JP4014817B2 - 車両の操舵制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の操舵制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば特開平11−78948号公報に開示された車両用操舵装置のように、車両の操舵輪を操舵する操舵機構を駆動するモータに対して、運転者の操舵を補助するように駆動信号を与えるEPS(electric power steering system)制御装置(操舵力アシスト制御装置)と、車両が走行目標に沿って走行するように駆動信号を与えるSAS(steering assist system)制御装置(自動操舵制御装置)とを備え、車両が所定の走行領域から逸脱することを防止しつつ、運転者の操舵を補助することで、運転者の負担を低減する車両用操舵装置が知られている。
この車両用操舵装置においては、車両が道路上の走行区分線に沿って走行するように操舵トルクのアシスト量が自動操舵制御装置にて算出され、この操舵トルクのアシスト量が操舵力アシスト制御装置に入力されている。そして、操舵力アシスト制御装置は、入力された操舵トルクのアシスト量をモータに発生させるための駆動信号を出力するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来技術に係る車両用操舵装置においては、運転者が意識的に操舵を行う場合、例えば運転者から入力される操舵トルクが所定の値を超えるような場合であっても、自動操舵制御装置から操舵力アシスト制御装置に対して操舵要求信号が出力されており、車両の走行状態によって運転者が操舵に違和感を感じたり、自動操舵制御装置から出力される操舵要求信号が運転者の操舵と干渉してしまう虞がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、自動操舵制御装置から要求される操舵トルクの補助が運転者の操舵と干渉してしまうことを防止して、運転者の意志を的確に反映した操舵制御を行うことが可能な車両の操舵制御装置を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決して係る目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の車両の操舵制御装置は、車両の操舵輪(例えば、後述する実施の形態における操舵輪19,19)と該操舵輪を操舵する操舵機構(例えば、後述する実施の形態における手動操舵力発生機構16)と、前記操舵機構を駆動するアクチュエータ(例えば、後述する実施の形態におけるモータ20)と、運転者の操舵を補助するように前記アクチュエータに駆動信号を与える操舵力アシスト制御手段(例えば、後述する実施の形態におけるEPS制御装置24)と、前記車両が走行目標に沿って走行するように前記アクチュエータに対して駆動信号を与える自動操舵制御手段(例えば、後述する実施の形態におけるSAS制御装置23)とを備える車両の操舵制御装置であって、前記自動操舵制御手段は、前記操舵力アシスト制御手段により前記アクチュエータを駆動制御する操舵力アシストモード(例えば、後述する実施の形態におけるEPS制御モード)時に、前記アクチュエータに対する前記駆動信号に応じたトルク指令値をゼロに設定しており、前記操舵力アシストモードでの前記アクチュエータの駆動制御時に、前記自動操舵制御手段による前記駆動信号に応じた前記トルク指令値がゼロ以外の値となる場合に前記自動操舵制御手段が故障したと判定する故障判定手段(例えば、後述する実施の形態におけるステップS10)を備えたことを特徴としている。
【0005】
上記構成の車両の操舵制御装置によれば、自動操舵制御手段は、操舵力アシスト制御手段によりアクチュエータを駆動制御する操舵力アシストモード時に、アクチュエータに対する駆動信号の出力を停止する。すなわち、例えば運転者の操舵に係る操舵トルクが所定の値を超えるような場合に、この運転者の操舵を補助するようにして、操舵力アシスト制御手段によりアクチュエータが駆動制御される場合には、自動操舵制御手段からアクチュエータに対する駆動信号の出力が停止されて運転者の操舵が優先される。これにより、例えば運転者の操舵意志が明確な場合に、自動操舵制御手段の制御に係る操舵が運転者の操舵と干渉することを防止することができる。
しかも、ここで、自動操舵制御手段からアクチュエータに対する駆動信号の出力が停止しない場合には、操舵力アシスト制御手段側において、自動操舵制御手段が異常状態にあると判断することができ、例えば自動操舵制御手段の異常を検知するための特別な検知手段を設ける必要無しに、容易に、故障判定を行うことができる。
【0006】
さらに、請求項2に記載の本発明の車両の操舵制御装置は、前記故障判定手段は、前記自動操舵制御手段の前記駆動信号に応じた前記トルク指令値をゼロに設定することが要求されてから所定時間以上に亘って前記トルク指令値がゼロ以外の値となる場合に、前記自動操舵制御手段が故障したと判定することを特徴としている。
【0007】
上記構成の車両の操舵制御装置によれば、前述の請求項1に記載の本発明に関わる作用効果に加え、所定時間以内に駆動信号の出力が停止しない場合、自動操舵制御手段が故障したと判定するようにしたので、より正確に故障判定を行うことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態に係る車両の操舵制御装置について添付図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施形態に係る車両の操舵制御装置10の構成図である。
【0009】
図1に示すように、この車両の操舵制御装置10において、ステアリングホイール11に一体に設けられたステアリング軸12は、ユニバーサルジョイント13a,13bを有する連結軸13を介して、ステアリングギアボックス14内に設けられたラック・ピニオン機構15のピニオン15aに連結されて手動操舵力発生機構16を構成している。
ピニオン15aはラック軸7のラック歯17aに噛合っており、ステアリングホイール11から入力された回転運動は、ピニオン15aを介してラック軸17の往復運動に変換され、ラック軸17の両端にタイロッド18,18を介して連結された2つの操舵輪19,19を転舵させる。
【0010】
ラック軸17と同軸にモータ20が配設されており、モータ20の回転力はラック軸17にほぼ平行に設けられたボールねじ機構21を介して推力に変換される。すなわち、モータ20のロータ(図示略)には駆動側ヘリカルギア20aが一体に設けられ、この駆動側ヘリカルギア20aはボールねじ機構21のねじ軸21aの軸端に一体に設けられたヘリカルギア21bに噛合わされている。
ステアリングギアボックス14内には、ピニオン15aに作用する操舵トルクを検出するためのトルクセンサ22が設けられており、このトルクセンサ22にて検出した操舵トルクの検出信号は、SAS制御装置23およびEPS制御装置24に入力されている。
【0011】
SAS(steering assist system)制御装置23は、SAS制御モードとして、車両進行方向の道路上における走行区分線に沿って車両を走行させるために必要とされる操舵トルクのアシスト量を算出する。そして、後述する所定の条件下において、この操舵トルクのアシスト量をモータ20に出力させるためのトルク指令をEPS制御装置24に出力する、あるいは、このトルク指令の出力を停止する。
このため、SAS制御装置23には、トルクセンサ22から出力される操舵トルクの検出信号に加えて、例えば車両のフロントウィンドウの内側にルームミラー(図示略)と一体に設けられ、車両前方の所定領域における走行区分線を撮影するカメラ25から出力される画像データの信号と、車両重心の鉛直(重力)軸回りのヨーレート(回転角速度)を検出するヨーレートセンサ26から出力される検出信号と、例えばステアリング軸12に設けられたロータリエンコーダ等をなし、運転者が入力した操舵角度の方向と大きさを検出する舵角センサ27から出力される検出信号とが入力されている。
【0012】
さらに、SAS制御装置23には、ターンシグナルSW28から出力されるターンシグナルのON/OFFを通知する信号と、ブレーキSW29から出力されるブレーキのON/OFFを通知する信号と、ワイパーSW30から出力されるワイパーのON/OFFを通知する信号と、メインSW31から出力される例えばSAS制御装置23の作動/停止を通知する信号とが入力されている。
すなわち、SAS制御装置23は、例えばターンシグナルSW28からターンシグナルのONを通知する信号が入力されている場合、あるいは、ブレーキSW29からブレーキのONを通知する信号が入力されている場合、あるいは、ワイパーSW30からワイパーのONを通知する信号が入力されている場合、あるいは、メインSW31からSAS制御装置23の停止を通知する信号が入力されている場合、あるいは、SAS制御装置23における走行区分線の抽出処理が困難な場合等には、EPS制御装置24へのトルク指令の出力を停止するように設定されている。
【0013】
さらに、SAS制御装置23は、後述するように、SAS制御モードにおける所定の状態、例えばトルクセンサ22にて検出したトルクTqが所定のトルク値#Tq(例えば、20×9.80665×10-2N・m)を超える場合には、EPS制御装置24へ出力するトルク指令をゼロにする。
【0014】
EPS制御装置24は、EPS制御モードとして、車両の走行状態に応じた操舵トルクのアシスト量をモータ20に出力させるためのモータ駆動電流を出力する。
このため、EPS制御装置24には、トルクセンサ22から出力される操舵トルクの検出信号に加えて、例えば車輪の回転速度に基づいて所定の単位処理時間毎における車両移動距離つまり車両の速度を検出する車速センサ32から出力される検出信号と、モータ20の通電電流を検出するモータ電流センサ33から出力される検出信号と、モータ20の通電電圧を検出するモータ電圧センサ34から出力される検出信号とが入力されている。
さらに、EPS制御装置24は、後述するように、所定条件下、例えばトルクセンサ22にて検出したトルクTqが所定のトルク値#Tq以下の場合には、SAS制御モードに移行して、SAS制御装置23から入力されるトルク指令に応じたモータ駆動電流をモータ20へと出力する。一方、この所定条件が満たされない場合、例えばトルクセンサ22にて検出したトルクTqが所定のトルク値#Tqを超える場合には、EPS制御モードに移行して、SAS制御装置23から入力されるトルク指令を無視する。
【0015】
さらに、EPS制御装置24は、後述するように、SAS制御モードにおける所定の状態、例えばトルクセンサ22にて検出したトルクTqが所定のトルク値#Tqを超える場合には、SAS制御装置23から入力されるトルク指令がゼロか否かを判定して、この判定結果が「NO」の場合つまりトルク指令がゼロか以外の場合に、SAS制御装置23が異常状態にあると判定して、SAS制御装置23から入力されるトルク指令の受信を拒否して、EPS制御モードに移行する。
【0016】
本実施の形態による車両の操舵制御装置10は上記構成を備えており、次に、この車両の操舵制御装置10の動作について添付図面を参照しながら説明する。図2は車両の操舵制御装置10の動作を示すフローチャートであり、図3はSAS制御装置23からEPS制御装置24へと出力されるSAS信号(トルク指令)の時間変化の一例を示すグラフ図であり、図4はトルクセンサ22にて検出される操舵トルクの時間変化の一例を示すグラフ図である。
【0017】
先ず、図2に示すステップS01においては、SAS制御装置23が異常か否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、ステップS02に進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS03に進み、EPS制御モードに移行して、一連の処理を終了する。
【0018】
ステップS02においては、SAS制御モードか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、ステップS03に進む。一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS04に進む。
ステップS04においては、トルクセンサ22にて検出した操舵トルクTqが、所定のトルク値#Tqよりも大きいか否かを判定する。
この判定結果が「YES」の場合には、後述するステップS07に進む。
一方、この判定結果が「NO」の場合には、ステップS05に進み、カウンターの計数値Nにゼロを設定する。そして、ステップS06に進み、SAS制御モードに移行して、一連の処理を終了する。
【0019】
ステップS07においては、SAS出力、つまりSAS制御装置23からEPS制御装置24に出力されるトルク指令がゼロか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、ステップS06に進む。一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS08に進む。
ステップS08においては、カウンターの計数値Nに「1」を加算して得た値を、新たな計数値Nとして設定する。
【0020】
そして、ステップS09においては、カウンターの計数値Nが所定の計数値#N(例えば、#N=20)以上か否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、ステップS06に進む。一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS10に進む。
ステップS10においては、SAS制御装置23が故障等により異常状態にあると判定して、SAS制御装置23から入力されるトルク指令の受信をEPS制御装置24にて拒否するように設定して、ステップS03に進み、一連の処理を終了する。
【0021】
すなわち、SAS制御装置23によって車両が道路上における走行区分線に沿って走行するように制御されるSAS制御モードにおいて、例えば道路上の障害物を回避する等のために、運転者が所定のトルク値#Tqよりも大きい操舵トルクをステアリングホイール11を介して入力した場合には、SAS制御装置23はEPS制御装置24に入力するトルク指令をゼロとする。これにより、SAS制御モードでありながら、擬似的にEPS制御モードに移行したような状態となる。
ここで、SAS制御装置23からEPS制御装置24に入力されるトルク指令がゼロ以外の値となる状態が、カウンターの計数値Nが所定の計数値#N以上となるまでの所定時間以上に亘って継続した場合に、SAS制御モードからEPS制御モードへと移行する。
【0022】
例えば図4に示す実線Tq1のように、トルクセンサ22にて検出したトルクTqが所定のトルク値#Tqよりも小さい場合には、例えば図3に示す実線S1のように、所定のトルク値#Tqに対応する所定のSAS信号(トルク指令)#Sよりも小さな値のSAS信号を、SAS制御装置23からEPS制御装置24へと出力する。
この場合には、例えば図5に示すトルクに応じて変化するSAS制御モードとEPS制御モードとの制御比率を示すグラフ図のように、トルクセンサ22にて検出したトルクTqが、所定のトルク値#Tqよりも小さい所定のトルク値#Tq1よりも小さい場合には、EPS制御モードの制御比率をゼロとして、SAS制御モードの制御比率を100%とする。
なお、図3、図4、図5においては、操舵角度の方向の何れ一方を「右」とし、何れか他方を「左」として、各方向におけるトルクを示した。
【0023】
一方、図4に示す破線Tq2のように、トルクセンサ22にて検出したトルクTqが所定のトルク値#Tqを超える場合には、例えば図3に示す時刻t1から時刻t2の期間、および、時刻t3から時刻t4の期間のように、所定のトルク値#Tqに対応する所定のSAS信号#Sを超えるSAS信号(図3での破線S2)を出力することを停止して、例えば図3に示す太実線S3のように、SAS信号(トルク指令)をゼロにする。
【0024】
上述したように、本実施の形態による車両の操舵制御装置10によれば、トルクセンサ22にて検出したトルクTqが所定のトルク値#Tqを超える場合に、SAS制御装置23はEPS制御装置24へ出力するトルク指令をゼロにするように設定されていることから、EPS制御装置24において受信したトルク指令がゼロ以外の値となっている場合には、SAS制御装置23が故障等の異常状態にあると判定することができる。すなわち、EPS制御装置24側においてSAS制御装置23に発生した異常を検知することができ、例えばSAS制御装置23の異常を検知するための新たな検知装置を設ける必要を無くして、車両の操舵制御装置10を構築する際に要する費用を削減することが可能となる。
【0025】
しかも、トルクセンサ22にて検出したトルクTqが所定のトルク値#Tqを超える場合のように、運転者の意志による所定の大きさの操舵が行われた場合に、単にEPS制御装置24側においてSAS制御装置23から入力されるトルク指令を無視するだけではなく、さらに、SAS制御装置23からEPS制御装置24へ出力されるトルク指令がゼロに設定されることから、運転者の操舵と干渉する不適切な操舵制御が行われることを確実に防止することができる。
【0026】
なお、上述した本実施の形態においては、トルクセンサ22にて検出したトルクTqが所定のトルク値#Tqを超える場合には、SAS制御装置23からEPS制御装置24へと出力するトルク指令をゼロにするとしたが、この場合には、SAS制御装置23からEPS制御装置24へのトルク指令の出力を停止しても良いし、あるいは、SAS制御装置23からEPS制御装置24へのトルク指令としてゼロの値を出力するようにしても良い。
【0027】
また、上述した本実施の形態においては、SAS制御装置23からEPS制御装置24に入力されるトルク指令がゼロ以外の値となる状態が、カウンターの計数値Nが所定の計数値#N以上となるまでの所定時間以上に亘って継続した場合に、SAS制御モードからEPS制御モードへと移行するとしたが、これに限定されず、例えば、上述したステップS05およびステップS08およびステップS09を省略して、SAS制御装置23からEPS制御装置24に入力されるトルク指令がゼロ以外の値となった時点で直ちにSAS制御モードからEPS制御モードへと移行するようにしても良い。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の本発明の車両の操舵制御装置によれば、例えば運転者の操舵意志が明確な場合に、自動操舵制御手段の制御に係る操舵が運転者の操舵と干渉することを防止することができる。しかも、操舵力アシスト制御手段側において、自動操舵制御手段が異常状態にあると判断することができ、例えば自動操舵制御手段の異常を検知するための特別な検知手段を設ける必要無しに、容易に、故障判定を行うことができる。
さらに、請求項2に記載の本発明の車両の操舵制御装置によれば、所定時間以内に駆動信号の出力が停止しない場合、自動操舵制御手段が故障したと判定するようにしたので、より正確に故障判定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る車両の操舵制御装置の構成図である。
【図2】 図1に示す車両の操舵制御装置の動作を示すフローチャートである。
【図3】 図1に示すSAS制御装置からEPS制御装置へと出力されるSAS信号(トルク指令)の時間変化の一例を示すグラフ図である。
【図4】 図1に示すトルクセンサにて検出される操舵トルクの時間変化の一例を示すグラフ図である。
【図5】 トルクに応じて変化するSAS制御モードとEPS制御モードとの制御比率を示すグラフ図である。
【符号の説明】
10 車両の操舵制御装置
16 操舵機構(手動操舵力発生機構)
19 操舵輪
20 モータ(アクチュエータ)
23 SAS制御装置(自動操舵制御手段)
24 EPS制御装置(操舵力アシスト制御手段)
ステップS10 故障判定手段
Claims (2)
- 車両の操舵輪と該操舵輪を操舵する操舵機構と、
前記操舵機構を駆動するアクチュエータと、
運転者の操舵を補助するように前記アクチュエータに駆動信号を与える操舵力アシスト制御手段と、
前記車両が走行目標に沿って走行するように前記アクチュエータに対して駆動信号を与える自動操舵制御手段とを備える車両の操舵制御装置であって、
前記自動操舵制御手段は、前記操舵力アシスト制御手段により前記アクチュエータを駆動制御する操舵力アシストモード時に、前記アクチュエータに対する前記駆動信号に応じたトルク指令値をゼロに設定しており、
前記操舵力アシストモードでの前記アクチュエータの駆動制御時に、前記自動操舵制御手段による前記駆動信号に応じた前記トルク指令値がゼロ以外の値となる場合に前記自動操舵制御手段が故障したと判定する故障判定手段を備えたことを特徴とする車両の操舵制御装置。 - 前記故障判定手段は、前記自動操舵制御手段の前記駆動信号に応じた前記トルク指令値をゼロに設定することが要求されてから所定時間以上に亘って前記トルク指令値がゼロ以外の値となる場合に、前記自動操舵制御手段が故障したと判定することを特徴とする請求項1に記載の車両の操舵制御装置。
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