JP4023524B2 - 階調表示方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、PDP(プラズマディスプレイパネル)に好適な階調表示方法に関する。
【0002】
PDPは、液晶デバイスよりも動画表示に適しており、カラー画面の実用化を機にテレビジョン映像やコンピュータのモニターなどの用途に広く用いられるようになってきた。また、ハイビジョン用の大画面フラット型デバイスとして注目されている。
【0003】
PDPによる表示の輝度は、単位時間当たりの放電回数に依存する。したがって、マトリクス表示の表示素子(セル)毎に1フレームの放電回数を適切に設定することによって中間調の再現が行われる。カラー表示は階調表示の一種であって、3原色の輝度比を変えることによって実現される。
【0004】
【従来の技術】
マトリクス表示形式のAC型PDPにおいては、帯電状態を均一にするリセットに続いて表示内容に応じた帯電状態を形成するライン順次のアドレッシングが行われ、その後に壁電荷を利用して周期的に放電を生じさせるサステインが行われる。放電周期を短くすれば、見かけの上で連続した発光状態が得られる。表示の輝度は、サステイン期間における発光量の総和である“積分発光強度”に依存する。通常、放電周期を規定するサステインパルスの周波数は一定とされ、輝度に応じてサステイン期間の長さ(すなわち放電回数)が設定される。
【0005】
PDPの階調表示方法としては、1フレームを放電回数の重み付けをした複数のサブフィールドで構成し、サブフィールド毎にアドレッシングを行って1フレームの総放電回数を設定する方法が広く知られている(特開平4−195188号)。例えば6個のサブフィールドを設け、それらのサステイン期間の長さの比を1:2:4:8:16:32とする。すなわち、各サブフィールドに対して公比が「2」の等比数列を用いたいわゆる“バイナリーの重み付け”を行う。これにより、階調レベルが「0」〜「63」の64階調の表示が可能となる。サブフィールドの個数を増大すれば、階調数も増大する。例えばサブフィールド数を7とすれば128階調を実現することができる。ただし、テレビジョン表示に代表される通常の用途では、フレーム周期が規定されているので、少なくとも「1回のアドレッシング時間とサブフィールド数との積がフレーム周期より短い」という条件を満足しなければならない。
【0006】
ところで、コンピュータやテレビジョン受信回路などからPDPの駆動回路に入力される画像データの階調数が、PDPで再現可能な階調数より大きい場合には、駆動回路内で階調変換が行われる。その簡便な手法として、例えば8ビット256階調の画像データからなるフレームを64階調のPDPで再現する場合に、8ビットのうちの上位側の6ビットのみを6個のサブフィールドに対応づけ、残りの2ビットを無効とするものがある。この手法を用いた場合、元の階調範囲(0〜255)を64分割した各区画に属する4段階の階調レベルが、変換によって同一の階調レベルとなる。このため、特に暗い画像において階調の飛躍が目立ってしまう。そこで、従来において、画像データの最大値に応じて各サブフィールドのサステイン期間の長さを段階的に変更する階調表示方法が提案されている(特開平8−202311号)。
【0007】
図8は従来の階調表示方法を示す図、図9は従来の階調変換特性を示すグラフである。
入力画像において8ビットの画像データの最上位ビット(MSB)が「1」の画素が存在する場合、つまり、フレーム中の画像データの最大値が10進数表示の128〜255の範囲内の値である場合には、6個のサブフィールドSF1〜6のサステイン期間TSの長さの比を128:64:32:16:8:4として64階調の表示を行う。アドレス期間TAの長さはサステイン期間TSの長さに係わらず一定である。図9のように出力階調の1段階は入力階調の4段階に対応する。
【0008】
MSBが「1」の画素は存在せず且つ第2ビットが「1」の画素が存在する場合、つまり、画像データの最大値が64〜127の範囲内の値である場合には、6個のサブフィールドSF1〜6のサステイン期間TSの長さの比を64:32:16:8:4:2として64階調の表示を行う。最終のサステイン期間TSの終了からフレーム期間の終了までの期間は、実質的に駆動を行わない休止期間TPとする。出力階調の1段階は入力階調の2段階に対応する。
【0009】
そして、MSB及び第2ビットがともに「1」の画素が存在しない場合、つまり、画像データの最大値が63以下である場合には、6個のサブフィールドのサステイン期間の長さの比を32:16:8:4:2:1として64階調の表示を行う。出力階調の1段階は入力階調の1段階に対応する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
従来の階調表示方法では、画像データの最大値が表示可能な最大階調数(上述の例では64)より大きい場合に、最大値によっては実質の階調数が表示可能な最大階調数より大幅に小さくなり、階調の飛躍が目立ってしまう。例えば、最大値が255のときの実質の階調数は64であるが、最大値が200のときには実質の階調数が50になってしまう。階調の飛躍は、特に映画などの画面が徐々に暗くなるフェードアウト場面において目立つ。
【0011】
本発明は、表示対象の画像の明暗に係わらず階調の飛躍の目立たない高品質の表示を実現することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
フレームを構成するN(N≧2)個のサブフィールドのそれぞれの積分発光強度Lを無段階に変化させる。詳しくは、サブフィールドの積分発光強度Lを、そのサブフィールドの最大積分発光強度Lmaxに対する割合が、表示対象を示すのNビットの画像データDの取り得る上限値Dfull(=2N −1)に対するフレーム中の画像データの最大値Dmaxの割合と実質的に一致するように、フレーム毎に設定する。積分発光強度Lは次式で表される。
【0013】
L=Lmax・(Dmax/Dfull)
このような積分発光強度Lの設定は、例えば最大値Dmaxを入力とするルックアップテーブルを用いることによって実現できる。最大値Dmaxがサブフィールド数で定まる階調数より大きいときのみに積分発光強度Lを変化させるようにすれば、テーブルのデータ容量を低減できる。
【0014】
積分発光強度Lを発光期間の長さの設定によって変化させる場合、フレーム中の画像データの最大値Dmaxが所定値以下のときには、最大値Dmaxが上限値Dfullであるときよりもサブフィールド数を多くすることができる。つまり、フレーム毎にサブフィールド数を最適化する。
【0015】
請求項1の発明の方法は、PDPのように2値の発光制御が可能な表示素子からなるマトリクス表示デバイスによる画面表示に際して、各表示素子に対応した画像データの集合であるフレームを積分発光強度の異なる複数のサブフィールドに分割し、サブフィールド単位で各表示素子の発光の有無を選択する階調表示方法であって、フレーム毎に、フレーム中の画像データの最大値を検出し、検出された最大値と画像データの取り得るデータ値範囲の上限値との比に応じて前記各サブフィールドの積分発光強度を設定し、積分発光強度の設定値が最低強度値未満となるサブフィールドに割り当てる期間を、期間の全体にわたってアドレス放電およびサステイン放電を生じさせない休止期間とするものである。
【0017】
請求項2の発明の方法は、フレーム毎に、フレーム中の画像データの最大値を検出し、検出された最大値に応じて前記サブフィールドの個数を設定するとともに、検出された最大値と画像データの取り得るデータ値範囲の上限値との比に応じて前記各サブフィールドの積分発光強度を設定し、積分発光強度の設定値が最低強度値未満となるサブフィールドに割り当てる期間を、期間の全体にわたってアドレス放電およびサステイン放電を生じさせない休止期間とするものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係るプラズマ表示装置100の構成図である。
プラズマ表示装置100は、マトリクス形式のカラー表示デバイスであるAC型のPDP1と、画面(スクリーン)を構成する多数のセルを選択的に点灯させるための駆動ユニット80とから構成されており、壁掛け式テレビジョン受像機、コンピュータシステムのモニターなどとして利用される。
【0020】
PDP1は、一対のサステイン電極X,Yが平行配置された面放電形式のPDPであり、各セルにサステイン電極X,Yとアドレス電極Aとが対応する3電極構造の電極マトリクスを有している。サステイン電極X,Yは表示のライン方向に延び、一方のサステイン電極Yはアドレッシングに際してライン単位にセルを選択するためのスキャン電極として用いられる。アドレス電極Aは、列単位にセルを選択するためのデータ電極であり、列方向に延びている。
【0021】
駆動ユニット80は、コントローラ81、フレームメモリ82、変換ROM83、サブフィールドメモリ84、最大値検出回路85、輝度設定ROM86、Xドライバ回路87、Yドライバ回路88、及びアドレスドライバ回路89を有している。駆動ユニット80には外部装置から画素の色を特定するRGBの各色の輝度レベル(階調レベル)を示す1色当たりNビットの画像データDが、各種の同期信号とともに入力される。
【0022】
画像データDは、フレームメモリ82に一旦格納されるとともに、最大値検出回路85に入力される。最大値検出回路85は、1フレーム分の各セルの画像データDの値を比較し、フレーム内での画像データDの最大値Dmaxを検出する。この検出動作はフレーム毎に行われる。検出された最大値Dmaxは、本発明に特有の階調表示のための情報としてコントローラ81、変換ROM83、及び輝度設定ROM86に与えられる。最大値Dmaxの入力に同期して、変換ROM83に対してフレームメモリ82から該当フレームの画像データDが転送される。
【0023】
変換ROM83は、点灯させるサブフィールドの組合せを設定するルックアップテーブル方式のデータ変換手段であり、最大値Dmaxと画像データDとに応じたMビット(M≦N)のサブフィールドデータDsfを出力する。サブフィールドデータDsfはサブフィールドメモリ84に格納される。サブフィールドデータDsfの各ビットの値は、階調表示のためのサブフィールドにおけるセルの発光の要否を示す情報である。
【0024】
輝度設定ROM86は、最大値Dmaxの入力に呼応して、最大値Dmaxと画像データDの取り得る上限値Dfullとの比a(=Dmax/Dfull)に応じた重みデータDwをコントローラ81に出力する。コントローラ81は、輝度設定ROM86からの重みデータDwに応じて1フレームの構成するM個のサブフィールドのそれぞれのサステインパルス数を調整することによって、各サブフィールドの積分発光強度Lを設定する。例えば、最大値Dmaxが上限値Dfullの1/2(a=0.5)の場合には、積分発光強度Lを最大値Dmaxが上限値Dfullであるときの強度の1/2又はそれに近い値となるように、Xドライバ回路87及びYドライバ回路88を制御する。
【0025】
Xドライバ回路87はサステイン電極Xに駆動電圧を印加し、Yドライバ回路88はサステイン電極Yに駆動電圧を印加する。アドレスドライバ回路89は、サブフィールドデータDsfに応じてアドレス電極Aに駆動電圧を印加する。
【0026】
図2はPDP1の内部構造を示す斜視図である。
PDP1において、サステイン電極X,Yは、それぞれが透明導電膜41と金属膜(バス導体)42とからなり、前面側のガラス基板11の内面に配列されている。これらサステイン電極X,Yを被覆する誘電体層(低融点ガラス)17の表面には保護膜(MgO)18が設けられている。アドレス電極Aは、背面側のガラス基板21の内面に配列されている。各アドレス電極Aの間に平面視直線状の隔壁29が1つずつ設けられ、これらの隔壁29によって放電空間30がライン方向にサブピクセル(単位発光領域)EU毎に区画されている。そして、アドレス電極Aの上部及び隔壁29の側面を含めて背面側の壁面を被覆するように、カラー表示のためのR,G,Bの3色の蛍光体層28が設けられている。蛍光体層28は、放電で生じた紫外線によって局部的に励起されて所定色の可視光を放つ。マトリクス表示の1ラインにはサステイン電極対12が対応し、1列には1本のアドレス電極Aが対応する。1ピクセルEGはライン方向に並ぶR,G,Bの3つのサブピクセルEUからなる。1つのサブピクセルEUに対応する構造体がセルである。例えば、1フレームを6個のサブフィールドに分割する場合、RGBの各色毎に「0」から「63」までの64段階の輝度設定を行うことができ、643 色の表示が可能である。
【0027】
図3は駆動シーケンスの一例を示す印加電圧波形図である。
サブフィールドSFに割り当てられる表示期間は、リセット期間TR、アドレス期間TA、及びサステイン期間TSに分かれる。リセット期間TR及びアドレス期間TAの長さは固定であるが、サステイン期間TSの長さは輝度の重みによって異なり且つ上述のとおりフレーム毎に最大値Dmaxに応じて調整される。
【0028】
リセット期間TRは、それ以前の点灯状態の影響を防ぐため、有効表示領域の壁電荷の消去(全面消去)を行う期間である。書込みパルスPwの立上がりに呼応して全てのラインで強い面放電が生じ、誘電体層17に壁電荷が蓄積する。しかし、書込みパルスPwの立下がりに呼応して、壁電荷によるいわゆる自己放電が生じ、誘電体層17の壁電荷が消失する。パルスPawは背面側内壁面の帯電を抑えるために印加される。
【0029】
アドレス期間TAは、ライン順次のアドレッシングを行う期間である。サステイン電極Xを接地電位に対して正電位Vaxにバイアスし、全てのサステイン電極Yを負電位Vscにバイアスする。この状態で、先頭のラインから1ラインずつ順に各ラインを選択し、サステイン電極Yに負極性のスキャンパルスPyを印加する。ラインの選択と同時に、サブフィールドデータDsfが示す点灯すべきセルに対応したアドレス電極Aに対して、波高値Vaの正極性のアドレスパルスPaを印加する。選択されたラインにおいて、アドレスパルスPaの印加されたセルでは、サステイン電極Yとアドレス電極Aとの間の対向放電が起こり、壁電荷が生じる。サステイン電極XがアドレスパルスPaと同極性の電位にバイアスされているので、そのバイアスでアドレスパルスPaが打ち消され、サステイン電極Xとアドレス電極Aとの間では放電は起きない。
【0030】
サステイン期間TSは、階調レベルに応じた輝度を確保するために、アドレッシングによって設定された点灯状態を維持する期間である。対向放電を防止するためアドレス電極Aを正極性の電位にバイアスし、最初に全てのサステイン電極Yに波高値Vsの正極性のサステインパルスPsを印加する。その後、サステイン電極Xとサステイン電極Yとに対して、交互にサステインパルスPsを印加する。サステインパルスPsの印加毎に、アドレス期間TAの終了時点で適切な壁電荷の存在したセルで面放電が生じる。
【0031】
次に、プラズマ表示装置100における階調表示を具体的に説明する。以下では、画像データDのビット数Nを「8」とする。すなわち、画像データDの取り得るデータ値範囲の上限値Dfullを「255」とする。また、便宜的にリセット期間TRをアドレス期間TAの一部とみなしてフレーム構成を図示する。
【0032】
図4は第1の階調表示方法を示す図である。
駆動ユニット80に入力されるフレームに1つのフィールドFを対応づける。ただし、テレビジョンのようにインタレース形式で走査された画像を再生する場合には、1つのフレームに対して2つのフィールドFを割り当てる。
【0033】
階調表示を行うために、フィールドFを6個のサブフィールドSF1,SF2,SF3,SF4,SF5,SF6に分割する。そして、視覚によって点灯/非点灯を識別できる最低の積分発光強度を「1」として、画像データDの取り得る256個の全ての値又は「0」を除く255個の値のそれぞれについて、各サブフィールドSF1〜6の積分発光強度の重み付けを行う。つまり、輝度設定ROM86のデータ内容を決める。
【0034】
上限値Dfull(=255)に対する各サブフィールドSF1〜6の重みを、順に例えば「128」「64」「32」「16」「8」「4」とする。他の値j(=254〜0)については、その値jの上限値Dfullに対する比a(=j/Dmax)と上限値Dfullの重みとの積を、サブフィールドSF1〜6の重みとする。例えばサブフィールドSF1の重みは128×aとなる。積が「1」未満のときは「0」とする。なお、厳密に数式どおりに重みを設定する必要はなく、6個のサブフィールドSF1〜6の全てを点灯させたときの積分発光強度と最大積分発光強度との比が概ね比aと一致するように設定すればよい。
【0035】
そして、最大値Dmax毎の画像データDに応じたサブフィールドSF1〜6の組合せを定め、その組合せをサブフィールドデータDsfとして変換ROM83に格納しておく。これにより、例えば最大値Dmaxが「200」のフィールド(フレーム)Fの表示に際して、「101」「51」「25」「13」「7」「3」の重み付けが適用され、「0」〜「200」の画像データDのそれぞれについて、その値に応じたサブフィールドデータDsfに基づいて各サブフィールドSF1〜6における点灯の要否が設定される。つまり、64階調の表示が行われる。従来では、この最大値Dmaxが「200」のフレームに対して、「255」のフレームと同一の重み付けが適用されていたので、実質的に50階調となっていた。
【0036】
なお、図では最大値Dmaxとサステイン期間TSの長さとの関係を明瞭とするため、各サブフィールドSF1〜6の表示開始タイミングが固定であるが、これに限定されない。例えば、サブフィールドSF1のサステイン期間TSの終了後に直ちに次のサブフィールドSF2のアドレッシングを開始するというように各サブフィールドSF1〜6の表示を連続的に行い、最後のサブフィールドSF6のサステイン終了から次のフィールドFの表示開始までを休止期間TPとしてもよい。休止期間TPをまとめるのである。また、必ずしも各サブフィールドSF1〜6を輝度の重みの順に表示する必要はなく、適宜並べ替えてもよい。
【0037】
図5は第2の階調表示方法を示す図である。
フィールドFを6個のサブフィールドSF1〜6に分割する。画像データDの取り得る値のうちの「255」〜「63」の範囲の値については、図4の方法と同様に各サブフィールドSF1〜6の積分発光強度の重み付けを行う。「62」以下の値については値「63」と同一の重み付けとする。そして、「255」〜「64」の範囲の値については、その値に応じたサブフィールドSF1〜6の組合せを定め、その組合せをサブフィールドデータDsfとして変換ROM83に格納しておき、「63」以下の値については、画像データDの下位側6ビットをそのままサブフィールドデータDsfとして用いるようにする。これにより、変換ROM83及び輝度設定ROM86の小容量化を図ることができる。
【0038】
図6は第3の階調表示方法を示す図である。
図4の方法と同様に画像データDの値毎に各サブフィールドSF1〜6の重み付けを行い、輝度設定ROM86及び変換ROM83のデータ内容を定める。本方法の特徴は、重み付けの計算に際して積分発光強度が「1」未満となったサブフィールドの表示期間の全体を休止期間TPとすることである。積分発光強度が「1」未満であってサステインパルスPsを印加しないにも係わらず、すなわちサステイン期間TSが実質的に休止期間TPであるにも係わらず、アドレス期間TA(ここではリセット期間TRを含む)で通常どおりの駆動をして放電を生じさせると、その不要の放電で表示のコントラストが低下してしまう。したがって、アドレス期間TAを休止期間TPとするのである。図3に例示した書込みアドレス方式では、リセット期間TRで強い発光が生じるので、特にリセット期間TRを休止期間TPとする意義は大きい。
【0039】
ここで、サブフィールド数(フレーム分割数)及び各サブフィールドの輝度の設定要領を説明する。
まず、表示輝度の分解能について考える。表示の最大輝度をL0とし、画像データDの階調レべルの1段階分に相当するスクリーン上の輝度レべルをλとすると、λ=L0/Dfullである。重みの最も小さいサブフィールドの輝度がλ以下であれば、画像データD(入力画像)の階調を再現するための十分な輝度レベルの分解能があることになる。基本的に各サブフィールドの輝度は2の巾乗系列であるので、重みの最も小さいサブフィールドの輝度がλ/2以下であると、重みの小さい方から2番目のサブフィールドの輝度はλ以下となり、重みの最も小さいサブフィールドが不要となる。逆に重みの最も小さいサブフィールドの輝度がλ/2より大きいときは、2番目のサブフィールドSF5の輝度はλより大きい値となるので、それより重みの小さいサブフィールドが必要である。
【0040】
次に、実現可能な輝度について考える。0(すなわちサステイン期間で放電を生じさせない場合)以外の実現可能な最低輝度をLminとする。実際の輝度としては、計算上の設定値に最も近い実現可能な値を設定する。つまり、計算上の設定値がLmin/2以下であれば、実際の設定輝度が0となり、そのサブフィールドSFは不要となる。したがって、最も重みの小さいサブフィールドの輝度がLmin/2より大きくなるようにサブフィールド数を設定すればよい。
【0041】
これらの条件をまとめると、最も重みの小さいサブフィールドの輝度がλ/2、Lmin/2の両方よりも大きくなるようにサブフィールド数を設定すればよいことになる。サブフィールド数をmとすると、最大値Dmax>0の場合(Dmax=0の場合は後述)には、サブフィールドの輝度は、
2m-i (Dmax/Dfull)L0/(2m −1)
i:サブフィールドの番号
となる。m番目のサブフィールドの輝度である最低輝度は、
(Dmax/Dfull)L0/(2m −1)
である。不要なサブフィールドが生じないための条件は、
m<log2 (2Dmax+1)
且つ
m<log2 〔2(L0/Lmin)(Dmax/Dfull)+1〕
である。したがって、サブフィールド数Mとして、これらの不等式及びM≦mを満たす最大の整数が設定される。Dmax=0のときは、フィールドFの全ての画像データDが「0」であるので、全てのサブフィールドSF1〜Mを点灯させる必要がない。すなわちM=0である。
【0042】
このようにして決定したサブフィールド数Mの各サブフィールドSF1〜Mの輝度L(i)は
L(i)=2M-i LDmax/(2M −1)
LDmax:(Dmax/Dfull)L0 ただし、Dmax>0
である。Dmax=0の場合は駆動を休止するので輝度の設定は不要である。
【0043】
図7は第4の階調表示方法を示す図である。
この方法は、フィールドFにおける画像データDの最大値Dmaxに応じて、サブフィールド数を増減するものである。この方法においても、サブフィールドの重み付けについては、基本的には上述の各方法と同様にフィールドFの画像データDの最大値Dmaxが上限値Dfullであるときの積分発光強度を最大とし、最大値Dmaxが小さくなるにつれて積分発光強度を小さくする。
【0044】
積分発光強度を小さくするにつれて、サステイン期間TSが短くなり、1フィールドの表示期間の中で休止期間TPの占める割合が増加する。休止期間TPの合計時間が、1回のアドレッシングの所要時間と最短の有効サステイン時間との和以上に達すると、サブフィールド数(階調数)を増加することができる。例えば、1フィールドの表示期間が16.7ms、上限値Dfullに対応したサブフィールド数が6、アドレス期間(リセット期間TRを含む)が2ms、上限値Dfullに対応したサステイン期間TSの合計が4.7ms、上限値Dfullに対応した休止期間TPが0msである場合、最短の有効サステイン時間を約70μmとすると、休止期間TPが2.7ms以上になれば、サブフィールド数を1つ増やすことができる。
【0045】
図7の例では、最大値Dmaxが「255」〜「217」のときには、サブフィールド数が6とされ、最大値Dmaxが「216」のときにサブフィールド数が7とされている。最大値Dmaxがさらに短いときに、サブフィールド数を8以上とすることも可能である。ただし、最も重みの小さいサブフィールドのサステイン期間TSの長さを最小輝度に対応する下限値以上とする必要がある。また、画像データDのビット数N(ここでは8)よりもサブフィールド数を大きくすることは意味がない。出力階調数が入力階調数を越えてしまい、表示分解能が過大となるからである。
【0046】
本表示方法においても、サステインを行わないサブフィールドについては、アドレッシングを取り止め(表示期間を休止期間TPとし)、コントラストを高めるのが望ましい。最大値Dmaxが「64」以下のときには、図5の方法と同様にサブフィールドの重み付けを一定とすることによって、ルックアップテーブルの小容量化を図ることができる。
【0047】
次に、サブフィールド数の設定を定式化する。
最大値Dmaxが上限値Dfullであるときの各サブフィールドの輝度の合計(最高輝度)をL0、フィールドの表示期間の長さをF、アドレス期間TAの長さをAとする。サブフィールド数がmのとき、各サブフィールドの輝度L(i)は、
L(i)=2m-i (Dmax/Dfull)L0/(2m −1)
で表される。ここで、サステイン期間TSの長さをB(i,m,Dmax)とする。サブフィールド数Mは、
【0048】
【数1】
【0049】
を満たす最大の整数として決定される。実際には各最大値Dmaxに対するサブフィールド数Mを予め計算しておき、上述したとおりルックアップテーブル形式で画像データDに応じてフィールド構成を設定する。
【0050】
サブフィールド数Mの各サブフィールドSF1〜Mの輝度L(i)は
L(i)=2M-i LDmax/(2M −1)
LDmax:(Dmax/Dfull)L0
である。
【0051】
【発明の効果】
請求項1又は請求項2の発明によれば、表示対象の画像の明暗に係わらず階調の飛躍の目立たない高品質の表示を実現することができる。加えて、不要の発光を防止してコントラストを高めることができる。
【0053】
請求項2の発明によれば、暗い画像の階調数を増大することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプラズマ表示装置の構成図である。
【図2】PDPの内部構造を示す斜視図である。
【図3】駆動シーケンスの一例を示す印加電圧波形図である。
【図4】第1の階調表示方法を示す図である。
【図5】第2の階調表示方法を示す図である。
【図6】第3の階調表示方法を示す図である。
【図7】第4の階調表示方法を示す図である。
【図8】従来の階調表示方法を示す図である。
【図9】従来の階調変換特性を示すグラフである。
【符号の説明】
1 PDP(マトリクス表示デバイス)
D 画像データ
F フィールド(フレーム)
SF1〜6 サブフィールド
Dmax 最大値
TP 休止期間
Claims (2)
- 2値の発光制御が可能な表示素子からなるマトリクス表示デバイスによる画面表示に際して、各表示素子に対応した画像データの集合であるフレームを積分発光強度の異なる複数のサブフィールドに分割し、サブフィールド単位で各表示素子の発光の有無を選択する階調表示方法であって、
フレーム毎に、フレーム中の画像データの最大値を検出し、検出された最大値と画像データの取り得るデータ値範囲の上限値との比に応じて前記各サブフィールドの積分発光強度を設定し、
積分発光強度の設定値が最低強度値未満となるサブフィールドに割り当てる期間を、期間の全体にわたってアドレス放電およびサステイン放電を生じさせない休止期間とする
ことを特徴とする階調表示方法。 - 2値の発光制御が可能な表示素子からなるマトリクス表示デバイスによる画面表示に際して、各表示素子に対応した画像データの集合であるフレームを積分発光強度の異なる複数のサブフィールドに分割し、サブフィールド単位で各表示素子の発光の有無を選択する階調表示方法であって、
フレーム毎に、フレーム中の画像データの最大値を検出し、検出された最大値に応じて前記サブフィールドの個数を設定するとともに、検出された最大値と画像データの取り得るデータ値範囲の上限値との比に応じて前記各サブフィールドの積分発光強度を設定し、
積分発光強度の設定値が最低強度値未満となるサブフィールドに割り当てる期間を、期間の全体にわたってアドレス放電およびサステイン放電を生じさせない休止期間とする
ことを特徴とする階調表示方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09052897A JP4023524B2 (ja) | 1997-04-09 | 1997-04-09 | 階調表示方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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