JP4005473B2 - 施工性のよいフエンス及びその施工方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、道路や鉄道の橋梁や盛土の端又は車線分離帯等に設けられた擁壁上に設置される防音壁、投物防止柵等のフエンスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、道路や鉄道の橋梁や盛土の擁壁上にフエンスを施工する場合、擁壁上に支柱を立設し、その支柱側面に面材を当接保持しつつ、支柱と面材とをボルト止めしている。あるいは、擁壁上に溝付き支柱を立設し、その溝に支柱上方から面材を差し込んで組み立てている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−33425号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、かかる従来のフエンスでは、先の施工例では面材のボルト孔と支柱のボルト孔とを合わせるのが困難であり、後の施工例では支柱の上端より上方から面材を高く持ち上げて垂直に支持しながらの施工に手間がかかるうえに、支柱の溝の上端と面材の他端とを位置合わせするのが困難であるという問題点がある。また、これら従来のフエンスでは例えば面材の清掃などのメンテナンスの際は、特に擁壁の外側に足場を組むなどかなりな手間がかかるという欠点があった。
【0005】
本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、まず施工が簡単であり、しかも点検、修理、クリーニングなどメンテナンスも簡単に行える施工性のよいフエンス及びフエンスの施工方法を提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は以下のような構成としている。すなわち、本発明に係る施工性のよいフエンスは、橋梁や盛土の端側又は車線分離帯等の擁壁上に設置されるフエンスであって、擁壁上に支柱が立設されるとともに支柱間に面材が支持されてなり、その面材が自身で、または面材が支柱とともに擁壁の内側に傾倒可能となされ、支柱下部の水平方向に支軸が突設されるとともに、その支軸の後方に面材支持材が支柱の高さ方向に沿って形成され、その面材支持材の上部にはボルト孔が穿設され、あるいはボルトが突設される等固定手段が設けられ、面材には下部左右に逆U字溝を有する軸受けが形成され、面材上方にボルト孔が穿設され、面材下部の軸受けが支柱下部の支軸に嵌合されて面材が擁壁の内側に傾倒可能となされ、傾倒状態から立ち起こされた面材が支柱後方の面材支持材に沿わされ、面材支持材の固定手段と面材のボルト孔の部分においてボルト止めされるようになされたことを特徴とするものである。
【0007】
本発明によれば、支柱と面材の組み立てが擁壁の内側、すなわち擁壁の一方側のみで行え、作業性がよくて擁壁の外側から作業する必要がないので安全であるとともに、フエンス設置後においても面材の点検、修理、クリーニングや破損時の取り替え等、メンテナンスに際してもフエンスを擁壁の内側に傾倒させるだけで容易に行える。本発明においては、面材が自身で、または面材が支柱とともに擁壁の内側に傾倒可能となされており、擁壁の内側のみに傾倒可能となされていてもよいし、擁壁の内側のみならず外側にも傾倒可能となされていてもよい。
【0008】
本発明において、支柱下部の水平方向に支軸が突設されるとともに、その支軸の後方に面材支持材が支柱の高さ方向に沿って形成され、その面材支持材の上部にはボルト孔が穿設され、あるいはボルトが突設される等固定手段が設けられ、面材には下部左右に逆U字溝を有する軸受けが形成され、面材上方にボルト孔が穿設され、面材下部の軸受けが支柱下部の支軸に嵌合されて面材が擁壁の内側に傾倒可能となされ、傾倒状態から立ち起こされた面材が支柱後方の面材支持材に沿わされ、面材支持材の固定手段と面材のボルト孔の部分においてボルト止めされるようになされているものである。
【0009】
かようにすれば、面材下部の軸受けを支柱下部の支軸に嵌合させるだけで、擁壁の内側から、面材を支柱に取付けることができ、又面材を支柱に固定するに際しても、傾倒状態から面材を立ち起こし、支柱後方の面材支持材に沿わせるだけで、面材支持材のボルト孔あるいは突設ボルト等の固定手段と面材のボルト孔とを楽に一致させることができ、簡単なボルト止め作業によるだけで面材を支柱に、擁壁の内側から、強固に固定することができ、施工の作業性がよく、かつ安全に行える。
【0012】
また本発明橋梁や盛土の端側又は車線分離帯等の擁壁上に設置されるフエンスであって、擁壁上に支柱が立設されるとともに支柱間に面材が支持されてなり、その面材が自身で、または面材が支柱とともに擁壁の内側に傾倒可能となされ、擁壁上に支柱受け材が取着され、その支柱受け材に支柱下部が軸着されて支柱が擁壁の内側に傾倒可能となされ、傾倒状態から立ち起こされた前記支柱の支柱下部と支柱受け材とがボルトで固定されるとともに、前記支柱に面材が取付けられるようになされ、擁壁上に支柱受け材が取着され、その支柱受け材に支柱下部が軸着されて支柱が擁壁の内側に傾倒可能となされ、支柱の側壁に高さ方向に沿って面材用溝が形成され、支柱が擁壁の内側に傾倒された状態で面材用溝に面材が挿入され、支柱が面材ごと立ち起こされるようになされたものである
【0013】
かようにすれば、支柱を擁壁の内側に傾倒した状態で、面材を支柱に取付けることができ、従来のように面材を高く持ち上げて作業するという不安定かつ不安全な作業を経ず、面材を取付けた後、擁壁の内側から、面材ごと支柱を立ち起こして支柱下部と支柱受け材とをボルトで固定するだけで施工でき、又、支柱の面材用溝に面材の両端部を挿入するだけで、面材を支柱に取付けることができるので、面材の取付作業が早くかつ容易になる。
【0014】
また本発明は橋梁や盛土の端側又は車線分離帯等の擁壁上に設置されるフエンスであって、擁壁上に支柱が立設されるとともに支柱間に面材が支持されてなり、その面材が自身で、または面材が支柱とともに擁壁の内側に傾倒可能となされ、擁壁上に支柱および面材支持フレームが取着され、面材は周囲が面材枠に保持されるとともに、その面材枠の下枠が前記面材支持フレームに脱着可能に軸着されて、面材が擁壁の内側に傾倒可能となされ、傾倒状態から立ち起こされた面材の面材枠が支柱に固定されるようになされているものである
【0015】
かようにすれば、上記した効果に加えて、面材枠により面材を破損等から保護できる。これは、面材が比較的破損しやすいポリカーボネートやアクリル樹脂等の合成樹脂板や強化ガラス等からなる場合に効果的である。
【0016】
さらに本発明は橋梁や盛土の端側又は車線分離帯等の擁壁上に設置されるフエンスであって、擁壁上に支柱が立設されるとともに支柱間に面材が支持されてなり、その面材が自身で、または面材が支柱とともに擁壁の内側に傾倒可能となされ、擁壁上に立設された支柱に、アームが擁壁の内側に傾倒可能に軸着されると共に、前記アームが傾倒状態において、隣り合う一対の前記アームの先端部間に、面材枠に保持された面材が回動可能に軸着され、面材ごと傾倒状態から立ち起こされた前記アームが支柱に固定されるようになされているものである。
【0017】
かようにすれば、面材をアームごと立ち起こし、支柱に固定するのみで設置作業が完了することから、極めて迅速にフエンスを設置することができ、交通規制等を行う時間を短縮し、円滑な交通を妨げる恐れが少なくなる。
【0021】
次に本発明に係るフエンスの施工方法は、橋梁や盛土の端側又は車線分離帯等の擁壁上に設置されるフエンスの施工方法であって、擁壁上に立設した支柱間に擁壁の内側に傾倒可能に面材を取付け、支柱下部の水平方向に支軸が突設されるとともに、その支軸の後方に面材支持材が支柱の高さ方向に沿って形成され、その面材支持材の上部にはボルト孔が穿設され、あるいはボルトが突設される等固定手段が設けられ、面材には下部左右に逆U字溝を有する軸受けが形成され、面材上方にボルト孔が穿設され、面材下部の軸受けが支柱下部の支軸に嵌合されて面材が擁壁の内側に傾倒可能となされ、傾倒状態から立ち起こされた面材が支柱後方の面材支持材に沿わされ、面材支持材の固定手段と面材のボルト孔の部分においてボルト止めされて、面材を傾倒状態から立ち起こして支柱に固定することを特徴とするものであり、又他のフエンスの施工方法は、橋梁や盛土の端側又は車線分離帯等の擁壁上に設置されるフエンスの施工方法であって、擁壁上に立設した支柱間に擁壁の内側に傾倒可能に面材を取付け、擁壁上に支柱および面材支持フレームが取着され、面材は周囲が面材枠に保持されるとともに、その面材枠の下枠が前記面材支持フレームに脱着可能に軸着されて、面材が擁壁の内側に傾倒可能となされ、傾倒状態から立ち起こされた面材の面材枠が支柱に固定され、前記支柱間に面材を取付けることを特徴とするものであり、さらに他のフエンスの施工方法は、橋梁や盛土の端側又は車線分離帯等の擁壁上に設置されるフエンスの施工方法であって、擁壁上に立設した支柱間に擁壁の内側に傾倒可能に面材を取付け、擁壁上に立設された支柱に、アームが擁壁の内側に傾倒可能に軸着されると共に、前記アームが傾倒状態において、隣り合う一対の前記アームの先端部間に、面材枠に保持された面材が回動可能に軸着され、面材ごと傾倒状態から立ち起こされた前記アームが支柱に固定され、面材を傾倒状態から立ち起こして支柱に固定することを特徴とするものである。
【0022】
これらの発明によれば、擁壁の内側からフエンスを施工できるので、作業性がよくて擁壁の外側から作業する必要がないので安全であるとともに、フエンス設置後においても面材の点検、修理、クリーニングや破損時の取り替え等、メンテナンスに際してもフエンスを擁壁の内側に傾倒させるだけで容易に行える。これら発明においては、先ず面材又は支柱を擁壁の内側に傾倒可能とするが、擁壁の内側のみに傾倒可能としてもよいし、擁壁の内側のみならず外側にも傾倒可能としてもよい。
【0023】
又本発明に係る他のフエンスの施工方法は、橋梁や盛土の端側又は車線分離帯等の擁壁上に、複数のフエンス体を上下方向又は長手方向若しくは並列に配置して設置するフエンスの施工方法であって、前記複数のフエンス体の少なくとも一つを上記したフエンスの施工方法により施工することを特徴とするものである。。
【0024】
この発明によれば、上記したフエンスの施工方法により施工されるフエンスについては、上記と同様の効果を期待することができるとともに、従来の施工方法では危険である、例えば上下方向に複数段設置する場合等、上方での高所作業が必要な場所、又は長時間の交通規制が困難な場所などにおいても、作業性のよい施工が可能であるから、施工に伴う危険を低減することができる。
【0025】
尚、複数のフェンス体を備えた上記の各発明において、フェンス体とは、少なくとも面材を備えたものであって、該面材を支持する支柱は、各フェンス体において共用されたものであってもよいし、各フェンス体において、それぞれ別個に設けられたものであってもよい。
【0026】
【発明の実施の形態】
本発明に係わる実施の形態について、図面に基づき以下に具体的に説明する。図1及び図2は、本発明に係わる実施の一形態を示すもので、図1は取付状態を示す説明図、図2はその側面図である。まず図1において1は支柱であるが、この支柱1は型鋼、型材、管体等の適宜材料からなり、支柱1の下部に支軸11が水平方向に突設され、それら支軸11の後方には、T字状の断面を呈するように、面材支持材12が支柱1の高さ方向に沿って形成され、面材支持材12上部にボルト孔13が穿設されている。また、支柱1の下端部にはアンカープレート14が固定され、このアンカープレート14を介して支柱1が擁壁3上に立設固定されている。
【0027】
図1において2は面材である。この面材2の下端部左右には逆U字溝22を有する軸受け21が形成されるとともに、面材2の上方の左右にはボルト孔23が穿設されている。尚、面材2は任意の材料から形成され、例えばアルミニウムや鉄鋼、ステンレス等の金属製フレームにポリカーボネートやアクリル樹脂等の合成樹脂板や強化ガラス等からなる透明なパネルがはめ込まれたものであってもよく、更には吸音性能や遮音性能を具備した防音パネル等のパネルユニット、防風、防雪、その他、例えば電波吸収機能といった多様な機能を伴う用途のものを使用してもよい。
【0028】
施工方法は、前記図1に図2を加えて説明すると、図2(a)に示される如く、擁壁3の内側から、面材2下部の軸受け21を支柱下部の支軸11に嵌合した後、傾倒状態の面材2を立ち起こして、同図(b)の如く支柱1後方の面材支持材12に沿わし、面材支持材12のボルト孔13と面材2のボルト孔23とをボルト止めすればよい。
【0029】
かかるフエンスは、支柱1と面材2の組み立てが擁壁3の内側にて行うことができ、擁壁の外側に基礎等を設置する必要もなく作業性は向上される。また擁壁の外側から作業する必要がないので安全である。更にフエンス設置後においても面材の点検、修理、クリーニングや破損時の取り替え等、メンテナンスに際してもフエンスを擁壁の内側に傾倒させるだけで容易に行うことができ、メンテナンスの終了後も面材2を元の位置に戻してボルト止めすればよく、作業性、安全性は格段に向上される。
【0030】
更に面材2下部の軸受け21を支柱1下部の支軸11に嵌合させるだけで面材2を支柱1に取付けることができ、さらに傾倒状態の面材2を立ち起こして面材支持材12に沿わせるだけで面材支持材12のボルト孔13あるいは突設ボルト等の固定手段と面材2のボルト孔23とを楽に一致させることができ、簡単なボルト止め作業によるだけで面材2が支柱1に強固に固定され、施工の作業性がよく、かつ安全に行える。
【0031】
図3及び図4は、本発明に係る参考例を示すもので、図3は面材の取付ける状態を示す説明図、図4はその側面図である。まず図3に示す如く、擁壁3上に支柱受け材15が取着され、その支柱受け材15に支柱1下部が軸着されて、支柱1が擁壁3の内側に傾倒可能となされている。ここで支柱受け材15は上方に開口され、擁壁の内側方向には外側に湾曲する軸着部151が設けられると共に、外側方向には支持部152が設けられ、且つ軸着部151の高さより支持部152の高さを高くし、支柱受け材15への支柱1の係止時に支柱1や取付用のボルトが落下するのを防止し、更には係止された支柱1が擁壁の外側方向に倒れるのを防止している。
【0032】
支柱1は図4に示す如く、下端部に内側に湾曲する断面円弧状の軸着部18が設けられ、軸着部18が支柱受け材15の軸着部151の内面に当接するように嵌合されることで、支柱1は支柱受け材15に軸着される。軸着された支柱1は、傾倒状態から立ち起こされて支柱受け材15と支柱1下部とがボルト(図示せず)で固定された後、支柱1に面材2が取付けられる。本形態においては、面材2は主面材2a及び補助面材2bとからなり、まず主面材2aのボルト孔23を予め支柱1から突設させたボルト19に挿通させて仮り止めし、更に補助面材2bのボルト孔23にボルト19を挿通させて押さえ部材24を取り付けてボルト19にナット(図示せず)を螺着により固定する。
【0033】
本形態においては、主面材2aは透明な面材2a1を枠材2a2にはめ込んだものであり、透光性や透視性を有するものである。補助面材2bは透明な面材であってもよく、また金属線を所定の間隔で縦横に張り巡らせたものであってもよい。補助面材2bを取り付けておけば、透光性や透視性を損なうことなく擁壁の内側方向からの投物等により主面材2aが破損するのを防止できる。
【0034】
かかるフエンスは、支柱1と面材2の組み立てが擁壁3の内側にて行うことができ、擁壁の外側に基礎等を設置する必要もなく作業性は向上される。また擁壁の外側から作業する必要がないので安全である。更に基本的には支柱受け材15、支柱1及び面材2といった少ない点数の部材であり、容易且つ安全にフエンスを施工することが可能となる。
【0035】
図5及び図6は、本発明に係わる他の実施の形態を示すもので、図5は面材の取付状態を示す説明図、図6はその側面図である。まず図5において、支柱1は下端のアンカープレート14が擁壁3上に取着された支柱受け材である台座15にヒンジ16により軸着され、支柱1がヒンジ16の部分で擁壁3の内側に傾倒可能となされている。また支柱1の側壁には高さ方向に沿って面材用溝17が形成され、支柱1が擁壁3の内側に傾倒された状態で面材用溝17に面材2が挿入固定された後、支柱1が面材2ごと立ち起こされ〔図6(a)→(b)で示す〕、ヒンジ16と反対側の台座15と支柱1下端のアンカープレート14がアンカーボルトにて固定されるようになされている。そして、相隣り合う支柱1はそれらの上端部でボルトによって接続固定されている。
【0036】
かかるフエンスは、支柱1を擁壁3の内側に傾倒した状態で支柱1の面材用溝17に面材2を挿入固定できるので、従来のように面材2を高く持ち上げて作業するという不安定且つ不安全な工程を経ず、面材2の挿入後支柱1を立ち起こして台座15と支柱1下部とをボルトで固定するだけで施工できるため、施工作業も容易で安全に行える。
【0037】
図7及び図8は、本発明に係わる更に他の実施の形態を示すもので、図7は面材の建て込みの状態を示す説明図、図8はその側面図である。まず図7において、擁壁3上に外側に縦壁を立設した受けフレーム15及び支柱1aが設けられ、更に支柱1aの擁壁の内側方向に面材支持フレーム25が取り付けられる。受けフレーム15が設けられることで、ボルトの取り付け時等において、部材が擁壁3の外側に落下するのを防止できる。この面材支持フレーム25に面材2の下枠26が軸着されて、面材2が擁壁3の内側に傾倒可能となされ、面材2が傾倒状態から立ち起こされて断面T字状の支柱1aの側面に当接され、ボルト・ナット等により面材2が支柱1に固定されることでフエンスが設置される。
【0038】
図8に示す如く、面材2は面材支持フレーム25及び下枠26により立ち起こされるが、その状態の詳細を示すのが同図(a)〜(c)である。(a)に示す如く、下枠26には断面円弧状の取付部261が設けられ、面材支持フレーム25にも断面円弧状の取付部251が設けられている。次に、(b)に示す如く下枠26の取付部261が取付部251の外面に当接され、面材支持フレーム25と下枠26とが係合されて軸着されることで、面材2は擁壁3の内側に傾倒可能となされ、また面材2を立ち起こすことができる。最後に(c)に示す如く、立ち起こされた面材2は支柱1に当接されてボルト・ナット等により固定支持されることでフエンスは設置される。
【0039】
かかるフエンスは、フエンスの形成に係わる作業を全て擁壁3の内側にて行うことができ、擁壁3の外側に基礎等を設置する必要もなく作業性は向上される。また擁壁3の外側から作業する必要がないので安全である。更には面材2上端までの高さを必要としない支柱1を用いることでフエンスを軽量なものとでき、擁壁3にかかる重量の負担を軽減することができる。
【0040】
図9〜図12は、本発明に係わるフエンスの施工方法の、実施の一形態を示すもので、図9は支柱の建て込みの状態を示す説明図、図10は面材の建て込みを示す説明図、図11及び図12は更に積み重ねられる面材の建て込みを示す説明図である。まず図9において、ボルト孔13が穿設された面材支持材12を有する支柱1bのアンカープレート14と、受けフレーム15とが、擁壁3に穿設されたアンカーナット31及びアンカーボルト32によって擁壁上に固定される。
【0041】
次に図10において、支柱1bの面材支持材12前面の、アンカープレート14上に面材支持フレーム25aがビス、リベット等により取り付けられる。ここで面材支持フレーム25aの長さは面材支持材12の幅と略同一とされているが、更に長いものであってもよい。面材2に設けられた下枠26は、面材支持フレーム26aと、図8に示した如き構造にて係合されて軸着されることで、面材2は、擁壁3の内側に傾倒可能となされるとともに、立ち起こされて立設される。立設された面材2は、ボルト孔23及び支柱1のボルト孔13に挿通されたボルトBにより面材支持材12に固定される。ここで支柱1bのボルト孔13は下方に位置するものが使われ、それより上方の面材支持材12及びボルト孔13は、上方に積み重ねられる面材2を支持するのに用いられる。
【0042】
更に、図11において面材2の上端に、面材支持フレーム25bが取り付けられる。面材支持フレーム25bは、本図の如く面材2を立ち起こした後に別部材を取り付けても、立ち起こす前に取り付けておいてもよく、また面材2に一体に設けておいてもよい。面材2が立ち起こされた後に生じる面材2の下端と擁壁3との隙間Sについては騒音が漏洩する恐れがあり、カバー材を取り付けたり、面材2の下端の形状を変更する等により閉塞しておいてもよい。
【0043】
面材2上端に取り付けられた面材支持フレーム25bに、図12に示す如く面材2が取り付けられる。下端に下枠26bが取り付けられた面材2は、その下枠26bが面材支持フレーム25bに軸着されて下方の面材2と係合される。更に上方の面材2は立ち起こされて、ボルト孔23及びボルト孔13にボルトBが挿通されナット等に螺着されることで、上方の面材2も支柱1及び下方の面材2に固定され、面材2が複数段積み重ねられたフエンスが形成される。
【0044】
かかる施工方法によりフエンスを形成することで、前述の通り少なくとも1段の面材については上述の通り安全で煩雑な手間を軽減して施工ができると共に、従来の施工方法では危険である、例えば複数段の上方で高所作業が必要な場所、長時間の交通規制が困難な場所などにおいても、かかる施工方法は作業性のよい施工が可能であるから、施工に伴う危険を低減することができる。
【0045】
また、本形態においては、立設した支柱1bに、面材支持フレーム25a、25bに面材2の下枠26a、26bを、軸着、係合して面材2を立ち起こし、ボルト孔23によってボルト止めすることでフエンスが形成可能であるから、施工は極めて迅速に行われ、施工に伴う交通規制の時間等の制約を低減できる。また、面材2を複数段積み重ねる場合、主としてかかる施工方法を用いて施工を行うことで、安全性や迅速性といった、施工における利点は更に大きいものとなされる。更に、上段の面材2は下端の面材2と軸着されているから、立ち起こす際の労力が少なくて済み、人力のみで施工可能な面材2の重量を、面材2を持ち上げる必要のある場合よりはるかに大きくできる。
【0046】
図13及び図14は、本発明に係わるフエンスの施工方法の、他の実施の形態を示すもので、図13は最初の面材の取り付けを示す説明図、図14は施工の手順を示す側面図である。本実施形態に示すフエンスは、本出願人による特開平9−209321号公報に記載の如きもので、防護柵と投物防止用フエンスとが一体になされたものである。図13において、支柱1cには、衝突した車両の転落等を防止する3本の横梁Yが取り付けられ、その外側に面材2が挿入可能な面材用溝17が設けられている。本実施形態において、面材2は投物を防止しつつ風荷重を軽減する金網状のものであるが、透明、不透明を問わず板状のものを用いてもよい。まず、かかる面材2が支柱1cに設けられた面材用溝17に挿入される。
【0047】
続いて図14において、(イ)に示す如く面材用溝17に面材2は挿入されるが、挿入された面材2は、隙間にバネを打ち込む等の方法で支柱1cに固定される。次に(ロ)に示す如く、下段の面材2の上端に面材支持フレーム25が取り付けられ、その面材支持フレーム25に、上段の面材2に取り付けられた下枠26が軸着され係合され、上段の面材2は擁壁3の内側に傾倒可能とされる。面材支持フレーム25、下枠26は、それぞれの面材2に予め取り付けられるか、又は一体に設けられているものであってもよい。更に(ハ)において、下段の面材2に軸着され係合された上段の面材2が傾倒状態から立ち起こされて、ボルト孔23及びボルト孔13に挿通されたボルトBにより支柱1cの面材支持材12に固定される。
【0048】
かかる方法によりフエンスを施工することで、前述の通り少なくとも上段の面材については上述の通り安全で煩雑な手間を軽減して施工ができ、施工に伴う危険を低減することができると共に、面材支持部12のボルト孔13の高さまで届けば施工が可能であるから、面材2が複数段積み上げられた場合でも作業に要する高さを低くして更に施工性を向上させることができる。
【0049】
図15及び図16は、本発明に係わる施工性のよいフエンスの、更に他の実施形態を示すもので、図15は面材の建て込みの状態を示す説明図、図16はその側面図である。まず図15において、擁壁3上に立設された支柱1bに擁壁3の内側に傾倒可能なアーム27が軸着される。隣り合う一対のアーム27間には面材枠2a2に保持された面材2a1がその面材枠2a2のコーナー部分においてアーム27の先端部分に回動可能に軸着されている。
【0050】
このアーム27が立ち起こされて後、支柱1bに固定支持される状態を示すのが図16であり、まず同図(a)に示す如く、擁壁3の内側にアーム27を傾倒させた状態で面材2をアーム27に取り付ける。アーム27はまず面材2に取り付けておいてから、設置時に支柱1bに取り付けてもよい。支柱1bにアーム27を取り付け、アーム27に面材2を取り付けた状態で、同図(b)及び(c)に示される如く、アーム27を立ち起こして面材2を支柱1bに当接させ、ボルト・ナット等により面材2を支柱1bに固定支持することでフエンスは形成される。
【0051】
かかるフエンスは、フエンスの形成に係わる作業を全て擁壁3の内側にて行うことができ、擁壁3の外側に基礎等を設置する必要もなく作業性は向上される。また擁壁3の外側から作業する必要がないので安全である。更には、アーム27に支柱1b及び面材2を取り付け、面材2をアーム27ごと立ち上げるのみで設置が完了することから、極めて迅速にフエンスを設置することができ交通規制等を行う時間を低減し、円滑な交通を妨げる恐れが小さくできる。
【0052】
図17及び図18は、本発明に係わる更に他の参考例を示すもので、図17は面材の建て込みの状態を示す説明図、図18はその上面図である。まず図17において、擁壁3上に立設された支柱1の内、支柱1Aに面材2a1を保持する面材枠2a2の一方の縦辺が係合可能に軸着され、面材2が支柱1Aを軸として水平方向に開閉可能となされている。支柱1B及び1C間にも同様の方法で面材2が取り付けられ、これらが設置された場合には一連のフエンスとなるものである。
【0053】
図18に示す如く、面材枠2a2付き面材2が擁壁3の内側にのみ開閉自在に支柱1Aに支承され、かつ支柱1Aとその支柱1Aに軸着された面材枠2a2の縦辺はそれらの断面形が相互に係合されていることで長さ方向に抜き差し自在に着脱自在であるとともに、面材枠2a2のもう一方の縦辺が、支柱1Bに固定支持される。
【0054】
かかるフエンスは、フエンスの形成に係わる作業を全て擁壁3の内側にて行うことができ、擁壁3の外側に基礎等を設置する必要もなく作業性は向上される。また擁壁3の外側から作業する必要がないので安全である。更には面材2が水平方向に回転可能であることから、例えば面材2の重量が大きなものである場合においても、フエンスの設置時及び設置後のメンテナンスの際にも、面材を容易に回転させることが可能となる。
【0055】
【発明の効果】
本発明に係る施工性のよいフエンス及びフエンスの施工方法は、支柱と面材の組み立てが擁壁の内側で行え、作業性がよくて擁壁の外側から作業する必要がないので安全であるとともに、フエンス設置後においても面材の点検、修理、クリーニングや破損時の取り替え等、メンテナンスに際してもフエンスを擁壁の内側に傾倒させるだけで容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる施工性のよいフエンスの実施の一形態で、面材を支柱に取り付ける状態を示す説明図である。
【図2】図1に示した実施形態の、組み立てを表す側面図である。
【図3】本発明に係わる施工性のよいフエンスの参考例で、面材を支柱に取り付ける状態を示す説明図である。
【図4】図3に示した参考例の、組み立てを表す側面図である。
【図5】本発明に係わる施工性のよいフエンスの更に他の実施形態で、面材を支柱に取り付ける状態を示す説明図である。
【図6】図5に示した実施形態の、組み立てを表す側面図である。
【図7】本発明に係わる施工性のよいフエンスの更に他の実施形態で、面材の建て込み状態を示す説明図である。
【図8】図7に示した実施形態の、組み立てを表す側面図である。
【図9】本発明に係わるフエンスの施工方法の実施の一形態で、アームの建て込みを示す説明図である。
【図10】図9に示した実施形態の、面材の建て込みを示す説明図である。
【図11】図9に示した実施形態の、面材の建て込みを示す説明図である。
【図12】図9に示した実施形態の、面材の建て込みを示す説明図である。
【図13】本発明に係わるフエンスの施工方法の他の実施形態で、面材の建て込みを示す説明図である。
【図14】図13に示した実施形態の、面材の建て込みの流れを示す説明図である。
【図15】本発明に係わる施工性のよいフエンスの更に他の実施形態で、面材の建て込み状態を示す説明図である。
【図16】図15に示した実施形態の、組み立てを表す側面図である。
【図17】本発明に係わる施工性のよいフエンスの更に他の参考例で、面材の建て込み状態を示す説明図である。
【図18】図17に示した参考例の、組み立てを表す上面図である。

Claims (10)

  1. 橋梁や盛土の端側又は車線分離帯等の擁壁上に設置されるフエンスであって、擁壁上に支柱が立設されるとともに支柱間に面材が支持されてなり、その面材が自身で、または面材が支柱とともに擁壁の内側に傾倒可能となされ、支柱下部の水平方向に支軸が突設されるとともに、その支軸の後方に面材支持材が支柱の高さ方向に沿って形成され、その面材支持材の上部にはボルト孔が穿設され、あるいはボルトが突設される等固定手段が設けられ、面材には下部左右に逆U字溝を有する軸受けが形成され、面材上方にボルト孔が穿設され、面材下部の軸受けが支柱下部の支軸に嵌合されて面材が擁壁の内側に傾倒可能となされ、傾倒状態から立ち起こされた面材が支柱後方の面材支持材に沿わされ、面材支持材の固定手段と面材のボルト孔の部分においてボルト止めされるようになされたことを特徴とする施工性のよいフエンス。
  2. 橋梁や盛土の端側又は車線分離帯等の擁壁上に設置されるフエンスであって、擁壁上に支柱が立設されるとともに支柱間に面材が支持されてなり、その面材が自身で、または面材が支柱とともに擁壁の内側に傾倒可能となされ、擁壁上に支柱受け材が取着され、その支柱受け材に支柱下部が軸着されて支柱が擁壁の内側に傾倒可能となされ、傾倒状態から立ち起こされた前記支柱の支柱下部と支柱受け材とがボルトで固定されるとともに、前記支柱に面材が取付けられるようになされ、擁壁上に支柱受け材が取着され、その支柱受け材に支柱下部が軸着されて支柱が擁壁の内側に傾倒可能となされ、支柱の側壁に高さ方向に沿って面材用溝が形成され、支柱が擁壁の内側に傾倒された状態で面材用溝に面材が挿入され、支柱が面材ごと立ち起こされるようになされたことを特徴とする施工性のよいフエンス。
  3. 橋梁や盛土の端側又は車線分離帯等の擁壁上に設置されるフエンスであって、擁壁上に支柱が立設されるとともに支柱間に面材が支持されてなり、その面材が自身で、または面材が支柱とともに擁壁の内側に傾倒可能となされ、擁壁上に支柱および面材支持フレームが取着され、面材は周囲が面材枠に保持されるとともに、その面材枠の下枠が前記面材支持フレームに脱着可能に軸着されて、面材が擁壁の内側に傾倒可能となされ、傾倒状態から立ち起こされた面材の面材枠が支柱に固定されるようになされたことを特徴とする施工性のよいフエンス。
  4. 橋梁や盛土の端側又は車線分離帯等の擁壁上に設置されるフエンスであって、擁壁上に支柱が立設されるとともに支柱間に面材が支持されてなり、その面材が自身で、または面材が支柱とともに擁壁の内側に傾倒可能となされ、擁壁上に立設された支柱に、アームが擁壁の内側に傾倒可能に軸着されると共に、前記アームが傾倒状態において、隣り合う一対の前記アームの先端部間に、面材枠に保持された面材が回動可能に軸着され、面材ごと傾倒状態から立ち起こされた前記アームが支柱に固定されるようになされたことを特徴とする施工性のよいフエンス。
  5. 橋梁や盛土の端側又は車線分離帯等の擁壁上に設置されるフエンスであって、複数のフエンス体が上下方向又は長手方向若しくは並列に配置され、前記複数のフエンス体の少なくとも一つが、請求項1〜のいずれか1項に記載のフエンスであることを特徴とする施工性のよいフエンス。
  6. 橋梁や盛土の端側又は車線分離帯等の擁壁上に設置されるフエンスの施工方法であって、擁壁上に立設した支柱間に擁壁の内側に傾倒可能に面材を取付け、支柱下部の水平方向に支軸が突設されるとともに、その支軸の後方に面材支持材が支柱の高さ方向に沿って形成され、その面材支持材の上部にはボルト孔が穿設され、あるいはボルトが突設される等固定手段が設けられ、面材には下部左右に逆U字溝を有する軸受けが形成され、面材上方にボルト孔が穿設され、面材下部の軸受けが支柱下部の支軸に嵌合されて面材が擁壁の内側に傾倒可能となされ、傾倒状態から立ち起こされた面材が支柱後方の面材支持材に沿わされ、面材支持材の固定手段と面材のボルト孔の部分においてボルト止めされて、面材を傾倒状態から立ち起こして支柱に固定することを特徴とするフエンスの施工方法。
  7. 橋梁や盛土の端側又は車線分離帯等の擁壁上に設置されるフエンスの施工方 法であって、擁壁上に立設した支柱間に擁壁の内側に傾倒可能に面材を取付け、擁壁上に支柱受け材が取着され、その支柱受け材に支柱下部が軸着されて支柱が擁壁の内側に傾倒可能となされ、傾倒状態から立ち起こされた前記支柱の支柱下部と支柱受け材とがボルトで固定されるとともに、前記支柱に面材が取付けられるようになされ、擁壁上に支柱受け材が取着され、その支柱受け材に支柱下部が軸着されて支柱が擁壁の内側に傾倒可能となされ、支柱の側壁に高さ方向に沿って面材用溝が形成され、支柱が擁壁の内側に傾倒された状態で面材用溝に面材が挿入され、支柱が面材ごと立ち起こされて、面材を傾倒状態から立ち起こして支柱に固定することを特徴とするフエンスの施工方法。
  8. 橋梁や盛土の端側又は車線分離帯等の擁壁上に設置されるフエンスの施工方法であって、擁壁上に立設した支柱間に擁壁の内側に傾倒可能に面材を取付け、擁壁上に支柱および面材支持フレームが取着され、面材は周囲が面材枠に保持されるとともに、その面材枠の下枠が前記面材支持フレームに脱着可能に軸着されて、面材が擁壁の内側に傾倒可能となされ、傾倒状態から立ち起こされた面材の面材枠が支柱に固定され、面材を傾倒状態から立ち起こして支柱に固定することを特徴とするフエンスの施工方法。
  9. 橋梁や盛土の端側又は車線分離帯等の擁壁上に設置されるフエンスの施工方法であって、擁壁上に立設した支柱間に擁壁の内側に傾倒可能に面材を取付け、擁壁上に立設された支柱に、アームが擁壁の内側に傾倒可能に軸着されると共に、前記アームが傾倒状態において、隣り合う一対の前記アームの先端部間に、面材枠に保持された面材が回動可能に軸着され、面材ごと傾倒状態から立ち起こされた前記アームが支柱に固定され、面材を傾倒状態から立ち起こして支柱に固定することを特徴とするフエンスの施工方法。
  10. 橋梁や盛土の端側又は車線分離帯等の擁壁上に、複数のフエンス体を上下方向又は長手方向若しくは並列に配置して設置するフエンスの施工方法であって、前記複数のフエンス体の少なくとも一つを、請求項6〜9のいずれか1項に記載のフエンスの施工方法により施工することを特徴とするフエンスの施工方法。
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