JP4009091B2 - 四方切換弁 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、四方切換弁に係り、特に、主弁に吐出圧力の逃し弁を副弁として備えた四方切換弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ルームエアコン等に用いられる空気調和機は、冷媒の流れる方向を切換えて、冷房運転又は暖房運転を季節に応じて行うことができ、この冷媒の流れ方向の切換えは切換弁によって行っている。
図7は、該切換弁を用いた空気調和機の冷暖房サイクルの一例を示したものである。該冷暖房サイクルは、圧縮機Cと、切換弁SVと、熱交換器E1,E2と、電子リニア制御弁Tとが接続され、冷房運転時の冷媒は、実線矢印で示すように、圧縮機C、切換弁SV、室外熱交換器E1、電子リニア制御弁T、室内熱交換器E2の順に流れ、切換弁SVを経て、再び圧縮機Cに戻って循環する。
暖房運転時の冷媒は、一点鎖線の矢印で示すように、圧縮機C、切換弁SV、室内熱交換器E2、電子リニア制御弁T、室外熱交換器E1の順に流れ、切換弁SVを経て、再び圧縮機Cに戻って循環する。
【0003】
前記切換弁の一例として、四方切換弁の技術が種々提案されている。
例えば、実用新案登録第2523031号公報記載の四方切換弁の技術は、弁本体内において吐出圧力導通孔及び導通孔、吸入圧力導通孔及び導通孔における相互間の冷媒流路の切換えを主弁の内側と外側とで行っている。
【0004】
しかし、この技術においては、主弁の内側では低圧の吸入圧力が生じ、主弁の外側では高圧の吐出圧力が生じるので、主弁を挟んで圧力差が発生することから切換え動作が重くなる傾向があり、この点で、この四方切換弁は冷媒流路の切換え動作の容易性・敏捷性については特に考慮がなされていない。
また、特公平1−32389号公報記載の四方切換弁の技術は、弁本体の圧力差をなくした後に、主弁による冷媒通路の切換え動作が行われるものであるが、弾性部材の伸縮によって主弁の回動を行っているので、冷媒流路の切換え動作の敏捷性、及び四方切換弁の信頼性については格段の配慮がなされていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本出願人は、上記問題を解決するために、先に特願2000−330377号及び特願2001−147265号として、冷媒流路の切換え動作の容易性及び敏捷性の向上を課題とした四方切換弁を提供している。
本発明は、更にこれを改良したもので、その課題とするところは、冷媒流路の切換えの容易性、敏捷性及び構成・動作の簡略性の一層の向上を図るとともに、切換弁の信頼性を一層向上させることができる四方切換弁を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を達成すべく本発明に係る電動弁は、下記の手段からなるものである。
請求項1記載の四方切換弁は、ステータ(20)とロータ(40)からなるモータ部(10)と、ケース(30)と該ケース(30)内の弁室(73)に配置された主弁(70)と弁本体(50)とを備えた四方切換弁(100)において、
弁本体(50)には、圧縮機(C)の吸入圧力側と吐出圧力側とにそれぞれ連通する吸入圧力導通孔(54)と吐出圧力導通孔(55)と、室内及び室外の各熱交換器にそれぞれ連通する二つの導通孔(56,57)とを備え、主弁(70)は、前記吸入圧力導通孔(54)と前記二つの導通孔(56,57)とを選択的に連通する連通部(74)と、該連通部(74)と前記弁室(73)とを連通する均圧孔(77)とを備えるとともに、主弁(70)上には、ロータ(40)の回転に連動する副弁(60)を設けると共に、副弁(60)には圧力の移動・停止を図る2つの均圧孔閉塞部(63a,63b)を設け、
該副弁(60)の回転により、均圧孔(77)を2つの均圧孔閉塞部(63a,63b)のいずれかにより均圧孔(77)を閉塞すると共に、均圧孔(77)が閉状態において、主弁(70)を導通孔(56,57)切換えのために移動させることを特徴とする。
【0007】
請求項2記載の四方切換弁は、請求項1記載の手段に加えて、副弁(60)に、主弁(70)側に設けられた主弁連動突杆(72)を遊嵌する曲孔(64)を形成し、ロータ(40)の回転によって、副弁(60)が所定角度以上の回動をしたとき、主弁(70)を回動させることを特徴とする。
【0008】
請求項3記載の四方切換弁は、請求項1叉は2記載の手段において、いずれかの均圧孔閉塞部(63a,63b)が均圧孔(77)を閉塞する位置において、モータ部(10)が停止したとき、副弁(60)が更に所定角度回転しても、主弁(70)の弁本体当接部(78)が二つの導通孔(56,57)の開口部のいずれにもかからない余裕の幅を持って形成されていることを特徴とする。
なお、上記構成部材には、実施例との対応関係を理解し易くするために図面符号を付したが、前記特許請求の範囲に記載の発明は、実施例のものに限定されるものではない。
また、請求項3記載の四方切換弁の構成要件の内、「余裕の幅」とは、主弁(70)に対して副弁(60)が、モータ特性や機械的振動により、所定の停止位置よりずれた場合でも、弁本体当接部(78)が導通孔(54,57)の開口部にかからず、したがって、弁室(73)と導通孔(54,57)とを連通させる(バイパスさせる)惧れがない幅という意味である。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面により本発明の四方切換弁100の実施形態について説明する。図1は、本発明の実施例における四方切換弁の縦断面図、図2は、図1の四方切換弁の背面図、図3(A)〜(D)は、同四方切換弁の動作を示す図1のA−A断面図、図4は、図3の(A)〜(D)に対応する作動を示す説明図である。
なお、以下の説明において、「上下左右」の意味は、図面の記載における上下左右であり、実際に使用状態においては、必ずしも上下左右になるとは限らない。
【0010】
図示の実施例の四方切換弁100は、ステッピングモータを備えたモータ部10と、主弁70を備えた弁本体50とからなり、本実施例の四方切換弁100は、主弁70を、前記ステッピングモータへの通電に伴って弁本体50上で回動させ、冷媒流路の切換えを行わせる。
モータ部10は、ステータ20とロータ40とから構成され、ステータ20は、上下に格納されたステータコイル21及びヨーク22を備え、ステ一タコイル21には、リード線が束ねられたケーブル23及びステータ20の外周に設けられたコネクタ24が接続されている。
【0011】
弁本体50には、ケース受部52が螺合され、該ケース受部52の上縁部には本体ケース51が設けられると共に、該本体ケース51に、キャンであるケース30が気密状に連結固定される。また、弁本体50上の弁室73には、主弁70と、該主弁70上に配置される副弁60とが配置され、弁本体50下部には導管群(図外)が設けられる。
また、ケース30にはモータ部10が外嵌されるとともに、ロータ40等が内嵌される。なお、ケース30、本体ケース51及びケース受部52は、例えば、ステンレスを素材として形成される。
【0012】
ロータ40は支持軸42に挿設され、その外周には磁石を具備している。また、ロータ40下部には連結リング枠41を介して副弁60の駆動部47が一体的に且つ支持軸42に沿って配置される。 駆動部47の外周には一定高さにわたって駆動歯部が形成されている。
【0013】
支持軸42は、下部が弁本体50に支持されており、上部は、ケース30に支持されている支持枠31に軸支されている。また、後述の主弁70側と支持軸42側のばね受45との間に縮装された押しばね46により、弾性的に上方に支持されている。
【0014】
ケース30の下部は、本体ケース51が一体接合され、本体ケース51は、ケース受部52に嵌合・連結され、更に、下部は弁本体50が内嵌・螺合され、ケース30、本体ケース51、ケース受部52及び弁本体50は一体に固定されている。
弁本体50の上面は弁室73の底部を構成しており、圧縮機の吸入圧力を導入する吸込圧力導通孔54、吐出圧力を導入する吐出圧力導通孔55、室内及び室外の熱交換器に連通される室外熱交換器用導通孔56及び室内熱交換器用導通孔57が設けられている。
【0015】
導通孔について、図3,5を参照して更に詳しく説明すると、前記吸入圧力導通孔54及び前記吐出圧力導通孔55は、前記支持軸42を中心としてその対称位置に設けられているとともに、室外熱交換器用導通孔56及び室内熱交換器用導通孔57は、前記支持軸42を中心としてその対称位置で吸入圧力導通孔54と吐出圧力導通孔55とから所定角度位置を異にしてそれぞれ設けられている。
【0016】
図示しない導管群は、吸入圧力導通孔54に接続される吸入圧力導通管と、吐出圧力導通孔55に接続される吐出圧力導通管と、室外熱交換器用導通孔56に接続される室外熱交換器用導通管と、室内熱交換器用導通孔57に接続される室内交換機用導通管の四本からなり、前記弁本体50の下端側にそれぞれ接続固定される。
【0017】
前記主弁70は、前記ケース30内の弁室73に収容され、弁本体50の上面で回転・摺動可能に載置されている。主弁70は、図3(A)〜(C)に示すように、平面視左右対称の蝶の羽根形で、一定高さを有し、その中心部の中央凹部には、支持軸孔が穿設され、更に、その下面には、1つの同芯状に形成された連通部74が形成される。また、連通部74の周部は、弁本体50上面への当接部、即ち、弁本体当接部78を形成する。
【0018】
上記連通部74は、図3(A)及び図4(A)の状態では、吸込圧力導通孔54と室内熱交換器用の導通孔57とを連通させている。また、この状態においては、吐出圧力導通孔55と室外熱交換器用の導通孔56とが弁室73を介して連通している。
また、上記連通部74は、図3(D)及び図4(D)の状態では、吸込圧力導通孔54と室外熱交換器用の導通孔56とを連通させている。また、この状態においては、吐出圧力導通孔55と室内熱交換器用の導通孔57とが弁室73を介して連通している。
【0019】
更に、主弁70には、上記連通部74と上方の弁室73とを連通する均圧孔77が穿設されている。均圧孔77は、これを開としたとき、弁室73から連通部74への冷媒の流れにより、弁室73と連通部74との流体圧が近似することになり、主弁70を回動させたときに、主弁70の回動がスムースに成り、その結果、冷媒の切り換えが円滑、迅速、且つ、容易になる。
また、主弁70の上面には、主弁連動突杆72が立設されており、この主弁連動突杆72は、後述の副弁60に形成された曲孔64に遊嵌されている。即ち、主弁連動突杆72が曲孔64内を遊動している間は、副弁60は主弁70に回転力を付与しないが、主弁連動突杆72が曲孔64の端部に当接し、更に、副弁60が回転するときは、曲孔64の回転、即ち、副弁60の回転により、主弁連動突杆72、即ち、主弁70が共動して回転することになる。
【0020】
前記主弁70の上面には副弁60が配置されている。副弁60は、主弁70を回転・駆動すると共に、主弁70に形成されている均圧孔77を開閉し、以って、主弁70に形成されている連通部74と本体ケース51内の弁室73との間を連通又は閉鎖して圧力の移動・遮断を図り、弁本体50に対する主弁70の押圧力を調整する(減少させる)作用を有するものである。
副弁60は、平面視円形で一定厚みを有し、その外周部には受動歯部62が形成される。また、その中央部には回転軸孔61が穿設され、主弁70の上面に立設された回転軸71に軸支される。前記受動歯部62の歯数と駆動部47の歯数との比を適宜選択することで、受動歯部62側のトルクを増幅させるように設定することができる。なお、副弁60の少なくとも主弁70との当接面には、回転抵抗を低減させるために、テフロン含有樹脂やテフロン含有の表面処理した金属などを用いことが好ましい。また、逆に、主弁70上面に同様の材料を用いても良い。
【0021】
副弁60は、駆動部47の回転により主弁70上で回転し、所定角度以上の回転においては主弁70を支持軸42を中心に回転させる機能を有すると共に、均圧孔77を開閉させる機能を有する。
そのために、副弁60の周部には、一定範囲にわたって曲孔64が形成されると共に、曲孔64の左右端位置に、それぞれ均圧孔閉塞部63a,63bを設ける。この実施例では、均圧孔閉塞部63a,63bは、副弁60に形成された孔に別部材として嵌合・固定されていることから、均圧孔閉塞部63a,63bの着脱・交換が可能となっている。
【0022】
次に、本実施例の四方切換弁の作動について図3,4を用いて説明する。
モータ部10において、ケーブル23及びコネクタ24を通じてステータコイル21を通電励磁させることにより、ロータ40の回転を介して、副弁60が、駆動部47を介してモータ部10の単位パルス当りの回転角度に応じて主弁70上を回動し、均圧孔77を開閉すると共に、更なるロータ40の回転により、主弁70が副弁60と共動して弁本体50上を回動し、後述する冷媒流れの切換えが行われる。
【0023】
次に、前記四方切換弁100具体的な作動について説明する。
図3の(A)〜(D)及び図4の(A)〜(D)は、四方切換弁100の動作を説明するための動作説明図である。
【0024】
図3(A),図4(A)は、冷房運転時のセット状態を示しており、吸入圧力導通管(吸込圧力導通孔54)と室内熱交換器用の導通管(導通孔57)とが主弁70の連通部74を介して連通し、吐出圧力導通孔55と室外熱交換器用の導通孔56とが主弁70の外側、すなわち弁室73に連通している。
この状態では、弁室73内の圧力と連通部74内の圧力との間に大きな圧力差があり、主弁70はこの圧力差によって弁本体50に押え付けられていて容易には移動しない。この状態から冷媒流路の切換えを行う場合に、四方切換弁100は、逃し弁である副弁60を用いることで弁室73と連通部74の各圧力の均衡を図り、主弁70を押え付ける力を除いた後に主弁70の回動動作を行う。
【0025】
まず、図3(A),図4(A)の状態において、ステッピングモータに対するパルス入力により、駆動部47を介して、この歯車と噛み合う副弁60が回転することで、副弁60の一方の均圧孔閉塞部63aによって閉塞されていた主弁70の均圧孔77が解放され、弁室73の冷媒が均圧孔77を介して連通部74内に導入されて弁室73内の圧力と連通部74内の圧力との均衡が図られる。
【0026】
図3(B)、図4(B)の状態の如く、副弁60が一定角度回転して、均圧孔77の閉止が解かれ、開状態となると、弁室73と連通部74との圧力均衡が図られ、その後、曲孔64が主弁連動突杆72に当接(衝突)すると共に他方の均圧孔閉塞部63bによって主弁70の均圧孔77が閉塞され(図3(C)、図4(C))、この状態で曲孔64が主弁連動突杆72を押して、主弁70を時計の針の方向に一定の角度、即ち、図3(D)、図4(D)の状態の如くなるまで回動・摺動させる。
この動作により、主弁70の連通部74による吸込圧力導通孔54と導通孔57との連通が、吸込圧力導通孔54と導通孔56との連通に切換わり、同時に、弁室73を介した吐出圧力導通孔55と導通孔56との連通が、吐出圧力導通孔55と導通孔57との連通に切換わる。
【0027】
この動作により、暖房運転時のセット状態、すなわち、吸込圧力導通孔54と室外熱交換器用の導通孔56とが主弁70の連通部74を介して連通し、吐出圧力導通孔55と室内熱交換器用の導通孔57とが弁室73を介して連通することになる。また、この間、他方の均圧孔閉塞部63bによって均圧孔77を閉塞した状態で主弁70を回動させることで、弁室73と連通部74と間の圧力差に変動がないから、主弁70の回動が円滑となる。
なお、図3(D)、図4(D)の状態から、図3(A)、図4(A)の状態とする場合は、モータ部10を反対の方向に回動作動させればよい。
【0028】
以上のように、本発明の四方切換弁100は、モータ部10への入力パルスによって、副弁60を主弁70上で回動した後、主弁70が弁本体50上を充分なトルクで回動し、且つ、弁室73と連通部74との圧力の均衡を図った後に冷媒の流れの切換えを行うから、簡単な構成・動作で、冷媒の流路の切換え動作を容易、かつ、迅速に行うことができ、さらに、四方切換弁100の信頼性の向上を図ることができる。
【0029】
また、副弁60・主弁70共に、簡単な構成で機能させることができるから、可動部品点数を減らして四方切換弁100の製品コストの低減を図ることができる。
【0030】
図5の(A)〜(D)は同四方切換弁の別例の動作を示すもので、図6(A)〜(D)は、図5の(A)〜(D)に対応する作動を示す説明図である。また、図5,6に付した符号で、図3,4と同一符号を付した部材は、同一構成を有するものとする。この別例の特徴は、主弁70の弁本体50に当接する弁本体当接部78を、図5(A)、図6(A)に示す状態において、吸込圧力導通孔54の開口部の縁部、及び、導通孔57の縁部から余裕の幅Yをもって配置させた点にある。
【0031】
上記構成により、図5(A)、図6(A)において、均圧孔閉塞部63aが均圧孔77を閉塞する位置において、モータ部への通電を停止したとき、副弁60がモータ特性等により、更に所定角度回転しても(図5(B)、図6(B))、主弁70の弁本体当接部78が二つの導通孔54,57の開口部のいずれにもかからないよう、余裕の幅Yをもって形成されている。
また、上記構成により、図5(C)、図6(C)において、均圧孔閉塞部63bが均圧孔77を閉塞する位置において、モータ部10への通電を停止した状態のとき、副弁60が更に所定角度回転しても(図5(D)、図6(D))、主弁70の弁本体当接部78が二つの導通孔54,56の開口部のいずれにもかからない。 したがって、本発明の四方切換弁100は、種々のモータ特性をもった製品に対応させることができる。
【0032】
以上、本発明の一実施形態について詳説したが、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、また、空気調和機に限らず、流路の切換えを行うすべての機器に利用できるものである。
【0033】
【発明の効果】
以上の説明から理解できるように、このように構成された本発明の四方切換弁は、使用に当ってその切り換えが迅速にでき、構成が簡単で、耐久性もよく、故障が少なく、部品交換が容易で汎用性にも優れているという効果がある。
また、曲孔を主弁側に設けた主弁連動突杆に遊嵌させ、曲孔側壁が主弁連動突杆に当接する状態において主弁を回動させることで、簡単な構成ながら、確実な回動力の伝達が可能となる。また、副弁に均圧孔閉塞部を2つ設けたことで、モータ部の動作を簡略化した。更に、連通部の導通孔開口部に対する形状に余裕を持たせたことで、汎用性の向上を図ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における四方切換弁の縦断面図。
【図2】図1の四方切換弁の背面図。
【図3】(A)〜(D)は同四方切換弁の動作を示す図1のA−A断面図。
【図4】図3の(A)〜(D)に対応する作動を示す説明図。
【図5】(A)〜(D)は同四方切換弁の別例の動作を示す図3に対応する断面図。
【図6】図5の(A)〜(D)に対応する作動を示す説明図。
【図7】冷暖房運転時のサイクル構成図。
【符号の説明】
C・・・圧縮機 SV・・・切換弁 T・・・電子リニア制御弁
E1,E2・・熱交換器 Y・・・余裕の幅
10・・モータ部
20・・ステータ 21・・ステータコイル 22・・ヨーク
23・・ケーブル 24・・コネクタ
30・・ケース(キャン) 31・・支持枠
40・・ロータ 41・・連結リング枠 42・・支持軸
45・・ばね受 46・・押しばね(弾性部材)
47・・駆動部 48・・ステータ保持杆 49・・取付ボルト
50・・弁本体 51・・本体ケース 52・・ケース受部
53・・取付ねじ部 54・・吸込圧力導通孔
55・・吐出圧力導通孔 56・・(室外熱交換器用の)導通孔
57・・(室内熱交換器用の)導通孔 58・・主弁ストッパ
60・・副弁 61・・回転軸孔 62・・受動歯部
63a,63b・・均圧孔閉塞部 64・・曲孔
70・・主弁 71・・回転軸 72・・主弁連動突杆
73・・弁室 74・・連通部 77・・均圧孔
78・・弁本体当接部 100・・四方切換弁

Claims (3)

  1. ステータとロータからなるモータ部と、ケースと該ケース内の弁室に配置された主弁と弁本体と、を備えた四方切換弁において、弁本体には、圧縮機の吸入圧力側と吐出圧力側とにそれぞれ連通する吸入圧力導通孔と吐出圧力導通孔と、室内及び室外の各熱交換器にそれぞれ連通する二つの導通孔とを備え、主弁は、前記吸入圧力導通孔と前記二つの導通孔とを選択的に連通する連通部と、該連通部と前記弁室とを連通する均圧孔とを備えるとともに、主弁上には、ロータの回転に連動する副弁を設けると共に、副弁には圧力の移動・停止を図る2つの均圧孔閉塞部を設け、該副弁の回転により、均圧孔を2つの均圧孔閉塞部のいずれかにより均圧孔を閉塞すると共に均圧孔が閉状態において、主弁を導通孔切換えのために移動させることを特徴とする四方切換弁。
  2. 副弁に、主弁側に設けられた主弁連動突杆を遊嵌する曲孔を形成し、ロータの回転によって、副弁が所定角度以上の回動をしたとき、主弁を回動させることを特徴とする請求項1記載の四方切換弁。
  3. いずれかの均圧孔閉塞部が均圧孔を閉塞する位置において、モータ部への通電を停止したとき、副弁が更に所定角度回転しても、主弁の弁本体当接部が二つの導通孔の開口部のいずれにもかからない余裕の幅を持って形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の四方切換弁。
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