JP4022959B2 - 自動車のパワーユニット支持構造 - Google Patents

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  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車のパワーユニット支持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車の中には、車体上方が開放されたオープンカーがある。後輪が駆動輪とされたオープンカーにおいて、駆動系全体の剛性を向上させるために、特許第2550342号公報に示すように、車体前部に配置されたエンジンおよび変速機からなるパワーユニットと、車体後部に配置された後輪用のリアデファレンシャルケースとを、連結フレームによって強固に連結したものが開示されている。この公報には、また、パワーユニットを左右両側の2か所で車体に支持させ、リアデファレンシャルケースを左右2か所で車体に支持させて、エンジンと変速機とリアデファレンシャルケースと連結フレームとの組立て体を、全体として合計4か所において車体に支持させることも開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、オープンカーは、セダンタイプの自動車のように車体上部がル−フパネルによって閉じられた構造のものに比して、剛性が低いものとなる。特に、車体のねじり剛性が低くなって、フロアフレームからの不快な低周波の振動、より具体的には100km/h程度での高速走行時において15〜20HZの周波数域の振動がかなり大きくなってしまう。このため、レインフォ−スメントによる補強によって車体剛性を向上させること、つまり車体のねじり振動周波数域をより高周波域へと変更することも考えられるが、この場合は車体重量が大きくなる一方、十分に車体剛性を向上させることは難しいものとなる。
【0004】
本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、その目的は、大きく重量を増加させることなく、車体のねじり振動を低減できるようにした自動車のパワーユニット支持構造を提供することにある。
0005
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明にあっては、その解決手法として次のようにしてある。すなわち、特許請求の範囲における請求項1に記載のように、
少なくともエンジンを含むパワーユニットが、車体前部に配置され、
後輪が前記パワーユニットにより駆動される駆動輪とされ、
前記パワーユニットと後輪用のリアデファレンシャルギアとがプロペラシャフトによって連結され、
前記リアデファレンシャルギア用のリアデファレンシャルケースと前記パワーユニットとが、連結フレームによって強固に連結され、
前記パワーユニットおよびリアデファレンシャルケースがそれぞれ、左右両側において弾性体マウントを介して車体に取付けられることにより、該パワーユニットとリアデファレンシャルケースと前記連結フレームとを含む駆動系全体が合計4か所において車体に取付けられた自動車のパワーユニット支持構造において、
前記駆動系全体が車体のねじり振動を減衰するダイナミックダンパの質量体として機能すると共に、該駆動系全体の揺動軸が前記リアデファレンシャルケース付近になるように、前記パワーユニットを支持する前記弾性マウントが前記リアデファレンシャルケースを支持する前記弾性マウントよりもばね特性が柔らかく設定されている、
ようにしてある。上記解決手法を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項2以下に記載のとおりである。
0006
【発明の効果】
請求項1によれば、パワーユニットをダイナミックダンパの質量体として機能させることにより、レインフォ−スメントによる車体補強のような大幅な重量増加を行うことなく、車体のねじり振動を低減することができる。
また、連結フレームによってパワーユニットとリアデファレンシャルケースとを連結することによって、従来からある駆動系の構造を採択しつつ、ダイナミックダンパの質量体を全体として極力大質量として、ダイナミックダンパの共振周波数域を、低減が求められる低周波数域へ容易に設定することができる。
さらに、ダイナミックダンパの揺動中心を、特に質量の大きくなるパワーユニットから遠く離れたリアデファレンシャルケース付近に設定して、ダイナミックダンパとしての機能を効果的に発揮できる。
0007
請求項によれば、特に不快感を与える15〜20HZの低周波数域の車体ねじり振動を低減することができる。
0008
請求項によれば、ダイナミックダンパの質量体を、エンジンの他に変速機という重量物をも含むものとして、ダイナミックダンパの機能をより効果的に発揮させることができる。
0009
請求項によれば、車体のねじり振動がかなり低周波域になるオープンカーにおいて、パワーユニットを利用したダイナミックダンパによる車体ねりじ振動を効果的に低減することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1、図2において、1は従動輪としての前輪、2は駆動輪としての後輪、3は左右一対のフロントフレーム、4は左右一対のリアフレームである。各フレーム3、4は車体の強度部材となるものである。
【0011】
左右一対のフロントフレーム3には前クロスメンバ5が固定され、この前クロスメンバ5には、パワーユニット6が支持されている。パワーユニット6は、実施形態では、縦置きとされたエンジン7と、エンジン7の後部に連結された変速機8とから構成されている。パワーユニット6は、エンジン7の左右側部に設けられた左右一対の取付ブラケット部7aにおいて、弾性体マウント9を介して前クロスメンバ5に取付けられている。これにより、パワーユニット6は、左右2か所の弾性体マウント9によって、少なくとも上下方向に弾性的に支持されることになる。
【0012】
左右一対のリアフレーム4には、後ろクロスメンバ11が固定され、この後クロスメンバ11にはリアデファレンシャルケース12が取付けられている。リアデファレンシャルケース12は、後クロスメンバ11に一体に設けられた左右一対の取付ブラケット部11aに対して、弾性体マウント13を介して取付けられている。これにより、リアデファレンシャルケース12は、左右一対の弾性体マウント13によって、少なくとも上下方向に弾性的に支持されることになる。勿論、リアデファレンシャルケース12から伸びる左右のドライブシャフト14が、左右後輪2に連結されている。
【0013】
変速機8とリアデファレンシャルケース12(内のデファレンシャルギア)とは、プロペラシャフト15によって連結されている。これにより、エンジン7の発生トルクつまりエンジン回転数が、変速機8、プロペラシャフト15、リアデファレンシャルケース12(内のデファレンシャルギア)、ドライブシャフト14を介して後輪2へ伝達される。変速機8の後部とリアデファレンシャルケース12の前部とが、連結フレーム16によって強固に連結されている。この連結フレーム16は、断面略コ字状とされて、曲げ剛性が強くかつねじりに対して柔軟性を有するようにされている。
【0014】
ここで、前位置にある左右一対の弾性体マウント9同士は、そのばね特性が同じに設定されて、比較的柔らかいものとされている。一方、後位置にある左右一対の弾性体マウント13同士は、そのばね特性が同じに設定されているが、前位置にある弾性体マウント9に比して十分硬くなるように設定されている。つまり、エンジン7、変速機8、リアデファレンシャルケース12、連結フレーム16との一体化された組立て体Kが、前後左右の合計4か所の弾性体マウント9、13によって車体に支持されるが、エンジン7によって後輪2が駆動された走行時に、エンジン7の発生トルクに起因して、ほぼリアデファレンシャルケース12付近を揺動軸線としてエンジン7が上下方向に揺動されることになる(組立て体Kのピッチング振動発生で、図1矢印参照)。
【0015】
走行時、例えば100km/h程度での高速道路(良路)においての定常走行中、車体は低周波のねじり振動を発生し、フロアパネルでの上下方向振動数で15〜20HZの不快な振動を発生する(図3破線参照)。一方、前述した組立体Kのピッチング振動は、エンジン7、変速機8という重量物を質量体とするダイナミックダンパとして機能することになり、このダイナミックダンパの共振周波数が上記15〜20HZとなるように弾性体マウント9、13のばね特性が設定されている。
【0016】
図3は、フロアパネルの上下方向振動レベルを示すが、図中一点鎖線がエンジン7、変速機8を特にダイナミックダンパとして機能させることを意図しない従来のものであり、図中実線が、エンジン7、変速機8を積極的にダイナミックダンパとして機能させた場合であり、フロアパネルでの上下方向振動が従来のものに比して大幅に低減される(約8dB低減)。
【0017】
以上実施形態について説明したが、変速機8をリアデファレンシャルケース12と一体にして車体後部に配置したものであってもよい(この場合は、エンジン7の後部とリアデファレンシャルケース12の直前方に位置される変速機8とを連結フレーム16によって連結すればよい)。
【0018】
なお、実施形態のように、ダイナミックダンパとしての質量体(特に質量の大きいエンジン7、変速機8)の揺動軸線を、当該質量体から遠く離れた位置に設定するのが、質量体のレバー比を長くしてダイナミックダンパの機能をより効果的に発揮させる上で好ましいものとなる。また、前の左右弾性体マウント9間でばね特性が異なってもよく、同様に後の左右弾性体マウント13間でばね特性が異なってもよい(後の左右平均のばね特性が、前の左右平均のばね特性よりも硬くなって、リアデファレンシャルケース12付近を中心としてエンジン7が上下方向に揺動できるようなばね特性の設定であればよい)。なお、前の弾性体マウント9のばね特性が柔らかくなっても、連結フレーム16によりエンジン7の振動は十分抑制されるものである。勿論、本発明の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点として表現されたものを提供することをも暗黙的に含むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す平面図。
【図2】図1の側面図。
【図3】本発明の効果を図式的に示す図。
【符号の説明】
2:後輪(駆動輪)
3:フロントフレーム
4:リアフレーム
5:前クロスメンバ
6:パワーユニット
7:エンジン
7a:取付ブラケット部
8:変速機
9:弾性体マウント
11:後クロスメンバ
11a:取付ブラケット部
12:リアデファレンシャルケース
13:弾性体マウント
15:プロペラシャフト
16:連結フレーム

Claims (4)

  1. 少なくともエンジンを含むパワーユニットが、車体前部に配置され、
    後輪が前記パワーユニットにより駆動される駆動輪とされ、
    前記パワーユニットと後輪用のリアデファレンシャルギアとがプロペラシャフトによって連結され、
    前記リアデファレンシャルギア用のリアデファレンシャルケースと前記パワーユニットとが、連結フレームによって強固に連結され、
    前記パワーユニットおよびリアデファレンシャルケースがそれぞれ、左右両側において弾性体マウントを介して車体に取付けられることにより、該パワーユニットとリアデファレンシャルケースと前記連結フレームとを含む駆動系全体が合計4か所において車体に取付けられた自動車のパワーユニット支持構造において、
    前記駆動系全体が車体のねじり振動を減衰するダイナミックダンパの質量体として機能すると共に、該駆動系全体の揺動軸が前記リアデファレンシャルケース付近になるように、前記パワーユニットを支持する前記弾性マウントが前記リアデファレンシャルケースを支持する前記弾性マウントよりもばね特性が柔らかく設定されている、
    ことを特徴とする自動車のパワーユニット支持構造。
  2. 請求項1において、
    前記弾性体マウントと前記駆動系全体とからなるダイナミックダンパが、15〜20HZの車体ねじり振動を低減するように設定されている、ことを特徴とする自動車のパワーユニット支持構造。
  3. 請求項において、
    前記パワーユニットが、エンジンとエンジンの後部に連結された変速機とを含むものとして設定され、前記連結フレームが、前記変速機とリアデファレンシャルケースとを連結している、ことを特徴とする自動車のパワーユニット支持構造。
  4. 請求項1において、
    自動車が、車体の上方が開放されたオープンカーとされている、ことを特徴とする自動車のパワーユニット支持構造。
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