JP4016617B2 - 動弁装置およびこれを備えた内燃機関 - Google Patents

動弁装置およびこれを備えた内燃機関 Download PDF

Info

Publication number
JP4016617B2
JP4016617B2 JP2001226399A JP2001226399A JP4016617B2 JP 4016617 B2 JP4016617 B2 JP 4016617B2 JP 2001226399 A JP2001226399 A JP 2001226399A JP 2001226399 A JP2001226399 A JP 2001226399A JP 4016617 B2 JP4016617 B2 JP 4016617B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cam
valve
fork
accelerator
tappet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001226399A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003041914A (ja
Inventor
幸作 山内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Co Ltd filed Critical Suzuki Motor Co Ltd
Priority to JP2001226399A priority Critical patent/JP4016617B2/ja
Publication of JP2003041914A publication Critical patent/JP2003041914A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4016617B2 publication Critical patent/JP4016617B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動二輪車あるいは自動車などにおける内燃機関において、アクセル開度に応じてバルブのリフト量、リフトタイミングおよび作用角を可変制御する動弁装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の内燃機関において、以前より燃焼効率の向上を図るべく、種々の工夫あるいは提案等がなされてきている。バルブの開閉タイミングをずらして行なう可変位相方式に始まり、カム切換によるバルブリフトの可変制御やバルブ休止等が採用されてきた。なお、このカム切換方式は、低速用と高速用の2つのカムを用意し、エンジン出力に応じて作用角の小さいものから大きなものに切り換えるというものである。
【0003】
さらに最近では可変位相とカム切換の組合せが出始め、その後作用角およびリフト量を連続可変する3次元カムを使用する方式が提案されている。
たとえば、直打式円筒タペットの頂部に接触角変化に対する追従機構を設け、3次元カムを軸方向にスライドさせることにより、バルブリフト量を無段階に可変するものがある。
【0004】
そして、この従来例ではカム軸自体を移動させるようにしているため回転およびスライドともスムースに動作させる必要がある。その場合、ドリブンスプロケットはスライドさせることができないので、ドリブンスプロケット部に出力の大きな油圧装置を設けていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる従来例においては上記のように大型の油圧装置が必要になることから、装置全体として大柄になるばかりか、位相を可変にしようとする場合には両方を正確に制御するためにそれぞれを別系統化して作動制御しなければならず、コストおよび重量が増大せざるを得なくなる。
また、高回転域まで回転させるためには接触角変化追従装置を軽量化しなければならず、その揺動量も大きくなるとPV値が高くなり、焼き付き易くなる。そのためリフト変化幅に制限がつき易い構造となり、0〜最大リフト量の範囲を有効にカバーするのが難しくなる。
【0006】
さらに、製作に際して平面円筒研削盤を使って形成される3次元(立体)カムであるため接触部分が直線状となり、中間リフトカーブは、最小〜最大リフトカーブを直線的につないだカーブとなって、タイミングやリフトカーブを自由に選ぶことができない。
また、バルブ休止機構を持たない(取り付け難い)ため、低中速時におけるスワール、タンブルを生成して流速を高めることができない。
【0007】
本発明はかかる実情に鑑み、バルブを最適制御し、燃費改善等に優れた効果を発揮する上、つねに適正かつ円滑動作を保証し高い安全性を実現する動弁装置およびこれを備えた内燃機関を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の動弁装置は、カム高さとカム作用角が連続的に変化するように形成され、カムシャフトと一体回転するとともにその軸方向に相対移動可能に構成されたカムと、前記カムのカム面に押圧されてバルブを進退させるバルブリフタとを備えた動弁装置であって、 この動弁装置は、前記カムシャフトの軸方向に傾斜するカム面を有し、かつ前記カムシャフトの軸方向にスライドすることによりバルブリフト量、バルブリフトタイミングおよびバルブ作動角が連続無段に可変制御されるカムと前記カムに係合し、かつアクセルモータの駆動力を受けて前記カムシャフトと平行にスライド移動することで前記カムをスライドさせるフォークと、アクセル低開度時に前記バルブリフタの進退動を規制し得る、前記アクセルモータとは別の駆動装置により連動駆動されるフォーク規制機構とを備え、アクセル開度に応じて前記フォーク規制機構を駆動することで、該フォーク規制機構の規制部材が前記フォークと係合して前記フォークのスライド動作を規制することを特徴とする。
【0009】
また、本発明の動弁装置において、少なくとも2つのバルブを持ち、一方のバルブが休止状態のとき、前記カムによるバルブリフト量が所定値以上にならないように、前記フォークのスライド量を所定範囲内に制限することを特徴とする。
【0010】
また、本発明の動弁装置において、前記一方のバルブを休止させるためのタペットストッパを有するとともに、前記規制部材は概略L字状に形成され、そのL字の角部にて前記カムシャフトと平行に軸支され、前記規制部材の一端が前記タペットストッパに常時当接するとともに、他端が前記フォークを支持するアクセルシャフトに接近可能としたことを特徴とする。
【0011】
また、本発明の動弁装置において、前記タペットストッパにより前記一方のバルブを休止させる際、前記規制部材の一端側が前記タペットストッパの外周面に沿って揺動し、その他端側が前記アクセルシャフトに接近するようにしたことを特徴とする。
【0012】
また、本発明の内燃機関は、吸気バルブおよび排気バルブにより吸排気を制御するようにした内燃機関であって、少なくとも吸気側に上記いずれかの動弁装置を備えたことを特徴とする。
【0013】
また、本発明の内燃機関は、回動自在にフロントフォークを軸支するステアリングヘッドパイプと、該ステアリングヘッドパイプに連結される車体フレームに搭載される燃料タンクと、該燃料タンクの後方に連設されるシートと、該シートおよび燃料タンクの下方に配置されるエアクリーナとを有する自動二輪車において、前記エアクリーナの前方に搭載され、その後部および前記エアクリーナを結合する吸気管と該吸気管が結合されるのと反対側に結合する排気管とを備えた内燃機関であって、カム高さとカム作用角が連続的に変化するように形成され、カムシャフトと一体回転するとともにその軸方向に相対移動可能に構成されたカムと、前記カムのカム面に押圧されてバルブを進退させるバルブリフタとを備える動弁装置を有し、この動弁装置は、前記カムシャフトの軸方向に傾斜するカム面を有し、かつ前記カムシャフトの軸方向にスライドすることによりバルブリフト量、バルブリフトタイミングおよびバルブ作動角が連続無段に可変制御されるカムと前記カムに係合し、かつアクセルモータの駆動力を受けて前記カムシャフトと平行にスライド移動することで前記カムをスライドさせるフォークと、アクセル低開度時に前記バルブリフタの進退動を規制し得る、前記アクセルモータとは別の駆動装置により連動駆動されるフォーク規制機構とを備え、アクセル開度に応じて前記フォーク規制機構を駆動することで、該フォーク規制機構の規制部材が前記フォークと係合して前記フォークのスライド動作を規制することを特徴とする。
【0014】
本発明によれば、この種のエンジンにおいてアクセル開度に応じてバルブリフト量および作用角を無段階可変制御する。この場合、吸気量をアイドル回転域から全開域までコントロールし、エンジン回転数に最も適した吸気特性を確保することができる。これにより燃焼効率を有効に高め、燃費や出力を大幅に向上することができる上、構成が比較的簡単でありながら優れた効果を発揮し、実質的コストがかからず製造も容易である。
【0015】
また特に、アクセル開度に応じてフォークのスライド量を可変制御する規制部材を持つことにより、アクセル開度に応じてフォークをスライドさせ得る範囲が限定される。これによりアクセル開度に最適なバルブリフト量となるようにカムを制御することができる。
また、タペットストッパにより一方のバルブを休止させる際、カムによるバルブリフト量を制限することで、バルブリフタとタペットガイドとの間に生じ得る摩擦抵抗を低減し、バルブリフタの作動を円滑化する。
また、規制部材の一端をタペットストッパに常時当接させることで、規制部材の切換制御をタペットストッパに正確に同期させ、円滑かつ適正動作を保証することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき、本発明による好適な実施の形態を説明する。
本発明による動弁装置は、自動二輪車あるいは四輪自動車に搭載される各種のガソリンエンジンに対して有効に適用可能であり、この実施形態ではたとえば図1に示すように自動二輪車のエンジンを例とする。
【0017】
ここで先ず、本実施形態に係る自動二輪車100の全体構成を説明する。図1において、鋼製あるいはアルミニウム合金材でなる車体フレーム101の前部には、ステアリングヘッドパイプ102によって左右に回動可能に支持された2本のフロントフォーク103が設けられる。フロントフォーク103の上端にはハンドルバー104が固定され、ハンドルバー104の両端にグリップ105を有する。フロントフォーク103の下部には前輪106が回転可能に支持されるとともに、前輪106の上部を覆うようにフロントフェンダ107が固定される。前輪106は、前輪106と一体回転するブレーキディスク108を有している。
【0018】
車体フレーム101の後部には、スイングアーム109が揺動可能に設けられるとともに、車体フレーム101とスイングアーム109の間にリヤショックアブソーバ110が装架される。スイングアーム109の後端には後輪111が回転可能に支持され、後輪111はチェーン112が巻回されたドリブンスプロケット113を介して、回転駆動されるようになっている。
【0019】
車体フレーム101に搭載されたエンジン1(実線部)には、エアクリーナ114に結合する吸気管115から混合気が供給されるとともに、燃焼後の排気ガスが排気管116を通って排気される。エアクリーナ114は容量確保のためにエンジン1の後方、かつ燃料タンク117およびシート118の下方にある大きなスペース内に設置される。そのため吸気管115はエンジン1の後部側に結合させ、排気管116はエンジン1の前部側に結合される。また、エンジン1の上方には、燃料タンク117が搭載され、燃料タンク117の後方にシート118およびシートカウル119が連設される。
【0020】
ここで、エンジン1のシリンダヘッド2乃至シリンダヘッドカバー2aの所定部位には、後述するアクセルモータ45が装着される。アクセルモータ45はたとえば図示例のように、シリンダヘッドカバー2aの上面から突設される。その場合、燃料タンク117の下部に設けた凹部内にアクセルモータ45部分が配設されるようになっており、燃料タンク117とシリンダヘッドカバー2aは相互に干渉しないように配置される。
【0021】
アクセルモータ45はリンクを用いれば、吸気側でも排気側でも設置可能であるが、排気側に設ける場合燃料タンク117に形成する凹部が露出されて、そのままでは外観性が低下するので、それを考慮に入れるとアクセルモータ45は吸気側に設ける方が好ましい。
【0022】
さらに図1において、120はヘッドランプ、121はスピードメータ、タコメータあるいは各種インジケータランプ等を含むメータユニット、122はステー123を介してハンドルバー104に支持されるバックミラーである。また、車体フレーム101の下部にはメインスタンド124が揺動自在に取付けられ、後輪111を接地させたり地面から浮かせたりできる。車体フレーム101は、前部に設けたヘッドパイプ102から後斜め下方へ向けて延設され、エンジン1の下方を包むように湾曲した後、スイングアーム109の軸支部であるピボット109aを形成してタンクレール101aおよびシートレール101bに連結している。
【0023】
この車体フレーム101には、フロントフェンダ107との干渉を避けるべく車体フレームと平行にラジエータ125が設けられるとともに、このラジエータ125から車体フレーム101に沿って冷却水ホース126が配設され、排気管116と干渉することなくエンジン1に連通している。
【0024】
また、図2は本発明装置の要部側断面図、図3は図2のA−A線に沿う断面図である。これらの図にも示されるように、この実施形態では並列2気筒エンジンであって、各気筒ごとに吸気側(IN)および排気側(EX)にそれぞれ2つのバルブ(つまり4バルブ)を有している。なお、この実施形態では吸気側に適用した例とするが、吸気側および排気側の双方に適用することもできる。シリンダ内で上下に往復動するピストン1の上部にシリンダヘッド2が配置され、このシリンダヘッド2内に動弁装置が収容される。
【0025】
動弁装置は、気筒の配列方向に沿って配置されるカム/カムシャフトユニット10と、カム/カムシャフトユニット10の下側に配置されるタペットユニット20と、この例では吸気制御するバルブユニット30と、アクセル開度に応じてカムを変位させるアクセルシャフトユニット40と、必要に応じてバルブを休止させるバルブ休止ユニット50とを含んでいる。なお、バルブユニット30については、排気側も同様の構成であってよい。
【0026】
カム/カムシャフトユニット10において、カムシャフト11は、ベアリング12(図3)を介してシリンダヘッド2に回転自在に支持される。カムシャフト11にはその軸方向に後述するカム13がスライド可能に装着されるが、この例ではカムシャフト11はたとえば3条のボールスプライン11aを有し、そのガイドによってボール14を介して直線運動(リニアモーション)するようになっている。なお、カムシャフト11は中空構造とし、その中空内部に潤滑油路を形成してカム13等に注油することができる。
【0027】
カムシャフト11の一端にはスプロケット15が固着している。排気側のカムシャフト11Exの一端にもスプロケット15Exが固着しており、これらのスプロケット15,15Exとクランクシャフト(図示せず)の一端に固着するドライブスプロケット4との間にカムチェーン5が巻回装架される(図5参照)。なお、図5に示されるようにチェーンガイド6、チェーンテンショナ7およびチェーンアジャスタ8等を含み、これらによりカムチェーン5が適正走行するようになっている。
【0028】
ここで、カム13はいわゆる「3次元カム」として構成され、また各気筒に1つのカム13が設けられる。図6に示されるように長手方向(カムシャフト11の軸方向)に緩やかに傾斜するカム部13aが延設され、バルブリフト量を連続的に変化させる形状に成形されている。この場合、カム高さと同時にカム作用角およびリフトタイミングも変化し、すなわちバルブリフト量が大きくなるのに従ってカム作用角も大きくなり、さらにはバルブのリフトタイミングも変化させ得るように設定されている。図7は、かかるカム13の具体的な3次元カム構成諸元の例を示している。このようなカム13をカムシャフト11に沿って移動させることにより、吸気バルブのリフト量、作用角およびリフトタイミングを無段階に可変制御することができる。
【0029】
タペットユニット20において、タペット21はその内側にベアリングを収容する収容部を有する円板状(ドーナッツ状)に形成され、ベアリングとしてのボール22を介してタペット芯材23を保持する。シリンダヘッド2の適所にはタペットホルダ24が配置固定されており、タペット21は、タペットホルダ24内部に収容されるかたちで浮動保持される。このタペットユニット20(タペット21)は、カム13のカム面に押されてバルブを進退させるバルブリフタとして機能する。
【0030】
タペット芯材23は、タペット21とともにボール22を収容保持する基部23aと、基部23aから左右両側へ延びる(カムシャフト方向)腕部23bと、各腕部23bの端部に設けられ、吸気バルブに当接するようにした押圧部23cとを含んでいる。1つのタペット21によって押圧部23cを介して、2つのバルブを同時に駆動できるようになっている。
【0031】
タペット21の外周面は典型的には円弧状(R状)に形成され、カム13とは点接触するようになっている。また、タペット21の内側にタペット芯材23の基部23aとの間にボール22を介在させることにより、自動調芯機能を持つ。タペット芯材23の腕部23bは、タペットホルダ24に設けたガイド溝24a(図2参照)によってガイドされる。このタペットホルダ24のガイドにより、タペット21はバルブステム31aの軸方向にのみ移動可能になる。
【0032】
なお、本実施形態では排気側については、図2に示されるように平板状のカム13Ex(平面カム)とこれに当接する接触平面を持つ円板状のタペット21Exを有する。
【0033】
バルブユニット30において、それぞれのバルブステム31aがバルブガイド32によってガイドされる2つの吸気バルブ31を含んでいる。また、各バルブステム31aの端部には、タペット芯材23の押圧部23cと当接するタペットシム33を有し、バルブリテーナ34とスプリングシート35の間にバルブスプリング36が装着される。
【0034】
アクセルシャフトユニット40において、カムシャフト11と平行に配置されたアクセルシャフト41と、アクセルシャフト41に固着するとともにカム13に連結するアクセルフォーク42を含んでいる。アクセルシャフト41はその軸方向にスライド可能にシリンダヘッド2によって支持され、一端側でネジリスプライン41aを介してドリブンギヤ43(ホイール)と係合している。ドリブンギヤ43は複列ボールベアリング44によって回転自在に支持され、アクセルモータ45の出力軸に固着したドライブギヤ46(ウォーム)と噛合する。
【0035】
アクセルモータ45は、アクセル変化(アクセル開度や加速・減速方向など)に対応してその出力軸が回転し、その回転はドライブギヤ46およびドリブンギヤ43を介して、アクセルシャフト41のスライド運動に変換される。この例ではアクセルモータ45はシリンダ軸線方向に沿って配置され、シリンダヘッドカバー2aによって覆われている。
なお、たとえば自動二輪車の場合にあっては、アクセルグリップの回転操作量をアクセルモータ45の出力軸の回転量に対応させるようにしてもよい。また、アクセルモータ45を駆動する際、そのときの走行状況(出力)に合うようにコントローラ(図示せず)によって駆動制御されるようになっている。
【0036】
アクセルフォーク42は、ベアリング47を介してカム13の端部に回転自在に装着されたフォークガイド48と係合する。これによりアクセルシャフト41がその軸方向にスライドするのに連動もしくは同期して、カム13がカムシャフト11に沿ってスライドする。
【0037】
ここで、本発明では特に図3に示されるように、アクセルシャフト41にはストッパカラー49が嵌着している。このストッパカラー49は、後述するようにアクセルフォーク規制機構70と係合してアクセルフォーク42のスライド動作を規制するようになっている。
【0038】
バルブ休止ユニット50において、2つの吸気バルブ31の一方を休止させるように構成されたタペットストッパ51を有する。タペットストッパ51は、シリンダヘッド2に形成されたガイド孔2cに内挿され、カムシャフト11と平行にスライド可能である。タペットストッパ51の一端にはタペット芯材23の嵌合凹部23dに係合可能な球状のストッパ部51aを有し、また他端には後述するフォークが係合するフォークガイド52が取り付けられている。ガイド孔2cには、ストッパ部51aをタペット芯材23の嵌合凹部23d側へ付勢するリターンスプリング53が装着されている。
【0039】
駆動装置54は、カムシャフト11と平行に配置され、タペットストッパ51を駆動(進退駆動)するための駆動シャフト55を進退させる。駆動シャフト55にはフォーク56が結合しており、このフォーク56はタペットストッパ51のフォークガイド52と係合する。2つのタペットストッパ51は相互に、駆動シャフト55によって連結されており、同期作動するようになっている。
【0040】
バルブ休止ユニット50は特にエンジン低速回転域において燃焼室内に吸気スワール流を生成させるために有効であり、つまりエンジン低速時においてはタペットストッパ51がタペット芯材23の一端側の支点となり、その他端側の押圧部23cのみが吸気バルブ31を押し下げ、すなわちリフトさせ、これによりスワール流を生成することができる。
【0041】
ここで、カムシャフト11の他端には位相センサユニット60が設けられている。位相センサユニット60は、カムシャフト11の他端に植設されたピン61とこのピン61を検出して出力信号を得る位相センサ62を含んでいる。
【0042】
また本発明では特に、アクセル開度に応じてアクセルフォーク42のスライド可能量を可変制御するためのアクセルフォーク規制機構70を有する(図2)。このアクセルフォーク規制機構70は概略L字状を呈し、図8に示されるようにそのL字の一端側にタペットストッパ51のポジションセンサとして機能するセンサアーム71を有し、また他端側にはアクセルフォーク42に対する規制部材として機能する規制アーム72を有する。これらのセンサアーム71および規制アーム72は、回転軸73の両端にそれぞれ固着し、一体的に構成されている。回転軸73は、たとえばタペットホルダ24の一部を利用して軸支されるようにしてもよい。
【0043】
センサアーム71の先端71aは図3にも示されるようにタペットストッパ51に当接するように、また規制アーム72の先端72aはストッパカラー49に当接するようにそれぞれ配置される。回転軸73のまわりには弾機手段であるネジリコイルスプリング74が装着されており、このネジリコイルスプリング74の弾力によりセンサアーム71の先端71aが常時タペットストッパ51の外周面に当接するように付勢される。なお規制アーム72は、図8に示されるようにシリンダヘッド2側のストッパ部2bにより位置規制されている。
【0044】
上述のようにセンサアーム71の先端71aが常時タペットストッパ51の外周面に当接するが、ここで図9を参照してタペットストッパ51はストッパ部51aに連設するかたちで、首部51b、傾斜面部51cおよび大径部51dを有する。タペットストッパ51がタペット芯材23に対して進退するのに応じて、センサアーム71の先端71aのタペットストッパ51に対する当接位置が首部51b〜大径部51dの間で順に変化する。また、かかるセンサアーム71の先端71aの当接位置の変化により、規制アーム72の先端72aはアクセルシャフト41に対して接近、離間(アクセルシャフト41の径方向)する。
【0045】
なお、ネジリコイルスプリング74の弾力は、走行時に発生する振動によりセンサアーム71あるいは規制アーム72が動くのを規制するのに必要な最小限のものに設定される。これによりセンサアーム71の先端71aが適度な力量でタペットストッパ51に当接し、タペットストッパ51の円滑作動を保証する。
【0046】
上記構成において、アクセルグリップ(もしくはアクセルペダル)を操作するとアクセルモータ45が作動し、その出力軸の回転によりアクセルシャフト41がスライドする。たとえば、エンジン低速時には図3に示されるようにタペット21はカム13に対して、カム高さの低い部位に当接している。この状態で加速、すなわちアクセルを開くと、アクセルモータ45の作動によりドリブンギヤ43が回転して、アクセルシャフト41は図中、右方にスライドする。カム13はアクセルフォーク42を介して、アクセルシャフト41の動きに連動してカムシャフト13に沿って、同様に図中、右方にスライドする。なお、このときカム13のスライド量や速度は、アクセルの開度および開く速さに対応している。カム13のスライドによりタペット21は次第に、カム高さの高い部位に当接し、これにより図7に示されるリフト特性に従ってバルブリフト量が増大する。一方、減速時にはアクセルを戻すことで、上記とは逆の動作でバルブリフト量を減少させる。
【0047】
ここで、上述した本発明の動弁装置あるいは内燃機関において、まず3次元のカム13をカムシャフト11上でその軸方向にスライドさせる。これによりカム軸部のシリンダヘッド2の幅を狭くすることで、軽量化およびコンパクト化を図ることができる。また、カムシャフト13の回転軸受(ベアリング12)とカム13のスライド軸受(ボールスプライン11aおよびボール14)を別個にすることで、これら双方をころがり軸受で構成したことによりカム13を極めて小さい力量で円滑に変位させることができる。
【0048】
さらに、カム13のスライド機構に加えて、カムタイミングの変更機構を付加することも可能である。この場合、たとえばスプロケット15まわりに所謂、連続可変バルブタイミング機構(「VVT機構」等と呼ばれている)を設けることで、装置の大型化やコストアップを伴わずに有効に行なうことができる。カムタイミングの変更には、カムシャフト13自体がスライドしないため、位相センサユニット60を効果的に使用することができる。
【0049】
また、上述のようにカム13のスライド軸受部をボールスプライン11aによるころがり軸受で構成することで、滑り抵抗の場合に比べてスライド抵抗を格段に小さくする。これによりアクセルモータ45を小型化することができ、アクセル可変時の消費電力を小さくすることができる。ころがり軸受においては、滑り軸受の場合よりも軽度の潤滑でも焼き付き難い等の利点がある。
【0050】
また、1つのアクセルシャフト41に固定した複数(気筒数分)のアクセルフォーク42を介してカム13をスライドさせることで、すべてのカム13を正確に同調させることができ、複数の気筒のバルブを同調制御することができる。また、気筒ごとに単一のカム13を設けることにより、カム幅(カムシャフト方向)を大きく確保することができ、バルブリフトカーブを形成するカム13の傾斜角度を緩く設定可能となる。これによりカム13のスライド荷重を小さくして、この点でもアクセルモータ45を小型化するとともに、高い精度のアクセルワークを実現することができる。
【0051】
また、アクセルフォーク42とカム13をベアリング47を介して回転自在に結合することで、カム13の高回転域まで回転部の焼付きを防止することができる。加えて、回転部の回転抵抗を小さくすることで動弁駆動の際に生じる機械的損失(メカロス)を減少させる。
【0052】
また、タペット21の外周接触面を曲面状に形成し、摺動および回転自在にバルブステム軸方向にストローク可能としたことで、カム13とタペット21をつねに点接触させる。これによりカム13のカム高さ(バルブリフト量)、作用角およびタイミング等を含むカム特性を3次元マップ的に形成することができ、エンジン回転数およびトルクに最適なリフト特性を設定し、つまり低中速域でミラーサイクル化を自在に実現することができる。また、タペット21とカム13あるいはタペットシム33との接触はころがり接触となっており、常に一点で接触しているわけではないため、耐磨耗性に優れ、耐久性を大幅に向上させることができる。それにより、エンジンの高回転化を有効に実現する。
【0053】
また、タペット21の中心軸上に自動調芯機能を持つタペット芯材23を設けるとともに、タペットホルダ24のガイド溝24aによりガイドし、タペット芯材23の両端の押圧部23cで2つの吸気バルブ31をリフト可能にする。単一のタペット21で2つのバルブをリフトすることで、タペット重量を軽くして高回転化とコンパクト化を図ることができる。この場合、タペット21とカム13あるいはタペットシム33との接触は、ころがり接触となっているので耐磨耗性に優れる。さらに、各吸気バルブ31のバルブステム31aにはその軸方向以外の荷重もしくは負荷が作用しないので、バルブガイド32やタペットガイドの磨耗が僅少になり、実質的にバルブステム31aを小径にできるため高回転、高出力化に有利である。また、自動調芯機構をボール22によるころがり軸受で構成したので、飛沫潤滑でも焼付きなく潤滑し得るため特別な潤滑油の圧送装置を不要とし、構造を簡素化するとともに耐久性を向上する。
【0054】
また、バルブ休止ユニット50はタペットストッパ51によって一方の吸気バルブ31を休止させることができる。このバルブ休止によりエンジンの低中速回転域において燃焼室内に吸気スワール流あるいはタンブル流を生成し、いわゆるリーンバーン化を可能にする。この場合、燃料の注入速度を速くすることで出力アップを図ることができる。
【0055】
ここでバルブ休止時には、たとえば図3に示したように他方の吸気バルブ31側の押圧部23cは、タペットストッパ51との当接部を支点として押し下げられて、タペット芯材23が揺動する。両方の吸気バルブ31をリフトさせる通常のバルブリフト量xに対して、バルブ休止時のバルブリフト量yとなり、すなわちリフト量は(y/x)倍に増大する。バルブ休止時には片方のポートによる吸気となるから、そのこと自体では吸気抵抗が高くなるが、リフト量の増加により実効バルブ開口面積は拡大する。これによりバルブ休止のON/OFF切替時におけるバルブ開口面積や吸気抵抗による吸気量の差を実質的になくし、あるいは僅少にしてスムースな切替を行なうことができる。
【0056】
タペットストッパ51は典型的には球状であるため、押圧部23cに対する支点として円滑かつ適正に機能する。かかる球状支点の位置はシリンダヘッド2の穴加工ピッチの精度で決定されるため、カム軸に対する精度を出し易くしている。また、バルブ休止ユニット50の構成を簡素化することで、軽量化を図るとともに安価にすることができる。タペットストッパ51による支点位置の自由度が高いため、バルブリフト量の比率(y/x)を比較的自由に設定することができ、たとえばバルブステム31aの中心上に設定することで、y/x=2とすることが可能である。
【0057】
さて、本発明装置において特に、バルブ休止時、図9(A)に示されるようにタペットストッパ51のストッパ部51aがタペット芯材23の嵌合凹部23dに嵌入することで、センサアーム71の先端71aはタペットストッパ51の大径部51dに当接する。これにより規制アーム72の先端72aがアクセルシャフト41に接近して、図3のようにストッパカラー49と当接可能な位置まで回動し、アクセルフォーク42のスライド動作を規制する。すなわち、図示のようにアクセルフォーク42のスライド量は距離もしくは長さSしか与えられず、この距離Sに対応するタペットストロークに制限される。
【0058】
この場合、アクセルフォーク42が距離Sだけスライドしたとき、カム山最大リフト量の(y/x)倍のリフト側バルブリフト量を、バルブとピストンが当たらない量(通常の両バルブリフト時の最大リフト量)以下に設定しておく。また同時にカム山最大リフト量の(y/x)倍に相当するバルブリフト量を、タペット芯材23が揺動することにより行なわれる自動調芯機能の許容調芯角度(傾斜角)内に設定しておく。
【0059】
距離Sとバルブリフト量の関係を上記のように設定することで、バルブ休止時にリフト側バルブが安全範囲を超えてリフトするのを確実に防止することができる。たとえば万一仮に、タペットストッパ51の戻り不良、あるいはアクチュエータ類の作動不良もしくは誤動作等が発生した場合でも、バルブとピストンが衝突し、あるいはタペット芯材23が不調になるのを未然に防ぎ、高い安全性を確保維持することができる。
【0060】
一方、両バルブリフト時には、駆動装置54により駆動シャフト55を介して、タペットストッパ51をタペット芯材23から後退させると、図9(B)に示されるようにタペットストッパ51のストッパ部51aがタペット芯材23の嵌合凹部23dから離脱する。そして、センサアーム71の先端71aはタペットストッパ51の首部51bに当接する。これにより規制アーム72の先端72aがアクセルシャフト41から離間し(図4)、アクセルフォーク42、したがってカム13は最大バルブリフト量まで自由にスライド可能となる。
【0061】
なお、ストッパカラー49の長さは、アクセルシャフト41が最大までスライドしても規制アーム72の先端72aがストッパカラー49と当接可能な長さに設定される。これによりネジリコイルスプリング74の付勢力が効かなくなった場合でも、アクセルを元の状態に戻すことができる。
【0062】
また、上述のように規制アーム72の先端72aがストッパカラー49と当接する際、アクセルシャフト41のスライド力を受ける側にストッパ部2b(図8参照)が設けられる。アクセルシャフト41のスライド力をストッパ部2bで受けるようにしたことで、テコの原理により回転軸73をタペットホルダ24に押し付ける方向にスライド力が作用する。これにより回転軸73の抜け強度を実質的に低く設定することができ、小型軽量化を図ることができる。
【0063】
以上、本発明を種々の実施形態とともに説明したが、本発明はこれらの実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更等が可能である。
たとえば上記実施形態で説明した具体的な数値例等(たとえば、図7に示される3次元カム構成諸元)は、必ずしもこれに限定されず、必要に応じて変更可能である。また、各実施形態において、2気筒エンジンの場合の例を説明したが、本発明は単気筒または3気筒以上のエンジンに対しても有効に適用可能である。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、この種の動弁装置においてアクセル開度に応じてバルブリフト量、作動角およびリフトタイミングを無段階可変制御する。この場合、アクセル開度に応じてフォークのスライド量を可変制御する規制部材を持つことにより、アクセル開度に最適なバルブリフト量となるようにカムを制御することができる。また、タペットストッパにより一方のバルブを休止させる際、カムによるバルブリフト量を制限することで、バルブリフタとタペットガイドとの間に生じ得る摩擦抵抗を低減し、バルブリフタの作動を円滑化する。そして、このように優れた機能、作動特性を維持しながら、高い安全性を保証する等の利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用例に係るエンジンまわりを含む自動二輪車の構成例を示す図である。
【図2】本発明の動弁装置の要部側断面図である。
【図3】図2のA−A線に沿う断面図である。
【図4】本発明の動弁装置の要部側断面図である。
【図5】本発明の動弁装置に係るカムシャフトの回転駆動系を示す図である。
【図6】本発明の動弁装置に係る3次元カムを示す斜視図である。
【図7】本発明の動弁装置に係るカムの具体的な3次元カム構成諸元の例を示す図である。
【図8】図2のB−B線に沿う断面図である。
【図9】本発明の動弁装置におけるアクセルフォーク規制機構の作用を説明する図である。
【符号の説明】
1 エンジン
2 シリンダヘッド
4 ドライブスプロケット
5 カムチェーン
6 チェーンガイド
7 チェーンテンショナ
8 チェーンアジャスタ
10 カム/カムシャフトユニット
11 カムシャフト
12 ベアリング
13 カム
20 タペットユニット
21 タペット
22 ボール
23 タペット芯材
24 タペットホルダ
30 バルブユニット
31 吸気バルブ
32 バルブガイド
33 タペットシム
34 タペットリテーナ
35 スプリングシート
36 バルブスプリング
40 アクセルシャフトユニット
41 アクセルシャフト
42 アクセルフォーク
43 ドリブンギヤ
44 ボールベアリング
45 アクセルモータ
46 ドライブギヤ
50 バルブ休止ユニット
51 タペットストッパ
52 回転シャフト
53 駆動装置
54 揺動アーム
60 位相センサユニット
61 ピン
62 位相センサ
71 センサアーム
72 規制アーム
73 回転軸
74 ネジリコイルスプリング

Claims (6)

  1. カム高さとカム作用角が連続的に変化するように形成され、カムシャフトと一体回転するとともにその軸方向に相対移動可能に構成されたカムと、前記カムのカム面に押圧されてバルブを進退させるバルブリフタとを備えた動弁装置であって、
    この動弁装置は、前記カムシャフトの軸方向に傾斜するカム面を有し、かつ前記カムシャフトの軸方向にスライドすることによりバルブリフト量、バルブリフトタイミングおよびバルブ作動角が連続無段に可変制御されるカムと
    前記カムに係合し、かつアクセルモータの駆動力を受けて前記カムシャフトと平行にスライド移動することで前記カムをスライドさせるフォークと、
    アクセル低開度時に前記バルブリフタの進退動を規制し得る、前記アクセルモータとは別の駆動装置により連動駆動されるフォーク規制機構とを備え、
    アクセル開度に応じて前記フォーク規制機構を駆動することで、該フォーク規制機構の規制部材が前記フォークと係合して前記フォークのスライド動作を規制することを特徴とする内燃機関の動弁装置。
  2. 少なくとも2つのバルブを持ち、一方のバルブが休止状態のとき、前記カムによるバルブリフト量が所定値以上にならないように、前記フォークのスライド量を所定範囲内に制限することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の動弁装置。
  3. 前記一方のバルブを休止させるためのタペットストッパを有するとともに、前記規制部材は概略L字状に形成され、そのL字の角部にて前記カムシャフトと平行に軸支され、
    前記規制部材の一端が前記タペットストッパに常時当接するとともに、他端が前記フォークを支持するアクセルシャフトに接近可能としたことを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の動弁装置。
  4. 前記タペットストッパにより前記一方のバルブを休止させる際、前記規制部材の一端側が前記タペットストッパの外周面に沿って揺動し、その他端側が前記アクセルシャフトに接近するようにしたことを特徴とする請求項3に記載の内燃機関の動弁装置。
  5. 吸気バルブおよび排気バルブにより吸排気を制御するようにした内燃機関であって、
    少なくとも吸気側に請求項1〜4のいずれか1項に記載の動弁装置を備えたことを特徴とする内燃機関。
  6. 回動自在にフロントフォークを軸支するステアリングヘッドパイプと、該ステアリングヘッドパイプに連結される車体フレームに搭載される燃料タンクと、該燃料タンクの後方に連設されるシートと、該シートおよび燃料タンクの下方に配置されるエアクリーナとを有する自動二輪車において、前記エアクリーナの前方に搭載され、その後部および前記エアクリーナを結合する吸気管と該吸気管が結合されるのと反対側に結合する排気管とを備えた内燃機関であって、
    カム高さとカム作用角が連続的に変化するように形成され、カムシャフトと一体回転するとともにその軸方向に相対移動可能に構成されたカムと、前記カムのカム面に押圧されてバルブを進退させるバルブリフタとを備える動弁装置を有し、
    この動弁装置は、前記カムシャフトの軸方向に傾斜するカム面を有し、かつ前記カムシャフトの軸方向にスライドすることによりバルブリフト量、バルブリフトタイミングおよびバルブ作動角が連続無段に可変制御されるカムと
    前記カムに係合し、かつアクセルモータの駆動力を受けて前記カムシャフトと平行にスライド移動することで前記カムをスライドさせるフォークと、
    アクセル低開度時に前記バルブリフタの進退動を規制し得る、前記アクセルモータとは別の駆動装置により連動駆動されるフォーク規制機構とを備え、
    アクセル開度に応じて前記フォーク規制機構を駆動することで、該フォーク規制機構の規制部材が前記フォークと係合して前記フォークのスライド動作を規制することを特徴とする内燃機関。
JP2001226399A 2001-07-26 2001-07-26 動弁装置およびこれを備えた内燃機関 Expired - Fee Related JP4016617B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001226399A JP4016617B2 (ja) 2001-07-26 2001-07-26 動弁装置およびこれを備えた内燃機関

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001226399A JP4016617B2 (ja) 2001-07-26 2001-07-26 動弁装置およびこれを備えた内燃機関

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003041914A JP2003041914A (ja) 2003-02-13
JP4016617B2 true JP4016617B2 (ja) 2007-12-05

Family

ID=19059225

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001226399A Expired - Fee Related JP4016617B2 (ja) 2001-07-26 2001-07-26 動弁装置およびこれを備えた内燃機関

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4016617B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4089424B2 (ja) 2002-12-24 2008-05-28 スズキ株式会社 動弁装置およびこれを備えた内燃機関
JP4089431B2 (ja) 2002-12-27 2008-05-28 スズキ株式会社 動弁装置及びこれを備えた内燃機関

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003041914A (ja) 2003-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4134587B2 (ja) 動弁装置およびこれを備えた内燃機関
JP4089431B2 (ja) 動弁装置及びこれを備えた内燃機関
JP4016617B2 (ja) 動弁装置およびこれを備えた内燃機関
JP2003003812A (ja) 動弁装置およびこれを備えた内燃機関
JP4687598B2 (ja) 動弁装置及びこれを備えた内燃機関
US7114473B2 (en) Valve driving apparatus and internal combustion engine including the same
JP4089424B2 (ja) 動弁装置およびこれを備えた内燃機関
JP4062909B2 (ja) 内燃機関の動弁装置
JP2004084566A (ja) 動弁装置及びこれを備えた内燃機関
JP4645547B2 (ja) 動弁装置及びこれを備えた内燃機関
JP2008025487A (ja) 動弁装置及びこれを備えた内燃機関
JP2006070840A (ja) 動弁装置およびこれを備えた内燃機関
JP2004225622A (ja) 動弁装置およびこれを備えた内燃機関
JP2006083819A (ja) 動弁装置及びこれを備えた内燃機関
JP2002364319A (ja) 動弁装置およびこれを備えた内燃機関
JP4311177B2 (ja) 動弁装置およびこれを備えた内燃機関
JP2003314233A (ja) 動弁装置およびこれを備えた内燃機関
JP2005090455A (ja) 動弁装置およびこれを備えた内燃機関
JP5310467B2 (ja) 動弁装置及びこれを備えた内燃機関
JP2004124794A (ja) 動弁装置及びこれを備えた内燃機関
JP4254570B2 (ja) 動弁装置及びこれを備えた内燃機関
JP2004076675A (ja) 動弁装置およびこれを備えた内燃機関
JP2006070841A (ja) 動弁装置およびこれを備えた内燃機関
JP4285340B2 (ja) 動弁装置およびこれを備えた内燃機関
JP4218502B2 (ja) 動弁装置およびこれを備えた内燃機関

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040712

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070301

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070306

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070507

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070828

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070910

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4016617

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100928

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110928

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110928

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120928

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120928

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130928

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130928

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140928

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees