JP3999659B2 - 硬質シガレットパケット - Google Patents

Description

【０００１】
［技術分野］
本発明は硬質シガレットパケットに関する。
【０００２】
［背景技術］
従来の硬質シガレットパケットは、通常、長軸に沿って延びた正平行六面体であり、かつ前壁、後壁、二つの側壁、および底壁を有するカップ形容器、ならびに前記容器と同様に前壁、後壁、二つの側壁、および上壁を有し、かつ前記容器の後壁と蓋の後壁との間で蝶番により前記容器に蝶番止めされるカップ形蓋を含む。
【０００３】
上記タイプのパケットは、一般的に硬質蝶番式蓋付きパケット（rigid hinged-lid packet)として知られ、かつ予備形成された折り線を含む硬質カードボードブランクから形成され、折り線に沿って折り畳んでパケットに形成される。シガレットのパケットは、続いてパケットを封止しかつシガレットの湿度を良好に維持するために包装材料シートで包装される。
【０００４】
上記硬質パケットは数年にわたり市場で成功を治め、その間により実用的に設計変更され、かつパケットを形成するときのブランクの折り畳みが改善されている。しかしながら、硬質蝶番式蓋付きパケットおよびその変形形態は全てパケットの構造に関して共通の欠点を有する。更に具体的には、蓋を蝶番を中心に回転させるときに、硬質蝶番式蓋付きパケットは長軸と交差するパケット部に実質的に対応する開口部を有し、かつ使用者が容器を握るとシガレットがその開口部から飛び出してしまう。
【０００５】
シガレットは、通常、フィルタが蓋に対面する向きに配置され、そのために使用者はフィルタを握って容器からシガレットを取り出す。しかし、シガレットをフィルタを介して握って口へ運ぶことは衛生的に問題があり、この問題はシガレットを逆にする、即ち、容器の底壁にフィルタを対面させて、容器の上端からシガレットの平面端を突出させることにより解決できる。しかし、より衛生的ではあるが、硬質蝶番式蓋付きパケットの内側のシガレットを倒立させることは、シガレットが平面端を介して把持しなければならず、その結果としでタバコをシガレットの端から取り出すことを意味する。更に、カップ形容器および蓋は、包装の偶発的破裂の場合にシガレットの劣化を防止するための蓋と容器間の封止を困難にする。
【０００６】
［発明の開示］
本発明の課題は、当分野の既知状態の欠点を容易な実用的方法で解消するために設計された硬質シガレットパケットを提供することである。
【０００７】
本発明によれば、軸に沿って延在する実質的硬質平行六面体の硬質シガレットパケットが提供され、前記パケットが容器および前記容器に蝶番に沿って蝶番止めされた蝶番式蓋を含み、前記容器が軸に平行であってループを形成する四つの壁、前記軸を横切る底壁、シガレットを収容するための内区画室、および前記区画室にわたる開口部を含み、前記軸に平行の前記四つの壁の少なくとも一つの壁が自由エッジを含み、前記開口部が前記蝶番と前記自由エッジとの間に存在するシガレットパケットにおいて、前記容器は前記軸を横切る上壁含み、前記蝶番は前記軸に平行の四つの壁上に延在しかつ前記自由エッジを含むことを特徴とする。
【０００８】
本発明によれば、前記容器の開口部は、パケットの端セクションに対応するのとは反対に、前記軸に平行の壁に沿って位置決めされ、かつ従って、前記容器の中央部に位置する構成であってよく、蝶番式カップ形蓋の場合のごとく容器の一端に形成される必要はない。更に、蝶番式カップ形蓋を具備した従来パケットの五つの壁で構成される容器とは反対に、本発明によるパケットは六つの壁で構成される容器の利点を有する。即ち、特に蓋が開放された状態において、従来蝶番式蓋付きパケットよりもパケットを強力にする。
【０００９】
本発明の好適形態によれば、前記パケットは前記蝶番式蓋の上に除去可能蓋を更に含み、前記蝶番式蓋は絵画かつ／または広告の支持体として作用する。
【００１０】
かかる形態は、近年法律により禁止されかつクーポン形態でパケットの内側に挿入されなければならず、そのためにパケットの製造を複雑にしているパケット外面上での広告、競争等の、蝶番式蓋への表示を可能にする。
【００１１】
前記除去可能蓋はエンドレス路を形成する連続的引き裂き線に沿って前記容器の前壁および側壁に連結されている。
【００１２】
本発明の前記好適形態は包装シート材（a sheet of overwrapping material)によるパケットの包装を必要としない密閉封止されたパケットの製造を可能にする。
【００１３】
本発明の他の課題は、本発明によるパケットを容易、低コストで形成するためのブランクを提供することにある。
【００１４】
本発明によれば、容器、蝶番式蓋、および前記蝶番式蓋上に除去可能蓋を含む硬質シガレットパケットを形成するカードボードによるフラットブランクが提供され、前記ブランクは前記容器を形成するための第一パネル、前記蝶番式蓋を形成するための第二パネル、および前記除去可能蓋を形成するための第三パネルを含み、前記第三パネルはエンドレス路を形成する連続的引き裂き線により前記第一パネルから分離していることを特徴とする。
【００１５】
［発明を実施するための最良の形態］
図１から５を参照すると、参照番号１は長軸Ｚに沿って延在する正平行六面体の形態の硬質シガレットパケットを示す。
【００１６】
パケット１は包装体（wrapping)３内に整然と収容された一群のシガレット２を収容し、かつ容器４、蝶番６に沿って容器４に蝶番止めされた蝶番式蓋５、容器４から除去可能な蓋７、および容器４の内側のカラー８を含む。容器４、蝶番式蓋５、除去可能蓋７、およびカラー８は硬質カードボードから形成され、他方、包装体３は、通常、フォイルである、シート材から形成される。
【００１７】
図１から３を参照すると、容器４は長軸Ｚに平行の前壁９、前壁９に平行に対面する後壁１０、長軸Ｚに平行に対面しかつ前壁９および後壁１０に垂直の底壁１２、および底壁１２に平行に対面する上壁１３を含む。
【００１８】
図３に更に明瞭に示されたように、容器４は正平行六面体の形態であり、かつシガレット２を収容するための区画室１４、および前壁９および側壁１１に沿って形成されて区画室１４へのアクセスを可能にする開口部１５を含む。換言すれば、容器は長軸に平行の四つの壁９，１０，１１を含みかつループを形成する。開口部１５は長軸Ｚに平行の壁の少なくとも一つに沿って延在する。
【００１９】
図１，２，３を参照すると、前壁９は底壁１２と蝶番６との間に延在する下部１６、および上壁１３と蝶番６に平行の下エッジ１８との間に延在する上部１７を含む。各側壁１１は蝶番６に隣接しかつ長軸Ｚに平行の直線エッジ１９、および下エッジ１８と直線エッジ１９と間に湾曲エッジ２０を形成する。蝶番６および下エッジ１８は長軸Ｚに平行する方向に開口部１５を形成し、かつ直線エッジ１９は長軸Ｚに対して垂直方向に開口部１５を形成する。
【００２０】
図１および２を参照すると、除去可能蓋７は、中央壁２１、および中央壁２１に垂直の二つの側壁２２を含む。容器４から分離する前に、除去可能蓋７は容器４に一体化され、前壁９および側壁１１に一体化され、かつ蓋５上に位置する。更に具体的には、中央壁２１はそれぞれ引き裂き線２３および２４に沿って下部１６および上部１７に、そして直線引き裂き線２５に沿って側壁１１に連結され、他方、側壁２２は湾曲引き裂き線２６によりそれぞれの側壁１１に連結されている。引き裂き線２３，２４，２５および２６はパケット１の外面に沿ってエンドレス路を形成し、かつ容器４と蓋７との間に引っ張り力が加わると蓋７がエンドレス路に沿って容器４から分離するように、カードボードをカッティングすることにより形成される。
【００２１】
蝶番式蓋５は、閉鎖時に、開口部１５の全体を閉鎖し、かつ図２に示された閉鎖位置において蝶番６から下エッジ１８へ長軸Ｚに平行に延在する中央壁２７を含み、かつ図２に示された閉鎖位置にといて底壁１２から下エッジ１８まで側壁１１の下方に延在しかつ中央壁２７に垂直の二つの側壁２８を含む。各側壁２８は付加部２９を有し、付加部２９は中央壁２７に隣接せずかつ底壁１２に向かって突出している。中央壁２７は、除去可能蓋７が除去されたときに露出される広告かつ／または絵画Ｓを担持する外面Ｆを有する。
【００２２】
カラー８は包装体３と容器４との間で区画室１４の内側に位置し、かつ中央壁３０、および中央壁３０に垂直の二つ側壁３１を有し、カラー８は蝶番６で下部１６から一部が突出して底壁１２の近くまで延在する。各側壁３１は容器４の側壁１１に平行であり底壁１２から湾曲エッジ２０まで延在し、かつ蝶番式蓋５の各付加部２９は容器４の側壁１１とカラー８の側壁３１との間に位置し、カラー８は蝶番式蓋５を開放し閉鎖するときに付加部を案内するために設けられている。
【００２３】
包装体３は、予め穿孔した線により包装体３の残部に連結された除去可能な、所謂剥ぎ取り部３２を含み、かつ剥ぎ取り部３２は除去されたときに、開口部１５でシガレット２を露出させる。除去可能部３２はカラー８から上壁１３に対面する包装体３の部分まで延在し、かつ後壁１０の近くで側方に延在する。
【００２４】
図５を参照すると、シガレット２は区画室１４の内側で長軸Ｚに平行に配置され、かつパケット１の上壁１３から所定間隔を置いて位置するフィルタ３３を含む。換言すれば、底壁１２および上壁１３は長軸Ｚに沿ってシガレット２の長手よりも長い間隔により分離されている。
【００２５】
図示されない形態において、シガレット２は底壁１２側にフィルタ３３を有するように配置される。
【００２６】
図示されない他の形態において、長軸Ｚに平行に配置されたシガレット２よりも短いシガレットが蝶番６に平行に配置され、かつ上述のパケット１に結合される。ただし、パケット１はシガレット２と同一長さのシガレットを蝶番６と平行に配置しかつ収容できる寸法にされてよい。
【００２７】
図６の参照番号３４は、対称的長軸Ｘに沿って延在しかつ後述するように複数のパネルを含むフラットカードボードブランクを示す。説明を簡単にしかつブランク３４をパケット１に関連させるために、パケット１の壁に対応する各パネルは壁について（’）を加えて同一参照番号により示されている。
【００２８】
ブランク３４は、実質的に、長軸Ｘにより形成される方向に細長い矩形の形態であり、かつ長軸Ｘに平行かつそこから等間隔の二つの折り線３５、および長軸Ｘに垂直の五つの折り線３６，３７，３８，３９，４０を含む。折り線３５はブランク３４上にパネルの中央細片４１、および長軸Ｘに対して鏡面のように対称的なパネルの二つの側細片４２を形成する。ブランク３４は長軸Ｘに垂直に延在しかつブランク３４の全幅を横切る直線側４３、側４３に平行に反対側で中央細片４１の全幅に延在する直線側４４、および二つの対向側４５を含む。
各対向側４５は長軸Ｘに平行で側４３から折り線３７へ延在する部４６、折り線３７と３９との間に延在する凹部４７および直線部４８、折り線３９と３９との間に延在する概ね凸状のセグメン部４９、およびエッジ４４と折り線４０との間に延在しかつ折り線３５と理論上の連続を形成する直線部５０を含む。ブランク３４は、また、各細片４２にエッジ５１を含み、エッジ５１は折り線３９と理論上の連続を形成する。
【００２９】
各側細片４２は折り線３６と一致するスリット５２、および折り線３９と一致するスリット５３により遮断され、かつ折り線３６から折り線３７へ折り線３５に沿って延在するスリット５４により、かつ折り線３８から折り線３９へ折り線３５に沿って延在するスリット５５により中央細片４１から一部が分離されている。
【００３０】
（’）を付けて示したパネルに加えて、ブランク３４は、除去可能蓋７の除去後であっても、パケット１の外側から見えないパネルを含む。中央細片４１に沿って、かかるパネルは側４４により、折り線４０により、かつ部５０により形成されるフラップ５６、および蝶番６により、折り線３９により、かつスリット５５により形成されるパネル５７を含む。各側細片４２は折り線３８により、エッジ５１により、部４８により、かつスリット５３および５５により形成されるタブ５８、部４６により、折り線３７により、かつスリット５２および５４により形成されるタブ５９、ならびに折り線３７および３８により，部４７および４８により、かつ折り線３５により形成されるパネル６０を含む。
【００３１】
ブランク３４は引き裂き線２３，２４，２５，２６を形成し、従って、側４３と折り線３６との間に矩形パネル２１’、および折り線３５によりパネル２１’から分離される二つタブ２２’を形成するために予めカットされている。
【００３２】
図７の参照番号６１は、カラー８を形成するフラットカードボードブランクを示し、ブランク６１は対称軸Ｙを有し、かつ軸Ｙに平行であって、カラー８の壁３０に対応する中央パネル３０’、および中央パネル３０’の対向側に位置しかつカラー８の側壁３１に対応する二つのパネル３１’を形成する二つの折り線６２を含む。
【００３３】
パケット１は、次のごとく、ブランク３４および６１ならびに包装体３内の一群のシガレット２から形成される。
【００３４】
フラップ５６は折り線４０を中心に１８０°折り畳まれかつパネル２７’に接着される。一群のシガレット２は折り線３８にあるパネル１０’上に設置される。パネル３０’は包装体３上に形成される。そしてパネル３１’はカラー８を形成するために包装体３上に直角に折り畳まれる。この時点で、タブ５８および５９はそれぞれ折り線３８および３７を中心に約９０°折り畳まれ、かつ各パネル６０は折り線３５を中心に所定角度に折り畳まれる。パネル２８’は折り線３５を中心に直角に折り畳まれ、パネル１２’は折り線３８を中心に直角に折り畳まれ、かつパネル５７および２７’は折り線３９を中心に直角に折り畳まれて、パネル２８’が包装体３に接触しかつカラー８のタブ３１上に位置するようにされる。パネル１３’は折り線３７を中心に直角に折り畳まれ、かつパネル１６’，１７’，２１’，１１’および２２’は折り線３６に対してパネル２７’および５７上に直角に折り畳まれる。この時点で、各パネル１１’は折り線３５を中心に直角に折り畳まれて既知方法によりパネル６０へ接着され、かつタブ５８および５９は既知方法によりそれぞれのパネル１２’および１３’に接着される。
【００３５】
パケット１はこのようにして密閉され、オーバーラッピングを必要としない。
【００３６】
実際の使用に際して、使用者は除去可能蓋７を分離してその下の蝶番式蓋５を露出させる。蝶番式蓋５は蝶番６を中心に移動自在であって容器４の内区画室１４および内側のシガレット２へのアクセスを可能にする。詰め込み（押し込み）を防止するために、蝶番式蓋の側壁２８はパケット１の側壁１１により、かつそのカラーの側壁３１により案内される。
【００３７】
図８の参照番号６３はパケット１の第一変形形態によるシガレットのパケットを示す。パケット６３は傾斜エッジパケットであり、パケット１と同様に容器４、除去可能蓋７、蝶番式蓋５（図８では図示されていない）、およびカラー８（図８では図示されていない）を含む。パケット６３の構成部はパケット１の構成部と形状かつ／または寸法において相違するが、説明を簡単にするために、同様構成部はパケット１と同一参照番号を使用して示されている。前壁９および後壁１０は壁９，１０および１１間でエッジ６５を形成する斜面６４により側壁１１に連結されている。前壁９を各側壁１１へ連結する各斜面６４は前壁９の下部１６に隣接する下部６６、および前壁９の上部１７に隣接する上部６７を含む。除去可能蓋７は二つの斜面６８を含み、斜面６８は前壁９を側壁１１に連結する二つの斜面６４と同一面であり、かつ蓋７の中央壁２１を蓋７の側壁２２へ連結する。下部１６および上部１７から壁２１を分離することの他に、引き裂き線２３および２４は斜面６４を横切って延在しかつ斜面６８を斜面６４の下部６６および上部６７から分離し、かつ引き裂き線２５は側壁１１と斜面６４との間でエッジ６５に沿って延在する。蝶番式蓋５およびカラー８（共に図８には図示されていない）は中央壁２７および３０とそれぞれ側壁２８および３１との間に斜面を有する。
【００３８】
図９の参照番号６９は対称長軸Ｘに沿って延在し、かつパケット６３を形成するための複数のパネルを含むフラットカードボードブランクを示す。説明を簡単にしてブランク６９をパケット６３に関連づけるために、パケット６３の壁に対応する各パネルは壁に付いて（’）を加えた同一参照番号を使用し、かつ同一参照番号はブランク３４と同一構成部に示すために使用されている。
【００３９】
ブランク６９は、実質的に、対称軸Ｘにより形成される方向に細長い矩形であり、かつ折り線７０を含み、各折り線は折り線３５と折り線７０との間にパネル６４’，６８’および７１を形成するように軸Ｘに平行であって折り線３５と側部４５との間に位置する。ブランク６９が、一旦、折り畳まれると、パネル６４’，６８’および７１は、それぞれ容器の斜面６４、除去可能蓋７の斜面６８、および蝶番式蓋５の斜面（図８では図示されていない）を形成する。ブランク６９は、フラップ５６に位置しかつ折り線３５の理論上の連続線に沿って延在してフラップ５６を二つのパネル７３から分離する二つのスリット７２を含む点でブランク３４と相違する。
【００４０】
図１０の参照番号７４は、パケット１の第二変形形態によるシガレットのパケットを示し、かつパケット７４はパケット１と同様に容器４、除去可能蓋７、蝶番式蓋５（図１０では示されていない）、およびカラー８（図１０では示されていない）を含む。パケット７４の構成部はパケット１の構成部から形状かつ／または寸法において相違するが、同様構成部は説明を簡単にするためにパケット１と同様参照番号を使用して示されている。
【００４１】
パケット７４の前壁９および後壁１０は側壁に位置する湾曲部７５を有し、かつ湾曲部７５は前壁９および後壁１０を側壁１１へ連結するために設けられている。前壁９の湾曲部７５は前壁９の下部１６に隣接する下部７６、および前壁９の上部１７に隣接する上部７７を含み、かつ湾曲部７５は側壁１１とエッジ７８を形成する。除去可能蓋７の中央壁２１は下部７６および上部７７と同一面の二つの湾曲部７９を含む。
【００４２】
同様に、図１０に示されていないが、蝶番式蓋５およびカラー８はそれぞれ側壁２８および３１で湾曲部を含む壁２７および３０を有する。
【００４３】
図１１の参照番号８０は対称長軸Ｘに沿って延在しかつパケット７４を形成する複数のパネルを含むフラットカードボードブランクを示す。説明を簡単にしかつブランク８０をパケット７４に関係づけるために、パケット７４の壁に対応する各パネルは壁について（’）を加えて同一参照番号を使用して示されておりかつ同一参照番号はブランク３４と同様構成部を示す。
【００４４】
ブランク８０は、パネル７５’，７６’，７７’，７９’および８２を形成する長軸Ｘに平行の複数の隣接切り込み線８１を折り線３５の位置に有する点でブランク３４と相違する。これらの切り込み線は、ブランク８０がパケット７４を形成するために折り畳まれるときに、後壁１０の湾曲部、前壁９の湾曲部７５の下部７６および上部７７、除去可能蓋７の中央壁２１の湾曲部、および図１０に図示されていない蝶番式蓋の中央壁の湾曲部にそれぞれ対応して湾曲する。
【００４５】
パケット１の図示されていない他の変形形態において、前壁９および後壁１０は側壁１１にエッジを有しない湾曲部を介して連結され、かつブランク内の切り込み線により形成される。更に、除去可能蓋、蝶番式蓋、およびカラーは中央壁をそれぞれの側壁に連結する湾曲部を含む。
【００４６】
ブランク３４，６９および８０は容器４を形成するための第一パネル、蝶番式蓋５を形成するための第二パネル、および除去可能蓋７を形成するための第三パネルを有する。第二および第三パネルは対向側に位置し、かつ第二パネルは第三パネルよりも大きい表面積を形成する。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明による硬質シガレットパケットの斜視図を示す。
【図２】 図１の斜視図においてパケットの一部を分解した図を示す。
【図３】 図１の斜視図においてパケットの開放位置を示しかつパケットの一部を除去した図を示す。
【図４】 図１のパケットのＩＶ−ＩＶ線に沿った断面図を示す。
【図５】 図１のパケットのＶ−Ｖ線に沿った断面図を示す。
【図６】 図１のパケットを形成するフラットブランクの平面図を示す。
【図７】 図１のパケットのカラーを形成するフラットブランクを示す。
【図８】 図１のパケットの第一変形形態の斜視図を示す。
【図９】 図８の第一変形形態を形成するフラットブランクの平面図を示す。
【図１０】 図１のパケットの第二変形形態の斜視図を示す。
【図１１】 図１０の第二変形形態を形成するフラットブランクの平面図を示す。

Claims (19)

1. 容器（４）および前記容器（４）に蝶番（６）に沿って蝶番止めされた蝶番式蓋（５）を含み、前記容器（４）が軸（Ｚ）に平行であってループを形成する四つの壁（９，１０，１１）、軸（Ｚ）を横切る底壁（１２）、シガレット（２）を収容するための内区画室（１４）、および前記区画室（１４）にわたる開口部（１５）を含み、軸（Ｚ）に平行の前記四つの壁（９，１０，１１）の少なくとも一つの壁が自由エッジ（１８）を含み、前記開口部（１５）が前記蝶番（１６）と前記自由エッジ（１８）との間に存在する、軸（Ｚ）に沿って延在する実質的硬質平行六面体の硬質シガレットパケットにおいて、
   前記容器（４）は軸（Ｚ）を横切る上壁（１３）含み、
   前記蝶番（６）は、軸（Ｚ）に平行でありかつ前記自由エッジ（１８）を含む壁（９）上に延在し、
   前記シガレット（２）は前記区画室（１４）の内側で軸（Ｚ）に平行に配置され、かつ
   前記底壁および上壁（１２，１３）は軸（Ｚ）に垂直でありかつ前記シガレット（２）の長さよりも長い間隔で分離されている、ことを特徴とする、硬質シガレットパケット。
2. 軸（Ｚ）に平行の前記四つの壁（９，１０，１１）は前壁（９）、後壁（１０）および二つの側壁（１１）を含み、
   前記蝶番（６）は前記前壁（９）に沿って延在する、請求項１のパケット。
3. 前記前壁（９）は前記底壁（１２）に隣接する前記前壁（９）の第一部（１６）、および上壁（１３）に隣接して前記第一部（１６）と同一面の前記前壁（９）の第二部（１７）を含み、
   前記前壁（９）の第一部および第二部（１６，１７）は前記開口部（１５）により分離されている、請求項２のパケット。
4. 前記蝶番（６）は軸（Ｚ）と交差している、請求項２のパケット。
5. 前記自由エッジ（１８）は前記蝶番（６）と平行でありかつ前記前壁（９）の全幅に延在する、請求項４のパケット。
6. 前記開口部（１５）は前記側壁（１１）に沿って一部が延在する、請求項２から５のいずれか１のパケット。
7. 前記シガレット（２）は前記上壁（１３）に位置決めされたフィルタ（３３）を有する、請求項１から６のいずれか１のパケット。
8. 前記シガレット（２）は前記区画室（１４）の内側に収容されかつ前記二つの側壁（１１）間で軸（Ｚ）と交差して延在し、
   前記側壁（１１）は相互に対して対面し、かつ相互および軸（Ｚ）に対して平行である、請求項２から６のいずれか１のパケット。
9. 前記蝶番式蓋（５）は前記蝶番（６）を中心に回転する中央壁（２７）、および前記中央壁（２７）に垂直かつ前記容器（４）の側壁（１１）に平行の二つの側壁（２８）を含む、請求項２から８のいずれか１のパケット。
10. 前記区画室（１４）の内側に位置しかつ前記容器（４）の側壁（１１）に位置する二つの側壁（３１）を有するカラー（８）を更に含み、
    蝶番式蓋（５）の各側壁（２８）は前記カラー（８）の側壁（３１）と前記容器（４）の側壁（１１）との間に位置する、請求項９のパケット。
11. 前記蝶番式蓋（５）上に除去可能蓋（７）を更に含む、請求項１から１０のいずれか１のパケット。
12. 前記蝶番式蓋（５）は絵画かつ／または広告の支持体である、請求項１１のパケット。
13. 前記除去可能蓋（７）はエンドレス路を形成する連続的引き裂き線（２３，２４、２５、２６）に沿って前記容器（４）の前壁（９）および側壁（１１）に連結されている、請求項１１のパケット。
14. 前記引き裂き線（２３，２４，２５，２６）は前記蝶番（６）に隣接した第一引き裂き線（２３）、および前記自由エッジ（１８）と実質的に一致する第二引き裂き線（２４）を含む、請求項１３のパケット。
15. 前記開口部は前記容器（４）の各側壁（１１）に沿って他の二つのエッジ（１９，２０）により側方に形成され、
    前記二つのエッジ（１９，２０）は二つの引き裂き線（２５，２６）と実質的に一致する、請求項１４のパケット。
16. 前記除去可能蓋（７）は前記前壁（９）と実質的に同一面であって前記蝶番式蓋（５）の中央壁（２７）上に重なる中央壁（２１）を含む、請求項１１のパケット。
17. 前記除去可能蓋（７）は前記除去可能蓋（７）の中央壁（２１）に垂直であって前記容器（４）の側壁（１１）と同一面にある二つの側壁（２２）を含む、請求項１６のパケット。
18. 前記前壁（９）および前記後壁（１０）を前記容器（４）の側壁（１１）に連結する斜面（６４）を含み、
    前記除去可能蓋は前記除去可能蓋の側壁（２２）に前記中央壁（２１）を連結する二つの斜面（６８）を含む、請求項１６または１７のパケット。
19. 前記前壁（９）および前記後壁（１０）は前記容器（４）の側壁（１１）に湾曲部（７５）を含み、
    前記除去可能蓋（７）の中央壁（２１）は前記除去可能蓋（７）の側壁（２２）に湾曲部（７９）を含む、請求項１６または１７のパケット。

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