JP3991668B2 - ポリエーテルイミド含有熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、機械特性や電気特性などに優れた樹脂組成物に関する。さらに詳しくは、高温での発生ガスが少なく、樹脂加工工程の作業環境への影響、高温使用環境下で人体への影響が少ない特徴を有し、例えば、樹脂成形体原料、電子基盤材料、自動車用途、磁気記録媒体用フィルム、電気電子部品関連用フィルム、包装材料用フィルム等、樹脂加工工程が必要な幅広い分野での使用に適した樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
ポリエーテルイミド(PEI)やポリイミドを含有する樹脂組成物は、耐熱性、難燃性、電気特性、剛性、耐薬品性等の特性において優れているため、エンジニアリングプラスチックスとして注目されている。ポリエーテルイミドとしては、商品名Ultem(GEプラスチックス社製)が知られており、これは射出成形可能な熱可塑性ポリイミドとして、電子部品や自動車部品など様々な分野で使用されてきている。
【0003】
近年、上記ポリエーテルイミドやポリイミドを含有する樹脂組成物を使用した電子部品や自動車部品が使用される環境は、次第に高温化されてきている。ところが、この樹脂組成物は使用環境が高温になると、樹脂中から低分子量化合物が数ppm以上の濃度で発生し、人体への悪影響が懸念され、機械特性や電気特性などが低下するという問題があることが明らかとなってきた。また、加工工程において、その溶融押出時に低分子量化合物が発生し、製造現場の作業者が吸引してしまう懸念が問題視されてきていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上記問題を解決し、低分子量化合物含有量が少なく、機械特性や電気特性などに優れた、ポリエーテルイミド含有の熱可塑性樹脂組成物、および該熱可塑性樹脂組成物からなる成形体、フィルムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ジクロロベンゼンを溶媒に用いて重合されたポリエーテルイミド(A)と、熱可塑性樹脂(B)としてポリエーテルエーテルケトンおよび/またはポリエステルとからなり、ジクロロベンゼンの含有量が0.01〜200ppmである熱可塑性樹脂組成物を骨子とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明で用いるポリエーテルイミド(A)は、特に限定されないが環状イミド基とエーテル結合を繰り返し単位として含有する熱可塑性ポリマーであって、かつ、ジクロロベンゼンを溶媒に用いて重合されたものである。なかでも、さらに溶融成形性を有するポリマーであることが好ましく、例えば、米国特許第4141927号明細書、特許第2622678号公報、特許第2606912号公報、特許第2606914号公報、特許第2596565号公報、特許第2596566号公報、特許第2598478号公報などに記載のポリエーテルイミド、特許第2598536号公報、特許第2599171号公報、特開平9−48852号公報、特許第2565556号公報、特許第2564636号公報、特許第2564637号公報、特許第2563548号公報、特許第2563547号公報、特許第2558341号公報、特許第2558339号公報、特許第2834580号公報に記載のポリマー等が挙げられる。本発明の効果が損なわれない範囲であれば、ポリエーテルイミド(A)の主鎖に、環状イミド基及びエーテル結合以外の構造単位、例えば、芳香族、脂肪族、脂環族のエステル単位、オキシカルボニル単位等が含有されていてもよいことは無論である。
【0007】
環状イミド基を繰り返し単位として含有するポリイミドとしては、例えば、下記一般式で示されるような構造単位を含有するものが例示される。
【0008】
【化1】
Figure 0003991668
ポリイミドの場合、上記式中のArは6〜42個の炭素原子を有する芳香族基であり、また、ポリエーテルイミドの場合、上記式中のArは、エーテル結合を含み、6〜42個の炭素原子を有する芳香族基である。Rは、6〜30個の炭素原子を有する2価の芳香族基、2〜30個の炭素原子を有する脂肪族基、4〜30個の炭素原子を有する脂環族基からなる群より選択された2価の有機基である。
【0009】
ポリイミドの場合、上記一般式において、Arとしては、例えば、
【0010】
【化2】
Figure 0003991668
【0011】
【化3】
Figure 0003991668
を挙げることができる。Rとしては、例えば、
【0012】
【化4】
Figure 0003991668
【0013】
【化5】
Figure 0003991668
を挙げることができる。
【0014】
これら構造単位の1種あるいは2種以上一緒にポリマー鎖中に存在する。
【0015】
本発明で用いるポリエーテルイミド(A)は、ポリイミド構成成分中にエーテル結合を含有する構造単位を含む熱可塑性ポリマーであって、ジクロロベンゼンを溶媒に用いて重合されたものであれば特に限定されないが、ポリエステルなどの熱可塑性樹脂(B)と混合して用いる場合の溶融成形性や取り扱い性などの点から好ましい例として、例えば、下記一般式で示されるようなポリエーテルイミドを挙げることができる。
【0016】
【化6】
Figure 0003991668
ただし、上記式中、R1 は、2〜30個の炭素原子を有する2価の芳香族または脂肪族基、脂環族基からなる群より選択された2価の有機基であり、R2 は、前記Rと同様の2価の有機基である。
【0017】
上記R1 、R2 としては、例えば、下記式群に示される芳香族基
【0018】
【化7】
Figure 0003991668
を挙げることができる。
【0019】
本発明では、ガラス転移温度が350℃以下、より好ましくは250℃以下のポリエーテルイミドを用いると本発明の効果が得やすく、ポリエステルなどの熱可塑性樹脂(B)との相溶性、溶融成形性等の観点から、下記式で示される構造単位を有する、2,2−ビス[4−(2,3−ジカルボキシフェノキシ)フェニル]プロパン二無水物とm−フェニレンジアミン、またはp−フェニレンジアミンとの縮合物が好ましい。
【0020】
【化8】
Figure 0003991668
上記式の構造単位をもつポリエーテルイミドであってジクロロベンゼンを溶媒に用いて重合されたものは、“ウルテム”(登録商標)の商標名で、ジーイープラスチックス社より入手可能である。
【0021】
ポリエーテルイミド中の残留溶媒等に由来して、ポリエーテルイミドを配合した熱可塑性樹脂組成物中には低分子量化合物が含まれる。この低分子量化合物としては、例えば、1,2−ジクロロベンゼン、1,4−ジクロベンゼン、1,3−ジクロロベンゼン、クロロベンゼン、ベンゼン、トルエン、フタル酸無水物、フタルイミドが例示される。これらは、ポリエーテルイミド重合時に使用する溶媒や触媒などの残渣に由来するものである。ジクロロベンゼンを溶媒に用いて重合されたポリエーテルイミドの場合には、低分子量化合物の実質的全部がジクロロベンゼンである。
【0022】
本発明では、ポリエーテルイミド含有熱可塑性樹脂組成物中の低分子量化合物、即ちジクロロベンゼンの含有量を0.01〜200ppmにする必要がある。ジクロロベンゼンの含有量が200ppmを越えると、樹脂組成物からなる成形体やフィルムの引張弾性率、誘電率が、本発明の樹脂組成物からなる場合に比べ、大幅に低下する。また、ジクロロベンゼンの含有量が200ppmを越えた場合、成形加工時の低分子ガス発生量が急激に増加し、作業環境中における低分子ガス濃度が許容範囲を超えてしまう。ジクロロベンゼンの含有量のより好ましい範囲は、0.01〜150ppm、さらに好ましい範囲は0.01〜100、最も好ましい範囲は、0.01〜50ppmである。
【0023】
本発明でいう低分子量化合物、即ちジクロロベンゼンの含有量の測定には、ガスクロマトグラフィー(GC)分析が好ましく用いられる。GC測定では、300℃×30分の条件で、樹脂中のジクロロベンゼンを95%以上の含有率で検出することが可能である。本発明では、測定条件;300℃、30分、窒素雰囲気中での発生量を含有量と規定する。
【0024】
一方、本発明の熱可塑性樹脂樹脂組成物中に含有させることのできる他の熱可塑性樹脂(B)としては、ポリエステル、ポリエーテルエーテルケトン、ポリカーボネート、ポリエーテルスルホン、ポリフェニレンスルフィド、ポリアミドイミド、ポリアリレート、ポリイミド、ポリエチレンなどが好ましい。なかでも、ポリエーテルイミド(A)との相溶性にすぐれた樹脂がより好ましく、特に好ましくは、ポリエステル、ポリエーテルエーテルケトンである。
【0025】
好ましいポリエステルとしては、ポリアルキレンテレフタレート(ポリエチレンテレフタレート、ポリナフタレンテレフタレート、ポリシクロヘキサンテレフタレート、ポリプロピレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート/イソフタレート共重合体など)、全芳香族ポリエステル、液晶性ポリエステルなどが挙げられる。
【0026】
なお、本発明の樹脂組成物中には、本発明の効果が損なわれない範囲であれば、可塑剤、耐候剤、酸化防止剤、熱安定剤、滑剤、帯電防止剤、増白剤、着色剤、導電剤などの化合物や、無機粒子、有機粒子、他種ポリマーなどを添加してもかまわない。
【0027】
樹脂組成物の固有粘度は、樹脂組成物の押出成形性の観点から、0.5〜0.8dl/gが好ましく、より好ましくは0.55〜0.77dl/g、最も好ましくは0.57〜0.75dl/gである。
【0028】
また、樹脂組成物中に含まれる金属の含有量は5〜500ppmであることが好ましい。金属含有量がこの範囲内であれば、低分子量化合物(ジクロロベンゼン)を効果的に除去することができる。より好ましくは10〜400ppm、さらに好ましくは50〜300ppmである。
【0029】
樹脂組成物中に金属原子を含有せしめる方法としては、リチウム、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属、マグネシウム、カルシウム等のアルカリ土類金属、および亜鉛、マンガン等の金属原子を含有する化合物、ゲルマニウム、アンチモン、およびチタンからなる化合物、具体的には、酢酸リチウム、酢酸カルシウム、酢酸マグネシウム、酢酸マンガン、塩化リチウム、塩化マンガンなどを多量に含んだペレットと共に押出機に投入する方法が好ましく用いられる。
【0030】
ゲルマニウム化合物としては、二酸化ゲルマニウム、結晶水含有水酸化ゲルマニウム等のゲルマニウム酸化物、水酸化物、あるいはゲルマニウムテトラメトキシド、ゲルマニウムエチレングリコキシド等のゲルマニウムアルコキシド化合物、リン酸ゲルマニウム等のリン含有ゲルマニウム化合物、酢酸ゲルマニウム等を挙げることができる。
【0031】
アンチモン化合物としては、三酸化アンチモン、酢酸アンチモン等を挙げることができる。
【0032】
また、チタン化合物としては、二酸化チタン等の酸化物、水酸化チタニウム等の水酸化物、テトラメトキシチタネート、テトラエトキシチタネート、テトラブトキシチタネート等のアルコキシド化合物、テトラヒドロキシエチルチタネート等のグリコキシド化合物、フェノキシド化合物、酢酸塩等の化合物を挙げることができる。
【0033】
また、ポリエーテルイミド(A)の含有量(樹脂組成物全体に対する割合)は、耐熱性と成形性の観点から、5〜95重量%が好ましい。より好ましくは8〜80重量%、さらに好ましくは10〜50重量%、最も好ましくは10〜30重量%である。
【0034】
樹脂組成物中のポリエーテルイミド(A)と熱可塑性樹脂(B)との比率の測定法としては、次の方法が好ましく用いられる。樹脂組成物をヘキサフルオロイソプロパノール/クロロホルムのような両者を溶解する適切な溶媒に溶解し、1H核のNMRスペクトルを測定する。得られたスペクトルで、ポリエーテルイミド(A)のビスフェノールAの芳香族のプロトンに相当する吸収(7.0ppm)と熱可塑性樹脂(B)のプロトンに相当する吸収のピーク面積強度をもとめ、その比率とプロトン数よりブレンドのモル比を算出する。さらにポリマーの単位ユニットに相当する式量より重量比を算出する。
【0035】
本発明の樹脂組成物のカルボキシル末端基量は、押出成形性、熱分解性、生産性の観点から、5〜50当量/tonが好ましい。より好ましくは10〜42当量/ton、最も好ましくは20〜35当量/tonである。
【0036】
また、本発明の樹脂組成物のアミノ末端基量は、押出成形性、熱分解性、生産性の観点から、0.2〜20当量/tonが好ましい。より好ましくは0.3〜10当量/ton、最も好ましくは0.4〜5当量/tonである。
【0037】
また、本発明の樹脂組成物のガラス転移温度(Tg)は単一であることが好ましい。本発明でいうガラス転移温度は、示差走査熱分析における昇温時の熱流束ギャップからJIS K7121に従って求めることができる。示差走査熱分析による方法のみで判定しにくい場合には、動的粘弾性測定あるいは顕微鏡観察などの形態学的方法を併用しても良い。また、示差走査熱分析によってガラス転移温度を判定する場合は、温度変調法や高感度法を使用することも有効である。
【0038】
次いで、本発明の樹脂組成物の製造方法について説明するが、本発明は、下記の製造方法に限定されないことは無論である。
【0039】
ポリエーテルイミド(A)のペレットを粉砕器を用いて、粉末状に粉砕する。この時の分散径は、20〜400メッシュが好ましく、より好ましくは50〜300メッシュ、最も好ましくは100〜250メッシュである。得られた粉末を減圧下(5mmHg以下)で段階的に昇温し、減圧下かつ140〜180℃に保持しつつ60〜300分間撹拌を続けることによって低分子量化合物(ジクロロベンゼン)の除去処理を行う。得られた粉末を、330〜400℃に加熱されたベント式の2軸混練押出機に供給して溶融押出してペレット化する。このときの剪断速度は50〜300sec-1が好ましく、より好ましくは100〜200sec-1であり、滞留時間は0.5〜10分が好ましく、より好ましくは1〜5分の条件である。また、ベントの真空度は、0.1mmHg〜5mmHgの間にすることが好ましい。
【0040】
本発明の樹脂組成物は、押出成形、射出成形、圧縮成形、トランスファー成形などの公知の成形法により成形され、実用に供される。
【0041】
次に、本発明の樹脂成形体の製造方法について説明するが、以下の記述に限定されないことは無論である。本発明の樹脂組成物を、180℃3時間以上真空乾燥した後、射出成形機に投入し、シリンダー温度280〜380℃、より好ましくは300〜350℃にて押出する。金型温度は50〜100℃、より好ましくは70〜90℃で成形する。このようにして成形することができる本発明の樹脂組成物は、弾性率、電気特性が優れており、電子基盤材料、自動車用途等に使用でき、たいへん有用である。
【0042】
また、本発明の樹脂組成物は、溶融押出製膜、溶液キャスト製膜などの公知の製膜法によりフィルムに成形され、実用に供される。フィルムの場合、無配向フィルムであっても、一軸や二軸に配向したフィルムであっても良い。
【0043】
次に、本発明の二軸配向ポリエステルフィルムの製造方法の具体例について説明するが、以下の記述に限定されないことは無論である。
【0044】
本発明の樹脂組成物(ポリエチレンテレフタレート/ポリエーテルイミド=40/60〜60/40重量%、固有粘度=0.65〜0.75dl/l)と通常の方法により得られたポリエチレンテレフタレート(PET)のペレットを所定の割合で混合して、180℃で3時間以上真空乾燥した後、押出機に投入し、280〜320℃にて溶融押出し、繊維焼結ステンレス金属フィルター内を通過させた後、Tダイよりシート状に吐出する。さらに、このシートを表面温度25〜30℃の冷却ドラム上に密着させて冷却固化し、実質的に無配向状態のフィルムを得る。
【0045】
次に、この未延伸フィルムを二軸延伸し、二軸配向させる。延伸方法としては、逐次二軸延伸法または同時二軸延伸法を用いることができる。最適な条件で延伸するためには、未延伸フィルムのガラス転移温度(Tg)からTg+50℃の範囲で延伸することが好ましい。
【0046】
ここでは、数本のロールの配置された縦延伸機を用いて、ロールの周速差を利用して縦方向に延伸し(MD延伸)、続いてステンターにより横延伸を行う(TD延伸)という二軸延伸方法について説明する。
【0047】
まず、未延伸フィルムを(Tg)〜(Tg+50)(℃)の範囲、さらに好ましくは(Tg)〜(Tg+30)(℃)の範囲にある加熱ロール群で加熱し、長手方向に1.1〜5.0倍、好ましくは1.5〜4.0倍、さらに好ましくは2.0〜3.5倍に延伸し、20〜50℃の冷却ロール群で冷却するという方法でMD延伸を行う。次に、ステンターを用いて、幅方向の延伸を行う。その延伸倍率は2.0〜6.0倍、好ましくは3.0〜5.5倍、さらに好ましくは4.0〜5.0倍、温度は(Tg)〜(Tg+50)(℃)の範囲、さらに好ましくは(Tg)〜(Tg+30)(℃)の範囲で行う(TD延伸)。必要に応じて、この延伸フィルムを緊張下または幅方向に弛緩しながら、150〜250℃、好ましくは170〜240℃、さらに好ましくは160〜220℃の範囲で熱処理する。
【0048】
その後、室温に冷却後、フィルムエッジを除去し、二軸延伸フィルムを得ることができる。
【0049】
(物性の測定方法ならびに効果の評価方法)
(1)低分子量化合物(ジクロロベンゼン)の定量
試料をアルミボードに秤量、加熱管に導入する。加熱管出口に補修管(Carbotrap 400)を付ける。N2気流中、300℃、30分間加熱する。この加熱処理は図1の模式図のように電気炉内での加熱により行い、発生気体は加熱管にトラップされる。捕集管を熱脱着装置(TDU)にセットし、GC,GC/MS測定を行う。
1.装置
ガスクロマトグラフ 5890series II 02(Hewlett Packard)
インテグレーター EZchrom Elite Client/Server (Scientific Software)
インジェクションポート Split/Splitless injection port (Hewlett Packard)
ディテクター Flame Ionization Detector(Hewlett Packard)
カラム DB-5(J&W) Serial Number(SN):7393441
長さ 30m, 内径r 0.25mm, フィルム厚さ 0.25μm
【0050】
2.測定条件
2−1.インジェクション
装置 Themal Desorption Unit Model890(TDU02,Supelco)
トランスファー温度 280℃
バルブ温度 280℃
脱着温度 300℃
脱着時間 5分
キャリアガス ヘリウム
インジェクションモード Split(ライン流量 15.2ml/分,ベント流量13.8ml/分)
2−2.ディテクター
ディテクター温度 320℃
ガス 水素 1.2kg/cm2, 空気 3.0kg/cm2
2−3.オーブン
カラムオーブン温度 初期値 50℃(hold 5.0分)
終了値 300℃(hold 10.0分)
昇温速度 10℃/min. linear gradient
低分子量化合物(ジクロロベンゼン)の標準液は、高濃度の母液(ポリエーテルイミド重合時の母液)を適宜希釈し調製した。
【0051】
(2)固有粘度(IV)
オルトクロロフェノール中、25℃で測定した溶液粘度から、下式で計算した値を用いた。
ηsp/C=[η]+K[η]2・C
ここで、ηsp=(溶液粘度/溶媒粘度)−1であり、Cは、溶媒100mlあたりの溶解ポリマ重量(g/100ml、通常1.2)、Kはハギンス定数(0.343とする)である。また、溶液粘度、溶媒粘度はオストワルド粘度計を用いて測定した。単位は[dl/g]で示す。
【0052】
(3)金属含有量
蛍光X線により、ゲルマニウム、アンチモン、チタン、マグネシウム各元素量の強度をそれぞれの標準物質から得られた検量線と比較して定量した。
(4)カルボキシル末端基量
ポリマーをオルトクロロクレゾール/クロロホルム(重量比7/3)に90〜100℃で溶解し、アルカリで電位差測定して求めた。
【0053】
(5)アミノ末端基量
ポリマー1gを100ml用ビーカーに精秤し、クロロホルム/メタノール/フェノール混合溶媒に溶解させる。その後、少量の水を加えて撹拌しながら0.1mol−HClで電位差滴定を行い定量した。
自動滴定装置:三菱化学製GT−05型
使用電極 :ガラス電極・参照電極。
【0054】
(6)樹脂組成物の引張弾性率
試験法ASTM−D638に従った。
(7)誘電率
試験法ASTM−D150に従い、1kHzの値を測定した。
【0055】
(8)フィルムのヤング率
ASTM−D882に規定された方法に従って、インストロンタイプの引張試験機を用いて測定した。測定は下記の条件とした。
測定装置:オリエンテック(株)製フィルム強伸度自動測定装置“テンシロン”AMF/RTA−100
試料サイズ:幅10mm×試長間100mm、
引張り速度:200mm/分
測定環境:温度23℃、湿度65%RH
【0056】
【実施例】
本発明を実施例、比較例に基づいて説明する。
【0057】
実施例1
ポリエーテルイミド(GEプラスチックス株式会社製、登録商標:ウルテム1010)を二軸剪断破砕機(MTC−2038、御池鐵工所製)を用いて粉砕した。粉砕径は200メッシュとした。得られたポリエーテルイミド粉末を、回転式真空乾燥機に投入した。真空度は2mmHgとし、180℃で300分間撹拌を行いながら、低分子量化合物(ジクロロベンゼン)の除去を行った。
【0058】
得られたポリエーテルイミド粉末を、同方向回転型二軸混練押出機(東芝機械株式会社製TEM−35B)を用いて、押出温度350℃、ベント真空度0.5mmHg、剪断速度150秒-1、滞留時間3.5分の条件で溶融混練した後、吐出して水冷後ペレタイズしてポリエーテルイミドのペレットを得た。この樹脂組成物中の低分子量化合物の99%以上はジクロロベンゼン(DCB)であり、その含有量は40ppmであった。
【0059】
該ペレットを用い、シリンダー温度350℃、金型温度210℃、射出圧155MPaで各種試験片を成形し、引張弾性率(ASTM D−638)、誘電率を測定した。また、試験片中のDCB量は、40ppmであった。
【0060】
評価結果を表2に示す。得られた樹脂組成物(固有粘度=0.67、カルボキシル末端基量=5.2当量/ton、アミノ末端基量=0.5当量/ton、金属含有量=55ppm)は、引張弾性率や誘電率が高い、優れた特性を有していた。
【0061】
実施例2
表1に示す条件にて、実施例1と同様に樹脂組成物を作成した。
【0062】
表2に示すように、得られた樹脂組成物は本発明の範囲内であったため、引張弾性率や誘電率が高い、優れた特性を有するものであった。
【0063】
実施例3
ポリエーテルイミド(GEプラスチックス株式会社製、登録商標:ウルテム1010)を二軸剪断破砕機(MTC−2038、御池鐵工所製)を用いて粉砕した。粉砕径は200メッシュとした。得られたポリエーテルイミド粉末を、回転式真空乾燥機に投入した。真空度は2mmHgとし、180℃で300分間撹拌を行いながら、低分子量化合物(ジクロロベンゼン)の除去を行った。
【0064】
得られたポリエーテルイミドペレット(50重量%)と固有粘度0.85のポリエチレンテレフタレート(PET)のペレット(50重量%)を同方向回転型二軸混練押出機(東芝機械株式会社TEM−35B)を用いて、押出温度300℃、ベント真空度2.0mmHg、剪断速度150秒-1、滞留時間3.5分の条件下で溶融混練した後、吐出して水冷後ペレタイズしてPEIを50重量%含有する樹脂組成物を得た。
【0065】
得られたペレットを用い、シリンダー温度300℃、金型温度190℃、射出圧125MPaで各種試験片を成形し、引張弾性率(ASTM D−638)、誘電率を測定した。結果を表2に示す。
【0066】
表2に示すように、得られた樹脂組成物は、引張弾性率や誘電率が高い、優れた特性を有していた。また、樹脂組成物中に含有する金属は、マグネシウムとアンチモンであり、そのトータル金属含有量は、60ppmであった。
【0067】
実施例4〜6
ポリエーテルイミド(A)と熱可塑性樹脂(B)との比率を変更し、及び/又は、熱可塑性樹脂(B)の種類をポリエーテルエーテルケトン(PEEK 150P:VICTREX製)に変更した以外は、表1の条件にて実施例3と同様にして、ペレットを得、各種試験片を成形した。結果を表2に示す。
【0068】
実施例7
実施例3と同様にして、ポリエーテルイミドを50重量%含有した樹脂組成物を作成した。該ペレット(20重量%)とポリエチレンテレフタレート(固有粘度0.62)のペレット(80重量%)を用い、シリンダー温度300℃、金型温度190℃、射出圧125MPaで各種試験片を成形し、引張強度(ASTM
D−638)、誘電率を測定した。結果を表2に示す。
【0069】
得られた樹脂組成物は、表2に示すように、引張弾性率や誘電率が高い、優れた特性を有するものであった。
【0070】
実施例8
熱可塑性樹脂(B)をポリエーテルエーテルケトン(PEEK 150P:VICTREX製)に変更した以外は、実施例7と同様にして樹脂組成物を作成し、成形した。得られた樹脂組成物は、表2に示すように、引張弾性率や誘電率が高い、優れた特性を有するものであった。
【0072】
以下における低分子量化合物濃度、低分子量化合物含有量は、それぞれ、ジクロロベンゼン濃度、ジクロロベンゼン含有量である。
【0073】
比較例1
ポリエーテルイミド(GEプラスチックス株式会社製、登録商標:ウルテム1010)のペレットを、同方向回転型二軸混練押出機(東芝機械株式会社TEM−35B)に供給し、実施例1と同様に、押出温度350℃、剪断速度150秒-1、滞留時間3.5分の条件下で混練後、吐出して水冷後ペレタイズしてポリエーテルイミド樹脂のペレットを得た。この樹脂組成物中のジクロロベンゼン(DCB)含有量は320ppmと本発明の範囲外であったため、押出口金付近(口金から30cm)の低分子量化合物濃度は50ppmと高い値となった。
【0074】
該ペレットを用い、シリンダー温度350℃、金型温度210℃、射出圧155MPaで各種試験片を形成し、引張弾性率(ASTM D−638)、誘電率を測定した。結果を表2に示す。その結果、引張弾性率や誘電率が低く、実施例1の場合に比べ明らかに特性に劣っていた。
【0075】
比較例2、3
低分子量化合物(ジクロロベンゼン)の除去処理を行わなかったこと以外は、実施例3、5と同様にペレットを作成した。表2から明らかなように、二軸押出機にて溶融押出をしたのみではDCB含有量は多く本発明の範囲外であったため、ジクロロベンゼン発生量が多く、口金付近(口金から30cm)のジクロロベンゼン濃度は高い値であった。
【0076】
該ペレットを用い、シリンダー温度350℃、金型温度210℃、射出圧155MPaで各種試験片を形成し、引張弾性率(ASTM D−638)、誘電率を測定した。結果を表2に示す。その結果、引張弾性率や誘電率が低く、実施例3、5の場合に比べ明らかに特性に劣っていた。
【0077】
比較例4
低分子量化合物(ジクロロベンゼン)の除去処理を行っていないポリエーテルイミド(GEプラスチックス株式会社製、登録商標:ウルテム1010)のペレットを、単軸押出機(φ=90mm、L/D=28)に投入し、吐出して水冷後ペレタイズしてポリエーテルイミドのペレットを得た。得られたペレット中の低分子量化合物濃度は330ppmと高い値であり、付近の低分子量化合物濃度も70ppmと高い値を示した。
【0078】
該ペレットを用い、シリンダー温度350℃、金型温度210℃、射出圧155MPaで各種試験片を形成し、引張弾性率(ASTM D−638)、誘電率を測定した。結果を表2に示す。その結果、引張弾性率や誘電率が低く、実施例1や2に比べ明らかに特性に劣っていた。
【0079】
【表1】
Figure 0003991668
【0080】
【表2】
Figure 0003991668
表2中の低分子量化合物はジクロロベンゼンを意味する。
【0081】
実施例10
実施例3と同様にして、ポリエーテルイミドを50重量%含有したペレットを作成した。
得られたペレット(20重量%)と固有粘度0.62のポリエチレンテレフタレートペレット(80重量%)をドライブレンドし、180℃で3時間乾燥した。該混合ペレットを、単軸押出機(φ=90mm、L/D=28)に投入し、繊維焼結ステンレス金属フィルター(1.2μmカット)内を剪断速度10秒-1で通過させた後、Tダイよりシート状に吐出した。該シートを表面温度25℃の冷却ドラム上に、静電印加法を用いながらドラフト比10で20m/分の速度で密着固化させ急冷し、実質的に無配向の未延伸フィルムを得た。Tダイ口金の端から30cm付近のジクロロベンゼン(DCB)は検出されなかった。
【0082】
続いて、未延伸フィルムを、加熱された複数のロール群からなる縦延伸機を用い、ロールの周速差を利用して、105℃の温度で3.4倍延伸(MD延伸)し、続いて、ステンターを用いて100℃の温度で3.65倍延伸(TD延伸)を行い、190℃で熱処理を行い、室温に冷却後、フィルムエッジを除去し厚さ10μmの二軸延伸フィルムを得た。
【0083】
得られたフィルムは低分子量化合物の含有量が少なかったため、ヤング率と誘電率が高い、優れた特性を有したフィルムであった。また、該フィルムは、単一のガラス転移温度を有していた。
【0084】
比較例5
比較例2と同様にして、低分子量化合物(ジクロロベンゼン)の除去処理を行わずに、ポリエーテルイミドを50重量%含有したペレットを作成した。
【0085】
得られたペレット(20重量%)と固有粘度0.62のポリエチレンテレフタレートペレット(80重量%)をドライブレンドし、180℃で3時間乾燥した。該混合ペレットを、単軸押出機(φ=90mm、L/D=28)に投入し、繊維焼結ステンレス金属フィルター(1.2μmカット)内を剪断速度10秒-1で通過させた後、Tダイよりシート状に吐出した。該シートを表面温度25℃の冷却ドラム上に、静電印加法を用いながらドラフト比10で20m/分の速度で密着固化させ急冷し、実質的に無配向の未延伸フィルムを得た。Tダイ口金の端から30cm付近のジクロロベンゼン(DCB)濃度は30ppmと高い値であった。
【0086】
続いて、未延伸フィルムを、加熱された複数のロール群からなる縦延伸機を用い、ロールの周速差を利用して、105℃の温度で3.4倍延伸(MD延伸)し、続いて、ステンターを用いて100℃の温度で3.65倍延伸(TD延伸)を行い、190℃で熱処理を行い、室温に冷却後、フィルムエッジを除去し厚さ10μmの二軸延伸フィルムを得た。
【0087】
得られたフィルムはジクロロベンゼンの含有量が多く本発明の範囲外であったので、実施例10と比較すると、明らかにヤング率と誘電率に劣るフィルムであった。
【0088】
【表3】
Figure 0003991668
【0089】
【発明の効果】
本発明の樹脂組成物は、低分子量化合物(ジクロロベンゼン)含有量が少なく、機械特性や電気特性などの低下や、押出成形の作業環境への影響が少ないポリエーテルイミド含有の樹脂組成物であり、成形材料、複合材料、電気・電子部品等の分野において幅広く用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 樹脂組成物中の低分子量化合物(ジクロロベンゼン)含有量測定のための加熱処理装置を模式的に示す断面図である。

Claims (4)

  1. ジクロロベンゼンを溶媒に用いて重合されたポリエーテルイミド(A)と、熱可塑性樹脂(B)としてポリエーテルエーテルケトンおよび/またはポリエステルとからなり、ジクロロベンゼンの含有量が0.01〜200ppmであることを特徴とする熱可塑性樹脂組成物。
  2. 樹脂組成物全量に対し、ポリエーテルイミド(A)の含有量が5〜95重量%である請求項1に記載の熱可塑性樹脂組成物。
  3. 請求項1または2に記載の熱可塑性樹脂組成物を用いてなる成形体。
  4. 請求項1または2に記載の熱可塑性樹脂組成物を用いてなるフィルム。
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