JP4006318B2 - エレベーター装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エレベーター装置に係り、特に、火災時に昇降路と乗場との間で火または煙の流通を防ぐ手段を備えたエレベーター装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、火災時に昇降路と乗場との間を塞ぐ防火防煙シャッターを備えたエレベーター装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、火災発生時、安全な避難階に乗りかごを停止させ、乗りかご内にいる利用客を避難させる制御を行う方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−276243号公報(第6図)
【特許文献2】
特開平10−182029号公報(第2−3頁)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した特許文献1のエレベーター装置では、火災発生時、防火防煙シャッターは一斉に駆動されるようになっていた。このため、避難階を特定し、この階に乗かごを移動させて、乗りかご内の利用客を避難させる場合、この乗かごが避難階に移動し、利用客が乗りかごから出た後でなければ全てのシャッターを閉じることができなかった。すると、火災発生からシャッターが閉じるまでに時間がかかり、昇降路内に煙が充満し、避難する利用客に害を与えるばかりか延焼を生じさせるという恐れがあった。
【0006】
したがって、本発明の目的は、昇降路内への煙の充満を防止または少なくすると共に、延焼を早期に防止することのできるエレベーター装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明では、複数階床からなる建屋に設けられた昇降路と乗場との間で火または煙が流通するのを防ぐ防火防煙手段と、該防火防煙手段を開閉させる駆動装置と、前記乗場側に設けられた火災検知手段を備えたエレベーター装置において、前記火災検知手段で検知した情報を受信して火災時に乗りかご内にいる利用者を避難させる避難階を特定すると共に避難階以外の階の防火防煙手段を閉じるように前記駆動装置へ指令を出す駆動制御手段を有し、前記避難階を特定した後すぐに前記避難階以外の階の防火防煙手段を閉じるようにしたことを特徴とする。
【0008】
上述した構成によれば、火災発生時、避難階を特定し、その特定の階以外の階の防火防煙手段を閉じるようにしたため、建屋側から昇降路内へと火炎や煙が侵入することが防止され、乗かごで避難階へ避難する利用客の安全を確保できるばかりか、昇降路から他の階への延焼を早期に防止できる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のエレベーター装置の実施の形態を図に基づいて説明する。
【0010】
図1は本発明の一実施形態におけるエレベーター装置を備えた建屋全体の縦断側面図、図2は本発明の動作例を示すフローチャートである。
【0011】
図1において、5階床からなる建屋1の側方には、エレベーター用の昇降路2が設けられている。また、建屋1の屋上に設けられたエレベーター用の機械室3には、エレベーターの駆動装置(図示せず)や制御装置4が設けられている。昇降路2内を昇降する乗かご5は、駆動シーブ6に巻きかけられた主策7を介して吊り合いおもり8と連結されている。次に、各階床の乗場10と昇降路2との間のエレベーター出入口には乗場ドア9が設けられ、この乗場ドア9の乗場側には、火災時に昇降路2と乗場10との間で火または煙が流通するのを防ぐ防火防煙手段である防火防煙シャッター11が設けられている。この防火防煙シャッター11は、シャッター駆動装置12によって開閉される構成となっている。更に、建屋1の屋上に設けられた非常電源装置13は、バッテリーや発電機等で構成され、停電時、各階床に設けられたシャッター駆動装置12を駆動するようになっている。
【0012】
また、各階に設けられた火災検知器14で検知された情報が通信回線を通して制御装置4内のシャッター制御手段に送られ、この制御手段が検知情報を用いて火災階や避難階を特定すると共に、防火防煙シャッター11を動作するようシャッター駆動装置12へ指令を出すようになっている。
【0013】
ここでシャッター制御手段は、火災検知器14で検出された検知情報を受信して記憶する検知情報記憶手段と、この検知情報に基づいて火災階を特定する火災階特定手段と、この火災階特定手段で特定された階に基づいて乗りかごの避難階を特定する非難階特定手段と、この避難階特定手段で特定された階以外の階のシャッター駆動装置12に対して閉じ指令を出すシャッター指令手段とから構成されている。
【0014】
以下、本発明の動作について、図2を用いて説明する。まず、建屋1内の各階に設けられた火災検知器14により火災かどうかの判定を行う(手順S1)。ここで、火災を検出しない状態では、エレベーターは正常な運転を行っていることになる。一方、火災が検出されると、火災検知器14の検知情報に基づき火災階を特定し(手順S2)、その場合に利用客が避難するのに最適な階を避難階として特定する(手順S3)。例えば、階床3で火災が発生した場合は、下階の階床1を避難階として特定する。次いで、階床1以外のシャッター駆動装置12を駆動させ、避難階1以外の出入口を防火防煙シャッター11で閉鎖し(手順S4)、火炎や煙が昇降路2内に侵入するのを防止する。
【0015】
そして、制御装置4からの要求があれば、避難階1の防火防煙シャッター11を閉じるようにする(手順S5)。例えば、乗かご5が避難階1に移動して利用客が降りたことを制御装置4が確認した後、避難階1のシャッター駆動装置12に対して閉じ指令を出すようにしても良い。尚、乗かご5が停止してから一定時間経過後に、自動的に防火防煙シャッター11を閉じるようにしても構わない。
【0016】
このように、火災発生時、避難階1を特定した後すぐに他の階2〜5の防火防煙シャッター11を閉じるようにしたため、建屋側から昇降路2内へと火炎や煙が侵入することが防止され、火災発生時に乗かご5内にいる利用客が避難階1へ避難する安全を確保できるばかりか、昇降路2から他の階2〜5への延焼を早期に防止できる。
【0017】
尚、本実施形態では、避難階1以外の防火防煙シャッター11を一斉に閉じるようにしたが、例えば、階床4,階床5,階床2の順の如く、火災発生の近傍の階床から遠方の階床へと順次閉じるようにしても良い。上方の階床4,階床5の後、下方の階床2の順としたのは、火炎や煙は上方へ移動するためである。
【0018】
また、火または煙の流通を防ぐ手段として、スクリーンやドアを用いても構わない。
【0019】
【発明の効果】
本発明によれば、火災発生時、建屋側から昇降路内へと火炎や煙が侵入することが防止され、乗かごで避難階へ避難する利用客の安全を確保できるばかりか、昇降路から他の階への延焼を早期に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるエレベーター装置を備えた建屋全体の縦断側面図である。
【図2】本発明の動作例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…建屋、2…昇降路、5…乗かご、9…乗場ドア、10…乗場、11…防火防煙シャッター、12…シャッター駆動装置、13…非常電源装置、14…火災検知器。

Claims (2)

  1. 複数階床からなる建屋に設けられた昇降路と乗場との間で火または煙が流通するのを防ぐ防火防煙手段と、該防火防煙手段を開閉させる駆動装置と、前記乗場側に設けられた火災検知手段を備えたエレベーター装置において、前記火災検知手段で検知した情報を受信して火災時に乗りかご内にいる利用者を避難させる避難階を特定すると共に避難階以外の階の防火防煙手段を閉じるように前記駆動装置へ指令を出す駆動制御手段を有し、前記避難階を特定した後すぐに前記避難階以外の階の防火防煙手段を閉じるようにしたことを特徴とするエレベーター装置。
  2. 請求項1において、
    前記乗かごが避難階に移動し、利用客が前記乗りかごから出たことが確認された後に、前記避難階の防火防煙手段を閉じるようにしたことを特徴とするエレベーター装置。
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