JP4001140B2 - 車両の駆動制御装置 - Google Patents

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本発明は、前後輪の少なくとも一方が電動機で駆動される車両の駆動制御装置に関するものである。
後輪を電動機の出力トルクで駆動する車両としては、例えば特許文献1に記載されるものがある。
この車両の駆動制御装置では、後輪が電動機の出力で駆動可能となっていると共に、前輪がエンジンの出力で駆動され、さらに、そのエンジンの出力の一部で発電機を作動し、その発電機が発電した電力を上記電動機に供給する構成となっている。そして、発進から始動完了速度となるまでは、エンジンに加えてモータを駆動させて4輪駆動状態となる。また、車両発進時(車速がゼロ近傍の状態)において、上記電動機が発電状態となっていることを検出すると、電動機の駆動系に過負荷が加わってしまうという問題点を解決するため、上記電動機に供給される電機子電流又は界磁電流の少なくとも一方を減少制御している。
特開2004−23887号公報
上記特許文献1には、車両発進の際にロールバック(車両が前進方向の制御状態にも関わらず、車両が後退)すると、車速がゼロ近傍において、電動機の電機子電流又は界磁電流を減少することが開示されているものの、どのように減少するのか何ら開示がない。
ロールバック中にモータへの制御指令を下げすぎると、ロールバックしている車両が停止しなかったり、ロールバック中の加速性(後方への移動速度の低下)が悪くなったりするおそれがある。
本発明は、上記のような点に着目してなされたもので、電動機から車輪までのトルク伝達系に過大トルクが負荷されるのを抑えつつ適正にロールバックを抑えることが可能な車両の駆動制御装置を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、本発明は、前後輪の少なくとも一方を電動機の出力で駆動する車両の駆動制御装置において、上記電動機が前進又は後進方向に駆動制御され且つ車両が上記電動機の駆動方向とは逆方向に移動している状態であるロールバックと判定すると、上記電動機の制御指令値を、車両の移動速度に応じた適正な量だけ小さく抑えるロールバック処理手段と、を備える。
本発明によれば、ロールバック状態での移動速度に応じて電動機の制御指令値を抑えるので、電動機から車輪までのトルク伝達系に過大トルクが負荷されるのを抑えつつ適正にロールバックを抑えることが可能となる。
次に、本発明に係る第1実施形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態に係る車両のシステム構成を説明する図である。
この図1に示すように、本実施形態の車両は、左右前輪1L、1Rが、エンジン2によって駆動される主駆動輪であり、左右後輪3L、3Rが、モータ4によって駆動可能な従駆動輪である。上記エンジン2の出力トルクTeは、変速機30及びディファレンスギア31を通じて左右前輪1L、1Rに伝達される。
上記変速機30には、現在の変速のレンジを検出するシフト位置検出手段32が設けられ、該シフト位置検出手段32は、検出したシフト位置信号を4WDコントローラ8に出力する。
上記変速機30は、不図示の変速制御部からのシフト命令に基づき変速操作を行う。変速制御部は、例えば車速とアクセル開度に基づく変速シフトスケジュールをテーブルなどの情報として有していて、現在の車速及びアクセル開度に基づき変速点を通過すると判定するとシフト命令を変速機30に出力する。
上記エンジン2の吸気管路14(例えばインテークマニホールド)には、メインスロットルバルブ15とサブスロットルバルブ16が介装されている。メインスロットルバルブ15は、アクセル開度指示装置(加速指示操作部)であるアクセルペダル17の踏み込み量等に応じてスロットル開度が調整制御される。このメインスロットルバルブ15は、アクセルペダル17の踏み込み量に機械的に連動するか、あるいは当該アクセルペダル17の踏み込み量を検出するアクセルセンサ40の踏み込み量検出値に応じて、エンジンコントローラ18が電気的に調整制御することで、そのスロットル開度が調整される。上記アクセルセンサ40の踏み込み量検出値は、4WDコントローラ8にも出力される。
また、サブスロットルバルブ16は、ステップモータ19をアクチュエータとし、そのステップ数に応じた回転角により開度が調整制御される。上記ステップモータ19の回転角は、モータコントローラ20からの駆動信号によって調整制御される。なお、サブスロットルバルブ16にはスロットルセンサが設けられており、このスロットルセンサで検出されるスロットル開度検出値に基づいて、上記ステップモータ19のステップ数はフィードバック制御される。ここで、上記サブスロットルバルブ16のスロットル開度をメインスロットルバルブ15の開度以下等に調整することによって、運転者のアクセルペダルの操作とは独立して、エンジン2の出力トルクを制御することができる。
また、エンジン2の回転数を検出するエンジン回転数検出センサ21を備え、エンジン回転数検出センサ21は、検出した信号をエンジンコントローラ18及び4WDコントローラ8に出力する。
また、符号34はブレーキペダルであって、そのブレーキペダル34のストローク量がブレーキストロークセンサ35によって検出される。該ブレーキストロークセンサ35は、検出したブレーキストローク量を制動コントローラ36及び4WDコントローラ8に出力する。
制動コントローラ36は、入力したブレーキストローク量に応じて、各車輪1L、2R、3L、3Rに装備したディスクブレーキなどの制動装置37FL、37FR、37RL、37RRを通じて、車両に作用する制動力を制御する。
また、符号39は、駆動モードスイッチであって、2WDと4WDとの切替指令を出力するものである。
また、上記エンジン2の回転トルクTeの一部は、無端ベルト6を介して発電機7に伝達されることで、上記発電機7は、エンジン2の回転数Neにプーリ比を乗じた回転数Nhで回転する。
上記発電機7は、図2及び図3に示すように、出力電圧Vを調整するための電圧調整器22(レギュレータ)を備え、4WDコントローラ8における発電機制御部8Eからの発電機制御指令値c1(デューティ比)に応じた界磁電流Ifhに調整することで、エンジン2に対する発電負荷及び発電する電圧Vが制御される。すなわち、電圧調整器22は、発電機制御部8Eから発電機制御指令c1(デューティ比)を入力し、その発電機制御指令c1に応じたデューティ比に発電機7の界磁電流Ifhを調整すると共に、発電機7の出力電圧Vを検出し4WDコントローラ8に出力する。
なお、発電機7の回転数Nhは、エンジン2の回転数Neからプーリ比に基づき演算することができる。
その発電機7が発電した電力は、電線9を介してモータ4(電動機)に供給可能となっている。その電線9の途中にはジャンクションボックス10が設けられている。上記モータ4の駆動軸は、減速機11及びクラッチ12を介して後輪3L、3Rに接続可能となっている。符号13はデフを表す。
また、上記ジャンクションボックス10内には電流センサ23が設けられ、該電流センサ23は、発電機7からモータ4に供給される電力の電機子電流値Iatを検出し、当該検出した電機子電流Iatの信号を4WDコントローラ8に出力する。また、電線9を流れる電圧値(モータ4の電圧)が4WDコントローラ8で検出される。符号24は、リレーであり、4WDコントローラ8から指令によってモータ4に供給される電圧(電流)の遮断及び接続が制御される。
また、モータ4は、4WDコントローラ8からの指令によって界磁電流Ifmが制御され、その界磁電流Ifmの調整によって駆動トルクが目標モータトルクTmに調整される。なお、符号25はモータ4の温度を測定するサーミスタである。
上記モータ4の駆動軸の回転数Nmを検出するモータ用回転数センサ26を備え、該モータ用回転数センサ26は、検出したモータ4の回転数信号を4WDコントローラ8に出力する。
また、各車輪1L、1R、3L、3Rには、車輪速センサ27FL、27FR、27RL、27RRが設けられている。各車輪速センサ27FL、27FR、27RL、27RRは、対応する車輪1L、1R、3L、3Rの回転速度に応じたパルス信号を車輪速検出値として4WDコントローラ8に出力する。
4WDコントローラ8は、図3に示すように、目標モータトルク演算部8A、モータ制御部8B、リレー制御部8C、クラッチ制御部8D、発電機制御部8E、及びロールバック検出部8Fを備え、駆動モードスイッチ39が4WD状態の場合に作動する。
リレー制御部8Cは、発電機7からモータ4への電力供給の遮断・接続を制御し、4輪駆動状態となっている間は、リレー24を接続状態とする。
クラッチ制御部8Dは、上記クラッチ12の状態を制御し、4輪駆動状態と判定している間はクラッチ12を接続状態に制御する。
上記目標モータトルク演算部8Aは、余剰トルク演算部8Aa、加速アシストトルク演算部8Ab、及びモータトルク決定部8Acを備える。
余剰トルク演算部8Aaは、前輪の加速スリップに応じた余剰のエンジントルクを演算する手段であって、所定のサンプリング時間毎に、入力した各信号に基づき、次のような処理を行う。
すなわち、図4に示すように、先ず、ステップS10において、車輪速センサ27FL、27FR、27RL、27RRからの信号に基づき演算した、前輪1L、1R(主駆動輪)の車輪速から後輪3L、3R(従駆動輪)の車輪速を減算することで、前輪1L、1Rの加速スリップ量であるスリップ速度ΔVFを求め、ステップS20に移行する。
ここで、スリップ速度ΔVFの演算は、例えば、次のように行われる。
前輪1L、1Rにおける左右輪速の平均値である平均前輪速VWf、及び後輪3L、3Rにおける左右輪速の平均値である平均後輪速VWrをそれぞれ算出する。次に、上記平均前輪速VWfと平均後輪速VWrとの偏差から、主駆動輪である前輪1L、1Rの加速スリップ度合を示すスリップ速度(加速スリップ量)ΔVFを、下記式により算出する。
ΔVF = VWf −VWr
ステップS20では、上記求めたスリップ速度ΔVFが所定値、例えばゼロより大きいか否かを判定する。スリップ速度ΔVFが0以下と判定した場合には、前輪1L、1Rが加速スリップしていないと推定されるので、ステップS100に移行し、Tm1にゼロを代入した後、復帰する。
一方、ステップS20において、スリップ速度ΔVFが0より大きいと判定した場合には、前輪1L、1Rが加速スリップしていると推定されるので、ステップS40に移行する。
ステップS40では、前輪1L、1Rの加速スリップを抑えるために必要な吸収トルクTΔVFを、下記式によって演算してステップS50に移行する。この吸収トルクTΔVFは加速スリップ量に比例した量となる。
TΔVF = K1 × ΔVF
ステップS50では、現在の発電機7の負荷トルクTGを、下記式に基づき演算したのち、ステップS60に移行する。
TG =K2・(Vg × Ia)/(K3 × Nh)
ここで、
Vg:発電機の電圧
Ia:発電機の電機子電流
Nh:発電機の回転数
K3:効率
K2:係数
である。
ステップS60では、下記式に基づき、余剰トルクつまり発電機7で負荷すべき発電負荷トルクThを求め、ステップS70に移行する。
Th = TG + TΔVF
次に、ステップS70では、上記発電負荷トルクThが、仕様等から定まる発電機7の最大負荷容量HQより大きいか否かを判定する。発電負荷トルクThが当該発電機7の最大負荷容量HQ以下と判定した場合には、ステップS90に移行する。一方、目標発電負荷トルクThが発電機7の最大負荷容量HQを越えている場合には、ステップS80にて、発電負荷トルクThを最大負荷容量HQに制限してステップS90に移行する。
ステップS90では、上記発電機負荷トルクThに応じた第1目標モータトルクTm1を求めて処理を終了する。この第1目標モータトルクTm1は、前輪の加速スリップ量に応じた目標モータトルクとなる。なお、上記処理では、一度、発電機7での負荷トルクThを求めてから第1目標モータトルクTm1を演算しているが、前輪1L、1Rの加速スリップ量に対し直接に所定ゲインを乗算して第1目標モータトルクTm1を演算しても良い。
次に、加速アシストトルク演算部8Abの処理について説明する。
加速アシストトルク演算部8Abは、図5に示すマップに基づき、車両速度とアクセル開度θ(運転者による加速指示量)に応じた第2目標モータトルクTm2を演算する。この第2目標モータトルクTm2は、アクセル開度θが大きい程大きく且つ、車両速度が小さい程小さい値となり、所定車両速度以上ではゼロとなるように設定される。所定車両速度とは、例えば、車両が発進状態から脱したと推定される低速の車両速度とする。
ここで、上記第2目標モータトルクTm2を演算する際の特性値は、第2目標モータトルクの最大値(図5中のCONSTの部分)が通常想定される路面での発進が可能と思われるモータトルクとなるように設定されたものである。若しくは、上記特性値は、深雪などの走行抵抗が大きい路面での発進を可能とすべく、第2目標モータトルクの最大値(図5中のCONSTの部分)がモータ特性において許容される最大値となるように設定する。
次に、モータトルク決定部8Acは、上記余剰トルク演算部8Aa及び加速アシストトルク演算部8Abが演算した第1及び第2目標モータトルクTm1、Tm2についてセレクトハイを行い、大きい方の値を目標モータトルクTmとして決定し、モータ制御部8Bに出力する。
次に、モータ制御部8Bの処理について、図6を参照しつつ説明する。
モータ制御部8Bは、所定サンプリング時間毎に作動し、まず、ステップS200で、目標モータトルクTmが「0」より大きいか否かを判定する。Tm>0と判定されれば、前輪1L、1Rが加速スリップしているなど4輪駆動状態(モータ駆動要求状態)であるので、ステップS210に移行する。また、Tm≦0と判定されれば、4輪駆動状態(モータ駆動要求状態)でないので、ステップS300に移行して発電停止(目標発電トルクV=0)の信号など2輪駆動状態の各種の信号を出力して復帰する。
ステップS210では、4輪駆動状態から2輪駆動状態への移行か否かを判定し、2輪への移行と判定した場合にはステップS300に移行し、ステップS300にて、クラッチ制御部8Dにクラッチオフ指令を出力、発電停止(目標発電トルクV=0)などの4輪駆動終了処理を行った後に、復帰する。例えば、モータ回転数が許容限界回転数に近づいたと判定したり、変速機30のレンジが非駆動レンジ(パーキング又はニュートラル)となっていたりすると、2輪駆動状態への移行と判定する。一方、4輪駆動状態であればステップS220に移行する。
ステップS220では、クラッチ制御部8Dにクラッチオン指令を出力してステップS230に移行する。
ステップS230では、ロールバックフラグRLB−FLGがON、つまりロールバック状態か否かを判定し、ロールバック状態と判定した場合には、ステップS240に移行し、ロールバック状態でない場合にはステップS260に移行する。
ステップS240では、車速VWrがロールバック処理開始速度Vrollか否かを判定し、ロールバック処理開始速度Vroll以上の場合にはステップS250に移行し、そうでない場合にはステップS245に移行する。
なお、本実施形態では、車両速度を後輪の車輪速で推定している場合の例である。車両速度を直接使用し判定しても良い。この場合、後輪の加速スリップの影響を抑えることが出来る。
上記ロールバック処理開始速度Vrollは、例えば2.5〜4km/hの範囲の値である。このロールバック処理開始速度Vrollは、通常の運転者がロールバックを許容すると想定されるロールバック速度の最大値であって、通常それ以上の速度になると操縦安定性が悪くなって一般の運転者がアクセルペダルを離してブレーキを掛けるであろう後退速度(移動速度)の限界値である。
ステップS250では、下記式に基づき、目標モータトルクTmを、ロールバック時の車両後退速度(移動速度:ロールバック速度とも呼ぶ)に応じた量だけ低減した後に、ステップS260に移行する。
Tm = Tm −f×VWr −α
ここで、ロールバック時の車両速度がロールバック速度となる。また、fは、ロールバック速度を低減するトルクに変換するためのゲインである。なお、予め実験などで求めたマップを使用しても良い。
また、損失分αは、ロールバック時に想定されるモータ回転数の変化が生じるときに発生する、モータ回転子の慣性モーメントによるトルクとフリクションによる損失トルク分との和からなる損失分である。
また、ステップS245では、下記式に基づき、目標モータトルクTmを上記損失分αだけ低減した後に、ステップS260に移行する。
次に、ステップS260では、モータ用回転数センサ21が検出したモータ4の回転数Nmを入力し、そのモータ4の回転数Nmに応じた目標モータ界磁電流Ifmを算出し、当該目標モータ界磁電流Ifmをモータ界磁電流の目標値とした後、ステップS270に移行する。なお、センサで検出された界磁電流値の目標モータ界磁電流Ifmに対する偏差に基づきフィードバック制御が行われる。
ここで、上記モータ4の回転数Nmに対する目標モータ界磁電流Ifmは、回転数Nmが所定回転数以下の場合には一定の所定電流値とし、モータ4が所定の回転数以上になった場合には、公知の弱め界磁制御方式でモータ4の界磁電流Ifmを小さくする。すなわち、モータ4が高速回転になるとモータ誘起電圧Eの上昇によりモータトルクが低下することから、上述のように、モータ4の回転数Nmが所定値以上になったらモータ4の界磁電流Ifmを小さくして誘起電圧Eを低下させることでモータ4に流れる電流を増加させて所要モータトルクを得るようにする。この結果、モータ4が高速回転になってもモータ誘起電圧Eの上昇を抑えてモータトルクの低下を抑制するため、所要のモータトルクを得ることができる。
次に、ステップS270では、上記目標モータトルクTm及び目標モータ界磁電流Ifmを変数として、マップなどに基づき、対応する目標電機子電流Iaを求め、ステップS280に移行する。
ステップS280では、上記目標電機子電流Iaに基づき、目標モータトルクTmとするための目標発電電圧V(=Ia×R+E:Eはモータの誘起電圧、Rは発電機とモータとの間の抵抗)を演算し出力した後に、処理を終了する。なお、ロールバック中は、Eは負値となっている。
なお、発電機制御部8Eでは、現在の発電電圧を入力しつつ、上記目標発電電圧Vとなる発電機制御指令値c1を演算し、電圧調整器22を介して、その発電機制御指令値c1に応じた値に発電機7の界磁電流Ifhを調整することで、発電機の出力電圧を制御する。
ここで、上記ステップS230〜S250はロールバック処理手段を構成する。
次に、ロールバック検出部8Fの処理を、図7を参照して説明する。
このロールバック検知部8Fは、所定サンプリング時間毎に作動し、まず、ステップS400にて、変速機30のシフトが前進駆動レンジか否かを判定し、前進駆動レンジと判定した場合にはステップS410に移行し、そうでない場合にはステップS460に移行する。
ステップS410では、加速指示量を示すアクセル開度が所定開度以上か否かを判定し、所定開度以上と判定した場合にはステップS420に移行する。所定アクセル開度未満のときにはステップS460に移行する。上記所定アクセル開度とは、車両加速の意思があると見なされるだけのアクセル開度の下限値である。
ステップS420では、パーキングブレーキPKBがオフか否かを判定し、パーキングブレーキPKBがオフであればステップS430に移行し、パーキングブレーキPKBがオンであればステップS460に移行する。
ステップS430では、ブレーキペダル34の踏み込み量などからブレーキが作動中か否かを判定し、ブレーキが非作動と判定した場合にはステップS440に移行し、ブレーキ作動中と判定した場合にはステップS460に移行する。
ステップS440では、モータ4が発電状態か否かを判定し、発電状態と判定した場合には、ステップS450に、発電状態でない状態と判定した場合にはステップS460に移行する。
ここで、発電状態かどうかの判定は、モータ4が車両前進方向とは逆方向に回転することにより発生する逆起電力が発生しているか否かで判定する。
ステップS450では、ロールバック状態であることを示すロールバックフラグRLB−FLGをONにして処理を終了する。
ステップS460では、ロールバックフラグRLB−FLGをOFFにして処理を終了する。
次に、エンジンコントローラ18の処理について説明する。
エンジンコントローラ18では、所定のサンプリング時間毎に、入力した各信号に基づいて図8に示すような処理が行われる。
すなわち、まずステップS500にて、主駆動輪である前輪1L、1Rの加速スリップ量ΔVを求めてステップS510に移行して、その加速スリップ量ΔVが目標スリップ量Tslipを越えているか否かを判定し、目標スリップ量Tslipを越えている場合にはステップS550に移行する。一方、加速スリップ量ΔVが目標スリップ量Tslip以下の場合には、ステップS520に移行する。なお、目標スリップ量Tslipは、例えばスリップ率で10%程度に設定される。
ステップS520では、アクセルセンサ40からの検出信号等に基づいて、運転者の要求する目標出力トルクTeNを演算して、ステップS530に移行する。
ステップS530では、スロットル開度やエンジン回転数Neなどに基づき、現在の出力トルクTeを算出してステップS540に移行する。
ステップS540では、現在の出力トルクTeに対する目標出力トルクTeNの偏差分ΔTeを下記式に基づき出力して、ステップS560に移行する。
ΔTe =TeN − Te
一方、ステップS550では、いわゆるエンジンTCS制御を行い、所定のTCSトルク変化分を上記偏差分ΔTeに代入してステップS560に移行する。
また、ステップS560では、その偏差分ΔTeに応じたスロットル開度αの変化分Δαを演算し、その開度の変化分Δαに対応する開度信号を上記ステップモータ19に出力して、復帰する。なお、上述の説明では、説明を分かりやすくするために、偏差分ΔTeに対応する開度信号Δαを出力するとしているが、実際には、トルク等の変化を滑らかにするために、起動のたびに所定のトルク増加分若しくはトルク減少分ずつ変化させている。
次に、上記構成の装置における作用などについて説明する。なお、駆動モードスイッチ39が4WD状態に操作されているものとして説明する。
発進時において、前輪に加速スリップが発生する前には、アクセル開度に応じた目標モータトルクに基づきモータ及び発電機が制御される。さらに、路面μが小さいためや運転者によるアクセルペダル17の踏み込み量が大きいことで、主駆動輪1L、1Rである前輪1L、1Rが加速スリップすると、加速スリップに応じた目標モータトルクが演算され、この目標モータトルクと上記アクセル開度に応じた目標モータトルクとのセレクトハイが行われ、大きい側の目標モータトルクに基づきモータ及び発電機が制御される。これによって発進時における車両の加速性が向上する。
なお、前輪が加速スリップをしている場合に、当該加速スリップ量に応じた目標モータトルクの方が、アクセル開度に応じた目標モータトルクよりも大きい場合には、加速スリップ量に応じた目標モータトルクとしているが、この場合には、前輪の路面反力限界トルクを越えた余剰トルク分相当の発電出力でモータを駆動するため車両全体でのエネルギー効率は良い。
そして、登り坂で坂道発進した際に、車両が後退してロールバック状態と判定すると、後退速度がロールバック処理開始速度Vrollとなるまでは、モータの目標モータトルクを損失分αだけ小さくする。さらに後退速度がロールバック処理開始速度Vrollを越えても運転者がアクセルを踏み続けて発進しようとする意思がある場合には、モータの目標モータトルクをさらに後退速度に応じた量だけ小さくなるよるように、当該目標モータトルクを抑制する。図9に、ロールバック状態での車速に対するモータの制御指令値(上記実施形態では目標モータトルク)の変化の概念図を示す。
ロールバック時は通電方向と実際の回転方向が逆になることから、車速の大きさが同じでも、通常方向に比べモータから後輪までのトルク伝達系に負荷されるトルクが大きくなる。そのトルク伝達系には、クラッチやドライブシャフト等の強度の低い部品があるので、当該トルク伝達系に対する過大トルクの負荷は防止したい。
本実施形態では、ロールバック状態では、車速の絶対値が同じ前進走行時のときの目標モータトルクTmよりも小さく抑えることで、上記トルク伝達系への過大なトルク発生を抑制できる。
このとき、ロールバック時の後退速度が小さい場合には、通電方向と実際の回転方向が逆によって増大するトルク分が小さいので、本実施形態では、ロールバック処理開始速度Vroll以上の後退速度となったら、後退速度分に応じた大きさのトルク分だけ抑制するようにして、過大なトルク発生を抑制しつつ4WD性能(登坂性能)を確保するようにしている。
ここで、上記実施形態では、ロールバック処理開始速度Vroll以上の後退速度の場合にのみ、目標モータトルクTmを後退速度に応じた量だけ低減するように説明しているが、ロールバック発生を検知すると、ロールバック処理開始速度Vroll未満であっても目標モータトルクTmを後退速度に応じた量だけ低減するようにしても良い。
また、本実施形態では、上記後退速度に応じた量の他に損失分αだけ目標モータトルクTmを小さくしているが、これは次の理由による。
すなわち、上記モータと後輪との間のトルク伝達系の軸は、所定のばね定数を持っていることから、アクセルが踏まれてモータがトルクを出力すると、上記トルク伝達系の軸にねじれが生じることで、図10に示すように、モータの回転数が車速に対し相対的に減速し続いて加速する状態となり、回転慣性分だけ伝達トルクが増大してしまう。この増大分を考慮して、本実施形態では、ロールバック時の目標モータトルクTmを損失分αだけ減少している。
なお、上記損失分α分だけ許容が可能であれば、この損失分αを無視していも良い。また、上記損失分αが入力されるのは、一般には、モータトルク発生開始から所定時間範囲内であるので、ロールバック検出から所定時間の範囲でだけ損失分α小さくするようにしても良い。
ここで、上記実施形態では、モータの制御指令値の一つである目標モータトルクTmをロールバックの際に抑える場合を例示しているが、目標モータトルクTmを直接低減する代わりに、例えば、図6におけるステップS260若しくはステップS270にて、目標モータ界磁電流Ifm及び目標電機子電流Iaの少なくとも一方を、損失分α及び後退速度に応じた量だけ小さくなるように抑制しても良い。
また、上記実施形態では、発進時に前輪が加速スリップすると、加速スリップに応じた目標モータトルクTm1も加味して実際の目標モータトルクTmを決定しているが、アクセル開度だけに基づいて発進時の目標モータトルクTmを決定するようにしても良い。
また、上記実施形態では、発進時における目標モータトルクTmの特性と発進後の走行中の目標モータトルクTmの特性を同じに設定しているが、発進時と走行時における目標モータトルクTmの特性を異ならせるように設定しても良い。上記説明では、発進時のロールバックを例示しているが、走行中にトルクが低減してロールバックする場合にも上記制御指令の抑制は行われる。
また、上記実施形態では、発進時における目標モータトルクTmは、少なくともアクセル開度に基づき演算されるようになっているが、発進時の目標モータトルクTmをアクセル開度に関係なく求めるような装置構成であっても本発明を適用できる。
また、モータ4は、直流モータの替わりに交流モータであってもよい。
ここで、車両発進の際の目標モータトルクTmは、通常、図5に示すようなマップから演算される第2目標モータトルクTm2が採用され、発進時のモータの出力は、モータ特性で許容される最大のトルクとなるように演算される。しかし、モータ回転数の車速相当と車速との間には、上述のように違いが発生する場合があるので、上記第2目標モータトルクTm2を演算する場合には、上述のように車速つまり車輪速を使用して図5に示すマップから求めた第2目標モータトルクと、モータ回転数の車速相当の回転数を使用して図5に示すマップから求めた第2目標モータトルクとのセレクトローを行って、実際の第2目標モータトルクTm2を演算して、第2目標モータトルクTm2が確実にモータ特性で許容される最大のトルクを越えないようにすることが好ましい。
またこのとき、信号ノイズ等による悪影響を防止するために、検出した上記車速やモータ回転数に対してフィルタ処理を施して、変化量を制限することが行われることがある。また、目標モータトルク指令値自体にフィルタ処理を施して、変化量を制限することが行われることがある。
このようなフィルタ処理が施された場合には、図11に示すように、フィルタ処理で遅れた分だけ、後退速度に応じた制御指令値の低減開始が遅れる。従って、上記ロール処理開始速度Vrollを、その開始遅れ分ΔVrollだけ小さくして(Vroll=Vroll−ΔVroll)、フィルタ処理によて生じる遅れによる制御指令値が過大となることを抑えるようにすることが好ましい。なお、実際の検出値とフィルタ処理後の値との偏差が所定偏差以上の場合にのみ、上記ロール処理開始速度Vrollを、その開始遅れ分ΔVrollだけ小さくするようにしても良い。
また、上記説明では、本実施形態のロールバック検出部8Fの処理を、図7に示すように、前進駆動レンジか否かを判断した後、アクセルの開度状態、パーキングブレーキのオン・オフ、ブレーキペダル34の踏み込み量、モータ4の発電状態に基づき、ロールバック状態であるか否かを判定しているが、図12に示すような処理を行ってロールバックを検出しても良い。すなわち、ステップS600にて、変達機30のシフトが前進駆動レンジか否かを判定し、前進駆動レンジと判定した場合にはステップS610に移行し、そうでない場合にはステップS630に移行する。ステップS610では、モータ4の誘起電圧Erが所定のロールバック判定値ErTH(例えば、0.6V)より小さいか否かの判定を行う。まず、モータ電圧Vm、モータ電機子電流Ia及びモータ抵抗Rに基づいて、次式を基に誘起電圧Erを算出する。
Er =V −Ia×R
そして、このように算出された誘起電圧Erがロールバック判定値ErTHより小さいときには、ステップS620に移行して車両がロールバック状態であることを示すロールバックフラグRLBーFLGをONにして処理を終了する。一方、誘起電圧Erがロールバック判定値ErTH以上の場合にはステップS630に移行する。
ステップS630では、ロールバックフラグRLB−FLGをOFFにして処理を終了する。
ここで、誘起電圧Erが所定のロールバック判定値ErTHより小さいか否かで、ロールバック状態であるか否かを判定できるのは、例えば、車両が前進するときにモータが回転する方向と同じ方向にモータが回転した場合に誘起電圧Erが正の方向に出力されるように設定しておくと、逆方向に回転した場合には、誘起電圧Erが負値となる。演算上、誘起電圧Erが負値の場合に、“0”とする処理を行うと、車輪速が所定値より高い(車輪が回転している)状態にあるにもかかわらず、誘起電圧Erが“0″となるので、ロールバック判定値ErTHより小さくなり、モータが前進方向に回転する場合と逆に回転しているとして、ロールバック状態を検出することができる。
また、本実施形態では、ロールバック状態を、変達機のシフトが前進駆動レンジにあるときに後進してしまう状態として説明しているが、本発明はこれに限らず、変速機のシフトが後進駆動レンジにあるときに車両が前進してしまう状態もロールバック状態とすることができる。この場合、変速機のシフトが後進レンジにあるか否かを判定し、変達機のシフトが後進駆動レンジにあり、且つ、モータが車両前進方向に回転していると判定したときにロールバック状態であると判定することができる。
本発明に基づく実施形態に係る概略装置構成図である。 本発明に基づく実施形態に係るシステム構成図である。 本発明に基づく実施形態に係る4WDコントローラを示すブロック図である。 本発明に基づく実施形態に係る余剰トルク演算部の処理を示す図である。 本発明に基づく実施形態に係るアクセル開度及び車両速度と第2目標モータトルクとの関係を示す図である。 本発明に基づく実施形態に係るモータ制御部を示す図である。 本発明に基づく実施形態に係るロールバック検知部の処理を説明する図である。 本発明に基づく実施形態に係るエンジンコントローラの処理を示す図である。 本発明に基づく実施形態に係るロールバック時の制御指令値の変化を示す模式図である。 モータ回転数の変動に伴うトルク変動を説明する図である。 フィルタ処理による問題点を説明する図である。 本発明に基づく他の実施形態に係るロールバック検知部の処理を説明する図である。
符号の説明
1L、1R 前輪
2 エンジン
3L、3R 後輪
4 モータ
6 ベルト
7 発電機
8 4WDコントローラ
8A 目標モータトルク演算部
8Aa 余剰トルク演算部
8Ab 加速アシストトルク演算部
8Ac モータトルク決定部
8B モータ制御部
8C リレー制御部
8D クラッチ制御部
8E 発電機制御部
8F ロールバック検知部
9 電線
10 ジャンクションボックス
11 減速機
12 クラッチ
14 吸気管路
15 メインスロットルバルブ
16 サブスロットルバルブ
18 エンジンコントローラ
19 ステップモータ
20 モータコントローラ
21 エンジン回転数センサ
22 電圧調整器
23 電流センサ
26 モータ用回転数センサ
27FL、27FR、27RL、27RR
車輪速センサ
30 変速機
31 ディファレンシャル・ギヤ
32 シフト位置検出手段
34 ブレーキペダル
35 ブレーキストロークセンサ
36 制動コントローラ
37FL、37FR、37RL、37RR
制動装置
39 駆動モードスイッチ
40 アクセルセンサ
Tm 目標モータトルク
Tm1 第1目標モータトルク
Tm2 第2目標モータトルク
RLB−FLG ロールバック検知フラグ
Tslip 目標スリップ量
Ifh 発電機の界磁電流
V 発電機の電圧
Nh 発電機の回転数
Ia 目標電機子電流
Ifm 目標モータ界磁電流
E モータの誘起電圧
Nm モータの回転数(回転速度)
Th 発電機負荷トルク
Te エンジンの出力トルク

Claims (6)

  1. 前後輪の少なくとも一方を電動機の出力で駆動する車両の駆動制御装置において、
    上記電動機が前進又は後進方向に駆動制御され且つ車両が上記電動機の駆動方向と逆方向に移動している状態であるロールバックを検出するロールバック検出手段と、そのロールバック検出手段の検出に基づき車両がロールバックしていると判定すると上記電動機の制御指令値を車両の移動速度に応じた量だけ小さく抑えるロールバック処理手段と、を備えることを特徴とする車両の駆動制御装置。
  2. 上記ロールバック処理手段は、電動機の回転数の加減速変化によって生じる回転慣性分だけ、さらに制御指令値を小さく抑えることを特徴とする請求項1に記載した車両の駆動制御装置。
  3. 上記ロールバック処理手段は、上記ロールバックの移動速度が所定速度以上の場合にのみ、上記制御指令値を車両の移動速度に応じた抑制を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載した車両の駆動制御装置。
  4. 電動機の回転数若しくは車輪速の少なくともいずれか一方に基づき当該電動機の制御指令値を演算し、且つその制御指令値を演算する過程で変化量を小さく制限するフィルタ処理が行われる車両の駆動制御装置において、
    上記所定速度を、上記フィルタ処理による遅れ分だけ小さくすることを特徴とする請求項3に記載した車両の駆動制御装置。
  5. 前後輪のうちの一方の車輪が電動機の出力で駆動されると共に他方の車輪がエンジンの出力で駆動され、該エンジンの出力によって作動する発電機の出力が上記電動機に供給されることを特徴とする請求項1〜請求項4に記載した車両の駆動制御装置。
  6. 車両発進の際における電動機の制御指令値は、電動機で許容される最大出力となるように設定されていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載した車両の駆動制御装置。
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