JP4010555B2 - 伸線乾式潤滑剤再生機 - Google Patents

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この発明は、金属線材の伸線処理に用いられる乾式潤滑剤を再生する伸線乾式潤滑剤再生機に関する。
伸線機では、ダイス内に金属線材を引き通すことで、目的の径に細径化を行う。このとき、ダイスと線材との間に、乾式の潤滑剤、例えば金属石鹸等のパウダー状の潤滑剤が用いられる。潤滑剤は、ダイスの手前に設けたボックス内に溜めておき、この中に線材を通すことで線材に付着させる。線材を伸線するには、この潤滑剤の働きが伸線後の品質を大きく左右する。
潤滑剤は、上記のようにボックス内に溜め、この中に線材を通して使用するため、伸線時等に発生する摩擦熱により、部分的に炭化固形物へと変化する。すなわち、潤滑剤は線材の走行摩擦熱および伸線時に発生する摩擦熱が原因で、潤滑剤の機能を無くし、炭化固形物として成長する。このように成長した炭化固形物は、伸線時の柔らかな線材への付着の妨げとなる。また、潤滑剤には、素材となる線材に付着している鉄粉および伸線時に発生する鉄粉が混入する。
このような潤滑剤中の炭化固形物および鉄粉は、潤滑不良の原因となるため、炭化固形物がある程度発生すると、その時点で、潤滑機能を有した潤滑剤を含めて一緒に交換することが必要となる。
使用後の潤滑剤は、再生して再利用することが望まれる。再生の作業は、従来は作業者が篩にかけて選別を行っている。鉄粉については、潤滑剤の中に磁石を入れ、吸着させて除去を行っている。
伸線潤滑剤を再生する装置としては、遠心分離機がある。その他に、伸線機のダイスから伸線圧力によって押出される潤滑剤を粉砕し、ダイスの手前のボックスに戻すインライン方式のものが提案されている(特許文献1)。
なお、一般の粉体中の鉄粉を除去する装置としては、粉体搬送経路の途中に、平行な複数本の棒状の永久磁石を設けたものが提案されている(例えば、特許文献2,3)。
特開平10−296322号公報 特開2003−103194号公報 特開2003−211022号公報
伸線潤滑剤の再生は、上記のように作業者の手作業で行うことが一般的であるが、潤滑剤がパウダー状のため、粉霧となって周辺に舞い上がり、作業環境が非常に悪い中で作業が行われることになる。また、効率も悪い。
このように伸線潤滑剤の再生作業は効率が悪く、悪環境での作業となるため、再生にはコストがかかり、多くは再利用することなく、産業廃棄物として処理されている。このため、潤滑剤をできるだけ長い交換周期で使うことになって、線材品質の向上の妨げ要因となっている。
潤滑剤を自動再生する装置として、上記遠心分離機はあるが、大型で高価な装置となるため、一般的な伸線工場に設置して用いることは現実的でない。
また、特許文献1に示されたインライン式のものは、伸線機自体の構造を変える必要があり、工場内に多数設けられる各伸線機にインライン式の再生装置を設けることになるため、設備コストが多大なものとなり、これも現実的ではない。
この発明の目的は、構成が簡単で、低コストで製造でき、かつ効率良く再生が行え、再生作業の環境改善、潤滑剤の交換周期の短縮による線材品質の向上、産業廃棄物となる廃棄潤滑剤の減量化が期待できる伸線乾式潤滑剤再生機を提供することである。
この発明の伸線乾式潤滑剤再生機は、伸線機のダイスと線材との間に用いられる乾式の潤滑剤を再生する装置であって、再生する潤滑剤を入れるホッパ部と、このホッパ部から供給された潤滑剤を網体に通すことにより潤滑剤中の固形物を除くフィルタ部と、このフィルタ部を通過した潤滑剤の落下経路に設けられて潤滑剤中の鉄粉を磁石により除去する鉄粉除去部と、この鉄粉の除去された潤滑剤である再生潤滑剤を回収する再生潤滑剤回収部とを備えることを特徴とする。
この構成によると、再生する潤滑剤中の固形物がフィルタ部で除去され、この固形物の除去された潤滑剤中の鉄粉が鉄粉除去部で除去されて、これら固形物および鉄粉の除去された再生潤滑剤が再生潤滑剤回収部で回収される。そのため、再生する潤滑剤から固形物および鉄粉を効率良く除去でき、潤滑剤再生のコスト低減が可能となる。この伸線乾式潤滑剤再生機は、ホッパ部、フィルタ部、および鉄粉除去部で主に構成されるものであり、また伸線機とは別に設置されるため、構成が簡単で製造コストも低減できる。潤滑剤再生は密閉空間内で行えるので、作業空間の改善も可能となる。このように簡易な装置で低コストで再生できるため、再生の実施が促進されて、伸線潤滑剤からなる産業廃棄物の減量化、伸線潤滑剤の交換周期の短縮化による線材品質の向上が期待できる。
この発明において、ホッパ部とフィルタ部との間に、ホッパ部の潤滑剤を定量ずつフィルタ部に供給する定量供給部を設けても良い。
定量供給部を設けた場合、再生する潤滑剤をフィルタ部へ定量供給できるので、フィルタ部での処理能率に合わせて潤滑剤を供給でき、フィルタ部による固形物の除去を無理なく効率的に行うことができる。
この発明において、前記フィルタ部が、本体フレームに略水平方向に身体自在に設置された可動フレームに、網体を上下複数段に設け、各段の網体を交互に逆方向に傾く傾斜姿勢としたものであり、前記可動フレームを進退させることにより網体を揺する揺動駆動機構を設けても良い。
この構成の場合、揺動駆動機構で網体を揺するため、篩分けが効率良く行われる。また網体が上下複数段に設けられ、交互に傾斜しているため、篩分けられて網体上に残った固形物を網体から傾斜下方へ落下させることができる。網体を通過した潤滑剤は、下段の網体上の傾斜上方側に偏りがちに落下し、網体上の傾斜下方へ滑りながら篩分けられることになる。そのため、網体の全面を使った効率的な篩分けが行える。
この発明において、前記鉄粉除去部が、本体フレームに引出し自在に設置された鉄粉除去部フレームと、この鉄粉除去部フレームに横並びに複数本平行に設けられた吸着用パイプと、隣合う各吸着用パイプ間の上方に位置して前記鉄粉除去部フレームに設けられ上面に落下する潤滑剤を吸着用パイプ上へ案内する案内板と、前記吸着用パイプ内に挿脱自在に挿入された永久磁石とでなるものであっても良い。
この構成の場合、潤滑剤が鉄粉除去部を通過するときに、潤滑剤は全て案内板で吸着用パイプの上に案内される。また、潤滑剤中の鉄粉は、吸着用パイプ内に挿入された永久磁石の磁力で吸着用パイプの表面に吸着されるので、鉄粉の除去を効率良く行うことができる。吸着用パイプに吸着された鉄粉は、吸着用パイプ配置部を本体フレームから引き出し、吸着用パイプ内から永久磁石を抜き出して吸着用パイプへ磁力が作用しないようにすることで、吸着用パイプの表面から自然落下する。そのため、吸着用パイプに付着した鉄粉の除去が簡単に行える。
この発明の伸線乾式潤滑剤再生機は、伸線機のダイスと線材との間に用いられる乾式の潤滑剤を再生する装置であって、再生する潤滑剤を入れるホッパ部と、このホッパ部から供給された潤滑剤を網体に通すことにより潤滑剤中の固形物を除くフィルタ部と、このフィルタ部を通過した潤滑剤の落下経路に設けられて潤滑剤中の鉄粉を磁石により除去する鉄粉除去部と、この鉄粉の除去された潤滑剤である再生潤滑剤を回収する再生潤滑剤回収部とを備えるため、構成が簡単で、低コストで製造でき、かつ効率良く再生が行え、再生作業の環境が改善される。そのため、潤滑剤の交換周期の短縮による線材品質の向上、産業廃棄物となる廃棄潤滑剤の減量化が期待できる。
この発明の一実施形態を図1ないし図7と共に説明する。この伸線乾式潤滑剤再生機は伸線機のダイスと線材との間に用いられる乾式の潤滑剤を再生する装置であって、図1〜図3にその正面断面図、右側面断面図、および左側面断面図を示す。この伸線乾式潤滑剤再生機は、再生する潤滑剤Aを入れるホッパ部1と、このホッパ部1から供給された潤滑剤Aを網体10に通すことにより潤滑剤A中の炭化固形物Bを除くフィルタ部2と、このフィルタ部2を通過した潤滑剤Aの落下経路に設けられて潤滑剤A中の鉄粉C(図7)を除去する鉄粉除去部3と、この鉄粉Cの除去された潤滑剤である再生潤滑剤Dを回収する再生潤滑剤回収部4とを備える。
ホッパ部1は本体フレーム5の最上部に設けられる。本体フレーム5内には、フィルタ部2、鉄粉除去部3および再生潤滑剤回収部4が、上位置から下位置へこれらの順に配置される。本体フレーム5は、下端にキャスタ31、および固定設置用のアジャスタ付きの脚部32を有している。本体フレーム5の左側面には、再生機の始動・制御・停止を行う制御盤13が設けられる。ホッパ部1とフィルタ部2との間には、ホッパ部1の潤滑剤Aを定量ずつフィルタ部2に供給する定量供給部6が設けられる。
定量供給部6は、図4(A),(B)に側面図および斜視図で示すように、ホッパ部1の下端の潤滑剤排出路1a内に、この潤滑剤排出路1aを塞ぐように横向きに回転自在に設置されたローラ7で構成される。このローラ7の外周には軸方向に延びる切欠部7aが形成されている。ローラ7の1回転につき、切欠部7aに充填される一定量(例えば20cm3 )の潤滑剤Aがフィルタ部2に間欠的に供給される。ローラ7は、本体フレーム4の上部に設けられた可変速モータ8(図2,図3)で回転駆動され、その回転数によりフィルタ部2への潤滑剤Aの供給量が決定される。ローラ7の回転数は、フィルタ部2の処理状態に応じて前記制御盤13で制御することができ、例えば1.8〜34rpmとされる。
フィルタ部2は、図1のように本体フレーム5に略水平方向に進退自在に設置された可動フレーム9に、網体10を上下複数段(ここでは3段)に設けてなる。可動フレーム9は、ローラ11を介してレール12上に設置され、図1における左右方向に進退自在とされている。可動フレーム9は、網体10を上下複数段に設けた空間の前後面を閉じ、左右面を開放した形状のものとされている。可動フレーム9の底部の周囲には、落下する潤滑剤を鉄粉除去部3へ案内するように、下方が絞られたガイド枠部9aが設けられている。
各段の網体10は、交互に左右逆方向に傾く傾斜姿勢とされており、その傾斜角度θ(図5)は3〜6°程度とされている。また、網体10の網目は、上段から下段にかけて粗さが次第に細かくなるように設定されている。例えば1段目の網体10が10メッシユ、2段目の網体10が14メッシュ、3段目の網体10が18メッシュとされている。可動フレーム9の進退駆動(進退ストロークは例えば40〜50mm)は本体フレーム5の左側部に設けられた揺動駆動機構14により行われる。これにより網体10が揺すられ、網体10に残った炭化固形物Bは網体10の傾斜下端から排出される。揺動駆動機構14は、可動フレーム9に連結されるクランク機構15と、そのクランク軸を回転駆動するモータ16とでなる。
本体フレーム5の下位置における再生潤滑剤回収部4の左右には、フィルタ部2の各網体10の傾斜下端から排出されて落下する炭化固形物Bを回収する固形物回収部17,17が設けられている。これら再生潤滑剤回収部4および固形物回収部17は、上部が開口した箱体からなり、本体フレーム5の前面側に引出し可能に配置される。再生潤滑剤回収部4および固形物回収部17には、把手36,37が設けられている。なお、フィルタ部2の左右には、各段の網体10から落下する炭化固形物Bの飛散を防止する飛散防止板33,33が、フィルタ部2に対向する側面を除く3側面に設置され、これら飛散防止板33,33で囲まれる空間の下端に、落下する炭化固形物Bを固形物回収部17,17へ案内する下窄まりの角筒状の案内部材34,34が設けられている。
鉄粉除去部3は、本体フレーム5に引出し自在に設置された鉄粉除去部フレーム18と、この鉄粉除去部フレーム18に横並びに複数本平行に設けられた吸着用パイプ19と、落下してくる潤滑剤を吸着用パイプ19へ案内する案内板20と、吸着用パイプ19内に挿脱自在に挿入された永久磁石21(図6)とでなる。吸着用パイプ19は、例えばステンレス製とされる。鉄粉除去部フレーム18は、本体フレーム5の前面側に引出し自在とされた矩形枠からなり、その左右両枠部に跨がって各吸着用パイプ19が架設されている。本体フレーム5には、把手35が設けられている。案内板20は、断面山形の部材であって、隣合う各吸着用パイプ19,19間の上方に位置するように、鉄粉除去部フレーム18の左右両枠部に跨がって複数本平行に架設されている。各吸着用パイプ19内には、図6(B)のように挿脱自在に永久磁石21が挿入されている。これにより、吸着用パイプ19へ案内される潤滑剤中の鉄粉が吸着用パイプ19の表面に吸着される。
なお、この伸線乾式潤滑剤再生機は、ホッパ部1の出口から、フィルタ部2、鉄粉除去部3、再生潤滑剤回収部4、および固形物回収部17,17にわたり、全体が密閉されるように、本体フレーム5にカバー(図示せず)が設けられている。
次に、上記構成の伸線乾式潤滑剤再生機による潤滑剤の再生処理について説明する。再生する潤滑剤Aをホッパ部1内に入れて定量供給部6のローラ7を回転させると、ホッパ部1の潤滑剤排出路1aからフィルタ部2へ潤滑剤Aが定量供給される。フィルタ部2では、揺動駆動機構14による可動フレーム9の進退駆動で各段の網体10が揺すられ、供給されてきた潤滑剤Aから炭化固形物Bの選別分離が各網体10で行われる。上段の網体10では粒径の大きい固形物Bが、下段では粒径の小さい固形物Bが分離される。分離された炭化固形物Bは、各段の網体10の傾斜下端から排出され、下の固形物回収部17に回収される。
フィルタ部2で炭化固形物Bを除去された潤滑剤A’が鉄粉除去部3を通過するとき、潤滑剤A’中に残る鉄粉が除去される。潤滑剤A’が鉄粉除去部3を通過するとき、図6(A)のように、潤滑剤A’は全て案内板20で吸着用パイプ19の上に案内され、潤滑剤A’中の鉄粉が吸着用パイプ19内に挿入された永久磁石21の磁力で吸着用パイプ19の表面に効率良く吸着される。このようにして、鉄粉の除去された潤滑剤Dは再生潤滑剤回収部4に回収される。
鉄粉除去部3の吸着用パイプ19に吸着された鉄粉Cは、図7(A)のように鉄粉除去部3の吸着用パイプ配置部を本体フレーム5から前方に引き出して鉄粉回収部22に回収する。吸着用パイプ19からの鉄粉の除去は、図7(B)のように吸着用パイプ19内に押し棒23を押し込んで永久磁石21を押し出し、吸着用パイプ19へ磁力が作用しないようにすることで、吸着用パイプ19の表面から鉄粉を自然落下させる。
このように、この伸線乾式潤滑剤再生機によると、再生する潤滑剤A中の炭化固形物Bをフィルタ部2で除去し、炭化固形物Bの除去された潤滑剤A’中の鉄粉Cを鉄粉除去部3で除去し、炭化固形物Bおよび鉄粉Cの除去された再生潤滑剤Dを再生潤滑剤回収部4で回収する。そのため、再生する潤滑剤Aから炭化固形物Bおよび鉄粉Cが効率よく除去され、潤滑剤の再生のコスト低減が可能となる。潤滑剤再生は密閉空間内で行えるので、作業空間の改善も可能となる。
この実施形態では、前記フィルタ部2を、本体フレーム5に略水平方向に進退自在に設置された可動フレーム9に、網体10を上下複数段に設け、各段の網体10を交互に逆方向に傾く傾斜姿勢としてフィルタ部2とし、可動フレーム9を進退させることにより網体10を揺する揺動駆動機構14を設けているので、フィルタ部2による炭化固形物Bの除去処理を能率良く行うことができる。
また、このように簡易な装置で低コストで再生できるため、伸線潤滑剤の交換周期の短縮化による線材品質の向上が期待できる。
試験結果では、再生する潤滑剤Aから50〜60%の再生潤滑剤Dを得ることができ、鉄粉Cの除去率を80%以上とすることができた。このように潤滑剤Aを再生できることで、伸線乾式潤滑剤からなる産業廃棄物を従来の50〜60%減量化できる。
上記試験に用いた伸線乾式潤滑剤再生機の仕様を説明すると、全体の寸法が、幅900mm、奥行450mm、高さ1300mm程度であり、ホッパ部1の容量は15000cm3 程度である。定量供給部6のローラ7の切欠部7aの容量は20cm/1回転とされ、ローラ7の回転数は20rpm、フィルタ部2の揺動駆動機構14の回転数は100rpm、1回(15000cm3 )の処理時間は40分である。
フィルタ部2における網体10は、上記のメッシュとし、1段目は2mm以上の固形物除去、2段目は1.3mm以上の固形物除去、3段目は0.9mm以上の固形物除去を行うものとした。
運転条件は、ホッパー部1の1杯毎の繰り返し作業で行い、1回毎に鉄粉除去部3の付着鉄粉の除去作業を行った。
再生潤滑剤の成分の分析結果を表1に示す。
Figure 0004010555
この発明の一実施形態にかかる伸線乾式潤滑剤再生機の正面断面図である。 同再生機の右側面断面図である。 同再生機の左側面図である。 (A)は同再生機における定量供給部の断面図、(B)は同定量供給部を構成するローラの斜視図である。 同再生機におけるフィルタ部の概略構成を示す正面断面図である。 (A)同再生機における鉄粉除去部の部分拡大断面図、(B)は同鉄粉除去部における吸着用パイプの断面図である。 (A)は鉄粉除去部で除去された鉄粉の回収作業の説明図、(B)は吸着用パイプからの永久磁石の抜脱作業の説明図である。
符号の説明
1…ホッパ部
2…フィルタ部
3…鉄粉除去部
4…再生潤滑剤回収部
5…本体フレーム
6…定量供給部
9…可動フレーム
10…網体
14…揺動駆動機構
18…鉄粉除去部フレーム
19…吸着用パイプ
20…案内板
21…永久磁石
A…再生する潤滑剤
B…炭化固形物
C…鉄粉
D…再生潤滑剤

Claims (4)

  1. 伸線機のダイスと線材との間に用いられる乾式の潤滑剤を再生する装置であって、再生する潤滑剤を入れるホッパ部と、このホッパ部から供給された潤滑剤を網体に通すことにより潤滑剤中の固形物を除くフィルタ部と、このフィルタ部を通過した潤滑剤の落下経路に設けられて潤滑剤中の鉄粉を磁石により除去する鉄粉除去部と、この鉄粉の除去された潤滑剤である再生潤滑剤を回収する再生潤滑剤回収部とを備え、前記フィルタ部が、本体フレームに略水平方向に進退自在に設置された可動フレームに、網体を上下複数段に設け、各段の網体を交互に逆方向に傾く傾斜姿勢としたものであり、前記可動フレームを進退させることにより網体を揺する揺動駆動機構を設けたことを特徴とする伸線乾式潤滑剤再生機。
  2. 請求項1において、前記鉄粉除去部が、本体フレームに引出し自在に設置された鉄粉除去部フレームと、この鉄粉除去部フレームに横並びに複数本平行に設けられた吸着用パイプと、隣合う各吸着用パイプ間の上方に位置して前記鉄粉除去部フレームに設けられ上面に落下する潤滑剤を吸着用パイプ上へ案内する案内板と、前記吸着用パイプ内に挿脱自在に挿入された永久磁石とでなる伸線乾式潤滑剤再生機。
  3. 伸線機のダイスと線材との間に用いられる乾式の潤滑剤を再生する装置であって、再生する潤滑剤を入れるホッパ部と、このホッパ部から供給された潤滑剤を網体に通すことにより潤滑剤中の固形物を除くフィルタ部と、このフィルタ部を通過した潤滑剤の落下経路に設けられて潤滑剤中の鉄粉を磁石により除去する鉄粉除去部と、この鉄粉の除去された潤滑剤である再生潤滑剤を回収する再生潤滑剤回収部とを備え、前記鉄粉除去部が、本体フレームに引出し自在に設置された鉄粉除去部フレームと、この鉄粉除去部フレームに横並びに複数本平行に設けられた吸着用パイプと、隣合う各吸着用パイプ間の上方に位置して前記鉄粉除去部フレームに設けられ上面に落下する潤滑剤を吸着用パイプ上へ案内する案内板と、前記吸着用パイプ内に挿脱自在に挿入された永久磁石とでなることを特徴とする伸線乾式潤滑剤再生機。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、ホッパ部とフィルタ部との間に、ホッパ部の潤滑剤を定量ずつフィルタ部に供給する定量供給部を設けた伸線乾式潤滑剤再生機。
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