JP4001047B2 - 中継装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明はインスタントメッセージ技術に関し、とくにインスタントメッセージを中継する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ネットワーク技術の発達にともない、多くの端末がネットワークに接続され、種々の情報を送受信することが一般的になった。ネットワークには、プリンタ、スキャナ、ファクシミリ装置、MFP(Multi Functional Peripheral)などの情報機器も接続され、複数の端末に共有されるようになった。ネットワークに複数の機器が接続されるため、例えば機器の種類や、端末で実行するアプリケーションの種類に応じて複数のプロトコルが存在してしまう。こうしたプロトコル間の差異を軽減する装置がある(特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−151685号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ネットワークに接続された装置間で送受信される情報のひとつとしてインスタントメッセージがある。インスタントメッセージは、リアルタイムでメッセージのやりとりを行うことが可能であり、通信相手がオンラインの場合にメッセージを送受信できる。しかしながら、インスタントメッセージの送受信を可能にするサービスは複数存在し、第1のインスタントメッセージサービスにおけるクライアントと、第2のインスタントメッセージサービスにおけるクライアントとではインスタントメッセージの送受信を行うことができない。
【0005】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、異なるインスタントメッセージサービス間でインスタントメッセージの送受信を行うための技術、この技術を備えた装置、およびシステムの提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のある態様は、異なるインスタントメッセージサービスにおけるクライアント間でインスタントメッセージを中継する装置である。
この装置は、第1のインスタントメッセージサービスを提供する第1サーバに、第1クライアントとしてログインする手段と、第1のインスタントメッセージサービスとは異なる第2のインスタントメッセージサービスを提供する第2サーバに、第2クライアントとしてログインする手段と、第2のインスタントメッセージサービスにおけるクライアントのリストの提供要求を第1サーバにログイン中の第3クライアントから受信する手段と、第3クライアントにインスタントメッセージの本文としてリストを返信する手段と、を備える。
または、第1のインスタントメッセージサービスを提供する第1サーバに、第1クライアントとしてログインする手段と、第1のインスタントメッセージサービスとは異なる第2のインスタントメッセージサービスを提供する第2サーバに、第2クライアントとしてログインする手段と、第2のインスタントメッセージサービスにおけるクライアントのリストの提供要求を第1サーバにログイン中の第3クライアントから受信する手段と、第3クライアントにインスタントメッセージの本文としてリストを返信する手段と、第3クライアントから第1クライアント宛のインスタントメッセージを受信する手段と、インスタントメッセージに付加された第2のインスタントメッセージサービスにおける第4クライアントの識別情報を抽出する手段と、第4クライアントに第3クライアントから受信したインスタントメッセージを中継する手段と、を備える。
または、第1のインスタントメッセージサービスを提供する第1サーバに、第1クライアントとしてログインする手段と、第1のインスタントメッセージサービスとは異なる第2のインスタントメッセージサービスを提供する第2サーバに、第2クライアントとしてログインする手段と、第2のインスタントメッセージサービスにおけるクライアントのリストの提供要求を第1サーバにログイン中の第3クライアントから受信する手段と、第3クライアントにインスタントメッセージの本文としてリストを返信する手段と、第3クライアントから第1クライアント宛のインスタントメッセージを受信する手段と、インスタントメッセージに付加された第2のインスタントメッセージサービスにおける第4クライアントの識別情報として第4クライアントのインスタントメッセージアドレスを抽出する手段と、第4クライアントに第3クライアントから受信したインスタントメッセージを中継する手段と、を備える。
これにより、第3クライアントと第4クライアントとの間でインスタントメッセージの中継が可能となる。
【0008】
この装置は、第4クライアントが第2サーバにログインしているか否かを判定する手段と、ログインしていない場合に、その旨を第3クライアントに通知する手段とを更に備えてもよい。これにより、この装置は、転送先のユーザがインスタントメッセージサービスを提供するサーバにログインしていない場合に、その旨を通知できる。
【0009】
この装置は、第2のインスタントメッセージサービスで利用可能な機能を特定する手段と、第2のインスタントメッセージサービスで添付ファイルを利用できない場合、メッセージに付加された添付ファイルを格納する手段と、格納した添付ファイルの所在を特定する情報をインスタントメッセージに付加する手段とを更に備えてもよい。これにより、インスタントメッセージサービスが添付ファイルの送受信機能を有していない場合に、添付ファイルを例えばウェブブラウザを利用して参照可能になる。
【0010】
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は、実施の形態に係る通信システム10の構成図である。通信システム10は、複数種類のインスタントメッセージサーバ間のインスタントメッセージを中継する装置であり、第1のインスタントメッセージサービスにおける第1クライアントから送信されたインスタントメッセージを、第2のインスタントメッセージサービスにおける第2クライアントに中継するためのシステムである。
【0012】
第1インスタントメッセージサーバ14a(以下、単に「第1IMサーバ14a」という)および第2インスタントメッセージサーバ14b(以下、単に「第2IMサーバ14b」という)は、それぞれインスタントメッセージサービス(以下、単に「IMサービス」という)を提供するためのサーバである。IMサービスは、例えばIMサービスの利用者(以下、単に「IM利用者」という)がメッセージの送受信を行うことができるか否かの情報を提供するサービス(以下、単に「プレゼンスサービス」という)と、IM利用者間のメッセージの伝達を行うサービス(以下、単に「メッセージサービス」という)とを含むものである。「インスタントメッセージ」は、プレゼンスサービスおよびメッセージサービスの総称であってもよいし、プレゼンスサービスまたはメッセージサービスの一方を示してもよい。要は、インスタントメッセージは、IMサービスにおいて送受信される情報である。インスタントメッセージを、以下単に「メッセージ」という。IM利用者は、インスタントメッセージクライアント(以下、単に「IMクライアント」という)を使うことで、IMサービスを利用できる。以下、IM利用者が第1IMサーバ14aまたは第2IMサーバ14bにログイン中の状態、すなわちメッセージの送受信を行うことができる状態を「アクティブ状態」という。
【0013】
IMサービスにおいて、メッセージは、IM利用者がアクティブ状態のときに送受信されるので、第1IMサーバ14aおよび第2IMサーバ14bにはSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)やPOP(Post Office Protocol)で利用されるメールサーバの様に明示的にメッセージを一時格納する仕組みが存在しない。このため、メッセージは即座に送信先であるIM利用者のIMクライアントに通知され、プッシュ型の通知が可能である。第1IMサーバ14aまたは第2IMサーバ14bは、既存のIMサービスを提供するサーバであってもよいし、新たに設けられてもよい。本図では、第1IMサーバ14aおよび第2IMサーバ14bは、ネットワーク12に接続されている。
【0014】
第1IMサーバ14aおよび第2IMサーバ14bはそれぞれ異なるIMサービスを提供するサーバである。第1クライアント16aは第1IMサーバ14aにログインし、第1IMサービスにおけるクライアントである。第2クライアント16bは、第2IMサーバ14bにログインし、第2IMサービスにおけるクライアントである。中継装置100は、第1IMサーバ14aおよび第2IMサーバ14bにログインし、それぞれのクライアントとなる。本実施の形態では、第1クライアント16aのインスタントメッセージアドレス(以下、単に「IMアドレス」という)を「AAA」とし、第2クライアント16bのIMアドレスを「BBB」とする。また中継装置100の第1IMサービスおよび第2IMサービスにおけるIMアドレスを「GW」とする。IMアドレスは、IMサービスにおいてクライアントを識別するための情報である。
【0015】
中継装置100は、第1クライアント16aから送信されたインスタントメッセージを第2クライアント16bに中継する。また、中継可能な第2IMサービスにおけるクライアントのリストの提供要求(以下、単に「リスト要求」という)を受け付けた場合、中継装置100はインスタントメッセージ30を送信する。このインスタントメッセージ30の宛先欄32には、リスト要求先である第1クライアント16aのIMアドレスが設定される。送信元欄34には、送信元である中継装置100のIMアドレスが設定される。そして、インスタントメッセージ30の本文分に、第2IMサービスのクライアントのリストであるIMアドレスリスト36が付加される。第1クライアント16aのユーザは、そのリストに含まれるユーザに対して中継装置100を介してインスタントメッセージを送信できる。
【0016】
図2は、図1の通信システム10におけるインスタントメッセージの中継処理を説明するための図である。インスタントメッセージaは、第1クライアント16aから送信される。このインスタントメッセージaは、第1インスタントメッセージ本体50と添付ファイル70とを有する。第1インスタントメッセージ本体50の宛先欄52には、中継装置100のIMアドレスが設定される。送信元欄54は、送信元である第1クライアント16aのIMアドレスが設定される。転送先欄56には、転送先を特定するための情報(以下、単に「転送先情報」という)が設定される。転送先情報は、転送先のIMサービスを特定する情報(以下、単に「サービス識別情報」という)と、転送先のIMアドレスとを含む。本図のIMサービス欄58には、サービス識別情報として、第2IMサービスを特定する「IM2」が設定されている。また、アドレス欄60には、第2クライアント16bのIMアドレス「BBB」が設定されている。本文62は、伝達したい内容である。添付ファイル70は、第1インスタントメッセージ本体50に添付して送信される添付ファイルであり、例えば、画像、音声、動画などである。第1クライアント16aは、このようなインスタントメッセージaを中継装置100に送信する。
【0017】
中継装置100は、転送先欄56に保持されたサービス識別情報に基づいて、転送先となる第2IMサービスの機能を判定し、その機能に応じてインスタントメッセージを生成し、送信する。第2IMサービスが添付ファイルの送信機能を有する場合、中継装置100はインスタントメッセージbを送信する。また、第2IMサービスが添付ファイルの送信機能を有していない場合、中継装置100はインスタントメッセージcを送信する。また、中継装置100は、第2IMサービスの仕様に適合するように添付ファイルのフォーマット変換などを行い、変換後の添付ファイルを送信してもよい。
【0018】
インスタントメッセージbは、第2インスタントメッセージ本体80と添付ファイル70とを含む。第2インスタントメッセージ本体80の宛先欄82には、転送先である第2クライアント16bのIMアドレス「BBB」が設定される。送信元欄84には、中継装置100のIMアドレス「GW」が設定される。転送元欄86および本文62は、第2インスタントメッセージ本体80の本文部分に含まれる。転送元欄86には、転送元を特定する情報(以下、単に「転送元情報」という)が設定される。転送元情報は、転送元のサービス識別情報とIMアドレスとを含む。本図のIMサービス欄88には、サービス識別情報として、第1IMサービスを特定する「IM1」が設定されている。また、アドレス欄90には、第1クライアント16aのIMアドレス「AAA」が設定されている。また、第1インスタントメッセージ本体50と同一の本文62が含まれる。
【0019】
転送先のIMサービスが添付ファイルの送信機能を有していない場合、中継装置100は、添付ファイルをコンテンツ格納部102に格納する。そして、インスタントメッセージcである第3インスタントメッセージ本体92の本文部分に添付ファイルの格納場所を特定する添付ファイル参照アドレス94を付加する。こうすることで、第2クライアント16bのユーザは、その添付ファイルを例えばウェブブラウザなどの他のアプリケーションを利用して参照もしくは取得できる。
【0020】
図3は、図1の中継装置100の内部構成図である。中継装置100の各構成要素は、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされた本図の構成要素を実現するプログラム、そのプログラムを格納するハードディスクなどの記憶ユニット、ネットワーク接続用インターフェースを中心にハードウエアとソフトウエアの任意の組み合わせによって実現されるが、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。以下説明する各図は、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。
【0021】
管理部132は、第1IMサービスを利用可能にするための第1管理部132aと第2IMサービスを利用可能にするための第2管理部132bとを有する。第1管理部132aは、図1の第1IMサーバ14aにログインするためのログイン部138と、第1IMサービスにおける利用者の情報を保持する利用者情報データベース134と、利用者情報データベース134に保持された利用者がアクティブ状態か否かを検出する検出部136とを有する。第2管理部132bは第1管理部132aと同一の構成を有する。
【0022】
ログイン部138は、第1IMサーバ14aと接続してIMサービスのログイン処理を行い、中継装置100をアクティブ状態にする。このログイン処理のために、ログイン部138は、例えばIMサービスを利用するための識別情報(以下、単に「ログインID」という)とパスワードとを保持する。このようなログインに必要な情報を、以下、「ログイン情報」という。ログイン部138は、ログイン情報を予め保持していてもよいし、中継装置100の管理者などから設定を受け付けてもよい。また、複数のIMサービスに対応する場合、ログイン部138は、それぞれのIMサービス用のログイン情報を保持する。
【0023】
利用者情報データベース134は、第1IMサービスの利用者(以下、単に「ユーザ」という)の情報と、そのユーザが第1IMサーバ14aにログインしているか否か、すなわちアクティブ状態であるか否かを示す情報などを保持する。検出部136は、ログイン部138によりログインが完了した後、利用者情報データベース134に保持されたユーザについて、アクティブ状態か否かを第1IMサーバ14aに問い合わせる。
【0024】
受信部104は、第1IMサービスにおけるインスタントメッセージを受信する第1受信部104aと、第2IMサービスにおけるインスタントメッセージを受信する第2受信部104bとを有する。送信部124は、第1IMサービスにおけるインスタントメッセージを送信する第1送信部124aと、第2IMサービスにおけるインスタントメッセージを送信する第2送信部124bとを有する。
【0025】
受信部104は、インスタントメッセージを受信すると、抽出部106に出力する。受信部104が受信するインスタントメッセージには、図1のインスタントメッセージ30を取得するためのコマンド(以下、単に「リスト要求コマンド」という)が付加されたインスタントメッセージと、異なるインスタントメッセージサービスへの転送を要求するコマンド(以下、単に「転送コマンド」という)が付加されたインスタントメッセージとがある。例えば、リスト要求コマンドおよび転送コマンドは、インスタントメッセージの本文部分に文字列として書き込まれており、抽出部106は、インスタントメッセージの本文にリスト要求コマンドまたは転送コマンドが含まれているか否かを判定する。本実施の形態では、転送コマンドは、図2の転送先欄56のようにタグを利用してインスタントメッセージの本文中に付加される。リスト要求コマンドも、同様にタグを利用して本文中に付加されてよい。
【0026】
リスト要求コマンドがインスタントメッセージに含まれている場合、抽出部106は、リスト生成部112にその旨を通知する。リスト生成部112は、利用者情報データベース134を参照して、転送可能なユーザ、すなわちアクティブ状態のユーザのIMアドレスのリストを生成し送信部124に供給する。送信部124は、そのリストを送信する。これにより、図1のインスタントメッセージ30が送信される。また、リスト生成部112は、リスト要求コマンド中に含まれた、例えばユーザ名などのユーザに関する情報を元に、他のIMサービス中から対象ユーザを検索し、該当ユーザの状態、ログインID、ログイン中のIMサービス名などを返してもよい。
【0027】
転送コマンドがインスタントメッセージに含まれている場合、抽出部106は、判定部108に処理を指示する。判定部108は、転送コマンドの引数として設定された転送先のユーザがアクティブ状態か否かを、引数として設定されたサービス識別情報で特定される管理部132の利用者情報データベース134を参照して判定する。本実施の形態では、転送先として第2IMサービスのユーザ「BBB」が設定されているので、判定部108は、第2管理部132bの利用者情報データベース134を参照して、ユーザ「BBB」のアクティブ状態を判定する。
【0028】
転送先ユーザがアクティブ状態でない場合、判定部108は、その旨をエラー通知部114に出力する。エラー通知部114は、転送先ユーザがアクティブ状態でないことを通知するためのメッセージを生成し、送信部124に送信させる。また、転送先ユーザがアクティブ状態の場合、判定部108は、宛先設定部110に図2の第1インスタントメッセージ本体50を供給する。宛先設定部110は、図2の第1インスタントメッセージ本体50の転送先欄56に設定された転送先IMアドレスを宛先として設定し、転送元情報付加部118に出力する。転送元情報付加部118は、図2の送信元欄54に設定されたIMアドレスを転送元情報として転送元欄86に設定する。
【0029】
添付ファイルがある場合、判定部108は、機能特定部126にその旨を通知する。機能特定部126は、例えば、転送コマンドの引数として設定されたサービス識別情報を検索キーとして、IMサービス毎の機能を保持するテーブルを参照して、そのIMサービスの機能を特定し、添付ファイルの送信が可能か否かを判定する。機能特定部126がそのテーブルを有してよい。添付ファイルの送信が可能な場合、ファイルを添付することをファイル添付部120に指示する。そして、ファイル添付部120は、添付ファイルをインスタントメッセージに添付する。これにより、図2のインスタントメッセージbが生成される。
【0030】
添付ファイルが利用できない場合、機能特定部126はその添付ファイルを格納処理部128に出力する。格納処理部128は、その添付ファイルをコンテンツ格納部102に格納するとともに、その格納先を特定する例えばURL(Universal Resource Locater)などの情報(以下、単に「参照アドレス」という)をアドレス付加部122に供給する。アドレス付加部122は、供給された参照アドレスをインスタントメッセージに付加する。これにより、図2のインスタントメッセージcが生成される。このように、種々の情報が付加されたインスタントメッセージbまたはインスタントメッセージcが送信部124から送信される。
【0031】
インスタントメッセージcを閲覧したユーザが添付ファイルを要求した場合、提供部130は、その要求に応じて、コンテンツ格納部102に保持された添付ファイルをユーザに提供する。これにより、異なるインスタントメッセージサービス間でのインスタントメッセージの中継が可能となる。
【0032】
図4は、第1クライアント16a、中継装置100、および第2クライアント16b間のインスタントメッセージ中継処理のシーケンス図である。まず、第1クライアント16aは、転送可能なIMアドレスのリストを中継装置100に要求する(S10)。中継装置100は、その要求に応じてリストを送信する(S12)。次に、第1クライアント16aは、受信したリストに含まれるIMアドレスが転送先として設定されたインスタントメッセージを生成する(S14)。そして、生成したメッセージを中継装置100に送信する(S16)。
【0033】
中継装置100は、受信したインスタントメッセージから転送先ユーザを抽出する(S18)。そして、中継装置100は、そのユーザがアクティブ状態か否かを判定する(S20)。転送先ユーザがアクティブ状態でない場合(S20のN)、その旨を通知するエラーメッセージを送信する(S22)。転送先ユーザがアクティブ状態の場合(S20のY)、中継装置100は添付ファイルの有無を判定する(S24)。添付ファイルがある場合(S24のY)、転送先のIMサービスにおいて添付ファイルの送信が可能か否かを判定する(S26)。添付ファイルの送信が可能な場合(S26のY)、添付ファイルをインスタントメッセージに付加する(S27)。そして、中継装置100は、S18で抽出したIMアドレスを宛先として設定する(S32)。次に、転送元情報を付加し(S34)、インスタントメッセージを第2クライアント16bに送信する(S36)。
【0034】
S24で、添付ファイルがない場合(S24のN)、S32に進む。S26で添付ファイルの送信ができない場合(S26のN)、中継装置100はその添付ファイルを格納する(S28)。そして、中継装置100は、格納した場所を特定する参照アドレスをインスタントメッセージに付加する(S30)。参照アドレスの付加されたインスタントメッセージを受信した第2クライアント16bのユーザは、添付ファイルを中継装置100に要求する(S38)。その要求を受けて、中継装置100は、添付ファイルを第2クライアント16bに提供する(S40)。
【0035】
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
【0036】
【発明の効果】
本発明によれば、異なるインスタントメッセージサービス間でインスタントメッセージの中継が可能になり、利便性の高いインスタントメッセージサービスを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態に係る通信システムの構成図である。
【図2】 図1の通信システムにおけるインスタントメッセージの中継処理を説明するための図である。
【図3】 図1の中継装置の内部構成図である。
【図4】 第1クライアント、中継装置、および第2クライアント間のインスタントメッセージ中継処理のシーケンス図である。
【符号の説明】
10 通信システム、12 ネットワーク、100 中継装置、102 コンテンツ格納部、104 受信部、106 抽出部、108 判定部、110 宛先設定部、112 リスト生成部、114 エラー通知部、116 情報付加部、118 転送元情報付加部、120 ファイル添付部、122 アドレス付加部、124 送信部、126 機能特定部、128 格納処理部、130 提供部、132 管理部、134 利用者情報データベース、136 検出部、138 ログイン部。
Claims (6)
- 異なるインスタントメッセージサービスにおけるクライアント間でインスタントメッセージを中継する装置であって、
第1のインスタントメッセージサービスを提供する第1サーバに、第1クライアントとしてログインする手段と、
前記第1のインスタントメッセージサービスとは異なる第2のインスタントメッセージサービスを提供する第2サーバに、第2クライアントとしてログインする手段と、
前記第2のインスタントメッセージサービスにおけるクライアントのリストの提供要求を前記第1サーバにログイン中の第3クライアントから受信する手段と、
前記第3クライアントにインスタントメッセージの本文として前記リストを返信する手段と、
を備えることを特徴とする中継装置。 - 異なるインスタントメッセージサービスにおけるクライアント間でインスタントメッセージを中継する装置であって、
第1のインスタントメッセージサービスを提供する第1サーバに、第1クライアントとしてログインする手段と、
前記第1のインスタントメッセージサービスとは異なる第2のインスタントメッセージサービスを提供する第2サーバに、第2クライアントとしてログインする手段と、
前記第2のインスタントメッセージサービスにおけるクライアントのリストの提供要求を前記第1サーバにログイン中の第3クライアントから受信する手段と、
前記第3クライアントにインスタントメッセージの本文として前記リストを返信する手段と、
前記第3クライアントから前記第1クライアント宛の前記インスタントメッセージを受信する手段と、
前記インスタントメッセージに付加された前記第2のインスタントメッセージサービスにおける第4クライアントの識別情報を抽出する手段と、
前記第4クライアントに前記第3クライアントから受信した前記インスタントメッセージを中継する手段と、
を備えることを特徴とする中継装置。 - 異なるインスタントメッセージサービスにおけるクライアント間でインスタントメッセージを中継する装置であって、
第1のインスタントメッセージサービスを提供する第1サーバに、第1クライアントとしてログインする手段と、
前記第1のインスタントメッセージサービスとは異なる第2のインスタントメッセージサービスを提供する第2サーバに、第2クライアントとしてログインする手段と、
前記第2のインスタントメッセージサービスにおけるクライアントのリストの提供要求を前記第1サーバにログイン中の第3クライアントから受信する手段と、
前記第3クライアントにインスタントメッセージの本文として前記リストを返信する手段と、
前記第3クライアントから前記第1クライアント宛の前記インスタントメッセージを受信する手段と、
前記インスタントメッセージに付加された前記第2のインスタントメッセージサービスにおける第4クライアントの識別情報として前記第4クライアントのインスタントメッセージアドレスを抽出する手段と、
前記第4クライアントに前記第3クライアントから受信した前記インスタントメッセージを中継する手段と、
を備えることを特徴とする中継装置。 - 前記リストの提供要求に含まれた情報に基づいて前記第2のインスタントメッセージサービスから中継可能なクライアントを検索する手段を更に備え、
前記返信する手段は、検索された前記クライアントの前記識別情報を返信することを特徴とする請求項1,2,3の何れか一項に記載の中継装置。 - 前記第4クライアントが前記第2サーバにログインしているか否かを判定する手段と、
ログインしていない場合に、その旨を第3クライアントに通知する手段と、
を更に備えることを特徴とする請求項3に記載の中継装置。 - 前記第2のインスタントメッセージサービスで利用可能な機能を特定する手段と、
前記第2のインスタントメッセージサービスで添付ファイルを利用できない場合、前記インスタントメッセージに付加された添付ファイルを格納する手段と、
格納した添付ファイルの所在を特定する情報を前記インスタントメッセージに付加する手段と、
を更に備えることを特徴とする請求項3に記載の中継装置。
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