JP4013296B2 - ストラットユニット組付治具 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、ストラットユニットを車体に設けられたストラットユニット取付孔に下方から組付ける際に用いられるストラットユニット組付治具に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車の組立ラインにおけるストラットユニットの車体への組付けは、車体に形成されたストラットユニット取付孔に対して下方からストラットユニットの上端を挿入するとともに、ストラットユニットの上部に植設された取付ボルトを車体に形成されたボルト孔に下方から挿入し、取付ボルトの上端にナットを螺入することで組付けられている。この際、ストラットユニットの上端はストラットユニット取付孔に対して小径であるため互いの位置決めができず、ストラットユニットの取付ボルトを車体に形成されたボルト孔に挿入することが極めて困難となる。また、ストラットユニットの取付ボルトを車体に形成されたボルト孔に挿入した後、取付ボルトの上端にナットを螺入するまではストラットユニットを保持しておく必要性がある。
【0003】
これらの問題を解決するため、実開平2−144892号公報に記載のサスペンションユニット取付治具が提案されている。このサスペンションユニット取付治具は、ダンパの上端部に結合させることで、周方向位置決め部材のガイドより車体に形成されたダンパ取付孔に下方からスムーズに挿入でき、周方向位置決め部材がダンパ取付孔に嵌合することで取付ボルトもボルト孔にスムーズに挿入できる。また、周方向位置決め部材の側壁に開閉自在に設けられた係止爪がダンパ取付孔の上縁に係合することで、サスペンションユニットを仮支持することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来のサスペンションユニット取付治具は、係止爪の開方向への突出がスプリングの付勢力により行われており、使用回数の増加に伴ってスプリングの付勢力が低下することで係止爪の開方向への突出量が低下し、組付け途中に係止爪のダンパ取付孔への係合が外れ、サスペンションユニットが脱落するという問題が生じてしまう。また、サスペンションユニットからの荷重を受ける芯体側に圧接された係止爪の圧接部が摩耗することで、係止爪の開方向への突出量が増大し、取付ボルトの上端がボルト孔上面に突出せずナットを螺入することができないという問題も生じてしまう。このため、スプリング及び係止爪の交換を定期的に行わなければならず、コストの増大を招いていた。
【0005】
本発明の目的は、コストの増大を招くことなく、ストラットユニットを車体に簡単かつ確実に組付けることのできるストラットユニット組付治具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明では、車体に形成されストラットユニット取付孔に下方から嵌合可能な周方向位置決め手段と、該周方向位置決め手段の側壁に開閉自在に設けられ上記ストラットユニット取付孔の上縁に係合可能な係合爪と、上記周方向位置決め手段の中央部に設けられストラットユニットの上端部に着脱自在に結合される結合手段とを備えるストラットユニット組付治具において、上記係合爪にマスが設けられ、該マスの重さにより係合爪が開方向への突出状態とされ、ストラッユニット取付孔に下方から当接することにより閉方向への収納状態とされ、上記係合爪のマスを開閉直交方向に拡大して形成し、その拡大形成した面でストラットユニットからの荷重を受けることを特徴とする。
【0007】
この発明により、係合爪の開方向への突出が係合爪に設けられたマスの重さにより行われることで、ストラットユニット組付治具の使用回数に関わらず、係合爪を確実に突出状態にすることができる。
【0008】
また、係合爪のマスを利用することで別途拡大形成した面を設けることなく、ストラットユニットからの荷重を大面積で受けることができ、面圧低下による摩耗量低減により耐久性を向上できる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の実施形態に係るストラットユニット組付治具の側面図である。図2は図1のA−A断面図である。図3は図2のB−B断面図である。図4はストラットユニット組付治具の使用状態を示す図である。
【0010】
図4に示されるごとく、自動車用サスペンションのストラットユニットSの上端を車体Cに固定するためのストラットマウント1は、その内面に加硫接着によりゴムブッシュ2が接着されており、ゴムブッシュ2の下面にブッシュ受3が接着されている。ブッシュ受3をピストンロッドS1の上端に嵌合してナット4で固定することで、ストラットマウント1はブッシュ受3、ゴムブッシュ2を介してピストンロッドS1の上端に固定される。ストラットマウント1には2本の取付ボルト5(1本の取付ボルトは図示省略)が上向きに植設されており、この2本の取付ボルト5は車体Cに形成された2個のボルト孔C1(1個のボルト孔は図示省略)にそれぞれ車体Cの下方から挿入され、車体C上方より固定ナット6で締付けることでストラットユニットSが車体Cに固定される。
【0011】
次に本発明におけるストラットユニット組付治具Mを図1〜図4に基づいて説明する。ストラットユニット組付治具Mは、ストラットユニットSの上端を車体Cに設けられたストラットユニット取付孔C2にスムーズに挿入させて周方向の位置決めをする周方向位置決め手段7と、周方向位置決め手段7の側壁に開閉自在に設けられ、ストラットユニットSの上端がストラットユニット取付孔C2に挿入された状態でストラットユニットSを保持する係合爪8と、周方向位置決め手段7の中央部に設けられストラットユニットSの上端部に着脱自在に結合される結合手段9とで構成される。
【0012】
周方向位置決め手段7は、車体Cに設けられた円形状のストラットユニット取付孔C2に対応するよう側壁外周が円形状に形成される側部案内部7aと、上面から側壁に架けて湾曲した断面円弧状の上部案内部7bとを備える。
【0013】
係合爪8は、周方向位置決め手段7の側壁つまり側部案内部7aに形成された切欠き部10から突出可能に設けられストラットユニット取付孔C2に係合する爪部8aと、周方向位置決め手段7の側壁内部に設けられ自重により爪部8aを開方向への突出状態とするマス8bとを備える。
【0014】
結合手段9は、周方向位置決め手段7の側部案内部7aの下方開放端を塞ぐよう円形状に形成され、側部案内部7aに対し取付ネジ11により締結固定される土台9aと、この土台9aの中心部に形成された開口に溶接され、ストラットユニットSのピストンロッドS1の上端に形成されたネジ部に対し螺合可能な取付ナット9bとを備える。内部に位置するここで、係合爪8について詳しく説明する。
【0015】
係合爪8の爪部8aは側方視して台形形状に形成されており、側部案内部7aからの突出端が斜め上方に傾斜したテーパ形状とされている。爪部8aには貫通孔が形成されて回転軸12が嵌合される。この回転軸12の両端部は、結合手段9の土台9a上に立設された一対の支持部13により回転自在に支持される。爪部8aの反突出端にはマス8bが設けられ、このマス8bは上方視して爪部8aの突出方向に対して直交方向に拡大した略5角形形状に形成されている。このマス8bの下面は結合手段9の取付ナット9b上面に対し略5角形形状の広範囲にわたって当接し、係合爪8の時計回りの回転が規制される。この係合爪8は土台9a上に周方向で等間隔に3か所設けられ、この3個の係合爪8がストラットユニット取付孔C2に係合することになる。
【0016】
次に、上記ストラットユニット組付治具Mを用いた場合におけるストラットユニットSの車体Cへの組付手順について説明する。ストラットユニットSを車体Cに組付けるに先立って、予めストラットユニット組付治具MをストラットユニットSのピストンロッドS1の上端に形成されたネジ部に対し結合手段9の取付ナット9bを螺合することで結合しておく。この状態でストラットユニットSをホイールハウス内で上昇させることにより、結合手段9と一体に設けられた周方向位置決め手段7を車体Cのストラットユニット取付孔C2に下方から挿入する。このとき、周方向位置決め手段7の上部案内部7bが上面から側壁に架けて湾曲した断面円弧状に形成されているため、ストラットユニット取付孔C2にスムーズに挿入されている。挿入後は周方向位置決め手段7の側部案内部7aが円形状のストラットユニット取付孔C2に対応した円形状に形成されているため、周方向の位置決めがされる。その結果、ストラットユニット組付治具Mに対して周方向に位置決めされているストラットユニットSは、車体Cのストラットユニット取付孔C2に対しても周方向に位置決めされることになり、ストラットユニットSのストラットマウント1に植設した2本の取付ボルト5が車体Cに設けた2個のボルト孔C1にスムーズに挿入される。
【0017】
周方向位置決め手段7がストラットユニット取付孔C2に対し最終位置に挿入される前までは、3個の係合爪8の爪部8aが周方向位置決め手段7の側部案内部7aに形成された切欠き部10からマス8bの重さにより突出状態とされており、最終位置直前において爪部8aがストラットユニット取付孔C2に下方から当接することで、マス8bによる係合爪8の時計回り方向の力に抗して係合爪8が反時計回りに回転し、爪部8aが側部案内部7aの内部に収納される。最終位置で爪部8aのストラットユニット取付孔C2への当接が解除されることにより、係合爪8がマス8bによる時計回り方向の力によって回転し再度切欠き部10から爪部8aが突出状態とされ、爪部8aの下面がストラットユニット取付孔C2の上縁に係合するこことなる。これによりストラットユニットSが図4に示す状態で保持される。この後、ボルト孔C1から上方に突出した取付ボルト5の上端に固定ナット6を螺入して締結することにより、ストラットユニットSの上端が車体Cに固定され、ストラットユニット組付治具MがストラットユニットSの上端部から取外される。
【0018】
次に本実施形態の作用を説明する。係合爪8がマス8bの重さによる時計回り方向の力によって切欠き部10から爪部8aが突出状態とされるため、使用回数の増加に関わらず確実に爪部8aを突出状態にすることができる。また、マス8bは上方視して爪部8aの突出方向に対して直交方向に拡大した略5角形形状に形成され、マス8bの下面は結合手段9の取付ナット9b上面に対し略5角形形状の広範囲にわたって当接してストラットユニットSを車体Cに対し図4に示す状態で保持するため、ストラットユニットSからの荷重をマス8bの広範囲の部分で受けることができ面圧低下による摩耗を抑制できる。
【0019】
【発明の効果】
本発明は上記のように構成したから、ストラットユニット組付治具の使用回数に関わらず、係合爪を確実に突出状態にすることができるとともに、係合爪の摩耗量抑制による耐久性の向上が図れるため、長期にわたって使用可能となり部品交換によるコスト増大を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るストラットユニット組付治具の側面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図2のB−B断面図である。
【図4】ストラットユニット組付治具の使用状態を示す図である。
【符号の説明】
C 車体
C2 ストラットユニット取付孔
S ストラットユニット
M ストラットユニット組付治具
7 周方向位置決め手段
8b マス
8 係合爪
9 結合手段

Claims (1)

  1. 車体に形成されストラットユニット取付孔に下方から嵌合可能な周方向位置決め手段と、該周方向位置決め手段の側壁に開閉自在に設けられ上記ストラットユニット取付孔の上縁に係合可能な係合爪と、上記周方向位置決め手段の中央部に設けられストラットユニットの上端部に着脱自在に結合される結合手段とを備えるストラットユニット組付治具において、上記係合爪にマスが設けられ、該マスの重さにより係合爪が開方向への突出状態とされ、ストラッユニット取付孔に下方から当接することにより閉方向への収納状態とされ
    上記係合爪のマスを開閉直交方向に拡大して形成し、その拡大形成した面でストラットユニットからの荷重を受けることを特徴とするストラットユニット組付治具。
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