JP3998274B2 - コイル収容ケース - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はコイル収容ケースに関し、より詳細には、例えば電子機器のECU(エレクトロ・コントロール・ユニット)等に接続され、特定周波数の電波をキャッチするアンテナの役割を担うコイルのコイル収容ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
車の盗難防止対策としては従来から様々の方法が採られているが、最近では合鍵等による車の盗難防止のため、所定の周波数の電波を発する鍵が用いられるようになってきている。前記鍵による車の盗難防止対策は以下の通りである。
【0003】
鍵自体には特定の周波数の電波を発振させる発振器が装備され、キーシリンダ側にはECUに接続されたアンテナが装備され、車体側の前記ECUには前記特定周波数で特定される番号が記憶されている。また前記ECUにあっては前記鍵によりスタータがオンされた場合に、前記鍵が発している電波の周波数とECUに記憶されている前記番号とが一致するか否かを判断し、一致すると判断した場合にはセルモータの回転と同時に燃料の噴射を指示してエンジンを作動させ、一致しないと判断した場合にはセルモータの回転は指示するものの燃料噴射の指示は行わず、エンジンを作動させない。前記鍵が発している電波をECUが認識するためには該電波をキャッチするための前記アンテナが必要であるが、該アンテナとしては一般にコイルが用いられている。
【0004】
図5(a)は前記アンテナを構成するコイルがハーネスと接続された状態を示した模式的斜視図であり、(b)は前記ハーネスと接続されたコイル、及びそれを収容するケースを示した模式的斜視図である。
【0005】
図中54はコイルを示しており、図中13は絶縁加工されたハーネスを示している。コイル54は導線が同一軸心で環状に巻かれることにより形成されており、コイル54の巻き初めの導線54aには真鍮等の金属製の端子15aが、コイル54の巻き終りの導線54bには同様に端子15bが接続されている。また、端子15aにはハーネス13の一端部13aが接続されており、端子15bにはハーネス13の一端部13bが接続されている。
【0006】
図中51はコイル54を保護、収容するための、コイル収容ケースを示しており、コイル収容ケース51はその中央部に円形の鍵差し込み孔56aが形成された環状の蓋体56と、有底円筒形状体の底面中央部に同じく円形の鍵差し込み孔57aが形成された本体57とから構成されている。本体57の円筒部の所定箇所にはハーネス13の一端部13a、13bを引き出すための切り欠き部57bが形成されている。
【0007】
コイル54をコイル収容ケース51内に収容するにあたっては、コイル54と端子15a、15bとが接触してショートが発生するのを防止するために、端子15a、15bをそれぞれ絶縁皮膜55で覆っておき、さらにコイル54の片面に絶縁皮膜55を密着させ、端子15a、15bを絶縁皮膜55を介してコイル54の前記片面に配置する。この後コイル54を蓋体56及び本体57に収容し、ハーネス13の一端部13a、13bを本体57の切り欠き部57bに嵌込むと共にハーネス13の一端部13a、13b以外の部分をコイル収容ケース51外に配置し、ECUへ接続する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記したコイル収容ケース51内にコイル54を収容するには、コイル54の片面及び端子15a、15bを絶縁皮膜55で被覆しておく必要があり、作業性が劣ると共に絶縁の確実性が低いという課題があった。
【0009】
本発明はこのような課題に鑑みなされたものであり、コイルと端子、あるいは端子同士を確実に絶縁し得ると共に作業性を向上させることができるコイル収容ケースを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明に係るコイル収容ケースは、その一端にハーネスが接続され、他端にコイルが接続された取付式の端子と、前記コイルとを収容するためのコイル収容ケースにおいて、該コイル収容ケースは、筒状のコイル巻き取り体と、該コイル巻き取り体をカバーするカバー体とを含んで構成され、前記コイル巻き取り体にコイル巻き取り部と端子収容部とに区切る絶縁壁が形成され、前記端子収容部側の絶縁壁上、前記コイル巻き取り体の中心を挟んで左右両側に別れた突起状の端子固定部が形成され、該突起状の端子固定部に前記端子が嵌め込まれるように構成され、前記絶縁壁と対面する前記カバー体の環状部に、前記端子固定部に嵌め込まれた前記端子を抑え込むための突起状の端子固定部が形成されていることを特徴としている(1)。
【0011】
上記コイル収容ケース(1)によれば、前記絶縁壁により前記コイル巻き取り部と前記端子収容部とが確実に隔離されることとなり、絶縁膜を用いずともコイルと端子とのショートが防止され、絶縁膜を準備、形成する必要がないため作業性が向上する。
【0012】
また、前記端子収容部側の絶縁壁上、前記コイル巻き取り体の中心を挟んで左右両側に別れた突起状の端子固定部が形成され、該突起状の端子固定部に前記端子が嵌め込まれるように構成されているので、両端子を適切な位置に固定し得るため、端子同士が前記端子収容部内で一箇所に集まることがなく、端子同士の接触によるショートを確実に防止し得る。
【0013】
また、前記絶縁壁と対面する前記カバー体の環状部に、前記端子固定部に嵌め 込まれた前記端子を抑え込むための突起状の端子固定部が形成されているので、前記端子収容部側の絶縁壁上に形成された突起状の端子固定部に嵌込まれている前記端子を前記カバー体の環状部に形成された突起状の端子固定部により確実に抑え込むことができる。
【0014】
また、本発明に係るコイル収容ケースは、上記(1)記載のコイル収容ケースにおいて、前記絶縁壁上に、前記端子収容部を2部屋に区切る隔壁が形成されていることを特徴としている()。
【0015】
上記コイル収容ケース()によれば、前記コイル巻き取り部から引き出された導線が前記端子収容部において多少たるみを生じていても、たるんだ導線同士は前記隔壁により隔てられるため、導線同士のショートを確実に防止し得る。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るコイル収容ケースの実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、従来例と同一の機能を有する構成部品には同一の符合を付すものとする。
図1(a)は参考例に係るコイル収容ケースを示した模式的分解斜視図であり、(b)はコイル収容ケース内にコイルを収容した状態を示す、端子部を含む模式的断面図である。
【0017】
図中1は例えば樹脂製のコイル収容ケースを示しており、コイル収容ケース1はコイル巻き取り体10とカバー体12とから構成されている。カバー体12は環状部12aと円筒体部12cとから構成され、環状部12aの中央部は鍵差し込み孔12bとなっており、円筒体部12cの所定部には切り欠き部12dが形成されている。また、円筒体部12cの開放端にはコイル巻き取り体10の所定部と嵌合させるための凸部12eが複数個、延設されている。
【0018】
コイル巻き取り体10はカバー体12の外周よりやや大きい外周を有し、鍵差し込み孔12bと同じ大きさの鍵差し込み孔18を有した環状の板部16と、板部16よりも小さい外周を有し、鍵差し込み孔18を有した環状の絶縁壁11を含んで構成されている。コイル巻き取り体10においては板部16と絶縁壁11との平面方向が平行であり、両方の内周部が鍵差し込み孔18を形成する円筒部分17aにより前記平面方向と垂直に接続された形状となっている。また、絶縁壁11あるいは板部16よりもカバー体12側には円筒部分17aと同じ外周を有する円筒部分17bが延設された形状となっている。また、板部16の、カバー体12に形成された凸部12eと対向する箇所には嵌合孔16aが形成されている。円筒部分17aを底面とする、絶縁壁11と板部16との間の空間がコイル巻き取り部10aとなり、円筒部分17bを底面とする絶縁壁11よりもカバー体12側の空間が端子収容部10bとなっている。
【0019】
このように構成されたコイル収容ケース1にあっては、コイル巻き取り体10のコイル巻き取り部10aに導線が巻き付けられることによりコイル14が形成され、巻き初めの導線54aと巻き終りの導線54bが絶縁壁11の切り欠き部11a、11b(図示せず)から端子収容部10b側に引き出されている。引き出された導線54a、54bの一端には端子15a、15bがそれぞれ接続されており、端子15a、15bの他端にはハーネス13の一端部13a、13bがそれぞれ接続されている。
【0020】
コイル14が収容されたコイル巻き取り体10とカバー体12との一体化は、ハーネス13の一端部13a、13bがカバー体12の切り欠き部12dから外部に引き出される一方、カバー体12の凸部12eがコイル巻き取り体10の嵌合孔16aに嵌込まれることにより行われる。
【0021】
上記した構成のコイル収容ケース1にあっては、絶縁膜55(図5)を用いなくても絶縁壁11によりコイル巻き取り部10aと端子収容部10bとが確実に隔離されることとなり、コイル14と端子15とのショートを確実に防止することができる。また、絶縁膜55を準備、形成する必要がなく、またコイル14に密着させる工程を必要としないため作業性を向上させることができる。
【0022】
図2(a)は実施の形態に係るコイル収容ケースを示した模式的分解斜視図であり、(b)は模式的分解正面図である。
【0023】
図中2はコイル収容ケースを示しており、コイル収容ケース2はコイル巻き取り体20とカバー体22とから構成されており、カバー体22の環状部22aの所定箇所には突起状の端子固定部22fが形成されている以外は参考例に係るカバー体12と同様に構成されている。
【0024】
また、コイル巻き取り体20の絶縁壁21にはコイル巻き取り体20の中心線Bを挟んで左右両側の所定位置に正面視略W形状の導線捲回部21aが形成されている。また、導線捲回部21aから所定距離隔てコイル巻き取り体20の中心線Bを挟んで左右両側の所定箇所には突起状の端子固定部21bが形成されている。その他の部分は参考例の場合と同様に構成されている。
【0025】
このように構成されたコイル収容ケース2にあっては、コイル巻き取り体20のコイル巻き取り部10aに導線54が巻き付けられることによりコイル14が形成されており、巻き初めの導線54aと巻き終りの導線54bがそれぞれ絶縁壁21の導線捲回部21aに一旦掛止され、端子固定部21bに固定された端子15a、15bに接続される。
【0026】
コイル14が収容されたコイル巻き取り体20とカバー体22との一体化は、ハーネス13の一端部13a、13bがカバー体22の切り欠き部22dから外部に引き出される一方、カバー体22の凸部22eがコイル巻き取り体20の嵌合孔16aに嵌込まれることにより行われ、この時、絶縁壁21に形成された端子固定部21bの突起に嵌込まれている端子15a、15bはカバー体22の環状部22aに形成された端子固定部22fにより確実に抑え込まれる。
【0027】
上記した構成のコイル収容ケース2にあっては、端子収容部10bにコイル巻き取り体20の中心線Bを挟んで左右両側に別れた端子固定部21bが形成されているので、端子15を適切な位置に固定し得るため、端子収容部10b内で端子15同士が一箇所に集まることがなく、端子15同士の接触によるショートを確実に防止することができる。
【0028】
図3(a)は実施の形態に係るコイル収容ケース3を示した模式的分解斜視図であり、(b)は模式的分解正面図である。
【0029】
図中3はコイル収容ケースを示しており、コイル収容ケース3はコイル巻き取り体30とカバー体22とから構成されており、カバー体22は実施の形態の場合と同様に構成されている。
【0030】
また、コイル巻き取り体30では、コイル巻き取り体30の絶縁壁31上であってコイル巻き取り体30の中心線B上の位置に端子収容部10bを2部屋に区切る隔壁31aが形成されており、その他の部分は実施の形態の場合と同様に構成されている。
【0031】
上記した構成のコイル収容ケース3にあっては、端子収容部10bを2部屋に区切る隔壁31aが形成されているので、コイル巻き取り部10aから引き出された導線54a、54bが導線捲回部21aにおいて多少たるみを生じていても、該たるんだ導線同士が接触するおそれがないため、導線54a、54bのショートを確実に防止することができる。
【0032】
上記実施の形態1、2にあっては端子固定部21b及び端子15の形態として図4(a)−(a´)に示すような形態としたが何らこれに限定されるものでなく、別の参考例では図4(b)−(b´)、(c)−(c´)に示すような形態であってもよい。
【0033】
以下、図4(a)−(a´)、(b)−(b´)、(c)−(c´)に示した端子固定部及び端子の形態について説明する。(a)は図2、図3に示した実施の形態1、2に係る端子固定部21bを示した部分拡大正面図であり、(b)は別の参考例に係る端子固定部61bを示した部分拡大斜視図であり、(c)はさらに別の参考例に係る端子固定部71bを示した部分拡大斜視図である。(a´)〜(c´)はそれぞれ(a)〜(c)に固定される端子15、65、75を示した模式的斜視図である。
【0034】
端子固定部21b(図4(a))は例えば2つの突起21b 、21b から構成されており、これら突起21b 、21b はこれら突起21b 、21b を結んだ線Aがコイル巻き取り体20(30)の中心線Bと平行になるよう配置されている。一方、端子15(図4(a´))は平面視長方形状の連結部15eの両端から連結部15eと垂直方向に同じく平面視長方形状の先端部15dが延設された平面視略コの字形状の板部材から構成されており、先端部15dが連結部15e側に丸く折り返された形状となっている。連結部15eの所定箇所には端子固定部21bの突起が嵌め込まれる貫通孔15cが2つ形成されており、それぞれの貫通孔15cの中心間の距離及び位置関係は突起21b 、21b と対応している。
【0035】
端子固定部21bに端子15を固定するには、端子15に形成された貫通孔15cに端子固定部21bの突起21b 、21b を嵌め込み、上記したようにカバー体22の環状部22aに形成された端子固定部22fにより、端子15を抑えつける。
【0036】
また、端子固定部61b(図4(b))は平面視長方形状の板部材を側面視逆J字形状に変形させた構成となっており、前記板部材の端部61cがコイル巻き取り体20(30)の中心線Bと平行に絶縁壁21(31)の所定箇所に固定され、他の端部61dが絶縁壁21(31)の周縁部方向に開放された開放端となった形状を有している。一方、端子65(図4(b´))は円筒形状を呈しており、端子65の中心部が貫通孔65cとなっている。
【0037】
端子固定部61bに端子65を固定するには、端子固定部61bの開放端である端部61d側から端子65を嵌め込む。端子固定部61bは例えば樹脂製を有しているので、端子65該弾力により端子固定部61bにしっかり固定される。
【0038】
また、端子固定部71b(図4(c))は側面視逆L字形状の2つの板部材71b 、71b から構成されており、板部材71b 、71b の一端面71dの延長線がコイル巻き取り体20(30)の中心線Bと垂直になるように一端面71dにおいて絶縁壁21(31)の所定箇所に固定され、他の一端面71eが各々接することなく平行に向き合う形状となっている。一方、端子75(図4(c´))は平面視長方形状の連結部75eの両端において連結部75eと垂直方向に先端部75aが延設された平面視略コの字形状の板部材からなり、先端部75aは先細形状のテーパ面75bを有し、テーパ面75bと先端部75aの側面75dとは端子固定部71bへの引っ掛け部となる面75fにより連結されており、面75fと側面75dとは直角に交わっている。さらに連結部75eにはその長軸方向に伸びる貫通孔75cが形成されている。
【0039】
端子固定部71bに端子75を固定するには、端子固定部71bに図中矢印D方向から端子75を先端部75a側から嵌め込む。すると端子75はテーパ面75bにより案内されて先端部75aは内側に少し反らされ、面75fが端子固定部71bの端部を過ぎると先端部75aは弾性によりもとの形状に復帰し、面75fが端子固定部71bの端部に係合し、抜け止めとなる。
【0040】
(a´)〜(c´)の端子15、65、75においてはいずれも図中矢印A方向から導線54aあるいは54bを貫通孔15c、65c、75cに差し込み、図中矢印B方向からハーネスの一端部13aあるいは13bを貫通孔15c、65c、75cに差し込んで両方の箇所を溶接する。端子15、65、75はいずれも真鍮などの金属性であり、前記溶接により導線54a、54bとハーネス13とが導通されることとなる。
【0041】
また上記実施の形態1、2にあっては切り欠き部22dがカバー体22の円筒体部22cの所定箇所に形成されているが、何らこれに限定されるものでなく、別の実施の形態では環状部22aの所定箇所に形成されていてもよい。
【0042】
【発明の効果】
以上詳述したように、上記コイル収容ケース(1)によれば、その一端にハーネスが接続され、他端にコイルが接続された取付式の端子と、前記コイルとを収容するためのコイル収容ケースにおいて、該コイル収容ケースは、筒状のコイル巻き取り体と、該コイル巻き取り体をカバーするカバー体とを含んで構成され、前記コイル巻き取り体にコイル巻き取り部と端子収容部とに区切る絶縁壁が形成されているので、前記絶縁壁により前記コイル巻き取り部と前記端子収容部とが確実に隔離されることとなり、絶縁膜を用いずともショートを防止することができる。また、絶縁膜を準備、形成する必要がないため作業性を向上させることができる。
【0043】
また、前記端子収容部側の絶縁壁上、前記コイル巻き取り体の中心を挟んで左右両側に別れた突起状の端子固定部が形成され、該突起状の端子固定部に前記端子が嵌め込まれるように構成されているので、両端子を適切な位置に固定し得るため、端子同士が前記端子収容部内で一箇所に集まることがなく、端子同士の接触によるショートを確実に防止することができる。
【0044】
また、前記絶縁壁と対面する前記カバー体の環状部に、前記端子固定部に嵌め込まれた前記端子を抑え込むための突起状の端子固定部が形成されているので、前記端子収容部側の絶縁壁上に形成された突起状の端子固定部に嵌込まれている前記端子を前記カバー体の環状部に形成された突起状の端子固定部により確実に抑え込むことができる。
【0045】
また、上記コイル収容ケース()によれば、上記(1)記載のコイル収容ケースであって、前記絶縁壁上に、前記端子収容部を2部屋に区切る隔壁が形成されているので、前記コイル巻き取り部から引き出された導線が前記端子収容部において多少たるみを生じていても、たるんだ導線同士は前記隔壁により絶縁されるため、導線同士のショートを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は参考例に係るコイル収容ケースを示した模式的分解斜視図であり、(b)はコイル収容ケース内にコイルを収容した状態を示す端子部を含む模式的断面図である。
【図2】 (a)は実施の形態に係るコイル収容ケースを示した模式的分解斜視図であり、(b)は模式的分解正面図である。
【図3】 (a)は実施の形態に係るコイル収容ケースを示した模式的分解斜視図であり、(b)は模式的分解正面図である。
【図4】 (a)〜(c)は端子固定部を示した部分拡大正面図、部分拡大斜視図であり、(a´)〜(c´)はそれぞれ(a)〜(c)に固定される端子を示した斜視図である。
【図5】 (a)はアンテナとして用いられるコイルがハーネスと接続された状態を示した模式的斜視図であり、(b)は前記ハーネスと接続されたコイル、及びそれを収容する従来のケースを示した模式的斜視図である。
【符号の説明】
1、2、3 コイル収容ケース
10、20、30 コイル巻き取り体
10a コイル巻き取り部
10b 端子収容部
14 コイル
15 端子

Claims (2)

  1. その一端にハーネスが接続され、他端にコイルが接続された取付式の端子と、前記コイルとを収容するためのコイル収容ケースにおいて、
    該コイル収容ケースは、筒状のコイル巻き取り体と、該コイル巻き取り体をカバーするカバー体とを含んで構成され、
    前記コイル巻き取り体にコイル巻き取り部と端子収容部とに区切る絶縁壁が形成され、
    前記端子収容部側の絶縁壁上、前記コイル巻き取り体の中心を挟んで左右両側に別れた突起状の端子固定部が形成され、該突起状の端子固定部に前記端子が嵌め込まれるように構成され
    前記絶縁壁と対面する前記カバー体の環状部に、前記端子固定部に嵌め込まれた前記端子を抑え込むための突起状の端子固定部が形成されていることを特徴とするコイル収容ケース。
  2. 前記絶縁壁上に、前記端子収容部を2部屋に区切る隔壁が形成されていることを特徴とする請求項1記載のコイル収容ケース。
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