JP3986740B2 - 吸気通路構造体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱可塑性合成樹脂によりそれぞれ形成される複数の通路構成部品を含むとともに、相互に隣接して対をなす通路構成部品の全周には、ループ状の接合ラインに沿うようにして相互に対向する接合鍔が一体に形成され、相互に対向する接合鍔の一方に突設された突条ならびに相互に対向する接合鍔の他方に突設された溶着突部が相互に振動溶着される吸気通路構造体の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、かかる吸気通路構造体は、たとえば特開平11−31157号公報等により既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、相互に隣接する通路構成部品を相互に振動溶着する際には、一対の通路構成部品を金型で個別に保持し、一方の金型を静止状態に保持するとともに他方の金型を、前記一方の金型側に押圧しつつ振動させるのであるが、振動溶着装置を構成する部品の位置ずれ等に起因して、相互に対をなす通路構成部品に溶着ずれが生じる可能性があり、そのような溶着ずれを放置しておくと、通路構成部品の内面に段差が生じ、吸気効率低下の原因ともなる。そこで、内面側の溶着ずれを管理しておく必要があるが、従来のものでは、そのような溶着ずれ管理に対応した構造はとられておらず、振動溶着完了後の吸気通路構造体を切断して内面に段差が生じているかどうか確認するしかなく、吸気通路構造体の全数について溶着ずれを管理することは不可能であった。
【0004】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、吸気通路構造体を構成する通路構成部品同士の内面の溶着ずれを容易に管理し得るようにした吸気通路構造体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、熱可塑性合成樹脂によりそれぞれ形成される複数の通路構成部品を含むとともに、相互に隣接して対をなす通路構成部品の全周には、ループ状の接合ラインに沿うようにして相互に対向する接合鍔が一体に形成され、相互に対向する接合鍔の一方に突設された突条ならびに相互に対向する接合鍔の他方に突設された溶着突部が相互に振動溶着される吸気通路構造体において、前記振動溶着の完了後において前記対をなす通路構成部品相互の溶着ずれに因り該対をなす通路構成部品の内面相互に段差が生じているか否かを外側から確認可能とするために、相互に対をなす前記接合鍔の外周の前記接合ラインを挟んで相互に対応する位置には、振動溶着時の振幅方向に沿う外方に前記接合鍔から突出し且つ外端面を平坦面とした第1溶着ずれ管理座がそれぞれ設けられるとともに、振動溶着時の前記振幅方向および加圧方向と直交する方向に沿う外方に前記接合鍔から突出し且つ外端面を平坦面とした第2溶着ずれ管理座がそれぞれ設けられることを特徴とする。
【0006】
このような構成の吸気通路構造体によれば、相互に隣接して対をなす通路構成部品において、接合ラインを挟んで相互に対応した位置には、振動溶着時の振幅方向に沿う外方に接合鍔から突出した第1溶着ずれ管理座がそれぞれ設けられるとともに、振幅方向および加圧方向と直交する方向に沿う外方に接合鍔から突出した第2溶着ずれ管理座がそれぞれ設けられている。このため、振動溶着時の振幅方向に沿う溶着ずれが生じたときには接合ラインを挟んで相互に対応する第1溶着ずれ管理座の平坦な外端面が前記振幅方向に沿ってずれることになり、また振幅方向および加圧方向と直交する方向に沿う溶着ずれが生じたときには接合ラインを挟んで相互に対応する第2溶着ずれ管理座の平坦な外端面が前記振幅方向および加圧方向と直交する方向に沿ってずれることになる。したがって振動溶着完了後に、第1溶着ずれ管理座の外端面相互のずれ、ならびに第2溶着ずれ管理座の外端面相互のずれを管理することで、通路構成部品の内面相互に段差が生じているか否かを外側から確認することができ、吸気通路構造体を構成する通路構成部品同士の内面の溶着ずれを容易に管理することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
【0008】
図1〜図6は本発明の一実施例を示すものであり、図1は吸気通路構造体およびスロットルボディの斜視図、図2は吸気通路構造体の側面図、図3は図2の3矢視図、図4は図2の4矢視図、図5は図2の5−5線拡大断面図、図6は図4の6−6線断面図である。
【0009】
先ず図1において、スロットルボディ11が、サージタンク12と、図示しない4気筒のエンジンおよびサージタンク12間を結ぶ吸気マニホールド13とを一体に有する吸気通路構造体14に取付けられており、吸気通路構造体14は、熱可塑性合成樹脂から成る第1、第2および第3通路構成部品15,16,17が相互に振動溶着されることで構成される。
【0010】
スロットルボディ11は、上下に延びる円筒状にして第1通路構成部品15の上面中央部に結合されるものであり、流通空気量を制御するバタフライ形のスロットル弁(図示せず)が、スロットルボディ11に回動可能に支承される弁軸18に固着され、該弁軸18のスロットルボディ11からの突出端部にスロットルドラム19が取付けられる。
【0011】
図2〜図4を併せて参照して、第1通路構成部品15の中央部にはスロットルボディ11を結合するための接続筒部15aが一体に設けられており、サージタンク12は、第1、第2および第3通路構成部品15,16,17により前記接続筒部15aに連なる吸気室(図示せず)が形成されて成るものである。
【0012】
吸気マニホールド13は、前記スロットルボディ11および接続筒部15aの両側にたとえば一対ずつ配置されるようにして水平方向に並列配置されるとともに一端がサージタンク12に共通に接続される複数たとえば4つの分岐管21A,21B,21C,21Dの他端が、エンジンに取付けるためのエンジン取付け用フランジ22に共通にかつ一体に連設されて成るものである。
【0013】
分岐管21Aは、サージタンク12に一端が連設されて上方に立上がる第1直管部23と、鉛直面内でほぼ90度の範囲で彎曲するとともに第1直管部23の他端に一端が連設される彎曲管部24と、彎曲管部24の他端に一端が連設されてほぼ水平に延びる第2直管部25とから成るものであり、他の分岐管21B,21C,21Dも前記分岐管21Aと同一の基本構成を有する。
【0014】
スロットルボディ11から吸気通路構造体14内に導入された空気は、図2の破線矢印で示すように、サージタンク12内を下方に流通した後に上方に反転して各分岐管21A〜21Dに分かれて導かれる。また各分岐管21A〜21Dに導入された空気は、上方に流通した後に、略90度流通方向を変えてエンジン側に向けてほぼ水平に流通することになる。
【0015】
エンジン取付け用フランジ22には、各分岐管21A〜21Dをエンジンの各吸気ポート(図示せず)に連通させる通路孔27A,27B,27C,27Dが各分岐管21A〜21Dに個別に対応して設けられる。また図1で示すように、エンジン取付け用フランジ22にはエンジンの各吸気ポートに燃料を供給するための燃料噴射弁28,28…が取付けられ、各燃料噴射弁28,28…には燃料レール29が共通に接続されるのであるが、エンジン取付け用フランジ22の上部には、各燃料噴射弁28,28…を取付けるための取付け部30…ならびに前記燃料レール29を取付けるための取付け部31…(図2参照)が一体に設けられる。
【0016】
このような吸気マニホールド13は、第1および第2通路構成部品15,16を、ループ状に連なる接合ライン32で相互に振動溶着することにより構成されるものであり、第1通路構成部品15は、エンジン取付け用フランジ22を一体に備えるとともに各分岐管21A〜21Dおよびサージタンク12の上部の一部を構成するように形成され、第2通路構成部品16は、各分岐管21A〜21Dの下部ならびにサージタンク12の主要部を構成するように形成される。
【0017】
図5および図6を併せて参照して、第1通路構成部品15の下端全周には接合ライン32に沿う接合鍔33が一体に形成されており、この接合鍔33の幅方向中央部には、先端面を平坦な接合面34aとした突条34が第2通路構成部品16側に突出するようにして一体に設けられる。
【0018】
一方、第2通路構成部品16の上端全周には、第1通路構成部品15の接合鍔33に対向する接合鍔35が一体に形成されており、この接合鍔35の幅方向中央部には前記突条34の接合面34aに対応した溶着突部36が第1通路構成部品15側に突出するようにして一体に設けられ、この溶着突部35の幅は前記突条34よりも狭く設定される。また第2通路構成部品16の接合鍔35の全周には、前記溶着突部36を内、外から挟むようにして第1通路構成部品15側に突出する規制壁37,38が一体に設けられる。
【0019】
第1および第2通路構成部品15,16を相互に溶着するときには、第1および第2通路構成部品15,16を相互に加圧すべくたとえば第1通路構成部品15を第2通路構成部品16側に向けて加圧方向39に沿って加圧することにより、溶着突部36の先端を突条34の接合面34aに圧接した状態で、第1および第2通路構成部品15,16の一方、この実施例では第1通路構成部品15を高速振動せしめる。これにより、溶着突部36の先端および接合面34a間に生じる摩擦熱により溶着突部36の先端が、図5および図6で示すように、突条34に振動溶着されることになり、第1および第2通路構成部品15,16の全周がループ状に連なる接合ライン32に沿って接合される。
【0020】
而して第2通路構成部品16の両規制壁37,38は、その先端を第1通路構成部品15の接合鍔33に近接、対向する位置まで両通路構成部品15,16の溶着、接合が進んだ状態で振動溶着処理を停止するための目安としての機能を果すとともに、溶着突部36の先端が接合面34aに振動溶着されることで生じるばりが、第1および第2通路構成部品15,16の内、外すなわち吸気マニホールド13の内、外にはみ出すのを阻止する機能を果す。
【0021】
ところで、第1および第2通路構成部品15,16の振動溶着時に、第1通路構成部品15は、図2の紙面に垂直な方向すなわち各分岐管21A〜21Dの配列方向に高速振動するものであり、第1および第2通路構成部品15,16において振動溶着時の振幅方向40に沿う両端部すなわち各分岐管21A〜21Dの配列方向に沿う両端部には、エンジン取付け用フランジ22寄りの位置で接合ライン32を挟んで相互に対応する第1溶着ずれ管理座41,42;41,42がそれぞれ一体に設けられる。これらの第1溶着ずれ管理座41,42は、第1および第2通路構成部品15,16が備える接合鍔33,35の外周から振動溶着時の振幅方向40に沿う外方に突出するとともに外端面を平坦面とするようにして形成される。しかも第1溶着ずれ管理座41,42の接合鍔33,35からの突出量は、それらの溶着ずれ管理座41,42に対応する部分で各分岐管21A〜21Dの内面に段差が生じていないときに、両溶着ずれ管理座41,42の外端面に前記振幅方向40に沿うずれが生じることがないように設定される。
【0022】
また振動溶着時の振幅方向40および加圧方向39と直交する方向43での吸気通路気構成体14の両端部で第1および第2通路構成部品15,16には、分岐管21A,21B間ならびに分岐管21C,21D間で接合ライン32を挟んで相互に対応する第2溶着ずれ管理座44,45;44,45…がそれぞれ一体に設けられる。これらの第2溶着ずれ管理座44,45は、振動溶着時の振幅方向40および加圧方向39と直交する方向43で、両通路構成部品15,16の接合鍔33,35の外周から外方に突出するとともに外端面を平坦面とするようにして形成される。しかも第2溶着ずれ管理座44,45の接合鍔33,35からの突出量は、それらの溶着ずれ管理座44,45に対応する部分で各分岐管21A〜21Dの内面に段差が生じていないときに、両溶着ずれ管理座44,45の外端面に前記方向43に沿うずれが生じることがないように設定される。
【0023】
第2および第3通路構成部品16,17は、ループ状に連なる接合ライン46で相互に振動溶着されるものであり、第2通路構成部品16の下端全周には接合ライン46に沿う接合鍔47が一体に形成され、また第3通路構成部品17の上端全周には、前記接合鍔47に対向する接合鍔48が一体に形成される。
【0024】
而して第2および第3通路構成部品16,17の相互に対応する接合鍔46,47は、第1および第2通路構成部品15,16の振動溶着構造と同様の構造で振動溶着されるものであり、第2および第3通路構成部品16,17において振動溶着時の振幅方向40に沿う両端部すなわち各分岐管21A〜21Dの配列方向に沿う両端部には、接合ライン46を挟んで相互に対応する第1溶着ずれ管理座49,50;49,50がそれぞれ一体に設けられる。これらの第1溶着ずれ管理座49,50は、第2および第3通路構成部品16,17が備える接合鍔47,48の外周から振動溶着時の振幅方向40に沿う外方に突出するとともに外端面を平坦面とするようにして形成される。しかも第1溶着ずれ管理座49,50の接合鍔47,48からの突出量は、それらの溶着ずれ管理座49,50に対応する部分で各分岐管21A〜21Dの内面に段差が生じていないときに、両溶着ずれ管理座49,50の外端面に前記振幅方向40に沿うずれが生じることがないように設定される。
【0025】
また振動溶着時の振幅方向40および加圧方向39と直交する方向43での吸気通路気構成体14の両端部の第2および第3通路構成部品16,17には、分岐管21A,21B間ならびに分岐管21C,21D間で接合ライン46を挟んで相互に対応する第2溶着ずれ管理座51,52;51,52…がそれぞれ一体に設けられる。これらの第2溶着ずれ管理座51,52は、振動溶着時の振幅方向40および加圧方向39と直交する方向43で、両通路構成部品16,17の接合鍔47,48の外周から外方に突出するとともに外端面を平坦面とするようにして形成される。しかも第2溶着ずれ管理座51,52の接合鍔47,48からの突出量は、それらの溶着ずれ管理座51,52に対応する部分で各分岐管21A〜21Dの内面に段差が生じていないときに、両溶着ずれ管理座51,52の外端面に前記方向43に沿うずれが生じることがないように設定される。
【0026】
次にこの実施例の作用について説明すると、相互に隣接する第1および第2通路構成部品15,16は、ループ状に連なる接合ライン32で相互に振動溶着されることで、吸気通路構造体14の一部を構成するのであるが、振動溶着時の振幅方向40に沿って第1および第2通路構成部品15,16の外周から突出して外端面を平坦面とした第1溶着ずれ管理座41,42…が、接合ライン32を挟んで相互に対応する位置で第1および第2通路構成部品15,16にそれぞれ設けられるとともに、振動溶着時の前記振幅方向40および加圧方向39と直交する方向43に沿って第1および第2通路構成部品15,16の外周から突出するとともに外端面を平坦面とした第2溶着ずれ管理座44,45…が、前記接合ライン32を挟んで相互に対応する位置で第1および第2通路構成部品15,16にそれぞれ設けられている。
【0027】
このような第1溶着ずれ管理座41,42…および第2溶着ずれ管理座44,45…が第1および第2通路構成部品15,16にそれぞれ設けられることにより、第1および第2通路構成部品15,16を相互に振動溶着せしめるときに、その振動溶着時の振幅方向40に沿う溶着ずれが第1および第2通路構成部品15,16間に生じたときには、接合ライン32を挟んで相互に対応する第1溶着ずれ管理座41,42…の平坦な外端面が前記振幅方向に沿ってδ1(図5参照)だけずれることになり、また振幅方向40および加圧方向39と直交する方向43に沿って第1および第2通路構成部品15,16の溶着ずれが生じたときには、接合ライン32を挟んで相互に対応する第2溶着ずれ管理座44,45の平坦な外端面が前記方向43に沿ってδ2(図6参照)だけずれることになる。
【0028】
したがって第1および第2通路構成部品15,16の振動溶着完了後に、第1溶着ずれ管理座41,42…の外端面相互のずれ、ならびに第2溶着ずれ管理座44,45…の外端面相互のずれを、目視、ノギスもしくは専用検査治具を用いた計測等で管理することで、第1および第2通路構成部品15,16の内面相互に段差が生じているか否かを確認することができ、吸気通路構造体14の一部を構成する第1および第2通路構成部品15,16同士の内面の溶着ずれを容易に管理することができる。
【0029】
また相互に隣接する第2および第3通路構成部品16,17は、ループ状に連なる接合ライン46で相互に振動溶着されることで、吸気通路構造体14の一部を構成するのであるが、振動溶着時の振幅方向40に沿って第2および第3通路構成部品16,17の外周から突出して外端面を平坦面とした第1溶着ずれ管理座49,50…が、接合ライン46を挟んで相互に対応する位置で第2および第3通路構成部品16,17にそれぞれ設けられるとともに、振動溶着時の前記振幅方向40および加圧方向39と直交する方向43に沿って第2および第3通路構成部品16,17の外周から突出するとともに外端面を平坦面とした第2溶着ずれ管理座51,52…が、前記接合ライン46を挟んで相互に対応する位置で第2および第3通路構成部品16,17にそれぞれ設けられている。
【0030】
したがって第1および第2通路構成部品15,16同士の内面の溶着ずれと同様に、第2および第3通路構成部品16,17の振動溶着完了後に、第1溶着ずれ管理座49,50…の外端面相互のずれ、ならびに第2溶着ずれ管理座51,52…の外端面相互のずれを、目視、ノギスもしくは専用検査治具を用いた計測等で管理することで、第2および第3通路構成部品16,17の内面相互に段差が生じているか否かを確認することができ、吸気通路構造体14の一部を構成する第2および第3通路構成部品16,17同士の内面の溶着ずれを容易に管理することができ、吸気通路構造体14全体としての内面の溶着ずれの管理を容易とすることができる。
【0031】
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
【0032】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、振動溶着時の振幅方向に沿う溶着ずれを接合ラインを挟んで相互に対応する第1溶着ずれ管理座のずれで管理し、また振幅方向および加圧方向と直交する方向に沿う溶着ずれを接合ラインを挟んで相互に対応する第2溶着ずれ管理座のずれで管理することができ、吸気通路構造体を構成する通路構成部品同士の内面の溶着ずれを容易に管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】吸気通路構造体およびスロットルボディの斜視図である。
【図2】吸気通路構造体の側面図である。
【図3】図2の3矢視図である。
【図4】図2の4矢視図である。
【図5】図2の5−5線拡大断面図である。
【図6】図4の6−6線断面図である。
【符号の説明】
14・・・吸気通路構造体
15,16,17・・・通路構成部品
32,46・・・接合ライン
33,35,47,48・・・接合鍔
34・・・突条
36・・・溶着突部
40・・・振幅方向
41,42,49,50・・・第1溶着ずれ管理座
43・・・振幅方向および加圧方向と直交する方向
44,45,51,52・・・第2溶着ずれ管理座
Claims (1)
- 熱可塑性合成樹脂によりそれぞれ形成される複数の通路構成部品(15,16,17)を含むとともに、相互に隣接して対をなす通路構成部品(15,16;16,17)の全周には、ループ状の接合ライン(32,46)に沿うようにして相互に対向する接合鍔(33,35;47,48)が一体に形成され、相互に対向する接合鍔(33,35;47,48)の一方に突設された突条(34)ならびに相互に対向する接合鍔(33,35;47,48)の他方に突設された溶着突部(36)が相互に振動溶着される吸気通路構造体において、
前記振動溶着の完了後において前記対をなす通路構成部品(15,16;16,17)相互の溶着ずれに因り該対をなす通路構成部品(15,16;16,17)の内面相互に段差が生じているか否かを外側から確認可能とするために、相互に対をなす前記接合鍔(33,35;47,48)の外周の前記接合ライン(32,46)を挟んで相互に対応する位置には、振動溶着時の振幅方向(40)に沿う外方に前記接合鍔(33,35;47,48)から突出し且つ外端面を平坦面とした第1溶着ずれ管理座(41,42;49,50)がそれぞれ設けられるとともに、振動溶着時の前記振幅方向(40)および加圧方向(39)と直交する方向(43)に沿う外方に前記接合鍔(33,35;47,48)から突出し且つ外端面を平坦面とした第2溶着ずれ管理座(44,45;51,52)がそれぞれ設けられることを特徴とする吸気通路構造体。
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