操作によって、これらCDプレーヤ44およびAM/FMチューナ46の一方を音源とする楽曲(音)を再生することができる。
【0070】
具体的に説明すると、操作キー22によってCDプレーヤ44およびAM/FMチューナ46の一方を音源とする旨の操作が成されると、サブCPU20は、音源とされた側から出力されるアナログ音声信号がアンプ回路32に入力されるように、音源切換回路30を制御する。これによって、CDプレーヤ58およびAM/FMチューナ60の一方を音源とする楽曲が、スピーカ34および36から出力され、つまり再生される。
【0071】
さて、上述のクイックダウンロード機能を実現するために、メインCPU16は、フラッシュメモリ26に記録された制御プログラムに従って、図21〜図23のフロー図で示される各処理を実行する。
【0072】
すなわち、上述したインターネットラジオ受信機としての機能によってα放送局が選局されると、メインCPU16は、図21のステップS1に進み、液晶ディスプレイ38に図4のインフォメーション画面を表示させる(厳密には当該インフォメーション画面を表示させるようサブCPU20に指示を与える)。そして、ステップS3において操作キー22によって何らかの操作が成される、具体的にはF1キー22a,F2キー22bおよびF3キー22cのいずれかが押下されるのを待ち、いずれかが押下されると、ステップS5に進み、いずれのキーが押下されたのかを判定する。
【0073】
ここで、F3キー22cが押下されたと判定した場合、メインCPU16は、ステップS7に進み、図4のインフォメーション画面の表示を中止する。そして、インターネットラジオ受信機としての機能を無効化するべく、ステップS9においてインターネット100への接続を終了し、このフロー図で示される一連の処理を終了する。
【0074】
一方、ステップS5においてF2キー22bが押下された場合、メインCPU16は、ステップS11に進み、図4のインフォメーション画面の表示を中止する。そして、ステップS13において、別の放送局(チャネル)を選局し、このフロー図で示される一連の処理を終了する。
【0075】
ステップS5においてF1キー22aが押下されると、メインCPU16は、ステップS15に進み、α放送局のラジオサーバ300に対して楽曲情報取得要求を発する。そして、ステップS17において、α放送局のラジオサーバ300から当該楽曲情報取得要求に応答して楽曲情報が送られてくるのを待つ。そして、楽曲情報を受信すると、図22のステップS19に進む。
【0076】
ステップS19において、メインCPU16は、受信した楽曲情報が楽曲に関するものであるか否か、換言すればダミーであるか否かを判断する。ダミーであるか否かは、楽曲IDに上述した“000000”が設定されているか否かに基づいて判断される。
【0077】
ここで、受信した楽曲情報がダミーである場合、メインCPU16は、図21のステップS1に戻る。一方、受信した楽曲情報がダミーではなく、楽曲に関する情報である場合は、ステップS19からステップS21に進み、受信した楽曲情報から保存用データが音楽配信サーバ400に用意されているか否かを判断する。この判断は、図7における保存用データの有無の部分に“1”および“0”のいずれが設定されているかによって行われる。
【0078】
このステップS21において保存用データが用意されていないと判断した場合、メインCPU16は、ステップS23に進み、管理リスト40を参照する。そして、ステップS25において、当該管理リスト40内に今回受信したのと同じ楽曲情報が存在するか否かを判断する。この判断は、楽曲IDに基づいて行われる。
【0079】
そして、ステップS25において同じ楽曲情報が存在すると判断した場合、メインCPU16は、ステップS27に進み、図13のメッセージ画面を液晶ディスプレイ38に表示させる。一方、ステップS25において同じ楽曲情報が存在しないと判断した場合は、ステップS29において、今回受信した楽曲情報を管理リスト40に記録した後、ステップS27に進む。
【0080】
ステップS27において図13のメッセージ画面を表示した後、メインCPU16は、ステップS31に進み、一定時間(3秒〜5秒程度)が過ぎるのを待つ。そして、この一定時間の経過後、図4のインフォメーション画面を表示させるべく、図21のステップS1に戻る。
【0081】
上述のステップS21において保存用データが用意されていると判断した場合は、メインCPU16は、ステップS33に進み、管理リスト40を参照する。そして、ステップS35において、当該管理リスト40内に今回受信したのと同じ楽曲情報が存在するか否かを判断する。ここでの判断も、ステップS25と同様、楽曲IDに基づいて行われる。
【0082】
このステップS35において同じ楽曲情報が存在する場合、メインCPU16は、ステップS37に進み、今回受信した楽曲情報で表される楽曲について、管理リスト40上でも保存用データが用意されていることになっているか否か、つまり管理リスト40内における保存用データの有無の欄に“1”が記録されているか否かを判断する。そして、管理リスト40上でも保存用データが用意されていることになっている場合は、ステップS39に進み、その楽曲の保存用データが既にダウンロードされているか否か、つまり管理リスト40内におけるダウンロード済みの欄に“1”が記録されているか否かを判断する。
【0083】
ここで、保存用データが既にダウンロードされている場合、メインCPU16は、ステップS41に進み、液晶ディスプレイ38に図14のメッセージ画面を表示させる。そして、ステップS31において一定時間が経過するのを待って、図21のステップS1に戻る。一方、未だ保存用データがダウンロードされていない場合は、ステップS39から図23のステップS43に進む。
【0084】
また、上述のステップS37において管理リスト40上では未だ保存用データが用意されていないことになっている場合は、メインCPU16は、ステップS45に進む。そして、このステップS45において、管理リスト40に記録されている古い楽曲情報を今回新たに受信した楽曲情報で更新した後、図23のステップS43に進む。
【0085】
さらに、上述のステップS35において管理リスト40内に今回受信したのと同じ楽曲情報が存在しない場合には、メインCPU16は、ステップS47に進む。そして、このステップS47において、管理リスト40に今回受信した楽曲情報を記録した後、図23のステップS43に進む。
【0086】
ステップS43において、メインCPU16は、液晶ディスプレイ38に図9のダウンロード受付画面を表示させる。そして、ステップS49において、操作キー22によって何らかの操作が成される、詳しくはF1キー22aおよびF2キー22bのいずれかが押下されるのを待ち、いずれかが押下されると、ステップS51に進む。
【0087】
ステップS51において、メインCPU16は、上述のステップS49でF1キー22aが押下されたか否かを判断する。ここで、F1キー22aではなくF2キー22bが押下された場合は、図21のステップS1に戻る。一方、F1キー22aが押下された場合は、ステップS53に進む。
【0088】
ステップS53において、メインCPU16は、α放送局のラジオサーバ300へのアクセスを中断して、音楽配信サーバ400にアクセス要求をする。そして、このアクセス要求とともに、今回受信した楽曲情報に従う保存用データのダウンロード要求を発する。そして、ステップS55において、音楽配信サーバ400から上述した開始指令が送られてくるのを待つ。
【0089】
このステップS55において開始指令を受信すると、メインCPU16は、ステップS57に進み、音楽配信サーバ400からの保存用データのダウンロードを開始する。そして、ステップS59において、液晶ディスプレイ38に図11のメッセージ画面を表示させた後、ステップS61において、ダウンロードが終了したか否か、つまり音楽配信サーバ400から上述した終了指令を受信したか否かを判断する。
【0090】
ここで、未だダウンロードが終了していないと判断すると、メインCPU16は、ステップS63に進み、F1キー22aが押下されたか否かを判断する。そして、このステップS63においてF1キー22aが押下されていない場合には、ステップS61に戻る。
【0091】
そして、ステップS61において音楽配信サーバ400から終了指令を受信することでダウンロードが終了したと判断すると、メインCPU16は、ステップS65に進み、当該ダウンロードが終了したことを管理リスト40に記録する。つまり、管理リスト40のダウンロード済みの欄に“1”を記録する。そして、ステップS67において、液晶ディスプレイ38に図12のメッセージを表示した後、ステップS69において、α放送局のラジオサーバ300へアクセス要求を行い、図21のステップS1に戻る。
【0092】
また、上述のステップS63においてF1キー22aが押下された場合は、メインCPU16は、ステップS71に進み、音楽配信サーバ400へダウンロードの中止を伝えるべく中止指令を送信して、当該ダウンロードを中止する。そして、ステップS73において、ダウンロードが中止されたことを表す図示しないメッセージ画面を液晶ディスプレイ38に表示させた後、ステップS69を経て、図31のステップS1に戻る。
【0093】
一方、上述のアフタダウンロード機能を実現するために、メインCPU16は、上述した制御プログラムに従って、図24〜図26のフロー図で示される各処理を実行する。
【0094】
すなわち、操作キー22の操作によってアフタダウンロード機能が有効化されると、メインCPU16は、図24のステップS101に進み、管理リスト40における楽曲情報のシリアル番号“n”を指定するためのインデックス(これについてもnという符号で表現する。)に、“1”を設定する。そして、ステップS103において、管理リスト40を参照して、当該インデックスnで指定された楽曲情報を認識する。そして、この認識結果に基づいて、ステップS105において、図16のトップ画面を液晶ディスプレイ38に表示させる。
【0095】
ステップS105の実行後、メインCPU16は、ステップS107に進み、操作キー22によって何らかの操作が成される、具体的にはF1キー22a,F2キー22bおよびF3キー22cのいずれかが押下されるのを待つ。そして、いずれかが押下されると、ステップS109に進み、いずれのキーが押下されたのかを判定する。
【0096】
ここで、F3キー22cが押下されたと判定した場合、メインCPU16は、ステップS111においてトップ画面の表示を中止し、このフロー図で示される一連の処理を終了する。
【0097】
一方、ステップS109においてF2キー22bが押下された場合は、ステップS113に進み、上述のインデックスnの値をシリアル番号“n”の最大値“N”と比較する。そして、これら両者の値が同じであるときは、ステップS101に戻る。インデックスnの値がシリアル番号“n”の最大値“N”よりも小さい場合には、ステップS113からステップS115に進み、当該インデックスnの値を“1”だけインクリメントする。そして、このインクリメント後のインデックスnで指定される楽曲情報に基づいて図16のトップ画面を液晶ディスプレイ38に表示させるべく、ステップS103に戻る。
【0098】
ステップS109においてF1キー22aが押下された場合は、メインCPU16は、図25のステップS117に進む。そして、このステップS117において、現在図16のトップ画面で表示されている楽曲について、その保存用データが既にダウンロードされているか否かを判断する。この判断は、管理リスト40におけるダウンロード済みの欄に“1”が記録されているか否かに基づいて行われる。
【0099】
このステップS117において保存用データがダウンロード済みであると判断した場合、メインCPU16は、ステップS119に進み、図20のメッセージ画面を液晶ディスプレイ38に表示させる。そして、ステップS121において、一定時間(3秒〜5秒程度)が過ぎるのを待った後、図24のステップS103に戻る。
【0100】
一方、ステップS117において未だ保存用データがダウンロードされていないと判断した場合、メインCPU16は、ステップS123に進む。そして、現在図16のトップ画面で表示されている楽曲について、管理リスト40上で保存用データが用意されていることになっているか否か、つまり保存用データの有無の欄に“1”が記録されているか否かを判断する。ここで、保存用データが用意されている場合は、ステップS125に進む。
【0101】
このステップS125は、上述した図23におけるステップS53と同様の処理であり、当該ステップS125の次のステップS127〜ステップS143もまた、図23におけるステップS55〜ステップS73(ただしステップS69を除く。)の各処理と同様である。したがって、これらステップS125〜ステップS143についての詳しい説明は省略する。
【0102】
ステップS139の実行後、またはステップS143の実行後、メインCPU16は、ステップS145に進み、インターネット100への接続を終了する。そして、このステップS145の実行後、図24のステップS103に戻る。
【0103】
また、上述のステップS123において、管理リスト40上で保存用データが用意されていないことになっている場合は、メインCPU16は、図26のステップS147に進む。そして、このステップS147において、α放送局のラジオサーバ300にアクセス要求をするとともに、現在図16のトップ画面で表示されている楽曲に関する楽曲情報の再取得要求をする。そして、この楽曲情報再取得要求に応答してα放送局のラジオサーバ300から楽曲情報が送られてくるのを待ち、ステップS149において、当該楽曲情報を受信すると、ステップS151に進む。
【0104】
ステップS151において、メインCPU16は、上述のステップS149で受信した楽曲情報から保存用データが用意されているか否かを判断する。ここで、当該保存用データが用意されている場合は、ステップS153に進み、管理リスト40に記録されている古い楽曲情報をステップS149で受信した新たな楽曲情報で更新する。そして、この新たな楽曲情報に基づいて音楽配信サーバ400から保存用データをダウンロードするべく、図25のステップS125に進む。
【0105】
一方、ステップS149で受信した楽曲情報から未だ保存用データが用意されていないと判断した場合は、メインCPU16は、ステップS151からステップS155に進む。そして、このステップS155において、図19のメッセージ画面を液晶ディスプレイ38に表示させた後、ステップS157において、一定時間(3秒〜5秒程度)が過ぎるのを待つ。そして、この一定時間の経過後、図25のステップS145を経て、図24のステップS103に戻る。
【0106】
このような音楽再生装置200(メインCPU16)側の動作に対して、α放送局のラジオサーバ300は、当該音楽再生装置200によってアクセス(選局)されているとき、図27のフロー図で示される各処理を実行する。
【0107】
すなわち、α放送局のラジオサーバ300は、ステップS201において、音楽再生装置200から楽曲情報取得要求が発せられたか否かを判断する。ここで、楽曲情報取得要求が発せられたと判断すると、ステップS203に進み、当該楽曲情報取得要求とともに音楽再生装置200から送られてくる動作環境情報の内容を解析する。そして、この解析結果、つまり第1圧縮方式,第2圧縮方式およびローカル情報を、自身に内蔵された図示しない記憶エリアに記憶する。
【0108】
そして、ステップS205において、現在楽曲を放送中であるか否かを判断する。ここで、楽曲ではなくD.J.またはCMを放送している場合は、ステップS207に進み、上述したダミーの楽曲情報を生成する。生成したダミーの楽曲情報を、ステップS209において、アクセス元である音楽再生装置200宛に送信し、一旦、この図27のフロー図で示される一連の処理を終了する。
【0109】
一方、現在楽曲を放送している場合には、ステップS205からステップS211に進み、管理データベース302の中から放送中の楽曲の情報を抽出する。そして、ステップS213において、当該ステップS211での抽出結果から現在放送中の楽曲の保存用データが音楽配信サーバ400に用意されているか否かを判断する。
【0110】
ここで、保存用データが用意されている場合は、さらにステップS215において、上述の第1圧縮方式に従う方式で圧縮された保存用データが用意されているか否かを判断する。そして、かかる圧縮方式で圧縮された保存用データが用意されている場合には、ステップS217において、当該保存用データのデータIDを特定する。そして、ステップS219において、当該ステップS217で特定されたデータIDおよび上述のステップS211における抽出結果に基づいて図5に示す楽曲情報を生成する。なお、この楽曲情報のうちの曲名およびアーティスト名については、これらを上述のローカル情報に従う言語で表現するための情報が設定される。
【0111】
そして、このステップS219で生成された楽曲情報を、ステップS209において、音楽再生装置200宛に送信する。
【0112】
一方、上述のステップS215において第1圧縮方式に従う方式で圧縮された保存用データが用意されていないと判断した場合は、ステップS221に進み、上述の第2圧縮方式に従う方式で圧縮された保存用データが用意されているか否かを判断する。そして、かかる圧縮方式で圧縮された保存用データが用意されている場合には、ステップS223に進み、当該保存用データのデータIDを特定した後、ステップS219に進む。
【0113】
さらに、ステップS221において第2圧縮方式に従う方式で圧縮された保存用データが用意されていないと判断した場合は、ステップS225に進む。そして、このステップS225において保存用データは無いと断定し、この結果に基づいてステップS219で楽曲情報を生成する。また、上述のステップS213において保存用データが用意されていないと判断した場合も、ステップS225を経て、ステップS219に進む。
【0114】
そして、上述のステップS201において音楽再生装置200から楽曲情報取得要求が発せられていないと判断した場合は、ステップS227に進み、当該音楽再生装置200から楽曲情報再取得要求が発せられたか否かを判断する。ここで、楽曲情報再取得要求が発せられたと判断すると、ステップS229に進み、当該楽曲情報再取得要求とともに送られてくる動作環境情報の内容を解析する。そして、この解析結果を上述の記憶エリアに記憶する。また、動作環境情報と一緒に楽曲IDも送られてくるが、この楽曲IDについても当該記憶エリアに記憶する。
【0115】
そして、ステップS231において、ステップS229で記憶エリアに記憶された楽曲IDについての情報を、管理データベース302の中から抽出する。そして、このステップS231の実行後、ステップS213に進む。
【0116】
なお、ステップS227において音楽再生装置200から楽曲情報再取得要求が発せられていないと判断した場合は、ラジオサーバ300は、この図27のフロー図で示される一連の処理を終了する。
【0117】
また、β社によって運営されている音楽配信サーバ400は、音楽再生装置200によってアクセスされたとき、図28のフロー図で示される各処理を実行する。
【0118】
すなわち、音楽配信サーバ400は、ステップS301において、音楽再生装置200からダウンロード要求が発せられたか否かを判断する。ここで、ダウンロード要求が発せられたと判断すると、ステップS303に進み、当該ダウンロード要求(データID)で指定された楽曲の保存用データを楽曲データベース402から抽出する。そして、ステップS305において、上述した開始指令をアクセス元である音楽再生装置200宛に送信した後、ステップS307において、ステップS303で抽出された保存用データの音楽再生装置200への送信を開始する。このステップS307の実行後、音楽配信サーバ400は、一旦、図28のフロー図で示される一連の処理を終了する。
【0119】
一方、ステップS301において音楽再生装置200からダウンロード要求が発せられていないと判断した場合は、ステップS309に進む。そして、このステップS309において、音楽再生装置200宛に現在保存用データを送信している最中であるか否かを判断し、送信中でない場合は、そのままこのフロー図で示される一連の処理を終了する。送信中の場合は、ステップS311に進み、保存用データを最後まで送信し終えたか否かを判断する。そして、保存用データを最後まで送信し終えたら、ステップS313において、音楽再生装置200宛に上述した終了指令を送信して、一連の処理を終了する。
【0120】
ステップS311において保存用データを最後まで送信し終えていない場合は、さらにステップS315に進み、音楽再生装置200から上述の中止指令が送られてきたか否かを判断する。ここで、中止指令を受信した場合、ステップS317において保存用データの送信を中止し、このフロー図で示される一連の処理を終了する。一方、中止指令を受信しない場合には、そのまま当該一連の処理を終了する。
【0121】
以上の説明から判るように、この実施例における音楽再生装置200のクイックダウンロード機能によれば、ユーザは、α放送局の番組で任意の楽曲が放送されているときにF1キー22aを2回押下するという簡単な操作を行うだけで、その楽曲の保存用データを即座に音楽配信サーバ400からダウンロードすることができる。しかも、そのデータは、音楽再生装置200によってデコード可能な圧縮方式で提供される。つまり、所望の楽曲の保存用データを容易に、かつ音楽再生装置200の動作環境に応じた形態でダウンロードすることができる。
【0122】
また、アフタダウンロード機能によれば、ユーザは、F2キー22bを押下することによってダウンロードを希望する楽曲を選択することができ、ダウンロードを希望する楽曲が決まったらF1キー22aを2回押下するという簡単な操作を行うだけで、その楽曲の保存用データを音楽配信サーバ400からダウンロードすることができる。そして、この場合も、ダウンロードされるデータは、音楽再生装置200によってデコード可能な圧縮方式で提供される。したがって、アフタダウンロード機能によっても、簡単、かつ音楽再生装置200の動作環境に応じた形態で、保存用データをダウンロードすることができる。
【0123】
なお、この実施例では、説明を簡便にするために、音楽配信システム10を構成するラジオサーバ300および音楽配信サーバ400をそれぞれ1台ずつとしたが、これらを複数台ずつ設けてもよい。この場合、ラジオサーバ300から音楽配信装置200に送信される楽曲情報に、ダウンロードの要求先となる音楽配信サーバ400を指定するためのURL(Uniform Resource Locator)情報を組み込むようにする。
【0124】
また、ラジオサーバ300の管理データベース302に記録されている情報のうち、音楽再生装置200の動作環境に応じた楽曲情報のみが当該音楽再生装置200宛に送信されるようにしたが、これに限らない。たとえば、任意の楽曲についての全ての楽曲情報が、ラジオサーバ300から音楽再生装置200へ送信されるようにしてもよい。そして、音楽再生装置200においては、取得した楽曲情報のうち自身の動作環境に応じたものを言わば事後的に抽出し、抽出した情報に基づいて音楽配信サーバ400から保存用データをダウンロードするようにしてもよい。
【0125】
そして、この実施例では、音楽再生装置200によって対応可能な圧縮方式をMP3方式およびWMA方式に限定したが、これ以外の圧縮方式に対応できるようにしてもよい。
【0126】
また、音楽再生装置200からラジオサーバ300に送信される動作環境情報は、第1圧縮方式,第2圧縮方式およびローカル情報を含むものとしたが、これ以外の情報を含むものとしてもよい。たとえば、音楽再生装置200の型名や製造番号,製造年月日などの情報を、当該動作環境情報に組み込んでもよい。
【0127】
そして、音楽再生装置200によるインターネット100への接続は、有線手段に限らず、無線手段を用いてもよい。
【0128】
さらに、この実施例では、楽曲という聴覚的なコンテンツを取り扱う場合について説明したが、画像などの視覚的なコンテンツを取り扱う場合にも、この発明を適用することができる。これらのコンテンツは、有料および無料のいずれであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1における音楽再生装置の概略構成を示すブロック図である。
【図3】図1の実施例において音楽再生装置のクイックダウンロード機能によってダウンロードが行われるときのシステム全体の動作の流れを示す図解図である。
【図4】図2における液晶ディスプレイに表示されるインフォメーション画面の一例を示す図解図である。
【図5】図1の実施例において音楽再生装置からラジオサーバに送信される動作環境情報の構成を概念的に示す図解図である。
【図6】図1におけるラジオサーバ内の管理データベースの記録内容を概念的に示す図解図である。
【図7】図1の実施例においてラジオサーバから音楽再生装置に送信される楽曲情報の構成を概念的に示す図解図である。
【図8】図2における管理テーブルの記録内容を概念的に示す図解図である。
【図9】図2における液晶ディスプレイに表示されるダウンロード受付画面の一例を示す図解図である。
【図10】図1における音楽配信サーバ内の楽曲データベースの記録内容を概念的に示す図解図である。
【図11】図2における液晶ディスプレイに表示されるメッセージ画面の一例を示す図解図である。
【図12】図11とは別のメッセージ画面を示す図解図である。
【図13】図12とはさらに別のメッセージ画面を示す図解図である。
【図14】図13とはさらに別のメッセージ画面を示す図解図である。
【図15】図1の実施例において音楽再生装置のアフタダウンロード機能によってダウンロードが行われるときのシステム全体の動作の流れを示す図解図である。
【図16】図2における液晶ディスプレイに表示されるトップ画面の一例を示す図解図である。
【図17】図9とは別のダウンロード受付画面を示す図解図である。
【図18】図15とは異なるパターンでダウンロードが行われるときのシステム全体の動作の流れを示す図解図である。
【図19】図14とはさらに別のメッセージ画面を示す図解図である。
【図20】図19とはさらに別のメッセージ画面を示す図解図である。
【図21】図1の実施例において音楽再生装置によってα放送局が選局されているときのメインCPUの動作を示すフロー図である。
【図22】図21に続くフロー図である。
【図23】図22に続くフロー図である。
【図24】図1の実施例において音楽再生装置のアフタダウンロード機能が有効化されているときのメインCPUの動作を示すフロー図である。
【図25】図24に続くフロー図である。
【図26】図25に続くフロー図である。
【図27】図1の実施例において音楽再生装置によってアクセスされているときのラジオサーバの動作を示すフロー図である。
【図28】図1の実施例において音楽再生装置によってアクセスされているときの音楽配信サーバの動作を示すフロー図である。
【符号の説明】
10…音楽配信システム
16…メインCPU
18…DSP
22…操作キー
26…フラッシュメモリ
40…管理リスト
200…音楽再生装置
300…ラジオサーバ
400…音楽配信サーバ
Claims (7)
- 第1発信源から受信した第1コンテンツ信号をリアルタイムで再生する機能を有するコンテンツ取り込み装置において、
動作環境情報を保持する保持手段、
前記第1コンテンツ信号に関するかつ前記動作環境情報に応じたコンテンツ情報を前記第1発信源から取得する取得手段、および
前記コンテンツ情報に基づいて保存用の第2コンテンツ信号を第2発生源から取り込む取り込み手段を備えることを特徴とする、コンテンツ取り込み装置。 - 前記取得手段は、前記第1発信源に対し前記コンテンツ情報の取得を要求する要求手段、および前記要求手段による要求に応答して前記第1発信源から発せられる前記コンテンツ情報を受信する受信手段を含む、請求項1記載のコンテンツ取り込み装置。
- 前記要求手段は前記コンテンツ情報の取得を要求するとき前記第1発信源に対し前記動作環境情報を伝える、請求項2記載のコンテンツ取り込み装置。
- 前記第2コンテンツ信号は圧縮された信号であり、
圧縮された前記第2コンテンツ信号を伸長する伸長手段をさらに備え、
前記動作環境情報は前記伸長手段によって対応可能な圧縮方式に関する圧縮方式情報を含む、請求項1ないし3のいずれかに記載のコンテンツ取り込み装置。 - 前記動作環境情報は特定言語を表す言語情報を含み、
前記コンテンツ情報の少なくとも一部を前記特定言語で出力する情報出力手段をさらに備える、請求項1ないし4のいずれかに記載のコンテンツ取り込み装置。 - 前記動作環境情報を任意に設定する設定手段をさらに備える、請求項1ないし5のいずれかに記載のコンテンツ取り込み装置。
- 前記第1コンテンツ信号はラジオ放送の音声信号である、請求項1ないし6のいずれかに記載のコンテンツ取り込み装置。
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