JP4010137B2 - ガスケット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、装着溝に装着されて使用されるガスケットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的に2部材間の隙間をガスケットによって密封する場合には、一方の部材に装着用の溝を設けて、この装着溝にガスケットを装着して、装着溝の溝底と他方の部材の表面にガスケットを密着させることにより密封している。以下、2部材のうち、装着溝が設けられた側の部材を第1部材と称し、他方の部材を第2部材と称する。
【0003】
ガスケットが利用される一例としては、シリンダヘッドのヘッドカバーに設けられた装着溝に装着されて、これらシリンダヘッド(第2部材に相当)とヘッドカバー(第1部材に相当)との間を密着する場合が挙げられる。
【0004】
ここで、ガスケットを装着溝に装着する際の装着性を良くするために、ガスケットにおける装着溝の溝幅方向の幅寸法は、装着溝の溝幅に比べて細くするような形状とするのが一般的である。
【0005】
しかし、このような形状の場合には、装着溝の中でガスケットが自由な動きがとれるようになるため、ガスケットの倒れなどが発生して密封性が不安定になってしまう。
【0006】
このため、例えば、特開平10−9395号公報に開示された技術のように、複数の箇所に倒れ防止用の突起などを設けることで、ガスケットの倒れを防止して密封性を維持していた。
【0007】
このように、複数の倒れ防止用の突起を設けることで、ガスケットの倒れを防止できるようになった。しかし、ガスケットを装着する装着溝の形状等を考慮した上で、倒れ防止用の突起の配置構成等を設定していなかったために、倒れ防止機能が不十分な場合があった。そのため、安定した密封性能を維持することが困難な場合があった。
【0008】
このような例を、図4を参照して説明する。図4は従来技術に係るガスケットの装着状態を示す模式的平面図である。
【0009】
図示のように、ガスケット1は、胴体部2と、この胴体部2に設けられた複数の倒れ防止突起3とを備えている。そして、各倒れ防止突起3がそれぞれ装着溝52の両側壁面に当接して、ガスケット1の倒れを防止している。
【0010】
ところで、装着溝が設けられた第1部材50と第2部材との取り付けを精度良く行うために、図4に示すように、これらの部材を取り付けるための取り付け部にカラー51が設けられることがある。
【0011】
そして、寸法上、このカラー51が、上述したガスケット1を装着する装着溝52の側壁面に隣接して設けられることがあり、カラー51を嵌合するための嵌合孔51bが、装着溝52の側壁面側に連通するように設けられることがある。
【0012】
この場合には、図4に示すように、装着溝52の側壁面から嵌合孔51bに連通する連通路51aが形成されることになる。
【0013】
従って、この連通路51aが設けられた部分においては、装着溝52の溝幅が広くなってしまうことになる。これにより、ガスケット1が、この部分で倒れやすく、倒れ防止突起3の機能が十分に機能しない場合があった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、従来技術においては、ガスケットを装着する装着溝の形状等によっては、倒れ防止用の突起の機能が十分に発揮しない場合があった。
【0015】
本発明の目的は、安定した密封性能を維持することのできるガスケットを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明にあっては、装着溝の側壁面側からカラーの嵌合孔に連通する連通路の両側壁面に密着し、かつ、カラーの表面に密着する倒れ防止突起を備えるようにした。
【0017】
本発明の構成によれば、倒れ防止突起が、連通路の両側壁面に密着することで、ガスケットが装着溝の溝方向へずれてしまうことを防止できる。そして、倒れ防止突起が、カラーの表面に密着することで、ガスケットの倒れを防止できる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0019】
なお、上記従来技術の説明で参照した図4に示した構成と同一の構成部分については同一の符号を付して説明する。
【0020】
図1〜図3を参照して、本発明の実施の形態に係るガスケットについて説明する。
【0021】
本発明の実施の形態に係るガスケットは、2部材間の隙間を密封するためのものであり、2部材のうちの一方の部材に装着用の溝を設けて、この装着溝にガスケットを装着して、装着溝の溝底と他方の部材の表面にガスケットを密着させることにより密封するものである。なお、本発明の実施の形態に係るガスケットはゴム状弾性体である。
【0022】
本発明の実施の形態に係るガスケットにおける適用例の一つを、図3を参照して説明する。図3は本発明の実施の形態に係るガスケットの適用例を示す外観斜視図である。
【0023】
図3に示すように、シリンダヘッド600には、ヘッドカバー500が取り付けられるが、この場合に、外部から内部に異物が浸入することを防止するため、及び、内部から外部に油が漏れることを防止するために、シリンダヘッド600とヘッドカバー500との間を密封する必要がある。
【0024】
そこで、ヘッドカバー500に不図示の装着溝を設けて、この装着溝に本実施の形態に係るガスケット100を装着する。そして、ガスケット100を装着した状態で、ヘッドカバー500をシリンダヘッド600に取り付ける。
【0025】
これにより、ガスケット100が、装着溝の溝底とシリンダヘッド600の表面にそれぞれシール面を形成することで、シリンダヘッド600とヘッドカバー500との間を密封することが可能となる。
【0026】
ここで、本実施の形態に係るガスケットは、ガスケットを装着溝に装着する際の装着性を良くするために、ガスケットにおける装着溝の溝幅方向の幅寸法が、装着溝の溝幅に比べて細くするような形状としている。
【0027】
一方、そのような形状にすると、装着溝の中でガスケットが自由な動きがとれるようになり、ガスケットの倒れなどが発生して密封性が不安定になってしまうため、複数の倒れ防止突起を設けている。
【0028】
これらの点について、図1及び図2を参照して、詳しく説明する。
【0029】
図1は本発明の実施の形態に係るガスケットが装着された状態を示す模式的平面図である。図2は図1におけるAAに相当する断面図である。
【0030】
図中、1は、本実施の形態に係るガスケットであり、2部材間の隙間を密封するためのものである。
【0031】
図中、50は上記2部材のうちの一方の部材(以下、第1部材50と称する。)である。また、60は上記2部材のうちの他方の部材(以下、第2部材60と称する。)である。
【0032】
ここで、第1部材50は、例えば、上述した図3に示すヘッドカバー500に相当する。また、第2部材60は、例えば、上述した図3に示すシリンダヘッド600に相当する。
【0033】
第1部材50には、装着溝52が設けられており、この装着溝52に本実施の形態に係るガスケット1が装着される。その状態で、第1部材50と第2部材60を取り付ける。
【0034】
これにより、ガスケット1における胴体部2の一方の端部に設けられた第1シール部4が装着溝52の溝底52aに密着してシール面を形成する。また、ガスケット1における胴体部2の他方の端部に設けられた第2シール部5が第2部材60の表面61に密着してシール面を形成する。
【0035】
このように、第1部材50及び第2部材60にそれぞれシール面を形成するため、第1部材50と第2部材60との間が密封される。
【0036】
なお、図示の例では、第2部材60に形成されるシール面の部分は、平面形状であるが、特に平面形状に限られるものではなく、例えば、この部分にも溝を形成して、この溝の溝底に第2シール部5を密着させても良い。
【0037】
また、本実施の形態に係るガスケット1には、その胴体部2の両側にそれぞれ倒れ防止突起3が設けられている。
【0038】
これにより、ガスケット1が装着溝52に装着された状態においては、各倒れ防止突起3がそれぞれ装着溝52の両側壁面52b,52cに当接する状態となる。ただし、ガスケット1の倒れが防止できれば、完全に当接した状態でなくてもよい。
【0039】
このように倒れ防止突起3を設けたことによって、これらが装着溝52の両側壁面52b,52cに当接することによって、倒れ防止突起3を設けた部分で、ガスケット1は装着溝52に位置決めされる。
【0040】
従って、ガスケット1のうねり等が防止され、ガスケット1の倒れが防止される。
【0041】
ところで、上述のように、第1部材50と第2部材60との取り付けを精度良く行うために、図1に示すように、第1部材50と第2部材60との取り付け部にカラー51が設けられることがある。
【0042】
そして、寸法上、このカラー51が、上述したガスケット1を装着する装着溝52の側壁面に隣接して設けられることがあり、カラー51を嵌合するための嵌合孔51bが、装着溝52の側壁面側に連通するように設けられることがある。従って、この部分には、連通路51aが設けられて、装着溝52の溝幅が広くなってしまうため、ガスケット1が倒れやすくなってしまう。
【0043】
そこで、本発明の実施の形態においては、図1に示すように、装着溝52の直線部における側壁面(52bまたは52c)からカラー51を嵌合する嵌合孔51bに通じる連通路51aの両側壁面に密着する倒れ防止用突起31を設ける構成とした。また、この倒れ防止用突起31は、カラー51の表面にも密着するように構成した。
【0044】
従って、倒れ防止用突起31が連通路51aの両側壁面に密着することから、ガスケット1が装着溝52の溝方向(直線方向)にずれてしまうことを防止できる。
【0045】
また、倒れ防止用突起31がカラー51の表面にも密着することから、ガスケット1の倒れを防止することができる。
【0046】
このように、倒れ防止用突起31を設けたことによって、ガスケット1は装着溝の溝方向へのずれが防止され、かつ、倒れが防止される。これにより、ガスケット1は装着溝52に安定した状態で装着されることになる。従って、安定した密封性能を維持することが可能となる。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、ガスケットを安定した状態で装着させることが可能となり、安定した密封性能を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るガスケットが装着された状態を示す模式的平面図である。
【図2】図1におけるAAに相当する断面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るガスケットの適用例を示す外観斜視図である。
【図4】従来技術に係るガスケットの装着状態を示す模式的平面図である。
【符号の説明】
1 ガスケット
2 胴体部
3,31 倒れ防止突起
4 第1シール部
5 第2シール部
50 第1部材
51 カラー
51a 連通路
51b 嵌合孔
52 装着溝
52a 溝底
52b,52c 側壁面
60 第2部材
61 表面
100 ガスケット
500 ヘッドカバー
600 シリンダヘッド

Claims (1)

  1. 2部材のうちの一方の部材に設けられた装着溝に装着されて、これら2部材間の隙間を密封するガスケットであって、
    前記装着溝の側壁面に当接してガスケットの倒れを防止する、複数の倒れ防止突起を備えたガスケットにおいて、
    前記複数の倒れ防止突起には、前記装着溝の直線部における側壁面側から前記一方の部材に設けられたカラーの嵌合孔に連通する連通路の両側壁面に密着し、かつ、前記カラーの表面に密着する倒れ防止突起が含まれることを特徴とするガスケット。
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