JP3999505B2 - カメラ - Google Patents

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  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被写体にストロボ光を投射することができるカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、暗いシーンや逆光時などの場合において、露出時の補助光として被写体にストロボ光を投射して撮影を行う技術が知られている。しかし、主要被写体の背景が壁の場合などにストロボを用いて撮影を行うと主要被写体の後ろに影が生じてしまうことがあった。特に、パスポートなどに使用する証明写真を通常のカメラで撮影する場合にはこうした影の部分が邪魔となるものであった。そこで、本出願人による特願平11−259020号のカメラにおいて、このような問題を対策するための提案を行っている。この特願平11−259020号のカメラは被写体にストロボ光を投射して撮影を行ったときに生じる影部分がカメラに表示されるというものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特願平11−259020号のカメラでは、影のある位置をユーザに報せることはできても、その影に対してどのような処理を行うのかまでは提案されていなかった。
【0004】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、ストロボ光を投射して撮影を行ったときに生じた影に対して適切な処理を施すことで不自然な影のない写真を初心者にも簡単に撮影することができるカメラを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明によるカメラは、被写体に光を投射して露出を補うストロボ手段と、上記被写体の像を検出する像検出手段とを有するカメラにおいて、上記被写体に上記ストロボ手段によるストロボ光を投射したときの上記像検出手段の出力と、上記被写体にストロボ光を投射していないときの上記像検出手段の出力とを比較し、上記ストロボ手段によって被写体に光を投射したときに撮影画面内に生じる影の部分を検出する影検出手段と、上記撮影画面内における上記影の部分の周辺部の画像パターンが所定範囲にわたって略均一の画像パターンであるか否かを判定するパターン判定手段と、上記パターン判定手段によって、上記撮影画面内における上記影の部分の周辺部の画像パターンが所定範囲にわたって略均一の画像パターンであると判定された場合にのみ、上記影の部分の画像データを上記周辺部の画像データに置き換えて上記影の部分を除去する影除去手段とを具備することを特徴とする。
【0006】
即ち、本発明のカメラによれば、影検出手段によってストロボ投射前の像とストロボ投射後の像とを比較することでストロボ投射時に生じた影を検出し、その検出した影を影除去手段によって除去することで、不自然な影のない写真を撮影することができる。
【0007】
また、上記の目的を達成するために、本発明によるカメラは、背景の前に主要被写体が存在する被写体を撮影するカメラにおいて、撮影レンズと、上記撮影レンズにより結像した被写体の像を画像信号に変換する撮影手段と、上記撮影レンズから距離Xだけ離れた位置に配置され、上記被写体にストロボ光を投射するストロボ手段と、画面内複数のポイントの距離を測定する測距手段と、上記測距手段による測距の結果、上記撮影レンズの中心から主要被写体までの距離がL 、上記撮影レンズの中心から背景までの距離がL であって、上記撮影レンズの焦点距離がfであるとき、X ,f,L ,L より算出される上記背景上に生ずる上記主要被写体の影の像の大きさに基づいてストロボ光投射時における影の影響の有無を判定する影判定手段と、上記主要被写体の影の像の大きさが所定の大きさ以上になって上記影判定手段が影の影響が大きいと判定したときに警告表示を行う警告表示手段とを具備することを特徴とする。
【0008】
即ち、本発明のカメラによれば被写体距離によって影の判定を行い、影が出そうな場合には撮影の事前に警告表示を出すことができる。つまり、影の出そうなシーンでは警告表示を行うことによってユーザにそれを撮影前に認知させ、構図を変えるなどの対処を促すことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0010】
[第1の実施の形態]
本発明の第1の実施の形態について図1乃至図5を参照して説明する。
【0011】
図1は、本第1の実施の形態に係るカメラの構成を示すブロック図である。本実施の形態はデジタルカメラを想定していて、被写体にストロボ光を投射したときに生じた影を、デジタル画像処理により除去するものである。
【0012】
演算制御回路(CPU)1はカメラ全体の動作制御や画像処理IC4における各種画像処理のシーケンス制御を行っている制御回路である。また、CPU1は入力されてきた画像からストロボ光投射によって生じた影を検出する影検出部1aとしての機能も有している。
【0013】
撮影レンズ2は、被写体の像を撮像部3に結像させるためのレンズである。
【0014】
撮像部3は撮影レンズ2によって結像された被写体の像を電気信号に変換した後、その電気信号を積分して被写体像信号として画像処理IC4に出力する。同時に、この被写体像信号をCPU1内部の影検出部1aにも出力する。
【0015】
画像処理IC4は、画像信号の圧縮や後述する影の除去などの各種画像処理を行うICである。画像処理IC4内部は被写体にストロボ光を投射する前の画像を記憶するための第1の画像記憶部4a、ストロボ光を投射して撮影を行った後の画像を記憶するために第2の画像記憶部4b、影検出部1aによって検出された影の除去を行う影除去部4cなどを含んでいる。
【0016】
メモリ5は、例えば不揮発性の半導体メモリで構成された記憶装置であり、撮影された画像の記憶を行う。
【0017】
表示部6は、例えば液晶ディスプレイで構成されていて撮影された画像を表示する。
【0018】
レリーズスイッチ7は撮影動作を開始するためのスイッチであり、モード切替スイッチ8はカメラの動作モードをパスポートなどの証明写真を撮影することができる証明写真モードに切り替えることができるスイッチである。CPU1はこれらのスイッチの状態を検出して撮影を行うか否か判定したり、モードの切り替えを行ったりする。
【0019】
測距部9は、撮影レンズ2のピント調節を行うために被写体の距離を測定する装置である。
【0020】
ストロボ装置は撮影時のシーンに応じて被写体にストロボ光を投射する装置であり、ストロボ回路10a、ストロボ発光部10bなどから構成されている。
【0021】
次に、このような構成を持つカメラの動作について説明する。
【0022】
カメラ11を用いて図2に示すように主要被写体である人物12を壁13を背景として撮影した場合には、ストロボ発光部10bからのストロボ光によって壁13に人物12の影14が生じてしまう。その結果、撮影レンズ2を介して撮影された写真画面15上にも図3(A)で示すような影14が発生してしまうことになる。しかし、このストロボ光による発光は一瞬のものであるため、ユーザは撮影後に表示部6に表示された画像を確認するまで影14が生じたことを認識できない。
【0023】
そこで、本実施の形態では図4に示すようなフローチャートに示すような動作を行うことによって、ストロボ光の投射によって生じた影を自動的に除去することにする。なお、本実施の形態におけるカメラの影除去機能を使用する際の前提として、背景となる壁には模様などがなく均一なパターンであるものとする。この条件に合う例として、証明写真を撮影する場合を考える。
【0024】
ユーザによってレリーズスイッチ7がONされて撮影が開始されると、まず、CPU1はモード切替スイッチ8の状態を検出して現在の動作モードが証明写真を撮影するための証明写真モードであるか否かを判定する(ステップS1)。証明写真モードでない場合には通常のストロボ撮影として、被写体にストロボ光を投射して撮影を行い、撮影したデジタル画像を第2の画像記憶部4bに記憶させる(ステップS20)。その後、ステップS8に進む。
【0025】
一方、証明写真モードの場合には、まずストロボ光を投射する前のデジタル画像データ(第1の画像)を画像処理IC4内部の第1の画像記憶部4aに記憶させる(ステップS2)。この第1の画像は図3(B)に示すように露出の点では非常にアンダーな画像であるが、この第1の画像はストロボ光投射前の状態を示す画像であって後述する影判定の際に用いるものである。なお、この図3(B)に示す第1の画像において、例えば図中Yで示すライン上における撮像部3で取得した像信号は、例えば図5(A)の(b)のようになる。次に、ストロボ発光部10bから被写体にストロボ光を投射して撮影を行って、被写体にストロボ光を投射した後のデジタル画像データ(第2の画像)を画像処理IC4内部の第2の画像記憶部4bに記憶する(ステップS3)。このように被写体にストロボ光を投射して撮影を行えば、第2の画像は図3(A)に示すように露出の点では良好な画像となる。ただし、この第2の画像には前述したようにストロボ光による影14が生じてしまう。なお、この図3(A)に示す第2の画像におけるY上のラインでの像信号は図5(A)の(a)のようになる。
【0026】
そして、影検出部1aにおいて、画像処理IC4内部の第1の画像記憶部4aに記憶した第1の画像と第2の画像記憶部4bに記憶した第2の画像とを比較することによりストロボ光の投射によって生じた影の位置を検出する影判定を行う(ステップS4)。ここで、この影判定について説明する。第1の画像と第2の画像との比較は、撮像部3から影検出部1aに入力された、それぞれの像信号同士を比較することによって行う。ここで、図5(A)に示す第1の画像における像信号(b)に比べて第2の画像における像信号(a)にはストロボ光の投射による光量の増加があるので、それを除いて単純に波形の振幅のみを比較すると、図5(B)中、第2の画像(a)の像信号では、第1の画像(b)の像信号にはない大きな振幅が生じることが分かる。この第2の画像(a)において大きな振幅が生じた位置は図5(B)に示すようにストロボ光による強いコントラストをもった影が生じた位置に相当し、図5(B)の範囲Xを検出することにより影の位置検出を行うことができる。そして、第2の画像内で、検出した影の画像データをその周辺部(図5(B)の影外側)の画像データ(例では白い壁)で置き換えればストロボ光の投射によって生じた影を除去することができる。なお、影判定は写真画面15内の全てのラインについて行うようにしても良いし、影を示す振幅が生じなくなったら影判定を中止するようにしても良い。
【0027】
なお、本実施の形態では、影が生じた位置の壁の画像データと影周辺の壁の画像データが同じものであるという前提条件を満たしていれば、証明写真撮影に限らず応用可能である。しかし、壁に模様が描かれていたり不均一なコントラストがあったりする場合には影外側領域に含まれる画像データのうち、どの位置の画像データを用いて影の画像データを置き換えれば良いかを判定しなければならなくなるため、装置構成が複雑になってしまう。
【0028】
そこで、本実施の形態ではこのように背景の壁のパターンが複雑な場合には影の除去を行わないようにした。それがステップS5及びステップS6である。つまり、上記ステップS4で影の位置が判定された後、影外側の画像データのパターンの検出を行う(ステップS5)。このパターン検出は影周辺部の所定範囲(図5(C)の影外側)における画像データのパターンを検出することにする。この影外側のパターン検出を写真画面15内の全てのX軸方向のラインについて行えば影外側の画像データからなる領域が形成されることになる。次に、このパターン検出の結果、影周辺部の画像データが均一であるか否かを判定する(ステップS6)。この均一の判定は、検出した領域内の画像データが全て一致したときに壁のパターンが均一であると判定することにする。なお、均一の条件として、パターンが全て一致した場合という条件に代えて、例えばパターンが90%一致した場合には全体として同じパターンの壁であると判定するようにして、例えば壁にしみがあったような場合でも、その壁のしみを誤差とみなして影の除去を行うことができるようにしても良いし、領域内でパターンを判定しないでX軸方向の1ラインごとにパターン判定を行っても良い。
【0029】
上記ステップS6の判定の結果、画像データが均一であった場合には影の除去を行った後(ステップS7)、表示部6に、第2の画像記憶部4bに記憶されている影の除去を行った後の画像を、撮影画像として表示する(ステップS8)。次に、表示した画像を圧縮してメモリ5に記憶し(ステップS9)、処理を終える。
【0030】
一方、画像データが不均一であった場合には、影の除去が行えないことを警告表示して(ステップS10)、影の除去を行わずにステップS8へ進み、撮影画像の表示を行う。そのままステップS9に進み、表示した画像を圧縮してメモリ5に記憶させた後、処理を終える。
【0031】
以上説明したように本実施の形態によれば、パスポート等を撮影することができる証明写真モードにおいて、ストロボ光の投射によって写真画面内に生じてしまった影を除去することができる。
【0032】
[第2の実施の形態]
本発明の第2の実施の形態について図6乃至図8を参照して説明する。本第2の実施の形態は上記第1の実施の形態における影判定の変形例である。
【0033】
図6(A)はストロボ光を投射して撮影する際、影がどのように撮影されるかを示す図である。カメラ11の撮影レンズ2とストロボ発光部10bがXの位置だけずれていると、その位置差Xに基づいて、壁13上に人物12に投射したストロボ光による影14を生じる。このときのカメラ11と人物12との間の距離をL、カメラ11と壁13との間の距離をLとすると、約Xの幅の影が撮影レンズ2によって撮影される。この幅Xはカメラ12の撮像面3a上においては図6(B)のようにXの幅を持つ。このとき、これらのX及びXは(式1)、(式2)の関係で示される。
【0034】
【数1】
Figure 0003999505
【0035】
ここで、影14の影響を判定する方法としては(式1)のXを測定して判定する方法と(式2)のXを測定する方法との2通りが存在することが考えられる。このとき、Xを測定して影14の影響を判定したとすると、Lが十分大きければ(つまり、人物12が遠ければ)、Xが小さくなり影の影響が無視できると判定できる。しかし、現在使用しているカメラ11がズーム機能付きカメラである場合には、撮影レンズ2のズーム駆動によって焦点距離fが変化する。焦点距離fが大きくなれば(式2)により撮像面3a上に撮像された影の影響も大きく(Xの大小によらずに)なってしまうことがわかる。
【0036】
これ以降、本実施の形態では、例としてズーム機能付きのカメラにおいても使用することができる(式2)を使って説明を行うことにする。なお、ズーム機能の無いカメラでは(式1)を使用することができるのは勿論である。
【0037】
ここで、本実施の形態に係るカメラで使用する測距装置について説明する。本実施の形態で使用する測距装置は図7(A)に示すように複数のポイントを測距できる多点測距装置を想定しており、その構成は図7(B)のようになる。
【0038】
測距装置の2つの受光レンズ20a,20bは視差Bを持たせて配置されている。これら受光レンズ20a,20bは主要被写体である人物12をモニタし被写体の像を一対のセンサアレイ21a,21bに導く。2つのセンサアレイ21a,21bに導かれた被写体の像は電気信号に変換される。そして、視差Bによって生じた2つの被写体像の相対位置差XをX検出部22によって検出する。このとき受光レンズの焦点距離fと視差B、相対位置差X及び距離Lには、
【数2】
Figure 0003999505
の関係があるため、これをCPU1で演算することにより距離Lを求めることができる。
【0039】
また、壁13までの距離Lは、基準とする像の位置を図7(A)中、一点鎖線で示すライン上のセンサの像に置き換えれば求めることができる。また、本実施の形態では壁13のコントラストが均一であるため発光回路23を制御してLED24を発光させて、投光レンズ25を介して補助光を投射することでコントラストを得るようにする。なお、以上説明した多点測距装置は周知の技術であるためその詳細については説明を省略する。
【0040】
図8は本第2の実施の形態のカメラの影判定について説明するためのフローチャートを示す図である。
【0041】
まず、測距装置により多点測距を行い(ステップS31)、上記L及び上記Lを測定する(ステップS32)。次に、Lが所定距離L20よりも遠いか否かを判定する(ステップS33)。所定距離L20以近の場合には上記(式2)のXが所定値X100未満であるか否かを判定する。(ステップS34)。ステップS33の判定でLが所定距離L20よりも遠いと判定された場合、またはステップS34の判定でXが所定値X100未満であると判定された場合にはストロボ光が壁14に届かないため影がないと判定して(ステップS35)、影判定を終える。
【0042】
一方、ステップS33の判定で 2 が所定距離L20以近であると判定され、かつステップS34の判定でXが所定値X100以上であると判定された場合には、影の位置を判定する(ステップS36)。この影の位置判定は上記第1の実施の形態と同様に撮像部3によって撮像した像信号から輝度の低い位置を探し出すのであるが、上記ステップS33及びステップS34の判定により影があることは分かっており、更に影は前述の説明のとおり撮像面3a上において、Xの幅だけ生じることがわかっているので像信号を測定した際にXの範囲にわたって輝度の低い部分を影と判定することができる。つまり、ストロボ撮影前の画像を記憶する必要がなく、そのための記憶部も必要がない。なお、この影判定以外の処理については上記第1の実施の形態と同様のものを用いることができる。
【0043】
以上説明したように本実施の形態によれば、被写体距離を測定して影の判定を行うことで画像処理ICに像信号記憶用の記憶部を設ける必要がなく影判定を行うことができる。なお、本第2の実施の形態の影判定は上記第1の実施の形態の影判定と兼用できることは勿論である。これにより、2重の影判定を行うことができ、影判定の精度を高めることができる。
【0044】
[第3の実施の形態]
本発明の第3の実施の形態を図9を参照して説明する。上記第1の実施の形態では判定した影の信頼性が低い場合には、影の除去を行わないことを警告表示した後、影の除去を行っていない状態のストロボ撮影画像をメモリ5に記憶したり表示部6に表示したりするようになっているが、信頼性の低い場合にも影の除去を行って、影あり画像と影なし画像のうち、より好ましい画像をユーザに選択させるようにしたのが本第3の実施の形態である。構成としては上記第1の実施の形態の構成に表示部6に表示させる画像を影あり/影なしの間で切り替えるための表示切替スイッチ(図示せず)と表示している画像をユーザの操作によりメモリ5に画像を記憶するか否かを決定するための記憶スイッチ(図示せず)を追加したものである。
【0045】
図9は第3の実施の形態における判定した影の信頼性が低い場合の画像の表示及び記憶について示したフローチャートである。
【0046】
即ち、上記第1または第2の実施の形態の手法によって影を判定し、その後の背景画像(壁)のパターンを判定した結果、背景画像のパターンが不均一であると判定された場合には警告表示を行った後で影の除去を行い、影の除去を行った後の画像を表示部6に表示する(ステップS51)。ユーザはこの影除去後の画像を見て、影除去後の画像をメモリ5に記憶するかを決め、別の画像に切り替える場合には表示切替スイッチを操作する。そして、CPU1は表示切替スイッチの状態を検出し、影を除去した画像をそのまま表示するか否かを判定する(ステップS52)。表示切替スイッチが影なしのままである場合にはそのままステップS54に進む。一方、表示切替スイッチが影ありに切り替わっていた場合には表示部6に影あり画像を表示して(ステップS53)、次のステップS54に進む。ステップS54では記憶スイッチの状態を検出し、記憶スイッチがONされた場合には現在表示されている画像を圧縮してメモリ5に記憶させて(ステップS55)、処理を終える。一方、記憶スイッチがOFFのままである場合には表示切替スイッチが再操作されたか否かを判定する(ステップS56)、表示切替スイッチが再操作されていた場合には、上記ステップS51に戻る。表示切替スイッチが操作されていない場合にはステップS53に戻る。
【0047】
以上説明したように本実施の形態によれば、影を除去する前の画像と影を除去した後の画像とをユーザの目で見て比較が行え、より好ましい画像を選択してメモリに記憶することができる。
【0048】
[第4の実施の形態]
本発明の第4の実施の形態について図10を参照して説明する。本第4の実施の形態のカメラは上記第2の実施の形態の変形例でありデジタルカメラでなくとも使用可能である。
【0049】
図10は本第4の実施の形態に係るカメラの動作を説明するためのフローチャートを示す図である。
【0050】
本実施の形態は上記第2の実施の形態のように被写体距離に基づいて影の判定を行うものであるが、撮影を行う前に影が出そうな条件を判定し、影が出そうであると判定した場合には警告表示を行うものである。まず、CPU1はモード切替スイッチ8の状態を検出して現在の動作モードが証明写真を撮影するための証明写真モードであるか否かを判定する(ステップS61)。証明写真モードでない場合には、このフローを抜けて通常のストロボ撮影を行う。一方、証明写真モードである場合にはカメラ11から人物12までの距離L及びカメラ11から壁13までの距離Lを測定する(ステップS62)。距離L及びLを測定した後は上記(式1)及び(式2)を用いて上記Xを求める(ステップS63)。次に、求めたXが所定値X100よりも大きいか否かを判定し(ステップS64)、所定値X100以下の場合にはそのまま処理を終える。一方、所定値X100よりも大きい場合には写真画面内に影が生じそうであることを表示部6に表示して(ステップS65)、処理を終える。なお、この処理の後、レリーズスイッチ7がON操作された場合には影除去を行っていない画像の撮影が行われることになる。
【0051】
以上説明したように本実施の形態によれば、ストロボ光の投射によって生じた影を除去する機能を省略し、影が出そうな条件を検出した場合には撮影を行う前に警告表示を行うようにしたことで、デジタルカメラでなくとも応用できる。また、警告表示を行うことでユーザに対して構図や距離を変えて撮影を行うように促し、影の発生を防止するようにすることもできる。また、図11に示すようにカメラ11に接続された第2のストロボ110を投射しても影14を除去することができる。
【0052】
以上実施の形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は前述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
【0053】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、被写体にストロボ光を投射して撮影したときに生じる影の撮影を防止し、簡単な操作でより自然で美しい画像を得ることができるカメラを提供することができる。
【0054】
また、このようにして得られた影のない写真はパスポートや免許証用の証明写真にふさわしいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るカメラの構成を示すブロック図である。
【図2】カメラを用いて壁を背景として人物を撮影するときの例を示す図である。
【図3】図3(A)はストロボ使用後の撮影画像を示し、図3(B)はストロボ使用前の撮影画像を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係るカメラの動作について説明するためのフローチャートを示す図である。
【図5】影判定について説明するための図である。
【図6】ストロボを使用して撮影を行ったときの影の生じ方について説明するための図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態の構成について説明するための図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係るカメラの動作について説明するためのフローチャートを示す図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態に係るカメラの動作について説明するためのフローチャートを示す図である。
【図10】本発明の第4の実施の形態に係るカメラの動作について説明するためのフローチャートを示す図である。
【図11】影除去方法の変形例を示す図である。
【符号の説明】
1 演算制御装置(CPU)
1a 影検出部
2 撮影レンズ
3 撮像部
4 画像処理IC
4a 第1の画像記憶部
4b 第2の画像記憶部
4c 影除去部
5 メモリ
6 表示部
7 レリーズスイッチ
8 動作モード切替スイッチ
9 測距部
10a ストロボ回路
10b ストロボ発光部
20a,20b 受光レンズ
21a,21b センサアレイ
22 X検出部
23 発光回路
24 LED
25 投光レンズ

Claims (3)

  1. 被写体に光を投射して露出を補うストロボ手段と、上記被写体の像を検出する像検出手段とを有するカメラにおいて、
    上記被写体に上記ストロボ手段によるストロボ光を投射したときの上記像検出手段の出力と、上記被写体にストロボ光を投射していないときの上記像検出手段の出力とを比較し、上記ストロボ手段によって被写体に光を投射したときに撮影画面内に生じる影の部分を検出する影検出手段と、
    上記撮影画面内における上記影の部分の周辺部の画像パターンが所定範囲にわたって略均一の画像パターンであるか否かを判定するパターン判定手段と、
    上記パターン判定手段によって、上記撮影画面内における上記影の部分の周辺部の画像パターンが所定範囲にわたって略均一の画像パターンであると判定された場合にのみ、上記影の部分の画像データを上記周辺部の画像データに置き換えて上記影の部分を除去する影除去手段と、
    を具備することを特徴とするカメラ。
  2. 上記カメラは、証明写真を撮影するための証明写真撮影モードを有し、
    上記証明写真撮影モードのときに上記影検出手段及び上記影除去手段を動作させることを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  3. 背景の前に主要被写体が存在する被写体を撮影するカメラにおいて、
    撮影レンズと、
    上記撮影レンズにより結像した被写体の像を画像信号に変換する撮影手段と、
    上記撮影レンズから距離X だけ離れた位置に配置され、上記被写体にストロボ光を投射するストロボ手段と、
    画面内複数のポイントの距離を測定する測距手段と、
    上記測距手段による測距の結果、上記撮影レンズの中心から主要被写体までの距離がL 、上記撮影レンズの中心から背景までの距離がL であって、上記撮影レンズの焦点距離がfであるとき、X ,f,L ,L より算出される上記背景上に生ずる上記主要被写体の影の像の大きさに基づいてストロボ光投射時における影の影響の有無を判定する影判定手段と、
    上記主要被写体の影の像の大きさが所定の大きさ以上になって上記影判定手段が影の影響が大きいと判定したときに警告表示を行う警告表示手段と、
    を具備することを特徴とするカメラ。
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