JP4004020B2 - バイアス印加方法、バイアス印加装置、画像形成装置 - Google Patents

バイアス印加方法、バイアス印加装置、画像形成装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式の複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置におけるバイアス印加方法、バイアス印加装置、画像形成装置に関し、詳しくは、転写ベルトの表面に沿って配設された複数の像担持体を備え、各像担持体上に形成された複数色のトナー像を、該転写ベルトに転写バイアスを印加しながら、該転写ベルトにより搬送する転写材上に直接転写、もしくは該転写ベルトに1次転写した後、該転写材上に2次転写する転写装置を搭載した画像形成装置のバイアス印加方法、該方法により転写バイアスを印加するバイアス印加装置、該バイアス印加装置を用いる画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、市場の要求に伴って、カラー複写機やカラープリンタ等のような、カラー画像を出力できるカラー画像形成装置が多く提供されるようになってきている。このようなカラー画像形成装置としては、いわゆる1ドラム型のものと、タンデム型のものとがある。
1ドラム型のカラー画像形成装置は、像担持体としての1つの感光体と、該感光体の周囲に配置された複数個の現像装置とを備えている。そして、各現像装置の各色のトナーにより、該感光体上に合成トナー像を形成し、この合成トナー像を転写材に転写してカラー画像を得るようにしている。
一方、タンデム型のカラー画像形成装置は、像担持体として、転写ベルトの表面に沿って配設された複数の感光体を備えている。そして、各感光体上に形成された複数色のトナー像を、該転写ベルトに転写バイアスを印加しながら、転写紙やOHP転写紙などの転写材上に、直接もしくは間接的に転写してカラー画像を得るようにしている。
【0003】
上記1ドラム型のカラー画像形成装置は、感光体が1つであるので、装置本体の小型化やコスト低減ができる利点がある。しかし、フルカラー画像を形成する場合には、1つの感光体により複数回(通常4回)の画像形成を繰り返して行うため、画像出力に時間がかかり、画像形成の高速化に難点がある。
これに対し、上記タンデム型のカラー画像形成装置は、複数(通常4個)の感光体を用いてフルカラー画像を形成するので、装置本体が大型化したりコスト高となったりするものの、画像形成の高速化が容易であるという利点がある。
【0004】
このタンデム型のカラー画像形成装置は、その転写方式により2種に分けられる。1つは、各感光体上の各色のトナー像を、転写搬送ベルトにより搬送される転写材上に、各感光体に対応した各転写装置により、順次転写する直接転写方式のものである。他は、各感光体上の各色のトナー像を、1次転写装置により中間転写ベルト上に順次重ね合わせて一旦転写した後、該中間転写ベルト上の合成トナー像を、2次転写装置により転写材上に一括転写する間接転写方式のものである。
【0005】
上記直接転写方式の画像形成装置においては、上記転写搬送ベルトに沿って併置された複数の感光体の上流側に給紙装置を、下流側に定着装置を配置しなければならず、装置本体が転写材の搬送方向に大型化する欠点がある。
これに対し、上記間接転写方式の画像形成装置においては、上記2次転写装置の配設位置を比較的自由に設置することができるので、上記給紙装置および定着装置を各感光体の配設位置の下方に重ねて配置することができ、小型化が可能となる利点がある。
【0006】
また、前者において転写材の搬送方向に大型化させないために、上記定着装置を最下流部位の感光体に接近して配置した場合には、該感光体と定着装置との間に転写材を撓ませることができる十分な搬送経路を確保することができなくなる。このため、転写材の先端が定着装置に進入するときの衝撃(特に厚い転写紙で顕著となる)や、定着装置を通過するときの転写材の搬送速度と、転写搬送ベルトによる転写材搬送速度との速度差により、定着装置が上流側の画像形成に悪影響を及ぼし易くなるという欠点がある。
これに対し、後者の場合には、最下流部位の感光体と定着装置との間に転写材を撓ませることができる十分な搬送経路を確保することができ、定着装置を通過するときの転写材の搬送速度と、転写搬送ベルトによる転写材搬送速度との速度差による画像形成への悪影響を解消することができる。
また、最近のカラー画像形成装置としては、フルカラー画像もモノクロ画像並みのスピードで形成できるものであることが望まれている。
このようなことから、最近は、上記タンデム型のカラー画像形成装置、特に上記間接転写方式のものが注目されてきている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述したような間接転写方式のタンデム型のカラー画像形成装置においては、その中間転写ベルトの表層を高抵抗にすることによって、転写ちりなどによる画像劣化を改善できることが知られている。しかし、上記中間転写ベルトを高抵抗の単層ベルトで構成した場合には、該中間転写ベルト上にトナー像を1次転写する際の、該中間転写ベルトへの適正な1次転写バイアスの印加位置の設定が難しく、該印加位置が数mmずれただけで転写不良が発生してしまうことがある。つまり、この1次転写バイアスは、各感光体と中間転写ベルトとの間の空隙に転写電界を形成して、各感光体上のトナー像を中間転写ベルト上に転移させるものであるため、この転写電界が適正範囲に形成されていないと、中間転写ベルト上に転移されるトナー像にムラが発生する。
【0008】
このような中間転写ベルトへの1次転写バイアスの印加位置のずれによる転写不良の発生を防ぐには、中間転写ベルトのバイアス印加面(裏面)を中抵抗化する方法がある。これは、該中抵抗化により中間転写ベルトの1次転写バイアスの印加位置近傍の電位を等しくして、中間転写ベルトへの1次転写バイアスの適正な印加位置の範囲を拡大させようとするものである。
しかし、このように、裏面に中抵抗層が設けられた中間転写ベルトの場合には、該中間転写ベルトに印加された1次転写バイアスが、印加部位の周囲に漏れてしまうという不具合がある。
【0009】
また、上記中間転写ベルトの裏面層は、一般的に、カーボンブラックなどの導電剤を分散したもの、あるいはイオン導電型材質で形成される。しかし、前者は、その製法上、導電剤の分散状態のばらつきが大きい。また、後者は、温湿度などの環境変化によって抵抗が上下しやすい。
従って、このような裏面に中抵抗層が設けられた中間転写ベルトを用いる場合には、該中間転写ベルトへの印加バイアスを適正に制御する必要がある。
【0010】
以下、従来より用いられている中間転写ベルトへの印加バイアスの制御方法について説明する。
第1の方法としては、定電圧制御が知られている。中間転写ベルトに定電圧バイアスを印加した場合には、前述のような中間転写ベルト周囲への流出電流は問題にはならなくなる。しかし、この方法では、中間転写ベルトのトナー像担持面(表面)を形成している高抵抗層の帯電電位や抵抗にばらつきがある場合に、肝心な感光体に対して流れる電流を一定にすることができない。つまり、高抵抗層の帯電では、その電位状況が確実に履歴にも左右されるため、このような定電圧制御ではノイズが大きくなる。
【0011】
従来の第2の方法は、上記中間転写ベルトの裏面の中抵抗層の抵抗を、上限ぎりぎりの比較的高い抵抗値に設定して、各1次転写部位間の相互の影響をできるかぎり削減する方法である。しかし、この方法では、中間転写ベルトを構成する素材の抵抗規格を厳しくする必要があるため、該中間転写ベルトの製造時の歩止まりが悪く、大幅なコストアップを招いていた。
【0012】
第3の方法は、差分定電流方式である。これは、上記中間転写ベルトの周囲に流出する電流分を計測し、この電流分を加算したバイアスを予め印加することで、感光体に流れる電流を間接的に一定に制御して転写ムラを無くすものである。この方法は、ベルト転写方式のモノクロ機や、リボルバ型(非タンデム型)の中間転写装置で使われている。
【0013】
しかし、タンデム型中間転写方式の画像形成装置では、上記第3の差分定電流方式を採用することができない。つまり、この画像形成装置では、隣接する各1次転写部位の相互の電流の影響が大きく、また、どの電源出力を制御すべきかが不明であった。つまり、この画像形成装置においては、各転写部位のバイアス印加手段に対してバイアスを印加するための電源が、例えば4個所ある。このため、上記中間転写ベルトの左右両端からの流出電流を検知しても、どの部分から電流が流れ出しているか不明であった。
【0014】
なお、このようなタンデム型中間転写方式の画像形成装置において、各転写部位のバイアス印加手段の高圧間に直接電流計を入れて、相互関係を測定する方法が提案されている。例えば、高圧間に光ファイバ出力の電流計を挟み、その信号を演算する。このような装置は、大工場向けに高ノイズ耐性の電流測定器として単体で市販されている。しかし、このような電流測定器を複数個設けた場合には、画像形成装置が非常に高価になってしまう。
【0015】
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、転写ベルトに印加したバイアスのDC流出電流を高精度に予測でき、複数電源における差分電流を一定に制御することが可能なバイアス印加方法、該方法により転写バイアスを印加するバイアス印加装置、該バイアス印加装置を用いる画像形成装置を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、静電潜像を担持するための複数の像担持体と、各像担持体の表面に接触しながら移動する転写ベルトとの間の各転写部位で、該転写ベルトにバイアスを印加して、各像担持体上に形成したトナー像を被転写体上に転写するための転写電界を形成するバイアス印加装置のバイアス印加方法であって、上記バイアス印加装置として、上記各転写部位で上記転写ベルトにバイアスを印加するための複数のバイアス印加手段と、DC成分に互いに異なる周波数のAC成分を重畳したバイアスを各バイアス印加手段に対して出力する各バイアス印加手段に対応した高圧電源部と、各高圧電源部の出力部で、自己に対応する高圧電源部以外の高圧電源部から出力されたAC流出電流、その周波数の違いにより、自己に対応する高圧電源部から出力されたAC電流と区別して検知する検知部と、該高圧電源部と該検知部とを制御する中央演算装置とを備えたものを用い、ある高圧電源部P1からのAC流出電流を、他の高圧電源部P2に対応する検知部で検知し、その検知したAC流出電流値から、予め作成したAC流出電流値とDC流出電流値の相関表に基づいて高圧電源部P1からのC流出電流Ileakを推測し、推測した流出電流Ileakに応じて高圧電源部P1から出力されるバイアスのDC成分の設定値を補正することを特徴とするものである。
【0017】
上述のような複数の転写部位の電流系は複雑で、通常の定電流制御では適正なバイアス印加が困難となる。そこで、このバイアス印加方法においては、上記各高圧電源部から各バイアス印加手段に対して、DC成分に互いに異なる周波数のAC成分を重畳したバイアスを出力する。そして、上記各高圧電源部の出力部で、上記検知部により該バイアスの流出電流を各転写部位毎に読取る。次いで、予め作成したAC流出電流値とDC流出電流値の相関表から、DC流出電流Ileakを推測し、高圧電源部のDCの設定値を補正する。このバイアス印加方法においては、高圧電源部からのAC流出電流から各高圧電源部からのC流出電流を高精度に予測できる
【0020】
請求項の発明は、静電潜像を担持するための複数の像担持体と、各像担持体の表面に接触しながら移動する転写ベルトとの間の各転写部位で、該転写ベルトにバイアスを印加して、各像担持体上に形成したトナー像を被転写体上に転写するための転写電界を形成するバイアス印加装置において、上記各転写部位で上記転写ベルトにバイアスを印加するための複数のバイアス印加手段と、DC成分に互いに異なる周波数のAC成分を重畳したバイアスを各バイアス印加手段に対して出力する各バイアス印加手段に対応した高圧電源部と、各高圧電源部の出力部で、自己に対応する高圧電源部以外の高圧電源部から出力されたAC流出電流、その周波数の違いにより、自己に対応する高圧電源部から出力されたAC電流と区別して検知する検知部と、該高圧電源部と該検知部とを制御する中央演算装置ある高圧電源部P1からのAC流出電流を、他の高圧電源部P2に対応する検知部で検知し、その検知したAC流出電流値から、予め作成したAC流出電流値とDC流出電流値の相関表に基づいて高圧電源部P1からのC流出電流Ileakを推測し、推測した流出電流Ileakに応じて高圧電源部P1から出力されるバイアスのDC成分の設定値を補正するバイアス補正手段を有することを特徴とするものである。
【0021】
このバイアス印加装置においては、高圧電源部からのAC流出電流から各高圧電源部からのC流出電流を高精度に予測できる
【0022】
請求項の発明は、請求項のバイアス印加装置において、上記高圧電源部は、DC成分を任意に設定できる定電流DC発生装置と、周波数fを予め定めることができるオンオフ制御可能な定電圧AC発生装置とを有していることを特徴とするものである。
【0023】
このバイアス印加装置においては、単純な構成により、上記複数の高圧電源部から、独自に設定した波形を出力させることができるようになり、各高圧電源部からの電流の入出力現象を確認することができるようになる。
【0024】
請求項の発明は、請求項のバイアス印加装置において、上記検知部は、上記高圧電源部の出力部に接続され、ノッチフィルタにより、自己に対応する高圧電源部から出力されるAC電流波数f減少させた後自己に対応する高圧電源部以外の高圧電源部から出力されたAC流出電流を検知することを特徴とするものである。
【0025】
このバイアス印加装置において、上記ノッチフィルタとしてのエリミネーションフィルタやリジェクションフィルタは、回路としても容易に作ることができる。また、該ノッチフィルタとしてエリミネーションフィルタを用いる場合には、音声帯域を使うので、汎用オペアンプなどを使うことができ、装置を安価に構成できる。
【0026】
請求項5の発明は、静電潜像を担持するための像担持体と、該像担持体上に静電潜像を形成するための潜像形成手段と、該静電潜像を現像してトナー像化するための現像手段と、該像担持体上のトナー像を被転写体上に転写するための転写手段とを有する画像形成手段を複数個備え、且つ、該複数個の画像形成手段の各像坦持体の表面に順次接触しながら移動する転写ベルトを備えた画像形成装置において、上記転写手段として、請求項2乃至4のいずれか1項に記載のバイアス印加装置を用いることを特徴とするものである。
【0027】
この画像形成装置においては、上記転写手段として、請求項乃至のバイアス印加装置を用いているので、上記各転写部位に適正な転写電界が形成されるようになり、転写不良のない良好な画像形成が行われるようになる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、タンデム中間転写方式のカラー画像形成装置としての複写機に適用した実施形態について説明する。
図1に、本実施形態に係る複写機の概略的な全体構成を示す。図1において、符号100は複写機本体、200は該複写機本体100を載せる給紙テーブル、300は複写機本体100上に取り付けるスキャナ、400はスキャナ300の上に取り付ける原稿自動搬送装置(ADF)である。
【0029】
複写機本体100には、無端ベルト状の中間転写体としての中間転写ベルト10が設けられている。中間転写ベルト10は、図11に示すように、ベース層11を、例えば伸びの少ないフッ素樹脂や伸びの大きなゴム材料に帆布など伸びにくい材料で構成された基層をつくり、その上に弾性層12を設ける。弾性層12は、例えばフッ素系ゴムやアクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴムなどでつくる。その弾性層12の表面は、例えばフッ素系樹脂をコーティングして平滑性のよいコート層13で被ってなる。
【0030】
上記中間転写ベルト10は、図1に示すように、複数個(図示例では3つ)の支持ローラ14、15、16に掛け回されており、図中の矢印方向に回転搬送可能となっている。上記支持ローラ15の左には、画像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーを除去するためのベルトクリーニング装置17が設けられている。また、支持ローラ14と支持ローラ15の間に張り渡した中間転写ベルト10上には、その搬送方向に沿って、ブラック・イエロー・マゼンタ・シアンの4つの画像形成手段18が横に並べて配置されている。これにより、タンデム型の画像形成装置20が構成されている。ここで、ブラック(Bk)現像モード時に他の3つのイエロー・マゼンタ・シアンのカラー画像形成を解除することを考慮したときの現像順は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの順となっている。
【0031】
上記画像形成装置20の上には、図1に示すように、露光装置21が設けられている。一方、中間転写ベルト10を挟んで画像形成装置20と反対の側には、2次転写装置22が配設されている。図示の2次転写装置22は、2つのローラ23間に、無端ベルトである2次転写ベルト24を掛け渡して構成されており、該2次転写ベルト24が中間転写ベルト10を介して支持ローラ16に押し当てられることによって、中間転写ベルト10上のトナー像が転写紙に転写される。
【0032】
上記2次転写装置22の下流側には、転写紙上のトナー像を定着するための定着装置25が設けられている。定着装置25は、無端ベルトである定着ベルト26に加圧ローラ27を押し当てて構成されている。
上述の2次転写装置22は、画像転写後の転写紙を上記定着装置25へと搬送する転写紙搬送機能も備えている。もちろん、2次転写装置22としては、転写ローラや非接触のチャージャを配置してもよい。
また、図示の複写機は、上記2次転写装置22および定着装置25の下に、画像形成装置20と平行に、転写紙の両面に画像を記録すべく転写紙を反転搬送するための転写紙反転装置28を備えている。
【0033】
上記複写機を用いてコピーをとるときは、例えば、上記原稿自動搬送装置400の原稿台30上に原稿をセットする。または、原稿自動搬送装置400を開いてスキャナ300のコンタクトガラス32上に原稿をセットし、原稿自動搬送装置400を閉じてそれで押さえる。そして、不図示のスタートスイッチを押すと、原稿自動搬送装置400に原稿をセットしたときは、原稿が搬送されてコンタクトガラス32上へと移動した後、他方コンタクトガラス32上に原稿をセットしたときは、直ちにスキャナ300が駆動されて、第1走行体33および第2走行体34が走行する。そして、第1走行体33により光源からの光が原稿に発射されるとともに、原稿面からの反射光が、さらに反射して第2走行体34に向け第2走行体34のミラーで反射して結像レンズ35を通して読取りセンサ36に入り、原稿内容が読み取られる。
【0034】
また、上記スタートスイッチが押されると、不図示の駆動モータにより、上記支持ローラ14、15、16の1つが回転駆動して、他の2つの支持ローラが従動回転し、中間転写ベルト10が回転搬送される。同時に、個々の画像形成手段18でその感光体40が回転して各感光体40上にそれぞれ、ブラック・イエロー・マゼンタ・シアンの単色画像が形成される。そして、中間転写ベルト10の回転とともに、これらの単色画像が順次転写されて、中間転写ベルト10上に合成カラー画像が形成される。
【0035】
さらに、上記スタートスイッチが押されると、給紙テーブル200の給紙ローラ42の1つが選択回転し、ペーパーバンク43に多段に備える給紙カセット44の1つから転写紙が繰り出される。該転写紙は、分離ローラ45で1枚ずつ分離されて給紙路46に入り、搬送ローラ47で搬送されて複写機本体100内の給紙路48に導かれて、レジストローラ49に突き当てて止められる。ここで、転写紙を手差しで送り込む場合には、給紙ローラ50を回転して手差転写紙レイ51上の転写紙を繰り出し、分離ローラ52で1枚ずつ分離して手差し給紙路53に入れ、同じくレジストローラ49に突き当てて止める。
【0036】
上記レジストローラ49は、中間転写ベルト10上の合成カラー画像にタイミングを合わせて回転し、中間転写ベルト10と2次転写装置22との間に転写紙を送り込み、2次転写装置22で転写して転写紙上にカラー画像を記録する。画像転写後の転写紙は、2次転写装置22により搬送されて定着装置25へと送り込まれ、定着装置25により熱と圧力とが加えられて、転写画像が定着された後、切換爪55が切り換えられて排出ローラ56により機外に排出され、排紙トレイ57上にスタックされる。ここで、両面コピーを行う場合には、該転写紙を切換爪55で切り換えて転写紙反転装置28に送りこみ、そこで反転して再び転写位置へと導き、裏面にも画像を記録した後、排出ローラ56で排紙トレイ57上に排出する。
一方、画像転写後の中間転写ベルト10は、ベルトクリーニング装置17により、画像転写後に中間転写ベルト10上に残留した残留トナーが除去され、画像形成装置20による再度の画像形成に備える。
【0037】
ここで、上記レジストローラ49は、一般的には接地されて使用されることが多いが,転写紙の紙粉除去のためにバイアスを印加することも可能である。例えば,導電性ゴムローラを用いバイアスを印加する。径φ18mmで、表面を1mm厚みの導電性NBRゴムとする。電気抵抗はゴム材の体積抵抗で10E9Ωcm程度であり、印加電圧はトナーを転写する側(表側)には−800V程度の電圧を印加する。また、転写紙の裏面側には+200V程度の電圧を印加する。なお、一般的に中間転写方式においては、紙粉が感光体にまで移動しづらいので、紙粉転写を考慮する必要が少なくアースになっていても良い。また、印加電圧としては、通常、DCバイアスが印加されているが、これは転写紙をより均一帯電させるためDCオフセット成分を持ったAC成分電圧でも良い。
【0038】
このようにバイアスを印加したレジストローラ49を通過した後の転写紙の表面は,若干マイナス側に帯電している。このため、中間転写ベルト10から転写紙への1次転写工程では、レジストローラ49に電圧を印加しなかった場合に比べて転写条件が変わり、1次転写時における転写条件が変更されてしまう場合がある。
【0039】
一方、上記画像形成手段18は、ドラム状の感光体40のまわりに、帯電装置60、現像装置61、1次転写装置62、感光体クリーニング装置63、除電装置64などを備えてなる。上記中間転写ベルト10としては、従来から弗素系樹脂,ポリカーボネート樹脂,ポリイミド樹脂等が使用されてきていたが、近年ベルトの全層や、ベルトの一部を弾性部材にした弾性ベルトが使用されてきている。このような樹脂ベルトを用いたカラー画像の転写には以下のような課題がある。
【0040】
すなわち、フルカラー画像は通常4色の着色トナーで形成され、1枚のカラー画像には1層から4層までのトナー層が形成されている。これらのトナー層は、1次転写(感光体から中間転写ベルトへの転写)部位や、2次転写(中間転写ベルトから転写紙への転写)部位を通過することで圧力を受けて、トナー同士の凝集力が高くなる。そして、トナー同士の凝集力が高くなると、文字の中抜けやベタ部画像のエッジ抜けの現象が発生しやすくなる。
【0041】
上記樹脂ベルトは、硬度が高くトナー層に応じて変形しないため、トナー層を圧縮させやすく文字の中抜け現象が発生しやすくなる。また、最近はフルカラー画像を様々な用紙、例えば和紙や意図的に凹凸を付けや用紙に画像を形成したいという要求が高くなってきている。しかし、このような平滑性の悪い用紙は、トナー像の転写時にトナーと紙面との間に空隙が発生しやすく、転写抜けが発生しやすくなる。このトナーと紙面との密着性を高めるために2次転写部位の転写圧を高めると、トナー層の凝縮力を高めることになり、上述したような文字の中抜けを発生させることになる。
【0042】
これに対し、弾性ベルトは、上記樹脂ベルトより硬度が低いので、上記各転写部位で、その表面層が平滑性の悪い用紙に対応して変形する。つまり、用紙の局部的な凹凸に追従して弾性ベルトの表面層が変形する。従って、この弾性ベルトの場合には、転写時に過度にトナー層に対する転写圧を高めることがなく、トナーと紙面との良好な密着性が得られるようになるので、文字の中抜けの無い、平面性の悪い用紙に対しても均一性の優れた転写画像を得ることができる。
【0043】
上記弾性ベルトの樹脂としては、ポリカーボネート,フッ素系樹脂(ETFE,PVDF)、ポリスチレン、クロロポリスチレン、ポリ−α−メチルスチレン、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−塩化ビニル共重合体、スチレン−酢酸ビニル共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−アクリル酸エステル共重合体(スチレン−アクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−アクリル酸ブチル共重合体、スチレン−アクリル酸オクチル共重合体及びスチレン−アクリル酸フェニル共重合体等)、スチレン−メタクリル酸エステル共重合体(スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン−メタクリル酸エチル共重合体、スチレン−メタクリル酸フェニル共重合体等)、スチレン−α−クロルアクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリロニトリル−アクリル酸エステル共重合体等のスチレン系樹脂(スチレンまたはスチレン置換体を含む単重合体または共重合体)、メタクリル酸メチル樹脂、メタクリル酸ブチル樹脂、アクリル酸エチル樹脂、アクリル酸ブチル樹脂、変性アクリル樹脂(シリコーン変性アクリル樹脂,塩化ビニル樹脂変性アクリル樹脂、アクリル・ウレタン樹脂等)、塩化ビニル樹脂、スチレン−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ロジン変性マレイン酸樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエステルポリウレタン樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジエン、ポリ塩化ビニリデン、アイオノマー樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン樹脂、ケトン樹脂、エチレン−エチルアクリレート共重合体、キシレン樹脂及びポリビニルブチラール樹脂、ポリアミド樹脂,変性ポリフェニレンオキサイド樹脂等からなる群より選ばれる1種類あるいは2種類以上を使用することができる。ただし、上記材料に限定されるものではないことは当然である。
【0044】
上記弾性ベルトの弾性材ゴム、エラストマーとしては、ブチルゴム,フッ素系ゴム,アクリルゴム,EPDM,NBR,アクリロニトリル−ブタジエン−スチレンゴム天然ゴム、イソプレンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、エチレン−プロピレンゴム、エチレン−プロピレンターポリマー、クロロプレンゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、塩素化ポリエチレン、ウレタンゴム、シンジオタクチック1,2−ポリブタジエン、エピクロロヒドリン系ゴム、リコーンゴム、フッ素ゴム、多硫化ゴム、ポリノルボルネンゴム、水素化ニトリルゴム、熱可塑性エラストマー(例えばポリスチレン系、ポリオレフィン系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、ポリアミド系、ポリウレア,ポリエステル系、フッ素樹脂系)等からなる群より選ばれる1種類あるいは2種類以上を使用することができる。ただし、上記材料に限定されるものではないことは当然である
【0045】
上記現像装置61の現像スリーブ65は、非磁性の回転可能なスリーブ状の形状を持ち、内部には複数のマグネット72を配設している。マグネット72は、固定されているために現像剤が所定の場所を通過するときに磁力を作用させられるようになっている。図示例では、現像スリーブ65の直径をφ18とし、表面はサンドブラストまたは1〜数mmの深さを有する複数の溝を形成する処理を行い、RZが10〜30μmの範囲に入るように形成されている。
【0046】
上記マグネット72は、例えば、ドクタブレード73の箇所から現像スリーブ65の回転方向にN1、S1、N2、S2、S3の5磁極を有する。現像剤は、マグネット72により磁気ブラシを形成され、現像スリーブ65上に担持される。現像スリーブ65は、現像剤の磁気ブラシを形成した、マグネット72のS1側の領域に、感光体40に対向して配設されている。
【0047】
ところで、図示例では、上記ベルトクリーニング装置17に、クリーニング部材として2つのファーブラシを設ける。ファーブラシは、φ20mm、アクリルカーボン、6.25D/F、10万本/inch2、E+7Ωのものを使用し、中間転写ベルト10に対して接触してカウンタ方向に回転するように設ける。そして、それぞれのファーブラシには、不図示の電源から各々異なる極性のバイアスを印加する。このようなファーブラシには、それぞれ金属ローラを接触して順または逆方向に回転するように設ける。そして、この例では、中間転写ベルト10の回転方向上流側の金属ローラに電源から(−)電圧を印加し、下流側の金属ローラに電源から(+)電圧を印加する。それらの金属ローラには、それぞれブレードの先端を押し当てる。そして、中間転写ベルト10の矢示方向への回転とともに、はじめ上流側のファーブラシを用いて例えば(−)のバイアスを印加して中間転写ベルト10表面のクリーニングを行う。仮に、金属ローラに−700V印加すると、ファーブラシは−400Vとなり、中間転写ベルト10上の(+)トナーをファーブラシ側に転移する。除去したトナーをさらに電位差によりファーブラシから金属ローラに転移し、ブレードにより掻き落とす。
【0048】
このように、上記ファーブラシで中間転写ベルト10上のトナーを除去するが、中間転写ベルト10上にはまだ多くのトナーが残っている。それらのトナーは、ファーブラシに印加される(−)のバイアスにより、(−)に帯電される。これは、電荷注入または放電により帯電されるものと考えられる。しかし、次いで下流側のファーブラシを用いて今度は(+)のバイアスを印加してクリーニングを行うことにより、それらのトナーを除去することができる。除去したトナーは、電位差によりファーブラシから金属ローラに転移し、ブレードにより掻き落とす。ブレードで掻き落としたトナーは、不図示のタンクに回収する。
【0049】
このように、上記ファーブラシでクリーニングされた後は、ほとんどのトナーが除去されるが、中間転写ベルト10上にはまだ少しのトナーが残っている。それらの中間転写ベルト10上に残ったトナーは、上述したようにファーブラシに印加される(+)のバイアスにより、(+)に帯電される。(+)に帯電されたトナーは,1次転写位置で印加される転写電界により感光体40側に転写され,感光体クリーニング装置63で回収することができる。最初の1次転写部位で最も感光体側へトナーは転写される。画像を形成する色の順番は、限定されるものではなく、画像形成装置の持つ狙いや特性によって異なってくる。
【0050】
次に、本実施形態に係る複写機の特徴部であるバイアス印加装置について説明する。このバイアス印加装置は、図2に示すように、高圧電源部300、端部ローラ部350、検知部400の3つのモジュールで構成されている。高圧電源部300は、上記4色のトナー像を個別に形成する4個の画像形成手段18に対応して4個設けられており、これらは互いに独立している。
【0051】
上記各高圧電源部300は、DC定電流部301、AC重畳部302、AC入力段303、結合コンデンサ304、出力段305を備えている。DC定電流部301は、外部よりパワーモジュールPWMにて設定値を制御可能な電流源である(なお、制御部は、近年、中央制御装置の余力で行うことが多い)。AC重畳部302は、定電圧AC制御部である(なお、振幅一定とするための制御部は省略してあり、重畳作用をトランス式とした。特にDC電流が少ない場合には、抵抗・コンデンサによる方法も良い)。本例のAC入力段303は、発信機を独立に持ち、装置本体への組込前に周波数を決定できるように構成されている(ここで、未図示だが、オシレータを無くして、外部よりPWMを入れるようにしてもよい。なお、発生周波数は各色毎に異なる。これは、後述のフィルタと対応する。本例では各電源のIDに周波数を用いたが、他の方法として、Dutyや位相偏差なども使える)。結合コンデンサ304は、耐高圧のものからなり、DC成分カット用として、AC成分のみを取出すために設けられている。出力段305は、クランプ付の抵抗負荷で構成されている。
【0052】
各高圧電源部300の出力は、プログラム制御可能なDC定電流電源に、一定の電圧・周波数のAC定電圧を重畳する。なお、AC成分は正弦波で良い。ここで、図1では、左より各色のトナー像の画像形成順を、黒(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の色順としたが、上記出力はこの色順には依らない。また、この出力は電源内でコンデンサを介し、適当な分圧回路を経て、検知回路に接続される。この負荷にかかる電圧を適当なバンドパスフイルタまたは差分装置で本来の発生周波数AC成分分をカットし、残り分をAC成分→DC成分化して、中央制御回路に送る。
【0053】
次に、上記中間転写ベルト10の端部の各支持ローラ14、15に接続される2箇所の端部ローラ部350について説明する。この2箇所の端部ローラ部350は、図2では別々に示したが、2つ重ねて構成しても良い。端部ローラ部350は、コイル351、結合コンデンサ352、出力段353で構成されている。コイル351は、AC成分電流検知抵抗の代わりである。接地してDC的にGNDにする必要がなければ、抵抗でも良い。結合コンデンサ352は、上記各高圧電源部300の結合コンデンサと304と同じである。出力段353は、クランプをしていない抵抗負荷で構成されている。これは裏面層が中抵抗の中間転写ベルト10を使えば大きな電位が生じないためである。
【0054】
次に、上記検知部400について説明する。この検知部400は、上記4個の高圧電源部300、310、320、330と、上記2個所の端部ローラ部350との6個所に設けられており、入力段401、ローバスフィルタ402、ノッチフィルタ403、検波部404、バッファ405で構成されている。入力段401は、クランプ付である。図示していないが、単電源型オペアンプ使う場合には、この入力段401に抵抗などでオフセット電圧を与えても良い。ローバスフィルタ402は、不要な高域をカットする。オペアンプの所定数は省略したが、上記各高圧電源部300、310、320、330の重畳周波数よりも少し上にカットオフ周波数を持たせる。ノッチフィルタ403は、図12乃至図14に示すような構成のバンドエリミネーションフィルタやリジェクションフィルタなどのノッチフィルタで、ノッチ周波数はその高圧電源側の周波数に合わせる。これにより、自分の発生するAC成分をカットして、周囲からの電流を検知することができる。なお、このノッチフィルタの回路構成は周知であるので、その詳しい回路説明などは省略する。検波部404は、AC成分をDC成分化する。ここでは、ショットキーダイオードを使って、ノイズ対策と保護対策を講じている。バッファ405は、出力段であるが、ここでは電圧シフタなどの役割を与えてもよい。この各検知部400の出力を、S(0)、S(1)、S(2)、S(3)、S(4)、S(5)信号と名づける。ここで、上記ノッチフィルタ403としてバンドエリミネーションフィルタを使った理由は、全帯域からの信号を1度に取れる点を利点としたためである。しかし、もっと正確な制御をする時は、周波数設定変更可能なバンドパスフィルタを用いて、他の電源の出力を1個1個抽出する必要がある。ここではそれ程までの正確性は不要であり、かつ時間も少なくて済むので、エリミネーションフィルタを用いた例を示す。
【0055】
次に、図3を参照して上記バイアス印加装置の動作を説明する。各高圧電源部の振幅は、最高100V程度とした。これらは、検知端子のSN比が十分に取れる電圧で、低い方に一定に決められる。低い方が良く、また、安定性を考慮する必要もある。また、重畳周波数は、K、C,M、Y用の電源各々に、11k、7k、5k、3kHzを与えた。これは、普通は問題にならないが、精緻な出力を行う時にモアレなどが出る心配がある。これを防ぐため、上記黒トナー(K)のように目立つ色には高い周波数を与えている。線速400mm/s程度では3kHzは0.1mm程度ジターになる可能性があるが、これはほとんど目に入らない。また、この周波数域なら汎用OPアンプが使えるため、低コストである。なお、各周波数は素の関係とした。ここでいう素の関係の周波数とは、互いに異なる素数と、10のべき乗とを掛けた値である。これは混入時に分割しやすいようにするためである。通常の50/60Hz電源ノイズを防ぐために、同周波数の倍数としても良い。これらは図3に示すように接続される。
【0056】
図4に上記系のDCモデルを、図5に上記系のACモデルを示す。ACモデルでは、静電容量・リアクタンスは抵抗に置きかえられ、高圧DC成分はカットされている。図4及び図5において、Riはインダクタンス、Rcは結合コンデンサ、RLはAC負荷、roは定電流源の内部抵抗、Rbはベルト裏面抵抗、Eは電源を示す。本来、制御すべき電流iは、色毎にiK、iC、iM、iYである。
【0057】
図6及び図7に上記中間転写ベルト10のベルト裏面抵抗を通る電流がDC時とAC時でどう異なるか図示する。図6では中間転写ベルト10の裏面の中抵抗層の中を通るため、各力線における抵抗分の総和がDC抵抗となる。一方AC時では図7のように力線部に素材のキャパシタンスも並列に並ぶことになる。この総和としてのキャパシタンスは無視できなくなる。この特性値は、ベルト裏面層の実質厚みや、静電容量から決まり、もしこの中間転写ベルト10が同材料で、成形条件も同じなら、安定しているはずである。ここで、周波数fのAC成分の抵抗分は、ここではベルト膜圧内部の静電容量も発生しており、これが並列となっているため、多少抵抗は下がるが、そうでないベルトもありうる。そこで、前もって、下記の表1に示すようなAC抵抗とDC抵抗の相関表を作っておけば、この相関表から、DC成分における流出電流Ileakを推測し、高圧電源部P1のDC成分の設定値に予め該流出電流Ileakを加算して上記バイアスを補正することができる。
【表1】
Figure 0004004020
【0058】
それぞれの高圧電源部電源300、310、320、330の電流設定値は、次の数式1により求めることができる。
【数1】
Figure 0004004020
上記数式1において、IDCはDC成分を示し、他の添字はK,C,M,Yのどの高圧電源部かを示す。ベルト裏面抵抗Rbが一次転写電流流出の原因であり、この抵抗が判ればあらかじめ転写電源に加算する電流値は一意に定まる。ここで、gは変換関数である。これは表1にあるようなAC電流値を元にDC流出電流値を求めるものであり、細かい数表もしくは適当な表とその補間による変換式を示す。なお、この表はあらかじめ、DC成分とAC成分による抵抗を測定しておいたものを使用する。こうすることで、ベルト内部の材質変更などにも対処できることになる。なお、非極性のイオン導電系材質を用いた時はAC時のRbはDC時のRbと大した差が無い。しかし、極性材質や、カーボン分散型材質ではCが無視できなくなると考える。なお、中転ベルト裏面の高抵抗化は、その領域は一次転写がまず不良化する。従って、このAC接続時の流出電流を測定するのが最重要となる。
【0059】
カップリングされたAC成分のうち、負荷に入り電流−電圧変換される。この電圧値をバッファで受けた後、A電源の周波数成分をフィルタで除かれ、さらに検波回路を通じてDC変換される。このDC電圧値は電源Aから外部に流出するAC電流値である。ここで、予め電源AよりDC+AC成分を流した時の電流値を測定しておけば、該検波DC値より、流出されるDC成分を推定できる。なお、AC成分は中間転写ベルト10の静電気容量が大きければ、該中間転写ベルト10の表面側に伝わらないので、画像転写に不具合を発生させることは無い。これは複層ベルトの場合、もともと静電容量が高いため、容易である。
【0060】
以上の手法は、リアルタイムでDC成分を上下させることが可能である。これにより、画像形成中に感光体電流を一定に制御可能となる。なお、ここでは周波数なども固定または変動も良い。上記ノッチフィルタではなく、さらに高機能なフィルタを用いることで、計測時にAC成分周波数を合わせて、AC成分測定の精度を高めることができる。
ここで、上記中間転写ベルト10は、抵抗分が高いほど感光体40と中間転写ベルト10との間の電界にAC成分の影響が少なくなるため、高抵抗表層ベルトなどは扱いやすくなる。このような中間転写ベルト10は、主に表層にフッソ系高抵抗層を付加したものが挙げられる。
【0061】
図8に、上記バイアス印加装置の他の構成例を示す。これは、アナログスイッチ500、501、502、503、504を置き、これをマルチプレクサ505で時分割しながら測定するものである。これにより、上記検知部400を1つにすることができる。なお、図示しないが、ノッチフィルタにはフィルタの可変制御幅fcを変更できるようにする必要がある。このようなフィルタは汎用品が存在する。
【0062】
図9に、上記バイアス印加装置の更に他の構成例を示す。これは、時分割を利用して、部品点数を減らしたものである。具体的には、上記高圧電源部のAC成分のオンオフに前述のマルチプレクサ510を利用した。また、検知部にはバンドエリミネーションフィルタを外している。このバイアス印加装置の動作を説明するためのフローチャートを図10に示す。
【0063】
図10において、まず、対象となる装置の必要なところだけAC成分をカットして計測し、かつAC成分をまた起動させてAC成分カットを起動する。これにより、各電源のAC流出電流が測定可能である。この後は、新しいDC電流設定値に使われる。このような時分割では、主要電源にAC成分を付けない時も電流を生じ、これが画像に影響することもあるが、AC成分カット時間を短時間したり、非画像内にすれば、リアルタイム性は多少失われるが、ベルト抵抗変動や帯電についてはメリットを持つ。
【0064】
【発明の効果】
請求項1及び2の発明によれば、DC流出電流を高精度に予測でき、DC成分をより高く設定しておくと、複数電源における差分電流を一定に制御することが可能になるという優れた効果がある。
【0065】
請求項乃至の発明によれば、複数の転写部位に適正な転写電界を形成することができるバイアス印加装置を提供できるという優れた効果がある。
【0066】
請求項の発明によれば、複数の転写部位に適正な転写電界を形成して、転写不良のない良好な画像形成を行うことができる画像形成装置を提供できるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る複写機の全体構成を示す概略構成図。
【図2】上記複写機におけるバイアス印加装置の構成を示す概略構成図。
【図3】上記バイアス印加装置の動作を説明するための概略構成図。
【図4】上記バイアス印加装置の系のDCモデルを示す回路図。
【図5】上記バイアス印加装置の系のACモデルを示す回路図。
【図6】上記複写機に用いられている中間転写ベルトのベルト裏面抵抗を通るDC時の場合の電流を説明するための概略図。
【図7】上記複写機に用いられている中間転写ベルトのベルト裏面抵抗を通るAC時の場合の電流を説明するための概略図。
【図8】上記バイアス印加装置の他の構成を示す概略構成図。
【図9】上記バイアス印加装置の更に他の構成を示す概略構成図。
【図10】図9に示すバイアス印加装置の動作を説明するためのフローチャート。
【図11】上記複写機に用いられている中間転写ベルトの構成を示す概略断面図。
【図12】上記バイアス印加装置の検知部に用いられるノッチフィルタとしてのエリミネーションフィルタを示す回路図。
【図13】上記バイアス印加装置の検知部に用いられるノッチフィルタの他の構成を示す回路図。
【図14】上記バイアス印加装置の検知部に用いられるノッチフィルタの更に他の構成を示す回路図。
【符号の説明】
10 中間転写ベルト
14,15,16 支持ローラ
17 ベルトクリーニング装置
18 画像形成手段
20 画像形成装置
21 露光装置
22 2次転写装置
24 2次転写ベルト
25 定着装置
40 感光体
60 帯電装置
61 現像装置
62 1次転写装置
63 感光体クリーニング装置
64 除電装置
300 高圧電源部
301 DC定電流部
302 AC重畳部
303 AC入力段
304 結合コンデンサ
305 出力段
350 端部ローラ部
351 コイル
352 結合コンデンサ
353 出力段

Claims (5)

  1. 静電潜像を担持するための複数の像担持体と、各像担持体の表面に接触しながら移動する転写ベルトとの間の各転写部位で、該転写ベルトにバイアスを印加して、各像担持体上に形成したトナー像を被転写体上に転写するための転写電界を形成するバイアス印加装置のバイアス印加方法であって、
    上記バイアス印加装置として、上記各転写部位で上記転写ベルトにバイアスを印加するための複数のバイアス印加手段と、DC成分に互いに異なる周波数のAC成分を重畳したバイアスを各バイアス印加手段に対して出力する各バイアス印加手段に対応した高圧電源部と、各高圧電源部の出力部で、自己に対応する高圧電源部以外の高圧電源部から出力されたAC流出電流を、その周波数の違いにより、自己に対応する高圧電源部から出力されたAC電流と区別して検知する検知部と、該高圧電源部と該検知部とを制御する中央演算装置とを備えたものを用い、
    ある高圧電源部P1からのAC流出電流を、他の高圧電源部P2に対応する検知部で検知し、その検知したAC流出電流値から、予め作成したAC流出電流値とDC流出電流値の相関表に基づいて高圧電源部P1からのDC流出電流Ileakを推測し、推測した流出電流Ileakに応じて高圧電源部P1から出力されるバイアスのDC成分の設定値を補正することを特徴とするバイアス印加方法。
  2. 静電潜像を担持するための複数の像担持体と、各像担持体の表面に接触しながら移動する転写ベルトとの間の各転写部位で、該転写ベルトにバイアスを印加して、各像担持体上に形成したトナー像を被転写体上に転写するための転写電界を形成するバイアス印加装置において、
    上記各転写部位で上記転写ベルトにバイアスを印加するための複数のバイアス印加手段と、
    DC成分に互いに異なる周波数のAC成分を重畳したバイアスを各バイアス印加手段に対して出力する各バイアス印加手段に対応した高圧電源部と、
    各高圧電源部の出力部で、自己に対応する高圧電源部以外の高圧電源部から出力されたAC流出電流を、その周波数の違いにより、自己に対応する高圧電源部から出力されたAC電流と区別して検知する検知部と、
    該高圧電源部と該検知部とを制御する中央演算装置と、
    ある高圧電源部P1からのAC流出電流を、他の高圧電源部P2に対応する検知部で検知し、その検知したAC流出電流値から、予め作成したAC流出電流値とDC流出電流値の相関表に基づいて高圧電源部P1からのDC流出電流Ileakを推測し、推測した流出電流Ileakに応じて高圧電源部P1から出力されるバイアスのDC成分の設定値を補正するバイアス補正手段とを有することを特徴とするバイアス印加装置。
  3. 請求項2のバイアス印加装置において、
    上記高圧電源部は、DC成分を任意に設定できる定電流DC発生装置と、周波数fを予め定めることができるオンオフ制御可能な定電圧AC発生装置とを有していることを特徴とするバイアス印加装置。
  4. 請求項2のバイアス印加装置において、
    上記検知部は、上記高圧電源部の出力部に接続され、ノッチフィルタにより、自己に対応する高圧電源部から出力されるAC電流の周波数fを減少させた後、自己に対応する高圧電源部以外の高圧電源部から出力されたAC流出電流を検知することを特徴とするバイアス印加装置。
  5. 静電潜像を担持するための像担持体と、該像担持体上に静電潜像を形成するための潜像形成手段と、該静電潜像を現像してトナー像化するための現像手段と、該像担持体上のトナー像を被転写体上に転写するための転写手段とを有する画像形成手段を複数個備え、且つ、該複数個の画像形成手段の各像坦持体の表面に順次接触しながら移動する転写ベルトを備えた画像形成装置において、
    上記転写手段として、請求項2乃至4のいずれか1項に記載のバイアス印加装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
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