JP4023754B2 - 振動抑制装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、鉄道車両において車体の台車に対する左右方向への変位,ヨーイングといった左右方向の挙動を抑制し、乗心地を向上させるための振動抑制装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車体が台車に支持されている鉄道車両においては、車体と台車の間に空気ばねもしくはコイルばねからなるばねを介装して、車体が台車から受ける衝撃を吸収するとしている。すなわち、線路の不整による振動や曲線区間を走行する際に受ける遠心力による外周方向への移動をばねによって防いでいる。
【0003】
一方、ばねの配在で車体への衝撃が吸収されて乗心地が向上するが、ばね自体の振動発生で車体が振動して、乗客に不快感を与える虞があることから、このばねの振動を減衰させるべく、ダンパを併せて配在させるとしている。
【0004】
このダンパは、通常、シリンダに対するピストンの移動速度にほぼ比例した減衰力を発生させるように設定されており、この比例定数が減衰係数あるいはダンパ定数と呼ばれている。
【0005】
ところで、近年、ダンパ定数を変動可能にしたダンパ、すなわち、いわゆるセミアクティブダンパを用いて、より一層車両の乗心地を向上させることが試みられているが、この一例の概要を図10に示す。
【0006】
図10は、車体Bの左右の挙動に基づいてセミアクティブダンパたるダンパDのダンパ定数を変化させる制御系を表すブロック図であるが、ダンパDは、台車Cと車体Bとの間に介装されて、このダンパDを構成するシリンダ内に充満の流体の流動抵抗を利用して、台車Cの車体Bに対する図中で左右方向となる横方向振動を減衰させる。
【0007】
この流動抵抗を変化させるのがダンパ定数変更手段1であって、これは、詳しくは図示しないが、シリンダと連通する油圧回路と、この油圧回路の所定箇所を外部信号に応じて閉塞する複数の電磁弁とを有する構成とされている。
【0008】
そして、これら電磁弁を適宜開閉させることで油圧回路の流路抵抗を変更するが、どの電磁弁を開閉させるか、すなわち、ダンパ定数を如何程にするのかを決定するのがダンパ定数設定手段2である。
【0009】
このダンパ定数設定手段2において、目標となるダンパ定数は、ピストンのシリンダに対する速度、すなわち、ピストン速度と目標減衰力とに基づいて設定され、ピストン速度は、速度方向検出手段3によって検出され、目標減衰力は、加速度検出手段4によって検出された車体Bの横方向加速度に基づいて制御手段5が発生させる。
【0010】
こうすることにより、ダンパDは、そのときに車体Bに掛かっている横方向加速度に基づき適切な減衰力を発生することができ、ひいては横方向振動の抑制が期待できる。
【0011】
一方、スカイフック制御則を適用してダンパ発生減速力を多段切り替えするセミアクティブ制御システムが提案されている。このようなスカイフック制御則を用いたセミアクティブ制御システムでは、以下のような制御則にもとづいて、ダンパのダンパ定数を切り替える制御を行っている。
【0012】
すなわち、(1)(dX/dt)×d(X−Y)/dt≧0のとき、Fa=b×(dX/dt)として、(2)(dX/dt)×d(X−Y)/dt<0のとき、Fa≒0とする。
【0013】
ここで、
dX/dtは、車体の制御する方向の絶対速度
d(X−Y)/dtは、車体および台車間に設置されたダンパのピストン速度(車体および台車間の相対速度)
Faは、必要制御力
bは、スカイフック減衰係数である。
【0014】
そこで、(1)の状態のとき、必要制御力Faを発生させるように、ダンパ速度に応じてダンパ定数を切り替える制御を実施することとなる。
【0015】
そして、上記のようなダンパ速度を検出する手段として、ピストンロッドの側面に軸方向に等間隔に刻んだ磁性体ビットと、これらの磁性体ビットに対向設置された磁気センサとを組み合わせたものが、その磁気センサの出力を増幅するアンプなどと共に用いられている。
【0016】
かかるセミアクティブ制御システムにあっては、上記の車体Bの制御する方向の絶対速度dX/dtは、車体Bに設けた加速度計からの入力加速度を積分処理することにより算出可能である。また、相対速度を算出するため、ピストンロッド移動時の所定サンプリング時間内における磁気センサによる上記磁性体ビットのカウント数からダンパ速度を算出している。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる従来の振動抑制装置に用いられるセミアクティブ制御システムにあっては、ダンパに磁気センサを一体に取り付ける必要があるほか、ピストンロッドに磁性体ビットを一定間隔で刻む必要があり、さらに、磁気センサの出力値よりダンパ速度を演算する制御ボードを各ダンパごとに設ける必要があり、結果として、ダンパが複雑かつ大型となり、ピストンロッドにも十分な加工精度が要求されるなどの不具合を招く危惧がある。
【0018】
また、制御装置側でも、制御ボードがダンパの本数に対応した個数分必要となり、システム全体としてのコストがパッシブなダンパに対して相当高価になるという不具合を招く危惧がある。
【0019】
さらに、ピストンロッド上の多数の磁性体ビットに製造上のばらつきが存在することは避けられず、そのため、各磁気センサの出力値はダンパごとに固有値を示すことになり、従って、制御ボードとダンパは特性上一対一に対応付けされ、ダンパ交換が必要となった場合には、そのダンパは制御ボードとともに一体交換する必要が生じるか、あるいは制御ボード側のメモリに記憶させてある基準データの書き替えを行わなければならず、メンテナンス面での工数やコストが大きく嵩むという不具合を招く危惧もある。
【0020】
この発明は、上記した事情を鑑みて創案されたものであって、その目的とするところは、車体および台車間の相対速度の方向の検出をシリンダ内圧に基づくことで、ダンパ定数の設定および電磁弁による減衰力の制御を行えるようにし、これを簡単な構成およびメンテナンス作業によって低コストに実現できる振動抑制装置を提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成のために、この発明による振動抑制装置の構成を、基本的には、シリンダとシリンダ内に摺動可能に収装されるピストンとシリンダ内にピストンで区画された二油室とを備え車輪を軸支する台車と台車に支持される車体との間に介装されて車体の台車に対する左右方向の振動を抑制するダンパと、ダンパの二油室を連通する流路の流路抵抗を変化させることでダンパ定数を変化させるダンパ定数変更手段とを備えた振動制御装置において、二油室内の圧力を検出する圧力センサを設け、スカイフック制御に必要な車体と台車の左右相対速度の方向を二油室内の各圧力に基づいて判定し、車体の左右速度の方向および車体と台車の左右相対速度の方向からスカイフック制御力が必要と判定する場合、上記圧力によって求めたダンパの発生制御力とスカイフック制御力とを比較し両者の差が小さくなるようダンパ定数を変更し、車体の左右速度の方向および車体と台車の左右相対速度の方向からスカイフック制御力が不要と判定する場合、ダンパをアンロード状態とする。
【0022】
そして、より具体的には、ダンパ定数変更手段は、ダンパの二油室を連通する主流路と、主流路に並列される複数の支流路と、主流路と各支流路のそれぞれに設けられた流路径の異なるオリフィスと、各支流路にそれぞれ設けられ支流路を開閉する電磁弁とを備え、各電磁弁を開閉制御することによりダンパ定数を変化させるとし、また、二油室の各圧力を検出する圧力センサが出力する圧力検出信号の読み込みを多チャンネルの同一アナログインターフェースボードを用いて行うとする。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下に、図示した実施の形態に基づいて、この発明を説明するが、この発明による振動抑制装置も、前記した従来例の場合と同様に、車体が台車に支持された鉄道車両に用いられるもので、車体と台車との間に介装されて両者の左右方向の相対振動を減衰させるダンパの減衰係数、すなわち、いわゆるダンパ定数を制御することで、車体の左右方向の挙動、すなわち、台車に対する左右方向への変位およびヨーイングなどを抑制する。そして、その基本構成は、前記したところと同一であり、従って、ここではその重複する説明を省略する。
【0024】
しかしながら、この基本構成のみでは、必ずしも有効にダンパ定数を設定することができない。例えば、ダンパ定数を四段階に変更可能にしておいても、走行線区の状態等により、専ら激しい振動を引き起こすような外力が加わり、最大のダンパ定数しか選ばない、という場合がある。
【0025】
これでは、この激しい振動が一時的におさまって発生する比較的ゆるやかな振動に対し、適切なダンパ定数にならない場合がある。また、乗客に不快感を与えるような、ゆったりとした振動が発生しても、ダンパ定数が大きすぎるために、車体が台車とほぼ一体となって揺れてしまうということも起り得る。
【0026】
そこで、この発明の振動抑制装置においては、図1に示すように、ゲイン設定手段6を設けており、このゲイン設定手段6が、車体Bの図中で左右方向となる横方向の挙動に基づき、制御ゲインを設定するとしている。
【0027】
なお、車体Bの横方向の挙動とは、車体Bの左右方向の加速度でも良いし、また、挙動の結果生じるダンパDのピストン速度でも良く、車体Bの横方向加速度ならば、加速度検出手段4の検出結果を用いていれば良い。
【0028】
こうして、車体Bの横方向の挙動に基づいて制御ゲインを設定することで、走行線区の違い等によって生じる横方向の挙動の変化をダンパ定数の変化に反映させることができ、ひいては良好な乗心地を得ることができる。
【0029】
また、ゲイン設定手段6は、継続時間算出手段6aとゲイン調整手段6bとを備えているが、継続時間算出手段6aは、最大のダンパ定数が継続して選択される時間を算出するので、ゲイン調整手段6bは、その算出結果が予め設定された所定時間よりも長いときに制御ゲインを小さくするものである。
【0030】
従って、この振動抑制装置によれば、制御ゲインが大きくなり過ぎ、最大のダンパ定数ばかりが選ばれる、という事態が避けられ、走行線区,天候,乗客数等の影響を受けず、適切に振動抑制を行うことができる。
【0031】
この振動抑制装置では、ゲイン設定手段6において制御ゲインを下げる処理を行うようにしたのに対し、逆に制御ゲインを上げる手段として、図示しないが、最小時間算出手段とゲイン上昇手段を備えて、最小時間算出手段にダンパ定数が最小になっている継続時間を算出させ、その算出結果が、予め設定された所定時間よりも長いときには、ゲイン上昇手段で制御ゲインを大きくさせる。
【0032】
仮に、設定された制御ゲインが小さ過ぎると、最小のダンパ定数が選ばれるケースが大きくなり、この状態では、突発的に起こる車体の激しい振動を効果的に減衰させることができないが、上記のように、継続時間算出手段6aによる算出結果に基づき、継続時間が所定時間よりも長いときには、ゲイン調整手段6bがゲインを上げることにより、他のダンパ定数も選ばれるようになる。
【0033】
従って、この振動抑制装置によれば、制御ゲインが小さくなり過ぎるのを防止でき、走行線区,天候,乗客数等の影響を受けず、適切に振動抑制を行うことができる。
【0034】
また、図2および図3は、この発明の振動抑制装置が適用される鉄道車両を示す側面図およびその平面図であり、同図に示すように、鉄道車両は、車体Bと、車体Bの前後を支持する台車C,Cと、各台車Cに懸架された複数の車輪Wとを有して構成されている。
【0035】
車体Bと各台車Cとは、各台車Cのほぼ中央位置C1,C1で前後左右方向の所定量に相対移動可能に支持されており、また、同じく各中央位置C1にて図3中に矢印bで示す方向に互いに回動可能に設定されている。
【0036】
そして、図2中に矢印aで示す進行方向に関して各中央位置C1の前後には、それぞれ複数のダンパDが配置されている。
【0037】
これらダンパDは、詳しくは図示しないが、シリンダ内にて摺動可能に配置されたピストンにてシリンダ内を二油室に分割し、その二油室に充満されたオイルをピストンに設けられた流路を介して流通させるてピストンのシリンダに対する振動を減衰させるもので、ピストンの摺動方向を車体の左右方向たる横方向に設定して、シリンダを車体B側に固定させ、ピストンをロッドを介して台車Cに固定させている。
【0038】
すなわち、ダンパDは、車体Bと台車Cとの間における相対振動を減衰させるものである。なお、図示しないが、各ダンパDには、上記の二油室を連絡する油圧回路が外部に設けられており、この油圧回路に有する後述の複数の電磁弁をオン・オフすることにより、減衰性能を変化可能にしている。
【0039】
図2中に符号Aで示す振動抑制装置は、上記電磁弁に指令信号を発するものであり、各ダンパD毎に設けられている。つまり、各振動抑制装置(A)からの指令信号に基づいた減衰性能を各ダンパDが発揮することになる。
【0040】
なお、図2中において、各振動抑制装置(A)は、対応する各ダンパDの上方に配置されているが、これは図示する便宜の上からこの位置に示したものであって、実際には車体Bの端部に集中配置されている。
【0041】
車体Bにおいて、近隣するダンパDの間に対応する箇所には、図2に示すように、それぞれの位置における車体Bの左右方向の加速度を検知するGセンサSがそれぞれ設けられている。
【0042】
次に、振動抑制装置について、その構成をブロック図に表示した図4を用いて詳細に説明するが、同図において、7は、GセンサSから出力された加速度信号を増幅して所定の電圧値として出力するGアンプで、8は、Gアンプ7の出力値たる電圧値、すなわち、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器であり、9は、A/D変換器8の出力したデジタル信号の高周波成分をカットする波形フィルタ処理部である。
【0043】
また、10は、波形フィルタ処理部9が出力した信号に重力加速度gを乗して実加速度にする補正部で、11は、この実加速度を積分して車体Bの左右方向の速度を算出する積分部であり、また、12は、積分部11により算出された速度にスカイフック減衰係数bに相当する所定の制御ゲインKAを乗じて制御入力信号u(制御力Fa)を発生させる制御部である。
【0044】
そして、13は、制御部12にて用いられる制御ゲインKAを設定するゲイン設定部であり、14は、ダンパDのシリンダに対するピストンの速度Vbtf方向(符号)に対応する信号を発生させる、すなわち、具体的には、シリンダ内の二油室の各検出圧力値に基づいて速度方向(速度符号)を演算により求める速度方向検出部(速度符号検出部)である。
【0045】
さらに、15は、制御入力信号uとピストン速度Vbtf方向とからダンパDの発生すべきダンパ定数を設定するダンパ定数設定部で、16は、ダンパDをアンロードにすべきかオンロードにすべきかを制御入力信号uおよびピストン速度方向Vbtfから判定するアンロード・オンロード判定部である。
【0046】
18は、ダンパ定数設定部15およびアンロード・オンロード判定部16からの信号入力に基づいてダンパDに設けられた油圧回路(図示せず)の有する複数の電磁弁17を駆動するソレノイドドライバである。
【0047】
なお、図4において、二点鎖線で囲まれた枠内の構成の行う処理は、ソフトウェアにて実現される、すなわち、この二点鎖線で囲む枠内部分は、ハードウェア的には、図示しないが、CPU,RAM,ROM,水晶発振子,およびこれらを連絡するバスラインとからなる周知のコンピュータシステムとして構成されている。
【0048】
そして、上記作用を実現する処理手順がプログラムとしてROM内に予め格納されており、CPUが、このプログラムに従って、演算処理を行ったり、GセンサSaからの出力信号をRAMに格納したりすることにより、ソレノイドドライバ18に出力する指令信号を発生させる。
【0049】
次に、以上の振動抑制装置を構成する各部の内、特に重要な構成について補足説明を行う。まず、制御部12は、上記したように積分部11により算出された速度に、所定の制御ゲインKAを乗した結果を制御入力信号uとして発生させるものである。
【0050】
制御入力信号uは、ダンパDが発生すべき減衰力の目標値に相当するもので、制御部12において制御ゲインKAに負符号を付けた上で、車体Bの横方向速度vに乗されるので、制御入力信号uは横方向速度vと逆方向を向いた力を表す信号となる。
【0051】
つまり、この振動抑制装置は、所謂スカイフック制御を行うように設定されている。なお、この制御部12に、波形フィルタ処理部9,補正部10,および積分部11を加えたものが図1中の制御手段5に相当する。
【0052】
アンロード・オンロード判定部16は、制御入力信号uの方向とダンパDのピストン速度Vbtfの方向とから、ダンパDに減衰力を発生させるか否かを判断する部分である。
【0053】
制御部12は、車体Bの横方向速度vに抗する方向の減衰力をダンパDに発生させる指令を出すものであるが、ダンパDはその性質上、ピストンの移動方向と同じ方向には減衰力を発生できない。
【0054】
このため、制御入力信号uの方向(符号)とピストン速度Vbtfの方向(符号)が等しい場合には、ダンパDに減衰力を発生させない(アンロード)ようにソレノイドドライバ18に指令信号を発生する。
【0055】
一方、符号が異なる場合には、制御入力信号uに基づいて、ダンパ定数設定部15の発生する電磁弁17のオン・オフパターンに従って減衰力を発生する、すなわち、オンロードにする。なお、実際には、アンロード状態においてもダンパDはわずかな減衰力を発生させる。
【0056】
ダンパ定数設定部15は、ソレノイドドライバ18に対して、どの電磁弁17をオンにし、どの電磁弁17をオフにするかを指令するものであり、実際に、ダンパ定数設定部15からの指令によりオン・オフされるのは、ダンパDの油圧回路に配在の複数の電磁弁17の内、17a,17c(図6参照)の二つのみであり、この17a,17cをオン・オフすることでダンパDが図5に示すような減衰係数、すなわち、所謂ダンパ定数を呈することになる。
【0057】
ここで、17a,17cを有する油圧回路,速度方向検出部14,およびダンパDについて図6を用いて説明するが、図6は、これら三者が一体に構成されたセミアクティブダンパ装置の概略構成図である。
【0058】
まず、ダンパDは、上記したように、シリンダ20と、シリンダ20内にて摺動可能に配置されたピストン21と、ピストン21に連設されたロッド22とを有してなり、ロッド22のシリンダ20外に突出する先端22aが台車C(図示せず)に固定され、シリンダ20のボトム端20aが車体B(図示せず)に固定されている。
【0059】
そして、シリンダ20内部にはオイルが充満されており、ピストン21によって区画された二油室、すなわち、ロッド側油室23とピストン側油室24がピストン21に配在のチェック弁21aを介して連通されている。
【0060】
油圧回路は、ピストン側油室24に接続された経路30と、ロッド側油室23に接続された経路31と、この経路31に接続されて主オリフィス32を介して経路30へとオイルを還流させる主流路33と、この主流路33に並列に配置された支流路であって電磁弁17aおよび第一オリフィス34を介して経路30へとオイルを還流させる第一支流路35と、同じく主流路33に並列に配置された支流路であって電磁弁17cおよび第二オリフィス36を介して、経路30へとオイルを還流させる第二支流路37とを備えている。
【0061】
また、経路30にはベースチェック弁38が介装されており、オイルの逆流を防いでいる。なお、第二オリフィス36の流路径は、第一オリフィス34の流路径よりも大きくされている。
【0062】
また、この油圧回路は、上記の主流路33,第一支流路35,第二支流路37の他にも、電磁弁17bを介して経路30へとオイルを還流とせるアンロード用経路39や、無通電状態(フェイル時ともいう)において電磁弁17dおよび第三オリフィス41を介して経路30へとオイルを還流させるフェイル用経路40を備えている。
【0063】
なお、電磁弁17dは、オンロード状態においてはオンとされ、電磁弁17d側にオイルが流れ込まないようにする。
【0064】
この油圧回路において、電磁弁17a,17cを共にオフにしておくと、オイルが経路31から主流路33の主オリフィス32のみを通って経路30へと還流するために流路抵抗が大きくなり、ダンパDのダンパ定数も大きくなり、これが前記した図5中のP4の状態である。
【0065】
また、電磁弁17aをオンにし、電磁弁17cをオフにしておくと、オイルが経路31から主流路33の主オリフィス32および第一支流路35の第一オリフィス34を通って経路30へと還流するため、ダンパ定数はP4(図5参照)よりもやや小さくなり、これがP3(図5参照)の状態である。
【0066】
これとは逆に、電磁弁17aをオフにし、電磁弁17cをオンにすると、オイルが経路31から主流路33の主オリフィス32および第二支流路37の第二オリフィス36を通って経路30へと還流する。第二オリフィス36の流路径は、第一オリフィス34の流路径よりも大きくされているため、ダンパ定数はP3よりもやや小さくなり、これがP2(図5参照)の状態である。
【0067】
そして、電磁弁17a,17cを共にオンにしておくと、オイルが経路31から主流路33の主オリフィス32,第一支流路35の第一オリフィス34,および第二支流路37の第二オリフィス36の計三個のオリフィスを通って経路30へと還流するため、ダンパ定数はP2よりも更に小さくなり、これがP1(図5参照)の状態である。
【0068】
なお、この例においては、これら四つのダンパ定数P1乃至P4の内、P4のみ、上記コンピュータシステムの有する水晶発振子の発生するクロックに基づいて、選択された期間が測定されているものとする。
【0069】
アンロード用経路39は、既述したアンロード・オンロード判定部16によって、アンロード状態にすべきであるという信号が発せられたときに、電磁弁17bがオンとされることにより、オイルが流れる経路である。
【0070】
このアンロード用経路39にはオリフィスがないため、流路抵抗は、極めて小さく、電磁弁17bがオンにされると、電磁弁17a,17cの状態にかかわりなく、ダンパDは極めて小さなダンパ定数を呈する。
【0071】
一方、フェイル用経路40には、第三オリフィス41があるので、アンロード状態におけるダンパ定数よりも大きくなる。
【0072】
以上のように、油圧回路は、電磁弁17a,17cがオン・オフされることにより、ダンパDのダンパ定数を4段階に切り替える他、アンロード状態およびフェイル時におけるダンパ定数を所定値に保つようにしている。
【0073】
ここで図4に戻り、ゲイン設定部13について説明するが、既に説明したように、ゲイン設定部13は、制御部12にて用いられる制御ゲインKAを設定するものである。
【0074】
そして、この例においては、本図において一点鎖線の矢印にて示したように、ダンパ定数設定部15によるダンパ定数の設定結果、より詳しくは最大のダンパ定数P4が選択された継続時間に応じて、制御ゲインKAを設定する。
【0075】
以上説明してきた振動抑制装置によれば、車体Bに大きな横加速度がかかる走行区間では、制御ゲインを小さくするので、ダンパ定数を四段階に切り替えられるセミアクティブダンパ装置の性能を十分に活かし、走行区間の状態,天候等に適応したきめ細かな減衰力の切り替えを行うことができる。
【0076】
ところで、速度方向検出部14は、従来技術の説明のときに述べたように、ロッド22の側面に軸方向に等間隔にて埋め込まれた磁性体ビットと、磁性体ビットに対向して配置された磁気センサとを用いて、ピストン21、すなわち、ロッド22が、シリンダ20に対して移動すると磁気センサが磁性体ビットをカウントすることにより、ピストン速度Vbtfおよびピストン変位Ybtfを出力することができる。
【0077】
しかし、ロッド22に磁性体ビットを一定間隔で刻む必要があるほか、磁気センサの出力値よりダンパ速度を演算する制御ボードは各ダンパに対応して設ける必要があるところから、構成の複雑化と合わせて、コストがパッシブのダンパに比較して相当高くなる。
【0078】
また、磁性体ビットのばらつきが存在するほか、磁気センサの出力値がダンパごとに固有値を有するため、制御ボードとダンパが一対一で対応し、例えば、ダンパ交換が必要となる場合は、制御ボードと一体に交換したり、ボード側に記憶されている基準データの書き替え作業が必要になるなどの不都合があった。
【0079】
このため、この発明では、速度方向検出部14としては、図6に示すように、シリンダ20内のロッド側油室23およびピストン側油室24の各圧力をそれぞれ検出する圧力センサ31a,30aを各経路31,30に設け、これらの圧力センサ31a,30aの検出圧力に基づいて演算によりピストン速度Vbtfの符号、すなわち、伸びか縮みかの方向を出力して、これらをゲイン設定部13,アンロード・オンロード判定部16およびダンパ定数設定部15の制御用信号として用いる。
【0080】
また、各圧力センサ30a,31aの入力にはサージ圧の影響を受けるのを防止するオリフイス30b,31bがそれぞれ接続されている。
【0081】
従って、ロッド22が圧縮方向に移動すると、ピストン側油室24からのロッド22の進入体積分に相当する流量のオイルがチェック弁21aを通ってロッド側油室23に至り、更に、経路31を通ってリリーフ弁Rあるいは電磁弁17a乃至17dの状態によってオリフィス32,34,36,41のいずれかを通過して、リザーバ室Tに至る。
【0082】
このとき、リリーフ弁Rやオリフィス32,34,36,41での圧損によって減衰力が発生することになり、このときの各圧力センサ30a,31aの圧力値がそれぞれPR,PBであるとするとき、PR≒PBの関係になる。
【0083】
一方、ロッド22が伸び方向に移動すると、チェック弁21aのチェック作用によってロッド側油室23の圧力のみが上昇することとなり、ピストン側油室24の圧力はリザーバ室Tの圧力と同等となり、このとき、PR>PBおよびPB≒0となる。
【0084】
従って、
dXを車体の制御する方向の絶対速度、
d(X−Y)を車体および台車間に設置されたダンパのピストン速度(車体および台車間の相対速度)とすると、
d(X−Y)/dt≧0を伸び方向とすれば、
d(X−Y)/dt≧0のときに、上記のPR>PB≒0が成立し、
d(X−Y)/dt<0のときに、上記のPR≒PBが成立する、すなわち、圧力検出によりピストン速度の正負の判別が可能になる。
【0085】
また、スカイフックの必要制御力Faが必要な状態では、圧力をフィードバックしているため、現在ダンパが発生している荷重Fa1は、Fa1=Efa×PR(Efaは有効受圧面積)として、簡単に計算により求めることができる。
【0086】
そこで、FaとFa1を比較して、両者の差が小さくなるように、電磁弁17a,17cを制御して減衰力を従来同様に四段階に変更すれば、振動抑制を効果的に実施できる。
【0087】
また、制御装置側は、加速度入力と同様に、アナログインターフェースボードで対応でき、図7に示すように一枚のボードで多チャンネル入力が可能となり、一車両四本ダンパを使用する場合では、一枚のアナログ入出力ボードで対応可能となり、ボードの使用枚数を削減できる。
【0088】
このように、シリンダ20内のロッド側油室23とピストン側油室24の内圧を検知することで、従来のような大掛りな磁気センサや磁性体ビットの加工が不要となることになる。
【0089】
そして、磁気センサの出力値よりピストン速度を演算する制御ボードは、それぞれのダンパに対応して個別に設ける必要がなく、この結果、ダンパ形状が簡単となり、ロッドの加工が容易となり、結果的にダンパの大幅なコストダウンが図れることになる。
【0090】
また、上記アナログインターフェースボードで対応可能になり、ダンパと制御ボードを一対一に対応させる必要がなく、ダンパ交換時にも、制御ボードとの一体交換やボード側に記憶されている基準データの書き替え作業が不要となって、メンテナンス面での工数,コストの削減を図れる。
【0091】
図8および図9は、上記ダンパの制御処理を示すフローチャートであるが、いま、図示しない車体Bと台車Cとの間に相対速度が発生していない状態では、ステップ(以下、単にSという)1で電磁弁17a乃至17dをすべてオフとし、従って、ダンパをフェール状態とする。
【0092】
制御開始信号の読み込みが開始されて(S2)、制御を行うか否かを判定して(S3)、制御を行う場合には、まず、電磁弁17dを動作させて、ダンパをP4の状態にする(S4)。
【0093】
次に、シリンダ20に対するピストン21、すなわち、ロッド22の左右方向の加速度d(dX/dt)/dt,二油室23,24の圧力PR,PBおよびスカイフック減衰係数を読み込んで(S5)、相対速度、すなわち、ピストン速度d(X−Y)/dtの正負の判別を行い(S6)、PR≒PBのときには、d(X−Y)/dt<0と判定し、PR>PBかつPB≒0のときは、d(X−Y)/dt≧0と判定する。
【0094】
また、上記の左右加速度dX/dtの積分を行い絶対速度を演算し(S7)、(dX/dt)×d(X−Y)/dt≧0か否かを調べ(S8)、ここで、(dX/dt)×d(X−Y)/dt≧0でない場合には、電磁弁17a乃至17dがオンとされて(S9,S10)、このとき、必要制御力FaがFa≒0(アンロード状態)となり、以降S5の処理を実行する(S10)。
【0095】
一方、(dX/dt)×d(X−Y)/dt≧0である場合には、電磁弁17bをオフにすると共に、電磁弁17dをオンにし(S9)、このとき、Fd=A×PRの制御力が発生することとなる(S11)。なお、S11におけるAは、ダンパ有効受圧面積を示す。
【0096】
ここで、上記各制御力Fa,Fdの絶対値を比較して(S12)、|Fa|<|Fd|の場合にはダンパ定数を一段低下させ(S13)、|Fa|≧|Fd|の場合にはダンパ定数を一段増加させる(S14)。
【0097】
こうして、ダンパ定数が最低値以下か否かを調べて(S15)、最低値以下となった場合には最低値に設定し(S16)、このダンパ定数となるように電磁弁17a乃至17dを所定の制御マップに従ってオン・オフ制御し(S17)、S5以下の処理を繰り返す。
【0098】
一方、S14でダンパ定数が高められた場合には、最大ダンパ定数か否かを判定し(S18)、最大ダンパ定数以上の場合には、最大ダンパ定数に設定し(S19)、電磁弁17a乃至17dを上記制御マップに従ってオン・オフ制御する。
【0099】
また、N≧4でない場合およびN≦1でない場合には、それぞれN=1乃至3またはN=2乃至4に応じた減衰力とされるように上記制御マップにしたがって電磁弁17a乃至17dがオン・オフ制御されることになる(S17)。
【0100】
【発明の効果】
以上のように、請求項1の発明によれば、シリンダとシリンダ内に摺動可能に収装されるピストンとシリンダ内にピストンで区画された二油室とを備え車輪を軸支する台車と台車に支持される車体との間に介装されて車体の台車に対する左右方向の振動を抑制するダンパと、ダンパの二油室を連通する流路の流路抵抗を変化させることでダンパ定数を変化させるダンパ定数変更手段とを備えた振動制御装置において、二油室内の圧力を検出する圧力センサを設け、スカイフック制御に必要な車体と台車の左右相対速度の方向を二油室内の各圧力に基づいて判定し、車体の左右速度の方向および車体と台車の左右相対速度の方向からスカイフック制御力が必要と判定する場合、上記圧力によって求めたダンパの発生制御力とスカイフック制御力とを比較し両者の差が小さくなるようダンパ定数を変更し、車体の左右速度の方向および車体と台車の左右相対速度の方向からスカイフック制御力が不要と判定する場合、ダンパをアンロード状態とするので、従来のような大掛りな磁気センサや磁性体ビットの加工が不要となり、簡単かつローコストの構成にて、その検出圧力をダンパ定数の変化に反映でき、従って良好な乗心地を得ることができる。
【0101】
また、請求項2の発明によれば、ダンパ定数変更手段は、ダンパの二油室を連通する主流路と、主流路に並列される複数の支流路と、主流路と各支流路のそれぞれに設けられた流路径の異なるオリフィスと、各支流路にそれぞれ設けられ支流路を開閉する電磁弁とを備え、各電磁弁を開閉制御することによりダンパ定数を変化させるので、二油室の検出圧力に応じて複数の電磁弁を開閉制御するだけで、ダンパのダンパ定数を簡単かつ確実に変化させることができるという効果が得られる。
【0102】
また、請求項3の発明によれば、二油室の各圧力を検出する圧力センサが出力する圧力検出信号の読み込みを、多チャンネルの同一アナログインターフェースボードを用いて行うように構成したので、ダンパ速度などの演算等を制御する制御ボードをダンパごとに設ける必要がなく、一枚のアナログインターフェースボードで対応可能となり、全体としてボード枚数の低減並びにダンパ形状の単純化およびコストダウンが図れるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態による振動抑制装置を示すブロック図である。
【図2】図1に示す振動抑制装置が適用される車両を概念的に示す正面図である。
【図3】図1に示す振動抑制装置が適用される車両を概念的に示す正面図である。
【図4】図1に示す振動抑制装置の詳細を示すブロック図である。
【図5】この発明におけるダンパ制御用の電磁弁とダンパ定数との関係を示す説明図である。
【図6】この発明におけるダンパを示す概略構成図である。
【図7】この発明に用いられるアナログインターフェースボードの接続例を示す概念図である。
【図8】この発明のダンパにおけるダンパ定数の設定手順を示すフローチャートである。
【図9】図8と共にこの発明のダンパにおけるダンパ定数の設定手順を示すフローチャートである

【図10】従来の振動抑制装置を示すブロック図である。

Claims (3)

  1. シリンダとシリンダ内に摺動可能に収装されるピストンとシリンダ内にピストンで区画された二油室とを備え車輪を軸支する台車と台車に支持される車体との間に介装されて車体の台車に対する左右方向の振動を抑制するダンパと、ダンパの二油室を連通する流路の流路抵抗を変化させることでダンパ定数を変化させるダンパ定数変更手段とを備えた振動制御装置において、二油室内の圧力を検出する圧力センサを設け、スカイフック制御に必要な車体と台車の左右相対速度の方向を二油室内の各圧力に基づいて判定し、車体の左右速度の方向および車体と台車の左右相対速度の方向からスカイフック制御力が必要と判定する場合、上記圧力によって求めたダンパの発生制御力とスカイフック制御力とを比較し両者の差が小さくなるようダンパ定数を変更し、車体の左右速度の方向および車体と台車の左右相対速度の方向からスカイフック制御力が不要と判定する場合、ダンパをアンロード状態とすることを特徴とする振動制振装置。
  2. ダンパ定数変更手段は、ダンパの二油室を連通する主流路と、主流路に並列される複数の支流路と、主流路と各支流路のそれぞれに設けられた流路径の異なるオリフィスと、各支流路にそれぞれ設けられ支流路を開閉する電磁弁とを備え、各電磁弁を開閉制御することによりダンパ定数を変化させることを特徴とする請求項1の振動抑制装置。
  3. 二油室の各圧力を検出する圧力センサが出力する圧力検出信号の読み込みを多チャンネルの同一アナログインターフェースボードを用いて行うことを特徴とする請求項1または2の振動抑制装置。
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