JP4026097B2 - シャープペンシルにおける芯送出機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、シャープペンシルにおける芯送出機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、シャープペンシルにおいて使用される芯送出機構は、内部に収容する芯をシャープペンシルの先端に突出させると共に、その先端において芯折れ又は芯づまりを防止し、確実に保持することができるように、シャープペンシルを構成する軸筒内部に軸筒後方より突出するノック部を打突することで前進して拡開する一方で、スプリングの弾性により再び後退し、軸筒開口部において先端チャック用リングにより緊締してなる先端チャックを使用し、軸筒内部の芯収容部内に収容される芯を前進させつつ把持するいわゆるダブルチャック機構をもつものがある(実開平7−15383号、特開平7−228088号公報等参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のもののように、シャープペンシルを構成する軸筒内部に軸筒後方より突出するノック部を打突することで前進して拡開する一方で、スプリングの弾性により再び後退し、軸筒開口部において先端チャック用リングにより緊締してなる先端チャックを使用する上記ダブルチャック機構をもつものの場合には、確かに芯の送出及び把持を繰出チャック及び先端チャックの二つにより行うことで、芯はこれらのチャックにより確実に把持されるものとなって、筆記時などに芯の先端に大きな圧力が加わっても大きく撓んで揺動して、正確な筆記が行えなかったり、芯が折れてしまう等の不具合が防止できる上、シャープペンシルの先端の先端チャックにおいても繰出チャックから送出されてきた芯を把持するものであるので、ある程度短くなった芯が自然に落下し、また廃棄せざるを得なくなるという大きな無駄は防げるものとなるが、シャープペンシルの先端に配置される先端チャックの拡開、緊締を行うこととなる軸筒開口部が軸筒に対して一体に構成されているから、一つの筆記具内に例えばボールペン及びシャープペンシル等の複数の筆記手段を内装する筆記具では、使用することができないという問題点がある。
【0004】
そこで、この発明は上記従来のものの持つ問題点を改善するものであり、芯を確実に把持することにより正確な筆記や芯の折損を防止しつつ、芯の無駄を防止すると共に、この芯送出機構を具えるシャープペンシルを様々な筆記具と組合せて適用することができるようにするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
軸筒内に収容される送出部と軸筒内外に出没自在とする先端部とから構成され、
該送出部は、ゴムチップを内装する先金具と、先端側を該先金具と一体に取り付け、後端縁において芯収容部との間でスプリングを介在させてなる継手と、該先金具内周面の段部と該継手の先端縁との間でスライド往復するように内装される締めリングと、芯収容部のチャック継と一体に結合し、該締めリング内でのスライドにより該締めリングに当接して緊締し、又、離脱して拡開する芯チャックとからなり、
該先端部は、軸筒開口部に内方より当接する先端チャック用リングと、該先端チャック用リング内でのスライドにより該先端チャック用リングに当接して緊締し、又、離脱して拡開する先端チャックとからなり、
先金具と先端チャック用リングとの間にスプリングを介在させるとともに、先金具先端と先端チャック後端とを一体に結合させてなるものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
この発明の実施に当たり、シャープペンシル部分後端のノック部への打突を行うことで、この送出部より先端部方向に送出される芯は、先端部の先端チャックにより軸筒外へ向かって突出するように前進されつつ把持され、この送出部及び先端部の両チャックにより把持されることとなる芯は、大きく撓んで揺動するこもなく正確な筆記が行えると共に、芯の折損をも防止できる上、先端部の先端チャックにより芯は常に把持されるものであるから、芯の全長が短くなっても無駄なく確実に筆記が行えるものである。
【0007】
また、軸筒先端に突出する芯を把持することとなる先端部を構成する先端チャックと、この先端チャックと一体になって、その緊締、拡開を制御する先端チャック用リングとは、軸筒と独立して一体的に出没することができるから、複数の筆記手段、例えばシャープペンシルの他にボールペンを内装する筆記具においては、上記シャープペンシルに代えて、このシャープペンシルを内部に収容して使用することができる
【0008】
【実施例】
この発明を図に示す実施例により更に説明する。(1)はこの発明の芯送出機構をもつシャープペンシルを具える筆記具であり、この筆記具(1)は、軸筒(2)と、この軸筒(2)内に出没自在に収容され、軸筒(2)の後端部より突出してなるノック部(3)への打突により、軸筒(2)の先端より出没してなるシャープペンシル(5)と押出釦のスライドによりシャープペンシル(5)と交替して出没するボールペン(4)から構成されるものである。
【0009】
そして、この軸筒(2)内にボールペン(4)と共に収容されることとなるシャープペンシル(5)における芯送出機構(6)は、軸筒(2)内に収容され、軸筒(2)の後端部より突出するノック部(3)への打突により先端部(7)へ芯(8)を送出する送出部(11)と、その先端を軸筒(2)内外に出没自在とする先端部(7)とから構成される。上記送出部(11)は、従来構造のようにゴムチップ(19)を内装する先金具(18)と、先端側を該先金具(18)と一体に取り付け、後端縁において芯収容部(16)との間でスプリング(21)を介在させてなる継手(12)と、その内部において該先金具(18)内周面の段部(22)と該継手(12)の先端縁との間でスライド往復するように内装される締めリング(13)と、芯収容部(16)のチャック継(15)と一体に結合し、該締めリング(13)内でのスライドにより該締めリング(13)に当接して緊締し、又離脱して拡開する芯チャック(14)からなり、一方先端部(7)は、軸筒開口部(20)に内方より当接する先端チャック用リング(9)と、その内をスライドし、この先端チャック用リング(9)と軸筒開口部(20)の当接により、先端チャック用リング(9)に当接して緊締し、又、離脱して拡開する先端チャック(10)とからなる(図2参照)。
【0010】
また、上述したようにシャープペンシル(5)を構成する送出部(11)と先端部(7)とは、スプリング(17)芯チャックを往復動するスプリング(22)より若干弾性を弱くしてある。を送出部(11)と先端部(7)との間に介在させて一体とし、軸筒(2)の後端部に突出するノック部(3)への打突により、芯チャック(14)に挟持されて前方に向かって送出される芯(8)を、先金具(18)内に内装されるゴムチップ(19)により先端部(7)内に案内すると共に、この先端部(7)内に案内される芯(8)を、先端部(7)を先端チャック用リング(9)と共に構成する先端チャック(10)により軸筒(2)の軸筒開口部(20)より軸筒(2)内外に出没させてなるものである。
【0011】
この発明の実施例である筆記具(1)は以上の構成を具えるものであるので、筆記具(1)を構成する軸筒(2)内に収容されるシャープペンシル(5)によって筆記を行うため、軸筒(2)の後端部より突出するノック部(3)を打突することでシャープペンシル(5)を軸筒(2)外に突出させると共に保持する。このときシャープペンシル(5)における芯送出機構(6)を構成する先端部(7)の先端チャック用リング(9)は、その内部をスライドして緊締、拡開する先端チャック(10)と共に軸筒開口部(20)より突出して保持される。
【0012】
そして、このように軸筒(2)内に収容されるシャープペンシル(5)の芯送出機構(6)を構成する先端部(7)の先端チャック用リング(9)及び、その内部をスライドして緊締、拡開する先端チャック(10)が軸筒(2)の先端の軸筒開口部(20)より突出して保持された状態で、更に軸筒(2)の後端部より突出するノック部(3)への打突を加えることにより、従来構造と同様に、筆記具(1)のシャープペンシル(5)の芯送出機構(6)を構成する送出部(11)の芯チャック(14)が、継手(12)と芯収容部(16)との間に介在するスプリング(21)によって締めリング(13)内をスライドして、芯(8)を収容してなる芯収容部(16)より、同様に芯送出機構(6)を構成することとなる先端部(7)方向に芯(8)を前進させつつ把持する。一方、この送出部(11)より先端部(7)方向に送出される芯(8)は、先端チャック用リング(9)の前進が阻止され、先端チャック(10)の挟持が緩められて、軸筒(2)外へ向かって突出するように前進し、ついでスプリング(17)により軸筒(2)に引き込まれて先端チャック用リング(9)により緊締した先端チャック(10)によって把持されるものとなる。その結果、この送出部(11)及び先端部(7)の両チャック(14)(10)により把持されることとなる芯(8)は、筆記時において大きな筆圧が加えられても大きく撓んで揺動することもなく正確な筆記が行えるようになると共に、過大な負荷による芯(8)の折損をも防止できる上、筆記具(1)の軸筒(2)の軸筒開口部(20)より突出する先端部(7)の先端チャック(10)により芯(8)は常に把持されるものであるから、芯(8)の全長が短くなっても無駄なく確実に筆記を行えるものである。
【0013】
また、この筆記具においてシャープペンシル(5)は、このシャープペンシル(5)の芯送出機構(6)を構成し、軸筒(2)先端に突出する芯(8)を把持することとなる先端部(7)を構成する先端チャック(10)と、この先端チャック(10)と一体になって、その緊締、拡開を制御する先端チャック用リング(9)とは、軸筒(2)内外に出没するにあたっては、上記軸筒(2)と何等構造上の関連がなく軸筒開口部(20)より出没するようになっているから、この発明の実施例である筆記具(1)ように複数の筆記手段、例えばシャープペンシル(5)の他にボールペン(4)を内装する筆記具(1)に容易に使用することができるようになるものである。
【0014】
【発明の効果】
以上のとおり、この発明は構成されるのでこの芯に対して大きな筆圧が加わっても大きく撓むことで揺動して、正確な筆記が行えなくなってしまうことや折損してしまうことを防止し、芯は先端部の先端チャックによる常に把持されるものであるので無駄なく正確に芯を使用することができると共に、シャープペンシルの芯送出機構は、その先端部ごと軸筒内外を出没するので、筆記具の中に複数の筆記手段、即ちシャープペンシルの他にボールペン等を収容する場合にも適用することが可能となる優れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例である筆記具の部分断面図である。
【図2】 その要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 筆記具
2 軸筒
3 ノック部
4 ボールペン
5 シャープペンシル
6 芯送出機構
7 先端部
8 芯
9 先端チャック用リング
10 先端チャック
11 送出部
12 継手
13 締めリング
14 芯チャック
15 チャック継
16 芯収容部
17 スプリング
18 先金具
19 ゴムチップ
20 軸筒開口部
21 スプリング
22 段部

Claims (1)

  1. 軸筒内に収容される送出部と軸筒内外に出没自在とする先端部とから構成され、
    該送出部は、ゴムチップを内装する先金具と、先端側を該先金具と一体に取り付け、後端縁において芯収容部との間でスプリングを介在させてなる継手と、該先金具内周面の段部と該継手の先端縁との間でスライド往復するように内装される締めリングと、芯収容部のチャック継と一体に結合し、該締めリング内でのスライドにより該締めリングに当接して緊締し、又、離脱して拡開する芯チャックとからなり、
    該先端部は、軸筒開口部に内方より当接する先端チャック用リングと、該先端チャック用リング内でのスライドにより該先端チャック用リングに当接して緊締し、又、離脱して拡開する先端チャックとからなり、
    先金具と先端チャック用リングとの間にスプリングを介在させるとともに、先金具先端と先端チャック後端とを一体に結合させてなるシャープペンシルにおける芯送出機構。
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