JP4016543B2 - 低溶出包装材 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、食品、飲料、医薬品などを包装する積層包装材に関するものであり、特に、その積層包装材構成に用いられるインキ、接着剤、フィルムなどから内容物側に溶出される低分子量物質を抑制する低溶出包装材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、紙、アルミニウム箔、プラスチックフィルムなどを積層して食品、飲料あるいは医薬品などを包装する包装材料を作成しているが、この包装材料を用いて包装体とした場合、この包装体の加飾に用いられるインキ、接着に用いられる接着剤、およびフィルム自体より僅かではあるが低分子量物質が内容物側に溶出し、特にレトルト処理で多く溶出することが知られている。
【0003】
上記のように溶出される低分子量物質が多くなると、内容物である食品や飲料の味が変わったり、医薬品においては安全製に欠けたり不衛生的となるなどの問題があった。
【0004】
これらの問題の解決に様々な試みがなされていて、例えば特定の材料を用いることや、熱ラミネーション法があるが包装材料のコスト増加や高価な生産設備を要するなどの問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる従来技術の問題点を解決するものであり、その課題とするところは、包装材を構成するインキ、接着剤あるいはフィルム由来の低分子量物質の溶出の少ない包装材であって、生産コストに優位で、内容物である食品や飲料の味が変わることがなく、医薬品においては安全性と衛生性の保持可能な包装材を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に於いて上記課題を達成するために、まず請求項1の発明では、基材に環状オレフィンコポリマーとシーラントポリマーとのブレンドポリマーを積層したことを特徴とする低溶出包装材としたものである。
【0007】
また、請求項2の発明では、基材に環状オレフィンの開環重合体またはその水素添加体を積層したことを特徴とする低溶出包装材としたものである。
【0008】
また、請求項3の発明では、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記ブレンドポリマーまたは環状オレフィンの開環重合体またはその水素添加体をアンカーコートを施した基材に押し出しラミネートにより積層したことを特徴とする低溶出包装材である。
【0009】
また、請求項4の発明では、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記ブレンドポリマーまたは環状オレフィンの開環重合体またはその水素添加体を基材にドライラミネーション用接着剤を介して積層したことを特徴とする低溶出包装材である。
【0010】
また、請求項5の発明では、前記シーラントポリマーが、直鎖状低密度ポリエチレンもしくは高密度ポリエチレンもしくはポリプロピレンであることを特徴とする請求項1または請求項3または請求項4記載の低溶出包装材としたものである。
【0011】
さらにまた、請求項6の発明では、前記請求項1乃至請求項5記載の低溶出包装材を用いて、食品、飲料あるいは医薬品などを包装する包装体としたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を説明する。
本発明の低溶出包装材は、まず図1に示すように、アンカーコート層(40)が施された外側基材フィルム(10)のアンカーコート層(40)面に、溶融した環状オレフィンコポリマー(ExCOC)とシーラントポリマーのブレンドポリマーを押し出して、押し出しラミネート層(52)とし、この押し出しラミネート層(52)がシーラント層の役割をする低溶出包装材(1)である。
【0013】
接着剤を使用しないで上記のような環状オレフィンコポリマーを含む構成の包装材とすることによって、外側基材フィルム(10)の表面に施される印刷インキやアンカーコート層(40)を含め各フィルム自体から溶出する低分子量物質の少ない包装材とすることができる。
【0014】
環状オレフィンコポリマーの環状オレフィン成分としては、例えばシクロヘキサンまたはその誘導体、シクロヘプテンまたはその誘導体、シクロオクテンまたはその誘導体、シクロノネンまたはその誘導体、シクロデセンまたはその誘導体、ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エンまたはその誘導体,テトラシクロ[4.4.0.12,5 .17,10]−3−ドデセンまたはその誘導体,ヘキサシクロ[6.6.1.13,6 .110,13 .02,7.09,14]−4−ヘプタデセンまたはその誘導体,オクタシクロ[8.8.0.12,9 .14,7 .111,10 .113,16 .03,8 .012,17 ]−5−ドコセンまたはその誘導体,ペンタシクロ[6.6.1.13,6 .02,7 .09,14]−4ヘキサデセンまたはその誘導体,ペンタシクロ[6.5.1.13,6 .02,7 .09,13]−4−ペンタデセンまたはその誘導体,ヘプタシクロ[8.7.0.12,9.14,7 .111,17 .03,8 .012,16]−5−エイコセンまたはその誘導体,ヘプタシクロ[8.8.0.12,9 .14,7 .111,16 .03,8 .012,17 ]−5−ヘンエイコセンまたはその誘導体,トリシクロ[4.4.0.12,5 ]−3−ウンデセンまたはその誘導体,トリシクロ[4.3.0.12,5 ]−3−デセンまたはその誘導体,トリシクロ[4.3.0.12,5]−3,7−デカジエンまたはその誘導体,ペンタシクロ[6.5.1.13,6 .02,7 .09,13]−4,10−ペンタデカジエンまたはその誘導体,ペンタシクロ[4.7.0.12,5 .08,13.19,12]−3−ペンタデセンまたはその誘導体,ヘプタシクロ[7.8.0.13,6 .02,7 .110,17 .011,16 .112,15 ]−4−エイコセンまたはその誘導体,ノナシクロ[9.10.1.14,7 .03,8 .02,10.012,21 .113,20 .014,19 .115,19 ]−5−ペンタセコンまたはその誘導体等をあげることができ、これら1成分でも2成分以上でもよい。
【0015】
さらに、ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エンまたはその誘導体,テトラシクロ[4.4.0.12,5 .17,10]−3−ドデセンまたはその誘導体,ヘキサシクロ[6.6.1.13,6 .110,13 .02,7.09,14]−4−ヘプタデセンまたはその誘導体,オクタシクロ[8.8.0.12,9 .14,7 .111,10 .113,16 .03,8 .012,17 ]−5−ドコセンまたはその誘導体,ペンタシクロ[6.6.1.13,6 .02,7 .09,14]−4ヘキサデセンまたはその誘導体,ペンタシクロ[6.5.1.13,6 .02,7 .09,13]−4−ペンタデセンまたはその誘導体,ヘプタシクロ[8.7.0.12,9.14,7 .111,17 .03,8 .012,16 ]−5−エイコセンまたはその誘導体,ヘプタシクロ[8.8.0.12,9 .14,7 .111,16 .03,8 .012,17 ]−5−ヘンエイコセンまたはその誘導体,トリシクロ[4.4.0.12,5 ]−3−ウンデセンまたはその誘導体,トリシクロ[4.3.0.12,5 ]−3−デセンまたはその誘導体,トリシクロ[4.3.0.12,5]−3,7−デカジエンまたはその誘導体,ペンタシクロ[6.5.1.13,6 .02,7 .09,13]−4,10−ペンタデカジエンまたはその誘導体,ペンタシクロ[4.7.0.12,5 .08,13.19,12]−3−ペンタデセンまたはその誘導体,ヘプタシクロ[7.8.0.13,6 .02,7 .110,17 .011,16 .112,15 ]−4−エイコセンまたはその誘導体,ノナシクロ[9.10.1.14,7 .03,8 .02,10.012,21 .113,20 .014,19 .115,19 ]−5−ペンタセコンまたはその誘導体等の開環物及びその水素添加物をあげることができ、これら1成分でも2成分以上でもよい。
【0016】
また、上記環状オレフィン成分を含有させるオレフィンの成分としては、例えば、エチレン,及びプロピレン,1−ブテン,1ーペンテン,4−メチル−ペンテン,3−メチル−ペンテン,1−ヘキセン,1−ヘプテン,1−オクテン,1−ノネン,1−デセン等をあげることができ、これら1成分でも2成分以上でも良い。
【0017】
また、環状オレフィン成分を含有させた環状オレフィンコポリマーにおいて、エチレン成分等オレフィン成分に由来する構造単位は40〜95モル%の範囲、環状オレフィン成分に由来する構造単位は、通常5〜60モル%の範囲が適当である。
【0018】
さらに、環状オレフィン(コ)ポリマーとして、環状オレフィンを開環(共)重合した開環(共)重合体及びその水素添加体を用いることができる。例えばビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エンまたはその誘導体,テトラシクロ[4.4.0.12,5 .17,10]−3−ドデセンまたはその誘導体,ヘキサシクロ[6.6.1.13,6 .110,13 .02,7.09,14]−4−ヘプタデセンまたはその誘導体,オクタシクロ[8.8.0.12,9 .14,7 .111,10 .113,16 .03,8 .012,17 ]−5−ドコセンまたはその誘導体,ペンタシクロ[6.6.1.13,6 .02,7 .09,14]−4ヘキサデセンまたはその誘導体,ペンタシクロ[6.5.1.13,6 .02,7 .09,13]−4−ペンタデセンまたはその誘導体,ヘプタシクロ[8.7.0.12,9.14,7 .111,17 .03,8 .012,16 ]−5−エイコセンまたはその誘導体,ヘプタシクロ[8.8.0.12,9 .14,7 .111,16 .03,8 .012,17 ]−5−ヘンエイコセンまたはその誘導体,トリシクロ[4.4.0.12,5 ]−3−ウンデセンまたはその誘導体,トリシクロ[4.3.0.12,5 ]−3−デセンまたはその誘導体,トリシクロ[4.3.0.12,5]−3,7−デカジエンまたはその誘導体,ペンタシクロ[6.5.1.13,6 .02,7 .09,13]−4,10−ペンタデカジエンまたはその誘導体,ペンタシクロ[4.7.0.12,5 .08,13.19,12]−3−ペンタデセンまたはその誘導体,ヘプタシクロ[7.8.0.13,6 .02,7 .110,17 .011,16 .112,15 ]−4−エイコセンまたはその誘導体,ノナシクロ[9.10.1.14,7 .03,8 .02,10.012,21 .113,20 .014,19 .115,19 ]−5−ペンタセコンまたはその誘導体等の単独開環重合体または2成分以上の開環共重合体及びこれらの水素添加体をあげることができる。
【0019】
また、上記包装材を構成するシーラントポリマーとしては、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE)もしくは高密度樹脂ポリエチレン(HDPE)もしくはポリプロピレン樹脂(PP)を用いることができ、上記環状オレフィンコポリマーとのブレンド率を含め接着性、低分子量の溶出量等を考慮して適宜選定できるものである。環状オレフィンコポリマーのブレンド率(重量比)は、30〜95%、ポリオレフィン樹脂がポリエチレン系の場合、好ましくは、50〜95%である。また、前記直鎖状低密度ポリエチレンは、密度が0.935〜0.950、高密度ポリエチレンは、密度が0.940〜0.975、ポリプロピレンは、ホモあるいはブロックタイプのいずれでもよいが、ホモタイプの方が好ましい。
【0020】
さらに外側基材フィルム(10)としては、厚さ12μm程度のポリエチレンテレフタレート(以下PETという)フィルムやこのPETフィルムにガスバリア層として酸化珪素や酸化アルミニウム等のセラミックを蒸着したものやアルミニウム箔を積層したものなどが一般的に使用され、その表面にグラビア印刷法等にて絵柄や文字等のインキ層を施すものである。
【0021】
また、本発明の他の形態の低溶出包装材として、図2に示すように、外側基材フィルム(10)の片面にドライラミネーション用接着剤層(20)を介して環状オレフィンコポリマーとシーラントポリマーのブレンドポリマーでなる内側基材フィルム(30)をラミネートしてなるものである。即ちシーラント層となる内側基材フィルム(30)を環状オレフィンコポリマーとヒートシール適性に優れた直鎖低密度ポリエチレン樹脂とのブレンドポリマーでフィルム化したものである。
【0022】
上記のような環状オレフィンコポリマーを含む構成の包装材とすることによって、低分子量物質の溶出に影響の大きいドライラミネーション用接着剤を用いたものであっても、溶出する低分子量物質の少ない包装材とすることができる。
【0023】
【実施例】
次に実施例により、本発明を具体的に説明する。
〈実施例1〉
図1に示すように、外側基材フィルム(10)として厚さ12μmのPETフィルムの表面にグラビア印刷によりインキ層(図示せず)を施し、その上に、アンカーコート剤A−3210/A−3070(武田薬品社製)を塗布量0.1〜2.0g/m2 で塗布しアンカーコート層(40)を得た。
【0024】
続いて上記で得られた外側基材フィルム(10)のアンカーコート層(40)面に、溶融されたエチレン−テトラシクロドデセン共重合体と直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE、密度:0.940)の30対70(重量比)の割合でブレンドしたブレンドポリマーを押し出して、シーラント層となる厚さ60μmの押出しラミネート層(52)として低溶出包装材(1)を得た。
【0025】
〈実施例2〉
図1に示す押出しラミネート層(52)を溶融されたエチレン−テトラシクロドデセン共重合体(ExCOC)と直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE、密度:0.940)を50対50(重量比)の割合でブレンドしたブレンドポリマーとした以外は、実施例1と同様の材料、操作にて低溶出包装材(1)を得た。
【0026】
〈実施例3〉
図1に示す押出しラミネート層(52)を溶融されたエチレン−テトラシクロドデセン共重合体(ExCOC)と直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE、密度:0.940)を70対30(重量比)の割合でブレンドしたブレンドポリマーとした以外は、実施例1と同様の材料、操作にて低溶出包装材(1)を得た。
【0027】
〈実施例4〉
図1に示す押出しラミネート層(52)を溶融されたエチレン−テトラシクロドデセン共重合体(ExCOC)と高密度ポリエチレン樹脂(HDPE、密度:0.960)を30対70(重量比)の割合でブレンドしたブレンドポリマーとした以外は、実施例1と同様の材料、操作にて低溶出包装材(1)を得た。
【0028】
〈実施例5〉
図1に示す押出しラミネート層(52)を溶融されたエチレン−テトラシクロドデセン共重合体(ExCOC)と高密度ポリエチレン樹脂(HDPE、密度:0.960)を50対50(重量比)の割合でブレンドしたブレンドポリマーとした以外は、実施例1と同様の材料、操作にて低溶出包装材(1)を得た。
【0029】
〈実施例6〉
図1に示す押出しラミネート層(52)を溶融されたエチレン−テトラシクロドデセン共重合体(ExCOC)と高密度ポリエチレン樹脂(HDPE、密度:0.960)を70対30(重量比)の割合でブレンドしたブレンドポリマーとした以外は、実施例1と同様の材料、操作にて低溶出包装材(1)を得た。
【0030】
〈実施例7〉
図1に示す押出しラミネート層(52)を溶融されたジシクロペンタジエンの開環重合体の水素添加ポリマー(ExCOCC)と直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE、密度:0.940)を50対50(重量比)の割合でブレンドしたブレンドポリマーとした以外は、実施例1と同様の材料、操作にて低溶出包装材(1)を得た。
【0031】
〈実施例8〉
図1に示す押出しラミネート層(52)を溶融されたジシクロペンタジエンの開環重合体の水素添加ポリマー(ExCOCC)と高密度ポリエチレン樹脂(HDPE、密度:0.960)を50対50(重量比)の割合でブレンドしたブレンドポリマーとした以外は、実施例1と同様の材料、操作にて低溶出包装材(1)を得た。
【0032】
〈比較例1〉
図1に示す押し出しラミネート層(52)を溶融された直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE、密度;0.940)とした以外は、実施例1と同様の材料、操作にて包装材を得た。
【0033】
〈比較例2〉
図1に示す押し出しラミネート層(52)を溶融された高密度ポリエチレン樹脂(HDPE、密度;0.960)とした以外は、実施例1と同様の材料、操作にて包装材を得た。
【0034】
〈比較例3〉
図1に示す押し出しラミネート層(52)を溶融されたポリプロピレン樹脂(PP、ブロックタイプ)とした以外は、実施例1と同様の材料、操作にて包装材を得た。
【0035】
〈実施例9〉
図2に示すように、外側基材フィルム(10)として厚さ12μmのPETフィルムの表面にグラビア印刷によりインキ層(図示せず)を施し、その裏面に、ドライラミネーション用接着剤A−515/A−50(武田薬品社製)を塗布量1.0〜3.0g/m2 の範囲で塗布しドライラミネーション用接着剤層(20)を得た。
【0036】
一方でエチレン−テトラシクロドデセン共重合体(COC)と直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE、密度:0.940)を50対50(重量比)の割合でブレンドしたブレンドポリマーをフィルム化してシーラント層となる厚さ60μmの内側基材フィルム(30)とし、その内側基材フィルム(30)を上記で得られた外側基材フィルム(10)のドライラミネーション用接着剤層(20)面にラミネートして低溶出包装材(1)を得た。
【0037】
〈実施例10〉
図2に示す内側基材フィルム(30)を厚さ60μmのエチレン−テトラシクロドデセン共重合体(COC)と直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE、密度;0.940)を70対30(重量比)の割合でブレンドしたブレンドポリマーフィルムとした以外は、実施例9と同様の材料、操作にて低溶出包装材(1)を得た。
【0038】
〈実施例11〉
図2に示す内側基材フィルム(30)を厚さ60μmのエチレン−テトラシクロドデセン共重合体(C0C)と高密度ポリエチレン樹脂(HDPE、密度;0.968)を50対50(重量比)の割合でブレンドしたブレンドポリマーフィルムとした以外は、実施例9と同様の材料、操作にて低溶出包装材(1)を得た。
【0039】
〈実施例12〉
図2に示す内側基材フィルム(30)を厚さ60μmのエチレン−テトラシクロドデセン共重合体(COC)と高密度ポリエチレン樹脂(HDPE、密度;0.940)を70対30(重量比)の割合でブレンドしたブレンドポリマーフィルムとした以外は、実施例9と同様の材料、操作にて低溶出包装材(1)を得た。
【0040】
〈実施例13〉
図2に示す内側基材フィルム(30)を厚さ60μmのエチレン−テトラシクロドデセン共重合体(COC)とポリプロピレン樹脂(PP、ホモタイプ)を50対50(重量比)の割合でブレンドしたブレンドポリマーフィルムとした以外は、実施例9と同様の材料、操作にて低溶出包装材(1)を得た。
【0041】
〈実施例14〉
図2に示す内側基材フィルム(30)を厚さ60μmのエチレン−テトラシクロドデセン共重合体(COC)とポリプロピレン樹脂(PP、ホモタイプ)を70対30(重量比)の割合でブレンドしたブレンドポリマーフィルムとした以外は、実施例9と同様の材料、操作にて低溶出包装材(1)を得た。
【0042】
〈実施例15〉
図2に示す内側基材フィルム(30)を厚さ60μmのジシクロペンタジエンの開環重合体の水素添加ポリマー(COCC)と直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE、密度;0.940)を50対50(重量比)の割合でブレンドしたブレンドポリマーフィルムとした以外は、実施例9と同様の材料、操作にて低溶出包装材(1)を得た。
【0043】
〈実施例16〉
図2に示す内側基材フィルム(30)を厚さ60μmのジシクロペンタジエンの開環重合体の水素添加ポリマー(COCC)と高密度ポリエチレン樹脂(HDPE、密度;0.960)を50対50(重量比)の割合でブレンドしたブレンドポリマーフィルムとした以外は、実施例9と同様の材料、操作にて低溶出包装材(1)を得た。
【0044】
〈実施例17〉
図2に示す内側基材フィルム(30)を厚さ60μmのジシクロペンタジエンの開環重合体の水素添加ポリマー(COCC)とポリプロピレン樹脂(PP、ホモタイプ)を50対50(重量比)の割合でブレンドしたブレンドポリマーフィルムとした以外は、実施例9と同様の材料、操作にて低溶出包装材(1)を得た。
【0045】
〈比較例4〉
図2に示す内側基材フィルム(30)を厚さ60μmの直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE、密度;0.940)フィルムとした以外は、実施例9と同様の材料、操作にて包装材を得た。
【0046】
〈比較例5〉
図2に示す内側基材フィルム(30)を厚さ60μmの高密度ポリエチレン樹脂(HDPE、密度;0.960)フィルムとした以外は、実施例9と同様の材料、操作にて包装材を得た。
【0047】
〈比較例6〉
図2に示す内側基材フィルム(30)を厚さ60μmのポリプロピレン樹脂(PP、ブロックタイプ)フィルムとした以外は、実施例9と同様の材料、操作にて包装材を得た。
【0048】
上記実施例1〜17で得られた低溶出包装材および比較例1〜6で得られた包装材をシーラント層面を内側として130mm×170mmサイズ(シール幅10mm)の包装体(袋)とし、内容物として200mlの水を85℃〜90℃の熱時充填、または200mlの水を入れ密封して120℃、30minの熱水静置式レトルト殺菌処理を行った。これらの包装体の評価として、殺菌処理後、室温まで放冷し、3日間放置後、内容物である水のUV吸収スペクトルを、さらに水を有機溶媒で液−液抽出、固相抽出あるいは凍結乾燥などにて濃縮した後、ガスクロマトグラフ質量分析計にて溶出された低分子量物質の測定をおこなった。実施例1〜8と比較例1〜3の結果を表1に、実施例9〜17と比較例4〜6の結果を表2に示した。
【0049】
【表1】
Figure 0004016543
【0050】
【表2】
Figure 0004016543
【0051】
上記表1より、シーラント層に環状オレフィンコポリマーとシーラントポリマーとの混合ポリマーを用いて押し出した実施例1〜8において、シーラントポリマーを用いた比較例1〜3に比べ溶出物が極端に少ないものであった。
【0052】
さらに表2より、低分子量物質の溶出の要因となるドライラミネーション用接着剤を用いた実施例9〜17でも、シーラント層に環状オレフィンコポリマーをブレンドさせることによって、これを介在させない比較例4〜6に比べ、極端に溶出が少ないものであった。
【0053】
また、実施例1、4のように環状オレフィンコポリマーがシーラントポリマーより少ないのに比較して、実施例2、3、5、6のように環状オレフィンコポリマーを50重量%以上にする方が溶出物を少なくすることができる。
【0054】
次いで、ヒートシール強度と、内容物に対する吸着の影響を調べるため、以下の実験を行った。
〈実施例18〉
図2に示すように、厚さ12μmのPETフィルムの表面にグラビア印刷によりインキ層(図示せず)を施し、その裏面に接着剤を介して厚さ7μm厚のアルミニウム箔を積層した外側基材フィルム(10)のアルミニウム箔面に、ドライラミネーション用接着剤A−515/A−50(武田薬品社製)を塗布量4.0g/m2 で塗布し、ドライラミネーション用接着剤層(20)を得た。
【0055】
一方エチレン−テトラシクロドデセン共重合体(COC)と直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE、密度;0.940)を30対70(重量比)の割合でブレンドしたブレンドポリマーをフィルム化してシーラント層となる厚さ60μmの内側基材フィルム(30)とし、その内側基材フィルム(30)を上記で得られた外側基材フィルム(10)のドライラミネートよう接着剤層(20)面にラミネートして低溶出包装材(1)を得た。
【0056】
〈実施例19〉
図2に示す内側基材フィルム(30)を厚さ60μmのエチレン−テトラシクロドデセン共重合体(COC)と直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE、密度;0.940)を50対50(重量比)の割合でブレンドしたブレンドポリマーフィルムとした以外は、実施例18と同様の材料、操作にて低溶出包装材(1)を得た。
【0057】
〈実施例20〉
図2に示す内側基材フィルム(30)を厚さ60μmのエチレン−テトラシクロドデセン共重合体(COC)と直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE、密度;0.940)を70対30(重量比)の割合でブレンドしたブレンドポリマーフィルムとした以外は、実施例18と同様の材料、操作にて低溶出包装材(1)を得た。
【0058】
〈実施例21〉
図2に示す内側基材フィルム(30)を厚さ60μmのエチレン−テトラシクロドデセン共重合体(COC)と高密度ポリエチレン樹脂(HDPE、密度;0.940)を30対70(重量比)の割合でブレンドしたブレンドポリマーフィルムとした以外は、実施例18と同様の材料、操作にて低溶出包装材(1)を得た。
【0059】
〈実施例22〉
図2に示す内側基材フィルム(30)を厚さ60μmのエチレン−テトラシクロドデセン共重合体(COC)と高密度ポリエチレン樹脂(HDPE、密度;0.968)を50対50(重量比)の割合でブレンドしたブレンドポリマーフィルムとした以外は、実施例18と同様の材料、操作にて低溶出包装材(1)を得た。
【0060】
〈実施例23〉
図2に示す内側基材フィルム(30)を厚さ60μmのエチレン−テトラシクロドデセン共重合体(COC)と高密度ポリエチレン樹脂(HDPE、密度;0.968)を70対30(重量比)の割合でブレンドしたブレンドポリマーフィルムとした以外は、実施例18と同様の材料、操作にて低溶出包装材(1)を得た。
【0061】
〈実施例24〉
図2に示す内側基材フィルム(30)を厚さ60μmのエチレン−テトラシクロドデセン共重合体(COC)とポリプロピレン樹脂(PP、ホモタイプ)を50対50(重量比)の割合でブレンドしたブレンドポリマーフィルムとした以外は、実施例18と同様の材料、操作にて低溶出包装材(1)を得た。
【0062】
〈実施例25〉
図2に示す内側基材フィルム(30)を厚さ60μmのエチレン−テトラシクロドデセン共重合体(COC)とポリプロピレン樹脂(PP、ホモタイプ)を70対30(重量比)の割合でブレンドしたブレンドポリマーフィルムとした以外は、実施例13と同様の材料、操作にて低溶出包装材(1)を得た。
【0063】
〈実施例26〉
図2に示す内側基材フィルム(30)を厚さ60μmのジシクロペンタジエンの開環重合体の水素添加ポリマー(COCC)と直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE、密度;0.940)を50対50(重量比)の割合でブレンドしたブレンドポリマーフィルムとした以外は、実施例18と同様の材料、操作にて低溶出包装材(1)を得た。
【0064】
〈実施例27〉
図2に示す内側基材フィルム(30)を厚さ60μmのジシクロペンタジエンの開環重合体の水素添加ポリマー(COCC)と高密度ポリエチレン樹脂(HDPE、密度;0.968)を50対50(重量比)の割合でブレンドしたブレンドポリマーフィルムとした以外は、実施例18と同様の材料、操作にて低溶出包装材(1)を得た。
【0065】
〈実施例28〉
図2に示す内側基材フィルム(30)を厚さ60μmのジシクロペンタジエンの開環重合体の水素添加ポリマー(COCC)とポリプロピレン樹脂(PP、ホモタイプ)を50対50(重量比)の割合でブレンドしたブレンドポリマーフィルムとした以外は、実施例18と同様の材料、操作にて低溶出包装材(1)を得た。
【0066】
〈比較例7〉
図2に示す内側基材フィルム(30)を厚さ60μmの直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE、密度;0.940)フィルムとした以外は、実施例18と同様の材料、操作にて包装材を得た。
【0067】
〈比較例8〉
図2に示す内側基材フィルム(30)を厚さ60μmのポリプロピレン樹脂(PP、ブロックタイプ)フィルムとした以外は、実施例18と同様の材料、操作にて包装材を得た。
【0068】
〈実施例29〉
図2に示す外側基材フィルム(10)を酸化アルミニウムを蒸着した厚さ12μmのPETフィルム(GL−Al23、蒸着面にドライラミネート用接着剤を塗布する)とした以外は、実施例18と同様の材料を用い、操作を行って低溶出包装材(1)を得た。
【0069】
〈実施例30〉
図2に示す外側基材フィルム(10)を酸化アルミニウムを蒸着した厚さ12μmのPETフィルム(GL−Al23、蒸着面にドライラミネート用接着剤を塗布する)とした以外は、実施例19と同様の材料を用い、操作を行って低溶出包装材(1)を得た。
【0070】
〈実施例31〉
図2に示す外側基材フィルム(10)を酸化アルミニウムを蒸着した厚さ12μmのPETフィルム(GL−Al23、蒸着面にドライラミネート用接着剤を塗布する)とした以外は、実施例20と同様の材料、操作にて低溶出包装材(1)を得た。
【0071】
〈実施例32〉
図2に示す外側基材フィルム(10)を酸化アルミニウムを蒸着した厚さ12μmのPETフィルム(GL−Al23、蒸着面にドライラミネート用接着剤を塗布する)とした以外は、実施例26と同様の材料、操作にて低溶出包装材(1)を得た。
【0072】
〈実施例33〉
図2に示す外側基材フィルム(10)を酸化アルミニウムを蒸着した厚さ12μmのPETフィルムの蒸着面にポリビニルアルコールをマトリックスとし、アルコキシシランとの(架橋反応)ハイブリッド化によるゾル−ゲルコート層を設けたもの(GL−Al23+ゾル−ゲルコート層、ゾル−ゲルコート層面にドライラミネート用接着剤を塗布する)とした以外は、実施例24と同様の材料、操作にて低溶出包装材(1)を得た。
【0073】
〈実施例34〉
図2に示す外側基材フィルム(10)を酸化アルミニウムを蒸着した厚さ12μmのPETフィルムの蒸着面にポリビニルアルコールをマトリックスとし、アルコキシシランとの(架橋反応)ハイブリッド化によるゾル−ゲルコート層を設けたもの(GL−Al23+ゾル−ゲルコート層、ゾル−ゲルコート層面にドライラミネート用接着剤を塗布する)とした以外は、実施例25と同様の材料、操作にて低溶出包装材(1)を得た。
【0074】
〈比較例9〉
図2に示す外側基材フィルム(10)を酸化アルミニウムを蒸着した厚さ12μmのPETフィルム(蒸着面にドライラミネート用接着剤を塗布する)とした以外は、比較例7と同様の材料、操作にて包装材を得た。
【0075】
〈比較例10〉
図2に示す外側基材フィルム(10)を酸化アルミニウムを蒸着した厚さ12μmのPETフィルムの蒸着面にポリビニルアルコールをマトリックスとし、アルコキシシランとの(架橋反応)ハイブリッド化によるゾル−ゲルコート層を設けたもの(ゾル−ゲルコート層面にドライラミネート用接着剤を塗布する)とした以外は、比較例8と同様の材料、操作にて包装材を得た。
【0076】
上記実施例18〜35で得られた低溶出包装材および比較例7〜10で得られた包装材をシーラント層同士を160℃、1.0kg/cm2 、1.0secの条件でヒートシールを行いヒートシール強度の測定(JIS Z 0238に従って測定)を行った。また、l−メントール、dl−カンフル、サリチル酸メチルの吸着量の測定のため、シーラント側のみに各薬効成分が触れるようにして25℃で1ヶ月間保存を行った。吸着量の測定は、シーラント1ccを10ccの石油エーテルで抽出を行い、抽出後の石油エーテルをガスクロマトグラフィー(HP5890、ヒューレットパッカ−ド社製)にて定量を行った。また、内容物によるラミネート強度の変化を測定するため、各包装材をシーラント層面を内側として70mmx110mmサイズの三方シール袋(シール幅10mm、内面の薬効成分と接触する面積;100cm2 )の包装体(袋)とし、内容物としてオイゲノール(50cc)、クミンアルデヒド(50cc)、60%エタノール(50cc)、入浴剤(含香料、植物抽出エキス、30g)、プロピレンカーボナイト(50cc)を入れ密封し、40℃、10日間保存し、外側基材フィルムとシーラント層のラミネート強度を測定(JIS Z 0238に準拠して測定)した(但し、プロピレンカーボネートは85℃保存)。なお、内容物を入れる前のラミネート強度は、1250g/15mm幅程度である。実施例18〜28と比較例7,8の各測定結果を表3に、実施例29〜35と比較例9,10の測定結果を表4に示した。
【0077】
【表3】
Figure 0004016543
【0078】
【表4】
Figure 0004016543
【0079】
各実施例ともヒートシール強度は6.0kg/15mm幅以上有り、問題はない。また、吸着量については、シーラント層に環状オレフィンコポリマーをブレンドした実施例は、比較例と比較して吸着量は極端に少なくなっている。また、環状オレフィンコポリマーを50重量%以上ブレンドしたものはさらに吸着量は低くなる(実施例18と19、20、実施例21と22、23、実施例29と30、31の比較より)。
【0080】
さらにラミネート強度についても、比較例は極端に低下し10.0g/15mm幅以下となりシーラント層に浮きが発生しているものもある。一方、シーラント層に環状オレフィンコポリマーをブレンドした実施例は、ラミネート強度の低下はあまりみられなかった。特に、環状オレフィンコポリマーを50重量%以上ブレンドしたものは、ほとんどラネート強度の低下はみられなかった。
【0081】
また、環状オレフィンの開環重合体の水素添加物を用いた方が、環状オレフィンとオレフィンとの共重合体を用いたものより、吸着量は小さく、ラミネート強度の低下も小さい(実施例19と26、実施例22と27、実施例24と28、実施例30と32、実施例33と35の比較より)。
【0082】
【発明の効果】
本発明は以上の構成であるから、下記に示す如き効果がある。
即ち、アンカーコート層が施された該外側基材フィルムのアンカーコート層面に、溶融した樹脂を押し出して内側基材フィルムを押出しラミネートしてなる包装材において、前記溶融した樹脂が環状オレフィンコポリマーとシーラントポリマーとのブレンドポリマーとすることによって、外側基材フィルムの表面に施される印刷インキやアンカーコート層を含め各フィルム自体から溶出する低分子量物質の少ない低溶出包装材とすることができる。
【0083】
また、外側基材フィルムの片面にドライラミネーション用接着剤を介して環状オレフィンコポリマーとシーラントポリマーのブレンドポリマーでなる内側基材フィルムをラミネートして包装材とすることによって、低分子量物質の溶出の要因となるドライラミネーション用接着剤を用いたものであっても、溶出する低分子量物質の少ない包装材とすることができる。
【0084】
従って本発明の低溶出包装材を用いて、食品、飲料あるいは医薬品等を包装する包装体とすることによって、食品や飲料の味が劣るようになることがなく、医薬品に対する安全衛生性の高い低溶出包装材として、優れた実用上の効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の低溶出包装材の一実施の形態を側断面で表した説明図である。
【図2】本発明の低溶出包装材の他の一実施の形態を側断面で表した説明図である。
【符号の説明】
1‥‥低溶出包装材
10‥‥外側基材フィルム
20‥‥ドライラミネーション用接着剤層
30‥‥内側基材フィルム
40‥‥アンカーコート層
52‥‥押し出しラミネート層

Claims (6)

  1. 基材に環状オレフィンコポリマーとシーラントポリマーとのブレンドポリマーを積層したことを特徴とする低溶出包装材。
  2. 基材に環状オレフィンの開環重合体またはその水素添加体を積層したことを特徴とする低溶出包装
  3. 前記ブレンドポリマーまたは環状オレフィンの開環重合体またはその水素添加体をアンカーコートを施した基材に押し出しラミネートにより積層したことを特徴とする請求項1または請求項2記載の低溶出包装材。
  4. 前記ブレンドポリマーまたは環状オレフィンの開環重合体またはその水素添加体を基材にドライラミネーション用接着剤を介して積層したことを特徴とする請求項1または請求項2記載の低溶出包装材。
  5. 前記シーラントポリマーが、直鎖状低密度ポリエチレンもしくは高密度ポリエチレンもしくはポリプロピレンであることを特徴とする請求項1または請求項3または請求項4記載の低溶出包装材。
  6. 前記請求項1乃至請求項5記載の低溶出包装材を用いて、食品、飲料あるいは医薬品などを包装する包装体。
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