JP3999476B2 - 紙幣取扱装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、紙幣の出金を行う紙幣取扱装置に関し、詳しくは、かかる装置における紙幣の搬出制御に関する。
【0002】
【従来の技術】
金融機関等で顧客に対する入出金に現金自動取引装置(以下、ATMという)が使用されている。ATMは、紙幣の搬入、保管、搬出を行うための紙幣取扱装置を内蔵している。紙幣取扱装置は、上位装置としてのATMからの指示に従って、紙幣を保管庫から出金口に出金する。
【0003】
従来、紙幣は金種単位で予め固定された順序によって搬出されていたが、近年、この順序を可変にする技術も提案されている。かかる技術として、例えば、特開平10−49720記載の紙幣処理装置がある。この技術は、低額紙幣を上に重ねて搬出する低額紙幣上モード、高額紙幣を上に重ねて搬出する高額紙幣上モードの切り替えを可能とするものである。紙幣搬出の順番指定も含めて搬出モードを多数用意することにより、ATMその他の上位装置の要求に応じた順序での紙幣搬出を実現することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の紙幣取扱装置では、紙幣の搬出順序を柔軟に変更することが困難であった。紙幣取扱装置が取り扱う紙幣は、国によって金額、サイズが大きく異なるとともに、金額、サイズの相関も大きく異なる。また、紙幣取扱装置に備えられた各保管庫に保管される金種は、紙幣取扱装置を運用する顧客によって異なる。これらの多様性の下、紙幣の搬出順序に対する要求は、顧客等によって、金額順、サイズ順など多種多様である。従来の紙幣取扱装置でこれらの要求すべてを満たすためには、紙幣搬出にかかる制御プログラムの入れ替え、または全ての要求に対応する搬出モードの設定などが必要であった。結果として、従来の装置では、紙幣の搬出順序に対する要求を十分に満足することができなかった。
【0005】
本発明は、かかる課題に鑑みなされたものであり、搬出順序の柔軟な変更を可能とした紙幣取扱装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明では、第1の構成として、紙幣の出金を行う紙幣取扱装置において、金種ごとに紙幣を保管する複数の保管庫と、紙幣の搬出順序との対応関係を外部から設定可能とした。また、出金指示に応じ、この対応関係に基づいて紙幣の搬出を行う搬出制御部を備えるものとした。各保管庫に保管されている紙幣の金種は、別途保管庫設定として管理される。搬出制御部は、対応関係、保管庫設定、出金指示に基づいて紙幣の搬出を行う。例えば、対応関係に規定された搬出順序で搬出を行うべき保管庫を特定し、保管庫設定に基づいてその保管庫に保管されている金種を特定し、出金指示で指定された枚数の紙幣を搬出する。
【0007】
本発明の紙幣取扱装置によれば、保管庫と紙幣の搬出順序との対応関係が外部から設定可能であるため、この設定によって、紙幣の搬出順序を柔軟に変更することが可能となる。
【0008】
本発明において、出金指示は、出金すべき金額で行うものとしてもよいし、金種ごとの紙幣枚数で行うものとしてもよい。前者の場合は、搬出制御部が金額に応じて出金すべき金種およびその枚数を設定すればよい。
【0009】
搬出順序を特定する対応関係の設定は、種々の態様をとることができる。第1の態様として、各保管庫について搬出順序を直接割り当てることができる。この態様は、直接的な対応づけであり、搬出制御の容易化を図ることができる利点がある。
【0010】
第2の態様として、搬出順序と金種とを対応づける搬出金種設定を用いて定義してもよい。金種単位で順序を特定する態様に相当する。この場合は、搬出金種設定を外部から設定可能とすればよい。
【0011】
保管庫は金種ごとに紙幣を保管しているから、第2の態様では、金種単位で順序を特定することにより、搬出順序を間接的に定義することができる。こうすることにより、金種に依存した搬出順序の設定を容易に行うことができる利点がある。例えば、金額に応じた搬出順序、紙幣のサイズに応じた搬出順序などの設定を容易に行うことができる。
【0012】
第2の態様においては、複数の保管庫が同一の金種に割り当てられている場合に、これらの複数の保管庫を一つのグループとして扱うものとしてもよい。こうすることにより、搬出順序の設定を更に容易化することができる利点がある。もちろん、同一の金種に割り当てられた複数の保管庫内で、更に搬出の優先順位を持たせることも可能である。
【0013】
第3の態様として、対応関係を紙幣取扱装置内で生成させるものとしてもよい。この態様では、紙幣に関連する所定のパラメータに基づいて搬出順序を決定する規則を外部から設定する。パラメータとしては、例えば、紙幣の大きさ、金額、出金すべき枚数などを用いることができる。紙幣取扱装置は、各保管庫に保管された紙幣についてこのパラメータを取得し、このパラメータに基づいて規則を適用することにより、対応関係を生成する。例えば、紙幣の大きさをパラメータとし、「大きい順」という規則を設定しておけば、大きい紙幣から順に搬出されるよう、各保管庫と搬出順序の対応関係を生成することができる。第3の態様によれば、搬出順序に対する要求を規則の形式で設定することにより、その要求に適合した搬出を容易に実現することができる。
【0014】
第3の態様におけるパラメータは、別途入力するものとしてもよいが、紙幣取扱装置内に紙幣の鑑別を行う鑑別部が備えられている場合には、鑑別結果からパラメータを取得することが好ましい。こうすることにより、パラメータの取得および対応関係の設定にかかる作業負担を軽減することができる。
【0015】
本発明は、第2の構成として、出金すべき金種およびその枚数を搬出順序と関連づけて指示する出金指示を入力し、これに基づいて紙幣の搬出を行うものとした。第2の構成において、紙幣取扱装置の上位装置としての取引装置は、出金すべき金額から出金すべき金種およびその枚数を設定するとともに、これらを搬出順序と関連づけて紙幣取引装置に指示する。これらの紙幣取扱装置および取引装置によれば、金種と搬出順序とを出金指示に含むため、搬出順序を柔軟に制御することができる。
【0016】
第1および第2の構成を含め、本発明においては、鑑別部と検知部とを更に備えることが望ましい。鑑別部は、保管庫から搬出される紙幣の鑑別を行う。検知部は、鑑別の結果に基づいて出金指示と実際の搬出との不整合を検知する。かかる構成によれば、紙幣の搬出順序の設定、保管庫設定等に誤りが生じても、それを検知することができる。
【0017】
不整合を検知した後は、種々の動作が考えられる。例えば、不整合を報知するものとしてもよいし、出金を停止するものとしてもよい。いずれにしても異常を外部に知らせることができ、誤った出金を抑制することができる。
【0018】
この他、不整合が検知された場合に保管庫設定を自動的に修正するものとしてもよい。修正は、例えば、不整合となった紙幣を搬出した保管庫に、その紙幣の金種を対応づけることで行うことができる。こうすることにより、不整合が検知された後の復旧を速やかに行うことができる。
【0019】
本発明は、上述した紙幣取扱装置に限らず種々の態様で構成することが可能である。例えば、紙幣取扱装置において紙幣の出金を制御する出金制御方法として構成してもよい。コンピュータによりこの制御を実現するためのコンピュータプログラムおよびこれを記録した記憶媒体として構成してもよい。ここで、記憶媒体としては、フレキシブルディスクやCD−ROM、光磁気ディスク、ICカード、ROMカートリッジ、パンチカード、バーコードなどの符号が印刷された印刷物、コンピュータの内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ)および外部記憶装置などコンピュータが読取り可能な種々の媒体を利用できる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、以下の項目に分けて説明する。
A.第1実施例:
A1.全体構成:
A2.紙幣取扱装置:
A3.制御ブロック:
A4.出金処理:
A5.効果:
A6.搬出順序設定テーブルの変形例:
A7.紙幣検出処理:
A8.搬出順序の自動設定:
B.第2実施例:
B1.制御ブロック:
B2.出金処理:
【0021】
A.第1実施例:
A1.全体構成:
図1は実施例としての現金自動取引装置の概略構成を示す説明図である。現金自動取引装置は、銀行などに設置され、顧客の操作に応じて入出金処理を無人で行うための装置である。
【0022】
本実施例の現金自動取引装置(以下、ATMという)には、次のユニットが図示する配置で備えられている。カード取扱機構205は、いわゆるキャッシュカードなど磁気ストライプカードに記録された情報を読みとる機能を奏する。カードに記録された情報には、例えば、顧客の口座番号、暗唱番号などが含まれる。
【0023】
操作部203は、入出金取引のための情報表示および入出金のための操作入力を行うためのインタフェースである。本実施例では、タッチパネルを用いるものとしたが、ディスプレイと押しボタンスイッチなどの組み合わせで構成してもよい。本実施例では、後述する通り、紙幣取扱装置10における紙幣の搬出順序を設定するインタフェースとしての機能も奏する。
【0024】
利用者との紙幣の授受は、紙幣入出金口207を通じて行われる。入金時には、利用者が紙幣入出金口207に入れた紙幣は、内蔵された紙幣取扱装置10によって、鑑別され、金種ごとに分類されて保管される。出金時には、紙幣取扱装置10は、利用者の指示した金額分の紙幣を用意し、紙幣入出金口207から利用者に受け渡す。明細票発行機構206は、これらの取引の内容を記録した明細票を発行する。
【0025】
ATMには、ここで例示した構成に限らず種々のユニットを設けることが可能である。例えば、上記ユニットに加えて通帳を取り扱うユニットを設けても良い。
【0026】
以上で説明したATMの各ユニットの動作は、制御ユニット202によって制御される。制御ユニット202は、内部にCPU、メモリを備えたマイクロコンピュータとして構成されている。制御ユニット202は、図中に矢印で示す通り、各ユニットと情報の授受を行い、ATM全体の動作を制御する。
【0027】
A2.紙幣取扱装置:
図2は紙幣取扱装置10の概略構成を示す側断面図である。入出金部1は、利用者への紙幣の授受を行うための空隙である。入出金部1の入り口には、シャッタ6が設けられている。このシャッタ6は先に説明したATMの紙幣入出金口207と連動して自動的に開閉する。
【0028】
紙幣取扱装置10の内部には、流通に使用できる正常な紙幣(以下、「正券」と呼ぶ)を保管するための保管庫12〜14、異常があると判断された紙幣(以下、「リジェクト券」と呼ぶ)を保管するリジェクトボックス11、装置内での搬送過程において一時的に保管する一時保管庫4が備えられている。保管庫に保管される金種は、保管庫単位で予め決められている。保管庫12には、庫内での紙幣の配列順序が混乱しないように、紙幣を整然と保持するための可動式の押板12Aが設けられている。他の保管庫13、14にも同様の押板が設けられている。
【0029】
入出金部1および各保管庫間の紙幣の搬送は、搬送部2によって行われる。搬送部2は、ローラ、ベルトなどの搬送機構を利用して、紙幣を搬送するための機構である。搬送部2の経路には、紙幣の搬送先を切り換えるためのゲートが設けられている。ゲート5は、一時保管庫4と入出金部1との切り換えを行う。ゲート7は、搬送先をリジェクトボックス11に切り換える。ゲート8およびゲート9は、搬送先を各保管庫12〜14に切り換える。
【0030】
搬送部2の経路上には、鑑別部3が設けられている。鑑別部3は光学センサその他のセンサによって、通過する紙幣を一枚ずつ鑑別し、その結果を出力する。鑑別結果には、紙幣の金種、日本の場合には、紙幣が一万円札、五千円札、千円札のいずれに相当するかの種別が含まれる。金種に関する結果と併せて、紙幣のサイズなども鑑別結果に含めることが可能である。
【0031】
図示を省略したが、紙幣取扱装置10の内部には制御ユニットが備えられている。制御ユニットは、内部にCPU、メモリを備えるマイクロコンピュータとして構成されており、予め用意されたプログラムに従って、紙幣取扱装置10の動作を制御する。
【0032】
A3.制御ブロック:
図3はATMおよび紙幣取扱装置10の制御ブロックを示す説明図である。図中の各機能ブロックは、ATMの制御ユニット202および紙幣取扱装置10の制御ユニット内にそれぞれソフトウェア的に構築されている。ここでは、出金処理に関連する機能ブロックのみを示した。
【0033】
ATM側の機能ブロックは、主制御部210の制御下でそれぞれ以下の機能を奏する。金額入力部212は、操作部203を制御して、利用者から出金すべき金額を入力する。金種、枚数設定部214は、入力された金額に基づいて金種ごとの出金枚数を設定する。こうして設定された金種および枚数は、出金指示として指示部218を介して紙幣取扱装置10に送信される。
【0034】
本実施例の紙幣取扱装置10は、後述する通り、紙幣の搬出順序に関する設定を変更可能である。ATM側に設けられた順序設定部216は、ATMの整備員が搬出順序を設定するためのインタフェースを提供する。
【0035】
紙幣取扱装置10側の各機能ブロックは、主制御部105の制御下でそれぞれ以下の機能を奏する。
【0036】
ATM通信部102は、ATMの指示部218との間で情報の授受を行う。例えば、操作部203による指示内容を主制御部105に伝達したり、紙幣取扱装置10での処理結果を制御ユニット202に送信したりする。鑑別結果取得部104は、鑑別部3による鑑別結果を取得する。
【0037】
出金制御部103は、ATMからの出金指示に従って、紙幣の搬出を行う。この際、出金制御部103は、保管庫設定テーブル107、搬出順序設定テーブル108を参照する。保管庫設定テーブル107は、各保管庫に保管されている金種を対応づけるテーブルである。図中に保管庫設定テーブル107の内容を例示した。このテーブルは、本実施例の保管庫12〜14には、一万円、五千円、千円がそれぞれ保管されていることを意味している。搬出順序設定テーブル108は、保管庫単位で搬出順序を規定するテーブルである。図中に搬出順序設定テーブル108の内容を例示した。このテーブルは、紙幣の搬出が保管庫12、13、14の順に行われることを意味している。
【0038】
これらのテーブルの内容は、テーブル管理部106によって管理される。紙幣取扱装置10に保管庫12〜14がセットされると、テーブル管理部106は、その状況に応じて保管庫設定テーブル107の内容の更新等を行う。各保管庫に保管されている金種は、整備員が別途入力する方法、保管庫に金種を識別可能なスイッチまたはIDチップを設ける方法などによって特定することができる。テーブル管理部106は、これらの方法で取得された金種に基づいて、保管庫設定テーブル107の内容を管理することができる。
【0039】
搬出順序設定テーブル108の管理は、ATM側の順序設定部216で設定された内容に基づいて行われる。整備員が、順序設定部216によって提供されるインタフェースに基づき、各保管庫の搬出順序を設定すると、テーブル管理部106は、搬出順序設定テーブル108にその内容を記録する。本実施例では、搬出順序の設定を、ATMの操作部203によって行うものとしたが、搬出順序の設定はかかる方法に限定されるものではない。例えば、紙幣取扱装置10に搬出順序設定用のインタフェースを設けるものとしてもよい。また、紙幣取扱装置10にケーブル等で接続されたパーソナルコンピュータその他の外部装置を用いて設定するものとしてもよい。
【0040】
A4.出金処理:
図4は出金処理のフローチャートである。ATMの制御ユニット202が行う処理を左側に示し、紙幣取扱装置10の制御ユニットが行う処理を右側に示した。以下、両者を区別するため、それぞれの制御ユニットを、単にATM,紙幣取扱装置10と称して説明する。
【0041】
まず、ATMは、出金すべき金額を入力する(ステップS10)。これは、利用者が、操作部203から入力した金額である。ATMは、この金額に基づき、各金種ごとに出金すべき紙幣の枚数を設定する(ステップS12)。設定は、周知の種々の方法で可能である。
【0042】
ATMは、こうして設定された内容を出金指示として紙幣取扱装置10に送信する(ステップS14)。図中に、出金指示の概要を示した。図示する通り、出金指示には、金種ごとの枚数が指定される。この例では、一万円札をa枚、五千円札をb枚、千円札をc枚、出金すべき旨が指示されていることを意味する。なお、ATMからは、出金指示として金額のみを送信し、金種ごとの枚数は、紙幣取扱装置10が設定するものとしても構わない。
【0043】
紙幣取扱装置10は、この出金指示を受信し(ステップS20)、搬出順序および枚数の設定処理を行う(ステップS22)。搬出順序等の設定方法の概要を図中に併せて示した。本実施例では、以下に示す通り、搬出順序設定テーブル108、保管庫設定テーブル107、出金指示の三者を参照して、搬出順序等の設定を行う。
【0044】
まず、紙幣取扱装置10は、搬出順序設定テーブル108を参照する。このテーブルには、先に説明した通り、保管庫ごとに搬出順序が設定されている。紙幣取扱装置10は、この中から、搬出順序が「1」に設定されている保管庫を特定する。この例では、保管庫12と特定される。次に、紙幣取扱装置10は、保管庫設定テーブル107を参照し、特定された保管庫に保管されている金種を特定する。この例では、保管庫12には、一万円札が保管されていると特定される。最後に、紙幣取扱装置10は、出金指示を参照して、特定された金種の搬出枚数を特定する。この例では、a枚と特定される。
【0045】
こうして、1番目に搬出すべき保管庫およびその枚数が設定される。紙幣取扱装置10は、2番目、3番目に搬出するよう設定されている保管庫についても、同様にして搬出枚数を設定する。
【0046】
出金指示された全ての紙幣について、搬出順序および枚数が設定されると、紙幣取扱装置10は、その設定に従って、紙幣の搬出を行う(ステップS24)。図2に示した搬送部2および各ゲートを制御して、出金口1に設定された順序で各紙幣を搬出するのである。全ての紙幣の搬出が完了すると、紙幣取扱装置10は、完了通知をATMに発信し(ステップS26)、ATMがこれを受信して(ステップS16)、出金処理が完了する。
【0047】
A5.効果:
本実施例で説明した紙幣取扱装置10、およびこれを用いたATMによれば、搬出順序設定テーブル108の内容を変更することにより、紙幣の搬出順序を柔軟に設定することができる利点がある。
【0048】
図5は搬出順序の変更方法を示す説明図である。図4のステップS22で示した搬出順序等の設定処理を模式的に示した。図の左側には、搬出順序設定テーブルの内容を例示した。上側が当初の内容、下側が設定変更後の内容を意味している。当初の内容では、保管庫12,13,14の順で搬出される設定となっている。設定変更後の内容では、保管庫14,13,12の順で搬出される設定となっている。
【0049】
図の中央には、保管庫設定テーブルを例示した。保管庫12,13,14には、それぞれ一万円、五千円、千円が保管されている。各保管庫に保管されている金種が変更された場合には、保管庫設定テーブルの内容も変更されるが、ここでは保管庫の変更はないものとして説明する。
【0050】
当初の搬出順序設定テーブルが用いられる場合には、図中の実線の矢印Aによって出金順序が決定される。この場合には、一万円、五千円、千円の順序で搬出されることになる。なお、実際には、出金指示に従って、各紙幣の搬出枚数が決定されるが、ここでは図示を省略した。
【0051】
設定変更後の搬出順序テーブルが用いられる場合には、図中の破線の矢印Bによって出金順序が決定される。この場合には、千円、五千円、一万円の順序で搬出されることになる。
【0052】
このように、本実施例の紙幣取扱装置等によれば、搬出順序設定テーブルの設定を変更することにより、容易に紙幣の搬出順序を変更することができる。
【0053】
A6.搬出順序設定テーブルの変形例:
実施例では、搬出順序設定テーブルによって、各保管庫ごとに搬出順序を直接的に設定する場合を例示した。搬出順序設定テーブルは、間接的に保管庫からの搬出順序を設定するものであってもよい。
【0054】
図6は搬出順序設定テーブルの変形例を示す説明図である。図5と同様の形式で搬出順序設定テーブル、保管庫設定テーブル、出金順序を例示した。ここでは、変形例における利点を説明する便宜上、紙幣取扱装置に、仮に保管庫12,13,14A,14Bの4個の保管庫が備えられているものとして説明する。もちろん、保管庫数が4個である必然性はない。
【0055】
変形例の搬出順序設定テーブルでは、保管庫ではなく、金種ごとに搬出順序が設定される。当初のテーブルでは、一万円、五千円、千円の順に搬出されるよう設定されている。設定変更後のテーブルでは、千円、五千円、一万円の順に搬出されるよう設定されている。
【0056】
当初の搬出順序設定テーブルが用いられる場合には、図中の実線の矢印Aによって出金順序が決定される。搬出順序設定テーブルに基づき「一万円」が最初に搬出されることが特定され、保管庫設定テーブルに基づき、「一万円」が保管庫12に保管されていることが特定される。つまり、この2つのテーブルを参照することにより、最初に保管庫12から搬出を行うべきことが特定される。同様にして、搬出を行うべき金種および保管庫が設定される。設定変更後のテーブルが用いられる場合も同様にして搬出を行うべき金種および保管庫が設定される。実施例と同様、搬出順序設定テーブルの変更により、搬出順序を容易に切り換えることが可能である。
【0057】
変形例では、金種単位で搬出順序を特定することができるため、同じ金種の紙幣が複数の保管庫に保管されている場合でも容易に搬出順序の制御を実現することができる利点がある。例えば、図6に示すように、保管庫14A、14Bに千円が重複して保管されている場合を考える。実施例(図5)では、これらの保管庫に対して、個別に搬出順序を設定する必要があった。これに対し、変形例では、金種ごとに搬出順序が設定されているため、個別に搬出順序を設定するまでなく、4つの保管庫12,13,14A,14Bの搬出順序を設定することができる。
【0058】
同じ紙幣が保管されている保管庫14A,14Bの搬出順序は、種々の取扱が可能である。例えば、優先順位を全く設定せず、両者からランダムに搬出することができる。保管庫14Aから搬出を開始し、保管庫14Aが空になった時点で保管庫14Bから搬出するというように、予め両者間で優先順位を設定し、これに従うものとしてもよい。更に、保管庫14A,14Bに保管されている紙幣残数を検出し、多い側を優先して搬出するものとしてもよい。両者の搬出順序は、これらに限定されず、更に種々の取扱が可能である。
【0059】
A7.紙幣検出処理:
実施例では、搬出処理(図4のステップS24)において、単に設定された順序、枚数で紙幣を搬出する場合を例示した。紙幣取扱装置10は、図2に示す通り、搬出過程で、鑑別部3を通過する。これを利用して、以下に示す通り、搬出される紙幣の金種を確認する処理を設けるものとしてもよい。
【0060】
図7は変形例としての搬出処理のフローチャートである。図4に示したステップS24に置換される処理である。従って、この処理が開始される時点では、搬出されるべき保管庫、金種および枚数の設定が完了している。
【0061】
紙幣搬出処理では、紙幣取扱装置10は、初期設定として、変数nに値1、FLGに値0を代入する(ステップS30)。変数nは、対象となる保管庫の搬出順序を表す変数である。変数FLGは、搬出時に異常がなければ値0、異常があれば値1をとるフラグである。
【0062】
初期設定が完了すると、紙幣取扱装置10は、n番目の保管庫から紙幣の搬出を行う(ステップS31)。初期設定では、n=1であるから、この時点では、搬出順序設定テーブルで搬出順序が「1」に設定されている保管庫からの搬出が行われる。先に図4で説明した通り、この時点で、紙幣取扱装置10にとっては、搬出される金種および枚数が既知である。
【0063】
この搬出と同期して、紙幣取扱装置10は、鑑別部3から鑑別結果を取得する(ステップS32)。鑑別部3では、種々の鑑別が行われるが、ここでは、金種についての鑑別結果を取得する。
【0064】
紙幣取扱装置10は、鑑別結果で得られた金種と、搬出されるべき金種との整合を判断し(ステップS33)、両者が整合している場合には、設定された枚数の搬出を行う(ステップS34)。n番目の保管庫から指定された枚数の搬出が完了した後、nを値1だけインクリメントし(ステップS37)、搬出対象となる保管庫が存在するか否かを判断する。例えば、変数nが保管庫数よりも大きい場合など、搬出が完了したと判断される場合には(ステップS38)、搬出処理を完了する。
【0065】
一方、鑑別結果で得られた金種と、搬出されるべき金種とが整合しない場合(ステップS33)には、保管庫設定テーブルの内容に誤りがある可能性が高いと判断される。そこで、紙幣取扱装置10は、保管庫設定テーブルの修復処理として、鑑別結果に基づいて保管庫設定テーブルの内容を変更する(ステップS35)。つまり、保管庫設定テーブルにおいて、n番目の保管庫に対応する金種の内容を、鑑別で得られた金種に変更する。
【0066】
この処理について、図4のステップS22に示した図に基づき、具体的に説明する。図4に例示した保管庫設定テーブルは、1番目に搬出が行われる保管庫12に一万円札が保管されていることを示している。この状態で、1番目の保管庫から搬出された紙幣が千円札である旨の鑑別結果が得られたとすれば、それは保管庫設定テーブルにおいて保管庫12に対応する金種が千円であるべきことを意味する。従って、保管庫設定テーブルの内容を、鑑別結果で得られた金種に変更することにより、テーブルの誤りを修正することができる。
【0067】
紙幣取扱装置10は、このように保管庫設定テーブルの変更を行うと(図7のステップS35)、搬出時に異常があったことを示すため、変数FLGに値1を代入する(ステップS36)。その後、変数nを値1だけインクリメントして(ステップS37)、全ての保管庫についての処理が完了するまで、次の保管庫の搬出処理に移行する(ステップS38)。変形例の処理で、異常が発生したにも関わらず次の保管庫の処理に移行するのは、こうすることにより、各保管庫について保管庫設定テーブルの内容の修正を行うことができるからである。かかる効果が不要である場合には、ステップS38の判断に関わらず、紙幣搬出処理を終了しても構わない。
【0068】
図7に示した紙幣搬出処理が完了すると、紙幣取扱装置は、先に図4で示したステップS26の処理に移行する。この際、変数FLGが値0の場合には、紙幣搬出時に異常が生じなかったことを意味しているため、実施例と同様、完了通知の授受を行って(ステップS26、S16)、出金処理を完了すればよい。
【0069】
一方、変数FLGが値1の場合には、種々の処理が考えられる。この変数FLGは、紙幣搬出処理に異常があったことを意味するから、出金処理を終了するものとしてもよい。この場合には、ATMの操作部203に異常表示を行うことが望ましい。また、別の処理として、紙幣取扱装置のステップS22から処理を再実行してもよい。変形例の紙幣搬出処理(図7)によれば、保管庫設定テーブルの誤りは修復されているため、ステップS22から処理を再開することにより、適正な紙幣搬出を行うことができる。
【0070】
以上で説明した変形例の紙幣搬出処理によれば、搬出される紙幣の鑑別を行うことにより、誤った紙幣搬出を抑制することができる。更に、図7の処理を適用すれば、設定の誤りを自動的に修復することができるため、誤りが生じた場合でも、復旧に要する負担を軽減することができる利点もある。
【0071】
A8.搬出順序の自動設定:
以上で説明した実施例および変形例では、搬出順序設定テーブル108の内容を整備員が保管庫または金種ごとに設定する場合を例示した。これに対し、紙幣取扱装置10が、搬出順序の自動設定を行うものとしてもよい。
【0072】
図8は搬出順序設定処理のフローチャートである。出金処理等に先立って、紙幣取扱装置10が実行しておく処理であり、整備員による搬出順序設定テーブル108の手動設定に代わる処理である。
【0073】
この処理では、紙幣取扱装置10は、搬出順序の設定に代えて、整備員の操作に基づき、順序を設定するための規則を入力する(ステップS40)。この規則としては、例えば、紙幣のサイズ、金額などに基づくものが考えられる。図中では、紙幣のサイズが「大きい順」という規則を例示した。
【0074】
次に、紙幣取扱装置10は、保管されている紙幣についてのパラメータを、保管庫ごとに取得する(ステップS42)。このパラメータは、ステップS40で入力された規則に対応して設定される。例えば、紙幣のサイズに基づく規則が入力されている場合には、図中に例示する通り紙幣のサイズがパラメータとなる。ここでは、紙幣の横幅で紙幣サイズを表すものとしたが、パラメータの設定方法は任意である。
【0075】
パラメータの取得は、種々の方法をとりうる。例えば、整備員が個別に入力するものとしてもよい。保管庫設定テーブルで、金種とともにこれらのパラメータを保持するものとしてもよい。保管庫設定テーブルに保持された金種情報に基づいて鑑別部3にパラメータをリクエストしてもよい。各保管庫への入金または出金時に鑑別部3で得られる鑑別結果を利用してもよい。
【0076】
紙幣取扱装置10は、こうして得られたパラメータに基づいて、順序設定の規則を適用することにより、各保管庫の搬出順序を設定する(ステップS44)。図の例では、紙幣サイズの大きい順に搬出するから、保管庫13、12、14の順に搬出順序が設定される。
【0077】
ここでは、具体例として紙幣のサイズ順に搬出順序を設定する場合を例示したが、金額順に搬出する場合も同様の処理により設定可能である。大きい順、小さい順のいずれであっても構わない。
【0078】
搬出順序の設定処理は、出金処理ごとに行うものとしてもよい。こうすれば、「出金枚数」のように、出金処理ごとに変動するパラメータに基づいて搬出順序を切り替えることも可能となる。一例として、「枚数が多い順」という規則を用いるものとすれば、出金の金額に応じて、一万円札が多い場合には一万円札から搬出し、千円札が多い場合には千円札から搬出することが可能となる。
【0079】
以上で説明した搬出順序の自動設定によれば、搬出順序に対する要望を「規則」として入力することにより、搬出順序設定テーブルの設定を行うまでなく、その要望に添った搬出を実現することができる。この結果、搬出順序設定テーブルの設定負担を軽減することができる。
【0080】
B.第2実施例:
B1.制御ブロック:
第1実施例では、紙幣取扱装置10に搬出順序設定テーブルを設け、これによって搬出順序を制御する場合を例示した。つまり、上位装置であるATMは、搬出順序に関わらず出金すべき金額を指定するのみで所望の搬出順序を実現可能な構成を例示した。これに対し、第2実施例では、ATM側で搬出順序を制御する場合を例示する。
【0081】
図9は第2実施例としてのATMおよび紙幣取扱装置の制御ブロックを示す説明図である。紙幣取扱装置10Aについては、搬出順序設定テーブル108が設けられていない点で第1実施例と相違する。保管庫設定テーブル107Aは、第1実施例と同様、各保管庫に保管されている金種を記憶する。第2実施例では、出金指示の便宜を考慮して、各金種に金種コードを設定するものとした。図の例では、金種コード「01」が一万円、「02」が五千円、「03」が千円を意味している。図の例では、保管庫設定テーブル107Aに金種および金種コードの双方を記憶するものとしたが、いずれか一方のみを記憶しておいても構わない。この場合は、別途、金種と金種コードとを対応づけるテーブルを用意する必要がある。なお、この金種コードは、第1実施例にも適用可能である。その他の機能ブロック(ATM通信部102A、主制御部105A、鑑別結果取得部104A、出金制御部103A、テーブル管理部106A)は、それぞれ第1実施例の対応する機能ブロックと同様の機能を奏するため、説明を省略する。
【0082】
ATM側の制御ユニット202Aについては、順序設定部216に代えて、出金指示生成部217が設けられている。出金指示生成部217は、出金すべき金種および紙幣枚数と、搬出順序と関連づけて指示する出金指示を生成する。第1実施例では、出金すべき金種および紙幣枚数のみを出金指示としていたのに対し、第2実施例では、搬出順序が含まれる点で相違する。搬出順序は、予め整備員等の操作により、出金指示生成部217に与えられている。つまり、出金指示生成部217は、搬出順序に関する設定を入力する機能も奏する。
【0083】
B2.出金処理:
図10は第2実施例における出金処理のフローチャートである。左側にATM、右側に紙幣取扱装置10Aの処理をそれぞれ示した。
【0084】
まず、ATMは、出金すべき金額を入力し(ステップS110)、金種および枚数を設定する(ステップS112)。これらの処理は、第1実施例における出金処理(図4)と同じである。
【0085】
次に、ATMは、入力等された情報に基づいて、出金指示を生成し、送信する(ステップS114)。図中に出金指示の例を示した。第2実施例の出金指示では、搬出順序に応じて金種コードおよび出金枚数が特定される。図の例では、1番目に金種コード「03」の紙幣をX3枚搬出すべき旨が指示されている。搬出順序と金種コードとの対応関係は、ATM側に予め設定されている。この意味で、第2実施例は、第1実施例の変形例で示した搬出順序設定テーブル(図6参照)がATM側に備えられた場合に相当する。
【0086】
紙幣取扱装置10Aは、この出金指示を受信し(ステップS120)、紙幣の搬出を行う(ステップS124)。第1実施例では、出金指示に基づいて紙幣取扱装置10Aが、搬出順序の設定を行ったが(図4のステップS22)、第2実施例では、搬出順序を含めて指示されているため、この処理を省略することができる。紙幣取扱装置10Aは、保管庫設定テーブル107Aを参照することにより、金種コードに対応する保管庫を特定し、指定された枚数の搬出を行う。図中の出金指示によれば、金種コード「03(千円札)」、「02(五千円札)」、「01(一万円札)」の順に搬出が行われることになる。紙幣の搬出が完了すると、紙幣取扱装置10AとATMとの間で、完了通知の授受が行われ(S126,S116)、出金処理が完了する。
【0087】
第2実施例のATMおよび紙幣取扱装置10Aによれば、搬出順序と関連づけて出金指示を送出するため、出金指示の内容に基づき容易に搬出順序を切り替えることができる。例えば、図10に示した出金指示において、搬出順序の1番目に金種コード「01(一万円札)」を設定しておけば、一万円札を最初に搬出するように搬出順序を切り替えることができる。
【0088】
第2実施例では、搬出順序の設定を上位装置側のみで行うことができる利点がある。紙幣取扱装置10Aを運用する整備員にとっては、上位装置であるATMの方が設定、調整等を行い易い場合が多い。従って、第2実施例によれば、搬出順序の設定変更を比較的容易に行うことができる利点がある。
【0089】
第2実施例においても、第1実施例で説明した紙幣検出処理(図7)、搬出順序の自動設定(図8)を適用することができる。紙幣検出処理については、第1実施例と同様、紙幣取扱装置10Aで行うものとすればよい。搬出順序の自動設定は、第1実施例で示した処理をATM側で実行すればよい。搬出順序の自動設定に必要なパラメータは、整備員等が別途入力するものとしてもよいし、紙幣取扱装置10Aにリクエストして問い合わせるものとしてもよい。
【0090】
以上、本発明の種々の実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採ることができることはいうまでもない。例えば、以上の制御処理はソフトウェアで実現する他、ハードウェア的に実現するものとしてもよい。
【0091】
【発明の効果】
本発明の紙幣取扱装置によれば、保管庫と紙幣の搬出順序との対応関係が外部から設定可能であるため、この設定によって、紙幣の搬出順序を柔軟に変更することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例としての現金自動取引装置の概略構成を示す説明図である。
【図2】紙幣取扱装置10の概略構成を示す側断面図である。
【図3】ATMおよび紙幣取扱装置10の制御ブロックを示す説明図である。
【図4】出金処理のフローチャートである。
【図5】搬出順序の変更方法を示す説明図である。
【図6】搬出順序設定テーブルの変形例を示す説明図である。
【図7】変形例としての搬出処理のフローチャートである。
【図8】搬出順序設定処理のフローチャートである。
【図9】第2実施例としてのATMおよび紙幣取扱装置の制御ブロックを示す説明図である。
【図10】第2実施例における出金処理のフローチャートである。
【符号の説明】
2…搬送部
3…鑑別部
4…一時保管庫
5…ゲート
6…シャッタ
7、8、9…ゲート
10、10A…紙幣取扱装置
11…リジェクトボックス
12,13,14A,14B…保管庫
12A…押板
102、102A…ATM通信部
103、103A…出金制御部
104、104A…鑑別結果取得部
105、105A…主制御部
106…テーブル管理部
107、107A…保管庫設定テーブル
108…搬出順序設定テーブル
202、202A…制御ユニット
203…操作部
205…カード取扱機構
206…明細票発行機構
207…紙幣入出金口
210、210A…主制御部
212、212A…金額入力部
214、214A…枚数設定部
216…順序設定部
217…出金指示生成部
218、218A…指示部

Claims (12)

  1. 紙幣の出金を行う紙幣取扱装置であって、
    金種ごとに紙幣を保管する複数の保管庫と、
    金種と前記保管庫とを対応づける保管庫設定を記憶する保管庫設定記憶部と、
    前記保管庫と、紙幣の搬出順序との対応関係を外部から設定可能な搬出順序設定部と、
    出金指示を入力する出金指示入力部と、
    該出金指示に応じ、前記設定された対応関係に基づいて紙幣の搬出を行う搬出制御部とを備え
    前記搬出順序設定部は、
    紙幣に関連する所定のパラメータに基づいて前記搬出順序を決定する規則を外部から設定可能な規則設定部と、
    前記保管庫ごとに前記パラメータを取得するパラメータ取得部と、
    該パラメータおよび前記規則に基づき前記対応関係を生成する対応関係生成部とを有する、紙幣取扱装置。
  2. 請求項1記載の紙幣取扱装置であって、
    前記対応関係は、搬出順序と金種とを対応づける搬出金種設定を用いて定義され、
    前記搬出順序設定部は、該搬出金種設定を外部から設定可能である紙幣取扱装置。
  3. 請求項記載の紙幣取扱装置であって、
    前記パラメータは、紙幣の大きさまたは金額である紙幣取扱装置。
  4. 請求項記載の紙幣取扱装置であって、
    前記紙幣の鑑別を行う鑑別部を備え、
    前記パラメータ取得部は、該鑑別部から前記パラメータを取得する紙幣取扱装置。
  5. 紙幣の出金を行う紙幣取扱装置であって、
    金種ごとに紙幣を保管する複数の保管庫と、
    金種と前記保管庫とを対応づける保管庫設定を記憶する保管庫設定記憶部と、
    出金すべき金種およびその枚数を搬出順序と関連づけて指示する出金指示を入力する出金指示入力部と、
    該指示および前記保管庫設定に基づいて紙幣の搬出を行う搬出制御部とを備える紙幣取扱装置。
  6. 請求項1または記載の紙幣取扱装置であって、
    前記保管庫から搬出される紙幣の鑑別を行う鑑別部を備え、
    前記鑑別の結果に基づいて前記出金指示と実際の搬出との不整合を検知する検知部とを備える紙幣取扱装置。
  7. 請求項記載の紙幣取扱装置であって、
    前記不整合が検知された場合に、該不整合となった紙幣を搬出した保管庫に、該紙幣の金種を対応づけるよう前記保管庫設定を修正する修正部を備える紙幣取扱装置。
  8. 紙幣の出金を行う紙幣取扱装置の動作を制御して紙幣取引を実現する取引装置であって、
    前記紙幣取扱装置は、出金すべき金種およびその枚数を搬出順序と関連づけて指示されることにより、該指示に従って紙幣の搬出を行う装置であり、
    前記取引装置は、
    出金すべき金額を入力する金額入力部と、
    該金額から出金すべき金種およびその枚数を設定する搬出紙幣設定部と、
    搬出順序と関連づけて、出金すべき金種およびその枚数を前記紙幣取引装置に指示する指示部とを備える取引装置。
  9. 紙幣取扱装置において紙幣の出金を制御する出金制御方法であって、
    金種ごとに紙幣を保管する複数の保管庫と、金種と対応づける保管庫設定を予め記憶する工程と、
    前記保管庫と、紙幣の搬出順序との対応関係外部からの設定を受け付ける工程と、
    出金すべき紙幣の指示を入力する工程と、
    該指示に応じ、前記設定された対応関係に基づいて紙幣の搬出を行う工程とを備え
    前記対応関係の設定を受け付ける工程は、
    紙幣に関連する所定のパラメータに基づいて前記搬出順序を決定する規則の外部からの設定を受け付ける工程と、
    前記保管庫ごとに前記パラメータを取得する工程と、
    該パラメータおよび前記規則に基づき前記対応関係を生成する工程とを有する、出金制御方法。
  10. 紙幣取扱装置において紙幣の出金を制御する出金制御方法であって、
    金種ごとに紙幣を保管する複数の保管庫と、金種とを対応づける保管庫設定を予め記憶する工程と、
    出金すべき金種およびその枚数を搬出順序と関連づけて指示する出金指示を入力する工程と、
    該指示および前記保管庫設定に基づいて紙幣の搬出を行う工程とを備える出金制御方法。
  11. コンピュータにより紙幣取扱装置における紙幣の出金を制御させるためのコンピュータプログラムであって、
    金種ごとに紙幣を保管する複数の保管庫と、金種と対応づける保管庫設定を予め記憶させる機能と、
    前記保管庫と、紙幣の搬出順序との対応関係外部からの設定を受け付ける機能と、
    出金すべき紙幣の指示を入力する機能と、
    該指示に応じ、前記設定された対応関係に基づいて紙幣の搬出を制御する機能とを実現するコンピュータプログラムであり、
    前記対応関係の設定を受け付ける機能は、
    紙幣に関連する所定のパラメータに基づいて前記搬出順序を決定する規則の外部からの設定を受け付ける機能と、
    前記保管庫ごとに前記パラメータを取得する機能と、
    該パラメータおよび前記規則に基づき前記対応関係を生成する機能とを有する、コンピュータプログラム。
  12. コンピュータにより紙幣取扱装置における紙幣の出金を制御させるためのコンピュータプログラムであって、
    金種ごとに紙幣を保管する複数の保管庫と、金種とを対応づける保管庫設定を予め記憶する機能と、
    出金すべき金種およびその枚数を搬出順序と関連づけて指示する出金指示を入力する機能と、
    該指示および前記保管庫設定に基づいて紙幣の搬出を制御する機能とを実現するコンピュータプログラム。
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