JP3995804B2 - 自動改札機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は自動改札機に係り、特に、消費電力を低減することのできる自動改札機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の自動改札機には、改札通路内の利用者(旅客)を検知するための人間検知器群が設けられている。これら人間検知器群は、改札通路を挾んで設けられた自動改札機の一対の筐体の一方に発光素子を設けるとともに、その他方の筐体に受光素子を設けた光電素子型のセンサ群によって構成されている。
【0003】
人間検知器群は、改札通路の入口側に設けられている入口側人間検知器、その改札通路の出口側に設けられている出口側人間検知器、及びそれら両側間に所定の間隔を保って設けられた複数の中間人間検知器とから構成されていて、自動改札機の本体(以下、「本体」という)が稼動されている間、常時、稼動状態にセットされている。
【0004】
上述の人間検知器群を備えた自動改札機において、本体の投入口に有効券を投入した利用者が入口側人間検知器で検知されると、その利用者が改札通路を通過するまでドアが開かれ、また、その投入口に無効券が投入されたときは、その無効券の利用者が改札通路から退出するまでドア及び投入口のシャッタが閉じられるように構成されている。さらに、本体の投入口に乗車券を投入することなく、すなわち、無札者が改札通路の所定位置まで進入したことが中間の人間検知器で検知されたときは、その無札者が改札通路から退出するまでドア及び投入口のシャッタが閉じられるように構成されている。
【0005】
利用者が改札通路の出口側から逆に進入したとき、すなわち、出口側人間検知器が逆進入を検知したときは、改札通路の入口側に設けられているドアがその利用者が退出するまで閉じられるように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の自動改札機は、本体の稼動中、常時、全ての人間検知器群が稼動状態に保たれているので消費電力がかさむという欠点があった。
【0007】
特に、自動改札機は、列車が駅に到着する前後が実際に使用されるが、多くの時間帯は待機状態に置かれ、このような時間帯も人間検知器群全体が稼動状態にセットされているので、消費電力がかさむ原因となっていた。
【0008】
そこで、本発明は、上記欠点を解決するためになされたものであって、その目的は、消費電力を低減することのできる自動改札機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る自動改札機は、上記目的を達成するために、改札通路の入口側に設けられた入口側人間検知器、その改札通路の出口側に設けられた出口側人間検知器及びそれら両側間に所定の間隔を保って設けられた中間人間検知器からなる人間検知器群を備えた自動改札機において、本体の稼動中、常時、前記入口側人間検知器及び前記出口側人間検知器を稼動状態にセットするセット手段と、前記入口側人間検知器又は前記出口側人間検知器で人間が検知されたとき、前記本体の投入口に乗車券が投入されたとき、又はその本体がリセット動作を行ったとき、前記中間人間検知器を稼動状態にセットする中間人間検知器制御手段と、を有することを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、一実施の形態に係る自動改札機の一部を断面して示した改札通路側から見た概略構成図であって、その本体aの一端側(図示の例では右側)の上部には、シャッタ1a付きの乗車券の投入口1が設けられているとともに、他端側の上部で、少し中央寄りには乗車券を排出する排出口2が設けられている。
【0011】
投入口1と排出口2との間の本体a内には、投入口1から投入された乗車券を所定方向へ位置決め整列させる整列搬送路3と、読取ヘッドH1 、書込ヘッドH2 及びベリファイ用ヘッドH3 を有する主搬送路4と、本体aに取込んだ乗車券を排出口2へ排出するための排出搬送路5とからなる搬送路6が設けられていて、これら搬送路3,4,5は、モータMによって回転駆動されるように構成されている。
【0012】
図1中、Bは、本体a内に設けられた回収箱であって、利用者に返却する必要のない乗車券をウィングWを介して導けるように構成されている。
【0013】
図1中、S1 〜S10は、改札通路イへの利用者の進入,出場,及び改札通路イ内における利用者の位置を検知するための人間検知器であり、このうち人間検知器S1 ,S3 ,S4 ,S5 ,S8 ,S10は、本体aの筐体a′に設けられ、残りの人間検知器S2 ,S6 ,S7 ,S9 は、筐体a′から上方へ突出して設けられたセンサ取付バーa″に設けられていて、利用者の大人と小人(小児)の別を判別できるように構成されている。すなわち、筐体a′及びセンサ取付バーa″の両方の人間検知器で検出されたときは、その利用者は大人と判定され、筐体a′側のみの人間検知器で検出されたときは、その利用者は小人と判定される。これら人間検知器S1 〜S10は、改札通路イを挾んで設けられた図示しない筐体a′及びセンサ取付バーa″に設けられた発光素子と受光素子とからなる光電素子型のセンサにより構成されている。
【0014】
人間検知器S1 ,S2 は、改札通路イの入口側(投入口1側)に設けられていて、本発明の入口側人間検知器を形成している。人間検知器S3 は、改札通路イを少し進んだところに設けられている。人間検知器S4 ,S5 、S6 ,S7 は、改札通路イの中央部分に所定の間隔を保って設けられていて、どの順序で人間検知が行われたかにより、利用者の通過方向を検出できるように構成されている。人間検知器S8 〜S10は、改札通路イの中央部分を中心にして入口側と対称に設けられている。このうち、人間検知器S9 ,S10は、本発明の出口側人間検知器を形成している。そして、これら人間検知器群(S1 〜S10)のうち、人間検知器S3 〜S8 は、本発明の中間人間検知器を形成している。
【0015】
図1中、D1 ,D2 は、改札通路を開閉するためのドアである。そして、7は本体aを統括的に制御するマイクロコンピュータからなる制御器であって、その電気的構成は図2に示されている。
【0016】
制御器7は、ROM8に格納されているシステムプログラムとRAM9に格納されているワーキングデータとを用いて演算処理する中央処理部(CPU)10を有している。そして、このCPU10は、I/Oユニット11を介して読取ヘッドH1 からのデータを取込むためのリードドライバ12と、CPU10で演算した結果の新たなデータを書込むための書込ヘッドH2 を駆動するライトドライバ13と、書込まれた新たなデータを確認するためのベリファイ用ヘッドH3 からのデータを取込むベリファイリードドライバ14と、ドアD1 ,D2 を駆動するためのドアドライバ15と、各人間検知器S1 〜S10からの信号を入力するためのセンサアンプ16と、シャッタ1aを駆動するためのシャッタドライバ17とを接続している。なお、CPU10には、I/Oユニット11を介してモータM等の各ドライバが接続されているがここでは省略されている。
【0017】
次に、図3のフローチャートを用いて本実施の形態に係る自動改札機の制御動作について説明する。今、本体aが稼動される(立ち上げられる)と(ステップ100肯定。以下、ステップを「S」とする。)、改札通路イの入口側及び出口側の人間検知器S1 ,S2 、S9 ,S10が稼動(ON)状態にセットされる(S102)。
【0018】
本体aがリセットされることなく(S104否定)、投入口1に乗車券Cが投入されたときは(S106肯定)、残りの全ての人間検知器S3 〜S8 がONとなり(S108)、したがって、制御器7は、改札通路イ内における利用者の位置を検知することができる。
【0019】
投入された乗車券Cによる改札処理が終了して、その乗車券Cの利用者が改札通路イから出場すれば(S110、S112肯定)、人間検知器S3 〜S8 はOFFとなり、次の利用者待ちとなる(S112肯定、S114)。なお、図3のフローチャートでは省略されているが、利用者が連続して改札通路イ内に進入したときは、全ての利用者の改札処理が終了し、全ての利用者が改札通路イから出場するまで人間検知器S3 〜S8 はONに保たれる。
【0020】
なお、本発明で「改札通路から出場」というときは、本体aに有効券を投入した利用者が改札通路イの通過を許可されてその改札通路イから進出した場合、本体aに無効券を投入した利用者がドアD1 を閉じられて改札通路イの通過を拒否され、返却された乗車券を排出口2から抜き取って退出する場合、無札者が改札通路イの途中まで進入したときにドアD1 が閉じられその無札者が改札通路イから退出する場合、及び利用者が改札通路イの出口側から逆に進入したことが検知されてドアD2 が閉じられ、その利用者が改札通路イから退出した場合を含んでいる。
【0021】
本体aに投入された乗車券Cがジャムを起こして、あるいは、本体aの保守点検等により本体aが係員によってリセットされたときは(S104肯定)、人間検知器S3 〜S8 はONとされ、そのON状態は、一度改札通路イから利用者の出場が検知されるまで続行される(S116、S112肯定、S114)。
【0022】
投入口1に乗車券Cの投入が行われることなく、入口側の人間検知器S1 ,S2 で利用者が検知されたときは(S106否定、S118肯定)、人間検知器S3 〜S8 がONとなり、改札通路イ内の利用者が検知できる状態となり(S120)、その検知された利用者が投入口1に乗車券Cを投入すれば、その乗車券Cによる改札処理が行われる(S122肯定)。
【0023】
しかし、その検知された利用者が投入口1に乗車券を投入することなく、改札通路イの所定位置(中央位置)まで進入すると(S122否定、S124肯定)、その利用者は無札者と判定されてドアD1 が閉じられるとともに、投入口1のシャッタ1aが閉じられる(S126)。そして、その無札者が改札通路イから退出すると、投入口1のシャッタ1aが開かれるとともに、人間検知器S3 〜S8 がOFFとされる(S130)。
【0024】
改札通路イへの逆進入が検知されたときは(S118否定、S132肯定)、ドアD1 が閉じられて、本体aの通常の使用状態が停止される。そして、人間検知器S3 〜S8 がONとなって、その逆進入の利用者の改札通路イ内の位置が検知される(S134)。そして、その逆進入の利用者が改札通路イから退出すると(S136肯定)、ドアD2 が開かれるとともに、投入口1のシャッタ1aが開いて、本体aが通常に使用できる状態となり、また、人間検知器S3 〜S8 がOFFとされる(S138、S130)。
【0025】
以上のように、人間検知器S3 〜S8 がON,OFF制御されるので、本体aの消費電力を低減させることができる。
【0026】
なお、上述の例では、本体aにセンサ取付バーa″を設けたが、これを省略したものとすることもできる。また、入口側人間検知器(S1 ,S2 )と出口側人間検知器(S9 ,S10)との間に複数の人間検知器S3 〜S8 を設けた例を示したが、中央の人間検知器(S4 ,S5 、S6 ,S7 )だけの簡易型としてもよい。したがって、本発明で「両側間に所定の間隔を保って設けられた中間人間検知器」というときは、中央部に1個の人間検知器を設けた場合も含んでいる。
【0027】
【発明の効果】
本発明に係る自動改札機は、本体の稼動中、常時、前記入口側人間検知器及び前記出口側人間検知器を稼動状態にセットするセット手段と、前記入口側人間検知器又は前記出口側人間検知器で人間が検知されたとき、前記本体の投入口に乗車券が投入されたとき、又はその本体がリセット動作を行ったとき、前記中間人間検知器を稼動状態にセットする中間人間検知器制御手段とからなるので、消費電力を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る自動改札機の概略構成図である。
【図2】制御器の電気的構成を示すブロック図である。
【図3】制御動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 投入口
1a シャッタ
2 排出口
7 制御器
a 自動改札機の本体(本体)
a′ 筐体
a″ センサ取付バー
S1 〜S10 人間検知器
D1 ,D2 ドア
イ 改札通路
Claims (1)
- 改札通路の入口側に設けられた入口側人間検知器、その改札通路の出口側に設けられた出口側人間検知器及びそれら両側間に所定の間隔を保って設けられた中間人間検知器からなる人間検知器群を備えた自動改札機において、
前記自動改札機の本体の稼動中、常時、前記入口側人間検知器及び前記出口側人間検知器を稼動状態にセットするセット手段と、
前記入口側人間検知器又は前記出口側人間検知器で人間が検知されたとき、前記自動改札機の本体の投入口に乗車券が投入されたとき、又はその自動改札機の本体がリセット動作を行ったとき、前記中間人間検知器を稼動状態にセットする中間人間検知器制御手段と、
を有することを特徴とする自動改札機。
Priority Applications (1)
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JP19440198A JP3995804B2 (ja) | 1998-07-09 | 1998-07-09 | 自動改札機 |
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JP19440198A JP3995804B2 (ja) | 1998-07-09 | 1998-07-09 | 自動改札機 |
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---|---|
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Family Applications (1)
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JP6161442B2 (ja) * | 2013-07-12 | 2017-07-12 | Jr東日本メカトロニクス株式会社 | システム、情報処理方法 |
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1998
- 1998-07-09 JP JP19440198A patent/JP3995804B2/ja not_active Expired - Fee Related
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