JP4007936B2 - 制御サーバ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信端末を遠隔制御する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
通信網を運用する通信事業者が発行するUIM(User Identity Module)と呼ばれるICカードを装着することにより、音声通信やデータ通信が可能となる携帯電話機が普及している。UIMの所有者はUIMを任意の携帯電話機に装着することにより、自身が所有する端末だけでなく他人が所有する端末においても、音声通話を行うことや、インターネットに接続されたサーバ装置から様々なデータやアプリケーションプログラム(このようなプログラムやデータを以下では、単に、「コンテンツ」と称する)をダウンロードすることができる。
【0003】
ところで、サーバ装置からダウンロードされるコンテンツの中には、有料で提供されるものと無料で提供されるものとがある。有料で提供されるコンテンツは、一度使用料金を支払えば継続して使用できるものが一般的であるが、使用料金を毎月支払うことによりコンテンツの継続使用を許諾するといったサービスも提案されている。このサービスにおいては、使用料金が支払われなくなった場合、携帯電話機に記憶されたコンテンツを使用できないように制御する必要がある。
【0004】
携帯電話機が記憶したコンテンツを遠隔制御する技術としては、特許文献1に開示されている技術がある。特許文献1に開示されているシステムでは、コンテンツを配信するサーバ装置は、コンテンツをダウンロードした携帯電話機の電話番号を記憶し、この電話番号で指定される携帯電話機へメッセージを送信することにより、携帯電話機に記憶されているコンテンツを制御する。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−25017号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、携帯電話機にダウンロードされたコンテンツを遠隔制御しようとする場合、コンテンツをダウンロードした携帯電話機がUIMを使用する携帯電話機であると、以下に示すような問題が生じ得る。
【0007】
例えば、UIMの所有者が、自身が所有する携帯電話機(例えばAとする)を使用してサーバ装置からコンテンツをダウンロードした後、同じコンテンツを記憶している他人の携帯電話機(例えばBとする)へUIMを装着した場合を想定する。サーバ装置は、UIMの所有者がコンテンツの使用料金を支払わないと、コンテンツを使用できないように指示する旨のメッセージを、UIMに記憶されている電話番号を宛先として送信する。
【0008】
このメッセージはUIMに記憶されている電話番号を宛先としているため、使用できないように制御されるべきコンテンツを記憶している携帯電話機Aではなく、UIMが装着された携帯電話機Bにて受信される。携帯電話機Bは、このメッセージを受信すると、携帯電話機Bの所有者がダウンロードしたコンテンツを使用できないようにしてしまうため、携帯電話機Bの所有者はコンテンツを使用できなくなり、不利益を被ることとなる。
【0009】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、制御対象となるコンテンツを記憶している通信端末へのみ、コンテンツを制御するためのメッセージを送信する制御サーバ装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために本発明は、通信端末がコンテンツを取得したときに該通信端末に装着されていたモジュールに記憶されていた使用者識別子と、該通信端末が取得したコンテンツを特定するコンテンツ識別子と、通信端末を特定する端末識別子であり、該コンテンツを取得した通信端末を特定する端末識別子とを対応付けて記憶する記憶手段と、使用者識別子と、コンテンツ識別子と、該コンテンツ識別子で特定されるコンテンツを制御する旨の指示とを受け取る指示受信手段と、前記指示受信手段が受け取った使用者識別子を記憶しているモジュールを装着している通信端末から、端末識別子を取得する端末情報取得手段と、前記記憶手段が記憶した端末識別子であり、前記指示受信手段が受け取ったコンテンツ識別子および使用者識別子と、同じコンテンツ識別子および使用者識別子に対応付けて記憶した端末識別子を読み出し、読み出した端末識別子と、前記端末情報取得手段が取得した端末識別子とが同じであるか否か判断し、同じであると判断した場合、コンテンツを制御する制御メッセージを、前記指示受信手段が受け取った使用者識別子を記憶しているモジュールを装着している通信端末へ送信し、同じではないと判断した場合、前記制御メッセージを送信しない制御メッセージ送信手段とを有する制御サーバ装置を提供する。
【0011】
本発明によれば、制御サーバ装置は、通信端末がコンテンツを取得したときに該通信端末に装着されていたモジュールに記憶されていた使用者識別子と、該通信端末が取得したコンテンツを特定するコンテンツ識別子と、通信端末を特定する端末識別子であり、該コンテンツを取得した通信端末を特定する端末識別子とを対応付けて記憶し、使用者識別子と、コンテンツ識別子と、該コンテンツを制御する旨の指示を受け取ると、受け取った使用者識別子を記憶しているモジュールを装着している通信端末から端末識別子を取得する。制御サーバ装置は、記憶している端末識別子であって、コンテンツを制御する旨の指示を受けた時に受け取ったコンテンツ識別子および使用者識別子と、同じコンテンツ識別子および使用者識別子に対応付けて記憶した端末識別子を読み出し、読み出した端末識別子と、通信端末から取得した端末識別子とが同じであるか否か判断し、同じであると判断した場合、コンテンツを制御する制御メッセージを、コンテンツを制御する旨の指示を受けた時に受け取った使用者識別子を記憶しているモジュールを装着している通信端末へ送信する。
【0012】
また本発明は、通信端末がコンテンツを取得したときに該通信端末に装着されていたモジュールに記憶されていた使用者識別子と、該通信端末が取得したコンテンツを特定するコンテンツ識別子と、通信端末を特定する端末識別子であり、該コンテンツを取得した通信端末を特定する端末識別子とを対応付けて記憶する記憶手段と、通信端末の端末識別子と、該通信端末に装着されているモジュールに記憶された使用者識別子とを受信し、受信した端末識別子と使用者識別子とを対応付けて記憶する端末情報受信手段と、使用者識別子と、コンテンツ識別子と、該コンテンツ識別子で特定されるコンテンツを制御する旨の指示とを受け取る指示受信手段と、前記記憶手段が記憶した端末識別子であり、前記指示受信手段が受け取ったコンテンツ識別子および使用者識別子と、同じコンテンツ識別子および使用者識別子に対応付けて記憶した端末識別子を読み出す第1端末識別子読み出し手段と、前記端末情報受信手段が記憶した端末識別子であり、前記指示受信手段が受け取った使用者識別子と、同じ使用者識別子に対応付けて記憶した端末識別子を読み出す第2端末識別子読み出し手段と、前記第1端末識別子読み出し手段が読み出した端末識別子と、前記第2端末識別子読み出し手段が読み出した端末識別子とが同じであるか否か判断し、同じであると判断した場合、コンテンツを制御する制御メッセージを、前記指示受信手段が受け取った使用者識別子を記憶しているモジュールを装着している通信端末へ送信し、同じでないと判断した場合、前記制御メッセージを送信しない制御メッセージ送信手段とを有する制御サーバ装置を提供する。
【0013】
本発明によれば、制御サーバ装置は、通信端末がコンテンツを取得したときに該通信端末に装着されていたモジュールに記憶されていた使用者識別子と、該通信端末が取得したコンテンツを特定するコンテンツ識別子と、通信端末を特定する端末識別子であり、該コンテンツを取得した通信端末を特定する端末識別子とを対応付けて記憶する。また制御サーバ装置は、通信端末の端末識別子と、該通信端末に装着されているモジュールに記憶された使用者識別子とを受信し、受信した端末識別子と使用者識別子とを対応付けて記憶する。制御サーバ装置は、使用者識別子と、コンテンツ識別子と、該コンテンツ識別子で特定されるコンテンツを制御する旨の指示とを受け取ると、受け取ったコンテンツ識別子および使用者識別子と、同じコンテンツ識別子および使用者識別子に対応付けて記憶した端末識別子を読み出す。また、制御サーバ装置は、通信端末の端末識別子と、この通信端末に装着されているモジュールに記憶された使用者識別子とを受け取った時に記憶した端末識別子であり、コンテンツを制御する旨の指示を受け取った時に受け取った使用者識別子と同じ使用者識別子に対応付けて記憶した端末識別子を読み出す。制御サーバ装置は、読み出した二つの端末識別子が同じであると判断した場合、コンテンツを制御する制御メッセージを、受け取った使用者識別子を記憶しているモジュールを装着している通信端末へ送信し、記憶されていないと判断した場合には、制御メッセージを送信しない。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態について説明する。
【0015】
[1.第1実施形態]
[1−1.全体構成]
本発明の第1実施形態に係わる通信システムを図1に示す。この通信システムには、多数の携帯電話機およびコンテンツサーバ装置が存在するが、図面が繁雑になるのを防ぐために携帯電話機100−1、携帯電話機100−2、およびコンテンツサーバ装置600のみを例示する。なお、携帯電話機100−1と携帯電話機100−2は、各々同じ構成であるため、以下、個々の携帯電話機を区別する必要のない場合は、携帯電話機100と略称する。
【0016】
移動体通信網200は、IMT−2000(International Mobile Telecommunication 2000)に準拠した通信網である。移動体通信網200は、これを運用する通信事業者との間で加入契約を結んだ者(以下、加入契約者と略称する)に対して音声通話サービスやデータ通信サービスを提供し、インターネット500に接続されている装置と携帯電話機100との間で行われるデータ通信を中継する。この移動体通信網200は、インターネット500に接続された制御サーバ装置300を有している。制御サーバ装置300については、後に説明する。
【0017】
携帯電話機100は、IMT−2000に準拠した携帯電話機であり、移動体通信網200が提供する音声通話サービスやデータ通信サービスを受けることが可能な一般的な携帯電話機と同じ構成・機能を有している。この携帯電話機100は、UIMが装着されることにより通信を行うことが可能となる。UIMの所有者は、UIMを着脱することにより、例えば、自身が所有する携帯電話機100−1と、他人が所有する携帯電話機100−2とを使い分けることができる。
【0018】
制御サーバ装置300は、データ通信を行うことが可能な一般的なサーバ装置と同様の構成および機能を有しており、コンテンツサーバ装置600や携帯電話機100との間でデータ通信を行いデータやメッセージの授受を行う。
【0019】
コンテンツサーバ装置600は、例えばHTTP(HyperText Transfer Protocol)などの通信プロトコルに従って通信を行い、アプリケーションプログラムをクライアント装置へ提供する一般的なインターネット上のサーバ装置と同様のハードウェア構成および機能を有している。
【0020】
[1−2.制御サーバ装置300の構成]
図2は、制御サーバ装置300のハードウェア構成を例示するブロック図である。制御サーバ装置300の各部は、各部に接続されたバス301を介してデータの授受を行う。
【0021】
通信部306は、データ通信を行うための通信インターフェースとしての機能を有しており、インターネット500から送信された信号を受信してCPU(Central Processing Unit)302へ供給する一方、CPU302から供給された信号をインターネット500へ送信する。操作部307は、図示を省略したキーボードおよびマウスを有している。操作部307は、制御サーバ装置300の使用者がマウスまたはキーボードを操作すると、操作されたボタンやキーを示す信号をCPU302へ供給する。表示部308は、CPU302の制御の下、文字やグラフィック画面、制御サーバ装置300を操作するためのメニュー画面等を表示する。
【0022】
記憶部305は、例えばハードディスク装置など、データを永続的に記憶する装置(図示略)を有しており、機種テーブルTB1と記憶先テーブルTB2とを記憶している。
【0023】
図3は、機種テーブルTB1のフォーマットを例示する図である。機種名フィールドには、携帯電話機100の機種を示すデータが格納され、制御可否フィールドには、制御サーバ装置300が遠隔制御することが可能である機種か否かを示すデータが格納される。
【0024】
図4は、記憶先テーブルTB2のフォーマットを例示する図である。電話番号フィールドには、コンテンツサーバ装置600からアプリケーションプログラムがダウンロードされた際に携帯電話機100に装着されていたUIMが記憶していた電話番号が格納される。端末識別子フィールドには、携帯電話機100を一意に識別する端末識別子が格納される。ファイル名フィールドには、コンテンツサーバ装置600から携帯電話機100にダウンロードされたアプリケーションプログラムのファイル名が格納される。これらのデータが格納されるタイミングについては後に説明する。
【0025】
ROM(Read Only Memory)303には、制御サーバ装置300の各部を制御するためのOS(Operating System)ソフトウェアが記憶されている。CPU302は、図示を省略した電源から電力が供給されると、ROM303からOSソフトウェアを読み出して実行し、RAM(Random Access Memory)304を作業エリアとして制御サーバ装置300の各部の制御を行う。このように、制御サーバ装置300は、一般的なコンピュータ装置と同様の構成を有している。
【0026】
CPU302はOSソフトウェアを起動すると、コンテンツサーバ装置600や携帯電話機100から送信されるメッセージやデータに応じて様々な処理を行う。CPU302は、携帯電話機100から送信されるプログラム記憶通知メッセージを受信すると、図5に例示した処理を行う。CPU302は、プログラム記憶通知メッセージに内包された、電話番号と、端末識別子と、ファイル名とを抽出し、抽出したデータを図4に例示したフォーマットで記憶先テーブルTB2に格納する。
【0027】
またCPU302は、コンテンツサーバ装置600から送信される遠隔制御要求メッセージを受信すると、図6に例示した処理を行う。CPU302は、このメッセージに内包された、電話番号とファイル名とを抽出すると、携帯電話機100に関する情報を送信するよう要求する旨の端末情報要求メッセージを生成し、抽出した電話番号が記憶されているUIMが装着されている携帯電話機100を宛先として、生成したメッセージを送信する。
【0028】
CPU302は、端末情報要求メッセージへの応答として携帯電話機100から送信される端末情報通知メッセージを受信すると、このメッセージに内包された電話番号と、機種データと、端末識別子と、対象有無データとを抽出する。CPU302は、機種データをキーにして機種テーブルTB1の機種フィールドを検索し、該当するデータを見つけると、このセルに対応付けて記憶されている制御可否データを読み出す。CPU302は、読み出した制御可否データが「制御可」である場合には、抽出した対象有無データの内容を判断する。CPU302は、対象有無データの内容が「有り」である場合、次に電話番号をキーにして、記憶先テーブルTB2の電話番号フィールドを検索する。CPU302は、検索キーとした電話番号が格納されたセルを見つけると、制御対象となるアプリケーションプログラムのファイル名が格納されているレコードを検索する。CPU302は、該当するレコードを見つけると、このレコードに格納されている端末識別子を読み出し、この読み出した端末識別子と、端末情報通知メッセージから抽出した端末識別子とが同じであるか否か判断する。この端末識別子が同じである場合には、CPU302は、端末情報通知メッセージを送信してきた携帯電話機100が制御対象となるアプリケーションプログラムを記憶している携帯電話機100であると判断し、ファイル名を内包し、このファイル名で指定されるアプリケーションプログラムが実行されるのを制限するよう指示する旨の制御メッセージを生成し、携帯電話機100へ送信する。
【0029】
[1−3.携帯電話機100の構成]
図7は、携帯電話機100のハードウェア構成を例示するブロック図である。携帯電話機100の各部は、各部に接続されたバス101を介してデータの授受を行う。
【0030】
通信部106は、通信インターフェースとしての機能を有しており、CPU102の制御の下、図示を省略したアンテナを介して、移動体通信網200の無線基地局との間で無線通信を行う。また、通信部106は、無線基地局から送信された信号を、CPU102へ供給する一方、CPU102から出力された信号を無線基地局へ送信する。
【0031】
操作部107は、携帯電話機100を操作するための複数のキー(図示略)を有しており、このキーが押下されると、押下されたキーを示す信号をCPU102へ供給する。表示部108は、CPU102の制御の下、文字やグラフィック画面、携帯電話機100を操作するためのメニュー画面などを表示する。
【0032】
UIM110は、不揮発性メモリ(図示略)を有しており、通信事業者が加入契約者に付与した電話番号として、例えば「0X0−YYYY−ZZZZ」を記憶している。UIMインターフェース109は、UIM110を装着するためのインターフェースである。携帯電話機100は、UIM110がUIMインターフェース109に装着されると通信を行うことが可能となり、音声通話サービスやデータ通信サービスを受けることが可能となる。
【0033】
記憶部105は、データを永続的に記憶するメモリとして、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などのメモリを有しており、携帯電話機100を制御するためのデータや、携帯電話機100を一意に識別するための端末識別子、当該携帯電話機100の機種を示す機種データを記憶している。また、記憶部105は、プログラムテーブルTB3を記憶している。図8は、プログラムテーブルTB3のフォーマットを例示する図である。ファイル名フィールドには、携帯電話機100が記憶しているアプリケーションプログラムのファイル名が格納される。実行可否フィールドには、記憶部105に記憶されたアプリケーションプログラムの実行を制限するための実行可否データが格納される。
【0034】
ROM103は、携帯電話機100の各部を制御するためのOSソフトウェアや、HTML(HyperText Markup Language)を解釈可能なWWWブラウザを実現するためのブラウザプログラムなどを記憶している。CPU102は、図示を省略した電源から電力が供給されると、ROM103からOSソフトウェアを読み出して起動し、RAM104を作業エリアとして携帯電話機100の各部の制御を行う。このように携帯電話機100は、CPUがソフトウェアに従って各部を制御するという意味において、一般的なコンピュータ装置と同様の構成を有していると言える。
【0035】
OSソフトウェアを起動したCPU102は、CPU102に入力される信号やメッセージ、データに応じて様々な処理を行う。例えば、携帯電話機100の使用者が、WWWブラウザが実現されている携帯電話機100において、コンテンツサーバ装置600が提供しているアプリケーションプログラムのダウンロードを指示する旨の操作を行うと、CPU102は、要求するアプリケーションプログラムのファイル名とUIM110に記憶されている電話番号とを内包するプログラム要求メッセージをコンテンツサーバ装置600へ送信する。CPU102は、このメッセージへの応答としてコンテンツサーバ装置600から送信されるアプリケーションプログラムを受信すると、受信したアプリケーションプログラムを記憶部105に記憶させる。CPU102は、アプリケーションプログラムを記憶部105に記憶させると、実行可否データの内容を「実行可」に設定し、この実行可否データと、記憶したアプリケーションプログラムのファイル名とを対応付けてプログラムテーブルTB3に格納する。次にCPU102は、UIM110が記憶している電話番号と、記憶部105が記憶している端末識別子と、記憶したアプリケーションプログラムのファイル名とを内包する、プログラム記憶通知メッセージを生成して制御サーバ装置300へ送信する。
【0036】
またOSソフトウェアを起動したCPU102は、制御サーバ装置300からの要求に応じて、携帯電話機100に関する情報を制御サーバ装置300へ送信する。図9は、CPU102が携帯電話機100に関する情報を制御サーバ装置300へ送信する際に行う処理の流れを例示するフローチャートである。CPU102は、制御サーバ装置300から送信された、端末情報要求メッセージを受信すると、このメッセージに内包されたファイル名で指定されるアプリケーションプログラムを記憶しているか否かを示す対象有無データと、UIM110が記憶している電話番号と、記憶部105が記憶している端末識別子と機種データとを内包する端末情報通知メッセージを生成して、このメッセージを制御サーバ装置300へ送信する。
【0037】
またOSソフトウェアを起動したCPU102は、制御サーバ装置300からの指示に基づいて、記憶部105に記憶されたアプリケーションプログラムの実行を制限する。図10は、CPU102が制御サーバ装置300から送信された制御メッセージを受信した時に行う処理の流れを例示するフローチャートである。CPU102は、制御サーバ装置300から送信された制御メッセージを受信すると、このメッセージに内包されたファイル名を抽出し、このファイル名に対応付けてプログラムテーブルTB3に格納されている実行可否データを「実行不可」に設定する。
【0038】
CPU102は、アプリケーションプログラムの実行を指示されると、指示されたアプリケーションプログラムのファイル名に対応付けて格納されている実行可否データを読み出す。CPU102は、読み出した実行可否データが「実行不可」である場合には、指定されたアプリケーションプログラムを起動せず、実行可否データが「実行可」である場合には、アプリケーションプログラムを記憶部105から読み出して起動する。
【0039】
[1−4.コンテンツサーバ装置600の構成]
コンテンツサーバ装置600は、携帯電話機100で実行可能なアプリケーションプログラムを記憶しており、このプログラムを携帯電話機100へ配信する機能を有している。コンテンツサーバ装置600は、携帯電話機100から送信されたプログラム要求メッセージを受信すると、このメッセージに内包された電話番号と、アプリケーションプログラムのファイル名とを対応付けて記憶し、ファイル名で指定されたアプリケーションプログラムを携帯電話機100へ送信する。
【0040】
またコンテンツサーバ装置600は、当該装置の管理者が、UIM110の所有者に付与された電話番号と、このUIM110の所有者に提供したアプリケーションプログラムのファイル名を指定し、このアプリケーションプログラムの使用停止を指示する旨の操作を行うと、指定された電話番号とアプリケーションプログラムのファイル名とを内包する遠隔制御要求メッセージを生成し、このメッセージを制御サーバ装置300へ送信する。
【0041】
[2.第1実施形態の動作例]
次に第1実施形態の動作例について説明する。
【0042】
[2−1.第1動作例]
まず、UIM110が装着されている携帯電話機100−1が、コンテンツサーバ装置600からアプリケーションプログラムをダウンロードし、この後、コンテンツサーバ装置600の運用者が、携帯電話機100−1にダウンロードされたアプリケーションプログラムの実行を制限するようにコンテンツサーバ装置600に対して指示した場合の動作例について、図11を用いて説明する。なお、以下に説明する動作例においては、携帯電話機100−1は、機種データとして「X001」、端末識別子として「ID001」を、携帯電話機100−2は、機種データとして「X001」、端末識別子として「ID002」を記憶している場合を想定して動作例の説明を行う。
【0043】
携帯電話機100−1の使用者が、操作部107が有するキーを操作し、ファイル名が「AP001」であるアプリケーションプログラムをコンテンツサーバ装置600からダウンロードするよう指示する旨の操作を行うと、CPU102は、UIM110に記憶されている電話番号「0X0−YYYY−ZZZZ」とファイル名「AP001」とを内包するプログラム要求メッセージを生成してコンテンツサーバ装置600へ送信する(図11:ステップS101)。
【0044】
コンテンツサーバ装置600は、このプログラム要求メッセージを受信すると、このメッセージに内包された電話番号「0X0−YYYY−ZZZZ」とファイル名「AP001」とを対応付けて記憶し、要求されたアプリケーションプログラムを記憶部から読み出して携帯電話機100−1へ送信する(ステップS102)。
【0045】
このアプリケーションプログラムが携帯電話機100−1にて受信されると、CPU102は、受信したプログラムを記憶部105に記憶させる。次にCPU102は、実行可否データの内容を「実行可」に設定し、この実行可否データと、記憶したアプリケーションプログラムのファイル名とを対応付けてプログラムテーブルTB3に格納する。次にCPU102は、UIM110が記憶している電話番号「0X0−YYYY−ZZZZ」と、記憶部105が記憶している端末識別子「ID001」と、記憶したアプリケーションプログラムのファイル名「AP001」とを内包する、プログラム記憶通知メッセージを制御サーバ装置300へ送信する(ステップS103)。
【0046】
このプログラム記憶通知メッセージが制御サーバ装置300にて受信されると、CPU302は、このメッセージに内包されたデータを抽出し(図5:ステップSA1)、抽出した電話番号と、端末識別子と、アプリケーションプログラムのファイル名とを対応づけて、図4に例示したように、記憶部305の記憶先テーブルTB2に格納する(ステップSA2)。
【0047】
UIM110の所有者がアプリケーションプログラムをダウンロードした後、UIM110の所有者がアプリケーションプログラムの使用料をアプリケーションプログラムの提供者へ支払わないと、コンテンツサーバ装置600の管理者は、UIM110が装着されていた携帯電話機100−1がアプリケーションプログラムをダウンロードした時にコンテンツサーバ装置600が記憶した、電話番号「0X0−YYYY−ZZZZ」と、アプリケーションプログラムのファイル名「AP001」とを指定し、このアプリケーションプログラムの使用停止を指示する旨の操作を行う。コンテンツサーバ装置600は、この操作に応じて、指定された電話番号とアプリケーションプログラムのファイル名とを内包する遠隔制御要求メッセージを生成し、生成したメッセージを制御サーバ装置300へ送信する(ステップS104)。
【0048】
この遠隔制御要求メッセージが制御サーバ装置300にて受信されると、CPU302は、このメッセージに内包された、電話番号とファイル名とを抽出する(図6:ステップSB1)。CPU302は、電話番号とファイル名とを抽出すると、抽出したファイル名「AP001」を内包し、携帯電話機100の情報を送信するよう要求する旨の端末情報要求メッセージを生成し、電話番号「0X0−YYYY−ZZZZ」が記憶されているUIM110が装着されている携帯電話機を宛先として、生成したメッセージを送信する(ステップSB2、ステップS105)。
【0049】
この端末情報要求メッセージが、UIM110が装着されている携帯電話機100−1にて受信されると、CPU102は、このメッセージに内包されたファイル名を抽出する(図9:ステップSC1)。次にCPU102は、UIM110から電話番号「0X0−YYYY−ZZZZ」を読み出し、記憶部105から機種データ「X001」と端末識別子「ID001」とを読み出す(ステップSC2)。次にCPU102は、抽出したファイル名をキーにして、ファイル名「AP001」で識別されるアプリケーションプログラムが記憶部105に記憶されているか検索する。CPU102は、ファイル名で識別されるアプリケーションプログラムを見つけると(ステップSC3;YES)、対象有無データを「有り」に設定する。CPU102は、UIM110から読み出した電話番号と、記憶部105から読み出した機種データと、対象有無データとを内包する端末情報通知メッセージを生成し、制御サーバ装置300へ送信する(ステップSC6、ステップS106)。
【0050】
この端末情報通知メッセージが制御サーバ装置300にて受信されると(ステップSB3;YES)、CPU302は、このメッセージに内包された電話番号と、機種データと、端末識別子と、対象有無データとを抽出する(ステップSB4)。
【0051】
次にCPU302は、抽出した機種データ「X001」をキーにして機種テーブルTB1の機種フィールドを検索し、該当するデータを見つけると、このセルに対応付けて記憶されている制御可否データ「制御可」を読み出す。CPU302は、読み出した制御可否データが「制御可」であるので(ステップSB5;YES)、次に、抽出した対象有無データの内容を判断する(ステップSB6)。CPU302は、抽出した対象有無データの内容が「有り」であるので、携帯電話機100−1は、制御対象となるアプリケーションプログラムを記憶していると判断し(ステップSB7;YES)、次に電話番号をキーにして、記憶先テーブルTB2の電話番号フィールドを検索する。CPU302は、検索キーとした電話番号が格納されたセルを見つけると、ファイル名「AP001」が格納されているレコードを検索する。CPU302は、該当するレコードを見つけると、このレコードに格納されている端末識別子「ID001」を読み出し、この読み出した端末識別子と、端末情報通知メッセージから抽出した端末識別子「ID001」とが同じであるか否か判断する。本動作例では、両者の端末識別子が同じであるので、CPU302は、携帯電話機100−1に記憶されているアプリケーションプログラムは、携帯電話機100−1において実行されないようにすべきアプリケーションプログラムであると判断する(ステップSB7;YES)。
【0052】
CPU302は、ステップSB7でYESと判断すると、ファイル名「AP001」を内包し、このファイル名で指定されるアプリケーションプログラムを実行しないよう指示する旨の制御メッセージを生成し、携帯電話機100−1へ送信する(ステップSB8、ステップS107)。
【0053】
この制御メッセージが携帯電話機100−1にて受信されると、CPU102は、このメッセージに内包されたファイル名を抽出し(図10:ステップSD1)、抽出したファイル名をキーにして、プログラムテーブルTB3のファイル名フィールドを検索する。CPU102は、検索キーに該当するファイル名が格納されているセルを見つけると、このセルに対応付けて格納されている実行可否データを「実行不可」に設定する(ステップSD2)。
【0054】
実行可否データが「実行不可」に設定された後、携帯電話機100−1の使用者が、操作部107が有するキーを操作し、ファイル名が「AP001」であるアプリケーションプログラムの実行を指示する旨の操作を行うと、CPU102は、実行を指示されたアプリケーションプログラムのファイル名「AP001」をキーにしてプログラムテーブルTB3のファイル名フィールドを検索する。CPU102は、検索キーに該当するファイル名が格納されているセルを見つけると、このセルに対応付けて格納されている実行可否データ「実行不可」を読み出す。CPU102は、読み出した実行可否データが「実行不可」であるので、指定されたアプリケーションプログラムの実行は禁止されたと判断し、アプリケーションプログラムを実行しない。
【0055】
[2−2.第2動作例]
次に、コンテンツサーバ装置600からUIM110が装着された携帯電話機100−1へアプリケーションプログラムがダウンロードされた後、UIM110が携帯電話機100−2へ装着された場合の動作例について説明する。なお、以下に説明する動作例においては、UIM110が携帯電話機100−2へ装着される前に、記憶されている電話番号が「0X0−AAAA−BBBB」であるUIMが携帯電話機100−2に装着されている状態でファイル名が「AP001」であるアプリケーションプログラムがダウンロードされ、図4に例示したように記憶先テーブルTB2に既にデータが格納されている場合を想定して動作例の説明を行う。
【0056】
アプリケーションプログラムが携帯電話機100−1へダウンロードされた後、プログラム記憶通知メッセージが制御サーバ装置300へ送信されるまでの動作は(ステップS201〜S203)、上述した第1動作例の動作と同じであるため、その説明を省略する。
【0057】
携帯電話機100−1に装着されていたUIM110が、携帯電話機100−携帯電話機100−2へ装着されると(ステップS204)、UIM110の所有者は携帯電話機100−2を使用することが可能となる。この後、コンテンツサーバ装置600の管理者が、アプリケーションプログラムがダウンロードされた時にコンテンツサーバ装置600が記憶した、UIM110の所有者に付与された電話番号「0X0−YYYY−ZZZZ」と、この使用者に提供したアプリケーションプログラムのファイル名「AP001」とを指定し、このアプリケーションプログラムの使用停止を指示する旨の操作を行うと、コンテンツサーバ装置600は、この操作に応じて、遠隔制御要求メッセージを生成し、生成したメッセージを制御サーバ装置300へ送信する(ステップS205)。
【0058】
この遠隔制御要求メッセージが制御サーバ装置300にて受信されると、CPU302は、このメッセージに内包された電話番号「0X0−YYYY−ZZZZ」が記憶されているUIM110が装着されている携帯電話機を宛先として、端末情報要求メッセージを送信する(ステップSB2、ステップS206)。
【0059】
この端末情報要求メッセージがUIM110が装着されている携帯電話機100−2にて受信されると、CPU102は、このメッセージに内包されたファイル名を抽出する(図9:ステップSC1)。次にCPU102は、UIM110から電話番号を読み出し、記憶部105から機種データ「X001」と端末識別子「ID002」とを読み出す(ステップSC2)。次にCPU102は、抽出したファイル名をキーにして、ファイル名「AP001」で識別されるアプリケーションプログラムが記憶部105に記憶されているか検索する。CPU102は、ファイル名で識別されるアプリケーションプログラムを見つけると(ステップSC3;YES)、対象有無データを「有り」に設定する。CPU102は、UIM110から読み出した電話番号と、記憶部105から読み出した機種データと、対象有無データとを内包する端末情報通知メッセージを生成し、制御サーバ装置300へ送信する(ステップSC6、ステップS207)。
【0060】
この端末情報通知メッセージが制御サーバ装置300にて受信されると(ステップSB3;YES)、CPU302は、このメッセージに内包された電話番号と、機種データと、端末識別子と、対象有無データとを抽出する。CPU302は、機種データ「X001」をキーにして機種テーブルTB1の機種フィールドを検索し、該当するデータを見つけると、このセルに対応付けて記憶されている制御可否データ「制御可」を読み出す。CPU302は、読み出した制御可否データが「制御可」であるので(ステップSB5;YES)、次に抽出した対象有無データの内容を判断する(ステップSB6)。CPU302は、対象有無データの内容が「有り」であるので、携帯電話機100−2は、制御対象となるアプリケーションプログラムを記憶していると判断し(ステップSB7;YES)、次に電話番号をキーにして、記憶先テーブルTB2の電話番号フィールドを検索する。CPU302は、検索キーとした電話番号が格納されたセルを見つけると、ファイル名「AP001」が格納されているレコードを検索する。CPU302は、該当するレコードを見つけると、このレコードに格納されている端末識別子「ID002」を読み出し、この読み出した端末識別子と、端末情報通知メッセージから抽出した端末識別子「ID001」とが同じであるか否か判断する。本動作例では、両者の端末識別子が異なるので、CPU302は、携帯電話機100−2に記憶されているアプリケーションプログラムは、他のUIMが装着されている時にダウンロードされプログラムであり、携帯電話機100−2において実行されるのを中止するアプリケーションプログラムではないと判断し、制御メッセージを携帯電話機100−2へ送信せずに処理を終了する。
【0061】
このように、第1実施形態によれば、制御サーバ装置300は、携帯電話機100から送信される携帯電話機100に関する情報を受信し、この受信した情報と、予め記憶された情報とに基づいて、制御メッセージを送信するか否か判断する。制御対象となるアプリケーションプログラムを記憶している携帯電話機100へのみ、制御メッセージが送信されるので、本来使用停止とすべきアプリケーションプログラムのみが携帯電話機100において使用停止とされる。
【0062】
[3.第2実施形態]
本発明の第2実施形態の構成は、上述した第1実施形態とほぼ同様である。このため、同様である部分の説明は省略し、以下、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
【0063】
[3−1.携帯電話機の構成]
第2実施形態の携帯電話機100が、第1実施形態の携帯電話機100と異なるのは、OSソフトウェアを起動したCPU102が行う処理が異なる点である。OSソフトウェアを起動したCPU102は、記憶部105に記憶されているアプリケーションプログラムが消去されると、携帯電話機100に関する情報を制御サーバ装置300へ送信する。図13は、この処理の流れを例示するフローチャートである。
【0064】
携帯電話機100−1の使用者が、操作部107が有するキーを操作し、ファイル名を指定し、アプリケーションプログラムを記憶部106から消去させる旨の操作を行うと、CPU102は記憶部105を制御し、指定されたファイル名で識別されるアプリケーションプログラムを記憶部105から消去する。またCPU102は、指定されたファイル名をキーにしてプログラムテーブルTB3のファイル名フィールドを検索し、検索キーに該当するデータが格納されているセルを見つけると、このセルを含むレコードに格納されているデータを消去する。CPU102は、プログラムテーブルTB3からデータを消去すると、UIM110から読み出した電話番号と、記憶部105から読み出した端末識別子と、対象有無データと、消去したアプリケーションプログラムのファイル名とを内包する消去通知メッセージを生成し、制御サーバ装置300へ送信する。
【0065】
[3−2.制御サーバ装置の構成]
第2実施形態の制御サーバ装置300が、第1実施形態の制御サーバ装置300と異なるのは、OSソフトウェアを起動したCPU302が行う処理が異なる点と記憶先テーブルのフォーマットが異なる点である。
【0066】
図14は、第2実施形態に係わる制御サーバ装置300が記憶する記憶先テーブルTB21のフォーマットを例示する図である。記憶先テーブルTB21は、記憶先テーブルTB2に対象有無フィールドを追加したフォーマットとなっている。対象有無フィールドには、携帯電話機100がアプリケーションプログラムを記憶しているか否かを示すデータが格納される。
【0067】
CPU302は、OSソフトウェアを起動すると、コンテンツサーバ装置600や携帯電話機100から送信されるメッセージに応じて様々な処理を行う。CPU302は、携帯電話機100から送信される消去通知メッセージを受信すると、図15に例示した処理を行う。CPU302は、消去通知メッセージに内包された電話番号と、端末識別子と、対象有無データと、アプリケーションプログラムのファイル名とを抽出する。CPU302は、抽出した電話番号をキーにして、記憶先テーブルTB2の電話番号フィールドを検索し、検索キーに該当する電話番号が格納されているレコードを見つけると、このレコードの中から、抽出したファイル名が格納されているレコードを検索する。CPU302は、抽出したファイル名が格納されているレコードを見つけると、このレコードの対象有無データフィールドに対象有無データ「消去」を格納する。
【0068】
CPU302は、コンテンツサーバ装置600から送信される遠隔制御要求メッセージを受信すると、図16に例示した処理を行う。CPU302は、遠隔制御要求メッセージに内包された、電話番号とファイル名とを抽出する。CPU302は、抽出した電話番号をキーにして、記憶先テーブルTB2の電話番号フィールドを検索し、検索キーに該当する電話番号が格納されているレコードを見つけると、このレコードの中から、抽出したファイル名が格納されているレコードを検索する。CPU302は、抽出したファイル名が格納されているレコードを見つけると、このレコードの対象有無データフィールドのデータが「消去」であるか否かを判断する。
【0069】
CPU302は、対象有無データが「消去」である場合には、携帯電話機100では既にアプリケーションプログラムが消去されて実行停止の指示を送信する必要がないものと判断し、制御メッセージを送信しない。CPU302は、対象有無データが「消去」でない場合には、実行指示制限メッセージを送信する。
【0070】
[4.第2実施形態の動作例]
次にコンテンツサーバ装置600からダウンロードされたアプリケーションプログラムが携帯電話機100から消去された場合を想定し、第2実施形態の動作例について図17を用いて説明する。なお、UIM110が装着された携帯電話機100−1がコンテンツサーバ装置600からアプリケーションプログラムをダウンロードして記憶するまでの動作は、上述した第1実施形態の動作例と同様であるため、その説明を省略する。
【0071】
携帯電話機100−1の使用者が、操作部107が有するキーを操作し、ファイル名が「AP001」であるアプリケーションプログラムを指定し、このアプリケーションプログラムを記憶部106から消去させる旨の操作を行うと、CPU102は記憶部106を制御し、指定されたファイル名で識別されるアプリケーションプログラムを消去する。次にCPU102は、指定されたファイル名をキーにしてプログラムテーブルTB3のファイル名フィールドを検索する。CPU102は、検索キーに該当するデータが格納されているセルを見つけると、このセルを含むレコードに格納されているデータを消去する(図13:ステップSE1)。
【0072】
次にCPU102は、UIM110から電話番号「0X0−YYYY−ZZZZ」を読み出し、記憶部105から端末識別子「ID001」を読み出す(ステップSE2)。次にCPU102は、対象有無データを「消去」に設定し(ステップSE3)、UIM110から読み出した電話番号と、記憶部105から読み出した端末識別子と、対象有無データと、消去したアプリケーションプログラムのファイル名「AP001」とを内包する消去通知メッセージを生成し、制御サーバ装置300へ送信する(ステップSE4、図16:ステップS301)。
【0073】
この消去通知メッセージが制御サーバ装置300にて受信されると、CPU302は、このメッセージに内包された電話番号と、端末識別子と、対象有無データと、アプリケーションプログラムのファイル名とを抽出する(図15:ステップSF1)。CPU302は、抽出した電話番号をキーにして、記憶先テーブルTB21の電話番号フィールドを検索し、検索キーに該当する電話番号が格納されているレコードを見つけると、このレコードの中から、抽出したファイル名が格納されているレコードを検索する。CPU302は、抽出したファイル名が格納されているレコードを見つけると、このレコードの対象有無データフィールドに対象有無データ「消去」を格納する(ステップSF2)。
【0074】
この後、コンテンツサーバ装置600の運用者が、UIM110の所有者に付与された電話番号「0X0−YYYY−ZZZZ」と、この使用者に提供したアプリケーションプログラムのファイル名「AP001」とを指定し、このアプリケーションプログラムの使用停止を指示する旨の操作を行うと、コンテンツサーバ装置600は、指定された電話番号とアプリケーションプログラムのファイル名とを内包する遠隔制御要求メッセージを生成し、生成したメッセージを制御サーバ装置300へ送信する(ステップS302)。
【0075】
この遠隔制御要求メッセージが制御サーバ装置300にて受信されると、CPU302は、このメッセージに内包された、電話番号とファイル名とを抽出する(図16:ステップSG1)。CPU302は、抽出した電話番号をキーにして、記憶先テーブルTB2の電話番号フィールドを検索し、検索キーに該当する電話番号が格納されているレコードを見つけると、このレコードの中から、抽出したファイル名が格納されているレコードを検索する。CPU302は、抽出したファイル名が格納されているレコードを見つけると、このレコードの対象有無データフィールドのデータが「消去」であるか否かを判断する(ステップSG2)。
【0076】
CPU302は、ステップSG2でYESと判断すると、携帯電話機100−1では既にアプリケーションプログラムが消去され、実行停止の指示を送信する必要がないものと判断し、制御メッセージを送信することなく処理を終了する。
【0077】
このように、第2実施形態によれば、携帯電話機100でアプリケーションプログラムが消去されたことが制御サーバ装置300へ通知されるので、制御サーバ装置300は、第1実施形態のように携帯電話機100に対して問い合わせを行うことなく、携帯電話機100を制御するためのメッセージを送信するか否か判断することが可能となり、制御対象となる携帯電話機100へのみ制御メッセージを送信することが可能となる。
【0078】
[5.第3実施形態]
本発明の第3実施形態の構成は、上述した第1実施形態とほぼ同様である。このため、同様である部分の説明は省略し、以下、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
【0079】
[5−1.携帯電話機の構成]
第2実施形態の携帯電話機100が、第1実施形態の携帯電話機100と異なるのは、OSソフトウェアを起動したCPU102が行う処理が異なる点である。OSソフトウェアを起動したCPU102は、UIM110がUIMインターフェース109に装着されると、携帯電話機100に関する情報を制御サーバ装置300へ送信する。図18は、この処理の流れを例示するフローチャートである。CPU102は、UIM110が装着されると、UIM110から電話番号を読み出し、記憶部105から端末識別子を読み出す。次にCPU102は、記憶部105に記憶されているアプリケーションプログラムのファイル名を読み出し、読み出した電話番号と、端末識別子と、ファイル名とを内包する端末情報更新メッセージを生成して、生成したメッセージを制御サーバ装置300へ送信する。
【0080】
[5−2.制御サーバ装置の構成]
第3実施形態の制御サーバ装置300が、第1実施形態の制御サーバ装置300と異なるのは、記憶部305が状態テーブルTB4を記憶している点と、OSソフトウェアを起動したCPU302が行う処理が異なる点である。
【0081】
図19は、状態テーブルTB4のフォーマットを例示する図である。状態テーブルTB4には、携帯電話機100から送信された端末情報更新メッセージに内包された、電話番号と、端末識別子と、ファイル名とが対応付けられて格納される。
【0082】
CPU302は、このOSソフトウェアを起動すると、コンテンツサーバ装置600や携帯電話機100から送信されるメッセージに応じて様々な処理を行う。CPU302は、携帯電話機100から送信される端末情報更新メッセージを受信すると、図20に例示した処理を行う。CPU302は、端末情報更新メッセージに内包された電話番号と、端末識別子と、ファイル名とを抽出し、抽出したデータを状態テーブルTB4に格納する。
【0083】
CPU302は、コンテンツサーバ装置600から送信される遠隔制御要求メッセージを受信すると、図21に例示した処理を行う。CPU302は、遠隔制御要求メッセージに内包された、電話番号とファイル名とを抽出する。CPU302は、抽出した電話番号をキーにして、記憶先テーブルTB2の電話番号フィールドを検索し、検索キーに該当する電話番号が格納されているレコードを見つけると、このレコードの中から、抽出したファイル名が格納されているレコードを検索する。CPU302は、抽出したファイル名が格納されているレコードを見つけると、このレコードに格納されている端末識別子を読み出す。
【0084】
次にCPU302は、遠隔制御要求メッセージから抽出した電話番号をキーにして、状態テーブルTB4の電話番号フィールドを検索する。CPU302は、検索キーに該当する電話番号が格納されているレコードを見つけると、このレコードの中から、抽出したファイル名が格納されているレコードを検索する。CPU302は、抽出したファイル名が格納されているレコードを見つけると、このレコードに格納されている端末識別子を読み出す。
【0085】
CPU302は、記憶先テーブルTB2から読み出した端末識別子と、状態テーブルTB4から読み出した端末識別子とを比較し、同じ端末識別子であるか否かを判断する。CPU302は、端末識別子が異なる場合、UIM110が装着されている携帯電話機100に記憶されているアプリケーションプログラムは、他のUIMが装着されている時にダウンロードされプログラムであり、携帯電話機100において実行されないように制御すべきアプリケーションプログラムではないと判断し、制御メッセージを携帯電話機100へ送信せずに処理を終了する。
【0086】
[6.第3実施形態の動作例]
コンテンツサーバ装置600からアプリケーションプログラムがUIM110が装着された携帯電話機100−1へダウンロードされた後、UIM110が携帯電話機100−2へ装着された場合の動作例について、図22を用いて説明する。なお、以下に説明する動作例においては、記憶されている電話番号が「0X0−AAAA−BBBB」であるUIM110が携帯電話機100−2に装着されている状態でファイル名が「AP001」であるアプリケーションプログラムがダウンロードされ、図4に例示したように記憶先テーブルTB2に既にデータが格納されている場合を想定して動作例の説明を行う。
【0087】
アプリケーションプログラムが携帯電話機100−1へダウンロードされた後、プログラム記憶通知メッセージが制御サーバ装置300へ送信されるまでの動作は、上述した第1動作例の動作と同じであるため、その説明を省略する。
【0088】
UIM110の所有者が、携帯電話機100−1に装着されていたUIM110を携帯電話機100−2へ装着すると、携帯電話機100−2のCPU102は、装着されたUIM110から電話番号「0X0−YYYY−ZZZZ」を読み出し、記憶部105から端末識別子「ID002」を読み出す(図18:ステップSH1)。
【0089】
次にCPU102は、プログラムテーブルTB3に格納されているファイル名「AP001」を読み出し、読み出したファイル名と、UIM110から読み出した電話番号と、記憶部105から読み出した端末識別子とを内包する端末情報更新メッセージを生成し、制御サーバ装置300へ送信する(ステップSH2、ステップS401)。
【0090】
この端末情報更新メッセージが制御サーバ装置300にて受信されると、CPU302は、このメッセージに内包された電話番号と、端末識別子と、ファイル名とを抽出し(図20:ステップSJ1)、抽出したデータを対応付けて、状態テーブルTB4に格納する(ステップSJ2)。
【0091】
この後、コンテンツサーバ装置600の運用者が、UIM110の所有者に付与された電話番号「0X0−YYYY−ZZZZ」と、この使用者に提供したアプリケーションプログラムのファイル名「AP001」とを指定し、このアプリケーションプログラムの使用停止を指示する旨の操作を行うと、コンテンツサーバ装置600は、指定された電話番号とアプリケーションプログラムのファイル名とを内包する遠隔制御要求メッセージを生成し、生成したメッセージを制御サーバ装置300へ送信する(ステップS402)。
【0092】
この遠隔制御要求メッセージが制御サーバ装置300にて受信されると、CPU302は、このメッセージに内包された、電話番号とファイル名とを抽出する(図21:ステップSK1)。CPU302は、抽出した電話番号をキーにして、記憶先テーブルTB2の電話番号フィールドを検索し、検索キーに該当する電話番号が格納されているレコードを見つけると、このレコードの中から、抽出したファイル名が格納されているレコードを検索する。CPU302は、抽出したファイル名が格納されているレコードを見つけると、このレコードに格納されている端末識別子「ID001」を読み出す(ステップSK2)。
【0093】
次にCPU302は、遠隔制御要求メッセージから抽出した電話番号をキーにして、状態テーブルTB4の電話番号フィールドを検索する。CPU302は、検索キーに該当する電話番号が格納されているレコードを見つけると、このレコードの中から、抽出したファイル名が格納されているレコードを検索する。CPU302は、抽出したファイル名が格納されているレコードを見つけると、このレコードに格納されている端末識別子「ID002」を読み出す(ステップSK3)。
【0094】
次にCPU302は、記憶先テーブルTB2から読み出した端末識別子と、状態テーブルTB4から読み出した端末識別子とを比較し、同じ端末識別子であるか否かを判断する(ステップSK4)。状態テーブルTB4から読み出した端末識別子は、記憶先テーブルTB2から読み出した端末識別子とは異なるので(ステップSK4:NO)、CPU302は、UIM110が装着されている携帯電話機100−2に記憶されているアプリケーションプログラムは、他のUIMが装着されている時にダウンロードされたプログラムであり、携帯電話機100−2において実行されるのを中止するアプリケーションプログラムではないと判断し、制御メッセージを携帯電話機100−2へ送信せずに処理を終了する。
【0095】
このように第3実施形態によれば、携帯電話機100にUIM110が装着された時に、携帯電話機100に関する情報が制御サーバ装置300へ送信されるので、制御サーバ装置300は、第1実施形態のように携帯電話機100に対して問い合わせを行うことなく、携帯電話機100を制御するためのメッセージを送信するか否か判断することが可能となり、制御対象となる携帯電話機100へのみ制御メッセージが送信することが可能となる。
【0096】
[7.変形例]
本発明は、係る実施形態に限定されるものではない。以下、上述した実施形態の変形例について述べる。
【0097】
制御サーバ装置300が携帯電話機100へ送信する制御メッセージの内容は、上述した実施形態の内容に限定されるものではない。制御メッセージの内容は、実行されるのを中止されたアプリケーションプログラムを実行可能にするように指示する内容であってもよい。制御サーバ装置300が、このようなメッセージを送信するようにすれば、UIM110の所有者が延滞されていたアプリケーションプログラムの使用料を支払った際、再度アプリケーションプログラムを使用することが可能となる。
【0098】
また、携帯電話機100は、携帯電話機100に関する情報を制御サーバ装置300へ送信する際、記憶部105の空きメモリの容量を制御サーバ装置300へ送信するようにし、制御サーバ装置300は、空きメモリの容量がアプリケーションプログラムのバージョンアップを行うのに十分な容量であると判断した場合、更新されたアプリケーションプログラムを携帯電話機100へ送信するようにしてもよい。このような態様によれば、制御サーバ装置300は、アプリケーションプログラムがバージョンアップされた場合、携帯電話機100を制御して、携帯電話機100に記憶されたアプリケーションプログラムをバージョンアップさせることが可能となる。
【0099】
制御サーバ装置300は、制御メッセージを携帯電話機100へ送信したか否かを、コンテンツサーバ装置600へ通知するようにしてもよい。このような態様によれば、コンテンツサーバ装置600の運用者は、携帯電話機100が、指示通りに制御されたか否かを知ることが可能となる。
【0100】
上述した実施形態では、アプリケーションプログラムを識別するための情報としてファイル名を用いているが、ファイル名ではなく、アプリケーションプログラムを一意に識別するための識別子であってもよい。
【0101】
上述した実施形態では、コンテンツサーバ装置600はアプリケーションプログラムを携帯電話機100へ配信したが、コンテンツサーバ装置600が配信するのは、アプリケーションプログラムに限定されるものではない。コンテンツサーバ装置600が配信するコンテンツは、画像を表示するための画像データや、音楽を再生するための音楽データ、文字列などを表示するための文字データなど、他のデータであってもよく、携帯電話機100は、制御サーバ装置300から送信されたメッセージに基づいて、これらのコンテンツの使用を制限するようにしてもよい。
【0102】
制御サーバ装置300は、遠隔制御メッセージを送信するか否か判断する際、機種データや対象有無データを用いなくてもよい。制御サーバ装置300は、携帯電話機100から送信される、UIM110に記憶されている電話番号と携帯電話機100の端末識別子とから、UIM110がアプリケーションプログラムをダウンロードした時の携帯電話機100に装着されていることを確認した場合には、遠隔制御メッセージを送信するようにしてもよい。
【0103】
コンテンツサーバ装置600と制御サーバ装置300とを一体化し、コンテンツサーバ装置600が有する機能を制御サーバ装置300に持たせるようにしてもよい。
【0104】
上述した実施形態では、アプリケーションプログラムをダウンロードした際に携帯電話機100に装着されていたUIM110を一意に識別するために、携帯電話機100は、UIM110に記憶されている電話番号を、コンテンツサーバ装置600と制御サーバ装置300へ送信する。しかし、UIM110を一意に識別できる識別子であれば、電話番号ではなく、例えば、制御サーバ装置300が、加入契約者に付与する、加入契約者を一意に識別できる識別子など、UIM110に記憶されている他の識別子であってもよい。
【0105】
制御サーバ装置300が送信する制御メッセージを受信する通信端末は、携帯電話機100に限定されるものではない。例えば、PDA(Personal Digital Assistance)や携帯型のパーソナルコンピュータなどの携帯端末であってもよい。これらの携帯端末は、移動体通信網200を利用して通信を行うための通信用インターフェースを備えた通信用モジュールを装着することにより、移動体通信網200が提供するサービスを受けることができる。通信用モジュールの使用者は、この通信用モジュールを差し替えることにより、複数の携帯端末へアプリケーションプログラムをダウンロードすることができる。このため、このような携帯型の通信端末においても、発明が解決しようとする課題で述べた問題と同じ問題が生じる虞があるが、実施形態の説明で述べた技術を用いることにより、この問題を解決することが可能となる。
【0106】
上述した実施形態では、機種テーブルTB1は、制御サーバ装置300の記憶部305に記憶されているが、機種テーブルTB1を記憶するのは、記憶部305に限定されるものではない。例えば、移動体通信網200が具備している、加入契約者に関する情報を記憶している加入者制御装置が機種テーブルTB1を記憶するようにし、制御サーバ装置300は、加入者制御装置が記憶している機種テーブルTB1を参照して機種の判断を行うようにしてもよい。また、記憶部305が記憶している他のテーブルについても、加入者制御装置など、移動体通信網200が有する、制御サーバ装置300以外の装置が記憶するようにし、制御サーバ装置300は、他の装置に記憶されたテーブルを参照して判断を行うようにしてもよい。
【0107】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、制御対象となるコンテンツを記憶している通信端末へのみ、コンテンツを制御するためのメッセージを送信することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係わる通信システムの全体構成を例示する図である。
【図2】 同実施形態に係わる制御サーバ装置300のハードウェア構成を例示するブロック図である。
【図3】 同実施形態に係わる制御サーバ装置300が記憶している機種テーブルTB1のフォーマットを例示する図である。
【図4】 同実施形態に係わる制御サーバ装置300が記憶している記憶先テーブルTB2のフォーマットを例示する図である。
【図5】 本発明の第1実施形態に係わる制御サーバ装置300のCPU302が行う処理の流れを例示するフローチャートである。
【図6】 同第1実施形態に係わる制御サーバ装置300のCPU302が行う処理の流れを例示するフローチャートである。
【図7】 同第1実施形態に係わる携帯電話機100のハードウェア構成を例示するブロック図である。
【図8】 同第1実施形態に係わる携帯電話機100が記憶しているプログラムテーブルTB3のフォーマットを例示する図である。
【図9】 同第1実施形態に係わる携帯電話機100のCPU102が行う処理の流れを例示するフローチャートである。
【図10】 同第1実施形態に係わる携帯電話機100のCPU102が行う処理の流れを例示するフローチャートである。
【図11】 同第1実施形態の動作例を説明するための図である。
【図12】 同第1実施形態の動作例を説明するための図である。
【図13】 本発明の第2実施形態に係わる携帯電話機100のCPU102が行う処理の流れを例示するフローチャートである。
【図14】 同第2実施形態に係わる制御サーバ装置300が記憶している記憶先テーブルTB21のフォーマットを例示する図である。
【図15】 同第2実施形態に係わる制御サーバ装置300のCPU302が行う処理の流れを例示するフローチャートである。
【図16】 同第2実施形態に係わる制御サーバ装置300のCPU302が行う処理の流れを例示するフローチャートである。
【図17】 同第2実施形態の動作例を説明するための図である。
【図18】 本発明の第3実施形態に係わる携帯電話機100のCPU102が行う処理の流れを例示するフローチャートである。
【図19】 同第3実施形態に係わる制御サーバ装置300が記憶している状態テーブルTB4のフォーマットを例示する図である。
【図20】 同第3実施形態に係わる制御サーバ装置300のCPU302が行う処理の流れを例示するフローチャートである。
【図21】 同第3実施形態に係わる制御サーバ装置300のCPU302が行う処理の流れを例示するフローチャートである。
【図22】 同第3実施形態の動作例を説明するための図である。
【符号の説明】
100、100−1、100−2・・・携帯電話機
101・・・バス、102・・・CPU、103・・・ROM、104・・・RAM、105・・・記憶部、106・・・通信部、107・・・操作部、108・・・表示部、109・・・UIMインターフェース、110・・・UIM
200・・・移動体通信網
300・・・制御サーバ装置
301・・・バス、302・・・CPU、303・・・ROM、304・・・RAM、305・・・記憶部、306・・・通信部、307・・・操作部、308・・・表示部
500・・・インターネット
600・・・コンテンツサーバ装置

Claims (4)

  1. 通信端末がコンテンツを取得したときに該通信端末に装着されていたモジュールに記憶されていた使用者識別子と、該通信端末が取得したコンテンツを特定するコンテンツ識別子と、通信端末を特定する端末識別子であり、該コンテンツを取得した通信端末を特定する端末識別子とを対応付けて記憶する記憶手段と、
    使用者識別子と、コンテンツ識別子と、該コンテンツ識別子で特定されるコンテンツを制御する旨の指示とを受け取る指示受信手段と、
    前記指示受信手段が受け取った使用者識別子を記憶しているモジュールを装着している通信端末から、端末識別子を取得する端末情報取得手段と、
    前記記憶手段が記憶した端末識別子であり、前記指示受信手段が受け取ったコンテンツ識別子および使用者識別子と、同じコンテンツ識別子および使用者識別子に対応付けて記憶した端末識別子を読み出し、読み出した端末識別子と、前記端末情報取得手段が取得した端末識別子とが同じであるか否か判断し、同じであると判断した場合、コンテンツを制御する制御メッセージを、前記指示受信手段が受け取った使用者識別子を記憶しているモジュールを装着している通信端末へ送信し、同じではないと判断した場合、前記制御メッセージを送信しない制御メッセージ送信手段と
    を有する制御サーバ装置。
  2. 通信端末がコンテンツを取得したときに該通信端末に装着されていたモジュールに記憶されていた使用者識別子と、該通信端末が取得したコンテンツを特定するコンテンツ識別子と、通信端末を特定する端末識別子であり、該コンテンツを取得した通信端末を特定する端末識別子とを対応付けて記憶する記憶手段と、
    通信端末の端末識別子と、該通信端末に装着されているモジュールに記憶された使用者識別子とを受信し、受信した端末識別子と使用者識別子とを対応付けて記憶する端末情報受信手段と、
    使用者識別子と、コンテンツ識別子と、該コンテンツ識別子で特定されるコンテンツを制御する旨の指示とを受け取る指示受信手段と、
    前記記憶手段が記憶した端末識別子であり、前記指示受信手段が受け取ったコンテンツ識別子および使用者識別子と、同じコンテンツ識別子および使用者識別子に対応付けて記憶した端末識別子を読み出す第1端末識別子読み出し手段と、前記端末情報受信手段が記憶した端末識別子であり、前記指示受信手段が受け取った使用者識別子と、同じ使用者識別子に対応付けて記憶した端末識別子を読み出す第2端末識別子読み出し手段と、
    前記第1端末識別子読み出し手段が読み出した端末識別子と、前記第2端末識別子読み出し手段が読み出した端末識別子とが同じであるか否か判断し、同じであると判断した場合、コンテンツを制御する制御メッセージを、前記指示受信手段が受け取った使用者識別子を記憶しているモジュールを装着している通信端末へ送信し、同じでないと判断した場合、前記制御メッセージを送信しない制御メッセージ送信手段と
    を有する制御サーバ装置。
  3. 前記制御メッセージは、前記通信端末に記憶された前記コンテンツを使用不可とするよう指示する旨のメッセージであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の制御サーバ装置。
  4. 前記制御メッセージは、前記通信端末に記憶された前記コンテンツを使用可能とするよう指示する旨のメッセージであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の制御サーバ装置。
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